【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- 5 (1000)


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【前スレ】

【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- 4
【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- 4 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456809198/)


【過去ログ】
【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- - SSまとめ速報
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【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- 2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455461879/1)
【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- 3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456230400/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457358537



今日も桜のやつは来ないし、慎二も転校生も学校に来てない。

話の華になるような奴の殆どが、学校を休んでるのはやっぱり良くない噂が立ちやすい。
藤ねぇの奴も気になってるのか、いつもと比べて箸の進み具合が遅い。
今週の始めにかましてくれたオイスターソースと醤油の入れ替えのような悪戯もない。本格的に参っているようだ。


藤村「桜ちゃん、学校に来ないね…間桐くんなんか兄妹揃って来てないし、転入生の遠野さんも全然よ…」
新聞を読みながらハァーと、見るも幸福が逃げ出すようなため息を漏らす藤ねぇ。


……こっちまで滅入ってしまいそうだ。せめて藤ねぇ位は笑ってくれないと。
そう思って腕によりを振るって、肉じゃがに、カレイの煮付け、ほうれん草のお浸しと、藤ねぇの好みのメニューで攻め立てようと想思う。
キッチンに立って、買ってきた野菜をスーパーの袋から取り出そうとした時、玄関を叩く音が台所にまで聞こえてきた。


時刻にして午後19時。こんな時間に成れば、冬だから酷く冷え込む。一体誰が、一体何の用で来たんだろう。
テーブルに突っ伏す藤ねぇを放置して、俺は玄関へ駆けた。その途中、猛烈なまでな嫌な予感が身体を奔った。
虫の報せだろうか。気のせいか空間が、いつもより冷え込んでいるようにすら感じられる。落ち着け衛宮士郎。こんな時は深呼吸だ。

深く新たな酸素を取り込んで、息を吐く。弓道の射法八節を思い出しながら、ザワつく気持ちを落ち着かせる。
―――ああ、今になってこの直感は正しかったのだろう。何せ…いや、語るのも悍ましい。


「お邪魔します」


「や、やる実!?」
以外なる来客に驚いてしまった。クラスメイト以外接点のないコイツがどうしてこの家に。
そう言おうとした瞬間―――俺は、その背後に控える人間に本能的な危険を感じ取った。
アメジスト色のローブに身を包んだソレ。女性なのか男性なのか分からないが、自分と同じくらいの背丈はある。
口元はローブの守護範囲外なのか、柔らかな唇が覗かれる。なら、女性か―――!


いや、性別なんて関係ない。コイツは危険だ。せめて居間にいる藤ねぇは逃さなければならない。
俺は廊下へと振り向いて、腿を上げようとした時。やる実の腕が、俺の腕を強く掴んで阻んだ。
「まぁ、待てよ衛宮。お前とはある人間と戦って貰いたいお」
……コイツが、何を言っているのか分からない。どうして、俺なんかが戦わなきゃならないんだろう。


「ふぅん。この坊やがアーチャーの元ね」
視線を感じた。ローブの女性が値踏みするように、それでいて舐めるように俺を見ているのだ。
ただそれだけだというのに獰猛な肉食獣を前にした小動物の様に動けない。
やる実が掴んでいるからじゃない。それもあるけど、それ以上にこのローブの女性の視線が余りにも強烈だったのだ。


「アーチャーが言っていたわ。貴方は魔術師―――いいえ、魔術使いだって。なら工房に案内して頂戴」
「―――ぁ」
声がでない。声帯を絞り上げて漸く出た音は、そんな間抜けな音。
どうして魔術師を知ってるのか、どうして俺が魔術使いってことを知っているのか。
疑問は溢れ出るようにあったのに、女性に威圧されて声が出せなかった。


「どうしたのー士郎?」
露知らずの藤ねぇが、この場に乱入しようとする。
止めようと思っても、何せ身体は金縛りにあったかのようなのだ。
……けれど、それでもだ。藤ねぇは護り通さなくちゃならない。


そのためには武器が必要だ。だがこの場には何もない。強化を通せる鋼でも有れば話は別だった。
だが、何もない。衛宮士郎は彼女を護り通せないまま、彼女を犠牲にしてしまう。
―――巫山戯ろ。足掻くことも許されない?そんな未来こそ、俺は許せない。


無いなら造り上げろ。俺は、そのための方法を知っている筈だ。かつて切嗣に否定された■■魔術。
それなら無から武器を生成出来る。ガチリと、撃鉄が落ちる音がした。
「―――投影開始」


魔術回路を一から練り上げ、そして生成に至る。手に握られるのは一振りの長剣。
かつて刀剣博物館で見た名犬の贋作。 創造における理念を鑑定。基本となる骨子を想定。構成する材質を複製。
駄目だ甘い!これじゃあ、藤ねぇを守れない!/なら、強度を上げればいい―――!


いつもなら滅多に成功しない強化の魔術は今回は上手く言った。
やる実の手を振り払い、背後に控えるローブの女性へ目掛けて剣を掲げる―――。

【名犬じゃない。名剣だ】


「―――圧迫」
だが、その一撃は一節の魔術の元に無効化されることになる。
身体が重力に縛られたかのような錯覚。身体の体重がまるで数倍になったかのような感覚。
鈍い物を背負う感覚に襲われて、俺の身体は生成した剣と一緒に崩れ落ちた。


「藤ねぇに手を―――出すんじゃねぇ!!!!」
辛うじて出せた叫び。しかし、この声はあっさりと肯定されることになる。
「出さないよ。というか衛宮最初っから勘違いしてない?」
それは、この状況には余りにも似つかわしくない軽い声だった。倒れ伏せた視界の先では、いつの間にか意識を手放した藤ねぇが居て―――


「テメェ!!!」
「落ち着きなさい。気絶させただけです。貴方以外の人間には一切手は出しません」
ローブの女性が宥めるように言った。俺は信じ難いことを聞いたかかのように、間抜けな声で。
「……本当か?」


そう返すことしか出来なかった。


/

「工房というか。それらしき場所なら知っている。いつも魔術回路を造ったり、ガラクタ弄りをしている土蔵だ」
という訳で、俺は土蔵へ案内することになった。藤ねぇの無事はやる実が約束してくれた。
破天荒なところがあるが、さっぱりとした性格をしたやる実が嘘をつくとは思えなかった。


錆びて無闇に重くなった番が、ギィィと音を立てて扉は開かれた。
やる実とローブの女性が足を踏み入れる。こんな場所に一体何の用があって彼女たちは来たんだろう。
「……有ったわ。本当に……!」
ローブの女性の絶句する声が聞こえた。何だろうと思って振り向こうとした時。強烈な殺意が俺を襲い掛かった。


殺意の出処はローブの女性。氷の様に冷たい殺意と、膨大な魔力を身体から引き出しながら、ソレを見ていた。
それは刀剣だった。かつて、切嗣に使うなと言われた投影の成れの果て。
しかしそんな中身の見目だけの、中身が伴っていない物を見て彼女は何を感じたのだろう。


彼女は細い指、小さな手でそれを握った。何度も確かめるように剣の柄を握り締める。
「……坊や。貴方は勘違いしているわ。投影魔術というものは残らない」
「―――え?」


通常、投影魔術とは一日もすれば消えてしまう代物らしい。
だというのに、俺の投影したものは残り続けている。ローブの女性は言った余りにも異質だと。
魔術の法則を真っ向から否定するようなものだと。それで、親父(切嗣)が投影魔術を使うなと言った理由が分かった気がした。


「この魔術を見れば、誰しもが貴方を危険―――或いは脳を奪い去ることでしょうね」
親父(切嗣)は、そうなることを避けるために俺に投影魔術を使うことを禁止したのだろう。









   ――――その末に、俺の魔術は固有結界から零れ落ちたものだと知った。










キャスターから魔術を教わり、俺は最後にある男と戦うことになった。
男は浅黒い肌に紅い外套を身に纏った長身の奴だった。俺は、なぜだかそいつを一目で嫌いになれた。
衛宮宅の庭にて、俺は絢爛豪華な西洋剣を握りしめて、切っ先を男の首元へ向ける。




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          ∨      _,,厶斗-    ミ r‐ 、   |          ―――それは選定の剣か。
           =-.、   -‐弋戈.ノ       r  Y .ト、
           ヽヒカ             }‐'  〉 |           セイバーを呼び出しても居ないのに、なぜその剣が…!
            `.ノ               __ .イ :|
                、                 / |  ト、.:|
              ヽ -= =‐        .イ .|/リ ヽl
              ム  -      / /    |
               ム          |   ,イ三|___
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―――そんなもの決まっている!




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         ∨    ∨ ∧  ∧                      >: : : . . .    ⌒ミ=ー
.          ∨    ∨ ∧  ∧                  __....ノ: : : . . .     . . : : ヽ
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         ∨    ∨ ∧  ∧                    i/:///i: : ://:ハ |: 从: :|
             ∨    ∨ ∧  ∧                  丿イ`トl、И//仏斗|/^Yハ       本で見たからだ!
           ∨    ∨ ∧  ∧                   /イイ心、  イ戈り }八
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                   人/Y    !      /           ∧ ////////  |:. \
                  / ⌒ヾ'{   {      /        /    {/////////       }\
                  ノ     !    `Tニ彡       /       ∨//////ハ      / /
             / //⌒ヽ |\   人         /         八///////    / /


俺の魔術は異質も異質を極めた。
キャスターとの訓練の末一度何かしらの情報媒体を通して見たものや、贋作でも一度見たものは真に迫る物が投影出来るようになった。
あのキャスターでさえ顔を顰めるほどの魔術だ。というか一回殺されかけた。巫山戯るな、魔術を舐めるなと。


なんでさ。きちんと言いつけも守ってきただろう。それに、キャスターの期待に応えるように―――


  γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ         γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
  |    I am the bone of my sword.   |          |    I am the bone of my sword.   |
  ゝ____________________ノ          ゝ____________________ノ


 γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ    γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
 | Steel is my body,and fire is my blood.  |    |    Steel is my body, and fire is my blood.   |
 ゝ________________________ノ     ゝ____________________________ノ


  γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ    γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
  |  I have created over a thousand blades.   |  |  I have created over a thousand blades. |
  ゝ__________________________ノ   ゝ__________________________ノ

  γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ   γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
  |   Unaware of loss. Nor aware of gain.    |  | Unknown to Death. Nor known to Life.   |
  ゝ__________________________ノ   ゝ__________________________ノ

 γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ    γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
 |   Withstood pain to create weapons,    |   |   Have withstood pain to create many weapons. |
 ゝ__________________________ノ   ゝ______________________________ノ

    γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ          γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
    |  waiting for one's arrival.  |         |   Yet, those hands will never hold anything.   |
    ゝ________________ノ           ゝ____________________________ノ

 γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ      γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ

 |  I have no regrets.This is the only path.   |       |   So as I pray,  |
 ゝ__________________________ノ         ゝ___________ノ

  γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ   γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
  |  My whole life was"unlimited blade works"   |   |  UNLIMITED BLADE WORKS.   |
  ゝ____________________________ノ   ゝ____________________ノ





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   ./ .|  .∧        ム//  ___ // ヾ//ヽ       ∨ハ  ////.}        __
  /  レヘ ∧      く/// ,ィf>=<ミ、  ,ィ、__ r≦{__{/ハ,.._rミ≦//く⌒         Vハ
     / ∨ハ      {///='//     }//_j///////////////└'//}__r.、         Vハ||
    ./   ∨      r’/{  {/{  _.r≦ヾ//////>==-- ==ミ////////{         V|||
   /           }//!  ∨、∠///,>''"´ .Vハ        `゙'〉//////ミ        V||
  ./           ∨,ハ   __////      Vハ        /ニ/ヽ///{__        ||ハ
  /      __      ヽヘ乂ム,//,      ノ//≧==-- /ニ/   V///ハ     {{ ハ
       ///           __7///     ///>= -- = </く.     ∨//{_     ||Vハ
        ///     ./ 〉 .{弐//三二≧v////       ヽ/ヽ     '////}    ||j.Vハ
    r--'~~ーォ   __/_/  _}//{    `゙''i,///             'i/ハ     }//{_      .Vハ
     .7 ./⌒'   {_ハ__} .{///i!       {//{           }//}    .i!////}  _    Vハ
     / /      / /   〕//|     V/ハ          ,!/,乂    ,!//{   .|_|.    Vハ  /
    ./ /      / /   .〔///,!      .メ//ヽ     ,,,ィv .//////> ..ハ///ム =}__{=     Vハ/
   / /       / /     ヽ./ハ     //////≧=- 〈 __彳'///` </////////}. ! !       Vハ
 ヽ/,,/      / /       .||/ハ    ////r<////,'ノ: :}={: :ヾ    `<////r-′ | |     .∧.ハ
    ヽ     / /      =+=,ォ、  /////   `¨/ ハ{三ト、: :、    //////}  .| |    /  Vハ
     `゙'' - / /..        || {//∨,'__||_     (∨  }: : ::乂ヽ_)   ム//{⌒    | |   /    ン~
        / / `~゙'' ..,,    ||.. `へ///||        /: : : : : : \ //////}     .| | /
        / /       ー-.||..   く//|ト、       ./:___: : : : : :__: >//く⌒´   ..| | ´
       ./,,/          || ::..,,,_  ||//≧=--//ハVヽ__,くハ///r- 彡     ,,..::| |
      ム/                  ~~||ー-- ..,,___ ハV _ Vハ彡′__,,.. --‐'   |,,|
                                  _ハV     Vハ_
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          丶、   ヽ        レ'/ ,

       ,. -‐ 、ヾ\`ヾ  \ ト、i' |   /イ
       / r‐ 、ヽ    _z--‐‐‐' ヽ | ,   ,ィ'
     / 〈  ヽ 〉-ー'"    ヽ、 ヽ/ ,/
     | {´ ,. '          }  ∨
  ,. - " l ヽ l             iヽ./   /
''"    ヽ Y            |r':j|   l
      〉            Y´L ノj
\   / ′                 /
: : :\/  {                 {        ―――貴様!固有結界さえも使うか!
: : : : :\ l   u           \
: : : : : : :\、      r'ニ‐-、  ....::;:: ゝ    γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
: : : : : : : : :ヾ、     `ヽ\\_」'´       |  ああ、少しでも俺はキャスターの期待に応えたかったから!   |
 ̄ ̄`ヽ、:.:::::ヽ     、 `Y´         ゝ________________________________________ノ
::::::::....: : : :\::::ヽ    ,r゙'´

::::::::::::::..: : : : \::l   /               ……チィ!この世界の貴様は余りにも異物だ!

:::::::::::::::::..: : : : : ヾ  ノ
                             私の目的とは関係なしに貴様を排除せねばならん!






                         ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-xv;;;;;;rミ:::ゝ
                          Z;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ`∠_ くノ }:{   \_____
                          {ハ;トx;;;;}=イッ  '  ir'  \__,r------、 //                  負けるか!俺は俺の日常に戻るために!!!
                             }iY:  x ¨_  i|:     /:i:i:i:i:i:i:i:i://x,             _
                             ヽ-、≪イノ :/     /:i:i:i:i:i:i_//:i:i:i:i:iヽ     ___  ニ二二 _
{     ;                            /:i:i:>=ァ¨¨)   /:i:> ィ: ̄:i:i:i:i:i:i:>=-ニニ二<
\   ';';,         r==x                    ノ:i:i:i:i:i:i:i:iハ:::::{   ム=' /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i>'..<:i:i:i:i:i:i:}    --――
  \  '; ';,.     _〃   ヽ           ___ }:i:i:i:i:i:i:i:i:>'   _ ィ:ir-―――{:i:i:i//:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\/ x―――
   \ '; ';,゙  :/     }}         /  {{_j}:i:i:i:i:ィ'  _ ィ=ミ=彡'         `<:i:i:i:i:i:i:>' x<:i:i:\
     \';  ';, /     {{       /    ヽ{=ニ /:iハ                 `¨¨ フ<:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i)
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       r' う   ';rニヽ __ jj  ___ { {  \ {:i//:i:i:i:i/      ヽ   r'-==-、 __ ¨¨¨`<:i:i:i:i:i:i:i:>'
       } 人';,   'フ  {/:i:i:i:{{ ̄:i:i:i:i:i:i:i} }=-ノノ://:i:i:i:i/       }}   と-―=      r―ヽ:i:ノ
       Y r= ';,   ';,  ー /=})三三==ヘv/ノ /:}X¨         }}   と彡=っ_x--- '¨ >x:i:/
        ヽ} r' ';,  ';, ___/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=====':i:i:i:i:} }         }      く/   __ノ:i:{
         ー…ヽ ';,:i/:i:i:i:i{√¨ー=======/          }≧=-x___x≦三三八





              γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
              | ―――間違いなんかじゃないんだから!   |
              ゝ__________________________ノ



                 、-、-、
                ∠    从
                彡     ,、}
               ソ_   f/ r'
             ,ィニア. :ヽ'' _{ /      ……ああ、俺達の理想は間違いなんかじゃないんだろう。
             ,ィ'〔 ]/. : : /. : ヽ
         ィ'ニニニ/. : :l: :/. : : : : : }     だが、お前という存在は間違いだ
        ,'ニニニニ{: : : :∨. : : : : : ノ
          {ニニニニム. : : l : : : : : /
         |ニニニニニム: :{: : l : : :}、
         |ニニニニニニ7: : ::l: :./. :.\ _
         |三三三三{: : : : ∨:_:_: : : : :.\
       「: : : : : : : : :.}:/: : : }:} ./===ヽ=ノヽ,
      └―――‐ .{: : : : //./ニニニニゝ、_j'

       Y : : : : : : /:l : : : :{:レ'三三三}`¨
       ): : : : /: : :l : : : :l ト. : : : : : : v=- ,,_
       }: : : : : : : : : l: : : : l l : : : : : : : l マニニニヽ
        l: : : : : : : : : :}:.., -、イ.: : : : : : : :l :マニニニl
   r‐― ヾ: : : : : : : : :レ ー‐' ヽ、:_:_:_:_:_: :l: :}:ニニニ|

    {      ̄ ̄ ̄   ̄l.「l l.〉〉: :ヽ: : :l: :.マニニニ|
                `:.i.j.j'´ : : : ヽ/: :.}ニニニ|
                  l : : : : : :l : : }ニニニ=|

                  |: : :l : : :l : : lニニニニ|
                 r'..: : :|: : : : : :.lマニニ=ム
                 |: : : : | : : : : :.| {ニニニム

                 ├‐― -- 、: : | ヽlニニ< \ _
                  |      `   {ニニニヽ'ムニヽ
                           ヽ三二==コ- '


 ┌──────────────────────────────────────┐

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 └──────┘
 ┌──┐
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  □



――――こうして、聖杯戦争は幕を下ろした。
紅い騎士は半分満足、もう半分は微妙そうな表情を浮かべて止めの一撃を受け入れた。
聖杯は黒い色を伴って顕れた。形容するならそれは泥。泥に溢れた聖杯だった。


だがキャスターはこれを浄化。
正しくは、聖杯という存在から泥を排除し、願望機として正しき姿を取り戻させた。
純粋無垢な聖杯を前にしたキャスターは祈りの姿勢を取り、瞼を閉じて告げた。


「私を故郷に帰して下さい」
直後に聖杯は眩いばかりの閃光を放って、光が無くなる頃にはキャスターの姿はなかった。
正しき形で叶えられた願いの元、満足の行く結末を迎えていることだろう。


―――アレから。





     / `丶 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `≧ 、
.     /: : : : : \ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :心
    | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
    l : : : : : : : : : : : : : :∧: :/.∧: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
     〉 : : : : : : : : : : : :∧.∨././l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :人
   / : : : : : : : : l : : : :|\ ∨//|: : : : l : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ

.   /: : : : : : : : : : : :',: : : |.ヽ|/ ′ ∨ : : ヽ: : {、: : : : : : : : : : : : : ト八
  / : : : : : : : : : : : : :∨: :l       | : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : : : |'  `
 ,:∧ : : : : : : : : : : : : l : ∧      `< 、:ト: : : :|`ヽ; : : : :ヽ: : : : :l
.::'  l : : : : : : : : : : : : :ト,: : :〉         }: }匕: :L /: : : : 人: : : : |
|:l  ヽ : : : : : : : : : : :`マ〈      、≦,チ ̄ ̄「 》: : : :〈  ヽ: :「j      クソっ…桜とEMIYAと遠坂のやつは時計塔に入学かよ!
{′  / : : : : : : : : : / _≧zュ、    /   l   と/`<: /   〉:ノ
   〈 : : : : : : : : : : 〉《 マ  ̄「  _     `¨¨´.   / ′. //:ヌ        僕たちは置いてけぼりを喰らった!クソっクソっ!
   `¨女 : l :ト 、{ ヘ つ孑七、 l ///      /  l /:/
       〉:ハ:{  ./  ̄/   _ ノ > 、///.       |/: : :{
.      {:′ ヘ  |  /.   /´> ´  ノヽ_、    / マム:{
      `     l  l   / /   ,≦´  lf- }     /  /. マ
           〈| .|   レ   //   / ̄´  /   /  マ
            /    /    //   /     /  /     ヌ
          {    /    //   /   /  /    /
.          ∧     ー-/     { .../| ̄ ̄     /
           ∧          l |::l::|       /
              Ⅶ        ∧ |::l::|
            ∧             ∧::l::| /
             ヽ、        |::l::|/

               l          l::l::|





          _,. -―…‐- .
       , '"    ヾ      `丶、
    /       ゝ         \
   ,        ,'           ヽ
  /     / / ヽ  ヽ    ヽ     '
  .'     /i /     ヽ ハ    ヽ    '
 i     }/ {      i/ ¦    '    !
 !    ノ__      __iノ゙、   '  ヽ. !      まぁやる実たち才能ないし、仕方ないと思うお。
 !亅  イ. -―        -―   !   !  ハi
 jノl   }芹芋ミ     芹芋ミ }   '  /      γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
   l  ヽ.弋_ノ      弋_ノ  }   / /      |   世界一物騒な魔眼を持つやつに言われたくない!  |
   ハ. ⊂⊃¨´  '     ¨⊂⊃ 从/       ゝ________________________________ノ
     j/}人   r  ┐   ∧j/
             ー ′  イ   |            こんなん有ってもなぁ…敵造るだけだお。
            ≧=r<     ,|ー=_
      ,. -‐ァ:r‐ ' i     /     > 、_       適当にバンバン使ってたら直ぐに世界を、EMIYAを敵に回すことになるお。
    /   /:::|  |    /   /:::::::::/ー=__
   /     /::::::|  |___/   /::::::::::::/    ヽ
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::::|丨   `ヽ{ヽ::/ ヘ `つ:::/             `¨´  lハ/
. \ \ ヽ  }7   ゛ `¨¨´        ヽ      .        それはやだな。というかヤバイな。
 }ハ::\ ー  )                〉    /
.  }/ ヽ¨´}:lム,                   ィ       γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ

       八:::| ヘ         _ -   ノ   , ’         |    だろ?だから、このままで良いんだお。  |
.        Ⅵ  \      `ー… ´  /          ゝ__________________________ノ
      「´ヘ    ≧ュ.、        ./
.       |  \     ≧ュ.、    ィヘ               ………そういえばさ。お前、ホムンクルスだっただろ?
.       |    `≧ュ __ _ _ー._Lノl\
    /  ̄l 、         |:::l:::| ̄     |  `ー           折り合いは付けられたのか?
斗七´.   \.            |:::l:::|       l
         `ミ、      |:::l:::|     ノ
           `ミ 、 .   |:::l:::|   /
              `.   }:::}:::}彡´
                ー-〉::〉::〉-=-
                 |:::l:::|







             /.::.:.:.:.:.:.. ::.:.:.:. ::::::.::.:.:.:.:.::.:::.:.:.:.:.:...:.:.::.:.:.:.:.: ..:.:.:.: .:.ヽ:.:.:.',
.            /.::::/.::/ .:::.:/'| ::::.:ハ::::.: ト、:.::.:.:.:.:.:..:.:.:.: .:.:.:.:.:.:..:. :.:.:.:.:.:.:.'
           /.::〃 .::/..::.:.:/ ! :::/  '::::.:.| \:.:.::.:.:.:.:.:.. :.::.:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.:.:.i
.          /'´/.:::::: { ::.:.:/  j/   ヽ::.|   ヽ:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:...:.:.:.:.:.:.:.i
         / ,.:::::::::::.:,:.:./─-、     \ ___ヽ:.:.:::│:.:.:.:.:.:.:.: i.:.:.:.:.:.:.:.i
           '::::::::::::::.∨ ,.__ 、ヽ     ´    `':.:.:/| :.:.:.:.:.:.:..:.|.:.:.:.:.:. {:|       まぁな。ホムンクルスだったから、色々な出逢いがあって、
.           l::::: l::::::.: | ,/フ心       ´-ぅミ._∨ | :.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.ぃ
         |::::: {::::.:.: |ヾ ト::::゚!           '::::::(_,ト、」 :.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.`ト、      聖杯戦争があったんだお。
          |:::: ∧::.:.: !  弋::ノ           {:::ryり丿.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:. }
           {:::: {:::.ヽ::.ヘ             ゙ー-'′/.:.:.:.:.:.:.:.:.:リ.:.:.:.:.:.:.: リ        γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
.           \ハ:::.:. \ ⊂⊃ ,′         /.:.:.:.:.:.:.:.:.从.:.:.:.:.:/.:,′      |  へぇ…変わったんじゃないかお前    |
           ヽ:: ノ    丶        こつ ノイ.:.:.:.:.:.::イ:::::::.:.:.:/.:/        ゝ________________________ノ
               ヽ    _            /.:.:.:/.::ノ::::::.:.;ノ:ノ
                \  /` ー-       ノ イ:::::::::::./´            悪いことかお?
                  /             . '゙ | 从/
.        r‐- 、     /   丶   _ _.   ´    |/
.         { ヽ  `¨フ/      r::┤             |‐-、
          _}__,」`二//⌒,  /.:::::|            |:::::::.\
         {  _/\{  { / .::::/|             /.::::::::::::..\
        厂    \ ヽ ':::::::::/ 丿         /..:::::::::::::::::::...ヽ


