逸見エリカと学ぶ催眠オナニー (16)

某逸見エリカ絵を拝見したときに書いてみたいなと思った話です
さわり程度の簡単な解説です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457463794

 大洗の秋山に呼びだされ、戦車喫茶に私はいた。
コーヒーを頼み、秋山にバレないように砂糖を投下していると急に秋山が話題を変えた。

秋山優花里「ところで、不肖秋山優花里、逸見殿に教えていただきたいことがありまして」

逸見エリカ「ちょっと待ちなさい、何の話よ」

秋山「詳しいのではありませんか、催眠オナニー?」

逸見「知らないわよ」

秋山「以前黒森峰に潜入した時なんですけど」

逸見「なによ急に」

秋山「まぁ聞いて下さい。戦車道の一年生でしょうか、こんな話をしていたんですよ」

逸見「何よ」

秋山「最近、副隊長のヘッドホンから何やら変な音声が漏れてない、と」

逸見「はぁ?何度もチェックしたけど音漏れはしてないはずよ。きちんと評価サイトで音漏れしにくいヘッドホンを新調したのよ!」

秋山「そうなのですか?まぁ音漏れの話は嘘なんですけどやっぱり聞いてるんですよね?催眠音声」

逸見「カマかけたってわけね……。分かったわ、あんたに教えてあげる。でも口外するんじゃないわよ」

秋山「ありがとうございます!」

逸見「それで教えてほしい、って話だけどあなた、催眠のさの字も知らないズブの素人なのよね?」

秋山「えぇ」

逸見「だったら催眠オナニーで検索して、引っかかったサイトの初心者向けページでも読んでなさい」

秋山「逸見殿、それは流石に簡潔すぎます」

逸見「はぁ、ならいくつかまとめてあげるわ。まず催眠に使う音源だけどネットに無料で配布してる製作者がいるから探してダウンロードしなさい」

秋山「無料であるんですか?てっきりこういうのは有料かと」

逸見「同人サークルが有料で配布してるのもあるわ。ただ催眠音声の良し悪しなんて個人差があるし、いきなりお金払うのもちょっと躊躇うでしょ?あといきなり催眠音声を使ったところで上手くいく、ってこともないだろうしまずは通称処方箋、と言われる音声を落としておくといいわ」

秋山「処方箋、ですか?」

逸見「えぇ、このListenable pharmacyっていうサイトにあるわ。まずはこれを使って催眠そのものに慣れなさい」

秋山「なるほど、ウォーミングアップでありますか」

逸見「そう、ついでに女性向けの催眠音声もあるから合わせて落としておきなさい」

秋山「しかしいきなりこういう催眠音声とやらを聞いて、果たして効果があるのか不安なのですが」

逸見「なら最初に環境を整えなさい。使う前に部屋の電気は消して、雨音が気になるなら雨の振ってない日にしたり、まず音声に集中できる環境を作るのよ」

秋山「なるほど。他にはありますか?」

逸見「そうね、後は自律訓練法というのがあるわ。知ってるかしら」

秋山「いえ、存じません」

逸見「名前はいかがわしい感じかもしれないけど内容は単にリラックスする方法よ」

逸見「まずベッドの上、ゆったりと座れる椅子に体を落ち着かせて目を瞑るの。そこからは七つの公式と呼ばれる公式を意識しなさい」

秋山「公式、ですか」

逸見「最初に気持ちが落ち着いてるということを意識しなさい。繰り返し頭の中で意識して気持ちを落ち着かせるの。」

逸見「そして次に手足の重さを感じなさい。ベッドに手足が沈むような感じね。それが十分に意識できたら今度は手足の暖かさ、それを感じなさい」

秋山「意識できますかね?」

逸見「それはやってみないとなんとも、ね。まずはこれをやってみて上手くいかなかったら誰かに聞くなりしてみるといいわ」

逸見「で、ここまで手足の重さ、暖かさを感じた次は心臓の鼓動に意識を向けて、ゆっくりと静かに心臓が動いていることを意識するの」

逸見「そしたら次は呼吸、ゆっくりと吐いて、吸ってを繰り返し楽に呼吸をしている、ということを意識しなさい」

秋山「呼吸?」

逸見「そう、呼吸。私は鼻呼吸でゆったりと繰り返して意識しているわ」

逸見「催眠音声聞くときも鼻呼吸のほうが私は都合がいいし、それに合わせるといいわね」

逸見「で、呼吸が意識できたら今度はお腹に熱があることを考えなさい。お腹が温かい、ということを繰り返して意識し、最後は額は冷えている、という意識をもつ」

逸見「駆け足で説明したけれどこれが自律訓練法ね」

秋山「気持ち、手足、心臓、呼吸、お腹、そして額、の順ですね」

逸見「そうね。そしてこれらが終わってリラックスできたら最後に消去動作、というものを行って催眠状態から解除する必要があるわ」

逸見「これは催眠音声でも使えることだから覚えておきなさい」

秋山「どのようなものですか?」

逸見「終わったら手を開いて閉じて、と繰り返して、今度は立ち上がって肩を上げて背筋を伸ばして伸ばしきったら肩の力を抜く、この動作のことよ」

逸見「これをしっかりとやると催眠状態に入りやすくなるわ」

秋山「しかしこの公式全ていきなりできるものなのですか?」

逸見「難しいかもしれないわ。もしできなければできるところまでやって、習得次第次の公式、という形でもいいし、手足の暖かさを感じる段階まででも十分にリラックス効果は得られるわ」

逸見「あくまで催眠音声のトレーニング、ということであれば最後までできたほうがよりよいかもしれないわね」

秋山「そうでありますか。それでこういったトレーニングで慣らして催眠音声をやっていくのだと思いますが、なにかコツとかありますか」

逸見「具体的なコツなんかはケースによるからなんとも言えないけれど、自律訓練法をやって暗示状態にかかりやすくする、というのは使えると思うわ」

逸見「ただやっぱり個人差が大きいから今直接アドバイスはできないわね」

秋山「そうでありますか……。しかし催眠音声は色々ありますね。どういった感じで選んでるんでしょうか」

逸見「……好きに選びなさいよ」

秋山「いえいえ、ご参考までにどのようなものを選んでいるのか聞きたいんですよ」

逸見「……声かしら」

秋山「声ですか?どういった声なんでしょうか」

逸見「隊長の声に似てるやつとか……」

秋山「他には?」

逸見「……元副隊長に責められてるシチュエーションのやつとか」

秋山「いやぁ!参考になります!そのシチュエーションの詳しい話を聞かせて貰ってもいいですか?」

逸見「なんでそんなことまで言わなきゃいけないのよ!どんな風に責められててもいいでしょ!?」

秋山「あ、いえそっちの詳細ではなくてですね、誰が作ったのかとかそういう話をって聞いてます?顔真っ赤ですよ?」

 顔を真赤にしながら、秘密が隊長にバレて弱みを握られるというシチュエーションもいいなと思いながら、
砂糖で甘くなったコーヒーを一気に飲んで、代金を叩きつけるように置いて帰った。

以上になります
催眠の二文字がすこしいかがわしいと思って敬遠してる人も気が向いたらぜひ挑戦してみてください
自律訓練法は普通にリラックスの一種として使えるので日常生活につかれたとか4DXの振動が未だにケツに響いて寝付けないって人はやってみたらいいと思います

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