春香「え?私達がスタンド使い? (137)


春香「どういうことですか、プロデューサーさん?」

P「社長が取ってきた仕事でな。電脳架空都市というもののモニターをしてほしいそうだ」

千早「それとスタンド使いはどのような関係が?」

P「自由度を示すために能力マンガの再現をテーマにしたようで、それが偶々ジョジョの奇妙な冒険だったらしい」

千早「そうですか」

伊織「それで?私達は何をすればいいわけ?ただぼーっと立ってるだけじゃないんでしょう?」

P「うん、全員で戦って欲しい。バトルロワイヤルだ」

響「ええ?戦うって、スタンドでか?」

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P「そうだ。向こうからの願いでな、自由度を示すために全力で戦って欲しいと言われたんだ」

雪歩「わ、私が戦うなんて無理ですよ……うぅ」

P「まあ一種の息抜きさ。ここ最近、皆忙しくて休めてないからな、遊びと思ってリフレッシュしてくれ」

真美「んっふっふ~聞きましたかな、亜美隊員?」

亜美「バッチリですぞ、真美隊員。遊びとあらば真剣にやらねばなりませんな~」

真美「それになんだか……」

亜美「面白そうだし!」

亜美真美「ねー!」

律子「あんた達、あくまでも仕事なんだからね?もう……プロデューサー殿、続きをお願いします」

P「細かいことはこのマニュアルを見てくれ。三十分あれば読み終わるだろう。ルールは理解しておいてくれよ?」

貴音「あなた様……よろしいですか?」

P「なんだ貴音?」

貴音「さきほど、ばとるろわいやると仰いましたが……何名参加するのですか?まさか765ぷろ全員ですか?」

P「貴音たちアイドルの13人だな。社長と音無さんと俺は万一に備えてバックアップに回る予定だ。皆頑張ってくれ」

美希「えー、ハニーは一緒じゃないの?」

P「無茶言わないでくれ、俺はアイドルじゃないんだ。……他に質問はあるか?」

あずさ「モニターっていうのは戦うだけでいいんでしょうか~?」

P「基本的には。仕事が終わった後に、体験した感想を個別に言ってもらうようです。っとアンケートを忘れてた」

やよい「アンケート、ですか?」

P「そう。これは今回の仕事で重要な意味を持つものだからしっかりと記入してくれ」

真「なんだかプロフィールを書いてるみたいですね」

P「それはマニュアルにも書いてあるが、スタンドの相性に関わってくる。そうそうスタンドはランダムで決まるからな」

亜美「どうせならめっちゃ強いスタンドがいいよねー。ザ・ワールド!無駄無駄無駄無駄!」シュババ!

真美「スタープラチナッ!オラオラオラオラ!」シュバッ!

真「そういえば、バトルロワイヤルってことは最終的な勝者は一人ですか?」

P「そうだな。頂点は常に一人ってことだが、ホルホースみたいに手を組んで戦う事もできるぞ。そこは自由意志だ」

雪歩「真ちゃん、もしよかったら私とコンビを組んでくれないかな……」

真「いいよ。でも最後は真剣勝負だ、どんなスタンドでもね!」

千早「戦闘向きではないスタンドも含まれているのね……」

春香「千早ちゃん?どうしたの?」

千早「自分がどんなスタンドになるかを考えていたのよ。スタンドは適材適所だもの、サバイバーじゃ勝てないわ」

春香「私はどんなスタンドになるのかな?それにしてもすごいよね!七部までのスタンドが大体使えるんだって!」

伊織「もし、チープトリックやエンプレスになったらどう戦えっていうつもりよ。まったく」

やよい「ねぇ伊織ちゃん、サタニックカプラーってどんなスタンドだっけ?」

伊織「確か3部の小説に出てくるスタンドじゃないかしら。そんなスタンドまで出るのね……」

P「それと、社長からの提案なんだが、優勝者と最多勝利者には特典があるそうだ。」

P「いうまでもないが、遊びである前に仕事だ。ま、特典を励みにして頑張ってくれ!」
全員「はい!」

美希「あふう……」

響「みーきー寝るなー!これからフェアリーの取材なんだよ!まったく、ちゃんと聞いてたの?」

美希「要するに、スタンドを使って皆を倒したら勝ちなんだよね?簡単なの……zzz」

響「うぅ、貴音ぇ」

貴音「美希は賢いですね、しかし仕事はしなければいけません。さあ」

美希「仕方ないの……」

P「ん、もうそんな時間か。じゃフェアリーは下の車に乗っててくれ。俺もすぐに行く」

あずさ「あの、私まだ全部よみきってないんですけど、どうすれば~」

P「ジョジョは関連資料として貰ったものがそこに置いてあります。小説などもあるので利用してください。他の皆も遠慮しないで使ってくれ。特にやよい!買う必要はないからな!」

やよい「うっうー!わかりましたー!」

P「仕事は一週間後だ。、他に不明点があったら俺か、音無さんに聞いてくれ」

律子「小鳥さんに?」

P「俺と音無さんは当日皆の様子をモニターでチェックする予定だから、細かいことも企画側から話されているんだ」

美希「ハニーまだなのー?」

P「今いくから待ってろー。……じゃ行ってくる!」

律子「忙しい人だこと……竜宮小町もそろそろ行くわよ」

亜美「はーい」

伊織「今日は撮影だったかしら。あずさー行くわよー?」

あずさ「はーい伊織ちゃん」

伊織「何持ってるのよ」

あずさ「ジョジョの小説よ。読んでおいたほうがいいと思って」

亜美「貸して貸してー。ほうほう、物を入れ替える能力とな?いたずらが捗りそうなスタンドですな」

律子「スタンドもいいけど今は仕事に集中しなさい」

亜美「りっちゃんだったらなんのスタンドかなー?メガネ繋がりでホワイトアルバムとか!」

伊織「流石にそんな決め方はしないでしょ、そもそもランダムて言ってたじゃない」

あずさ「うふふ~じゃあ春香ちゃん。行ってくるわね」

春香「はい、いってらっしゃいあずささん!」

春香「ふう、なんだか一気に人が居なくなっちゃった。いま居るのは……あれ?真と千早ちゃんは?」

雪歩「レッスンルームにいったよ?」

春香「あ、そうなんだ」

雪歩「ふふふ。はい、お茶」

春香「ありがとう雪歩。それにしても全員でお仕事なんて久しぶりだなぁ」

雪歩「そうだね。何ヶ月ぶりだろう……」

真美「はるるんはるるん!」

雪歩「きゃっ!」

春香「ちょっと真美、危ないんじゃない?」

真美「うわっ、ごめんゆきぴょん!それより、はるるんのスタンドはきっとこれだよ!このスタンド能力で転びまくるんだよー!」

春香「はい?……感覚を定着させるスタンド?へぇー」

真美「そう、はるるんは転ぶ感覚を自分に定着させたからいっつも転んでるんだよ!」

春香「私だってすきで転んでるんじゃないのになー」

雪歩「は、春香ちゃん……」

やよい「真美?春香さんに謝らなくちゃ駄目でしょ!」

真美「うっ、ごめんねはるるん」

春香「ふふふ、許してあげよう」

真美「良かった。でもホント、皆で集まったのは久しぶりだったなー」

やよい「うん。少し元気が湧いてきたかも!」

真美「しかも、まさかスタンド使いになれるなんて思ってもみなかったっしょ!真美、社長のことちょっと見直しちゃった」

雪歩「ま、真美ちゃん……」

やよい「わたしはどんなスタンドになるんでしょうか」

真美「やよいっちはハーベストっぽい気がするよー!」

やよい「だったらいいなー。とっても便利そうだもん!」

真美「真美はなんだろー?」

春香「レットホットチリペッパーとか?雪歩はなんだろ?」

やよい「アンダーワールドなんて雪歩さんらしいと思います!」

雪歩「アンダーワールドかぁ、そうだといいなぁ……」

小鳥「あの……皆?和んでるところ悪いけど、もうすぐダンスレッスンよ」

春香「えっ!わ、本当だ、急がなきゃ」

真美「はるるん待って~」

雪歩「やよいちゃん私達も準備しなきゃ!」

やよい「は、はい!あわわ……」

春香「じゃ、小鳥さんいってきます!」

小鳥「いってらっしゃい」

春香「うわっと、ああ!」ガシャン!

