【艦これ】提督「古鷹……今日はWhite Dayだね……」 (47)





提督「フゴフ、ゴフググ!」サスサスサス!

提督「ファボブグギグゴゴ!」クネックネッ

提督「フグォゴゴ!チュパ!ググギゴゴゴゴグ!」スサッスサッ

提督「グフォォォオオォ!ジュル……」ササササ…!



提督「」ニコッ






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提督(あぁ^~隠れて古鷹の使用済みタイツを顔にかぶって)コスコス…

提督(そのまま一人顔面コスコスタイツプレイするの最高なんじゃ^~)スココココ!



ガチャ

古鷹「提督、今日の演習が終了し……」

提督「ヴァッ」



……
…………
………………







過去(加古ではない)の過ち

【艦これ】提督「中破した古鷹のお腹の素肌をこの指でなぞりたいんや……」
【艦これ】提督「中破した古鷹のお腹の素肌をこの指でなぞりたいんや……」 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「古鷹に優しくキン肉バスターをかけたいなぁ」
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提督「…………」ズーン…


提督(古鷹が泣きながら出て行ってしまった……)

提督(……私は最低な男だ……)ガクッ

提督(彼女を……些細なことで傷つけてしまった……!)プルプル…



ガチャ


鹿島「提督さん、こんばんは!」ニコッ

鹿島「あれ……なんだか元気がありませんね?」

提督「……鹿島」








提督は瞬時に鹿島の背後を取り、その華奢な背中に馬乗りになった。
彼女の反応よりも早く、そのか弱い両腕を自身の両肩の上へ締め上げる。

その完璧に極まった提督のパロスペシャルから、鹿島は逃れることができなかった。
もがけばもがくほど、前屈大の字となった鹿島の股は開いてゆき、胸が締め付けられてゆく。


「う……ぐぐ!」


ドサッ……

その苦しさから、やがて彼女は涎を垂らしながら失神し、そのまま板張りの床に組み伏せられた。

うつぶせで尻を突き上げ、眠りに入った彼女のスカートを、提督は優しい手つきでめくりあげた。


「ベージュか……」








提督は問いかけた。


提督「私は……どうすればいいのだ……」


鹿島は答えてはくれない。

……だが、望んでいた答えはすぐに見つかった。



ワイワイガヤガヤ

提督「……ん」チラ








提督(テレビを消し忘れていたか……)



テロップくん「明日は3月14日!ホワイトデー特集!」

テロップくん「代官山セレブ御用達のスウィーツをご紹介」

提督(ホワイト……デー……!)

テロップくん「こちらはチョーナウイトレンドのお店!」

テロップくん「ここで売られているチョコレートは品切れ続出の人気商品です!」


提督「……そうだ!これだ!」パァァ



……
…………
………………







翌日、愛車のバモス(ホンダ)を駆ること7時間32分……
彼は噂のセレブの町、代官山へとやってきた。



提督「おうおう、なかなか閑静でいい所だなぁ」

提督「なんかこう、私なんかが居ていい雰囲気じゃないのは確かだな」ハハッ

提督「だが断る」


提督「……で、目的の店は……」

提督「……あれだな」








店員「いらっしゃいませ!」

提督「あのー、テレビで紹介されていたチョコが欲しいんですけど」

店員「はい、かしこまりました!」


店員はそう言って、レジ下のショーケースにあるそれを丁寧に引き出す。
幸運なことに、それはその一個を残して、他は全て売れてしまっていた。


提督(¥114,514……高過ぎィ!)

提督(……しかし、これも彼女に私の誠意を伝えるため)

提督(これぐらい、安い買い物さっ)








本当ならば、これで万事解決……のはずだった。



「待ってもらおう!」


提督「ヒェッ」

店員「?」



その声は、店の外から聞こえてきた。

振り向けばそこには、一台の車が停まっている。
趣味の悪いパールゴールド一色に染め上げられた、現行のスカイラインだ。

ドアを開けて出てきたのは、紛れもない白の正装姿の海軍士官だった。
その傍らには、この季節に似つかわしくない格好の小さな少女が連れ立っている。


提督「間違いない……奴だ」ゴクリ




すこしはなれますね

すみませんん





――イケメン提督


彼は世のあらゆる女性を虜にする甘いマスクを持ち、
新宿三丁目界隈では「夜戦の神様(直球)」とも呼ばれている名将。

だがしかし、その実態は一部の者から児童性愛の疑いを持たれるほどの偏愛主義者で、
彼が日ごろ連れ歩いている呂-500の存在が、それの信憑性に一層深みを持たせている。

