トト子「もっとちやほやされたい!」 (35)

トト子「鏡よ鏡よ鏡さん。この世で一番美しいのはだーれ?」

鏡(裏声)「それはもちろんトト子ちゃんさ!」

トト子「本当に?」

鏡(裏声)「本当さ!」

トト子「絶対に?」

鏡(裏声)「絶対さ!」

トト子「否応なしに?」

鏡(裏声)「否応なしさ!」

トト子「じゃあどうして……チケット売れないのよぉぉぉ!!」トビゲリ

鏡「バリバリガッシャーン!」

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公園

チョロ松「や、やあ?おまたせ!」

トト子「うん。とびきり待たされたわ」

チョロ松「ご、ごめん!ごめんね!ちゃちゃちゃんと待ち合わせ時間5分前に来たんだけど…トト子ちゃん、早かったんだね?」

トト子「座って」

チョロ松「う、うん…ね、ねぇトト子ちゃんさ?公園に僕だけ呼び出すって…も、もももしかしてひょっとしたらこここれってで、デデデで…でぇと……」

トト子「チョロ松くん」

チョロ松「は、はい!」

トト子「これ買って」つ【チケット】

チョロ松「え?」

トト子「全部で200枚あるわ。会場も押さえてあるから諸経費込みこみで3000万円」

チョロ松「3000万!?や、むりむりむりむり!?」

トト子「のところを友達プライスで300万円にしといてあげる。ラッキーね」

チョロ松「無理だよ!!だって僕ニートだよ!?」

トト子「ちっ…」

チョロ松「舌打ち!?どうして!?いくらトト子ちゃんのお願いでもさ……」

トト子「じゃあ売りさばいてこいよ」

チョロ松「へ?」

トト子「チケット完売させろっつってんだよぉぉぉ!!!」

チョロ松「はははいぃぃぃ!!」ダッ

ライブ当日

トト子「チェリ男のみんなー!おまたー!トト子だよー!」フリフリ

ワァーワァー!

トト子「あ、今のおまたーは下品なアレじゃないよ?お待たせって意味なんだゾ☆」ウインク

ワァーワァー!

トト子「勘違いしたらイヤン!アハン!だってトト子…アイドルだもーん!」キャピッ

ワァーワァー!