小鳥「だ、大丈夫?!春香ちゃん!」

春香「な、なんとか……それでは!」

千早「ただいま戻りました……あら、春香はどこかしら?」

小鳥「ちょっと前にダンスレッスンに行ったわよ?」

千早「そうなんですか」

真「ってことは雪歩たちもか。皆忙しいなぁ」

小鳥「真ちゃん達もお疲れ様。この後の予定は……」

千早「午後から真と一緒にブーブーエスで歌の収録があります。移動するまではここにいようかと。よろしいですか?」

小鳥「むしろずっと居てほしいくらいだわ。さっきも春香ちゃんたちがスタンドの話で盛り上がってて久々に賑やかだったし」

千早「ありがとうございます」

真「しっかし、千早から漫画を薦められた時は驚いたなあ」

千早「知って貰いたくなったのよ、面白い作品だったから。……やっぱり迷惑だったかしら」

真「迷惑だったらボクは読まないし、こんなに765プロでジョジョが広まったりしないよ!」

千早「そう?なら良かった」

小鳥「分かる、わかるわ千早ちゃん!」ガタッ

真「うわっ、小鳥さん!急に立ち上がると危ないですよ!」

小鳥「いい作品を広めたいという感情とそれが迷惑になってやしないかという葛藤!私も何度も体験してきたわ……」ブツブツ

真「こ、小鳥さーん?」

千早「ほっときましょう。こうなったらしばらく戻ってこないわ」

小鳥「」ブツブツ


真「しかし、スタンドかぁ。いいスタンドに巡りあいたいね」

千早「例えば?」

真「亜美じゃないけど、ザ・ワールドとか?個人的にはプラネット・ウェイプスなんかいいと思うな」

千早「スペックだけで判断すると痛い目を見るわよ?」

真「わかってるさ、自分で動かすんだからね。千早は?」

千早「そうね、セックス・ピストルズなんてどうかしら」

真「ピストルズ?銃がないと使えないじゃないか」

千早「マニュアルには最低限必要なものは支給する、と書いてあるわ。それに何故だか相性もいい気がするのよ」

真「相性?アンケートの時にプロデューサーがいってたっけ。えっと……」

千早「普通、良い、最高の三段階のランクがあり、良いの場合はスタンドのスペックが強化され、最高の場合はプレイヤーに応じてスタンド能力が強化される。
つまり、より自分のスタンドらしくなるという事ね」


真「どうせなら原作のままで戦いたいんだけど……」

千早「そう?大きく逸脱しない範囲って書いてあるし、むしろ自分だけのスタンドのようで面白そうだと私は思うわ」

真「考えてみればスタンドを擬似的に使えるだけでも凄い事か。マニュアルが50ページを超えるだけはあるね!」

千早「ええ、一週間後が楽しみだわ……」

今回はここまでです。続きは近いうちに。

時間がとれたので少しだけ続きを書きます。

一週間後

P「皆集まったな?じゃ、この機械に入ってくれ。そうだ、電脳空間に入ってもしばらく動かないで欲しい。説明をしたいからな」

律子「わかりました」

亜美「なんかおっきなタマゴみたい」

あずさ「等身大の宇宙船って感じね~」

伊織「中はシートがちゃんとあるのね、安心したわ」

やよい「すっごいふかふかです!うぅ、なんだか落ち着きません」

美希「あふぅ」

真美「ミキミキー、寝るの早過ぎっしょー!?」

千早「社長はどちらに?この前の説明では裏方に回ると……」

P「社長は社長室で、企画側の人たちと最終調整を行っているよ。皆入ったかー?」

全員「はい!」

小鳥「プロデューサーさん、最終確認が終わったそうです。いつでも初めていいそうですよ?」

P「わかりました!シートベルトをちゃんとつけたな?よし、ドアをしめるぞ!」バタン

P「スイッチオンっと。音無さん、モニターのほうはどうですか」

小鳥「異常はありません。みんなぐっすり眠ってますよ。意識はすぐに電脳空間内で目覚めるそうです。しかしなんでこんな装置なんでしょう?睡眠ガスで眠
らせる以外にも方法はあるでしょうに」

P「開発担当のこだわりを貫き通した結果だそうですよ?眼鏡をかけるよりコクーンで眠るほうがそれらしいって」

小鳥「はぁ、そうですか。それにしても電脳空間なんて思えない町なみですよ、これ!」

P「ジョジョに出てくるいろんな場所を手当たり次第に再現しました、か。虹村屋敷の隣にディオの館があるなんて混乱するだろうなーあいつら」

小鳥「見てくださいよ、アンジェロ岩です!奇怪な様子が見事に再現されてます!あぁ、私もやりたかったなあ」

P「よっ、アンジェロ」

小鳥「あっ、春香ちゃん達が電脳空間に現れましたよ!」

今回はここまで。

続きを書きます。

春香「本当に町の中にいる……言われないと現実じゃないってわからないくらいにリアルだ……」

春香「ここは杜王町かな?オーソンがあるし。残念ながら小道はないけど」

P『皆、俺の声が聞こえているか?聞こえていたら腕の機械のボタンを押してウィンドウを開いてくれ!』

春香「うわっ、プロデューサーさんの声?機械って腕に嵌ってるこれかな?ポチッとな」ヴォン

【ネーム:天海春香 体力100/100 精神力100/100 スタンド:???】

春香「機械からちっちゃな窓が一つ出てきた。右側に……これは私のことかな?」

P「改めて説明する。今出てるのはステータス画面だ。体力がゼロになるとリタイア。精神力がゼロになるとスタンドが一時的に使用不可能になる。スタンドの使い過ぎには注意しろよー」

春香「両方とも動かずにいれば少しずつ回復するんでしたね」

P「そして自分の情報はウィンドウの右側に、相手の情報は左側に表示される。どちらのスタンドも一目見ない限り???と表示される」

春香「あ、なるほど……」

P「スタンドの名前をタッチすれば詳細がわかるから必ず読むこと。原作との違いがあるからな」

春香「このウィンドウはどうしたら消えるんだろ?」

P『千早、ウィンドウはもう一度ボタン押せば消えるから機械を強く叩かないでくれ。貴音、腕振っても消えないからな』

春香「千早ちゃん……」ポチッ

P『他に質問があるならこの画面を開いて聞いてくれ。具合の悪い者はいないな?それではバトルロワイヤル開始!!』ピー

春香「ついに始まった……とりあえずスタンドを出さないと……てどうやって?!」ポチッ!