またその威圧的で不遜な態度から、周囲の関係者からは海軍No.2の要注意人物として挙げられている……



イケ「君も……海軍の人間だね」フフッ

提督「あぁ……そうだが」

イケ「このチョコレイトゥ(ネイティブ)は僕の……ろーちゃんにこそふさわしい……」

イケ「僕に譲ってはくれないかな」ニコ

提督「……断る」

ろー「……」フルフル








イケ「僕は暴力は好まない……何よりこのろーちゃんが悲しんでしまう」

イケ「だから、“平和的”に事を済ませたい……」

イケ「……早く僕にそれを譲りたまえ」ゴゴゴ

提督「何度も言うが、それはできない相談だな」フフッ


提督「それよりも、あんたは噂通り“夜の街”へ帰るべきではないか?」

提督「そこならもっといい“チョコレート”にありつけるかもしれんしな」ヘヘッ

イケ「……貴様ァ!」

イケ「純粋なろーちゃんの前でなんて破廉恥なことを!」

ろー「??」ゴロゴロ








イケ「僕の堪忍袋の緒が切れてしまったよ……」

イケ「かかってきたまえ」

イケ「もう、泣いても許さないぞ」キリッ

提督「へへっ……そりゃ」



「こちらの台詞だッ!」カッ


飛び上がり、先手を取ったのは提督だ。
洋菓子屋の狭い店内を逆手に取った、高い打点から繰り出される予測上回避不可能の蹴り。

だが、その華麗なローリングソバットは、むなしくも虚空を切った

「な……!」

イケメン提督の俊敏性が、提督のフットワークを優に上回ったのだ。








「イケメンパンチ!」バキッ

「はんっ」


「イケメンキック!」ドカッ

「おぉん!」


敵の一撃一撃が、限りなく鋭く重い。
提督は、彼が並みの使い手でないことを悟った。


「な……なにがあんたをそんなに突き動かすんだッ」

「決まっている……る、ろーちゃんへの……」

(噛んだな……)