トト子「それでは聴いてください!『シーフード食べていいムード♂♀』」

おそ松「いょっ!!待ってました!」パチパチ

カラ松「フッ…振り付けは完璧にマスターしたぜ」

チョロ松「もートト子ちゃんサイッコー!L!O!V!E!T!O!T!O!K!O!」

一松「すきすきすきすき すきっ!すきー!あ、い、してっるぅー!」

トド松「一松兄さん!それ一休さんのテーマだから!」

十四松「やっふー!トト子ちゃんイケイケサンバれっつらごー!」

トト子「……またてめぇらしかいねぇじゃねーかぁぁぁぁぁ!!!」

トト子「会議!」バンッ

おそ松「はい」バッ

トト子「はい、おそ松くん」

おそ松「付き合ってください!」

トト子「ムリ。次」

カラ松「はい!」

トト子「次」

カラ松「えっ」

チョロ松「はい!どんな路線でも僕は応援します!」

トト子「そんなん聞いてないし。次」

一松「……猫耳付ける」

トト子「魚屋が天敵の猫に寄せるとかムリ。次」

十四松「素振りしたら!?楽しいよ!!」

トト子「しません。次」

トド松「トト子ちゃん、インスタグラムとかやってないの?」

トト子「……やってるけど」

トド松「じゃあ自撮りでアイドル活動の様子をアップしてみたら?SNSで自分を売り込むの流行ってるじゃない?」

トト子「とっくにやってるわよ!!」パシンッ

トド松「ひでぶ!?」ドンガラガッシャン

トト子「全然ダメね!真面目に考えてるの!?」

おそ松「あー良いこと思い付いた」

トト子「なに?おそ松くん?」

おそ松「脱いじゃおうよ!」

トト子「」ピシィィッ

チョロ松「はぁ!?テメーなに言ってんだ!?」

おそ松「えー?じゃあ着エロは?」

チョロ松「もっとダメだよ!!」

おそ松「AV!」

チョロ松「どんどんひどくなってんだろが!?」

おそ松「カメラマンはチョロ松で俺たち5人が男優な!」

カラ松「やろう!」

一松「やるしかない」

トド松「ゴム持ってるよ!」

十四松「セックス!セックス!」

チョロ松「おい、待てよ!僕も男優やりた……」

トト子「ざけんじゃねぇぇぇぇ!!!」マーシャルアーツ

ドゴグシャッバキベキッ

ギャアアアアアアアアアアア………

河川敷

トト子「ぐすんぐすん。私、こんなに可愛いのに…どうしてうまくいかないのー!」シクシク

イヤミ「お嬢さん、なんで泣いてるザンス?」

トト子「あ、イヤミさん」

イヤミ「ミーに話してみるザンス。もうけ話になりそうだったら協力するザンスよ」

トト子「……」

イヤミ「アイドル活動がうまくいかない~?」

トト子「そうなの…」

イヤミ「ま、まだ諦めてなかったザンスね…」

トト子「当たり前でしょう!?」

イヤミ「まずその被り物外すザンス。みっともないザンスよ」

トト子「アイデンティティーよ。ナメないで?」キッ

イヤミ「ちょっとなに言ってるか分かんないザンス」

トト子「えーん(;o;)ちやほやされたーいo(^∇^o)(o^∇^)o」

イヤミ「い、いちいちセンスが痛いザンスね…」

トト子「ていうかーなんかいいプランないのー?」

イヤミ「な、なんで若干ふんぞり返ってるザンスか?」

トト子「あームカつく!!」
イヤミ「情緒不安定ザンス…」

イヤミ「オホンッ!まぁいいザンショ。そこまで真剣ならミーがとっておきの方法でプロデュースしてあげても……」

トト子「ウォラァっ!!」リュウキュウカラテ

イヤミ「ごべぶっ!?」ズサァァァ

トト子「勘違いしないで?あたしがプロデュースさせてあげてるの?」

イヤミ「は、はい…」ピクッピクッ

トト子「で、どうすればいいの?」

イヤミ「と、とりあえずミーに付いてくるザンス…」

トト子「あっそ。ハイヤー呼んで?」

イヤミ「は、ハイヤー?」

トト子「かよわい乙女を歩かせる気?」

イヤミ「か、かよわい…?」

トト子「あぁん?」ゴキッゴキィッ

イヤミ「至急連絡するザンス!」ピッポッパッポッ

店の個室

イヤミ「とりあえずこの部屋で待機ザンス」

トト子「なにここ?ちっちゃいテーブルと布団しかないじゃない?こんなつまらない部屋で待たせるわけ?」

イヤミ「我慢するザンス!アイドルの道は険しいザンスよ!?」

トト子「!!!」