春香「プロデューサーさん、スタンドはどうやって出すんですか!」

P『春香、そんなことでこの先大丈夫か?虹村兄弟戦の仗助のセリフを思い出せ』

春香「たしかえっと……攻撃する意志や防衛本能だっけ。むむむ……」

春香「出ろっ、私のスタンドっ!」

春香「あれ?スタンドが出てこない。失敗したかな。それともスタンド像がないタイプ?」

春香「取りあえず歩こう」グジュリ

春香「なに、この変な音って私こんな枯葉色のステージ衣装着てたっけ?しかもこころなしか沈んでいるような……」ハッ!

春香「分かった!これはオアシスだ、私は失敗していなかった!でも……」ズブズブ

???「春香、何をしているの?」

春香「あっ千早ちゃん。千早ちゃんは何のスタンド?」ズブズブ

千早「敵にわざわざ教えると思うの?それより春香……どうして埋まっているの?」

春香「いまいち制御できなくて」ズブズブ

千早「そう。ねぇ春香、私はこのままあなたを一方的に叩きのめすことも出来る。これはバトルロワイヤル……何も不自然ではないわ」ズゥ

春香「……千早ちゃんがそれを望むならやってもいいよ。おそらく出来ないだろうけど」

千早「…………」ドドドドドド

春香「…………」ドドドドドト

千早「ふふ、流石春香ね、確かにそんな真似、私には出来ないわ。やるなら互いに万全の状態でないと」

春香(ふぅ……)

千早「だからここはあえて見逃す」

春香「ありがとう千早ちゃん、そうしてくれるととても助かるよ」

千早「だけど次は容赦しない。いいわね?」

春香「もちろん」

千早「じゃ、また会いましょう。……二人とも生きてたらね」スタスタスタ

春香「千早ちゃんが行ってくれたけど、あいかわらず沈んでるなあ。いっそ地中に潜ろうかな」ズブズブ…トプン

春香(ステータス画面は……精神力が少し減ってる。オアシスの詳細……物を硬度を保ったまま泥化する能力。相性は普通。むむむ……)

春香(地中で耳を研ぎ澄ませば何か聞こえる……よね。精神力がなくなるまでここにいて、情報収集ついでに能力を制御しよう)

春香(今わかる情報は、千早ちゃんのスタンドは近距離パワータイプってことだけ。スタンドはよく見えなかったし)ドガァン!

春香(!? って今の音は何?東側から聞こえたけど……)

今回はここまで。次回はなるべく速くに。

続きを書きます。

千早「今の音は……いえ、考えるまでもないわ。誰かがスタンドを使ったのね」タッタッタ

千早(聞こえたのは何かを殴る音だった。近距離タイプがいると考えてよさそうね。そしてそれは)

千早「この角の向こうにいる。出てきなさい。隠れても意味がないわよ」ピタリ!

???「…………」

千早「警告はしたわ。全力で攻撃するッ!」ズッ!

???「……美希だよ」

千早「……開始早々で随分とやられてるみたいね」

美希「む、千早さんにはカンケイないの」

千早「でもここでやられたわけじゃないのね。戦ったにしては道が綺麗すぎる」

千早(それだけに壁が一部分崩壊しているのが目をひくけど)

美希「見事な観察眼なの。ねぇ千早さん、どうして分かったの?ミキ、音を鳴らした後うまく隠れたつもりだったんだけど」フゥ

千早「カーブミラーに影が映っていたわ。それに荒い息遣い。バレバレよ」チラッ

千早(ウィンドウにはスタンド名が示されないまま。やはりスタンドを目視しなくてはいけないようね)

美希「なるほどー」

千早「……美希、戦う気はあるの?」

美希「あるの!」ドシュ!

千早「ッ!」サッ

美希「お見事なの。でこちゃんは反応できなかった攻撃をよく避けられたの!」ドシュ!

千早「不意打ちとはやってくれるわね。でもそんな瓦礫ごとき、砕くのはたやすいわッ!」バキ!

美希「ふっ」ピリ!

千早「既に間合いに入っている!こちらの攻撃を……!」

千早(何かが背後から飛んできた!)パシ パシィ!

千早「これは……石?」

美希「陽動成功なの。キッス!」

千早「しまっ、反応が遅れた!」

ドッゴーーーォォォォォン……

美希「……美希は罠を仕掛けた。わざとミラーに映るようにして千早さんの足を止めた」

美希「仕掛けは単純。シールを剥がした石の引きあう力を使うだけ」

美希「それで隙を作ってキッスのパワーで倒す計画だった……でも拳が届かなかったの」

千早「……美希、私もスタンド使いなのよ?そううまくいくと思わないでちょうだい」バーン

千早(実際はかなりギリギリだけれど。石を掴む音がなければ危なかったわ)

美希「そのスタンドはかなり千早さんっぽいと思うな」

千早「私もそう思うわ。エコーズかこれのどちらかになれればいいと思っていたのよ」

千早「イン・ア・サイレント・ウェイ。掴む音を実体化して拳を止めた」

【ネーム:如月千早 体力100/100 精神力100/100 スタンド:イン・ア・サイレント・ウェイ(最高)】

千早「そしてそのまま投げつけるっ!」ビュッ!

美希「!足に……」グッ!グッ!

千早「足止めさせてもらうわ。そして美希の射程距離外から音を使って攻撃する」

千早「壊せなくてもいい。辺り一面を殴って破壊音を実体化させる!」ドコドコドコドコドコ!


千早「くらいなさい美希。音の恐怖を!」

ドッゴォオオーーーン……

千早「風で埃が舞い散って目が痛いわ……ここまで破壊しなくても良かったかしら」ヒラヒラ…ペタ

千早「ん?腕に何か……唇模様のシール?……まさか!」

千早「やはり!腕が二本に増えている!」

美希「チッチッチ。千早さん、詰めがあまいの。キッス!」ベリィ!ガシィ!

千早「ぐっ!いったいどうやって!」バチィィン!

美希「ガラ空きなの!オラオラオラオラオラァ!」

千早「きゃぁあああああ!!」ドガァン!

美希「ヒットした手ごたえは十分にあるの。中々に上出来って思うな」

美希「千早さんはむこう側に飛んでいったからしばらくは来ないよね。ちょっと休憩……」アフゥ

美希「流石に連戦は疲れたのー……」

【ネーム:星井美希 体力40/100 精神力50/100 スタンド:キッス(良い)】

律子「ここはコロッセオの入り口?でも近くに虹村屋敷がある……スケールがめちゃくちゃだわ」

律子(私のこのスタンド。直接的な強さはないけれど使いこなしてみせる。スタンドは適材適所だもの、私ならできる)

律子「とりあえず周囲の把握を最優先に行っていきますか。その為には二階に登って……」

律子「ふう。飛び道具を警戒しなくてもいいとはいえ奇襲には気をつけないとね」

律子「ん?向こうに見えるのは……貴音とあずささん?」

今回はここまでです。

続きを書きます。

貴音「おや、これ以上は行けないのですか。景色は続いているのに進めないとは面妖な」

あずさ「貴音ちゃん?どうしたのかしら~」

貴音「あずさ、これ以上は進めない様になっています。透明な壁でもあるかのようです」

あずさ「そうなの?」

貴音「ええ、叩いてみても何の反応もありませんが確かに行けないのですよ。不思議な感覚です」

あずさ「ついでに杜王町の町並みを観光しようと思っていたけど、残念ねぇ~」

貴音「あずさ、今日はそのような仕事ではないのでは?」

あずさ「そうだけど、せっかくだから楽しみたいじゃない?」

貴音「はぁ……」

あずさ「杜王グルメに期待していたのだけれど……」

貴音「杜王ぐるめ……」ピク!