                          /ニ `ー - <
                    >- - 、}ニニニニニニ l- <
                _  」ニニニニニニ.\ニニニ ヽニニ .∨
                 `Yニニ }ニニニニニlニニ.\ニニニ\ニニ.|
                 | ,ニ/ ニニ l\ニ |',ニニ.\ニニニ',ニ l
                 , /ニニ./ニ / _\l ',ニヽニ .\ニニ ヽニヽ
                   //.ニニ {ニく´    } ニ}ニニ }ニニ`ミ、丶∨
               //ニ`} ニヽニ.゚.    ノニ.人.ニ 人ニニ} 、.Y
               .'/lニニ/ニニ∧ ニ/  くニ.〈 _{ニ}.ニニニ ∨
               {' .{ニ{ニニ. ̄_ヽ  `}/ __} / /' }ニ .〈          ―――いや、良いことだと思うよ。
                 `ヽ ヽニく.´「 ̄「`  { くア'L ノ_ヽ /  }ニ }
                 人 {`Y 入_ノ_   `ヘ{  ̄ ̄ }'  .lハ}          やっぱりお前はそういう顔してる方が似合ってる。
                   ヘ{ l      ,          / .∧
                      ∧    〈{        /-<            γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
                        、   __   7   , }.∧{             |   はーくっせー。いそくせーお     |
                        \         ./  }' l }' >-  -<      ゝ______________________ノ
                          「 ヽ     / ̄\.  |_/: : : : : : : _ > 、
                       _ l /   -<     \: : : : : : : : :/: : : : : ∨
                _ -― < ̄: : : :「/,            \: : : : :./: : : : : : : : :∨
          >-< : : : : : : : : : : : : : : : {/ ,              \: :/: : : : : : : : : : :}
          ,' l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ .く  ̄`ヽ.           ヽ: : : : : : : : : : ∧
          ,': :l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :47` 人: : : : :.>- _      ∨: : : : : : : :∧
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     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‘,
     ,: : : : : : : : : : : : :'; : : : : : : : : : :.:.
.     ′: : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : :.             背中がむず痒い。罰として言峰神父のお手製の料理の刑な。
.    ′: :′ : : : : : : : : | : : : : : : :.i : : : :i

   /: : : i:.: : : : : : : : : :!| : : : : : : :.|: : :.:i:|        γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
  ノイ : :.ト:、 : : : : : : : 八: : : : : : :!|:.:.i.:从        |   止めろよ!アレそもそも料理なのかよ!つーか食ってるの殆ど僕じゃないか!   |
    |:!:i :|ヽ:У: :ヽ: ノ :/ : i: : : : :八: | :i ヽ       ゝ____________________________________________________ノ

.    从ハ:ト、ヽ: : : : :.:.:j/}:.:/|: : : /:.:.:./}八
      ヽ /: :くゞ' / }/ ,: :/i:./ /               お、そろそろチャイムが鳴るお。行くぞワカメ。
.       i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ヽ
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ

     ,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ
   /i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{{  `ヽ、
   ′i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{{    ‘,
  i i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{{      ‘,
  |、|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{{       ‘,


              __,、==三=-- ..、

            ,、-:=/ /:, ' ,: :': : _     `丶.、
             ハ :',:.,' /,.'/,、-―- 、  ` 丶 、: : :`丶.
        ,x '´,> - ; ;.::; -:―:-:.:、: : :`丶、: : `丶、: : :丶、         :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::_::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
       {/ : ; ' ,.; ; ;ヽー:-:-:-:_:ヽ     .:ヽ: : : :`丶、: \        :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::/::ヽ::i::i:::::/:::::::::::::::::::::::::i
       / /, ',. ' ./,' ; ヽ\`:ヽ.    \ : : : :.`丶、: : :.`ヽ.ヽ       :::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::/-:::ヽ::i::i/:::::::::::::::::::::i::::::::i
       '/ ; ':, ' .,.' i    ヽヽ  ヽ. . . : : \: : : : : :\丶:、: : \       ::::::/::i:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::i   ヽ::::::::_::i::::::::::::::::::i::::::::i
      /.:,'.:.,'.:.:.:,'.:.:.!: ':, ヽ : \\: :\: \: :\: :\ : :\: j !ヽ:ヽ      :::/:::::i::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/i:::::::::::::::::::::::i       /::::::::::::::::::::i:::::::i
       ;: :l:.:.|:.:.:.|:.:.:.l; ',:.ヽ|\ヽ.\`丶.ヽ: :.ヽ : \: :\ : :.ヽ.j:.リ `\   :/:::::::i:::::::::_::::::_/_::::::::/ .i!::::::::::::::::::::::i      ./:::::::::::::::::::::::}::::::i
      | :.|:.:.| :./|: : | Vヽ:.|  \ヽ \:.:.`丶、l : :\ヽ: :丶 ヽ∨       ヽ::::::i!::::::: ̄::::/ ̄:::> `ヽ i:::::::::::::::::::::::i      i::::::::::::::::::::::::/:::::/
       | :.l:.:.:!:.:|__V:| ヽ:.:ヽ.   >≠´ ̄V.:`丶: :ヽ: :ヽ: : ヽ}         \i::::::::::::::/ー― '     i≧s、:::/i:::::/     /::::::::::::::::::::::/:::::/
      |.:.:|;.:.|.i.| _`!ヽ、 ヽ\ /´ ,.xテテ=、V:i\:\: :\',\ヽ´        ヘ  .i::::::::::::// ,′/ヽミヽ  i:::::::::/ /:::/      /::::::::::::::::::::::/:::::/
       |.:λ:.:!|:ミYて㌔.  \   .ハらz::リノ .|λ∨i:、ヽ!|ヽ} ヽ}:}        i}  i:::::::::::i i .ヾイ /  ヾ i::::::/ /::::イ    /イ::::::::::::::::::/::::/
        !:| ヽ;\冰_マzム         `¨´⊂こ⊃ !イ }从 ノ二二)       /  i:::::::::::iヾ\_ヽ     i:::/ /イ     /イニi:::::::::::::::::/:::::|
      ';|. |:::: (ヽ⊃              |:.!\、! /: : /イ       ヽ  .i\:::::i         ,'::イ      /_  i:`ヽ:::::::/::::::::|
        \.jハ;.ヘヘ`、.  丶             |/ `丶、 ゝ-               ヽ:i        イ       /> Y≧i::::/::://:::::::::::i
          >ヽNへ   丶-   '    ,.イ'´ ,、-====.L.                              U / 〃i!/::://::::::::i:.:::i
         {_!_!_ノゝ′> ,       ,..ィ/ /, 、 '´      `ヽ       ヘ                     |i ヽ`  /:´/|i::::/::::iヾi|
                 ≧.ァ´ 〉' ,、' / }        \:ヽ\    `ヽ。                        |i`イ  ./:イ  /::/::::/  `
                   ,.>'"\//./: /            \!:::\    ニニ≧s、                i!   /.   /::/::イ
                  \    /./ . .               \::::\  ニニニ/   ヽ             `   ./  イ/´
                 \. / // : : : : ,' :} ,': :  : :       \/ニニ./      ヽ           ̄  ./
                    〈\ ∨≦ー┐:,' :.! : : : : : : ― -    ,、--  ニ/ ヽ         ̄  ー―    /
                 >((\三三l; ; ; ,':ヽ:.      __,.、 '´   ヽニi    \           _,..- ''
               ,イ//{小;∧ ,、-ォ: : : : :ヽ    ,.へ        ニi     \      _,,.-ニ\
               ,イ///j 〉{ !l.|彡ミλ: ; ; : : ヽ /: : : :.\       ニi       \   /ニニニニ\

             ┌──────────────────────────────────┐
             │    当たり前の日々が当たり前の様に過ぎていく。それはなんて幸せ―――  │
             └──────────────────────────────────┘

【やる実 GOOD END それでも傍に居てくれる人】

【まとめ】
【学生√ そこそこヤバイ奴→混沌・善 異能:中二病・具現→魔眼『破滅』】
【家系:3 魔力:6 身体能力:6 異能:8 混沌・悪 サーヴァント:ライダー →キャスター】
【舞台第五次】

【陣営まとめ】
◆セイバー:アルテラ
□マスター:カレン・オルテンシア【令呪3→1】


◆アーチャー:エミヤ
□マスター:間桐桜…?【令呪3→1】


◆ランサー:スカサハ
□マスター:間桐慎二【令呪3】


◆ライダー:ドレイク
□マスター:やる実【令呪3】


◆アサシン:セミラミス
□マスター:遠野秋葉【令呪3→1】


◆キャスター:メディア
□マスター:アトラム…?→やる実【令呪×】


◆バーサーカー:ヴラド
□マスター:言峰綺礼【令呪3→0】

【脱落】
ライダー(?)、ランサー、バーサーカー、アサシン、アーチャー

【やる実の設定】
本来は聖杯の器として鋳造された非人間。願望機としての役割、戦闘としての役割。
双方の役割に飛び抜けた器を造るはずだったが失敗し、魔力量、身体能力共に中途半端なホムンクルスになってしまう。


また、サーヴァント一騎分で願いを叶えることが可能という不具合があり、聖杯戦争のルールを根底から破壊してしまう恐れがある。
その他不具合として願望を叶えるのは外部の人間なのに対して、やる実というホムンクルスは自己の願いを叶えることしか出来ない。
叶えられる願望が戦闘関連以外はは無効化されてしまうなどと、散々なものだったために彼女は廃棄処分されることが決定した。

吸収することが可能なサーヴァントは、半径2メートル以内に霊核を破壊されたサーヴァントのみという制約もあった。
また、通常の器と違い、魂と肉体ごと吸収するという違いもある。


人間性にも問題があり、とことんまでに自己を追い詰める存在、異常を求める。
平穏な日常を心の底から謳歌することが出来ない破綻者。
彼女が心の底から愉しいと思える時間は、日常ではなく真逆の非日常。
困難な選択を乗り越えた時のカタルシスは形容できないほどのものらしい。


あらゆる面で彼女というホムンクルスは異質であり異端であった。
処分される際、友人であった白雪の姫との一幕はまた別の話。彼女の助けがあったからこそ、やる実は城を抜け出せたとだけ。

脱出を終えた後は適当な家庭を見繕い、暗示の魔術を用いてその家の人間になることに成功。

だが、彼女は彼らだけに留まらず自己にも忘却の暗示を掛ける。理由はただ面白そうだったから。
しかし人間性が大きく壊れている彼女がごく普通の一般家庭に馴染めるはずもなく、争いの絶えない日々を送っていた。
その果てに彼女が選択した次なる生活場所が穂群原学園の寮だった。



                _
         ≧=ー― ´ `ヽ
      ,≧==― ̄ ̄ ` ヽ `ヽヽ、
.      /         ___ `ヽ  ヽ
   /        -―――゙ヽ ヽ rヘ
 x≦                 _ュ┘ヽ
´ .7               x≦`    ヽ
 |                  /        i
 ! /          x≦´ ̄   <ニニュ!

. レ´            ≧    彡   心 ヽ 、     四代目貴女はどうだっただろうか?楽しんで頂けたのなら幸いだ。
.  i ノ            /       _ノ    i
.  レ/         , 、ヘ             f      最後の衛宮士郎の00には驚いてしまった。
  ムi        / -ミ≧  ,-、,r‐x __ _    〉
   |         i ! ノト,、__,f  `,r‐- 、 Y i∠ユ       それでも(自分なりに)綺麗に纏められてよかったと思っている。
   レ___     ヘヾヽヘ ヽ  i    ヽヽ l.  !
      ≦‐- 、   `>‐ヽノ ´.|      ヘ >.ノ
         ヽ   / \ ∨゚!.ヘ     i ヘ \
          レ!//   \i ヘ ヘ   ノ ̄`ー \


 <`    、__ヾ、 、ヽ   i , i/i
 /  、  | 、__`゙゛`ヾヽ、ノ,'/, ! i
 `/ _彡 ミ __`ヾ.、_  、`´´ヘ/
 /ィ "ゝ、ミ´ 〈〒刃ヾ=' /,__,ィi

 ´i |i| 'ヽ,`   ` ̄   '斥メ/
  !,i !ハ、ゝ           .   i      よし!次代制作に移る前に選択肢を増やそうと思う。
  ' ∨∧ヽ           〉 i
    i / `‐i   ヤ====-, /       地の文メインとなるあなた方式に、今まで通りAAメインとなるやる夫方式。
    i/   ヽ、  `¨ ¨´, '
  __メ、  ヾ、 `ヽ、  , '         この2つのどちらかを選んでいただこうと思う。10分後に次代制作だ。

  /:::.\` ̄¨`7  i`¨

>>1的にはどっちが楽?




         / !_,, -――z__
       /         >

      N     ,,r 、    \
      | /ヽ/  `z__  <
      !. i      _,,__<  ≧    >>80
      ∨-≧  ≦=x. ヽr-.v     どちらかと言うならば地の文メインだな。
        ハ 〒i   ヽ:::j `  ソ /     だが気にせずに好きなものを取って行っていいぞ。
        ヘ `´     `´  .ノ‐´
        ヽ   , 、  /
          ` ≧=ェニr〉┐_
           /fニニi/ヽ
          <::)∠__」 ./::::`ヽ、
.       _rvムr‐rヽ.   ヘ:::/::::<
       人>┴¨´_ ヘ   ∨:::::::::ヘ
      rヘ!.<`ヽ_>`>┐  i_:::::::::::::i
      |:::::Yヾヽr<<::\ー´ヽ:::::::|


             ,  ,ゝイ____
            /,'i/ /'´   /ー、
          , / i i  ,' ,  /イ  `ヽ、

  ,ゝ‐、'⌒ヽ.   i!V.: ! ゛  /  ,ヘ ―= 、゙>
⌒ヽ     ゙、 ヾj!i ,,、メ、_、,ゝ'w'´ ヽ. ,=- トゝ
 .  :.  . : .) ヘ.:、/         、"´   .i
       . ノー、ヘ.:| _,ィ  ‐=-、_,ヽ.:  ;!     では、人は居るかね?
  ー.、  ´   )ヘi´ ̄         ∨-‐i
    )    ) ,',! __,  =====  /´. !

 ホ ノ    '⌒!ハ. ̄ ̄        ,__ 丿
  カ .ハ    ):. `゙i 、   、___  ,イ
    丿  . : .   ゝi、.__ー‐'´ィ=iメ-、__
 ,' ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ホ`v  ,イ7匚|」_/;;/::;':'ヽ.

./ ┌―┐  i | カ _,ゝ'::::i/;;|三メ;;;;;i:i、::::::::.ヽ

  └―┘.   i lr'ニ´、:::::::::i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヾ:::::::::::.゙、
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  \_ /  // `ヽ ) |;;゙ー又τ。゚cノノ、ノ,ィ!'´
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               イ
         /i/    -‐=ァ
           /         >
          ./"´`゙'"´ ̄ ヽ  く
        o     o  _}   ヽ
         ′        }ミ  Z
       l   _,    l⌒}Z        では形式を選んでくれ
            { ノ     ノノ         1:あなた方式
            ´     ノ ´          2:やる夫方式
        个 ー...::i´_
        「:::[ニニ]: : :|            下5
    , -‐=♀=====♀: :=‐-

     {: : : : : : l:::Y:::::〈: : : : : : : :ヽ
    {: : : : /:::::l::::::: \: : : : : : : 〉



                ヽー-.、_

        __ゝ ̄ ̄ ̄``ヾ、ヽ `ヽ、   ト、
      ‐ニ_  `ヽ.、 ヽ. 、 ヘ ヽ 、 `ヽイi ゙、
      ノ´   、ー -ゝ`ヽ ヽ!  ハ  、 `l ヽ   ,
    -ニ.、`ヽ:.   ヽ、  /`ヽ、:.    ::|i ノ !  ゙、 /i
     _ メ、:::::::....  ヽ/    `ヽ、 '!'/_ノ,_  y' i
     `ヽ`ヾ、::.ヽ、::r‐'       `´  ´  i:. , /
      /.:ヽ::::::...、 /____           ノ, ' /

      /.、::::/`ヽ;./ ,___`ヾ=、_,ノ       ヾi /_
     ´  Y /ヽ ゙〝圷j心メ=、    ベ=.、_  !/
        ! ヽ   乂゙ノ      メ=ェ、  `゙/
          ゝ、_i             佗j;ノヾメ/
             ヘ             , ゛‐'′ /-、        あなた方式だな。了解した。
             ヘ.             /―、゛y‐、_
           心、_  -=ニヽ    ,.イ-、  〉' /´,`ー、   では性別を決めてくれ
        ,ゝ‐'´.::::::::i、    _ , ィ'´ ゝ、`´! 〈 / / i

        ヘ.::::::::::::::::i::l__`二´__i;;;イゝ   ヽ、_ーノ、!__i_ノi、   1:男 2:女 下5
       ≠ゝー.....一└‐┬┬┬┐_    ゞ、三三彡、i
    _,ィ‐'´.::::::::::::::::∩::|__|__」__|__」:::,、`ヽ、  ヽ;::::ゝ::::゙i
   〈.ヽ.:::::::::::::::::::_|i|,ゝ、==三=ヽlil__/.:i   `ヽ::::::::ヽ

   /.:::::::::`ヽ:::::::ー゙r-、゙ー===≠"∩'.::`ヽ、   ヘ.::::::::.∨
   /.::::::;:i:、::::::i::::::::::::| ゙`Y;;;;;;;;;`ゝ,、'_;;;;;| `ヽ::::::::.`ヽ、_i:::::::::::.∨
.  /.:::://.:!:ヽ::::|:::::::::;:!: . |;;;;;;;ゝ',ィ‐‐、ヽ」,、:リ::::::::::::::::::::ト、:::::::::.∨
 /.::::::::::::::::::::__ノ::::;:';ィ゙!:,、,,!,,,,,,,ノ/;;;;;;;;;;;;)〉;;;ト、::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::.|

./.:::::::::::::::::/ ヽ、ィ´'''''''''''' |;;;;;;ヽヽ;;;;;;;;;ヾゝ.i ` ヽ 、__、::::::::::::丿
'.:::::::::::::/    `ヽ;;;;;;;;;;;>ー='〈;;;;;;;;;;;ノくノ;i      `゙ ー'´
:::::::::/       ヘ;;;;;;;;;;;;;〉、゙='、ゝ='ノ;;;;;;;|
::::,〈             ヘ;;;;;;;//;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|__
,:::::.ヽ、      __rニ「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三王|ヨ::::|
 '´ ̄'ーゝ―'、´/´, ̄`ヽ ̄::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;|:::∧


                    _、ー‐─l\

          ._       .,ィ ̄        `i/l    -─-
           Y f::l      、‐     ,、_ ヽl ,,ィ、/   //;;;;;;;;;;;;;ヽ
            ゝ弋'     /    -´   `゙´  ヽ   |;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
             `\   /_   `_   \ w / ヽ  ヽ\;;;;;;;;;;ノ
               .\   |     l 三三  三三   `7;/ ̄
              r‐、> l⌒  lv‐-─-‐vl ヽ__/;/

              .Y ̄\ ゝ-   |        |   )\〉
                丶   ̄‐-、 |____| / /    1:通常のマスター
                    `\.   ∞ナニ[二]弌∞/      2:気が付いたらそこは【Fate】の世界だった。
             l` ー──‐Y__ノ >×< \l ̄\     3:サーヴァント憑依型
             \         ゙ミニニ[二]ニ彡'    l     下5
              \       /  _  \   ./
                 ー、___/x二ニ/ \ニ''ト、_ノ
                       / ー‐/    Y´ 〈
                   ∠二二ヘ     V二7__
                   〈__〉=‐'      ヒ〈__

        /\ ∧/ヽ、
     -=' ┘ `'     l/|           /
   ヽ、           .|     /|   /
   /   、 、    , , |    /  |/
  <    ミ  、  `` ´  ´ |
   ヽ,__ 彡   \,  、/ |
    ノ - ' 三三三   三三|  \  |\
.   l ゝ    ___    |     \|  \
.   ヽ ヽ,     |∨∨∨|   /         \
     `´ ヽ、 |     | /
         > ----<
        / ※===※ ヽ
        人  Eニヌ フ  l
        冫、  /ヽ -'

       /``ヽミ  ,彡-、
      /\   /--ヽ  ヽ
    /   \ ./ ̄ ̄ヽ ∧

   /      冫----- .∨ ∧
  \      / /     l∨ ∧
    \    / /.  .   .| ∨ ∧
     \ / /        | ∨ノ
.      l` /         |  |
       ヽ '        ヽ_/


【直後家系判定】
【下2:魔力判定】
【下3:身体能力判定】
【下4:異能判定】

【あなた方式 性別:女 家系:2 魔力:7 身体能力:5 異能:8】


               ,, r,  ,, r f ヽ‐--、
.            r‐ f ´  レ´      <
          N              ` ヽ、_

.           〉                  >
          〈   ,>\    ,, r t       /
          ヘ {    ` ´     ̄ ̄!    ≧
           Y            !  __!
            ! ヽ、 . ノレ 、      `´  |
 .          ヘ  `´    ̄ ̄ ̄     !

   i<三ミミミ     ヘ          ノ`‐-‐´
  ヘ  ` ヽ 、ミi>t‐--≧ー――-y≦´
   ヘ    ├‐┤=ニニ=X´ ̄i_ノ;;;;/―‐- 、
   ヘ    >==|      /´::::>´::::::::/:::ヘ

    ト、 f´  ̄ `ヽ.    /:::/´::::::::::f´:::::::::/

【直後原作把握度判定】
【その下現実充実度判定 1ほどヒッキー 9ほどリア充】

むしろモデルになった人物系もあるかも分からん

【あなた方式 性別:女 家系:2 魔力:7 身体能力:5 異能:8】
【原作把握度:0 プライミッツ・マーダーの話出しても良いですかねぇ。あ、駄目 リア充度:9】


         _  _ lヽ l l /!//
         \ー≧ヽ!ヽ! !| ´ ´ー―- 、
        ,r―ヽ             >´

        =≧    !\ヘ        `ー 、
       r´    ,r┘  `ー-‐7 r 7     ≧
       /   ≦=‐、      ´    ̄≦  \
      ムイ  ノ  `≧‐┐  ┌―‐=‐ミ   ヽ_ヘ
          |_V  ――-二゙   ゙ 二_´  r゙    ト!`
       rf `i          ー-二_ ヽ /
.        ヽ |               !_/
        \l           u  / ヽ         ……これは型月博士ですねぇ。間違いない。

          |              / ノ
        _,ヽ   __        / ´
      , r ´三 }ニト、     ̄`   , イ
     i三三三i三i≧x _     / l
     |三三三|三|ヽ:::::`ー‐≦__!ニー- 、

     |三三三|三!\ヽ:::::::::|::::::::::::ノ:::〉三三≧=x__
    _∧三三 ∧ミヽ::ノ::::::::::!::::::::::/:::/三三三三/ニ!
_,rf三三ー‐´三ミヽミヽ:::::::/:::::::::;/::∧ニ三三三/三}


9:秩序善 8:秩序中庸 7:秩序悪
6:中立善 5:中立中庸 4:中立悪
3:混沌善 2:混沌中庸 1:混沌悪

【直後アライメント判定】

【あなた方式 性別:女 家系:2 魔力:7 身体能力:5 異能:8 中立・中庸】
【原作把握度:0 リア充度:9】


         ,、    ,、
       _l `゙゛‐-' `ヽ、. 、

   -=≦"´         `ヽl\
    /                   ト、._
   '">                 ト'/
.  /              ,、r、 /
.  \          __  __l.   Y
    /         /-、`v" \ l
  ム_         l   l '   ヾl     振り直しはするか?
    彡       〉、    ミミl      1:しない
    ,rヘ<l, -‐,-‐'"         l      2:する
  /;;;;;;;;/::::::`ヽ、           l
/`゙゛<::::::::::::::::::::\_,,_____ノ      下5
、   /::::::::::::::::::::::::::ヽ、



    ____∧ヘヘゝ\ ∧
    ヽ、        .レ'|
   <´ ___ 、      |

   /  彡 __ `゙゙ - '´ ミ .l
   7コ ---ヽ-  ∠___l|
   〈 . ヽ ____ノ   、  ナヽ
   ヽ __         ̄l ノ      グッバイノッブ。カモーンノーマル
     Ⅵ、 _____   /ノ
    __ | ヽ ー  ニヽ
 ----'  `ヽ  7 <
 : : : : : `ヾ、 /;;;;l .人______

 : : : : : : : : :`l:ミ彡|: : : ノ: : : l
 : : : : : : : : : :l;;;;;;;;;|: : イ: : : : |
 : : : : : : : : ノ;;;;;;;;;;l: : :|: : : : :ヽ
 : : : : : :/;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ:人, 、: : :ヽ.
 : : : -----´ ̄`ヾ_/ / 冫- 、 : :ヽ
 :;;;;;;;;; ̄ ̄  ̄ ̄ fヽ-ソ Tヽ⊥ ___ l
 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ヽ--,/`゙゙ /: : : : |
 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/   ヽ-- ': : : : : :|
 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈     ヾ: : : : : :ソ
【直後家系判定】
【下2:魔力判定】
【下3:身体能力判定】
【下4:異能判定】

【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8】
【原作把握度:0 リア充度:9】


    ∧/                 /
    |   ミー-ュr、/ム―‐z__   >
    !  /           r´   >
   N  {w==≧x   ∠二ニ>w丶   ヘ
   丶 ir┬―┬  ,r┬‐=t-、 i  |ヽ!