イヤミ「常に謙虚で優しく可愛い笑顔を振り撒くのがアイドルのお仕事ザンショ!?まずそのしかめっ面をやめるザンス!!」

トト子「ご、ごめんなさい。イヤミさん…私、間違ってました」

イヤミ「分かってくれたザンスか!」

トト子「はい!トト子、アイドルとして一生懸命ガンバります!プロデューサー☆」キャピッ

イヤミ「ウッヒョー!その意気ザンス!じゃあおとなしく待っててチョーよ!」

トト子「はい!」

バタンッ

トト子「とは言ったものの…本当に大丈夫なのかしら?」

ガチャッ

ダヨーン「入るだよーん!」

ハタ坊「わー!トト子ちゃんだじょー!」

トト子「へ?」

ダヨーン「じゃあ早速、実技に入るだよーん」カチャカチャ

ハタ坊「トト子ちゃんとヤれるなんて嬉しいじょー」ボロンッ

トト子「イヤァァァアアアア!!!?な、ななな何出してんのよ!?」

ハタ坊「チンポだじょー?知らないじょー?」アフリカンサイズ

トト子「知ってるわよ!ガキじゃあるまいし!?そうじゃなくて!なんでチンポ出してんのよ!?」

ダヨーン「しゃぶるんだよーん」ブランブラン

トト子「はぁぁぁ!?なんで私がそんなもんしゃぶんなきゃなんないのよ!?」

ハタ坊「そうだじょ、ダヨーン?初めての子にそれはハードだじょー」

トト子「いや、ハードとかそういう問題じゃなくて!?」

ハタ坊「まずはケツの穴を舐めるじょー?」プリンッ

トト子「そっちのがよっぽどハード!?ていうかやめて!?お尻こっち向けないで!?」

ハタ坊「大丈夫だじょー。後でトト子ちゃんのケツもじっくり開発するじょー!」

トト子「何一つ大丈夫じゃないわよ!?」アトズサリ

ダヨーン「チンポしゃぶるかケツ舐めるか選べよーん」ギンギン

ハタ坊「どっちにするじょー?」ギンギン

トト子「なんなの!?バカなの!?何がしたいの!?セクハラで訴えるわよ!?」

ダヨーン「これは面接だよーん」

トト子「これのどこが面接なのよ!?二人して私をレイプしようとか考えてるんでしょ!?」

ダヨーン「レイプじゃないよーん」

ハタ坊「先っぽだけなら合意の上だじょー!」

トト子「先っぽだろうが根元だろうが無理やりヤッたらレイプじゃボケェェェェエ!!!」

トト子「わ、私、絶対こんなところで働きませんから!」

ハタ坊「イヤならいいじょ?」

ダヨーン「ウチで働きたい女の子はいくらでもいるよーん」

トト子「な、なによ、バカみたい?こんな事されるって分かってて来る子なんている訳ないじゃない!」

ハタ坊「そんな事ないじょー。ダヨーン!」

ダヨーン「これ見ろよーん」スッ

トト子「え…月刊フラッグ?雑誌かしら?」ピラッ

『今年度!最も男をたぎらせた魔性のフードル、アッコちゃん!!』

トト子「フードル?」

ハタ坊「風俗界のアイドルだじょー!」

トト子「アイドル!?」ピクッ

ダヨーン「その子は今年、うちの店で一番人気だったフードルだよーん」

ハタ坊「アッコちゃんのアナル調教はテクヤクマヤコンだじょー!」アヘガオダブルピース

トト子「(アイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドルアイドル)」

トト子「決めました!私、ここで働きたいです!!」

ハタ坊「いや、それ決めるのこっちだじょー」

ダヨーン「んじゃとっとと実技するよーん」

トト子「はい!!」

こうしてトト子ちゃんは夢だったアイドルの道へと一歩近付いたのだった…

トト子「」ジュポジュポ

デカパン「ホェホェ~!!」ドピュッ

トト子「んぐっ!」ゴクゴク

デカパン「ホェ~…気持ちよかったダス」

トト子「うえ~…」ティッシュティッシュ

デカパン「飲んでくれないダスか?」

トト子「と、トト子、まだ慣れてないからー?」ヒクヒク

デカパン「そうダスか…。それは残念ダス」ショボン

トト子「(こんなの飲むとか絶対ムリ!!)」

トト子「はじめまして!シー・フードル、トト子でー……」

おそ松「トト子ちゃーん、聞いたよ~?フードルになったんだってね~?」

トト子「帰って!!」

おそ松「え?」

トト子「いいから帰って!?お願いします!!」ドゲザ

おそ松「えぇっ!?せっかく来たのに!?」

トト子「お願いしますからぁぁぁあああ!!!」ヒッシ

おそ松「トト子ちゃん……」