あずさ「サンジェルマンのサンドイッチなんか美味しそうじゃない?」

貴音「らあめんはあるのでしょうか」

あずさ「あるかもしれないわね~」

貴音「なんと!それは本当ですかあなた様!」ポチ

P『え?貴音、なんの話だ』

貴音「この世界でらあめんはあるのですか!」

P『ない。ついでに言うと食べ物は存在しない。サンジェルマンだってガラスケースがあるだけだ。空腹は感じないようになってるから安心しろ』

貴音「あなた様はいけずです」

P「俺に文句言わないでくれ。ってかバトルロワイヤルをしてくれ」

あずさ「プロデューサーさんはなんて?」

貴音「この世界に食物は存在しないようです……」

あずさ「あら、そうなの。貴音ちゃん、そんなに気を落とさないで?」

貴音「はい……」

あずさ「プロデューサーさん」ポチ

P『何ですか、あずささん』

あずさ「この見えない壁はなんですか?」

P「プレイヤーが広範囲にちらばりすぎないようにするための処理らしいですよ。ぶつかってもダメージは受けませんが、攻撃は無効化されます」

あずさ「無効化?」

P「どんな能力でも壊せません。爆破でも、亜空間でも。別に触れたらスタンド能力解除ってわけじゃないそうです」

あずさ「よくわかりました。ありがとうございます」

P『マニュアルにも書いてあったはずなんですけどね……』

貴音「あの方はなんと?」

あずさ「私たちが広がりすぎないようにする為の何をしても壊れない壁ですって。説明書にも書いてあるそうだけど」

貴音「思い返すとそんなことが書かれていたような……」

P『ほかに質問はありますか?』

あずさ「はい、ありがとうございます」

P『あずささんもちゃんと戦ってくださいね?』

あずさ「は~い」

P『……貴音、ほかになにかあるか?』

貴音「いえ、心を入れ替えてこの戦に挑む所存にございます」

P『やる気があるのはいいことだ。じゃあな』プツッ

貴音「目指すは優勝。そのためにはあずさ……まずはあなたからでしょうね」クルッ

あずさ「そうなるわよねぇ~」ドドドドドドドド

貴音「随分と余裕がありますね?」

あずさ「だってこの距離なら私の間合いだもの。戦いの先手は私が取っているわ」

貴音「なるほど。自分に有利な状況を作ることは勝利への定石です」

貴音「ところで、攻撃されたことにあずさは気づいていますか?八回ほど……既に!」ニヤリ

あずさ「えっ!」スパスパスパ!

あずさ「い、いつの間に。まったくスタンドが見えなかったわ!」バッ!

あずさ(刃物を使うスタンド、候補はそんなに多くないわ。一体……)

貴音「……私はこのすたんどの持ち主が好きです。お調子者でどこか憎めなくそれでいて気高い精神を持っている」

貴音「このままあずさ。あなたを困惑の内に倒すのは簡単です。しかし、それでは彼の精神に反してしまう」

貴音「故にどうか、説明する時間をいただきたいのです。どうでしょうか?」

あずさ「ふふ、尊敬しているのね、その人物を。こちらこそお願いするわ」

貴音「ありがとうございます。私のすたんどは戦車の暗示を持つスタンド。銀の戦車〈しるばあちゃりおっつ〉!」ドォーン!

【ネーム:四条貴音 体力100/100 精神力98/100 スタンド:シルバーチャリオッツ(普通)】

貴音「もっとも今は甲冑を脱いでいますので、」

あずさ「感覚の目でよーく見てみろっ!ってことね~」

貴音「人の科白をとるなんてあずさはいけずです」ムスッ

あずさ「ふふっ、でも良かったわ。貴音ちゃんが逃げずにいてくれて」

あずさ「おかげで射程範囲内だわ~、ふっ!」ギラリ!シュピ!

貴音「ッ!ちゃりおっつ!」カキン!

貴音「すたんどに付いている湾曲した刃物が攻撃手段ですか。一本しかないとは、攻撃手段としては心許ないのでは?」

あずさ「いいえ、わたしの攻撃は完了しているわ。なぜならすでに貴音ちゃんには傷がついたから」

貴音「確かに反応が遅れたせいで洋服と皮膚の表面が少し切られましたが、攻撃とはこの程度のものを指すのですか?」

あずさ「うふふ、破壊力=攻撃じゃないのよ。貴音ちゃんは忘れているようね、このスタンドを」スゥ…

貴音「人型、異星人のような目とむき出しの歯。そして指に一本の刃物……まさか」ハッ!

あずさ「そう、そのまさか。攻撃を加えた私はこうして貴音ちゃんから逃げるだけよ?能力が発動する前に、倒される危険は減らさないと」スタスタスタスタ

貴音「失念していました。動けるうちにあずさを見つけなければ……名乗りを上げた事で興奮してしまいました」

あずさ「ふふっ、でも良かったわ。貴音ちゃんが逃げずにいてくれて」

あずさ「おかげで射程範囲内だわ~、ふっ!」ギラリ!シュピ!

貴音「ッ!ちゃりおっつ!」カキン!

貴音「すたんどに付いている湾曲した刃物が攻撃手段ですか。一本しかないとは、攻撃手段としては心許ないのでは?」

あずさ「いいえ、わたしの攻撃は完了しているわ。なぜならすでに貴音ちゃんには傷がついたから」

貴音「確かに反応が遅れたせいで洋服と皮膚の表面が少し切られましたが、攻撃とはこの程度のものを指すのですか?」

あずさ「うふふ、破壊力=攻撃じゃないのよ。貴音ちゃんは忘れているようね、このスタンドを」スゥ…

貴音「人型、異星人のような目とむき出しの歯。そして指に一本の刃物……まさか」ハッ!

あずさ「そう、そのまさか。攻撃を加えた私はこうして貴音ちゃんから逃げるだけよ?能力が発動する前に、倒される危険は減らさないと」スタスタスタスタ

貴音「失念していました。動けるうちにあずさを見つけなければ……名乗りを上げた事で興奮してしまいました」

貴音「りとるふぃーと。彼らの世界に入る前にどうにかしなければ!あずさ……既にどこかにいってしまったようですね。見つけ出さねば」

【ネーム:三浦あずさ 体力100/100 精神力100/100 スタンド:リトルフィート(良い)


律子「貴音達以外だと……噴水近くに亜美や真達の姿が小さく見えるわ。流石にスタンドまではわからないけれど」

律子「貴音とあずささんは…あずささんがいない?貴音が勝ったのかしら。それにしては浮かない表情をしているわね」

???「こんなところにいたんですか?探しましたよ、律子さん」

律子「誰!っていない。透明になる能力―アクトン・ベイビーかしら?」バッ

???「やよいたちと同じで建物の中、しかもここなんて。戦えってことですよねきっと」

律子「音が反響して場所の特定ができない……でもこの声は春香ね」

春香「そうです。動きがないからいることに気づけませんでしたよ?もう~」

律子「戦う気のようだけど、生憎とそんな気分じゃないのよ、ほか当たってくれる?」

春香「そうなんですか、残念です。なら、戦う気にさせるだけです!」ズゴゴゴゴゴ

ガコガコン!ズブブブブブブブブ……

律子「きゃあ!一体何が起こってるのよっ!」

春香「戦いやすいように強引に降ろしてあげただけですよ。もう扱い方は完璧にマスターしました」ゴゴゴ

律子(奇妙だけれど、窓からの景色がいつもの目線になっている。建物の内装は二階のまま。階段は地面に埋まっている!)

律子「襲われる危険を考慮して二階にいたのに、意味がなくなっちゃったわね……」ギュン!