.    rヽ| ヽ__|     丶  ! ` L‐ミ
.    |`|             ̄   }_ _ )      異能は頑なに8だな。
    ヽ.|            し /ri .)
      ヽ    _    ,r―‐ ´ i        ではステータスのみを振り直しということにしよう。
      _≧x   `   i-‐--、 人
    f´::::::::`::::ヽ≧‐≦i´:{´ ̄7 f ノ        ちなみに>>1は、月姫、空の境界、Fate、EXTRA、CCC、apo程度だ。

    /::::ヽ:::::::::┼:トヽニ/┼!:::::::::::`ヽ
  /::::::::::::::::::::fi::ノ;;||;;ヘfi:::ヘ:::::::::::::::::\        とてもじゃないが、型月博士を名乗ることは許されないな。

  i:::::::::_:::::::::::/;;ノ ヽ;;;\:::ヘ:::::::::::::::::::i
 (::´ ̄::::: ̄ヽ┴<二=ー-7>ヽ:::::::::::/         それでも頑張って書いていくので付き合って頂けるなら幸いだ。
‐┴――――┴――――――――――――


【では振り直しは今回のみはステータスのみ。以降は全てとします】
【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8 中立・中庸】
【原作把握度:0 リア充度:9】



         >―‐-≧ ` ヽ、!
      /       ヽ   ヾh
    ≦´ ._     ≧x_ !  ,  ヘ
.    /  .i`ー-ヽ ̄ ̄ `´ ̄ ̄i.ヘ
   /   r! ー‐≧__ ! .! _/ V
.  <   ≧    r‐ 、` ,ノ Xヽ .i
  ≦f´ ヾ      i  i    ! ノ !、     歌月、メルブラ(無印)、Hollowも一応プレイ済み(震え声)
.   ヽ         ̄    `´  i
.    ヽ__ヽ  し          /      ではこれで行こう
.        ヽ   ,r――‐´ ̄i./
        r‐‐≧ーニニニ≦´
.       /:ヽ:::::}   i:::入
    r ´:::::::::::::::├┬‐{::::::::i:ヘ

   ∧:::::|::::::::::┼i――|::┼:∨ヘ
   /:::::ヽi:::::::::::::;ノ ̄T´\::::::i::::::ヘ
._r´::::::::::::::トr´:::/rー〈´`〉´ .X:|:ヽ:::ヘ
::::::::::::::::::::∧‐´ヽ┴〈  〉´人i::::::::::::::ヘ

            〟¬___//
           ∠ ̄      ̄ ̄/
         /            ̄≧

         //            〈
        {  /ヽ|//`ヽ /    ニ=‐
        ヽ〃: : : : : : : : : : \/   }
         |`ヽ: : : : : : : _-: : }    ≧
         !: rミ、: : : _斗zr: : |/⌒j

         i 八ツ: : : :乂ツ: : : : :/

          乂: : : __,: : : : : : イ
|\        =ニ_≧-  =<
{  \      /: :/ニニニ/: : /: :\
 、  \    /: :|: :|三三f: : :{: : : : :ヽ
  \ \ /: : :|イ三三|: : : :i: : : : : : {/\

    \ 〃 ̄〈/ }三三|: : : : :ト: : :〃 ̄:/ヽ
     {\/ } .}三三|: : : : : :|\{: : :∠: : :}
     ヽ_乂Γ|==/ ̄ ̄ ̄\ ヽl_| /
        /: ニ|三{ニニ==ニニ ̄ヽ
        {: : : |三\ : : : : : : : : :\
        |: : : :|三三\: : : : : : :/
        |: : : :|三ニ /寸三斗.
        ∟-‐三三i   ̄ ̄¨

          |三三三|
           |//////|
            ̄ ̄ ̄
【直後サーヴァント判定】

1:キャスター
2:バーサーカー
34:アサシン
56:ライダー
7:ランサー
8:アーチャー
9:セイバー

    ____∧ヘヘゝ\ ∧
    ヽ、        .レ'|
   <´ ___ 、      |

   /  彡 __ `゙゙ - '´ ミ .l
   7コ ---ヽ-  ∠___l|
   〈 . ヽ ____ノ   、  ナヽ
   ヽ __         ̄l ノ
     Ⅵ、 _____   /ノ
    __ | ヽ ー  ニヽ
 ----'  `ヽ  7 <
 : : : : : `ヾ、 /;;;;l .人______

 : : : : : : : : :`l:ミ彡|: : : ノ: : : l
 : : : : : : : : : :l;;;;;;;;;|: : イ: : : : |
 : : : : : : : : ノ;;;;;;;;;;l: : :|: : : : :ヽ
 : : : : : :/;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ:人, 、: : :ヽ.
 : : : -----´ ̄`ヾ_/ / 冫- 、 : :ヽ
 :;;;;;;;;; ̄ ̄  ̄ ̄ fヽ-ソ Tヽ⊥ ___ l
 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ヽ--,/`゙゙ /: : : : |
 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/   ヽ-- ': : : : : :|
 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈     ヾ: : : : : :ソ

【召喚したサーヴァント】
1:メデューサ
2:イスカンダル
3:ドレイク
4:アストルフォ
56:アキレウス
78:マリー
9:マルタ


  __,ゝ             i/ ,'i    \
 <   、メ、_、、ヽ      i .i  ',ィ     \  ニ|ニ゛
 /   、|  ,ゝ、三ミ`ヽヾ、i,'/, ! /    <´    |
 `/ _  i ミ__`ヾ.、_ ヾi`,´ヘ、i     _ \    ┼ァ
 /ィ   ゞミ 〈" ̄,,`、ヾッ'/i/,__,ィ〉     \ ̄     !
  ノ, /゙ヾゞ ∫ー.i!_゚i  ゞ^イハ 〉!       \   ┃
  !,i i' (  ノ∩j´ ̄ u  ゙.ピム〈    ___〉  ┃
  ' i、∨i ( i ii "トー-、'__,´`ii'!    /         ┃
   ! ヽ、 ij  ij /^´三=イ ij!   /,へ.       ┃、、
    i / ト、   i!`ヽー、ililリ-='=ニニ/  \         ノ
  __ !/  ヽ、 ミ、廴:::::ノ//         /   (⌒⌒)
  /:::.\ ヾ、 ヾ、ー-ニィ'/          /    \/

【直後判定】
12:ファニーヴァンプ
34:MONSTER
56:Alter Ego P
78:Alter Ego M
9:BB

 


【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8 中立・中庸 サーヴァント:アルクェイド(ライダー枠)】
【原作把握度:0 リア充度:9】


                    _、ー‐─l\

          ._       .,ィ ̄        `i/l    -─-
           Y f::l      、‐     ,、_ ヽl ,,ィ、/   //;;;;;;;;;;;;;ヽ
            ゝ弋'     /    -´   `゙´  ヽ   |;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
             `\   /_   `_   \ w / ヽ  ヽ\;;;;;;;;;;ノ
               .\   |     l 三三  三三   `7;/ ̄
              r‐、> l⌒  lv‐-─-‐vl ヽ__/;/

              .Y ̄\ ゝ-   |        |   )\〉
                丶   ̄‐-、 |____| / /
                    `\.   ∞ナニ[二]弌∞/
             l` ー──‐Y__ノ >×< \l ̄\
             \         ゙ミニニ[二]ニ彡'    l
              \       /  _  \   ./
                 ー、___/x二ニ/ \ニ''ト、_ノ
                       / ー‐/    Y´ 〈
                   ∠二二ヘ     V二7__
                   〈__〉=‐'      ヒ〈__〉

【直後アルクェイド判定】
123:ロア絶対殺すウーマン
456:感情なし
789:私を殺した責任うんたら

 


     |  |     | |  |       |
     |  |     | |  |       |
 ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄ ̄ rx い」\nヘ  i!
  ー――――――  ,ノ  `   ヽ∧ i!
 〃     r-=== >         iヘi!

        |    そ __        ! フ
        |    /Y亅ニ=´ ̄ヽ -=={
 γ――― ヽ,/  人 r←- 、__-ム /`ヽ- __     朱い月なんだが、鋼の大地やメルブラの知識上問題が発生する。
 i  l ̄ニイ/--<  r´ =三テコV /     |!
 |> | /  イ  \ ヽ }  `ヽ {_ /リ!    ハ    よって、感情があるという設定で。
 |   / /イ    \ |   |⌒Y 〃  、 /  |
 |   | i ヽ ̄\ \j   | ̄ |i|~―、  |ゝ斗    朱い月を期待した方は本当に申し訳ない。
 |   | |  ヘ    /    .|   |i|     |   ヽ
 |   | |   }   イ    |_ - |i|_   .ノ   i
 |   | | r厶  /|     |/////// ̄ヽ  _  |
 |   | | / ∨! /イ    /VVVV/ _ ノ^-―>リ
 |   ',  -こ乂 .|    /===/ニ       |
 \ _ ∨ / /  ゝ― _/く彡^>|\ ∨―==-vノ
 / >|.イ /  /l///////V)(彡ハ  ヽ了彡彡三ハ
 | /  | ヽ 〈V|//////Vi| )シい  リソ三三三∨

  ヽ  !  | 乂|/////V/! ムシいゝゝ彡三三三ソ!

    |  !  i! | !∧///V/リニ三⊥ニ」三三三三ハ
    |  |  i! | 〈∨VVVV/       |三三三三 |
    |  |  i! | VVVVVム      r|三三三ソ |
    |  /  .i! |  そ==彡 ____ノ==L_」ン| |
    | ノ   j | >三三彡_」   , イ {ニlニlニ/ | ,'
   ∨     | ゝ=-=||   / |   〉三三V .レ
    i      ノ /三三彡|  i  |  く三三三〉 |i|
    ヽ   /  r+三三三>  ヽ 乂  ̄ヽ彡「 | |
    |   人  ヽ>=< |    | リ ==ヘ |ヽ
    /  ∧ >ヽ/ <>弋- ´  ヽ彳⌒ニム_ >
  ∠___ニ   |三三三ソ     乂〒〒〒〒| ̄
            ` ̄ ̄ ̄       ` ̄ ̄ ̄´


         _  _ lヽ l l /!//
         \ー≧ヽ!ヽ! !| ´ ´ー―- 、
        ,r―ヽ             >´

        =≧    !\ヘ        `ー 、
       r´    ,r┘  `ー-‐7 r 7     ≧
       /   ≦=‐、      ´    ̄≦  \
      ムイ  ノ  `≧‐┐  ┌―‐=‐ミ   ヽ_ヘ
          |_V  ――-二゙   ゙ 二_´  r゙    ト!`
       rf `i          ー-二_ ヽ /
.        ヽ |               !_/
        \l           u  / ヽ

          |              / ノ
        _,ヽ   __        / ´         では舞台を選択してくれ 1:第四次 2:第五次 下5
      , r ´三 }ニト、     ̄`   , イ
     i三三三i三i≧x _     / l
     |三三三|三|ヽ:::::`ー‐≦__!ニー- 、

     |三三三|三!\ヽ:::::::::|::::::::::::ノ:::〉三三≧=x__
    _∧三三 ∧ミヽ::ノ::::::::::!::::::::::/:::/三三三三/ニ!
_,rf三三ー‐´三ミヽミヽ:::::::/:::::::::;/::∧ニ三三三/三}

【出場可能サーヴァント更新】

セイバー:アルトリア・ペンドラゴン(青、黒)、ネロ・クラウディウス、ジークフリート、ガウェイン、沖田、アルテラ

ランサー:クーフーリン(五次、プロト)、ディルムッド、ヴラド(Ex、Apo)、カルナ、エリザベート、弁慶、ヘクトール、エルキドゥ

アーチャー:エミヤ(無銘、SN)、ギルガメッシュ、ロビンフッド、アタランテ、ダビデ、織田信長

ライダー:メデューサ、イスカンダル、ドレイク、アストルフォ、アキレウス、マリー、マルタ

アサシン:佐々木小次郎、腕ハサン、百ハサン、李書文、セミラミス、ジャック・ザ・リッパー、カーミラ、両儀式

キャスター:メディア、青髭、玉藻前、ナーサリーライム、アンデルセン

バーサーカー:ヘラクレス、ランスロット、呂布、アルクェイド、エリザベート、フランケンシュタイン、スパルタクス、坂田金時、タマモキャット

ルーラー:ジャンヌ・ダルク、ジャンヌ・オルタ、天草四郎

エクストラ:BB、メルトリリス、パッションリップ、スカサハ、アヴェンジャー

【舞台:第四次】
【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8 中立・中庸】
【原作把握度:0 リア充度:9】



          /lr‐'" /-‐'7―- 、__
         N.  i         /
         ヽi           \
        ||、   _,, -―r_    ミ≧
          | `゙'"    _ヽ   ヽ、
          ト、 __,=≦斗  ヽ,-、 rヾ
          モ)`´ ゞ-'   ノ ,〉.l |
     /    .l{、      r_,/lリ         では、参加者を指定してくれ。一人目下3
   , ,/.      \――'  /  ヽl|ー、
  / /      _,,」、'....ィ'     '|  \、__
. /./  ,. ‐'''"´    !:::.    / _」__iヾ',
.,'.,'  /´   └ 、_ノi    ノ (、_   ``ヾ!
,'/ /     ヽ、 ` ''ー 、ィ-─'' r`'^    `
l|  !            リ    `ぅ ー=、_
| |          サ     〉
  ト             ′    ./''ー- 、,.._
  |  ヽl(B            ./    ヽ、_
  |     !,、      !     /     ∠,,,
  ,イ     ヾ'     ィ 、   /   ,,ィ'´

関係ない話だけど配布礼装どれもらう?

>>227 センセイ貰います】


                     ---
                 ´        `
             /              \
            /                   :.
          ,ノ、          ,′         '.
             |  \      /              ヽ
             |          .′      ,,..  ''"   /
             |       ,    -‐ '"   ,..::::::::/
          _:,      ':,  |  ,.:::'   ,.   ,.:':.:.:.:.:/
          ∨ \ :::..':,│ ,:':,:'  /  ,::.:.:.:.:.:/
          〈    `丶::::..:::::/  __,   !.:.:.:.:./´'.      カッカッカッ…消毒怖いでしょう(恐怖)
           {:ミ\     〉::f  ''"´    ヽ.:./ 7/
          _У ゝ=` 、∧ r\__,,,.. -rrrァ::'’''  /       二人目の参加者 下3

        /::小    '"::} r''ヾミ¨三¨´:ミ、 /イ:、

    ___//:.:.:/: }:, r‐r‐< / | :、     //:.:.:l: :\
   / : :.:.:.: ':.:.:./: .ハ.!ト、_   ヽ__/ `7''>:、 / /:l:.:.:.:!:.: :..\
 /: : : :.:.: : i:.:.:.' : . : l\ ` ー======イ / ィ: . |:.:.:.:!:.:.: : : :\

´: : : : : :.:.: : :! :.:.l : . : .! lヽ´ ̄ ̄`ヽ  イ´ /: .│: : l.:.:.: : : : : :\
: : : : : :: : : : :! : :.!: . : . l l:.:.:.`ー― '":.:.:.:./../: . :.:| : : :l :.:: : : : : : : :\


 l   Ⅳ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_――二`
 ハ   {,、n::::::::::::::::::::::::::::≦-:.:≧
イ:::::㍉ミ`:.:.Ⅵト<ミ≧=-::.:.:.::.三

イィ:::f:.:.:.:.:.:.:.',{:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.__;:.:.:.:.:.:.-
 }:刈:.:.:.、:.:.:.:.:./:.:.:x≦三=-:.:.:.-≧=-=≦
   j,.,,,,:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.ミミ'"_ ィ::::::::三:::::-=::
  ミ三≧x:.(:.:x斧'"n  ノ::::::::::≧:::::::ニ ̄      三次に続いて私の出番が再び…聖杯は一体何を望むと言うのだ。

   {丁 n_ツ =-:.:`:.:.:.:.:.:.:.:./ ̄ ≧:::::=-
    }ー-/     ̄ ̄     ニ彡
   〈   l  _  -、ー---、   -彡         【3人目の参加者 下3】
     ヽ .f     _」  --、 ヽ  =彡   ,
     ‘. 、__  _,,"  +'. }   -=≦
     } r‐ 二 __ ノ

     八 `´
     ,,ヽ、  ̄      ,,      /
  _ノ   /> .._   <_,,     /

      /   /  / |\       / /

きれい




  <三三三ミt、 lミ、
zニ三三三三三ニミ、ミム ,. ;、
壬三三三三三三三ミl|.!ミl!
三三三三三三三三ニl!.|ツ
三三ミ'`'ー=ニ三三ニミ7 lt、
¨ヽニ7  \ `ノハ ./,'ノァミi
ニi |;'゙-、t、.、 ヽ ,ィ,//∠l_,           このような老骨に令呪が……。一体なぜ…
、_{ !、 ー=≡ミリfォキアィ三ァ
ヽ.イ ヽ、  ,___}-'7リ l

'  ヽ. _zチ三チミtl レ'              【四人目の参加者 下3】
 ̄二.\´ ー‐ /レl/_       ,..-
、_   `ーr‐''゙ニj ,!川:.、`ヽ¨''ー<"`ヽ

..ヽ ̄¨'ー-l.|_!.-‐''゙ `ヽ.ヽ  V::::::ヽ::::

綺礼

                           \ ≧=- 、 } }
                      -─……ミ、   .:} ノノ
              __,.  "          、 斗≦- 、
               ̄≧=-       ___ ::.: へ、八

                 /         -‐=≦ ̄ ̄   :;   ヾ、 \
              .′                          \r \
                乂       /           M人  i    、
              __厶イ    ,:′          ; !   ハ 从  '; :.
               /     /  イ     /  .:ィ:! :|   Ⅳ:! i ハ:|
        --=≦   ニ   //〃 :  .: {///人:|,., ;≧テ|| } l|
               > イニ  ;'__/ィ^:!   〃;斗ャ≦l ':. {r_ァi.:|::| ,′
             /⌒ 人 = .:iんハ l l∧/ / ィf斧 , ヽ':, |人l/
            x≦ノ ニ八廴{ | | 八     ̄/   ∨
             ////イ  ニ :\ヽ、:.ヾ、          _ ..ノ       桜ちゃん。必ず助けてみせるよ…!
         〃///// )/  .:仁:/ー}           _/ハ、
         {{//////イ  爻)乂:.ニ廴         ,. = 孑 /i}:\     【5人目の参加者 下3】
           八/////////\   {ニ≧=- .     ´ {///: : : }≧=-
        イ: : : : -=≦///////≧=-  -ニ ≧=ァ…≦/: : /¨¨¨: -=ミ、
      /.:/: : : : : : : : : : :-=≦///////≧=--/////: : : イ: : : : : : : : }.:l|
     /: : : : : : : : :-==-: : : : : : : : :-=≦/////////′: : ://: : : : : : : :/: :il
      |: : : : : : : : : : : : : :≧=- : : : : : : : : `⌒ヾ/Ⅳ: : : : ://: : : : : : : :/: :〃
      l .:/: : : :/¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨≧x: : : : : : : : : : `l】: : : :.//: : : : : : : :/: : /
      ∨.:/: :/: : : -====-: :、: : \: : : : : : : / ̄ ̄:|/: /: : : : : 〈: : /
     ∨: ://: : : : : : : : : : : : \: : : ≧=- <: : : : : : :l: /: : : : : : :/.:,′


綺礼


               -=ニニニニニニニ=- .
            -=ニニニニニニニニニニ=-.
.      Yニニニニ  、ニニニニニニニニニニ=-.
.         |ニニニニニニヽニニニニニニニニニニニ≧=-
    r―┘::r 、ニニニニニ  、ニニニニニニニニニニミ 、
    |ニニニ|ニヽニニニニニニ≧-   =-ニニニニニニ \
    |ニ 寸 !ニ㌣|ニ|\ニニニ./ニ<ニニ≧=-ニニニニ

    |ニニ:寸'.  |ニ!  .\ニ/ニニニ ヽ<ニニニニニニ!
    |ニニニ:!   寸i.....zァヘ{ `寸ニニニ}ミ7´ 寸 ニニニ|
    |ニ/ニニ!    /i:>'_ イfソ\ `ヾ}\}  / ヽ Ⅵニニニ
    |7ハニ .j    ア’ 7ー        ノ     /ニニニ!      遠坂の悲願…私ならば…!
    |i' .Ⅵ{ `ミ、 /              r' イニニニニ-.
     jヘ  Ⅶニニ! /                r- 寸ニニニニニ>=- '
      \{`ヾ j'         _,        |!  }ハニニニニハ}   【6人目の参加者 下3】
.            ーz._   .ィ  >'       ,  |  .ノ Ⅵニニ f
            └ }レ´ _      /      |7ニニハ}
               `Y:{     ,. '   /    jハニリ
                |:ik.jしzzイ    / _ ,,... -‐ '' "{
                リ:i:i:i:斤!  _ -‐ ´        .イ::>ニ- .
                jkリ′_〉./ ゛'' ..,_      <:::/ニニニニ
                  / ./   ,. '´   <:::::::/ニニニニニ
                    / |/ ,. '´  <::::::::>, ニニニニニニ
               . イ<./,. '´ <::::::::::>'’/ニニニニニニ

             _jと’レ’_/_/::::::::::>'’  ./ニニニニニニニ
              ニニ!::::7:::ヽー ' ’   /ニニニニニニニニ
              ニニ!::::|:::ヽ::ヽ    /ニニニニニニニニニ

綺礼


         /      〉    ,、 : : : : : : : : : : \ : : : : :V/Λ
          〈      ノ   /: : : : : : : : : :\ : : :゙:,: : : : :V/Λ
            ,/   /: : : : : : : : : : :\: :゙:,: :. :.゙://. : :V/ハ
         |   l     /: : :. :. :. :.|\:\ : Χ ゙:, : : :∨/ : |//ノ
                  { :/ : : \ :|  \:Χv=气; : : :r'、: : |///\
                   乂八 : :´"'ヽ   〃゙心j l : : l l : :l/////ハ      聖杯であれ何であれこの私にお任せあれ~ですよ!
               l      \: :/゙沁    `´ } : : l,イ: : :|/////ノ
              ゙,      /: : Λ `"、     ,: : /--、从ヘ厂´
               ゙,      /: : / :入   r ヽ_ //イ--..く'~、         それじゃ、留守は任せましたよ翡翠ちゃん。
          l      〈⌒气…-ミ_{_>-く:::::::::::::\:::::::::::::\ )
         l      ∨:::::::\::::::::::::´"'::::::::::\:::::::::::::\::::::::::::::Yヘ
        l       ∨:::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::ハ 〉
                    V ::::::::::::::::::::::::::::::/ 〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}く
         `'ー- _ V::::::::: \ ::::::::::/ /:::/)::::::::::::::::::::::::|::j::},ノ
       /:::::::::::::x‐气 }:::::::::::::::::\:::/ ///:::::::::::::::::::::::::::|/:::}

      /::::::::::::::::/  `丶、::::::::::::::::::ノ'¨   /:::::::::::::::::::〈:::::::::/::::/
       {:::::::::::::::∥     丶、 /" ヘ } {::::::::\::::::::::゙;::::/:::::/
      八:::::::::::∥_         / へ_ノノ 乂::::::::::\::::::∨:::::/
.     /::::::\:::::l{   ´"' s。..,,_,、__,,、-‐ 、__つ:::::::::\:::〈ニくニミ
    〈:::::::::::::::::::||  /  | ::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::\〉ニ〉ニニ}

.      \::::::::::::::||  /  |::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::じニニノ


【直後家系優先度判定】
123:ダン
456:間桐
789:遠坂




                   ,.イ      ,...-―:ァ
                  /::::l     /::::::::∠................ _
             |:::::::',  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>

             |:::::::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
                  ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..、
           ,.....-‐'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::トミゝ