イヤミ「客を帰らせるとはどういう了見ザンスか!?」

トト子「だって…知り合いで……」モジモジ

イヤミ「そんなん関係ないザンス!!チミは黙ってしゃぶってればいいザンスよ!?」

トト子「……」ジトッ

イヤミ「は?なんザンスか!その目は!?」

トト子「」プイッ

イヤミ「別にいいザンスよ!?やめたきゃーやめてもらっても!?」

トト子「……!」

イヤミ「ふん!チミのアイドルに懸ける熱意なんてそんなもんザンスね?」

トト子「そ、そんなこと…」

イヤミ「アッコちゃんを見習うザンス?それ、ポチっとな!」リモコンポチッ

VTR『出川「アッコさん、ヤバいよ、ヤバいよ~」
アッコ「グホォォォオ!!イグッ!イグッ……おぃコラ出川!なにへばっとんねん!?腰入れんかい!?」』

トト子「」ガクガクブルブル

イヤミ「間違えたザンス」ピッ

VTR『アッコちゃん!2000人のファンとひみつの握手会!』

イヤミ「ウッヒョー!大盛況ザンス!チミもこれくらいファンが出来ないとダメザンショ!?」

トト子「っ…!」

イヤミ「今のチミはアイドルでもなんでもない、ただの風俗嬢ザンス!悔しかったらアッコちゃんを越えるフードルになってみせるザンスよ!?」

トト子「うぅ…!」

イヤミ「その為には知り合いだろうが親子だろうが来た客はなりふり構わずしゃぶり尽くすザンス!?出来なきゃチミは一生、安い風俗嬢のまんま!!!」

トト子「そんなの……できない」ウルッ

イヤミ「……ミーはチミの才能を信じてるザンス」

トト子「」ピクッ

イヤミ「チミは間違いなくアッコちゃんを越える……いや、世界をおまたにかけるフードルになれるザンス!!」ビシィィッ

トト子「ぷ、プロデューサー…!」キラキラ

イヤミ「できるザンスね?」

トト子「はい、できます!トト子…ヤります!!!」バッ

イヤミ「」ニヤリ

それからトト子ちゃんは頑張ってしゃぶった……

トト子「」ベロベログチュグチュジュッポジュッポ

おそ松「あぁ~!!やべっ!なにこれ!?やべー!!ダイソン並の吸引力!!」ドピュッ

トト子「」ゴクゴク

一人でも多くの男にちやほやしてもらいたくて……

カラ松「マイエンジェル……今夜は寝かせないぜ?」キラリン

トト子「さっさとイきなさい。んむ」パクッ

カラ松「OH!フィニッシュ!!」ドピュッ

トト子「んっ!(はやっ!?)」ゴクゴク

来る日も来る日も……

チョロ松「と、ととtotoトト子ちゃんがしゃ、しゃしゃしゃしゃ」ドギマギ

トト子「シコ松は手コキで十分でしょ?」シュッシュッ

チョロ松「ひどっ!?でもそんなトト子ちゃんも好きだぁぁあああ!!!」ドピュッ

トト子「気持ち悪いからやめて」フキフキ

またある時も……

一松「別にそういうつもりじゃないから…ただ他の兄弟に連れられただけっていうか……そもそもこんなクズの相手してもらえるなんて最初から期待してないし………」ブツブツ

トト子「はいはい。じゃあするわよ?んむ」パクッ

一松「うっ!!」ビクンッ

トト子「」ジュッポジュッポ

一松「こんなクズの分際で早漏です!すみませんでしたぁぁぁぁ!!!」ドピュッ

トト子「(下の毛に猫の毛が付いてる…)」ゴクゴク

ゆく年くる年……

十四松「ほいっ!ほいっ!ほいっ!ほいっ!」ガッガッ

トト子「(ま、まさかの強制イラマぁぁぁ!!!)」ングッングッ

十四松「逆転満塁サヨナラホームラン!!ありあっしたー!!」ドビュルルルル

トト子「ぶごごごごごご!!!(量が!!濃い!!飲みきれない!!!)」ダバダバ

十四松「トト子ちゃんの口にウイニングランしちゃった!」

トト子「」ブクブク

トト子はしゃぶり続けた……

トド松「トト子ちゃん…こんな所で働いてて大丈夫?騙されてるんじゃないの?よかったら僕、相談に乗るよ?」ズリッズリッ

トト子「スマタしながら言われても説得力ないわよ」ユサユサ

トド松「そんな…僕は本心から心配して……あっイク!イクイク!イっクぅぅ!!」ドピュッ

トト子「……」ベチャッ

トド松「ふぅ………あ、なんかあったらラインしてね。じゃ」スッ

トト子「……」

イヤミ「ウッヒョー!今月も上々の売り上げザンスね!」ペラッ

トト子「……」

イヤミ「これならアッコちゃんに並ぶ日も近いザンスよ!」

トト子「あ、あの…プロデューサー…」