春香「まずは様子見ですよ、様子見!くらえっ!」ドシュ

律子「瓦礫……?でも、無意味!」パチパチ

春香「!」

律子「わたしに遠距離攻撃は効かない。そして今の瓦礫は悪手だったわね春香。スタンドの正体を理解したわ」

律子「顔めがけて飛んできた瓦礫は背後の壁から出てきた。そして防いだ瓦礫は地面に波紋を立て、沈んだ!」

律子「春香あなた……オアシスでしょう?コロッセオに潜っているわね」

春香「分かっててもどうすることもできませんよ!そうだ!私も律子さんのスタンドを当てちゃいましょう。チョコレート・ディスコですね?」

律子「……答える必要はないわ」

律子(YES!YES!YES!……なんてね)

【ネーム:秋月律子 体力100/100 精神力100/100 スタンド:チョコレート・ディスコ(普通)】

律子「どうやって見ているのか不思議なんだけど……」

春香「答え終わるころには溶けてますよ律子さん!」ドドドドドドドド

律子「さあ、どうかしらね……生憎と楽に勝たせてやる趣味はないのよ」

春香(飛び道具や遠距離戦は危険!接近して叩く!)スッ

律子「突っ込んでくるのは予想済み。春香、あなたがたとえ地中のどこにいようと関係のない攻撃方法を思いついたわ」カチカチ!

春香(危なっ!瓦礫が降ってきた!)ドポンドポン!

律子「瓦礫のシャワーよっ!幸いさっきの攻撃で壊れた建材がたくさんある。惜しみなく使わせてもらう!」

春香(ぐ……音が激しくて律子さんの位置はおろか、安全地帯すらわからない!)

律子「もっともっと激しくなるわ、いつまで耐えきれるかしらねぇ!」カチカチ ドドドドドドポン!

春香「ぐ、ああああっ!」ザパン!

春香「はぁはぁ……」

律子「炙り出し成功。案外近い場所にいたのね、春香」

律子「体力が切れてきているわよ、スタミナレッスンを追加しましょうか?」

春香「これでも体力はついてきたんですよ?」

春香(精神力は体力の低下により回復が早まる。これをまずは利用して精神力を回復しよう)

律子「そうかしら。その様子じゃ怪しいわねぇ、ふふふ……」

春香「あはは」

律子(接近戦を封じ、遠距離戦も封じた。精神力にはまだ余裕があるわ。誰かが入ってくる気配も無い)

律子「このまま転移攻撃でリタイアしてもらうわ春香!」

春香「よしギリギリ……」

律子「串刺しになりなさい!」ヒュン!

春香(ジョースター家伝統の戦い方……)

春香「逃げる!」ドポン

律子「潜水、いや潜土した!足元にスタンドを戻さなくては!」ギュン

春香「意味ないですよ律子さん。地中にはスタンドが届かないようですから」

律子「春香、どこ!?」

春香(律子さんの足元ですよ。このままこの場所ごと沈める!地面に引き込めば律子さんのスタンドは使えなくなる!)

春香「はあああああぁ」ズズ…ズズ

律子「!さっきみたいにコロシアムが下がってきている!」

春香「休息を有効に使いました。時間稼ぎに協力してくれて嬉しかったです!」

律子「まだ沈んでいない場所に自分を転移させなくてはっ!」カチカチ

春香「……そんな場所は作らない。コロシアム全てを沈めます。そうすれば律子さんのスタンドも意味がなくなる!」

律子「コロシアムから脱出しなくては!このままではマズ……!」ガクン

春香「とらえた」ガシィ

律子「足首を捕まれたっ、たっていられない!」ドプン

律子(息ができない!スタンドがうまく広がらない!ここまで……なの?)

春香「ふぅ。これで律子さんは地中から脱出できない。やがて体力が尽きてリタイアする!」スタッ

春香「初勝利ですよ、初勝利!」イェイ!

今回はここまで。つまらない点は多々あると思いますが、お読みいただきありがとうございます。

続きを書きます。

ー春香対律子とほぼ同時刻


真美「戻れっ!エアロスミス!っと。んっふっふ~、中々攻撃翌力が高いスタンドを引いちゃったんじゃない!?これで優勝間違いなしっしょ~」

【ネーム:双海真美 体力100/100 精神力100/100 スタンド:エアロスミス(良い)】

真美「とりあえず亜美と合流しよっと。レーダーには映らなかったからも少し遠くかな?」スタスタスタ

真美「ん?あんなところに……双眼鏡がある」

真美「まさかの宇宙人?!手に取ってみるっきゃないぜ!」ガシィイ!

ドギュウウウゥウウウゥゥゥン!!

亜美「あ、戻った。むー、制御できないし、そもそもこれってスタンドなの~?」

真美「亜美?!なんで双眼鏡に!レーダーには呼吸音は探知できなかったのにっ!」

亜美「あれ、真美だ。合流できた!やった!」

真美「やった!じゃないよー!いつからいたのさ?」

亜美「ゲームが始まってから一歩も動いてないよ?というか動けなかったっていうか……」

真美「どゆこと?」

亜美「開始直後にちょっと力込めたら勝手に双眼鏡に変化しちゃってさ。さっきまでなにもできなかったのさー」

亜美「そんなことより!あれ見てよ真美!」

真美「あれ?……いおりんだ!んっふっふ~なるほど~」

亜美「勘の良い真美は悟ったようだねー。我々二人でいおりんに総攻撃をしかけるっ!」

真美「らじゃー!」

亜美「作戦はこうしよう」ゴニョゴニョ

真美「なるほど。ところで亜美のそれは宇宙人のスタンドだよね?出来る事も同じなの?」

亜美「うん、相性は(良い)だからほぼマンガと同じかな。人には変身できないし、機械とか爆弾にもなれないよ」

真美「じゃあこれは?」ドルルルルルル…

亜美「エアロスミス!?やって見るけど攻撃は出来ないよ?あくまで外側を真似るだけだから……」ドギュン!

亜美『……出来てる?』

真美「そっくりだよ亜美!これはいおりんの慌てる顔が楽しみですなぁ~」

亜美真美「「んっふっふ~」」

伊織「ここは……杜王町?あの噴水は仗助が初登場した噴水かしら、亀も数匹いるわね。……一匹だけ甲羅がへこんでるのがスゴク気になるけど」

伊織「いくら架空都市でも世界観は統一しなさいよね。あらゆる建物が混在してるじゃないの!コロッセオの隣に億泰の家があるってどういうことよっ!」

伊織「スタンドはあんまり好きなのじゃなかったし、伊織ちゃんの優勝が危うくなってきたわ……」

伊織「って、嘆く暇も与えてくれないのね?正面切ってこの伊織ちゃんの前に姿を現すなんていい根性してるじゃない、真美?」

真美「ねぇいおりん。そんなに勝つのが難しいの?」

伊織「聞いてたの?さっきの言葉……ええそうよ。勝つのは難しいわね」

真美「じゃあさ、真美達と一緒に行動しない?」

伊織「一緒に?」

真美「そうだよ、やよいっちもさそってさ、はるるん達に真美達のジツリョクを叩きつけるのだー!」

伊織「叩きつけるってどうやるのよ」

真美「真美達全員で戦うんだよ?優勝するにはそれが一番確実っしょ!」

伊織「まぁ確かに。一人に集団で襲い掛かれば負けるわけないわね」

真美「でしょでしょ!だからいおりんがどうしても優勝したいなら真美達のチームに入ったほうがいいよー!」

伊織「かなり魅力的な提案だわ。でも断る」

真美「えっ!?」

伊織「当たり前じゃない。自分の力で勝ってこそなのにそんなズルして勝っても嬉しくもなんともないわ!」

真美「じゃあー戦う?」ドドドドドドドド

伊織「当たり前よ。それに難しいだけで勝てないわけじゃないんだから!」ゴゴゴゴ

真美「その自信は続かないよ!なぜなら今からゾッっとすることを見せるからね!出ろっ!」ドルルルルルル

伊織「何を言って……はっ!?」

真美「さて、どうなってるかいおりんはわかるかなぁ~?」

伊織「エアロスミスが……二体!?」ドドドドド

伊織(どういうことよ。スタンドは一人一体。郡隊型スタンドなんてものもいるけど、あれだって能力って観点から見たら一つのスタンド。ヴィジョンが分化しているにすぎない。だけどエアロスミスは郡隊型じゃあない……あれは幻覚?もう既に敵の掌の中なの?)