           /::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.         /j;: '"´/ ::::::::トミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, -、:::::::::\
.       /     /::::/l:::::|⌒>ミ::::::::.:. -‐ "´¨}:::::::/ ミ Y:::::i⌒ヽ
       / |\  ,j/,ノ,ノ:: i|、   ノ { ̄       廴::l んリ l:ヽノ―-
        {_|_〉=彡':(:::::::八 ミ≠ミ 、   _,.斗ャ彡イ从} ノ ハノ     >‐: . _
.       /: /:.`ーァ': /: /ヽ(/ :丶弋tッミ: {从r‐tチ'"  ィ_,.ィ  |    /: : : /⌒>‐:. . _
.    〈 ̄ \: /: :/: /: /: /: ヽ. ""}.. 、゙""´ :   / ,/  i|   /: : : : /: : : /: : : /: :_:ニ=-   _
.       \   ̄\/: /: /: / ハ: _{..ノ=ミ 、 .:  , '  /   /   /: : : : /: : : /: : :./ /  {{     >‐-
       / ̄\  \': /: /: :/: 彡vミミミミミミ彡/ /__,/l!   /: : : : /: : : /: : :./:. :\_{{ニ=‐ ´        ヽ
.       /!   .:\  \ : /: :/: :/  ハ,こ ___, イ/// /  /: : : : /: : : /: : :./: : : /: : : l|
.     く \     \  \ /: :/   { { \\/ 〈_/  ,/  /: : : : /: : : /: : :./: : : /: : : :.Λ              }
      /ヽ  \     \   \:{   i| |\ \l_/   /  /: : : : /: : : /: : :./: : : / : :. : /:.Λ /|
..   /     \     \   \  l| |:. \     /l   |: : : :.:.l:. :. :.l: : : :l: :. :/:.:. : :./: /: :∨  !        .イ
.   /  ー-   __ ー‐-  \  \| |:\  \_,/ .:l   |: : : :.:.l:. :. :.l: : : :l:.:. :l: : :.:./: /:. : :{l   ト、___ イリl!
  /           ー-- \ \   | |  \    /l   |: : : :.:.l:. :. :.l: : : :l:.:. :l: :.:.:.l:.:.l:. :.:/ゞ=彡ーr―=彡':.:}

【ダンお爺ちゃんのサーヴァント 下5 出せるサーヴァントは>>225を参照】





                 ______ _ -―――-  _

                 /______/          ヽ  __
              {/_____ /  ̄ ̄ ̄ ̄       V⌒` 、ヽ
              ⌒\ ___   _     _      \  \ \
                <_   ⌒ 厂     /           ,   ) ノ
                  /⌒     厶ィ   ' /   /         }  〈/
                / /  __/ /   {/    '          }
                   {/    ⌒ < _ / /  /}        '
                   /   _/ /   / 斗=ミ、 / ノ / /   /
               /  /⌒ ̄/    ⌒\{ Vソ^〈/{/ / __/、      ―――斬神斬魔の気概で望ませて頂きます。
                 { /     {  /{ {   〉     _j ⌒7⌒)}  l
\             V      {/ニ=\〉⌒ニ=- _-  ィ(_//  ,      私のことはセイバー、と…。そうお呼びくだガフッ
ニ= 、             _ /ニニニニニ\ニニニニニニニ=‐ニニうく  /

ニニ= }         _ -=ニニニニニ\ニニニニニニニニニニニニニニニニニ〉V

ニ=‐/           /ニニニニニニ/⌒^  、ニニニニニニニニニニ=ー=≦ニ}\
ニ= {        /ニニニニニ=/     {{\ニニニニニニニニニニニニニニ∧ \
ニ=‐\       /ニニニニニ=‐/       \、\ニニニニニ\ニニニニ/ll }    ',
ニニニニ{______/ニニニニニ=‐/          |\、  ̄⌒\ =≧=≦ニノl }、    ',
ニニニニニニニニニニニニニニニニ/         l:  \、   l⌒ ̄ ̄  // ヽ    ,
ニニニニニニニニニニニ/⌒ 7           |:    \、  |     //    ',  ',
ニニニニニニニニ= /   /           /{:     \、!    //}     ',  ',


【直後家系優先度判定】
1234:間桐
5~:遠坂





.ヽl  ヽ: :l    ヽ: /                   |:.:/
  `  ヽ:ゝ    /                       |/
      `    ./
         ./

         /
        ヽ

          `ー 、
             )
             ヽ_  ____
               ゙ー===-  ̄

               /´

                `丶,,,,,,,               >´
                  };,;,/            >´
                  l;,;,l         ,,,,,,>´
                 /;,;,l     ,;,;,;,;,;,;/

                  /;,;,;,;,,,,,,,,,;,;,;,;,;,;;,;,、/
                   /;,;,;,;,;,;,;,;,;,;, ´    ヽ
                〃''''''''''''''       ヽ


【遠坂時臣のサーヴァントを指定してください 下5 出せるサーヴァントは>>225を参照】

apoヴラド




                       ,.<////,> ._
                   ,.</////////////,>。、
                    //////////////////////ヽ
               /\////////>'" ̄ `" <////ニニ}ヽ
                l=ニ\////         \/ハ二j'/ヘ
               lニニニ∨′  ./       ヽ  {: :'ニl//ハ
.           rニニ{≧s。ヽ/  :  '  :.  :.  :.  、 .}ソ///ハ
             'ニニ辷ニニ'   i _,, l..、 l  -i- i、   〉ハ//>―-- 、
          ゝ-ニ-=/ j .i  .{ _l_ハ_、 {! ハ__ノ.l  .jニノ-=ニ二二/
              ,。</イ_/、乂 灯 )下ゝ.;ノ"{ )了 jノ!、ヽ≧-`ヽ/
            /ニ/´ `/: : ハ `ヽ.Vソ   .  Vソ.ソ ):.ヽ\ニヽ
         ⌒}/    ,': : :.{/ノ_,.ヘ. _.  _   .八Y,イヘ: :ヽ.\lー'
             _, /l: ;ヘ/_ノ( Yヽ/,ヽ、_ . イ丶_.Y.ノ V: :ヘ
          ,..r'"ノ_,.ノl/'" ./ニr-.{ ´.yー '"ノニ{Yノ、 V⌒`
         ,.r (.ノ-''"   __-ニニ!= 〉-、j川.!≦三`〉;ソニ-._
    ,. ‐(_,..ノ'"    _-ニニニニニ{_.j、  }.o Tー-ヽ/'ノ二ニ-_
  _, '"ソ"       .{ニニニ厂{rヽソ `/iヽマ!l.l.マソノ二ニニニヽ
,. '"'ソ" ハ   ト、    マニニ{ゝノ>'′ /!  ` }|l.l.!マ :ソニニニニリ
.ソ"    { ',  |/ヽ     ヽくjノ{./‐ 、 //\/ ,.ヽ_!.ソハ.{ヽニ>"   ハ  j,
´     '., Vー//,\__    ゝ-{   ゝ'> .__.ヽ. ` <ゝ八イj     /ハ ノ!
       ヽマ//////> _‐ニニニし-、rノ.j..ノ.、  `ヽ.{<_ _,..イ/////.|
        >`<//>'"ニニニニニニニゝイ=ニノ;ヽ__..ノ )二ニ=-<///,ノノ
.         ,。<ニニニニニニニニ二二(,:ノニ>イニニニニニ>、´

.         /ニニニニニニニニニニニ二(,:ノ二ニニニニニニニニニ\
.        /ニニニニニニニニニニ二二(,:ノ二二二二ニニニニニニニニ\
     /ニニニニニニニニニニニニ,.( ;ィ二二二ニニニニニニニニニニニヽ

【時臣ナーサリーって?】
1234:ああ!それって月の
56789:時臣の理想が出てくるんだよ。そうだよ。

間違えとるでー

【済まない。お目目が駄目な>>1ですまない】



             \`¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨`  `丶、 | ',
           , ‐ '.´       `ヽ    ..`}./
      ヾ¨¨¨¨.´            .ヽ    ´¨¨¨',

        `ーッ'´                      ',
         /                    . ', |
     ヽニニ´ィ  /  /    | /  ', |     .、 . ..ヽ!
        ./  , ゚  ., ゚ / / . |./―‐ ',..| ..|    ヽ\ \
       // ., ! .,'  / /.....,'|゙   ..| | ..}  | . ト、ヽ`ト、丶、
      /' /¨..| .| /| ./.| ./ |     | }', .ハ...,'  ! .',ノ .! `¨.`
    ヾー.'´.  __| ハフ¨!/ー|/,_     .リ_リ‐.}/ハ |__ ! |
     .`_フ . |'.,'.,.| .ィ´ィヾヽ ゚,  ., '¨ r‐rッ‐ッ ',// } |.,'

      `¨¨| .{ .},.ハ  `¨¨¨ ´ ', .,'  \¨¨¨// /} .,./リ
        .}ハ\ヽ゚        ., ,   /  .// ,'i´/,'
         ..', \',ヽ      | !  { 、 .../ .,゙ィハ,゙
         __}ハ . ゚,     ヽ}__|,ィ . _  / ,゙_
        .,イ三ニ:}ハ .ヽ  ,ィニニニニヘ }, ゙ . ,'三`ヽ__
     ,...:‐/三三三ハ ハ'., ヽ ____/.,..゚ }ハ{三三∧::`ヽ

    ./三,'三三三三ト.,|.ヘ.ヽ `¨¨¨¨¨.., ゚ .ハリ三三三:ハ三∧
   ,.イ三ニ\三三三三',_ハ__`ー―― '__{__}三三三三ハ三ニ',_
  ./三三三ニ\三三三三三三三三三三三三三三三ニ:}三三::',

【間桐雁夜のサーヴァントを指定 下5 出せるサーヴァントは>>225を参照】

アンデルセン



            _ -─‐- _
            <__         ≧s。
.        _/ ヾ '/    r  ¨ ̄¨¨ヽ
        j| __/lil \_  〉::     ハ
        }ィf斗’   ヾ弍s  =  ∠   }
       廴 〈    `¨´     厂ハ  /
      / / ` `  \   ! Y´:::| }/
      ゝ/            |  |ュ彡´
       厶-┴‐‐-    |//::7
       弋_        /  l /
         ゝ-‐=マ¨´    /
.            ___ノ i| }i  /|i
        />¬r-、 :}i {厶、

       /≧s。 `>。\}i_ __| |ム、
.      /三三心    \\ヽ} } |liム、
【間桐臓硯のサーヴァント指定 下5 出せるサーヴァントは>>225を参照】

クーフーリン(プロト)


               ,...ィニニニニュュ、
            ,ィf7i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧x、
          ,ィfi:i7i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧x、
           .〃i:i:iム三二二三三三><三i:i:i:ヘ
        .f=ア'"´     ``<:i:` マ三i:i:i:i:i:i:i:ヘ

        ,イ            \: i: :`マi:i:i:i:i:ア ヘ
      ./               .ヽ. :i. :マi:i:iム  ヘ
     ./                 ハ:. i:. :マi:i:iム   ハ
    ,′  ,       ,ィ      、   .ハ: :i: ::マi:i「´  ハ
    .{   / .i i j  .Ⅳ  ,  }..f¨`r=z!: :i: ::ii:i! 斗x.j
   .r从  .| .Ⅵ .{ j .! | .V  ‘, |λ ム____Y=y<三ニミj
  八_V 、 Ⅳi-Ⅵ { | ! -V-、-ミV` ゝ‐┬7ゞ=イx、   7
    .入ゝ Ⅵ=ミⅣ从 | rz≠x=ミV ,' / .| :ハ :マi:i>イ

     .「.Ⅵ.V;;;;;ア ` `  ´.Ⅳ;;;;ハj}`V,ニY ! :!i:!:.マi:iア
     .| lハ 'ぅヘj      'ぅヘソ  .f j j .| :!i:!::マア
     .| .杙゚。ー '  ,     ー‐ '  ノ_ノノ .j :jハ::::!
     .| |..圦    r==r 、    .ノ- .´./.,人:{ Ⅳ
     .レ´   >、 乂:::::::ノ  ,..ィ〔  ,r-イ  `
          {v> 、_.._< ,ィぴ〕/ _ノ

      r v‐‐、」、 イ{辷辷辷.辷〔 イノ   , ,_
    ,ィ〔 イ ,ィf¨ー-y--、辷辷辷〕,ィノぃぴぷぴぃ
   ,イf( :イぅ..r______.f____7ミ______`>くぷぃ⌒Y:::vノzュ、
  ,4i:i:i:{`ぃム彡_,x人__人ミ________.゙ミ,ハ_ゝrz_人_イi:i:i:i:iム
. ,4i:i:i:i:i:i:八 ;ハ>i:i//介ハム≧ミ___ミV⌒ゞx:::ィイi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ム
4i:i:i:i:i:i:(_∧ノノi:i//川|川ハムi:i:iムノー‐'7⌒7i:i:i:i:i:i:i:i:i:iムi:ム
i:i:i:i:i:i:i(::ノー:}/i:i///川川川ハムi:i7、rz_ノx;;_人i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ムi:i:ム

【直後ナーサリーの姿判定】
123:お月様
456:死なない
789:???


                    ,. ィ千/zyxォャzyxx.、、___

                      ,イl i l i/ミミミミミミミミミミミミミミミミ≧x,_
                     / l i l i /ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミx
                  { l i l i ,'ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ≧
                 ',l i l i {ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ

                  x≦ゝ、 l iⅦミxミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
              / ,イil州シ ̄   Ⅶ寺;\        `゙''マ三三三
                /例洲/      Ⅵ ヾx_\        }三三二
                  ! '/洲,'  ,..、    ヾ/   _,.、、_    }三二二
               併il,'_,....、  ` 'ー‐ '´   x圭圭圭≧x イ三二二
               ′/圭圭ミx_   { ,′_,ィ圭彡''゙´ _ ̄ `i三三二
                  {~__`゙等:=- `等;ィrt;ァ'' " ̄,ノ    }三三三
                   ‘, ヘ‘'″.ノ,r   ::::::_`¨¨_´,     }三三三
                  /  _ ̄, /      `        }三三三
                    {    ̄,r′       ヽ、         }三三7/
                   ‘,   _λ     ___ノ ` ‐-    〈三三{ 5
                     |  i  ゝ-‐ ´       __   ',   }三三!/く
                    l  l  ,. ニ = -─ ¨ ´ _ヽ. ‘,ヽ ,j三三
                    l  l  }-───… ''' "´ ノ  i   `゙ミ ___,/
                   l   l          _,.  ''´   !       :::
                       ',.    ̄、¨¨  ̄               :::
                  ヽ、      ̄                   :/
                  /,'>.、 _      _,.  -‐       / ,
                 _/x./ハl:::::::::: ̄ (¨ ̄           / /×
        ____,.ィ´××/ i  l::::::::::::::::::`ー        / /××
  _,.. -ェ‐ヌ×××××××/×!  l:::::::::::            / /×××

【言峰璃正のサーヴァント指定 下5 出せるサーヴァントは>>225を参照】

クーフーリン(プロト)

                        ___  -─━ァ━…‐-   . . 、
            __-=ニニ二三三ア. :    /        : .\_
           ∠ニ二二三三三/. :    /. : :           ⌒\
              ∨二二二三三/ : :   /. : :  /             : : .、
.              ∨二二二三/ : :   /   /  /           : : .、
.             ∨=ニ二三/   \_/ . : |l/  /    /   /   : : i
                ∨ニニ三/   \_/   i |l  /   /    / / /   | |
                  \二ニ     V    l |l  / / / // / / / /  | |
                  /三ニ   j斗    l |レ代ハ //|/|/|/|/イ^ 八|
                /三三ニ    {(_|     |ト弍ーノ     ^⌒ 人/
              /三三二ニ  l 乂|: .    |  ヽヽ       ≠ミ 八|
           /三三/ニニ  l: .  | : .   |         ヽヽ/  |
            \三∠二二ニ  l: :  |: : : .  |  F=-  、 `   ′. :|
               ̄\二二ニ  |: | | | : : : . |  ∨  ノ  / . :|│
                   ̄二ニ  |: | | |: |: |. |个o。       イ   :l l│
               /i:i:i:i:i| l |: | | |: |: |. |:.|  / T¨ :i :|  | . :l :| l│
                  {i:i:i:i:i:i:i:レレレlレレレlレlレlレj / :l  :| :| . :| . :l :| l/
                  {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: \  :l  :| :| . :| . :| /|/          '^}
                  {/⌒{/⌒{/⌒{:i:i:i:i:i:i\l/l/|/|/|/l/           / /
.              /⌒}   }    } /⌒{:i:i:i:i:∧               / /
.              } /⌒⌒^⌒⌒^⌒\   V:i:i:i:i:∧                / /
          {⌒\/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V⌒Vi:i:i:i:∧            , ^V" '^ヽ、
         >--{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V⌒Vi:i:i:i:∧        / ノ/
.         {   {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V⌒Vi:i:i:i:∧       , 、(__/`  }
         >--{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧  Vi:i:i:i:∧         {  (___r'  /
.         {   ∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ∧  \i:i:i:∧        \      /
            `¬'^∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧    ̄ ∧         }     ,
.          ////∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧      }      /     /
.           //////{ i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.     ∧      /     /
         ///////{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i.   /i:i:\__  /     /
          ////////{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i.   /i:i:i:i:i:i:i:i\/     /

【琥珀さんのサーヴァント指定 下5 出せるサーヴァントは>>225を参照してください】

エリザベート

【舞台:第四次】
【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8 中立・中庸】
【原作把握度:0 リア充度:9】



【陣営まとめ】
◆セイバー:沖田総司
□マスター:ダン・ブラックモア【令呪3】


◆アーチャー:ロビンフッド
□マスター:間桐雁夜【令呪3】


◆ランサー:ディルムッド
□マスター:琥珀さん【令呪3】


◆ライダー:ファニーヴァンプ・アルクェイド
□マスター:貴女【令呪3】


◆アサシン:ジャック
□マスター:遠坂時臣【令呪3】


◆キャスター:ナーサリーライム
□マスター:間桐臓硯【令呪3】


◆バーサーカー:タマモキャット
□マスター:言峰璃正【令呪3】


       ∧ /ヽ/ヽへ

       /         ト-,
    ヽ `  |  / ,      > , .:´: : `:ヽr‐ァ
     ヽ、,,,,ヽ レ'´'´ ´ミ;;、 7/: : : : : : : : レ'

        ミ  ヽ、 ∠__ `f´`l__: : : : : : : : : ヽ.       では来歴を募集する。2時20分下1から下5
        ヽ三三  三三  .人_;::`ヽ: : : : : : : Y
        ヽu ┌v‐v、 /: : : `ヾ;;;ハ : : : : : :ト 、
         ト、\__  X: : : : : : : :|;;;;;;|: : : : : :.|_ ヽ,
           7: : /: : : : :,:.l彡''介 人_:_: : :.ノ  ̄
          / ∠ヽ:≦´

アルクェイドのモデルになった系女子
その縁から型月作品を追い続けてきた

スキルは別だっけか?

これって気付いたら聖杯戦争だったのか気付いたら型月世界で子供として生まれてたのかどっちなんだろう

>>383
はい、スキルは別で取ります

>>384
来歴次第でどちらにも転がります

>>382


         _  _ lヽ l l /!//
         \ー≧ヽ!ヽ! !| ´ ´ー―- 、
        ,r―ヽ             >´

        =≧    !\ヘ        `ー 、
       r´    ,r┘  `ー-‐7 r 7     ≧
       /   ≦=‐、      ´    ̄≦  \
      ムイ  ノ  `≧‐┐  ┌―‐=‐ミ   ヽ_ヘ
          |_V  ――-二゙   ゙ 二_´  r゙    ト!`
       rf `i          ー-二_ ヽ /
.        ヽ |               !_/
        \l           u  / ヽ       すまない。きのこの召喚はさすがに止めておく。

          |              / ノ
        _,ヽ   __        / ´         では安価の協力ありがとう。続いて、異能の募集だ。
      , r ´三 }ニト、     ̄`   , イ
     i三三三i三i≧x _     / l            2時30分の下1から下5
     |三三三|三|ヽ:::::`ー‐≦__!ニー- 、

     |三三三|三!\ヽ:::::::::|::::::::::::ノ:::〉三三≧=x__
    _∧三三 ∧ミヽ::ノ::::::::::!::::::::::/:::/三三三三/ニ!
_,rf三三ー‐´三ミヽミヽ:::::::/:::::::::;/::∧ニ三三三/三}


【来歴】

FGOをやってたら画面が急に明るく光り…
気が付くとわたしはFateのアニメで見たことがある場所に立っていた
あれ、でもなんとなく雰囲気がおかしい…もしかしてここは特異点F!?
元の世界に変えるにはどうすればいいの?てゆうかこの姿…元の自分とは別物だ!

そんな私だが、アルクェイドのモデルになった系女子だ。
その縁から型月作品を追い続けてきた訳なんだけど……

―――しかも、身体は子供頭脳は大人状態だ。原作知識まであったため神童扱いされてる始末。
お母さま、帰れるか分かりませんが、私は元気にやっています。

吸血による魔翌力補給




             ,  ,ゝイ____
            /,'i/ /'´   /ー、
          , / i i  ,' ,  /イ  `ヽ、

  ,ゝ‐、'⌒ヽ.   i!V.: ! ゛  /  ,ヘ ―= 、゙>
⌒ヽ     ゙、 ヾj!i ,,、メ、_、,ゝ'w'´ ヽ. ,=- トゝ
 .  :.  . : .) ヘ.:、/         、"´   .i
       . ノー、ヘ.:| _,ィ  ‐=-、_,ヽ.:  ;!
  ー.、  ´   )ヘi´ ̄         ∨-‐i     1:空想具現化(弱)
    )    ) ,',! __,  =====  /´. !

 ホ ノ    '⌒!ハ. ̄ ̄        ,__ 丿     2:オリオンの加護
  カ .ハ    ):. `゙i 、   、___  ,イ
    丿  . : .   ゝi、.__ー‐'´ィ=iメ-、__       3:色んな型月キャラの特殊能力をランダムで3分間だけ借りることが出来る
 ,' ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ホ`v  ,イ7匚|」_/;;/::;':'ヽ.

./ ┌―┐  i | カ _,ゝ'::::i/;;|三メ;;;;;i:i、::::::::.ヽ     4:吸血による魔翌力補給

  └―┘.   i lr'ニ´、:::::::::i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヾ:::::::::::.゙、
   _      i l´i^i´i、'´ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽiヽ、::::_,.メ、    5:シチュ具現化
  /   \   | |‐'ト'‐ノ゙-'´ ̄`゚。'⌒ヽ。;;7_/.:::::::::ノ
  | ◯   |  ! !`´゙¨´`ヽ。 。゚γ゚。ω゚ゝ,-、゙ヽ;::/
  \_ /  // `ヽ ) |;;゙ー又τ。゚cノノ、ノ,ィ!'´
、__ ____ , /_____/;;;;;;;;;`ヽ、ー'´ノゝ-''´

メ二二二=-――――‐' ゙i;;;;;;;;;;;;;;;;;;`≠';;;;;|
――――――――┐ . |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l


【下1から下7の多数決】

1


【来歴】

FGOをやってたら画面が急に明るく光り…
気が付くとわたしはFateのアニメで見たことがある場所に立っていた
あれ、でもなんとなく雰囲気がおかしい…もしかしてここは特異点F!?
元の世界に変えるにはどうすればいいの?てゆうかこの姿…元の自分とは別物だ!

