「嫌だ、俺はまだ…死ぬにはふさわしくない…」 (6)

毎回ここで目が覚める
最近何故か同じ夢を見る
ちょうど1週間だ
恐怖の念すら覚えてくる
ありえないとは思うがありえないものとは縁がある
ありえないものがありえてしまうかもしれない

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中学校を卒業間近とした少年が書き綴っています
めんどくさかったら適当に主人公殺して終わらせます
ぜひよければ見ていってください

元はといえば多少異質なものこそあるが普通の少年だった
たしかに純粋だった小学生ぐらいの頃はこのオッドアイの理由も嘘を信じ、この鋭い五感も普通だと思っていた
とはいえ中学に上がる頃には異質と感づいた
そして自分が何かを祖父母に聞いた
もっと言うと幾代か前の人たちにも聞いた
幾代か前の人たちがまだ生きていることに不信こそ覚えたが流石に想像上だと思っていた生物同士の子だとは思わなかったよ
私が聞いたもう時期400の遠い血の関係がある男に聞くと私は洋に伝わる人形の妖怪同士でメンデルのように子を作る実験をした結果らしい
私で実験が止まったのはこれを知る者があまりに少なすぎ病死などにより偶然にも実験に関わるものがいなくなったことが原因であるという

いや、原因と言うといなくなったことが悪いことに聞こえるが、修正するほどではないか
まぁ、今はなんだ
私がリーダーと呼んで慕っている生粋の吸血鬼とともにいる
もっと言うと洋の地へ渡るためにアジアから馬車という馬の動かす乗り物に乗っている
私がこの世に存在する中で最も乗ってみたかった乗り物である
その次はラクダである
洋の地へ渡るというのはもう時期400の男の言っていた者達がいた場所は光のささない場所であったためそこでリーダーとともに暮らすためである
だが、困ったことにもちろん実験というのは私が最初であるため私の寿命というのいくつまで続くかだ
せめてリーダーよりは生きていたいと思う
リーダーの最後を見て安心して死にたいのだ

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