真美「考えるのもいいけど!いおりん、そんままだと蜂の巣になっちゃうよーん。突撃!」

伊織「ちっ、少なくとも!この窮地を乗り越えなくてはいけないわねっ!とりあえず盾になりなさい!」

???「かしこまりました……」スゥ…

真美「およ?それがいおりんのスタンドかあ~、エアロスミス!」ババババババ!

???「グッガ……ブベェ!」ズドドドド

伊織「……ワザワザ接近してから攻撃するなんてナメた真似してくれるじゃないの。しかもさっきのスキにどこかに消えたわね?面倒な……」

伊織(周りに隠れるところなんてない……本格的に幻覚を疑う必要がありそうね。いや、まって?)

伊織「敵は真美だけじゃない?」ハッ!

真美「その通り!真美キックをくらえぃ!」ドガァ!

伊織「上から降ってきた!?きゃあぁあああ!」

真美「っと着地成功!真美達のパワーは無限大に不滅なのだよいおりん君!」

伊織「何がいおりん君よ!もう、アンタもしっかり働きなさいよ、私のスタンドなら!」

???「それはすみませェん……」

真美「……ねぇ亜美。あのスタンド、なんて名前だっけ?」

亜美『え~と、ケンダーマじゃなかったっけ』

真美「ケンダーマかぁ。てっきりフラフープかと思ってたよ!」

伊織「フラフープじゃなくてヨーヨーマッよ!人のスタンド間違えるんじゃないわよ!」

亜美「そうそれ!」

伊織「まったく。で、亜美はどこに隠れてんのかしら?声はしたのに気配はしない。おおかた真美の近くに潜んでるんでしょうけど?」

真美「んっふっふ~いおりんの推理力が試されますな~」

亜美『そうですな~』

伊織「さて……ヨーヨーマッ!攻撃は仕掛け終わったの?」

ヨーヨーマッ「はい。じきに効果が現れるでしょう」

伊織「そう、なら持久戦に持ち込むだけ。圧倒的不利なこの状況を覆してこそ伊織ちゃんよ。にひひっ!」

真美「ところでさーいおりん。どうして真美だけじゃないってわかったの?」

伊織「はあ?あんたが何度か自分で言ったんじゃない。真美「達」と行動しない?って。もっと気をつけて喋りなさいよね」

真美「オーノーだズラ。計画がみやぶられていたズラ!」

伊織「ま、相棒が亜美って事も予想はついてたわ。現在地が把握できてないのは亜美と春香。なら亜美じゃないかと思ったのよ。他の皆はここより少し離れたところにいるから相棒の可能性は低いわ」

伊織(スタンドまでは知らないけどね。自動操縦は情報収集に便利よね)

伊織「ところで真美?エアロスミスって飛行機のスタンドじゃない」

真美「そうだけど……どうしたのさ、いおりん」

伊織「ダメージの伝達ってどうなってるのかしら?人型じゃないから分かりにくいわ」

真美「そんなこと、気にしなくってもいいっしょ~。いおりんは倒されるんだから」

伊織「いや……気にするべきだわ。なぜならもうダメージを受けているから」

真美「え?」

伊織「あんたのエアロスミスは今も溶解液を浴びている!微々たるものだけど、それでも真美!ダメージは受けているのよ……さ、本体のどこに影響があるのかしらね?」

伊織(本当はまだ受けていない。でも、疑心暗鬼にさせるには十分)

真美「……それが本当だとしても関係ないよ。撃てなくても体当たりがある……攻撃の手は緩めない。例えばこんなふうに!」ダッ!

伊織「近づいてきた!しかも……速い!距離が一瞬で詰められた!」

真美「いおりんを再起不能にしちゃえばいいもんね!エアロスミス!」ドギュン!

伊織「ヨーヨーマッ!」バッ!

亜美「いおりん、忘れてない……亜美もいるんだよ?」ズズズズズ…

伊織「しまっ、背後に!ぐっ!」ズブリ!

亜美「挟み撃ちの形だよ。んっふっふ~」

真美「真美から意識を逸らしたね!隙ありッ!」バババババ!

伊織「う……あ……」ドシャァ

ヨーヨーマッ「…………」スゥ…

真美「いおりん討ち取ったり~!」

亜美「やったね真美!」

伊織「亜美……今までどこにいたのよ」

亜美「真美の靴になってたよ!んでんで、道路に化けて懐に潜り込んで、手をナイフに変えて刺したのだ!」

伊織「あの脚力の強さはそういうことね。スタンドは……」

亜美「アース・ウィンド・エース・ファイヤー!」

【ネーム:双海亜美 体力100/100 精神力10/100 スタンド:アース・ウィンド・エース・ファイヤー(良い)】

亜美「化けすぎて力はあんまり残ってないけどね~」

真美「そんなに喋っちゃって大丈夫なの?!」

伊織「問題ないわよ。私はもうリタイアだもの」

伊織(おそらく初めての……ね)

伊織「教えてくれたお礼に教えてあげるわ。そこ、飛沫がかかるからどいたほうがいいわよ」

亜美「飛沫?噴水の?」サッ

真美「! 溶解液だねいおりん」サッ

亜美「げっ、石畳が溶けた!」

伊織「動かないでいてくれれば勝手に自滅してくれるはずだったのよ」

亜美「牛脂に一票ってやつですな」

伊織「九死に一生ね、使い方違う気がするけど。そろそろ消えるわ、この伊織ちゃんを倒したんだから絶対優勝しなさいよね!」スゥ…

真美「もちろんだよ!」

千早「いいえ、私の優勝よ」ザッ

真美亜美「「千早おねぇちゃん!?」」

千早「二人の能力、しっかりと見せてもらったわ」

亜美「いつからそこに?!」

千早「ついさっきよ。二人なら私は存分に戦えるわ」

亜美「うあうあ~!二連戦なんて聞いてないっしょ~!」

真美「しっかりして亜美!千早おねぇちゃんだって傷だらけだから万全のジョータイじゃないよ!」

千早「その通り。でも私は優勝するわ。して見せる!」


伊織……リタイア

今回はここまでです。次回は雪歩視点から始まります。

ヨーヨーマッ「…………」スゥ…

真美「いおりん討ち取ったり~!」

亜美「やったね真美!」

伊織「亜美……今までどこにいたのよ」

亜美「真美の靴になってたよ!んでんで、道路に化けて懐に潜り込んで、手をナイフに変えて刺したのだ!」

伊織「あの脚力の強さはそういうことね。スタンドは……」

亜美「アース・ウィンド・アンド・ファイヤー!」

【ネーム:双海亜美 体力100/100 精神力10/100 スタンド:アース・ウィンド・アンド・ファイヤー(良い)】

亜美「化けすぎて力はあんまり残ってないけどね~」

真美「そんなに喋っちゃって大丈夫なの?!」

伊織「問題ないわよ。私はもうリタイアだもの」

伊織(おそらく初めての……ね)

続きを少しだけ書きます。

P『他に質問があるならこの画面を開いて聞いてくれ。具合の悪い者はいないな?それではバトルロワイヤル開始!!』ピー

雪歩「始まっちゃった。 ここは……病院の個室?私のスタンドは……私より伊織ちゃんに似合いそうかな。可愛いなぁこのスタンド、ふふっ」

雪歩「って向こうの部屋に飛び跳ねていっちゃった!?ま、まってぇ~!」タッタッタ

雪歩「扉の隙間を潜っていった……す、すみません!」ガチャ!

