歳の差のある結婚 (24)




『34歳も年下の彼女との結婚』




彼女と出会ったのは、彼女が12歳の時だった。

僕は46歳。

やがて僕らは付き合い始め、結婚した。



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友A「このロリコン!」

友B「お前ってこんな奴だったのか?」

友C「絶交だ!」



周囲からはロリコンだの犯罪者だの、さんざん言われたものだった。

しかし、それらは単なる嫉妬にしか聞こえない。

若い妻を娶った僕に対しての、見苦しい嫉妬だ。



相手方の両親も、娘を必死に説得したようだ。

しかし、僕の妻は僕と結婚できないなら死ぬ、

と涙ながらに両親を説得したらしい。


僕も罪な男だ。



妻「・・・あなた、幸せ?」

僕「ああ、幸せだよ」


ベッドに横たわる妻にそう言った。



妻「ずっと、こうしていたい・・・」

僕「僕もだよ・・・」


僕はそう言って、妻の髪を撫でた。



妻「それにしても、結婚まで大変だったね」

僕「本当に。周囲からの評判はさんざんだ」



妻「私も・・・。だけど、今は幸せ・・・」

僕「ああ。僕もさ・・・」






僕(70歳)はそう言って、妻(36歳)に口付けをした。









『12歳の彼女との結婚』



最初に断っておくと、僕はロリコンだ。

年下の女の子が大好きで大好きで仕方ない。

なので、11歳の子と結婚する事にした。

ちなみに僕は32歳だ。



結婚の申込をしに挨拶にいくと、女の子の両親は・・・。





涙を流して喜んでくれた。





さっそく結婚式をあげる。

式場で周囲は、あまりの年齢差に驚いているようだった。


嫁の父親「やっと、もらい手が出てくれたか」

嫁の母親「ふぅ。これで一安心ね・・・」



嫁の父親「それにしても、今日は2月29日。娘の誕生日でもあるな」

嫁の母親「新郎さんが、特別に抑えてくれたんですって」

嫁の父親「今日で娘も12歳・・・。いや48歳か」

嫁の母親「本当に、結婚できて良かったわね」



僕「お義父さん、お義母さんこれから宜しくお願いします」

嫁の父親「ああ、娘をよろしく」

嫁の母親「娘の誕生日に、式をあげて頂けるなんて」

僕「ああ、それは」


僕「僕の誕生日でもあるから、当然ですよ」



僕は、年下の女の子が大好きなんだ。







『4000歳差』



「見てください、この見事な土偶」

「これは、『縄文のビーナス』と呼ばれる、今からおよそ4000年ほど前のものです」

「私は、これの美しさにすっかり魅せられてしまいましてね」

「ええ。これの研究一筋で。おかげで、いまだに独身ですよ。ははは・・・」



「けれど、後悔はしていません」

「これの美しさに比べたら、生身の女なんてつまらんもんです・・・」

「こうやって、これをじっと見つめていると」

「時々、嬉しそうな表情をしたり、はにかんだ表情をしたり」

「そんな感じがするんです」



「ある意味、私はこれと結婚したようなものですね」

「その歳の差、何と4000歳ですよ」

「ギネス記録かも、知れませんね。はは・・・」








長い年月を経た物には、魂が宿るという。



そして、それはこの土偶も例外ではなかった。



もし、土偶の言葉が聞こえたのなら、



あなたはこんな言葉を聞いただろう・・・








土偶「ちょーウッザ」






土偶「土偶と結婚とか、この人頭おかしいんじゃないの?」

土偶「私、群馬県太田市飯塚町出土 挂甲武人埴輪くん(国宝)としか
付き合わないって決めてるし」

土偶「てか私、年下って好みじゃないしー」


埴輪の方が2000歳ほど年下なのだが、そこは構わないようだ。



自分がいかに愛したからと言って、その思いが伝わるとは限らない。

4000歳差の結婚は、成立することはなかった。

実際の記録にある最高年齢差の結婚例は、アフリカのソマリアでの

112歳男性と、17歳の女性との結婚だそうだ。








『真・12歳の少女との結婚』



最初に断っておくと、僕はロリコンだ。

年下の女の子が大好きで大好きで仕方ない。

なので、12歳の女の子と結婚する事にした。

ちなみに僕は32歳だ。



言っておくが、これはガチだ。

女の子も、現年齢が12歳。

もちろん、うるう日が誕生日で実は48歳でした、なんて事はない。



さらに言うと、れっきとした人間の女の子だ。

犬とか猫とか、マンガアニメゲームの登場人物とかでは決してない。



僕は、女の子の両親の家へと挨拶に向かった。



そして警察に通報され、僕は、今ブタ箱の中だ。





おわり

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