「……愛だ」


何の戸惑いもなくそう言い放った彼の言葉を、提督は心で受け止めた。
その言葉に、偽りなし――








「認めるよ、あんたの愛」

「そうか……では、それを譲ってもらおう」

「……だがな」


彼の本気を認めた提督は、本当の力を引き出すことにした。

初春や白露に鹿島、そして古鷹……
鎮守府で待つ皆のことを思い浮かべ、それを自身の力とする。


敵は身構える。先とは明らかに違う殺気――

だが、その次の手がまったく読めない。
そこから生まれた迷いが、提督の接近を許してしまった。








「しまっ……!」

「そらッ!」


提督の美しい弓なりを描くブリッジが、彼を大きく宙へと放り出した。
それを追い、提督も飛び上がる。

そのまま提督は空中で開いた敵の両腕をクラッチし、
その鍛え上げられた右足をすかさず無防備になった首元へかけ、締め上げる。


「パンツの見えない技だから今まで使わなかったが……」

「今こそ、解き放つ時だ!」








その場にいた誰もが、巻き起こる衝撃で直視することができなかった。


洋菓子屋の大理石調の床に沈んでいたのは「夜戦の神様(直球)」……

それをブリッジで制していたのは提督だった。


カーンカーンカーンッ

店員が店の鍋をゴングに見立て、それを激しく鳴らす。

18分の血の滲むような特訓の末ものにした、マッスルスパークが決まった。
そう……提督は勝ったのだ。








提督「……それはね、愛の大きさだよ」

ろー「あ……い……?」

提督「僕なら、こんな3月に君をスクール水着姿で外に出したりはしない……」



提督「古鷹に競泳水着を着せるなら、私は夏を選ぶよ」ニコッ

提督「小さな気遣いが、いつかこれだけの差になるのさ……」

ろー「……」キラキラ



……
…………
………………






ろー「ひぇっ……」プルプル

提督「……怖がることはない」フフ…

提督「彼はただ、気を失っているだけだ……安心したまえ」


提督「彼が私に勝てなかった理由……分かるかい?」

ろー「……わからない、って」








提督「……それはね、愛の大きさだよ」

ろー「あ……い……?」

提督「僕なら、こんな3月に君をスクール水着姿で外に出したりはしない……」



提督「古鷹に競泳水着を着せるなら、私は夏を選ぶよ」ニコッ

提督「小さな気遣いが、いつかこれだけの差になるのさ……」

ろー「……」キラキラ



……
…………
………………







ブロロロロrrr…

提督「なんとか手に入ったなー、人気No.1チョコ……」

提督「なかなかの長丁場だった、急いで帰らねば明日になってしまう」

提督「明日だと、ホワイトデーじゃなくなるからな……」




通行人A「火事だー」

通行人B「火事だー」


キキッ…

提督「なにっ!?」








提督がたまたま通りかかった場所の、たまたますぐ近くにあった雑居ビル……
火元不明の大火事がそこで発生していた。

激しく燃え盛る炎……雨嵐のように散りばめられた火花が、現場の凄惨さを物語る。


3階のベランダで子供が叫ぶ。

「ママー!」

「ゆうちゃん!」

地表では、ビルの中へ我が子を助けに行こうとする母親らしき女性を、周囲の大人が数名で抑えていた。
母親は自身の無力さを嘆き、その場で泣いた。


「ゆうちゃん……!」



提督「…………」








提督「……すまない、古鷹」

提督「私は……いつだって君を失望させてきたな」


提督「……でも私は……目の前で消えようとする命を無視することはできない……」

提督「だから――」



提督はチョコの袋を持ったまま、バモス(ホンダ)から放たれた矢のように飛び出し

燃え盛る炎の中へ飛び込んでいった……



……
…………
………………






『本日18時頃、東京都渋谷区のビルで火災が発生しました』

『中に取り残されていた少年一名が身元不明の男性によって救出されましたが』

『当の男性はその後発見されておらず、現在も捜索中です』

『……まもなく0時になります』

ピー…



古鷹「……はぁ」








古鷹「もう……15日になっちゃったかぁ」

古鷹「提督……この間のこと、まだ気にしてるのかな……」



古鷹「ホワイトデー……期待してた私、かぁ……」

古鷹「……そんなの贅沢な話だよね……」シュン



バタン!

古鷹「っ!」








提督「古鷹……!」ボロ…

古鷹「提督、ど……どうしたんです!?」

古鷹「服が焦げて真っ黒……!」オロオロ

提督「ははは……私は平、気……だ……」ヨロッ


提督「それより……すまない……な」

古鷹「え……?」

提督「君に渡すはずだったチョコレート……」

提督「ドロドロに溶けてしまった……」

古鷹「!」



提督「そして……ホワイトデーにも間に合わなかった……」








提督「私は普段から、君のタイツ越しに肌を触ろうとしたり……」

提督「パンツを見たり、タイツを良からぬことに使ったり……」

提督「とにかく数えきれないほどの迷惑をかけている……」

提督「だから、今日こそはと……私は思っていたんだ」



提督「……でも、私には……それすらできなかった」

提督「だから、私は――――」

古鷹「そんなこと……ありません!」








提督「古鷹……?」

古鷹「迷惑なんかじゃ……ないんです」

古鷹「私は……そんな提督が……」



古鷹「……提督が、大好きなんです!」

提督「……!」








古鷹「提督……そのチョコ、私にくださいっ」ニコッ

提督「……わかった」


古鷹「そして……私の部屋まで来てください……」

提督「……古鷹、そ、それは……!」

古鷹「…………」カァー…








ハァハァ…

提督「古鷹……っ」

提督「古鷹……ッ!」


提督「……あぁっ!」



これが本当のホワイトデー!


――――――――fin――――――――




あっ(眠気)


ここまで読んでくださった方、楽しく書かせていただきありがとうございました。

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