男「安価でハムスター飼うぜ」(32)

男「今日から念願の一人暮らしだコラァ!!」

男「よーし、親元はなれて俺はこれから自由だ!でも一人じゃ寂しい!ってペットを飼う!」

男「幸いここはペット可物件だしな!そして懐事情によって犬や猫は飼えない!」

男「と、言うわけで世話も値段もお手ごろのハムスターを飼ってきました!」

ハムスター「飼われました。1140円でございます」

男「よし、まずはこいつの名前をつけるぞぉぉおお!!」

ハムスター「なんだコイツのテンション」

名前候補>>下3レス

男「よしよし、良い感じの名前が浮かんだぞ」

男「さぁネズミ。「HUMMER」「アレキサンダーⅢ世」「アマチュア無線の星」、この中から選べぃ!!」

ハムスター「これって立派な動物虐待じゃねぇか?」

ハムスター「そもそも何だよ3つ目。名前じゃなくて異名じゃねえか」

男「おっ?何か不服そうだけどネズミの言葉はわっかんねーや!」

男「とりあえずアレキサンダーⅢ世にするか!今日からよろしくなアマチュア無線の星!」

ハムスター「どっちなんだよ」

男「さて、名前も決まったことだし…次は小屋だな!」

男「小屋まで飼う金なかったからなぁ…何かかわりになるようなものは…」

男「おっ、アレなんかよくないか?」

小屋の代わり>>6

蝉の抜け殻の入った虫かご

男「よし、この蝉の抜け殻の入った虫かごでいいな!」

ハムスター「よかねーよ」

男「よーし、今日からここがお前の仮住まいだぜぇアレキサンダー!」

ハムスター「結局その名前で安定なのか」

ハムスター「お邪魔しまーす。って先客いるじゃん。抜け殻だけど」

ハムスター「まぁいいや、邪魔だし食っちまえ」バリボリ

男「おっ?コイツ抜け殻なんて食ってやがる。キッモ」

男「そっか、エサも用意しないとなあー」

ハムスター「お前小屋もエサも用意せず生物単品で買って帰ってくるなよ」

男「よーし、何かコイツのエサになりそうなものは…」

アレキサンダーのエサになりそうなもの>>下3レス

男「よーし、適当に食えそうなモン集めてきたぞぉ!」

男「さぁ、たんと食べて大きくなれぇ!モルモットぐらいに!」

ハムスター「種が違うわ」

ハムスター「って、何だこれ」

男「部屋に現れたGだ」

G「俺の背後に立つな」

男「サーセン」

G「用件を聞こうか」

男「特に無いっす!」

ハムスター「帰ってもらえ」

ハムスター「そんで次はひまわりの種…マトモだな!」

ハムスター「んで適当に引っこ抜いてきた雑草かよ。毒ありそうだし巣材にしよう」

男「おっ、巣作り始めたな」

男「そろそろ子供が生まれるか?」

ハムスター「そんなインスタント感覚でできるかぁ。あと俺オスだわ

男「小屋もエサもバッチリ。名前もつけた…あと何が必要なんだろうな」

ハムスター「水分な」

男「そうだ、苗字が無い!」

ハムスター「いらんわ」

男「まぁいいや、お前は今日から俺の家族なんだし俺の苗字でいいよな?」

男「つまりお前は武者小路アレキサンダーⅢ世だ!!よろしくな!」

ハムスター「お前の苗字仰々しすぎだろ」

ハムスター「だから水分くれよ。1日ぐらい平気だけどせめて野菜ぐらいよこせ」

男「ん?何かほしがってるぞ?」

男「何がほしい?」

ハムスター「水分」

男「ライバルか?」

ハムスター「いらん!」

男「何だろうな…し、ネットで調べてみるか!」

男「えーっと、ハムスターの飼い方、飼い方…」

ハムスター「最初から文明の利器を使えよ」

男「おーい、分かったぞー!」

ハムスター「そうか、なら早く水分よこおごごっ!?」

男「知ってるか?ハムスターって口の中に頬袋ってモノがあるんだぞ?」グリグリ

ハムスター「おあごごごごごごごご」

男「エサを詰め込めるんだってさ!お前すごい機能があるんだなって痛い!」

男「噛んだねっ!?親父にも噛まれたこと無いのに!」

ハムスター「いきなり口の中に指突っ込まれりゃあ噛むボケぇ!」

ハムスター「あと頬袋の存在なんざ持ち主が一番よく知ってるわぁ!」

ハムスター「水分を、よこせぇぇぇぇえいっ!」

男「なになに?ハムスターは個体にっては直接水が飲めない場合があるのでその場合はキャベツなどで水分補給をさせましょう…なるほど、2ちゃんも役に立つな」

ハムスター「お前が役に立たなさ過ぎるだけだろ」

男「よーしアレキサンダー。キャベツだぞー」ゴトッ

