結城晴「TBS対策会議…」 (18)

晴「わりい、遅れた!」

泰葉「おはようございます晴さん」

早耶「早耶たちも今来たばっかりですからぁ、大丈夫ですよぉ」

菜帆「晴ちゃんも苺大福食べますよね~」

晴「おっ、美味そうだな!」

泰葉「今晴さんのお茶も淹れますね♪」

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晴「美味いな、これ…」モグモグ

早耶「さすが菜帆ちゃんですよねぇ」ウフ

菜帆「うふふ〜。そう言ってもらえると、並んだかいがありました〜」

晴「で、今日はなんだっけ…トークバトルショー?の対策会議とかって聞いたんだけど…」

泰葉「はい、お茶どうぞ」コト

晴「あ、さんきゅ」

菜帆「まあまあ〜、難しい話は後でも出来ますし〜、先に美味しいお茶とお菓子で一息つきましょ〜」

晴「いや、それ絶対何もしなくなるパターンのやつだろ?」

早耶「大丈夫ですよぉ。なんたってぇ、早耶たちには泰葉さんっていうしっかりものが付いてるんですからぁ。ねぇー?」

泰葉「ふふっ。はい。芸歴だけはありますから、どーんと任せちゃってください♪」フンス

晴「あー、確かにそれなら大丈夫…なのか」 

泰葉「という訳ですから、まずは親睦を深める意味も兼ねて……あ、おせんべとみかんどうぞ」

早耶「わぁ〜、良いですねぇ」

晴「一気に不安になったぞ、おい!」

菜帆「せいでは事を仕損じる、と言いますし〜、の〜んびりいきましょ〜♪」

泰葉「そうそう。本番まではまだまだ時間があるんですから、ね?」

晴「今唐突に『夏休みの宿題』って単語が出てきたんだけど…」

早耶「もう夏休みの話ですかぁ?まだ春休みですよぉ?」

晴「そうだけどそうじゃなくて…」

晴「なあ、あと一つ聞いていいか?」

泰葉「一つだけですよ?」

早耶「よく考えて聞いてくださいねぇ」

晴「ええー…」

泰葉「ふふっ。冗談です。何ですか?」

晴「ああ…。なんで今だに、それも事務所にコタツ出てんだ?」

泰葉「?…コタツは年中出しておくものですよ?」

晴「なんだその間違った常識!?」

早耶「最近また寒くなってきましたしぃ、早耶的にはおっけーかなぁ、ってぇ」

菜帆「おコタの魔力には誰も逆らえませんし〜♪」

泰葉「3対1ですね」フフッ

晴「数の暴力怖ぇ…」

晴「あとさぁ、泰葉…」

泰葉「一つだけという約束では?なんですか?」

晴「…………。なんでさっきから足こすってきてるんだ?」

泰葉「晴ちゃんの足が予想以上にすっべすべで触ってて気持ちいいからですね。ズルいです」モゾモゾ

晴「いや、そんな事言われても…うひゃあっ!?」

早耶「本当だぁ〜。晴ちゃんつるつるですべすべ〜」モゾモゾ

菜帆「うふふ〜。これは足だけじゃなくて色々触りたくなりますね〜」モゾモゾ

晴「ひゃっ!…うっ…んんっ…やめ…くすぐったい…!」

早耶「まぁまぁ、減るものじゃないですしぃ〜♪」モゾモゾ

泰葉「何なら私の足を触っても良いですよ?」モゾモゾ

晴「そういう問題じゃ…うにゃっ…!」

晴「だあああぁっ!もうっ!止めろっ!」ガバッ

泰葉「あら、出ちゃいました…」

早耶「もっと触りたかったのにぃ」

晴「そんなに触りたいならお前ら同士で触れば良いだろうが、もう…」ハァ

泰葉「晴ちゃんの足を触りたいんです」キリッ

晴「たち悪ぃ…」

菜帆「ほ〜ら、苺大福まだありますから、また入ってきてください〜」

晴「餌で釣るな!」

早耶「は、は、晴ちゃんこ〜い♪」

泰葉「こっちのお〜ちゃはあ〜まいぞ〜♪」

晴「オレは蛍か!」

泰葉「ふふっ。ほら、もうしないですから入ってきてください」オイデオイデ

晴「信用できないんだけど…」ジー

泰葉「そ、そんなじっと見つめられると恥ずかしくなります」テレッ

早耶「きゃ〜♪晴ちゃんだいた〜ん♪」

晴「なんでそうなるんだよっ!」

菜帆「羊羹もありますよ〜?」ゴソゴソ

晴「……羊羹か」

泰葉「それなら渋めにお茶淹れ直しましょう」

晴「……食べる」モゾッ

菜帆「見事釣れました〜♪」

早耶「菜帆ちゃんすご〜い!」パチパチ

晴「…はっ!」シマッタ

晴「まあ美味いから良いけど…」モグモグ

泰葉「甘さ控えめで上品な味ですね。少し塩入ってますか?」

菜帆「はい〜。塩羊羹ですよ〜」

早耶「菜帆ちゃんって色んな和菓子屋知ってますよねぇ。今度早耶にも教えて貰ってもいいですかぁ?」

泰葉「あ、私も知りたいです。おせんべも良いですがお茶には和菓子も合いますし」