患者「あん?お嬢ちゃんどうした?」

雪歩「お、男の人~~~!」ダダダダダ

患者「あ、おい!ってあれ?骨折してた腕が治ってやがる……?」

雪歩「はぁっはぁっ……エントランスまでつい走ってきちゃった。あ、自動販売機……」

雪歩「ってお金無いから使えないか。ん? あれは……」

???「シシッ、見ツケタゾ!」ゾロゾロ

雪歩「は、ハーヴェスト! つまり誰かがこの近くにいるんだ!わわ、どうしよう」

???「シシッ」ダッ!

雪歩「……ちょっとだけ後をつけてみようかな。物陰からそ~~っと見るだけなら大丈夫だよね」

雪歩「病院の中庭の木の陰にハーヴェストが沢山集まってる……誰かいるけど、あのオレンジのツインテールは多分」

???「うっうー!小銭がい~ぱいですっ、これで大金持ちです!」

雪歩「やっぱりやよいちゃんだ。やよいちゃんなら大丈夫かな? やよいちゃ~ん!」

やよい「雪歩さん!」

雪歩「やよいちゃんのスタンドはハーヴェストなんだね」

やよい「そうなんです!願いが叶ってよかったです」

【ネーム:高槻やよい 体力100/100 精神力90/100 スタンド:ハーヴェスト(普通)】

やよい「雪歩さんのスタンドは……?」

雪歩「あっ!忘れてた!病院の中には居るはずなんだけど……」

やよい「名前はわかりませんか?」

雪歩「ウィンドウだっけ。えっと……ザ・キュアー、っていうスタンドだって」

やよい「うさぎさんですね!雪歩さんに似合っててとっても可愛いですっ!」


【ネーム:萩原雪歩 体力100/100 精神力98/100 スタンド:ザ・キュアー(普通)】


雪歩「能力は、キズを治す。どう考えても戦い向きの能力じゃないよ……」

雪歩(急に走り出したのも能力だったのかなぁ)

やよい「だったら、私と一緒に行きませんか?」

雪歩「いいの?」

やよい「はい。わたしも一人だとちょっと心細くて……雪歩さんと一緒なら安心かなーって!」

雪歩「こちらこそよろしくね、やよいちゃん。ところでハーヴェストで何してたの?」

やよい「病院の中を探ってました。あと、雪歩さんみたいに誰かきづいてくれるかもって」

雪歩「なるほど……」

やよい「雪歩さんのスタンドはここに出せませんか?」

雪歩「やってみるけど……えいっ!」

やよい「中々大きいうさぎさんですね~」

雪歩(あれ?こんなに大きかったっけ)

やよい「モコモコのフワフワです~」

雪歩「プロデューサー、これはバグじゃないんですか?」ポチ

P『……そのスタンドの大きさならバグじゃないぞ。能力の都合でそうなってるだけだ。小説は読んでないのか?』

雪歩「すみません……」

P『謝らなくてもいい。やよいが近くにいるな。やよいにそのスタンドを知ってるかどうか聞いてくれ』

雪歩「わかりました。えっとやよいちゃん」

やよい「なんですか雪歩さん?」

雪歩「私のスタンド、どんなものなのか知ってるかな?」

やよい「はい!コニーさんが使ってたスタンドですよね。ちょっと大きくなっててビックリしました!」

雪歩「やよいちゃんは知ってるみたいです」

P『なら雪歩。能力の詳しい説明はやよいに聞いてくれ。あんまり俺が答えすぎてもいけない』

雪歩「分かりました」

P『システム面の質問ならいつでも受け付けるからな!』プツッ

雪歩「やよいちゃん、私のスタンドについて教えてもらってもいいかな」

やよい「うっうー!わかりました!」

雪歩「ありがとう」

雪歩(今は知る事が大事……それにしても真ちゃんはどこにいるんだろう)

今回はここまでです。

続きを書きます


ーー路地裏ーー


真「本編だとイギーを苦しめたこのスタンド、やっぱり強い。応用性があるねこれは。例えばこうして……氷の拳を作ればボク自身がスタンドに攻撃できる!」ブン!
真「これは優勝できるかも……特典でもっと乙女っぽい仕事貰って男性のファンが増えたらいいな~……? あそこにいるのは」テクテク
響「よし、これでこのあたりの人は大体仲間にできたかな。じゃあ、皆頼んだぞ!」
真「響じゃないか!おーい!」タッタッタ
響「誰だ!って真か。はいさーい!」
真「ふぅ、ようやく知ってる人に会えた!始まっても誰とも会わないからプロデューサーに質問するところだったよ」
響「自分もだぞ!とはいえさっき建物が不自然に沈んでいくのが見えたから、戦う準備はしてたんだけど……」
真「あぁ、さっきの地震はそれだったのか」

響「おそらくね。……ねぇ真。もっと近づいて話さない?たっぷり3メートルはあるけれど、二人とも疲れちゃうよ」
真「どんなスタンドかわからないのに、近づくと思う?」
響「それもそっか。まあ、近づいても自分のスタンドには勝てっこないと思うし、良い判断じゃない?」
真「戦ってもないのになんでわかるのさ。その手には乗らないし、この距離からでも攻撃はできるよっ!」ドギュ!ドギュッ!
響(つららか?手のひらから二発飛ばして来たっ!)
響「ふふん、飛び道具なんて無駄無駄!」サッ

真「じゃあ、これもかわせるかいっ?!」ドドドドドド
響「!? 影が塗りつぶされるほどの大きな氷っ!?」
真「もらった!」

ドゴオォォンー……

真「衝撃で回りの壁とかもボロボロになったけど、仮想現実だもんね。ま、いっか。にしても、響のスタンドはなんだっだんだろう?問答無用で倒したのは間違いだったかな」
響「……いや、合ってるぞ?倒せるかどうかはともかく、発動前に再起不能にするのは間違ってないさー」
真「響!?無傷とはやるね」ザッ
響「戦う場所を広くしてくれてありがとね、移動する手間が省けたさー」
真「それはどうも……」

真「それはどうも……」
響「そして配置は完了してるぞ。いけっお前たち!」ズァッ!
真「き、恐竜!?くそっ」パキパキ
恐竜「ギイイィィイ!!」
響「氷を這わせて動きをとめたのか……」ズラァ
真「こんなにも沢山の恐竜が……どこで?」
響「真……この世界には自分達以外の人間もいるってしってる?ちょっとだけ協力してもらったんだ」
真「それにしても種類が豊富だよ、ボクにでもわかるさ。ディエゴだってそんなに多くなかったのに……」
響「自分との相性は最高だからな!」