ハムスター「丸ごとはいらねぇよ!」

男「さてさて、エサも水分も小屋も完璧だし、他に何か必要なものってあるのかな」

ハムスター「まだまだあるよ。小屋の中に箱とか回し車とか」

男「うーん、このままだと籠の中も殺風景だしな。何か入れてやるか」

籠の中に入れてやるもの>>下3レス

男「よーし、んじゃ入れるぞー」

ハムスター♀「どうも」

ハムスター「ちょ」

男「はっはっは、一匹じゃ寂しいだろうと思ってこっそりもう1匹買っておいたのだよ!」

ハムスター「その金で小屋とエサ買えよ!」

ハムスター♀「まったくです」

男「次はコレだぁ!」メキメキ

ハムスター「文明の利器はお前が使えよ!ってか籠に入らねぇし!壊れる、壊れる!」

男「チッ、流石に入らねぇか…DynaBookは俺の枕にするとしよう」

男「最後はコレだ」

ハムスター「何でちょいちょいマトモなモノが届くんだよ…逆に怖いわ」

ハムスター♀「水分確保ですね」

ハムスター「…えーっと」

ハムスター♀「はい?」

ハムスター(気まずい)

ハムスター(ところであの人間は知らないのだろうか)

ハムスター(ハムスターのオスとメスを同じ場所に入れるとどうなるか)

ハムスター(もし相性が合えばすぐにでもそのばでヤる事ヤッて子供が出来る)

ハムスター(だが、相性が悪かった場合…)

ハムスター(そして、大体高確率で相性というのは悪いものであって…)

ハムスター♀「あの」

ハムスター「は、はい?」

ハムスター♀「気に食わないのでコロしますね」

ハムスター(こうなります)

フーッ! ヂヂッ!! ヂーーッ! フーッ! タスケテクレィッ!!

男「お、早速仲良くなってるみたいだなぁ」

男「おいおいどうした、いきなり夫婦喧嘩か?」

ハムスター♀「いいえ殺し合いです」

ハムスター「いいえ一方的な虐殺です」ボロッ

ハムスター(説明しよう。ハムスター同士の喧嘩はほぼ同性同士でしか起こらない。何故なら大抵オスはメスに対し危害を加えないからだ)ボロッ

ハムスター♀「ちっ、まだ息がありますね」

男「こらこら仲良くしろよー。仕方ない、別々に飼うか…はい、キミはこっちの小屋な」

ハムスター「ちゃんとした小屋あるじゃねーか!なんでこっちは虫篭?」

ハムスター♀「次が貴方の命日です」

ハムスター「…命拾いしたわ」ボロボロ

ハムスター「結局俺の籠の中はキャベツ丸ごと1つと水飲みだけか…水分欲しいとは言ったけどこんなにはいらねえよ」

男「さてと、じゃあこっちの子も名前つけないとなぁ。>>21なんてどうだ?」

ハムスター♀「私の命名一発勝負なんですか」

男「よーし、教からお前の名前は女剣士だっ!」

ハムスター♀「くっ、やり直せ!」

ハムスター「アレキサンダーよりマシだろ」

ハムスター「しかしアレキサンダーⅢ世に女剣士とか、中世感溢れるな」

男「さて、小屋も良しエサも良し名前もよし。後は何が必要かなあ」

ハムスター「もう十分だろ。しいて言うならお前の知識と常識だよ」

ハムスター♀「同意します」

男「おっ、もうこんな時間か。ドモホルンリンクルの雫をひたすら眺め続けるバイトの時間だぜ!」

男「夜には帰ってくるからお前ら3匹とも仲良くしてろよー?」ドタバタ

ハムスター「やれやれ、アレが今日から飼い主か…先が思いやられるな」

ハムスター♀「早くあのオス噛み千切りたい」

ハムスター「ヒィッ」

ハムスター「…ん?3匹?」

スタスタ

猫「やぁ」

ハムスター「」

ハムスター♀「」

猫「こんにちは」

ハムスター「は、はいコンニチハ…」

ハムスター♀「」

猫「よろしくね」


猫「ボクのお昼ご飯達」クワッ

ハムスター「ヒィィィッ!!」

ハムスター♀「あばばばばばば」



男「あ、ネコロンガーにハムスター食うなよって躾るの忘れてたわ。ま、いっか?」

ハムスター「他の動物と飼うときはハムスターに危害を加えないようにちゃんと教え込みましょう」

ハムスター♀「躾が出来ない動物の場合は、ちゃんと隔離しましょうね」

猫「でないと食べちゃいます」

男「みんな、勉強になったかな!?」

ハムスター「あと最後に一番大事なことを1つ」



ハムスター「飼う前に勉強しろ!!」



超絶爆裂的完ッ!!

花粉症のストレスの憂さ晴らしで書いた。後悔はしない

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