菜帆「はい、喜んで〜。晴ちゃんも一緒に行きましょうね〜♪」

晴「えっ、オレも!?」

早耶「せっかくですしぃ、皆で食べ歩いたほうが楽しいじゃないですかぁ」

晴「えー、少しなら良いけどオレそこまで甘いもん食えるワケじゃないし…」

泰葉「…………そう、ですか…」フッ…

晴「ん?泰葉?」

泰葉「晴ちゃん、実は私たちと一緒にいるの嫌なんですか…?」ハイライトオフ

晴「は?いや、別にそう言うワケじゃ…」

泰葉「だって、一緒に遊びに行きたくないん…ですよね?」オフ

晴「そうは言ってないだろ?」アセッ

早耶「あーあー、晴ちゃんやっちゃったー」

菜帆「晴ちゃん、いじめはダメですよ〜?」メッ

泰葉「…………」オフ

晴「わ、わかったから!十件でも二十件でも付き合うから!な?」

泰葉「本当ですか!」ハイライトオン

晴「は?あ、あれ…?」

早耶「うふふ。バッチリ聞きましたからねぇ」

菜帆「いつにしましょうか〜?予定合わせましょう〜♪」

晴「えっ?あ、あれ…?」

泰葉「どうしましたか?晴さん。今更無しは駄目ですよ」

晴「いや、それはもう良いんだけど、今まで泰葉…あれ?」

泰葉「ああ、これですか?」ハイライトオフ

早耶「それ、凄い特技ですよねぇ。早耶も覚えたいですぅ〜」

泰葉「ふふっ。慣れてきたらこんな事も出来ますよ」ミギメオフ

晴「すげぇな、おい!」

泰葉「頼み事の時なんかは便利ですよ。特にPさんには効果抜群です♪」

晴「……あいつも苦労してんだな…」

晴「ってか、結局まだ何一つ話し合い出来てないんだけど…」

早耶「なんのですかぁ?」

晴「トークバトルショーの対策会議!」

菜帆「ああ、今日はそれで集まったんでしたね〜」ポン

泰葉「すっかり忘れてましたね」アア

晴「案の定かよ…。オレ何もしてないのに既に疲れたんだけど…」

早耶「まだ若いんですからぁ、そんな疲れた顔しちゃもったいないですよぉ?」

晴「じゃあ疲れさせるなよ!」

泰葉「私たちは特に疲れてないですが…?」

菜帆「疲れてないですね〜。むしろ楽しいです〜♪」

晴「ああ、もう……頭痛い…」

泰葉「でも確かに良い時間ですし、そろそろ…」

晴「やっとか…」

菜帆「そうですね〜、お昼ごはんにしましょ〜」

晴「はあ!?」

早耶「あ、それならぁ、早耶この前ランチの美味しいお店見つけたんですよぉ。パスタなんですけどぉ…」

菜帆「良いですね〜。それじゃあそこに行ってみましょうか〜♪」

晴「おい、今まで散々菓子食ってただろうが!」

泰葉「何言ってるんですか、晴ちゃん。甘いものは別腹、ご飯は本腹ですよ」フフッ

晴「泰葉の間違った知識の出処はどこなんだよ…」

早耶「ほらほらぁ、そうと決まれば膳は急げですよぉ」

晴「膳じゃなくて善だろ…」

菜帆「ご飯の話なんですから〜、膳でも良いじゃないですか〜」

晴「ええー…。ってか、結局何一つ決められなかったし…」

泰葉「それじゃあ、ランチの後でまたお話しましょうか」

菜帆「それなら〜、またオヤツ買って帰りましょうか〜。今度は桜餅なんてどうでしょ〜?」

泰葉「ふふっ。良いですね。やっぱりこの時期は桜餅ですよね♪」

晴「また何も出来ない未来が見える…」

早耶「ほらほらぁ、晴ちゃん行きますよぉ〜」グイー

晴「わかったから。引っ張らなくても…」

泰葉「ほらほら」グイー

菜帆「行きますよ〜」グイー

晴「わかったから!服がのびる!」

次の日


晴「はぁーーーっ」

梨沙「ちょっと!どうしたのよ、朝っぱらから辛気臭いため息ついて」

桃華「ため息をつくと幸せが逃げてしまいますわよ?」

晴「いや、実は昨日さぁ…」

梨沙「?」

桃華「そういえば昨日はトークバトルショーの対策会議をしてらしたんですわよね」

晴「ん?なんで桃華が知ってんだ?」

桃華「うふふ。泰葉さんが楽しそうに話してくださいましたわ」

晴(そういや桃華って泰葉とユニット組んでるんだったな。…泰葉とユニット…か…)

梨沙「ああ、それで白熱して疲れたってワケ?だらしないわね」

晴「実は桃華ってすげぇんだな」

桃華「なんですのいきなり!?」

梨沙「本当にどうしたのよアンタ!?」



おしまい

以上、読んでくださった方ありがとうございました!
今回のTBSは流そうと思ってたのにさーやに菜帆さんに菜帆さんに極めつけの泰葉。泰葉。泰葉!
…ピンポイントで狙われたとしか思えませんでした

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