そんな私だが、アルクェイドのモデルになった系女子だ。
その縁から型月作品を追い続けてきた訳なんだけど……

―――しかも、身体は子供頭脳は大人状態だ。原作知識まであったため神童扱いされてる始末。
お母さま、帰れるか分かりませんが、私は元気にやっています。


【異能】
3分間のみの型月キャラの能力インストール



                             ,  ,ゝイ____
                            /,'i/ /'´   /ー、
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                         j!i,,、メ、_、,ゝ'w'´  ヽ ,=- トゝ
                  __.           ヘ.:|   、、, ,´イ    、"´.i
              i! ゙、             ヘi.T゙ ラ''、"‐ ‐',.1゙  ヽ.: ;!      作成完了だ。
      ,. -─=‐-.,,_ li ∧            ! ゙" _, -‐ ''"| |   ∨‐i
     /   ''´_,,. -、ユi:..:゙V´`ヽ         |  ト_',,.、-'''y| l.  / ´ !       今日はここまでにしよう。ゆっくりじっくりと時間を掛けてプロローグを作成しようと思う。
      レ'´ ,, ´  i´  `゙、!"  /         .|  |':::::::::::::::::| i!  ,_ノ
     /  /     /\  ゙,ヽ‐'ト、,,.ヘ     i  i!:::::::::::::::::| i  /         次の更新日は果たしていつになるのだろう。一週間以内は確実だが。
      |   |     .|  \ ゙、゙Y   丶 \__  ヽ,i!レ、,,_,,,,∧! i.|イ
      |   i   r‐'丶  |`T、∧  `゙  、`゙ 、'´ ̄ ̄`゙ー‐、. l           ではお休みなさい
     ヽ  \  、_  `゙ ┤.:|.゙、∧\  `iヽ \、`゙丶、  |Oヽ
      ゙ ‐ヾ、,,゙ ‐-! ゙ ─‐゙| :.l|`゙、∧ \  ! ゙、  l`丶、 `゙丶、,,,,|
         丶-、‐'゙ ‐-‐"| .:l|.. 、∧   `  ヽ  | 、  丶 i   ゝ、_
              \ ヽ  | .:l|.. ゙、∧  /  /   |. v´ヽ  `       `!
               \  ゙ | .:l|  ゙、∧ /  /    l ゝ-',,_       _  |
                \ | .:l|   ゙、∧  ,'   /           ゙、ヽ|`ヽ
       ,、  _ ノ''フ,-,、ヘ,`_| .:l| _,,,、゙、∧_,、.  /              .` ヽ. |
      ゙) ゙'`" ゙' ` `' `´ "く,|v'  .`゙、∧ム_,.ム-,_  _              i |\
  ,、ノ`゙V'´" Y ,    "   ' `   、. ゙゙"、∧ ゙ '  くノ "ム-,.       l |  \

【今日はここまで 次の更新をお待ち下さい】

乙ー

/

「ただいま」
無人の部屋。私の言葉に答えてくれる人間などいない。
仕事着を脱いで洗濯籠に投げて、適当な部屋着に着替えた私はベッドに倒れ伏したいつもの癖でソーシャルゲームを起動する。
―――Fate/GrandOrder。最近サービスが開始されたゲームで、最初は何かと炎上していた曰くつきのゲームだ。


ゲーム性は至って簡単。幾つかのバトルカードを選択して、敵と戦闘していく。
NPゲージというものがあり、選択したバトルカードによって上昇していく。そして、このゲージがマックスになると、キャラ特有の必殺技が出せる。
ちなみにこのNPというのは「ノーブルファンタズム」の略称である。細かいことは考えずに必殺技ゲージと思って頂ければ良い。


「んー。黒の欠片があと一つ出れば限凸した欠片男が3枚揃うのに」
このゲームにはキャラとは別に、礼装という装備がある。
この礼装はNPゲージの事前チャージ、カードの性能上昇など効果は多岐に渡る。


その中でも群を抜いているのはカレイドスコープと2030年黒の欠片の二枚。
カレイドスコープは戦闘前にNPゲージを80%チャージする礼装でり、黒の欠片はクリティカル率を示す星の数を1ターンごとに8ほど増やすものだ。


後者の影が薄いように思えるが、侮るなかれ。クリティカルが出ることによってダメージだけでなくNP上昇率も上がっていくのだ。
通常は緑のカード―――クイックカードによって星は量産されるのだが、精々20~30が限界。
対して、黒の欠片は3枚積むだけで何もせずとも24枚もの星を確保出来る。これは破格と言えよう。

カード選択によっては、50もの星を獲得できる。毎回確実にクリティカルが出せるのだ。
そして先も言った通りこれによって、NP上昇率に補正が掛かるので宝具の連発が可能になる。
ちなみに最も相性が良いと思えるのは、最高レアリティのジャック、スカサハ、沖田総司。3者共に持っている。


俗に言うクリパは組めているのだ。だが物足りない。キャラを引いた数を示す宝具レベルも3人共に5。
カード選択ごとにカードの上部に浮かぶ数字は殆どが100。だが、足りない。時折、80などと中途半端な数字が出ることがある。
全てが100にならないようでは、まだまだだと個人的に思う。礼装は4枚重ねれば限界突破と言って、礼装の効果が上昇する。


カレイドスコープは4枚共に限界突破出来たが、黒の欠片はたったの2枚のみ。故に、クリティカル率が80%などという中途半端な数字が出る。
だが、このゲームのガチャだが、相当に渋い。金持ちの道楽と言われるソーシャルゲームの中でも上位に入るほどに、上位装備、上位キャラが出にくいのだ。
掲示板やTwitterでコンプ勢の姿が滅多に見られないのもこれが原因だ。経済的な問題で、私はコンプすることができていない。


精々キャラの出現率があがるピックアップサーヴァントの宝具レベルを5に、礼装を限界突破するくらいのものだ。
それでも十分情熱的と言えるらしいのだが。
なぜこれほどまでに私が、このゲームに入れ込んでいるのかと言うと、
このゲームの元となったFateというゲームを作った会社が、Fateを出す前に世の中に送り出した『月姫』のあるキャラクターが私をモデルとして造られたからだ。



奈須きのこ、武内崇の両名の知り合いである私は彼らに頭を下げられて、あることを希われた。
それはパッケージヒロインのモデルとさせて下さい―――そんなことだった。私は国籍こそは日本だが、産まれはイギリスだ。
アルビノ種として生を受けた私の眼は赤く、それでいて髪は白かった。余りにも目立つので、髪はブロンド色に染めたが。


両親の仕事の都合で、日本に渡った私は学生自体に彼ら二人と知り合った。
それほど親交が深かったわけでもないし、俗に言うエロゲーなどという物に私を出したいという希望は、当初は嫌悪感しかなかった。
だが、余りにもしつこく迫る両名に渋々と了承。果てに、アルクェイド・ブリュンスタッドというキャラが産み出されることになる。


謝礼ということで金銭と月姫というゲームを受け取った。興味半分でプレイしたこのゲームが中々に面白い。
深くまで練り上げられた設定。それを活かす奈須きのこの文章力。当時にしては目を奪わんばかりの演出。
やっていく内にどんどんのめり込んでいき、気が付けば私は続編の歌月、同じく奈須きのこが執筆した空の境界、Fate/stay nightをも読破していた。


外伝作品、アンソロジーも読み込んだ。そう、気が付けば私は奈須きのこの造る世界に完全に魅了されていたのだ。
このFate/Grand Orderも例外ではない。ソーシャルゲームだけに金銭を注ぐ必要があったが、後悔はしていない。
趣味に金を使って何が悪いと言うのか。誰かが無駄金というが、金とは自分の好きなことに使ってこそのものだ。


「そんじゃあまぁカードを―――って、うん?」
携帯をベッドに置いて、シルクのコートを羽織っていざコンビニに出発しよう……。そんな時だった。
携帯の画面が白一色に染まっていたのだ。それだけでなく、太陽の様に眩い光を放っている。
余りの強烈な光に眼を閉じた瞬間だった。身体が奇妙な浮遊感に包まれた。


          ,  ,.ィ
           /l// --‐ッ______
.          ,N      ´  <
        |       ,,,   そ
.         |,゛゛' 'v '"   7  く
.         | ノ     `ヽ >  ゝ
.         | ●   ●  L、|
         :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN      一旦ここまで。続き書いてくる。
    ./⌒ヽ、. ヽ  ゝ._)   /⌒i
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ

【やっちまった☆ 2030の欠片に補完して下さい】

/

次に目が覚めた時には、若い黒髪の女性が私を覗き込んでいた。視界いっぱいに広がる端正な顔立ち。
私は混乱の渦に叩き落とされた。ここはどこだ。私は何を―――。疑問は溢れかえる。
「――――う…うあ」
それを言葉にしようとしたが、出たのは呻き声にも似た間抜けな声。


身体を動かそうにも身体の節々がやたら重くて、まともに動かせなかった。
「おーよしよし」
揺り籠のように動く身体は、更に激しさを増す。恐怖は感じられなかった。暖かな気持ちとともに眠気が私を襲う。
考えなければならないことは多々ある。だが、今はこの微睡みに身を任せよう。


「おやすみなさい◯◯……」
「うあ……」
まともに挨拶すら返せないのは精神的に来るものがあるが、どうすることも出来ない。
私は、止めどない不安を感じながら意識を手放した。



/

―――結論を言おう。私は転生していた。それも赤ん坊に。
容姿は銀髪赤目と前のものだった。やはりとても目立つので、言語を解せる頃には髪を金髪に染めるようにお願いしよう。
そして、転生先だが母親と父親が交わしていた会話を盗み聞きした際に聞いた、「冬木」ということしか分からなかった。
まさかFateの世界に紛れ込んだ訳ではあるまい。
窓から覗かれる町並みは私の居た町と大差はない。つまり、文明は同レベルと見てもいいだろう。


カレンダーの年号は西暦1985年。確か衛宮士郎達が誕生したくらいの時期ではないだろうか。
そして、不思議なことに私の顔立ちは明らかに以前の白人系のものなのに、両親は日本人だ。
浮気の末に産まれたとかそんなドロドロなことはないと思いたい。両親の仲は極めて良好だしね。


ヨタヨタと覚束ない足で、家を駆け巡る。言葉はまだ上手く口に出せない。
最近やっと二足歩行が出来るようになったくらいだ。それでもお母さん、お父さんと淀みなく喋れるようになったのは大きな収穫だ。
産まれて半年にも満たないというのに、ハイハイを抜けだして言葉を話そうとする私に、両親は飛ぶように喜んだ。


「この子はもしかして天才なんじゃないか!?」
興奮気味にそういうお父上。うん、ズルしてるから可能なだけですよ、お父上。なんだか罪悪感が沸いた。


/

そして数年。私は、ここがFateの世界なのだと思い知ることになる。
冬木大災害――――否、セイバーの宝具による聖杯の破壊によって撒き散らされた悪意が、冬木市市街を焚いたのだ。
私は走った。両親の静止も聞かずに、士郎の居る場所へと。


【衛宮と関係はある? 1:ある 2:ない 下3】



辺りには静謐な雨が降り注ぎ、災害の爪痕を洗い流していく。
視界を回せば死体の山。全身が焼け焦げた人間だったモノの姿しか視えない。
纏わりつくように臭うのは血と肉の焦げた匂い。吐気がするのを堪えて、私は死都を走り続けた。


その途中に、私は漆黒のコートを身に纏った男とすれ違った。
「君はこの火災の生き残りかい…!?」
切羽詰まった様子で問いを投げる切嗣に私は首を横に振った。
「それならなぜ!君のような子供が居ていい場所ではない!」
「生きてる人が居るかもしれないのに、黙って見ているわけには行かない!」


本音を言えば違う。私は、衛宮士郎というこの物語の中心になる人物に会いたかったのだ。
そんな打算的な考えを最もらしい論理で覆い隠して、私はこの男を欺こうとしている。
胸がチクリと痛くなった。男は―――衛宮切嗣は暫し黙りこんで、その後に私に手を差し伸べた。


「なら、一緒に探そう。他に生きてる人が居ないか」
私は頷いた。そして、切嗣の手を握り返した。その手はとても無骨で、とてもガチガチしていた。
手に引き摺られるかのように、私は再度走った。汚染された空気に、吐息が荒くなる。胸が苦しくなる。


それでもと身体を喝破して、町の中心部まで切嗣と共に走った。
―――果てに瓦礫の上に、肩で息をしている緋色の髪をした少年が倒れ伏しているのが見えた。
私が指を差した方向に、切嗣は全力疾走で向かった。



「―――ああ、良かった」

切嗣が涙を流して、少年の手を握り返す。私は息を飲んで彼らの様子を見守る。

ある種の神聖な結界で覆われたかのようで、彼らの領域に足を踏み入れることが余りにも無粋に思えた。


切嗣の身体が淡い光を放って、やがて一つの逆三角の形をした絢爛豪華な道具が胸から吐き出される。

それは巨大な鞘だった。かつてアーサー王が所有していた鞘。誰かの手によって奪われた神秘の結晶。

アーサー王が傷を癒やしているという島の名前。彼女が眠りについた島の名前を模した、主に絶対なる守護を約束する宝具。


それがみるみるうちに少年の体内へと入り込んで、遂には少年と同化した。

荒かった少年の息遣いが優しく規則正しいものとなっていく。虚無的な色を映していた眸は閉じられ、意識を手放した。

私は、かの様子を見て感動に打ち震えていた。これが衛宮士郎の起源。衛宮士郎が生き残った一幕。


生き残った彼は衛宮の名を引き継いで、そして切嗣同様にアーサー王を召喚する。

時に挫折し、時に結託し、時に理想を振り翳して、彼は戦いを、Fate(運命)を乗り越えていく。

「……他に生存者は居ないみたいだ。君はこれからどうするんだい?」

切嗣の声が私の思考を中断した。どうしろ、と言われてもどうしたら良いのだろう。考えなしにここに来てしまった。


【どうする? 下1から下3】


1:ケリィに着いて行く(衛宮ルート)

2:生存者はいなくても、遺族のためにもなるべく死体は綺麗なうちに回収してあげたい

3:とりあえず士郎を病院まで送るのに付き合ってその後両親の元に帰る

【分岐選択 下5】


「……貴方に着いていく」

「えぇっ!?」

私の提案に素っ頓狂な声を上げる切嗣。いや、だってしょうがないじゃない。

彼らの戦い。彼らの生き様を近くて見れるこのチャンスを逃す方がどうかしてる。


「いや、でも君には両親が居るだろう?その方々に悪い……」

この返答は予想していたものだ。なので、私は今切れる限りの最大の切り札を切ることにした。


「―――聖杯戦争。今回の聖杯は汚染されていた。だから、貴方は聖杯を破壊せねばならなかった」

「―――ッ!」

途端に敵意と警戒心によって、切嗣の表情が鋭いものに変わる。

聖杯戦争の参加者として、この火災を引き起こした張本人として、今の言葉は無視できないだろう。

そして、止めに―――。私は手の甲を切嗣に見せた。


「聖杯は次なる参加者を見据えている、これがその証拠。お願い、生き残るための力を私に授けて」

手の甲には刺青のような紋様が浮かび上がっていた。これはたった今私に刻まれた令呪だ。

たとえ、聖杯は破壊されても大基である柳洞寺の地下に眠る大聖杯を破壊しないかぎりは、聖杯戦争は続けられる。

だが、なぜ私なんかに顕れたのかは不明だ。

しかし、魔術の概要をしっているだけで魔術の行使は知らない私では、きっと死んでしまう。だから、切嗣に鍛えて貰わねばならないのだ。

「分かった……。君が何者なのかはさておいて、君を預かろう。両親と離ればなれになってしまうけど、構わないね?」


元の親とは違う人間。繋がりは薄いと言える。だから、私は躊躇いなく頷いた。

切嗣は悲しげな表情を浮かべて、私の手を引いた。


【直後貴女、衛宮切嗣判定】



今の両親は切嗣が暗示の魔術を掛けることで対処した。これで、今度こそ彼らとは離ればなれ。

そして慌ただしくも日々は過ぎていく。僕は魔法使いなんだと、柔らかな笑みを浮かべて士郎に言った切嗣。

凄いな爺さんと、心の底から感心しているような様子だった士郎。一日一日が名場面に溢れている。


私は常に彼らの様子を伺った。禁忌とも言える特殊な投影魔術を見せられ、今後の使用を禁止した場面。

衛宮士郎が封印指定として魔術協会に追われないようにと、
切り替え方式ではなく一から魔術回路を造り上げるだなんて、無茶極まりない魔術の鍛錬を授けた場面。

それだけではない。私の知り得ない衛宮の日々が其処には有って、私は常に刮目し続けた。

見逃してはならない。見逃しては、あれだけ奈須きのこ作品を愛してきた今までの自分が無意味になってしまう。


全てを心に深く刻みこんだ。ちなみに私の魔術の特性は、士郎同様に世界に干渉する魔術とのことだ。

他者の能力を読み込んで、制限された時間の間だけその人間の力を行使できる―――らしい。

魔力は並の魔術師より僅かに多い程度なので、過剰な能力の使用は禁じられた。


……やがて、切嗣の最後の夜が訪れる。月が綺麗な夜だった。私と士郎と切嗣は縁側に座って、然程寒くもない夜を堪能していた。

イリヤスフィールの救出に失敗して、外出を控えて家に篭もることが多くなった時の話だ。

切嗣は痩せこけて、覇気をなくした表情で静かに口を開いた。

「―――子供の頃、僕は正義の味方に憧れていた」



士郎「なんだよそれ。憧れてたった、諦めたのかよ」

切嗣「うん、残念ながらね。ヒーローは期間限定で、オトナになると名乗るのが難しくなるんだ。そんなコト、もっと早くに気が付けば良かった」

士郎「そっか。それじゃしょうがないな」

切嗣「そうだね。本当に、しょうがない」


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      ∨ j/ ∨:| r‐∨ ̄`¨¨:..         /  |:{: :{i:}:}: :}  j「            うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ。
           リ ´    .斗-==ミ          ⊂⊃’ノ: .′/
             '.  j{ |:.:.:.:.::い           ゝ __,ノ,.              爺さんはオトナだからもう無理だけど、俺なら大丈夫だろ。
              '. {{ |:|:し'} |           ー‐ ´
                `⊂⊃ノ |                               まかせろって、爺さんの夢は――――俺が、ちゃんと形にしてやっから
               :,   ゝ _ノ ,
                ′ ー‐´  ノ:.
                  ,               __
                 ′        ,.  -‐: : : : : :}
                    、       \: : ―‐‐ 、/         /
                    丶      \___,.          /
                      `        __        /   /
                            `  、         /   /:.:.:.
                               ____,,..  ヘ  /:.:.:.:.:.:.


この言葉が有ったから衛宮士郎は走ってこれた。この言葉が有ったからエミヤという悲劇を招いた。

悲劇と喜劇の原因。彼はこのままでは戻ることの出来ない修羅道に身を落としてしまう。

だが、声を掛けるのも憚れるような綺麗な光景だった。私はまるで異物。在ってはならない存在。

どうする。私は、この時どうするべきなのだろう?

【どうする?(会話安価でも可能) 下1から下3】


二人の間に座っていた私は、切嗣と士郎と手を繋ぐことにした。

ひんやりと柔らかな感触を返すのは士郎の手。ゴツゴツと無骨な感触を返すのは切嗣。

士郎「姉さん…?」

切嗣「◯◯…?」

二人して小首を傾げた。その有り様がまるで本当の親子のようで、私は小さく笑みを漏らした。

貴女「自分もサポートくらいならしようかな。士郎一人じゃ危なっかしいし」

士郎「な―――大丈夫だよ!そんくらい!」


いいや、大丈夫じゃない。君は、無謀なところまで走ってしまう。全てが終わった後に嘆くのだ。

俺はこんなことをしたくて、正義の味方を目指していたのではない、と。

そんな未来、決して許されないことだ。だから、せめて私が生きている間は、私が彼の手綱を締めなければならない。


切嗣「そうだね。士郎はどこか危なっかしいところがある。頼んだよ◯◯」

士郎「爺さんまで!」

吠え立てるように怒りを見せたあとに、そっぽを向く士郎。

彼もまだまだ子供だ、否定されることには慣れていないのだろう。


貴女「それはね。とっても素晴らしいことだけど、自分のことも大事にしないと切嗣も自分も悲しむんだよ士郎」

損得の勘定に自分を含ませることが出来ない士郎には、何としてもこの言葉を理解してほしい。

【直後士郎判定 死んだ心-3 家族の言葉+2】


士郎「う―――分かったから、そんな顔をしないでくれ。何だか俺が悪いみたいじゃないか」

士郎がプイと顔を逸らした。どうやら今の私の顔は相当酷いらしい。

士郎「正義の味方は目指すけど、姉さんの言ったことも守る。これで良いだろ?」

一先ずは合格点を与えておこう。最も心の病は、これだけで払拭できるわけはない。

何か有るごとに無茶な行動を取るだろう。士郎には、死んで欲しくない。


彼がどのルートを辿るかは知らないが、どのルートも死が付き纏う。

理不尽とも言える選択肢が連続してることもある。だから、知識を持っている私が士郎を正しい方向に導かないといけない。

それがどれだけ困難なことか。幾数人もの野望、悪意が渦巻く中で彼を生き残らせる。考えただけで目眩を覚える。


切嗣「そうか。なら安心して士郎を預けられる。ああ――――安心した」

切嗣はそう告げて、柔らかな表情を保ち。そして、静かに目蓋を閉じた。それが彼の最後。

難儀な人生を送ってきたと思うが、それでも今くらいは幸福であってくれと願うのだ。

―――士郎は私に任せて。だからおやすみなさい切嗣。

【直後士郎、貴女判定】



/

切嗣の葬儀は厳粛に執り行われた。アイリスフィール、イリヤスフィール、久宇舞弥はいない。

愛娘であるイリヤスフィールは城に幽閉され、残る二人は生命を落としている。

シャーレイ、ナタリアも居ない。衛宮切嗣が自身の手で屠ったからだ。


ガラガラの席。だけど、私と士郎。そして藤村の家の人達は、彼から受けた恩を知っている。

だから、きっとこれでも良いのだ。

私たちはお坊さんのお経を聞きながら、切嗣の遺影に向けて万感の思いをこめて手を合わせる。


霊柩車に運ばれて遠のく切嗣という存在。私はそれを見送った。

―――そして、アレから10年もの時が流れようとしている。私たちは立派な学生になっていた。

士郎には正しい魔術回路の造り方と本来の魔術回路は切り替え式なのだと伝えた。

使うことを禁じられた投影魔術の本質も伝えた。故に、彼は投影魔術を殆ど使うことはない。


切嗣の意志を汲み取るためにだ。それで良いと思う。

公にしては、切嗣が想い描いた最悪の結末を招きかねないのだから。

貴女「それじゃあ行ってきます切嗣」

学校に行く前に、仏壇に手を合わせて私は玄関を飛び出した。



いつものように授業を終えて、さあ帰ろうと思ったときだ。

士郎が、慎二からの頼みごとを受けていることを聞いた。だから、帰るのは遅れると。

―――遂に来た。今、この屋上では凛が魔術結界の対処に追われているのだろう。


そしてランサーが姿を現して、アーチャーが凛を守るために戦う。

Fateの最初の見せ場であり、英霊と英霊の戦いの凄まじさを教えてくれる一時だ。

だが、気になることがあった。士郎には令呪が顕れていない。このままで、セイバーを召喚できるのだろうか。


私の手には変わらずに痣の如き紋様が出ているが。ともかく、ここが分岐点だ。

士郎の手伝いをするか。それとも士郎の手伝いをしないか。士郎を巻き込ませないために、士郎と素早く帰宅するか……。


【どうする? 1:士郎の手伝いをする 2:手伝いをしない 3:さっさと帰るに限ると説得してみる 4:自由 下3】


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  ー――――――  ,ノ  `   ヽ∧ i!
 〃     r-=== >         iヘi!

        |    そ __        ! フ
        |    /Y亅ニ=´ ̄ヽ -=={
 γ――― ヽ,/  人 r←- 、__-ム /`ヽ- __
 i  l ̄ニイ/--<  r´ =三テコV /     |!
 |> | /  イ  \ ヽ }  `ヽ {_ /リ!    ハ
 |   / /イ    \ |   |⌒Y 〃  、 /  |         ……いや本当に済まない。書くのに夢中になって忘れてしまっていた。
 |   | i ヽ ̄\ \j   | ̄ |i|~―、  |ゝ斗
 |   | |  ヘ    /    .|   |i|     |   ヽ         多数決を取ってどうするか決めようと思う。
 |   | |   }   イ    |_ - |i|_   .ノ   i
 |   | | r厶  /|     |/////// ̄ヽ  _  |         どちらの結果になろうとも、きちんと書ききって見せるのでその点は安心してほしい。
 |   | | / ∨! /イ    /VVVV/ _ ノ^-―>リ
 |   ',  -こ乂 .|    /===/ニ       |
 \ _ ∨ / /  ゝ― _/く彡^>|\ ∨―==-vノ        【1:第四次は第四次書きなおすべき 2:このままで 下1から下5】
 / >|.イ /  /l///////V)(彡ハ  ヽ了彡彡三ハ
 | /  | ヽ 〈V|//////Vi| )シい  リソ三三三∨

  ヽ  !  | 乂|/////V/! ムシいゝゝ彡三三三ソ!

    |  !  i! | !∧///V/リニ三⊥ニ」三三三三ハ
    |  |  i! | 〈∨VVVV/       |三三三三 |
    |  |  i! | VVVVVム      r|三三三ソ |
    |  /  .i! |  そ==彡 ____ノ==L_」ン| |
    | ノ   j | >三三彡_」   , イ {ニlニlニ/ | ,'
   ∨     | ゝ=-=||   / |   〉三三V .レ
    i      ノ /三三彡|  i  |  く三三三〉 |i|
    ヽ   /  r+三三三>  ヽ 乂  ̄ヽ彡「 | |
    |   人  ヽ>=< |    | リ ==ヘ |ヽ
    /  ∧ >ヽ/ <>弋- ´  ヽ彳⌒ニム_ >
  ∠___ニ   |三三三ソ     乂〒〒〒〒| ̄
            ` ̄ ̄ ̄       ` ̄ ̄ ̄´


.    /i      ,r‐-ュ 、_,__
    / .|  ./`´        <ー--,.´
.   /  | ./              /
  〈   ´              /
   ヘ               /
   ヘ               ヘ          ではこのままで。一先ずは今日はこの辺にしておこう。

  \ヽ        ,,r f ´ ヽ、_ヘ
    ヘ      /´:::::::::::::::::::\ `          ミスが有るような日に続行しても、何をやらかすか分かったものではない。
     ! Yヽ、 /;;;;;;;;_,,,rt-―-t┐
      ヘ \ X´ ̄:::::::::ヘ__〉:::ヘ
.      `´ 〉,、::::::::::::::::::::::::|||i:::::::::::ヘ          皆様にはご迷惑をお掛けします。

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【今日はここまで 次の更新をお待ち下さい】


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     i三三三i三i≧x _     / l
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     |三三三|三!\ヽ:::::::::|::::::::::::ノ:::〉三三≧=x__
    _∧三三 ∧ミヽ::ノ::::::::::!::::::::::/:::/三三三三/ニ!
_,rf三三ー‐´三ミヽミヽ:::::::/:::::::::;/::∧ニ三三三/三}


私は士郎の手伝いをすることにした。

士郎「別に良いのに。俺一人でも簡単に終わるぞ姉さん」

全然良くない。確かに原作ではあっさりと終わってしまったかのように描写されている。

だが、凛の宝石という保険があるとはいえ、弟を死地に出向かせるような真似は許されない。

死んだ切嗣との誓いを破るような真似は絶対にしたくはない。


そうだ、これから校庭で行われるのは紛れも無い殺し合い。

聖杯を求めて、過去の規格外と規格外をぶつけ合い生命を張り合う魔術師達の死戦。

その中で士郎を生き残らせるためには私が頑張らなくては。


貴女「ほら行くよ士郎、サボったら慎二に怒られるよ?」

士郎「あっ…」

士郎の手を引いて、弓道場へと向かった。顔を赤らめる士郎の真意が私には分からなかったが。


弓道場の掃除だが、それなりに広かったというのに驚くほどスムーズに進んだ。

士郎の家事スキルがやはり高いのか、それとも勝手知ったる場所のためか。

この場合は両者だろう。互いの要素が互いを手伝い、これほどの短時間で掃除を終わらせることを可能とさせた。

―――時計を見れば時刻は、午後の7時。さぁ、運命の夜だ。



【戦ってる陣営 下1と下3で指定】



士郎と共に弓道場を出るとやはり聞こえる鋼の音。間断なく響き渡る甲高い音は、寒さを忘れてしまうほどに鮮烈だ。

アーチャーとランサーの戦いだろう。

脳裏に思い浮かぶのは、陰陽剣を軽やかに振るうアーチャーと、槍という獲物を持ちながら引くこと無く只管に前に出るランサー。

守勢と攻勢がはっきりと別れた赤と青の乱舞。

……背景が背景のために月面バトルだなどと言われていたのはさておき。

士郎「……これって」

士郎は興味ありげに、音の出処に向かおうとしている。正直に言おう、私も興味がある。

だが、行けば間違いなく生命が危うい。

目撃者は消すことがセオリーとなっている聖杯戦争において、態々姿を晒すような真似もしたくない。これもまた本音だ。


【どうする? 自由安価 下3】



貴女(スルーしとこう…勝手にやらしといたらいい)

危険な場所と知りながら足を踏み入れるのは馬鹿のすることだ。

見たくないと言えば嘘になるが、そんなことより我が身だ。

それに、もし私が興味本位で近付いて士郎をも巻き込むことになったらどうする?