イヤミ「ん?なんザンス?」

トト子「本当にこれでアイドルになれるんでしょうか?」

イヤミ「……」

トト子「……」

イヤミ「トト子ちゃん、チミの目標はなんだったザンスか?」

トト子「男にちやほやされること…です」

イヤミ「じゃあもう叶ってるザンショ」

トト子「え?」

イヤミ「チミにしゃぶってもらいたくてお金を払う男がいるんだから、ちやほやされてる証拠ザンス」

トト子「で、でも……アイドルなのに歌ってないし踊ってないし……」

イヤミ「フードルはしゃぶって飲んでればいいザンス」

トト子「……」

イヤミ「それがイヤなら、いつでもやめるザンス。チミの代わりなんかいくらでもいるザンスから」

トト子「」ジュッポジュッポ

チビ太「てやんでぇバーローちくしょー!!」ドピュッ

トト子「」ゴクゴク

チビ太「はぁ~気持ちよかったぜ」

トト子「……」

チビ太「なぁトト子ちゃん、オイラと付き合ってくんねぇか?」

トト子「え?」

チビ太「オイラみてぇなチビがみっともねぇけどよ…。トト子ちゃんのこと好きになっちまったみたいなんだ?」

トト子「ごめんなさい。アイドルは恋愛禁止だから…」

チビ太「アイドル?あはは!冗談うまいなー?トト子ちゃんは風俗嬢だろ?」

トト子「え…!?」

チビ太「ま、でもそりゃそうか。オイラじゃダメだよな…」

トト子「……」

チビ太「いいさ!オイラの恋人はおでんだ!今のは忘れてくれよな!」

トト子「……」

チビ太「じゃ、またな!今度来る時はその変な被り物、脱いだ方がいいぜ!」

トト子「……ありがとうございました」

公園

トト子「(アイドルじゃない…アイドルじゃない…アイドルじゃない…)」

トト子「(トト子はアイドル…なんてったってアイドル…すてきなアイドル……)」

ポンッ

トト子「」ビクッ

おそ松「どーしたの?こんな真夜中に女の子が一人でいたら襲われちゃうよ?」ニカッ

トト子「おそ松くん…」

おそ松「ま、あったかい缶コーヒーでも飲もうよ!パチンコ買ったから奢るよ!」スッ

トト子「ありがとう…」パシッ

おそ松「いやー冷えるね!あ、隣いい?」ポスッ

トト子「もう座ってるじゃない?」

おそ松「あはは!ごめん、ごめん」

トト子「(…コーヒーあったかい…)」ギュッ

おそ松「ふんふん、そっかそっかー。そりゃ大変だね?」

トト子「トト子…アイドルじゃないのかしら」

おそ松「なーに言ってんの!アイドルでしょ?」

トト子「だって…やってる事って言ったら…しゃぶるだけだもん」

おそ松「いんじゃない?なかなかいないよ、しゃぶってくれるアイドルなんて?」

トト子「そもそもしゃぶるアイドルなんていないじゃない!」

おそ松「シャブ打つアイドルはいるけどねーん」

トト子「…おそ松くんだって本当はからかってるんでしょ。バカにしてるんでしょ?」

おそ松「しないよ」

トト子「ウソつき!!」

おそ松「ウソじゃないって?」

トト子「どうせミジメな風俗嬢だと思ってるんでしょ!?」

おそ松「思ってないよ」

トト子「なんでよ!?今の私は誰がどう見たって……夜勤専門30分8500円の風俗嬢じゃない!?」

おそ松「煮詰まってんねぇ~。そんなトト子ちゃんも嫌いじゃないけど?」

トト子「やっぱりバカにしてるのね…!」

おそ松「うーん…」

おそ松「なんかいろいろ悩んでるっぽいけど…やめたかったらやめてもいいんじゃない?」

トト子「」ビクッ

おそ松「男をスッキリさせんのもいいけど、まずは自分がスッキリしてないとね?ほら、あれじゃん?」

トト子「そうね…。トト子の代わりなんていくらでもいるものね…」

おそ松「ん?」

トト子「うっ…うぅ…うわぁぁぁああああん」ブワッ

おそ松「あ、ちょ、え?なに!泣いちゃう?泣いちゃうの!ねぇ!?やっべ、くそカワイイ!!じゃなくて落ち着いて!!」アタフタ

トト子「どうせトト子はマグロ女だもん!ぁぁぁぁあん!!」ポロポロ

おそ松「あちゃー…これ相当まいってるね」ポリポリ

トト子「ひぐっ…えぐっ!」グズグズ

おそ松「(ん?夜の公園×泣いてる女の子+慰める俺=セックスチャンス!?)」ハッ

おそ松「トート子ちゃん!!」ガバッ

トト子「きゃあああああっ!!」ドシンッ

バキボキベキグシャ!