【ネーム:我那覇響 体力100/100 精神力100/100 スタンド:スケアリーモンスターズ(最高)】

真「響と動物だから、鬼に金棒って感じかな。ずいぶん可愛らしい鬼がいたもんだ」
響「自分カンペキだからな!」
真「でも恐竜って寒すぎて絶滅したって聞いたよ?よくボクの前に出て来れたね」
響「氷が当たる前に真を倒せば何も問題はないさー」フフン
真「……へぇ、言ってくれるじゃないか」
響「優勝は自分がいただくさっ!」
真「ホルス神!!」ズズズ…
響「オウ助のほうが似合うなっ」

【ネーム:菊地真 体力100/100 精神力100/100 スタンド:ホルス神(良い)】

真「氷柱の弾丸を喰らえッ!」ドギャドギャ
響「さっきより早い!けどまだまだ遅いなっ!」スッスッ
真「まだまだまだまだ!」ドスドスドスドスゥ
響「質より量か?相手は自分だけじゃないぞ!」ヒョイ!
恐竜’s「ギャアアアァァァ!!」
真「ああぁ!うっとおしい!」ピキピキィ!!
響「んっ!また足止めか!」サッ
真「隙あり、でりやあぁぁ!!」ドゴォン
響「大きくしても無駄ァ!」

真(よし、後ろに回って氷の拳で直接凍らせる!)ブン…

響「ねぇ?後ろにいる真?」ガシイ!

真「え!?」

響「動体視力、見くびらないでよ。真の動きだって、見えてるんだぞ」ギギギギ

真「恐竜化!?まずい!」

響「遅い!」バシィ!

真「グアァァッ!」ドゴーン

真(尻尾で薙ぎ払われただけでこの攻撃翌力!頭にモロに食らってしまった!)

響「ところで真。ランプは好き?」スゥ…

真「え?何だいいきなり。別に普通だけど」ググ…

響「保護色か?明かりはつかないけどな」

真「さっきから何を言って……これはッ!」グギギギギィ

響「真を恐竜に変えた。ランプ台に擬態するオマケつきでね」

真「響……強いね。あーあ、これでリタイアかぁ」

響「違うぞ。真は戦闘不能になるだけさー……もう聞こえないか。さっき見つけたディオの館にでもおいとこ」ヨイショ

響「あと何人いるか分からないけどこの調子で優勝するぞー、オー!」

真…戦闘不能


ーー路地裏ーー


真「本編だとイギーを苦しめたこのスタンド、やっぱり強い。応用性があるねこれは。例えばこうして……氷の拳を作ればボク自身がスタンドに攻撃できる!」ブン!

真「これは優勝できるかも……特典でもっと乙女っぽい仕事貰って男性のファンが増えたらいいな~……? あそこにいるのは」テクテク

響「よし、これでこのあたりの人は大体仲間にできたかな。じゃあ、皆頼んだぞ!」

真「響じゃないか!おーい!」タッタッタ

響「誰だ!って真か。はいさーい!」

真「ふぅ、ようやく知ってる人に会えた!始まっても誰とも会わないからプロデューサーに質問するところだったよ」

響「自分もだぞ!とはいえさっき建物が不自然に沈んでいくのが見えたから、戦う準備はしてたんだけど……」

真「あぁ、さっきの地震はそれだったのか」

響「おそらくね。……ねぇ真。もっと近づいて話さない?たっぷり3メートルはあるけれど、二人とも疲れちゃうよ」

真「どんなスタンドかわからないのに、近づくと思う?」

響「それもそっか。まあ、近づいても自分のスタンドには勝てっこないと思うし、良い判断じゃない?」

真「戦ってもないのになんでわかるのさ。その手には乗らないし、この距離からでも攻撃はできるよっ!」ドギュ!ドギュッ!

響(つららか?手のひらから二発飛ばして来たっ!)

響「ふふん、飛び道具なんて無駄無駄!」サッ

真「じゃあ、これもかわせるかいっ?!」ドドドドドド

響「!? 影が塗りつぶされるほどの大きな氷っ!?」

真「もらった!」

ドゴオォォンー……

真「衝撃で回りの壁とかもボロボロになったけど、仮想現実だもんね。ま、いっか。にしても、響のスタンドはなんだっだんだろう?問答無用で倒したのは間違いだったかな」

響「……いや、合ってるぞ?倒せるかどうかはともかく、発動前に再起不能にするのは間違ってないさー」

真「響!?無傷とはやるね」ザッ

響「戦う場所を広くしてくれてありがとね、移動する手間が省けたさー」

真「それはどうも……」

響「そして配置は完了してるぞ。いけっお前たち!」ズァッ!

真「き、恐竜!?くそっ」パキパキ

恐竜「ギイイィィイ!!」

響「氷を這わせて動きをとめたのか……」ズラァ

真「こんなにも沢山の恐竜が……どこで?」

響「真……この世界には自分達以外の人間もいるってしってる?ちょっとだけ協力してもらったんだ」

真「それにしても種類が豊富だよ、ボクにでもわかるさ。ディエゴだってそんなに多くなかったのに……」

響「自分との相性は最高だからな!」

【ネーム:我那覇響 体力100/100 精神力100/100 スタンド:スケアリーモンスターズ(最高)】

真「響と動物だから、鬼に金棒って感じかな。ずいぶん可愛らしい鬼がいたもんだ」

響「自分カンペキだからな!」

真「でも恐竜って寒すぎて絶滅したって聞いたよ?よくボクの前に出て来れたね」

響「氷が当たる前に真を倒せば何も問題はないさー」フフン

真「……へぇ、言ってくれるじゃないか」

響「優勝は自分がいただくさっ!」

真「ホルス神!!」ズズズ…

響「オウ助のほうが似合うなっ」

【ネーム:菊地真 体力100/100 精神力100/100 スタンド:ホルス神(良い)】

真「氷柱の弾丸を喰らえッ!」ドギャドギャ

響「さっきより早い!けどまだまだ遅いなっ!」スッスッ

真「まだまだまだまだ!」ドスドスドスドスゥ

響「質より量か?相手は自分だけじゃないぞ!」ヒョイ!

恐竜’s「ギャアアアァァァ!!」

真「ああぁ!うっとおしい!」ピキピキィ!!

響「んっ!また足止めか!」サッ

真「隙あり、でりやあぁぁ!!」ドゴォン

響「大きくしても無駄ァ!」

真(よし、後ろに回って氷の拳で直接凍らせる!)ブン…

響「ねぇ?後ろにいる真?」ガシイ!

真「え!?」

響「動体視力、見くびらないでよ。真の動きだって、見えてるんだぞ」ギギギギ

真「恐竜化!?まずい!」

響「遅い!」バシィ!

真「グアァァッ!」ドゴーン

真(尻尾で薙ぎ払われただけでこの攻撃翌力!頭にモロに食らってしまった!)

響「ところで真。ランプは好き?」スゥ…

真「え?何だいいきなり。別に普通だけど」ググ…

響「保護色か?明かりはつかないけどな」

真「さっきから何を言って……これはッ!」グギギギギィ

響「真を恐竜に変えた。ランプ台に擬態するオマケつきでね」

真「響……強いね。あーあ、これでリタイアかぁ」

響「違うぞ。真は戦闘不能になるだけさー……もう聞こえないか。さっき見つけたディオの館にでもおいとこ」ヨイショ

響「あと何人いるか分からないけどこの調子で優勝するぞー、オー!」

真…戦闘不能

今回は以上です。次は少し遅れる予定です。再投稿申し訳ないです。

128はどうしようもない1に対して言ってんだろ

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