士郎は私の身を守るために、間違いなく前に出るだろう。

幾ら投影魔術が使えたとしても、アーチャーの域にはまだまだほど遠い。そんな彼が英霊と英霊の戦いに飛び出していったら―――。

身が凍るような景色を思い浮かべて、私は恐怖した。ここは帰ろう……。


貴女「怖いよ士郎。家に帰ろう…?」

家に帰ればきっといつもの日常が待っている。士郎が暖かいご飯を用意して、私に感想を求めるのだ。

そして、私は「美味しい」と返す。それに満足気な笑顔を浮かべる士郎。慌ただしくも元気一杯な藤村先生が、それを見て茶化す。

そんな日々に帰るべきなのだ。

【直後士郎判定】



士郎「……駄目だ姉さん。不審者だったらどうするんだ」

そんな私の意志に反して、義理の弟はそんな事を言う。不審な空気を敏感に感じ取っているのだろう。

表情を引き締めて、私の手を強く握ったあとに、士郎はスルリと手を離した。

……私の言葉を聞かずに、彼は死にに行こうとしている。なんて、自分勝手。


私の気持ちを知らずに、彼は学校の平穏のために身を賭そうとしている。

だけど、それが衛宮士郎という人間なのだろう。守れるものは守り通そうとする。

多少の無茶にも構わずに、彼は直向きに走る。けれど、士郎―――!今回は多少の無茶じゃ済まない!


遠のいていこうとする士郎の手を再び強く握り返す。そして、振り向いた彼に向けて首を何度か横に振った。

駄目だというジェスチャー。しかし彼は、空いている方の手で私の頭に手を置いてくしゃくしゃと頭を撫でた。

全くの不意打ちだった。私は、恥ずかしさで顔を赤らめた。


士郎「姉さんはいつも心配性だ。でも大丈夫だから……」

宥めるような優しげな語気。彼は手を解いて、校庭へと向かおうとする。

その背に手を伸ばそうとしたところで、届かずに私は転びそうになった。悔しさから下唇を思いっきり噛んだ。



彼を守り通す力が欲しい。無力な自分が恨めしい。力を力を力を――――。

令呪が激しく明く点滅する。私は、ただ無心に力を求めた。応える者など居るはずがない。

分かっている。冷静な頭の部分では理解している。けれど、それでも私は力が欲しい―――!


士郎が死なないための力を、誰でも良い!私に貸して欲しい!

令呪の光がより一層強いものとなって、弓道場周辺を照らした。

光の色は金色、壁の中で私の姿が影絵の様に浮かび上がる。もう一人は遠のこうとしていた士郎の姿。

しかし、もう一つ浮かび上がっている影は一体誰のもの……?


士郎「姉さん…!?」

令呪の光が収まっていく。私の前に士郎ではない誰かが立っているのが分かった。

光で反射的に閉じていた目蓋を開いて、その人間の姿を目にして―――。私は言葉を失った。


           ㍉  |  _     _      ≧s。     \
         __㍉_| {   >    `ヽ       ≧s、.  \
          |       ゙:,′   > 、  \     \      `ー──
          |  ,ィ ''7  i!       \   \     > ... __
         v〃 /   }、  ',ヽ.    \   \ ` 、      /
            // ./    .i! \ ', \ \  \  :,   ー── '’
        // ./  !  |ト.    ,. '´  ̄ ̄ ̄   ゙:,  `''ー─ --         ―――貴女が私を呼んだ人ね!
.          , ;' v/ i! | __:,   ‘:、   \ `ー - 、 :!   ゝ───
        {f / ! λ / !  \  ゙:,  ,. '´ 仍ヒiz:ァ-リ` 、   `ヽ    \      って、あら私?私にそっくりな人が居る…
.           /  V ',i!ヽ. !   \ :, ′  ヤェ炒′    ーz:、
          /   V../ :f´忙z.、  `ー           /` i! ヽ
.         / l  i  .∧ t. ヒ炒 i             ;! ノ .リ   \
       ,  /!  ',  ∧     ゙:,            r‐ ァ'’ヽ    :,
        i  ! ',   ヽ ___    ,. ‐─ :        / ̄ ゝ、 \  i!
        | リ ヽ        `ヽ ∨ ̄ ノ      i!`ヽ  ハヽ:}、 :リ
        |/  } :、__   `ヽ  `ー       / ;!__ \ .ム  }/
            V  } \ `ヽ  :}、       /   ∧   `ヽ.リ
           } ノ  \ノ` 、ノ` \ _ .ィ    ./ :}  ゙:,  \
         ,.o≦  ̄ ̄ ̄ ̄     `''<z...__,./  リ   i }  :,
        ,      `ヽ    \          r'      ;   :,
         /           ゙:,      \             /    i
       i!                ゝ .       i!    {    !
       l                    ー __,.     i     ;
.         i           i! /                  |
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    |   ′ /   / //       |     \ /,
   l  / //  /  /     / / /   | i  /, /,
    // /  /   !     ′ /  /:| l   /, /,
   l/   /  /     i|  / / //|i /レ| |   i! /,
   /}   i!  /    /| .:/// / :|i //|/:|   ′ i
    i!   l /     |/レ' ̄/  :|/ ,rく^Y|  /    }
    }i   |,/    /  |彡7示{ヽ     {iソ ノ:| ′ ヽ/
   / /i/        |ヽ父ン ノ      ` / |/   |
  //{   │   l   |          、 i   iト |
  /′|│ │  |  l          _  人  / |i /
 /   |      | {  ト _     ̄  / // {/
      \\ \ | {  |   -  __\ ̄ ̄"-- 、
       \{\i∨\|\|\   |、     ̄`>-⌒\
       __/     `ー‐ \ ̄>'"´ _/´   ヽ
    r<      \_  _   /イ_,. -/ // /   l
    /  \           ̄  /     ∠/  / /   |ヽ
    /    \                     /ノー-´ {
    i       \               {   丶  〉 _  /{
    |         ヽ          \{    \|   /  /,
    |           {            i       |   /   /,
    |  丶     {                  |         /,
    |    \     {                | /     /,
   l     \   {               !      |       /,
    {      \  {           l   /∧        |
    \       \{_ \_    // ̄  / i       /
       }\         `ヽ      ̄ /    /  \      /


【直後貴女判定 動揺-2】



     /      /::ヽ ゝ      l     /    リ l|
   / イ      /: : : : ヘ     |     /     ,' : ||   あ、あ…アルクェイド!?どうして貴女が…?
   /´/      j: : : : : : :ヽ    ー‐‐  /    /: : i.|
    l   / ィ ハ: : : : : : : :l\  ´   ,7    /: : : :|.|     γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
    | イ / |/ l: :ト、: : : :⊥__` - ´/   /: : : : :ハ|     |    あれ?私たちって会ったことあった?    |
    レ' |/    ヽ|  |\|    ̄ ̄/イ   ,イ:/l イ/     ゝ____________________________ノ
               ,,r〉      レ'l/ k' レ' リ
        _ , -‐ '´  ヽ      , -‐  `` ‐- . __
     , '´         `   ´           ` ヽ
    /                             ヽ






       ,    -- ――  ´l
     γ          / ,、l

.     /      /  '  / ヾー┐
    /    ,       /     |
.    l   /    // / / i   |
    | /   /, イ // .,イ ll  : .|
   l/  | ´ フ /// .〃 /l,i  | .|
   |   l  ニ≧ニュー‐' ' ///.|  |  |
  l l  |  「`辷リ `  '  ィ≧ト .|  |            うーん、ごめんねー。記憶に該当はないわ。
.  | |  |  |        チソヾト |  |
  l .! l .|  .|       ヽ`¨ / | .| ||            というか、貴女が私のマスターで良いのよね?
  | | | l|  l .\    -‐  / .|  | l .|
  .l l l !| .|  \    <|  .|  | | /             サーヴァントとして私を呼ぶだなんて、一体何を触媒にしたのかは分からないけど。
  从| | || .|    丁  ,イ  / lレ'リ
   「 ̄ ` ー ―- ⊥_/ レ' レ'リ

   |            |
   /_           〉- ―、
  /   ` ー            ヽ

. /               、   ∧

../                 \   ハ
〈   _     、           \ ハ
..\'  ` ー- 、\     \  ....::ハ .ハ

  \      `ー\ ....::::::.....ヽ::::::::::::::} l
   \        ∧::::::::::::::::::}:::::::::::::ノ  |
    \  ヽ     ∧::::::::::::::::l:::::::::::/  .l


【会話安価 下1から下3】



―――アルクェイドである。鏡で見慣れた自分の姿を模した存在である。

それがいきなり私の前に顕れた。いや、どうしよう。興奮やら動揺で思考が上手く纏まらない。

貴女「え、バーサーカー?違う……よね、喋ってるし」

アルクェイド「ひっどーい人を狂戦士扱い?そりゃあ志貴には理性が云々良く言われるけど、私はまともですー」


両手を上げてポカポカと私を叩いてくる真祖の姫。

……しまった、EXTRAの記憶が強いせいかかなり失礼なことを言ってしまった。

理性が伴っているサーヴァントに向かって、バーサーカーじゃないかと疑う。もしかしなくても心象は悪いだろう。

でも、Fateにおけるアルクェイドと言えば臥藤門司に神扱いされるアルクェイドであるがために、咄嗟にそんな言葉が出てしまった。


貴女「ご、ごめんなさい。貴女にもちゃんとした理性はあるわよね?」

なので、ここは素直に謝っておく。アルクェイドは、白い息をホウと吐いて笑いながら腕を組んで言葉を繋ぐ。

                                  __
                                    ⌒`ト
                               ⌒ヽ   l} }!
                     -――/      ハ  / ノ′
                     /   /        __ }/ ´
                  -/    /    ,/ /⌒く  ̄ ̄|
                   / /    /    ,/ /    ::::::: |
                    / /    /    // /   / } Y: |
               /  ′   /'′  // /   /  从ハ}:: |
                /           /| /|l  /  /ハ リ::八
               /       ::|   -―十什|/| /‐十-:::::::::\
                       .::::|  | |x=佇ミ  |/ x佇ミ=-:::::| \      許すわ。だって、貴女不思議なんだもの。
          /     ....::::::|::|   ̄`  ヒツ     ヒツ::|::::::::|   )
.          /   / ..:::::::/:ハ:| | l |:.  ""     ヽ ハ::|:::::l::| /      私以上に『アルクェイド』してる存在なんて、本当に不思議。
         /イ/ / .::::://|::| || | l |:::.       , ' 八::|:::::l::| ′
           |/イ .::::// V⌒ヽ| l ト::::.    ̄ ´ /::::::::|:::::l::|        どういう過程で貴女は造られたのかすごく興味ある。
            | /|//|/ニニ\从ハ|::::〕ト ...__ イ:::|::::|:::::|:::ハノ
              /^\ニニ=\::::::::::::::/}ト }ノ|ハ|:ノ|ノレ/
          _ -=ニニニニニ\ニニ=-`   /ノイ  ヽ \             だから殺すだなんて勿体無い真似なんかしないわ。
       /ニ⌒\⌒冖‐=ニニ\ニ    ̄彡イ   }
       ,ニニ=-  ∨⌒    ⌒\      ノ   ハ}   }
      ,ニニニ=-  Vハ       ` ー彡   /ノ _ ハ}
      {ニニニ=-  V′ /   ミx      \/レ -=リ
     「ヽニニニ=- -==/´     `\     ヽ〉ニニ/
     |ニ }ニニニ- -=〉〔          `ハ       /
     |ニ }ニニニ=ニ/ニ           )}     ∨
     |ニ}ニニニニ/ミ=-                   _ ハ
      |ニ}ニニニ:/ヽ ニ=- _      _ -=ニ彡フ
      |ニ}ニニニ/ ミ \ ニニ=-- ―==彡ニニニ/
      |ニ}トニニ;/ミニ冖 ` ‐- ― 冖⌒ ̄ ニニイ
      |ニニ;\/ ニ-冖⌒ ニニ=―     `-=フ
      |ニニニ{ \ニニニニ=―         =7



貴女「は―――はい。ごめん、士郎。私、やらかしちゃったかも」

もう何がなんだか分からない。だから士郎に助けを求める。

そんな士郎だが、警戒心全開でアルクェイドを睨んでいた。何やら嫌な予感がする。


士郎「……アンタ何者だ。急に出てきて、姉さんにそんな顔をさせるなよ」

いや待て誤解だ。この事態の非は全て私にある。だから、そんな剣呑な顔をしないで。

真祖の姫を前にしても一歩も引かない士郎はさすがと言いたいが、ともかく下手にアルクェイドの逆鱗に触れては生命がいくつ有っても足りない。


貴女「落ち着いて士郎。この女性は、私達の助けとなる人間よ」

士郎「本当か姉さん?その割には涙目になってたじゃないか」

非常に痛いところを突くが、眸に溜まる水滴はマイナスの感情が原因な訳ではない。

生でアルクェイドを見れたが故に興奮したからだ。それに真祖は基本的には血を吸わない。


吸血衝動自体は精神を汚染するほどのものだが、これに蓋するのもまた真祖の膨大な力。

それこそ17分割されて、大半の力を失う―――などと、という事にならない限りは心配はいらない。

何よりもサーヴァントとして喚び出された以上は、令呪があるので万が一にも対応できる。


貴女「と、とにかくここから離れましょう」


【直後士郎判定】



士郎「あ、あぁ。分かった」

……テコでも動かないことを予想された士郎だが、アルクェイドの召喚を機に私の言うことを素直に聞いてくれた。

一先ずは衛宮邸に帰ろう。

魔力の大半を持ってかれて重くなった身体を引き摺るように動かしながら、私たちは帰路に着いた。

しかし、まさかアルクェイドを召喚することになろうとは。何よりも生のアルクェイドに出会えるとは。

うん、サイン貰おうかな。聖杯戦争などそっちのけになりつつある私の意識だった。


【プロローグ終了】

【一日目】


士郎「―――聖杯戦争。そんなものに姉さんが巻き込まれているだなんて」

士郎には聖杯戦争の概要を話しておいた。

正義の味方を目指す彼には、この戦いがどのように写っただろうか。


アルクェイド「ふーん、随分詳しいのね。もしかしてこの戦いの監督役だったり?」

それは違うと首を振っておく。監督役はギルガメッシュとランサーを抱え込んでる、他者の不幸を―――。

…って、待った。こうして私がアルクェイドを召喚した以上、この聖杯戦争はどうなるのだろう。


私という異端分子が何を招いて、何を引き起こすのだろう。ともかく、この戦いは私の知る聖杯戦争ではないのでは……?


【朝の行動安価 下3】



私は、この場に居るアルクェイドと士郎と話をすることにした。

士郎の料理を口に運んで、コクリと頷いたアルクェイドが一言。


アルクェイド「とっても美味しい!これ本当に士郎が作ったの?」

士郎「ああ。ちなみに姉さんも同じくらい料理は上手だぞ」

アルクェイドから憧憬の視線が飛ぶ。


人に褒められて、人に認められる。悪い気はしない。

私も同じくテーブルの前に敷いた座布団の上に座って、士郎が同じように座るのを待った。

間もなくして士郎が着席。自分の作った料理を噛みしめるように味わっている。


【会話安価 下1から下3】



貴女「聖杯戦争の話は聞いたよね士郎?」

士郎「……ああ」

神妙な顔で頷く士郎。この先に待ち受けている言葉も理解しているに違いない。

その答えも、私はなんとなく分かっている。だとしても、私は言葉にせずにはいられない。


貴女「―――もうあんまり無茶なことはしないで」

心からかの言葉だった。

誰かのために生きる士郎にとって、誰かの生命を奪うこの戦いは否定しなければならないものだろう。

いや、否定しなければ彼は今ままでの自分を失ってしまう。

正義の味方になるべく走ってきた今までの自分を。だから、この言葉に対する答えは。


士郎「……ごめん姉さん。約束は出来ない」

貴女「そうね…そうよね。士郎はそういう人間だからね…」

ならば、彼が戦いに巻き込まれないように私が頑張らなければ。私は固く胸に誓った。



アルクェイド「あまりお姉さんを困らせるんじゃないぞ士郎」

猫なで声で言うアルクェイド。その声にも士郎は変わらずに真剣な表情を保ったまま。

眸の先で、何を見据えているのだろう。自己犠牲の果てに手に入る正義なんて、ただ悲しいだけなのに。


貴女「……そういえば、アルクェイドさんは今はサーヴァントなんですよね?」

逃げるように私は話題を逸らした。

アルクェイド「そうねー。サーヴァントとしての器を与えられて出力されてるわー」

貴女「能力的に不都合とか何処かありますか?真祖を無理やりサーヴァントの枠に入れて呼んじゃったようなもんですよね?」


思い返されるのはスペックの下がった魔眼と、原初の一が無効化され、剰え言葉をも失ったバーサーカーとしてのアルクェイド。

あれは臥藤門司の勘違いが有ったために、原初の一の機能を失っていたが、今回の召喚はどうだろう。

私はアルクェイドの正体を知っているし、彼女が星の触覚として星からのバックアップ受けることが出来ることも知っている。


アルクェイド「全然ないわ。むしろ力に溢れてるくらい。ロアを殺して戻った力と志貴に17分割されて失った力も私の中にある」

貴女「え、それって……」

アルクェイドはロアに力を剥奪されていた。

そこに追い打ちを掛けるように、身体を肉片にされて再生するのに修復に大規模な力を割いている。

―――それらの制約がない状態となれば、それはシュバインオーグと戦った朱い月としての状態と差異はないのでは?

タイプムーンとしての力を発揮できるのでは?私は、気分が上気するのを感じた。



貴女「と――――とりあえず」

アルクェイド「とりあえず?」

貴女「サインください―――!」



         , - ー  ̄ >
      /  /   ,....、    \ 、
    _ -' -  /  /:::::::\     \ヽ
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 |   |   | / .   l     }   l \  ハ l
 |  ..:|   l {  i  l ∧    l |  _L」_ \ハ |
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 | ..:::|   ::::|  i´i  レ   V  .!/l /_xLi、 从` |
 | .::::| :: ::::::|i 从 ,,=芹ミ V ./  レ ''斧ミLl_ l i       うーん…サインってなに?
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 |::::::|::::::::::::::| -‐'' 弋!ソ          |::::: |
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 |::::::|::::::::::::::レ .i`i /////         .::::: : |
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. 从::从:::::::|:::l、丶丶 ` - _ __ /ヽヾ从::::/

  V  ヽ::lV`\       ヽ _/  ノ  V  ` _
   / v    >┬    }    /        `  、
 γ       | `ー _  /ヽ _/           ハ

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l  \   l         /∧     !   /       |
V   \  V           〉   Y  /        ∧
. V    \V          /    〈 /    /    }
  V     l         /     V   /     /
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 V     l         /      /         /


私は、急いでアルクェイドにサインの概要を伝えた。ちなみにサインは、下敷きに油性ペンでしてもらった。

快諾してくれたアルクェイドに感謝をせねば。士郎はそんな私たちを見て苦笑していた。

【昼の行動安価 下3】



               |> 、

.     {イィ / / //ハ l  _ノ  , -‐ '´  .;::':::/i i::::::::.: . \  ヽl\j
     レ1  / / // ハ`´  / ,  -‐ '´ ::/i i i:: :: !:: ヽ ヽ  !
      レ'フ イ   // / ,'` --/ xく  >‐ ¬´i ! ! i i:: i::  ト、 }V
         VV´ィイ //〃〃/  /    -‐ヘト、ハムL人_| V
               iハ{/!ハ从ハ∧  /   / ̄ ̄\:::::ヽ::\_
                        〉' /   !        \:::::Y::::::└- 、___
                     〈/   i     ..:.:.:::l:::: l::::/:..     ` ー‐- 、_
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【貴女のクラス 1:2-A 凛と同じクラス 3:2-C 士郎と同じクラス 下3】



私は学園に通うことにした。先生には電話をして、今から通うということを伝える。

士郎も同じように電話をした。特に文句という文句は言われなて助かった。

背後に霊体化したアルクェイドを控えさせて、私たちは入学路を歩いて行った。

アルクェイド「学校かー!楽しみだわ!」

志貴の学校を見てきたはずなのに彼女は興奮している。彼女の目には穂群原学園はどのように映るだろうか。


そして教室の前に着いた私は、教室の引き戸をガラガラと開ける。

私の容姿は酷く目を引く。当たり前だ、元がアルビノ種なのだから。私なんかよりも凛の方が余程魅力に溢れていると思うが。

貴女「おはようございます」

昼休みになった頃合い。

それぞれがグループを組んで、購買から買ってきたパンを頬張るか、持ってきた弁当を満喫していた。

【直後凛感情判定】
【その下陸上部ズ感情判定】

【凛:交流あり】
【陸上部ズ:ただのクラスメイト】


凛「あらおはようございます◯◯さん、今日の朝はどうしたんでしょうか?」

弁当箱を持って、いつものように屋上へと向かおうとしていた凛とすれ違った。

貴女「凛さん、おはようございます。今日の朝は起きれなかったので、仕方なく午前中は休ませて貰いました」


紛れも無い嘘だが、他に言葉も無い。彼女にはこれで納得して貰うしか無い。

そうですか。そう言って、屋上への階段へと消えていく遠坂凛の背中。

学園内では猫を被っているが、普段の彼女は気の強い名の通り凛とした女性だ。


【学園内での昼の行動 下3】



その凛の背中を追うことにした。

遠坂凛と言えば、あの紅い騎士を召喚したマスターとして有名だ。

魔術師でありながら、非常に徹しきれない稀有な人間。だから、私は凛は好きだった。


甘いと言えば甘いのだろう。でもその甘さが有ったから士郎は生き残ることが出来た。

やはり彼女は聖杯戦争のマスターなのだろうか?紅い騎士―――エミヤのマスターなのだろうか。

昨日にランサーと戦った人間なのだろうか。私は、とにかく真意を確かめたいという衝動に襲われた。


屋上への扉を開くと、青い空が私を出迎えた。空気は、時に息苦しくなるほどに澄んでいる。

給水塔の近くのフェンスに腰掛けて、細くて白い指で箸で優雅に食事をしている。

                      ノ} _
                ヽー.....、r',; :::.ヽ- 、`ヽ
              ,.  -┴-  、l/__ :::ノ : . \:ハ
.          _ / : : : : : : : : : : : : : : `丶フ: V

         //{ : : : : : : : : : : :l:r 、 : ヽ:へ \ '.
.         _/,.イi!;;;;;V : :/ l: : :l: : :lハ^^ヽ: : .Vハ::.ヽ'.
    ,. - /. : ヽi!;;;;;/. : :l: :l: : :l: :l: lハ   Yト、Vトi\:::.'.\
.    ヾミ/. : : : : Y^ ー ァl: :l: : :l : lヽトlハ  ,.N l:V:!ヽ:` ー \      あら、◯◯さん。私に何か用でも?
.     l : : : : : : Yi,;;;;l;;〉: lヽ: :!ヽl::l\ ヽィj「i.l: 〉l ::ト、:::. : : : .丶

.      l:. : : : : : : Yi,/,;}ハ l ,.ヽト'´N  ヽ.以 lイlリ\:::.\::. :: : : : . . . . ああ、食事ですか?一緒に食べましょうか?
.      l::::.. : : : : : |, -ミ{ Ν,.ィf乏丶、  、  l∧  \:::.\::::.... : : : : : : : : ̄
.     l:::/,:... : : : |{ i >、,ヘri乂ソ     ′/.:::::\:.、 `_ー ニ=---z-ァ=ニ二
      V /,:::::::. : |lヘーミハ ゞ'∧.ハ_   t7 /ヽ:::::l:...` ー 、:. :.`ヽ`¨¨´
        V /,::::::::..:|l::::K⌒ヽ 「 「 yiヘ,_" イ::::/:):::!::::::::.. : Yト、: lハ
.       V /,:::::::::..l::::l::l >、 ヽト、ヽ〉l \スノく::::::l::::::::::::. jノ :}/ !
.         V /,: : ::::.∨l/.: :.丶、`ヽ  ! ノ.: ゚.:。:Y^ ー-=ニ∠ ノ_
         |ヽl : : .\:Vl、 .: .: .: __ー<´:. :. :. :. :. :l :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ
         |:::l \ : : .\ヽ :. :. : :. :. :. : ̄\>_、_ :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. .
         |:::l::八\: : : ` ミニ=‐-==ニ>'´ ̄`ヽ:`ヽ:. :. :.__ :. :. :. :. :. '.
         |://. : \\::... : : : : : : : : : ̄二¬=-ァ=ニ二 : :-. 、: .ヽ、:. :. : l
        j//. : : : : :ヽ >t‐----------‐ ''" ̄ ̄  丶- 、\:. \、.ノ
     /://. : : : : ::::::::::ゝー-  __ :. :. ̄ ""'' - 、:. :. .\ : : :\:: 〉

    / :/. : : /. : : : ::::::// >、:. :. :. :. :. :`  、:. \:. :. :. :. :. :.ヽYi:. :Vlミ=-
   . : /. : : : :/ . :.:::/.://.:::::::::>、:. :. :. :. :. :. :. :.丶、:. :. :. :. :. :. :}ハヽVl:〉
  :/. : : : :/..:::::イ.::::://.:::::::::::::::::.ヽ:. :. :. :. :. :. :. :.'゙:丶:. :. :. :. ri丿:r}V{

  : ..:::::::/.:::,.イ:::::!::::::l::l::::::/ : : : ri{i,:. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ:. :. : Vl、:.ヽ::丶、_
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【会話安価 下1から下3】



それとなしに接近してみるも令呪に特に反応はない。

だが、原作では確かにマスターだったのだ。油断は出来ない。

令呪に反応がないからといって、彼女がマスターではない保証はない。


貴女「そう言えば、昨晩学校で凄い金属音が聞こえたんですって、遠坂さん何か知っている?」

遠坂「えぇ知っていますよ。不審者が校内に侵入していたみたいです
地面に向けて鉄パイプを何度も叩きつけるだなんて、不審者染みた真似をした人間の仕業みたいです―――」


彼女はクスリと笑いながら言った。其処に全く付け入る隙はない、完成された笑顔だった。

……どういうことだろう。

原作に添っているのなら、この音の出処は彼女のアーチャーと綺礼の―――元バゼットのサーヴァントのはずなのだが。

それなら、少しくらいは動揺してもおかしくはない。私は、背後のアルクェイドに念話を通して訊いてみることにした。


貴女『―――サーヴァントの気配は?』

アルクェイド『特に感じられないわよ?どうかしたの?』

単独行動でアーチャーを別途に動かしているのか……?