トト子「い、いきなりなにさらすんじゃいコラァ!?」ハァッハァッ

おそ松「い、いや…なんか…イケるかなって……」ピクピク

おそ松「泣き止んだ?」

トト子「……うん」グシグシ

おそ松「あのさ、トト子ちゃん」

トト子「なに?」グスッ

おそ松「俺がやめていいんじゃないのって言うのはさ、別に諦めろとかいうつもりじゃないからね?」

トト子「じゃあ…どうしてよ」

おそ松「俺たち六つ子もさ、イヤなことから逃げ回って楽しくニートやってる訳だけど…」

トト子「クズね」キッパリ

おそ松「う、うん。まぁね。うん……」

トト子「で?」

おそ松「でも俺たち、イヤなことから逃げるのも…やりたいことやるのも…なんだかんだで全力なんだよね」

トト子「それがなに…?」

おそ松「ん~!なんて言えばいいんだろ?とにかくさ、トト子ちゃんのなりたかったアイドルと今、やってることが違うんならさ」

おそ松「いっぺん全部パーっと捨てちゃって、またゼロからのスタート…みたいなのもありかもよ?」

おそ松「やりたくないことやってたっておもしろくないって?」

トト子「で、でも…それじゃ今までとおんなじ。またお客さんのいないライブしかできないもん」

おそ松「それでいいじゃん」

トト子「え?」

おそ松「しやぶんなくたってさ、俺らは昔からトト子ちゃん大好きだし」

おそ松「魚屋の売り子さんでもなんでも俺たち六つ子にとっては永遠のアイドル…だから」

おそ松「応援するよ。ずっと」

トト子「おそ松くん…」

おそ松「あはは!なんかカラ松みたいだな!まぁこんな時くらい、いいっしょ?」デレデレ

トト子「ふふ…」クスッ

おそ松「俺の夢はビッグなカリスマレジェンド!トト子ちゃんも今の仕事やめてニートになってみたら?」

おそ松「全力で逃げて、また全力で始めたらいいよ。バタンキューしそうになったら俺らが全力でサポートするから!」ニカッ

トト子「……」ニコッ

イヤミ「はぁ!?やめる!?」

トト子「はい。トト子はフードルを卒業します」

イヤミ「な、なに言ってるザンス!アッコちゃんみたいに誰からもちやほやされるフードルになりたくないザンスか!?」

トト子「なにがフードルよ!ただの風俗嬢じゃない!?」

イヤミ「!?」

トト子「トト子は歌って踊るかわいいアイドルになりたいの!!モデルとか俳優とか野球選手にモテて世間からちやほやされたいのよ!!」

イヤミ「よ、よこしまにも程があるザンス…」

トト子「お世話になりました。失礼します」ペコッ

イヤミ「ぬぎぎぎぎ!」ギリッ

トト子「あ、それから…」

イヤミ「は?」

トト子「今まで騙してくれた…お礼よっ!!」パンチラテコンドー

ドッガァァァァァン!!

イヤミ「シェー!!!」フライアウェイ

トト子「あースッキリした☆」キランッ

~~~~~~☆


トト子「みんなー!ヤッホー!魚介系アイドル、トト子なのだ!」キャピッ

ワァーワァー

トト子「今日も元気にピチピチ歌っちゃうよ!準備はいーい?」

ワァーワァー!

トト子「一曲目は『アワビとイカの恋物語』!いっくよー!」

ワァーワァー!

チョロ松「うおおお!!トト子ー!トト子!トト子トト子トト子好きだぁぁぁ!!!」

一松「かわいすぎる…!」ハァッハァッ

十四松「K!I!Y!O!H!A!R!A!トト子!!」

トド松「T!O!T!O!K!O!でしょ!?十四松兄さん!?」

カラ松「ふっ…心なしか最近、前にも増して輝いてるな?」

おそ松「やっぱトト子ちゃんはこうでなくっちゃ!」

トト子「トト子、全力で頑張る☆」キランッ

お粗末!

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