だが、一番可能性の高いのは、彼女がそもそもマスターではないということであり……。

やはり私というイレギュラーが紛れ込んだために歴史に変異が起きているのでは……?

【他に会話することはありますか? 下3】



貴女「……遠坂さん、お互いの家族についてお話をしませんか?」

遠坂「◯◯さんの話ですか。興味があります」




      l |   !  人ヽ.、|   /|            >:  |       私は衛宮の姓を取っていますが、本来の両親は違います。
      | !   i| ′ i\∧  イ、!_          /i、  |
      | .   リ i . l / |イ :|/ / \     , ィノ|. |        γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
      l i  イ  | i| | {  |:l | / _Y_ノ     /i:i | | /        |   ……複雑な事情があるんですね?   |
      ノイ  ハ ハ :! ! :ゝ、Ⅵ:i|    `)`ヽ __ノ :ハ! ! !:/        ゝ________________________ノ
     / ヽト、{ V ヽ!\{ く| l|______/ /`Y ∨ レ ′
    /     ヽ     \ \!、__/  |              ええ。私は、本当の両親を知りません。
  / /             ∨|          |
                                         私は養子として、拾われたからです。







       ∨////.ヽ. :ヽr≦´.:.:.:.:.:.:.:` -. . .、
       }/////// 〉 ' .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.-.、.ミ:、  , . . . _
      ∧//////.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\/ィ≦///≧=-
      l: :ゝ// /.:.:./.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:/l.:ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈/////////
       レ////l:.:.:./.:.:./.:/.:/.:.:.:./ヽ ,,.|.:.:.:.:i.:.:.:.:.i.:.:.:.:.ヽ///// '
     ん///.l:.:.:.l:.:.:.:|:.:|:.:.l:.:.:./.|   .!:.:i:..!|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.ト、ー.'.i
     |:.:.ヾ/ |:.:.::|:.|:.!|:.イ:. |:.:イ|!|   .|:.!|:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|/∧:.:|

     |:.:.:.:.l:.:|:.:.:!|:.ハ!|:!|リリ:イ|リ    |:.:|:.:.|:.:.i:.:.:|:.:.:.:.:.:|//∧
     |:.:.:.:.|:.ヘ:.:.又从ラ欠戈从   |:イ.リ|:.イ:.: |:.:.:.:.:.:|//⌒|

     |:.:.:.:.|:.:.ムヽ´{:::ミ≧、 `リ    ,リ不丈大リ:i:.:|:.:イ':.:.:.:.:.|        貴女の産まれは恐らく外国の方でしょう。
      |:.:.:.:.|:.:.:.:.;l `弋Z ノ      ノY:::::ミヽソ/:.|:ノ:.:ノ:.:.:.:.:.:.|
 .     |:.:.:.:.:|:.:.:.:.::              乂Z.ノ / /´.l:彡':|:.:.:.:.:.: |        良い意味で日本離れをしていますから。
     |:.:.:.:.:.|:.:.:.:.ハ       |         /  ノ|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|
 .   |:.:.:.:.:.ム:.:.:.:.ム             / / .:|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|      γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
    ,イ:.:.:.:.::.:.ム:.:.:.:.::.::..    ` ‐ '      イ ´.:.:.:.: |:.:.:.:|:.:.:.:.:.:. ||      |    そうでしょうね。きっとイギリス辺りで産まれたんでしょう。  |
   ノ:|:マ.:.:.:.:.:.:.ム:.:.:.:.:.:.lヽ        .:..::.:.:|.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: |:|     ゝ______________________________________ノ
  ノ.: ∧:マ:.:.:..:.:.:.:.ム:.:.f ヽ、.ヽ _ .ィ  ト:.:.:.: |.:.:.:.:.:.イ:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:}ム
/.:.:., 、:.:.:.マ:.:.:.:.:.:.:.:.ム.|  f:l`v´:Y´ |:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:/.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|:.:|       そうですね。きっとそうでしょう―――私は、偉大な父を持って産まれてきました。

:.:r'    Y:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ム  ノノ   |:|  ヽ、.:: |.:.:.: /.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.イ:.:|
/.      |:ノ:.:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:ム' {ニロニ|:| '   ヽ /.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:./|:.:.|       毎日が鍛錬の連続。それでも、辛いと思ったことはありません。



貴女「……遠坂さんには似つかわしくないですね」

遠坂「ふふ、そう言われると思っていました。厳粛な父ですので」

貴女「お父様はご存命で?」

遠坂「ええ。元気ですよ」


その言葉を受けて、私は金槌で頭をくわんと打たれたかのような衝撃を受けた。

遠坂時臣―――ギルガメッシュを御しきれず、海外に逃亡しようとしたその隙を綺礼に狙われて、死した人間だ。

彼が生きている。やはり歴史は変わっている。

切嗣は歴史の流れ通り死んだが、それ以外の人物は違う流れを通っているのだろう。


なら、間桐はどうなっている?アインツベルンは?遠坂は?どの家の誰がマスターだ?

私は景色が遠のくほどの目眩を覚えた。その手をしっかりと握り締めるのは、遠坂凛の手。

この手を握りしめて、私の顔を覗き込んでいる。


遠坂「大丈夫ですか?貧血でも持ってるんでしょうか?」

貴女「い、いいえ。そういう訳ではないのですが、少し目眩を……」

遠坂「保健室までお運びしましょうか?」

遠坂凛の提案を拒否した私は、屋上を後にする。食欲がなかったので、士郎が作った弁当がまともに喉を通らない。

―――午後の授業は全くと言っていいほど、頭に入らなかった。

【学園内での夕方の行動 下3】

【手に入れた呼符で召喚して出てきたのはローマでした】


私は士郎のクラスに居る慎二を求めて、放課後に即座に2-Cに向かった。

教室の中には……大丈夫だ。慎二はいる。

私は適当な子を呼び出して、慎二を連れて来させた。

            _____
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    .〈:::::|:::::::f:::::::::;;''')::::人::ハミ:::::::::::::::::从
     i:::|::::::::トミ''   〈::::{ /}::L ミ::y-ミ::ヽ
     |::|::::::::::::::ヽ   ):)fイ:丁 ソr}k ):| )
     |::|::::::::::Y}::|__  ~  ¨´     Y/:::l
     { ヾ:::::::::t k夕         r':::::jゝ
         ̄ゝ(ヘ  <   _     ヾリ
       (    ヽ  ´     /   ヽ
               > 、___/---──ゝ.
             z-≠─- 、   ヽ へ─--ヘ
          |      \    `    ゝ、

          |        \         \
          |         \         \
          |                     \
          |           イ          }

          f\   ノ       ヘ          }
          {  \イィ´ ̄      ヘ         }

【直後間桐慎二感情判定】



慎二「衛宮の姉貴じゃないか。僕に一体何のようだい?」

下劣な笑いを喉から零しながら、私の元へ近寄ろうとする慎二。

私は彼の手を払った。私と慎二の仲はこの通り良くない。


士郎を通して、彼と交流を深めるきっかけは幾らでも有ったのだが、慎二の目は変わることはなかった。

慎二「相変わらず硬いねえ。だけど、そこが良いんだけどさ」


間桐慎二――偽臣の書を通してライダーの偽りのマスターとなって、学校に結界を張ろうとした人間だ。

UBWルート以外では碌な結果は招いていない。

己の才能のみが全てと思ってた彼の義理の妹に魔術の才能が劣るだけでなく、そもそも魔術回路をないと知った胸中は如何ほどのものか。

彼は間桐の家が産んだ悲劇の人物だ。やがて、性格は屈折していくことになる。


【間桐慎二との会話安価 下1から下3】




          , ― -、
         /: . : . : . : .´`ー 、
       /: . : . : . : . : . : . : . : . ヽ

      /: . : . : . :/ヽ:/ヽ: . : . : . : .:ヽ
     /: . : . : .l: . :/゙ヾ/´ |:i : .i : . : . ::ヽ
     /: . : . i: .l: . /    |:.l : .l: . :l: . : .l
    l: l: .i : .l: .l: ../     |:.l: ..ll: . :l: . : .l
   l: l: . | :.l,r十‐-、    ,r十ナ‐、|: .i: .i:l      1:会話

   |:||: .:|: .|: |」,」、、    |,r‐-、|:/|: .|: .|:|
   || |: .|: ハ´l;;;:::il ヾ、― l´l;;::il 丶l: /:/:.|      2:カレー食いに行こうぜ!

.   | ヽ|ヽ:|ヽヽ-'‐ ノ   ヽ ` ´ ノ|:// |:|
       i ハ ` ― ´ ,   ` - ´ /|イ ||
       |:小            /:.|:|  |
       |:|||:ヽ   ー ―  /i: .|l
       レ| |:.|リiヽ     /レ|:|: |i
          |:|  」 ` -   |  |:.||
         |レ´ヽ      /`.|:/
       _ f|リ   ヽ-、 _ - ´  レヽ、
  _ - ‐ ´  ||   /´_l_ \    | ` ‐ - _
, -       || / / |_|ヽ \ | |

        レ / /ヽ|| ヽ /\|
        < // \/|  ヽ´

【下4】



貴女「ねぇ慎二くん、桜ちゃんは元気?」

私にとっては何気ない言葉。しかしその言葉は慎二にとっては酷く気の障る言葉だったらしい。

慎二「何だよ……お前もアイツが気になるわけ?姉弟揃って桜にお熱なのか?」

明らかに不機嫌そうに歪む眉。私と慎二の邂逅によりザワついていた教室の喧騒も嘘みたいに静まる。

慎二「元気だよ!ああ、これで満足か!?」


腕をバサリと横に勢い良く薙いで、私に激情と言葉をぶつける慎二。

貴女「ごめんなさい慎二くん。私そういうつもりで言った訳じゃないんだ……」

私は一先ずは謝ることにしておいた。彼に立って立ち入って欲しくない領域はある。

ましてや間桐慎二なら尚更デリケートなのだろう。気まずい雰囲気を払拭するべく、別の言葉を紡ぐ。


貴女「そういえば、慎二くには桜ちゃんとおじいちゃん以外には家族はいないの?」

【直後慎二判定 魅惑の異性+2 感情値-3】


慎二「……最近になって、伯父さんが帰ってきた」

それだけを告げると、慎二は廊下を急ぎ足で歩いて行った。

間桐雁夜が、間桐邸にいることが判明した。このタイミングで帰ってくるとしたら、目的は一つしかあるまい。

雁夜は聖杯を求めて、聖杯戦争に参加しているのだろう。桜の救出へ向けて、動いてるのだ。


―――だが、手遅れな気がしないでもない。

長い時間を掛けて身体に馴染ませる必要のある蠱術は、桜が養子として送り出された直後だからこそ効果がある。

10年も経った今となっては完全に身体に馴染んで、心臓に蟲が潜み、神経には蟲が―――


そこまで考えたところでブンブンと頭を振った。吐き気のするような彼女の設定を全力で頭から追い出す。

貴女「士郎、一緒に帰ろうか」

親しい誰かを近くに置いていたい気分に駆られた。

いつものように士郎と一緒に帰るだけなのだが、それが必要以上に暖かい。

【夜の行動安価 下3】



貴女「―――学校はどうでしたアルクェイドさん?」

衛宮邸を飛び出して、アルクェイドと夜の散歩をすることにした私。

士郎は連れて来ていない。万が一巻き込まれたら洒落にならない。

アルクェイドの足取りは軽やかで、踊るようだった。カツカツとリズミカルにコンクリートを踏むブーツの音が聞こえる。


アルクェイド「志貴には人の居ない学校を見せられたんだけどさ。学校っていうのは人が居てこその学校なんだね!」

思い知ったと、アルクェイドは華もかくやという綺麗な笑顔を浮かべてそう言った。

ああ、これほどまでに満足して貰えたのならこちらも嬉しい。さて、夜といえば魔術師達の時間。


魔術の隠匿が最も捗るがために、魔術師は主に夜を動く。聖杯戦争も、夜が主舞台となる。

それだけ魔術師にとっては夜というものは動きやすいのだ。

この時間をアルクェイドと歩を進ませるのは、私も他の聖杯戦争の参加者と出会うべくだ。


【直後遭遇判定 夜+1】

         / ' 〃イ′ i  i   i! ヽ   、   \ 、
          /' //′/ ,  | |  |!  \  \   ヽ 、
         ′.′/ /  |!  |  、 ヽ ト、丶  ヽ ヽ |i
            ! ノイ |! | i |ヽ、 \ ヽ、!\、_\、 '.
          /〃 |! i l トト、>-、\ヽィ´,z=-ミヾハ! |i
            /イ′ レ八トイ!ィ==、 \ " ̄ ̄`゙/ ,' ! ||
        /,′ / ′人、/           / / ヘ リ
       /7  / / ,′ハ     ノ>     ' /   Ⅴ /
     ` ̄  , / /,イ /| { 小.     、__  -' , /j  〃 〃
          {イ イハ /、| {/|! i>          { レ}  ′イ.′
      /λハ ,ノ'  \' ! ハ i|__i>  _ イ Ⅵ′/ ハ ,′
.      /   ヽ ′    `ヽー≦_ノ____Ⅴ / /ソイ/
     /           ヽ〈         //イ ̄〕_

【直後判定】
1:セイバー
2:ディルムッド
34:キャスター
56:アサシン
78:アーチャー
9:バーサーカー





                   く:.:.:.∨八:.:.∨/:.:.///⌒ヽー==彡
                _ノ:.:/ `ヾ}:.:.:|h///-==彡'⌒ ー:.:
                  ミ/    |:.: j j//" ::::⌒¨こ彡イ:.:.:.:
                ミ\    |:.:.{ {:::::::::::::::::::::::::::::彡'⌒ヽj
                 八_ \  、:.:、\:::::::::::::::::::::::ミ、:.:.:.:.:.:
                      ト`㍉ミ、 \:Y≧===─--ヘ::\:.:.:.
                      | `ーク} └| |/r=rェァーァヘ }:.:.:.:.:.:
                      |  :::/ /:::八 \ミ=─彡/`Y:./:.:
                    ' /::::::::::::\ 、::::::::::::|   :|んイ:
                      :.   _/::::::::::::::::::::} } ::::::::::|   :|....ノ:.:.
                  __ハ  `V:::::::::::::::::::ヽヽ:::::/   /// / イ
               ////∧ \ー<___ ,::::::::} }::/ /// / :.:ノ//:|/////}
               ///////,ハ  __こ二´::::::::: ノ"//// ///// |/////
          _/  { //// } ) ::::::::::::::::::: ////// //  /   |////
          /  |  | //〈〈/ 人(::::::::::::::_ 。<'///// // ,/   .:|//

【直後セイバーと戦った後のキャスター状況判定】
123:特にダメージ無し
456:ダメージ有り
789:ダメージ有り+令呪消費



.         、、 、
_______ヾ‐-- ヽ\lヽ

>   `        `z
ン     ,,,         |
.>  「   ゛' v' '"" |
>  ノ ―   ―  !   人
ゝ <  -‐‐   ‐- ,  `Y´
.(`i/     |
 Yl、      '    /                風呂入ってくる。続けられたら20時から開始。
  l \  一   /
 /   \   /                  駄目そうならアナウンス入れる
「 ̄ ̄ ̄ ̄[ニ] }

:´ : ̄ ̄ :` :} {: :ヽ  ∩__  て

: : : : : : : : : :| |: : : :、 「ー }   そ
.: : : : : : :※ ≠ ※: : 「ニ.j   (
.: : : : : : :八/∧ 八: ’  ̄   ´
: : : : : : : :.///∧ : : : ,



冷たい夜道。月光をバックライトに私たちは冬の夜街を歩く。

新都を冒険する真祖と私。剣も魔物も居ないけれど、サーヴァントと魔法ならある。

やがて、私たちは袋小路に着いた。しまった―――完全に迷ってしまった。

哀れな私たちを、狩人は逃さない。現界する影。袋小路を背に、一人の男が顕れた。


     /:. :./:. :. :. /:. :. /:. /:. :. :.  囗 ロ   。  :. :.

    ノ:. :. :r---,、:. :./:. :. :///ィ:.  ロ []      ロ      。
    ヽ:. :. :. .- 、:. Vv^フ/    / フ: ロ ロ   ロ           ロ
     V:. :.rv=-ミ、:\          囗ロ []  []        ロ
      ゝ,:l    l:. :l   _, -一   フ [] ロ    囗    []        ロ
       :l    l:. :{--彡 --___,    ^□ □ []   ロ
       _{__   ヽ:.Y ,,ァ''^イ恣フ      囗 []   ロ    []
       ヾ __\ ' ::..、ゝ- ^´       lハ[] ロ  []   。            。
        弌_沙、 \\            囗 ┌┐[]   ロ    ロ         こんなところで何をしている。
            l    `ヾ `ヽ、       囗└┘  []   ロ
          ヽ /             _ イ 囗 ロ    ロ               ああ、答えなくても良い。君たちは『儂』の養分だ。
           ヽ  ‐        r<>'  □ []   ロ     。
               _ _-_一 '´  V∧   囗ロ  。
             \   ::::..    /V∧    ロ ロ
              \      /  V |   ┌┐  。
               / ヘ  _ イ    }/|   └┘ロ
             /////////ヘ    l/l    囗ロ
            ////////////∧   l/l
          ///////////////∧  l/il
          \///////////////il  l//

酷く端正な顔立ち。逆立つ青髪は若さを示すかのように艷やかだ。間桐臓硯……。

蟲の魔人の若き姿をした男性だ。彼は、私たちを見据えたあと身体を幾数もの黒い塊に分解させる。

これは蟲だ。何百年もの間によって研ぎ澄まされた蠱術が、私たちを殺そうとするべく襲いかかる。


【直後戦闘判定 理想:蠱術-2 星の触覚+5】



【夢幻召喚(偽)を使いますか? 1:使う 2:使わない 下3】



アルクェイドが手を振るうより早く無数の黒い塊がつばまれてアルクェイドを覆う。

そして肉を咀嚼していく。肉を咀嚼するような、総じてグロテスクな音が狭い空間の中で反響する。

アルクェイドは逃れるように手を乱雑に振るう。その余波で、ブロック塀が砕け散った。


アルクェイドのピンチ。そして、肌で感じる実践の空気。あらゆる感情はミックスされて、私の思考を阻む。

だが、覚悟が完了するのは呻き声を上げるアルクェイドを見てから一瞬だった。

私は、咄嗟に夜空の満月に向けて指を掲げる。

「―――唄は夢幻なり。紡がれるは無限なり。私が望むのは可能性。さぁ我が身に力を宿せ!!」


高らかに自らの魔術の行使と詠唱を宣言した。

月から差す光が私に集中していき、やがて私を月光が華麗に染め上げる。

光は力。星からの光の力を借りて、私は他者の力を行使する―――!

【直後判定】
123:空の境界関連
456:月姫関連
789:Fate関連





i  : i i  ii \ i i  \i   i\ く

.|  : | ヽ i |  | | i   | \  i\  ヽ ヽ   ヽ    ' ,
.|  i.||  ヽ i |  | | ヽ  | ヽ "''-i \  ヽ ヽ   ヽ    i 丶     、
..|   |ヽ ヽ ヽ .|.|ヾヽ | ヽヽ ヽ  .\ヽ ヽ ヽ   ヽ    i  丶 :  丶 \
. |   | :ヽ.ヽ.,,,_ヽ || ヾヽ |  .ヽ ヽ ヽ \ ヽ,,....ヽヽ   ヽ   i  丶   丶 ヽ、
 |  i. |: : |ヽ、 ニヽヽ--.,ヽ|  ヽ ヽ >,.-‐二---ヽヽ   ヽ    i  .丶   丶 ヽ
 .|  i .|: : |っ ヽiii: :ヽ"‐     ヽ  -‐っiiiiiiiiiii: ヽヽ    ヽ   i  :丶   丶 \
  |  i .|: :| iiiiiii と" " . . . .    ヽ: : iiiiiiiic -ヽヽ    ヽ  .i  : 丶  丶  ヽ\
  .|  i .|: :|‐---‐'" " . . . . .     `‐‐---‐~"ヽヽ    .ヽ   i  : 丶 ヽヽ ヽ..\
  |  i. |: :|""""" . . . . . . .     """""   い  i  ..ヽ  i . : ヽヽヽ ヽ ヽ .\
   |  i .| .|  . . . . . . .:i  .           .い  i  .. ヽ  i : :   \ .ヽ ヽ.  \
|   .|  iヾ |   . . . . . .:::l.. .           しい  i ヾ ヽ  i  ヽヽ ヽヽ\ .い
.|    |  iヾ .ヽ、. . . . . . .    _         ,' 丶い  l  ヾヽ  |  ヽ ヽ い \い
. |    |  iヾ ヾ.ヽ     --‐ ""         , '  丶い l ヽヾヽ  |  ヽ ヽ\  \

【直後更に判定】
12:直死
3:歪曲
4:???
56:匣
78:仏舎利
9:ゴトーワード




輝かんばかりの月光に染められた私の元に、『空』からハンドベルのような物が降った。

それはやがて左腕に飲み込まれていき、そして私の身体と同化した。

これは仏舎利か。私のあらゆる神経が研ぎ澄まされていく。特に視神経、運動神経は完全に別人のものとなった。


「不倶」

中空に突き出された片腕。それをまともに受けたアルクェイドが吹き飛ばされる。

「金剛、蛇蝎」


続いて紡がれる2つの単語。形成される3つの護りの円陣。彼女の周囲の重力は、この時数倍にもなる。

耐え切れず、虫が墜落していく。貴女は、それを踏み潰しながらアルクェイドの方へ視線を向ける。


凄まじい勢いで飛んだアルクェイド。加速度に耐え切れず蟲の全ては振り払われたのだ。

貴女とアルクェイドは頷いて、攻勢に出た―――!


【直後戦闘判定 1以外成功



蟲の大群が襲い来るが、彼女たちにはもはや意に介さない。

荒耶宗蓮の力を貰い受け重力結界を創り上げながら、蟲の羽根を無力化させては鋭利な刃物と化した両腕と両足で蟲を断ち切る。

アルクェイドは己の力を最大限に振るいながら、蟲を叩き潰していく。


月光を背景に、少女たちは踊り狂う。一人は豪快に。一人は怜悧に。

舞の相手は無限を思わせる蟲の大群。されど、無限とも思える数を誇っていいても、彼女たちの敵ではない。


貴女「―――ふっ」

短くを息を吐いて、勢い良く腕を前に突き出す貴女。ゆらりと揺らめく影。

それはさながら亡霊の如く。宵闇に溶け込んで、不気味なまでの捷さで流麗な演舞を魅せる。

アルクェイド「はッ―――!!!」

大きく息を吐くのは、貴女のサーヴァントであるアルクェイド。手の形を凶器の形に凶げて、爪を振るう。

それはさながら、獰猛な猛禽類の如く。宵闇の中でも隠し切れない綺羅びやかな連撃を見せる。

【直後戦闘判定 1以外成功】



みるみるうちに蟲の数は減っていき、決着も間際になったという頃。蟲達は消失していった。

貴女「令呪で逃がしたか……でも何だったんだろう今のサーヴァント。始めて見るけど…」

アルクェイド「ありがとう。お陰で助かったわ。まぁあんなの貴女が力を使う必要もなかったんだけどね」


思考の海に耽ろうとした時、アルクェイドがにぱぁと快活な笑みを浮かべて、私にお礼を言った。

此方こそ。そう言おうとしたとき、何かの強制力に引き摺られて私の左腕は掲げ上げられる。

再度月光が収束していき、私を強く照らし上げる。そして左腕から肉と骨をすり抜けて仏舎利が取り出され、空の向こうへ消えていった。


アルクェイド「不思議な能力ね。帰ったら仔細を教えてね私♪」

貴女「私?」

アルクェイド「そう私。私よりもアルクェイドとして完成された容姿をした貴女のことは、私って呼ぶことにしたの」

貴女「じゃあ、自分のことはなんて呼ぶんですかアルクェイドさん……」

アルクェイド「あ、そっかぁ。じゃあ変わらずにマスターって呼ぶしかないかぁ」


そんなことで心の底からガッカリした様子の真祖を見て、何だか微笑ましい物を見るかのような気分になった私だった。

彼女は本当に感情豊かになったと思う。志貴が殺したお陰で、こんな可愛らしい真祖が見れる。

私はある意味で遠野志貴に感謝するのだった。

【一日目終了】




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【直後陣営判定】
1234:動かない
56789:動く

【一日目終了】

【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8 中立・中庸】
【原作把握度:0 リア充度:9】



【陣営まとめ】
◆セイバー:沖田総司
□マスター:ダン・ブラックモア【令呪3】


◆アーチャー:ロビンフッド
□マスター:間桐雁夜【令呪3】


◆ランサー:ディルムッド
□マスター:琥珀さん【令呪3】


◆ライダー:ファニーヴァンプ・アルクェイド
□マスター:貴女【令呪3】


◆アサシン:ジャック
□マスター:遠坂時臣【令呪3】


◆キャスター:ナーサリーライム
□マスター:間桐臓硯【令呪3→2】


◆バーサーカー:タマモキャット
□マスター:言峰璃正【令呪3】


        _z―‐-- 、_.
       ,> `       ̄ヽ!ヘ
     ≦´             ヘ
     >          r.、_    ∨i
.   /         ノ   `ヽr 、 !

  ∠__.    , 、  .r´   ̄≧x  ∨
.    !   / \ .!   >x  \. !
    !   i  `ヽ.ヽi.   i;;;;;;d>   .i
    レヘ ヽ.       `ヽノ     |      こんな感じで一日目は終了だ。
      ∨i `‐┐           !
        ヘ/∨__     _.  /       異能に関しては、コンマに因る運ゲーになる。
         「ノtt‐┼≧=-  ./
      ∧´::}」L_i´:::::::/:ヘ ̄           それでは今日はここまで。
       ハヘ::L__」::::<::::::::::ハ
     /::::::ヘ::;トハ<ヽ、:ヘ::::::::ハ

    ノ´:::::/ヽ;i;;;;i; ̄;;)ハ:::::::ヽ
.   /:::::;;/   ト;;;|;;;;;;/;;;;;ヘ::::::::;ヘ

   ハ::::レt- 、f ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、:::>ヘ  ,、
., 、_fニ-〈/>-‐t――‐- 、__i{:i|  Y , >ニー――‐ ´ ̄`ヽ、
ヘノ}f´レ´人):::::/:::::::,,r-‐´(__ノ i‐ゝ-〈fヽ_ヽ`ヽ         `ヘ
     ̄´>::::::ノ::::::::::::::::::::::::::: ̄ヽ__」ヽt‐´ ̄`   _____,,/
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【今日はここまで 次の更新をお待ち下さい】


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            r´/  ヾ ノ┬  〉―┴‐ ゝxノ
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       ,,r┴┴┐//| .|    X   ト、ヽ    .{
      __i.〈7 ̄7 ノ゚ ´ | ヽ==≦≧__.>、` ヽ  \

     /  .>x`´/i  _ノノ´ _// _,,ノ _,≧_x ヘ  ヘ
     / /.r〈| | || //  //´ヌ´ __/   |   \ i
.    i / / .| !┴//__i_/_,x≦ ̄|/  ヾ.  ト、   / /
.    レ 〈  i ├―-ュ、    r‐フ´       | ヘ  ./´
     / / 〉yi| ├―┐ ヽ  / /        .|l i ./
.   /  /  | !. |`‐- )  .ト、 /  |    /  |.i./
   i  /  i i ├‐ ´  ト .Y   .i    /  レ´
   /  /   | ヘ.ヘ     iヽ|. ヘ .!   i   i
.  /     /i  }ニi    ヽ.i   ヘ|.   /   |
 __l    / .|  へ_!      |    ヘ   i    .i
ノ  i   ./  >x_____i.    \ノ――-≧x、
   ヘ  /// (__┬┬――/ .|       `ヽ     `ヽ 、
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          ̄ ̄      ` ― ー―――――――-ュ、  >
                                   ̄


好きな人が居た。将来を共に誓った人が居た。だけど、今私が生きてる世界は違うのだ。

華のような過去。忘れることが出来ない前世。

私は、あれだけ望んでいたFateの世界に産み落とされても、女々しくも過去に縛られている。

貴女「―――んぅ」

目が覚めた。頬に異物のようなものを感じた私は、洗面所に向かう。

鏡の向こうには泣き腫らした自分の姿。また、私は泣いていたらしい。

過去の憧憬を夢見て涙を流す。最近ではめっきり味わっていなかったのだが。

士郎が時折、冬木大災害の時の記憶を夢の中でフラッシュバックさせるのと同じ。

こうなると寝起きは最悪だ。ネガティブな感情に引き摺られて、心は更に繊細になっていく。

アルクェイド「……どうしたのマスター?元気ないけど」

霊体化をしているアルクェイドから言葉が投げられるが、私は何と答えるべきなのだろう。

【会話安価 下1から下3】


貴女「おはよう私」

無理矢理にでも笑顔を繕いながら、背後に居るだろうアルクェイドに言う。

―――陰鬱とした空気は合わないよね。うん。

早速、霊体化を解いたアルクェイドが、「それ私の台詞!」と叫びながらポカポカと私の背中を叩く。


貴女「ふふ、ちょっと悪いことが有っただけ。でも大丈夫―――破ァ!」

脳裏に浮かべるのは寺育ちの柳洞一成のあの優雅な顔。

急に叫んだ私にビックリしたのかアルクェイドが「ひゃい!」なんて、声を上げて跳躍した。


ああ、真祖の姫よ、実にキュート。ロアが惚れるのも致し方のないことだ。

最もロアが惚れたのは、感情のないアルクェイドなのだが。

士郎「なんだなんだ?一体どうした姉さん!」

貴女「……昔の夢を見ててね」


士郎は得心が言ったかのように頷くと、憐憫を混ぜた視線を私に向ける。

士郎には、私も冬木大災害に巻き込まれた人間なのだと伝えている。

だから、この際に私が見た夢とは士郎の中ではあの災害の夢と自動変換されているはずだ。


アルクェイド「急に驚かさないでよ……それより士郎!ご飯できた?」

【朝の行動安価 下3】


貴女「それじゃあ、学校に行こうか士郎」

今日のご飯もとても美味だった。料理の腕に関しては、私と士郎共に互角。

敢えてどちらが上かを決めるなら、私の方に軍配は上がるだろう。

何せ生きてきた年数が文字通り違う。前世でもそれなりに料理を嗜んでいたのだから。

そんな私に追い縋ろうとする士郎が逆に異常といえる。


―――そういえば、学校に張られているはずのライダーの結界は張られていなかった。

最も昨日戦った臓硯もどきの謎のサーヴァントを目にしてから、私の知識は余り役立つことはないと分かっていたのだが。

そもそも、あの結界が発動されたら犠牲者が出てもおかしくないので、張られなくて正解なのだ。


【直後判定 朝-1】



何事も無く学校に辿り着いた。

級友に挨拶を交わしながら自分の席に着いた私は、ホームルームが終わるのを待つ。

学校の授業は正直退屈だった。昔やっていたことをなぞるだけの行為なのだから。


勉学を疎かにするつもりはないが、それでも一度やったことをやり直すというのは暇だ。

意識を逸らしていると、先生に注意される。

どうやら、私がボーッとしている間に教科書は次のページに進んでいたらしい。

ついでに、黒板にチョークをカツカツとリズミカルに叩いた初老の男性は、この問題を解くように私に言った。


意地の悪い笑みを浮かべていたと思う。きっと私が問題を解けないと決め込んでいるに違いない。

彼の期待を裏切るように、私は問題を解いた。習っても居ない方程式を書く辺り、私もそれなりに意地が悪い。

バツの悪そうな表情で着席を促された私は、再度意識を別の方へと向ける作業に戻った。


【昼の行動安価 下3】



貴女「―――凛さん、昼食相席させて頂いても宜しいでしょうか?」

凛「あら、いいですよ」

教室内が「おお!」とどよめく。ただ昼餉を一緒に食べるだけだというのに凄い騒ぎようだ。

特に楓さんは声を高々にして、贔屓だとか吠え立てる。ウガーっと擬音が付きそうな勢いだ。

鐘さんと由紀香さんはそれを諌めるために言葉を並べる。Fate三人娘は平和でいつ見ても元気になる。


凛「では昨日の場所で。食堂、教室。どちらも目立ってしまいますからね」

貴女「ええ、分かりました」

そう言って凛は屋上への階段を上がっていく。その背中に追従するように私も階段を昇る。

昨日話をした場所にお互い腰を据えて、それぞれが拵えた弁当箱を開いていく。

凛「それで、何かご用でもあるんですか?
貴女から誘われるのは稀なことなので……いつもは弟さんと召し上がってますよね?」


【会話安価 下1から下3】

【スマホがあるような時代じゃないのでずれます。すいません】


貴女「そうですね、気まぐれという奴ですよ―――それに、そろそろ腹を割って話すべきことが有ると思いまして」

凛「あら?もう化けの皮を剥がすんですか?貴女が参加者なのは把握済みよ衛宮―――!」

……最初からバレていたらしい。なら、演技をする必要もない。

貴女「貴女は今回の戦いの参加者ですか?」

意を決して私は口を開いた。仮に参加者だとしたら、ここで戦闘になるかもしれない。

【直後凛感情判定】



凛「……そうだと言ったらどうする?」

―――慌てるな。令呪にそれらしき反応はない。

念話を通してアルクェイドにサーヴァントの有無を確認させているが、彼女にサーヴァントは確認できていない。

つまり今の言葉はハッタリとなる。気配遮断クラスを持ったアサシンを召喚しているのなら話は別だが。

故にいつ何が有っても良いように、全方位から対処できる遮蔽物のない場所へと歩いて行く。

アルクェイドには最大限の警戒を。私は、いつでもあの夢幻召喚に似た魔術の行使が出来るように準備を。


【会話安価 (行動指定でも可能) 下1から下3】


貴女「―――アルクェイド。試しに当身を」

凛「ちょ…えっ待って、嘘でしょ―――!?」

アルクェイド「ほい!」


奔る一陣の金色の疾風。

彼女を護る者は何一つなかった。彼女はバーサーカーの一撃を呆気無く受けると、意識を失ってしまった。

蛮行と呼べるが、これで遠坂凛はマスターではないと確認できた。

サーヴァントの一撃といえど、あくまでも意識を刈り取ることに特化させた物。程なくして目も覚めるだろう。

弁当の中身が半分ほど減ったところで、凛は飛ぶように上半身を起こした。


貴女「失礼しました。ですが他に貴女がマスターか確認できる術がなかったもので……」

ペコリと頭を下げると、凛はフンっとそっぽを向いてしまった。さすがに心象は悪い。

しかし、聖杯戦争とは御三家が優先されて選ばれるシステムとなっている。なので、遠坂が選ばれないはずがないのだが―――。

そこまで考えたところで、凛が昨日父のことをうっかりと漏らしていたのを思い出した。そうか、凛ではなく彼が―――。


貴女「―――お父様ですね?」

【直後凛判定 うっかり+1】

彼女を護る者は何一つなかった。彼女はバーサーカーの一撃を呆気無く受けると、意識を失ってしまった。
                        ↓
彼女を護る者は何一つなかった。彼女はアルクェイドの一撃を呆気無く受けると、意識を失ってしまった。


凛「―――えっ、嘘。どうして」

凛の反応が全てを物語っている。此度の戦いに排出された遠坂のマスターは凛ではなく、遠坂時臣なのだと。

昨日の間桐慎二の伯父さんの帰省。全ては繋がる。同時に強烈な違和感。

なぜ士郎の世代で、第四次のメンバーが選出されているのだろうか。

私という異端な存在が原因で、歴史が曲がってしまったのだろうか。


貴女「……昨日、貴女は言いましたよね。お父様はご存命だと。
セカンドオーナーであり、高名な家系である遠坂が聖杯に選ばれないはずがない。なのに、貴女は聖杯戦争の参加者ではない。
なら消去法で、貴女の父が参加者ではないかと思ったのですが、どうやら私の予想は当たったようです」


凛の双眸が強烈なまでに険しくなる。

まるで、私を敵とみなしたかのようで―――いや、実際敵とみなしたのだろう。

そうでもなければ、このような空気は纏わない。父を護るために、今娘はあらゆる知恵を振り絞っている。

だが待って欲しい。私は、血で血を洗うような凄惨な光景は望んでいない。ふぅと一息を付く。


貴女「私は今回の聖杯戦争を平和的に行いたいと思っています。どこか不穏な動きをする陣営があればその時にまた教えて下さい」

そう告げて、弁当箱を仕舞う。間もなく午後の昼休みが終わってしまう。急ぎ戻らなくては。

授業は不真面目に受けているが、だからと言って時間にルーズになるのはどうかと思う。元社会人として。

【直後凛感情判定 警戒-2】




教室に戻ってきた凛は、明らかに不機嫌だった。

唇を尖らせて此方を一瞥したかと思うと、その振る舞いがまるで虚実だったかのようにいつもの仮初の優等生の姿に戻った。

そして、退屈な授業が終わった。

アルクェイドから念話で入ってくる、学校に対する情熱の言葉は非常に愉快だ。

どこぞのOVAの如く入学させてみるか―――いや、冗談だが。

【夕方の行動安価 下3】


貴女「遠坂さん、一緒に帰りませんか?」

貴女「お昼ごろのお詫びをしたいのですが……」

帰る準備をしていた凛の前で、たどたどしくなく指を重ね合わせて訪ねてみる。


凛には酷いことをしてしまった。

だから、きちんと謝らなければならない。

何かを奢るのも吝かではない。


だが、全ては凛がこの提案を受け入れてくれるかどうかに掛かっている。

凛は黙りこんだまま、それでいて笑顔を浮かべながら固まっている。私は、ただ静かに彼女の答えを待つだけだ。


【直後凛判定 失敗で断られる】


凛「はぁ……いいですよ。それじゃあ何処に行きますか?」

よし、凛からの承諾を得たぞ!

凛は気怠げに頷くと、私の横を私の歩調に合わせて歩いて行く。


さて、何処に行こう―――

【場所指定 下3】




          ,  ,.ィ
           /l// --‐ッ______
.          ,N      ´  <
        |       ,,,   そ
.         |,゛゛' 'v '"   7  く
.         | ⌒   ⌒  >  ゝ
.         | ○   ○  L、|      女子高生のデー…ト…?
         :,⊃ __ ⊂⊃ ;ノN
    ./⌒ヽ、. ヽ       /⌒i       調子が悪いので今日はここまで。短くてごめんなさい。
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ
                          明日も出来るかは不明です。ではでは。


【今日はここまで 次の更新をお待ち下さい】



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.         | ●   ●  L、|    再開します
         :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN
    ./⌒ヽ、. ヽ  ゝ._)   /⌒i
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ



凛「―――正気?」

呆然自失と言った様子でこちらの顔を窺う遠坂凛。

この世界を生きる住人なら私の選択が如何に血迷っているか良く分かるだろう。

そもそも華やかな女子学生が選択するには余りにも毒々しい上に赤々しい。


私たちが足を運んだのは中華料理店『泰山』

アレである。オレ外道マーボー今後トモヨロシクのアレが出てくる料理店である。

コクリと黙して頷いて暖簾をくぐると先ずは眼痛。香辛料の使いすぎで大気が汚染されているのだ。

それをまともに受けた眼球が非常に痛い。続いて息を吸うと、むせ返った。

温み気を帯びた空気は、まるで冬を忘れてしまうよう。適当に空いている座席を選んで、運ばれてきた水を呷る。

凛「五目あんかけチャーハンで」

至ってシンプルな料理を注文する凛に対して私は―――


1:アレしかないだろう。麻婆豆腐で。
2:普通のメニューで

下3



―――麻婆豆腐で。ここに来た以上、これしかないだろう。

というかそれ以外のメニューはナンセンスなのだ。

さぁレッツアイスバケツチャレンジならぬ、レッドホットマーボーチャレンジ。

程なくして運ばれてくるのは溶岩を思わせるほどに、グツグツと煮立った赤い液体。

ひき肉と豆腐、刻まれた野菜が入っているというのに、それが眼に入ってこないほどの強烈な赤。

凛「……死ぬわよ?それでも、本当に良いの?」

元より覚悟は出来ている。

だが、死ぬつもりは一切ない。必ずや生きて帰ってこよう。

ちなみにアルクェイドは外に退避している。

一部メニューで扱われてるニンニクの香りが辛かったのだろう。


意を決して、レンゲで白米と麻婆をよそう。証明の光を浴びて、赤みが一層際立っている。

私は無言で口にそれを運んだ。


【直後判定 破綻者が好むようなもの-3】

【言峰ボーナス発動】


凛「う、そ…あんなものを食べきったの貴女…!?」

驚愕している凛を他所に、取り皿の上は既に消失していた。

あれだけ自己主張の激しかった赤は、虚空に―――違う、私の胃の中に消えたのだ。

口内に運ぶ度に、香辛料という香辛料は灼熱に食道を染め上げて、額から雫のような汗が垂れた。

けれど―――決して食べれない物ではない。寧ろ美味ではないだろうか。

士郎がアレだけ忌諱するほどの怪物性はないと思う。精々他の料理よりピリッと辛い程度。

綺礼「―――ほう」

料理に夢中になっていた私は、隣の席に座るカソック服の男の存在に気付かなかった。

―――言峰綺礼。裏で暗躍する監督役兼ね神父の男である。その男が、私を興味ありげに見ていた。

綺礼「その料理は美味かったかね?」

【会話安価(行動指定でも可) 下1から下3】


レンゲを置いて、口元をナプキンで拭き取る。

相手は、私より年上の男性。粗相のないように振る舞わなくては。

貴女「辛さの中に確かに旨みがあった。好きな味です。直截的に述べるのならば、美味しいです」

辛みの中に隠れた旨み。それを舌で掬い上げ、そして感動として消化する。

ただ辛いだけではない。ただ苦痛を相手に与えるだけの料理ではない。

それだけでは、こんな深みのある味は出せない。

綺礼「その通り。一見辛みが全てと思われる。
だが、これは辛みという殻に覆われた本来の味を引き出すのが、我々、食す側の役目」

綺礼の言わんとしてることはよくわかるので、その言葉に頷いておく。


綺礼「君の名前は?」

貴女「衛宮◯◯です」

綺礼「……これもまた神が引き合わせた数奇なる運命か。君の名前、覚えておこう。
私に用事があるのなら、教会を訪れるが良い。話し相手くらいにはなろう」

凛「……私を置き去りにしないでくれるかしら?」

会計は、全て綺礼が支払ってくれた。太っ腹である。気付けば日も暮れるような時間帯。

【貴女の行動安価 下3】



食しきったのは良いが、胸焼けがする。やはりおかわりは効いたらしい。

事前に準備していた胃薬を呷ると、唾を分泌させて飲み込んだ。実に不味い。

貴女「ところで遠坂さん、綺礼さんとは交流があるのですか?知っているかのような雰囲気でしたが」

遠坂「……昔ちょっと、ね」

なんて取り留めのない会話を交わしながら、日が暮れていく町並みを歩いて行く。

絵の具のように濃い赤い色に彩られた町並みは幻想的で、ノスタルジーな気分にさせてくれた。



目的地である教会に着こう頃には完全に日が暮れている。

空に浮かび上がる三日月は群雲に阻まれて、完全なる姿を現せずに居る。

私は、教会の扉をノックしたあとにグッと力を込めて教会の扉を開けた。

【直後判定】
1234:綺礼
56789:璃正&綺礼



綺礼「おや君は……」

荘厳な礼拝度の中に、重厚感のある声が響き渡る。

それはさながら音のないオペラティック。


一度聞けば決して忘れることが出来ない質のある声。

いつ聞いても素晴らしい声だ。

貴女「教会に行けば会えるとのことでしたので来ました」


声に聞き惚れながらも、こに来た目的を述べた私に、言峰綺礼は座席に座るように促した。

言峰綺礼「それで君は何のようで私に会いに来たのかね?」

凛は仏頂面のまま私の後を追うように歩く。

【会話安価(行動指定でも可) 下1から下3】


私は、手の甲を言峰綺礼に見せる。綺礼は僅かに目を見開かせた。

綺礼「……そうか、君もまた参加者になるのか」

哄笑が漏れそうなほどに口元が歪んでいる。それは見るものに威圧と不安を与えるような表情だった。


貴女「私は、今回の戦いの参加者です。なのでご挨拶を」

綺礼「それだけではないだろう?」

貴女「ええ、仰る通りです。私は前回の戦いに関する知識はありません。どうかご教授して頂けませんか?」


この世界は、正史とは明らかに違う歴史を辿っている。正史通りならば、時臣も雁夜も死んでいるはずなのだ。

そのため、先ずはこの世界について知らなければならない。どのような道程で今に至るのか。

綺礼「前回の戦いでは、アインツベルン、遠坂と言ったはじまりの御三家に名を連ねる名家が馳せ参じた」

綺礼「だが間桐には後継者が不在だったので、参加者が出ることはなかった」


―――SN時点で明かされる設定だ。

Zeroでは間桐雁夜が参加者として選ばれているが、本来なら間桐からは参加者は出ていなかった。

つまり、この時空はZero時空を辿らずに、そして遠坂時臣が生き残ったSN時空ということになる。


綺礼「時計塔の魔術師、フリーランスの魔術師、遠坂の魔術師、当時街を騒がせた殺人鬼……。
そして、君の義理の父親である魔術師殺しの衛宮切嗣。彼らを中心に聖杯戦争は進んだ」


ハイアットホテルの爆破、大海魔の出現、戦闘機の爆破。いつ聞いてもスケールのデカい話だ。

監督役の言峰璃正の当時の苦悩や胃痛は、察するに余りある。


綺礼「そして聖杯は、優勝者の元に渡ることになる。

だが、その聖杯を譲り受けた人間は何を思ったのか、聖杯の破壊を試みた。

それが原因となり冬木大災害が引き起こされたのだが」


極めて愉しげに私に語る綺礼。彼の中では、あの戦いの末に因縁深い衛宮の養子となった人間なのだ。

実に弄り甲斐があるに違いない。最も、私はマゾ気はないので彼の『切開』は遠慮しておく。

綺礼「では、少女よ。君は何のために戦う。やはり衛宮切嗣の背を追うのか―――?」


打って変わって真剣に問う綺礼。だが、その前にこの人間に聞いておきたいことがある。

貴女「いえ、その話はさておき―――今回の戦いは暗躍なさるつもりで?」

空気の質が確かに変わった。ピリピリと張り詰めた空気の中で、綺礼が笑顔を崩して無表情で私を見た。


1:更に言及する
2:この程度で

下3



綺礼「何を言っている。私たちは公正に聖杯戦争を運営する立場にある」

貴女「……そう言うことにしておきましょう」

【直後???判定】

【ファンブル】


???「気に入らぬな女。唯の人である癖に、我よりもこの世界を識っている」

―――綺礼でも私でも凛でもアルクェイドのものでもない人間の声が、確かに聞こえた。

この声と傲慢不遜な口調から、私は最悪の結果を招いてしまったのだと思い知ることになる。


クワイヤの柱の間をすり抜けて、漆黒のライダースーツに身を包んだ金髪の男が姿を見せた。

何という美貌。あらゆる人間を魅了して止まないその貌。高貴なる雰囲気は更に彼の美しさを鋭くする。

英雄王ギルガメッシュ。あらゆる財宝の原典を自らの蔵に所有し、唯一無二とされる乖離剣エアは世界を切り裂く。


彼がその気になれば世界を破壊し、世界を創り上げ、宇宙を創り上げ、三層に連なる空間から大規模な隕石を降らせることだって可能だ。

いわゆる大権能。これを行使されればアルクェイドであっても対処は出来ない。

だが、月でなければ己の身を対価としなければならないので使われる心配はないだろう。


ギルガメッシュ「雑種、その矮小な身で何を看る?問いの答え次第では首が落ちることを覚悟しろ」

あらゆる人間の視線が私に集中する。ああ、目眩がする―――!


【会話安価 下1から下3】




     _ . ィ  /  . /  丨i L
 .。* '´  / /  //   i| ム  ゜、
〃    , ゜, /   / /     仆毛i | .
    .  / /   ,   〃   ノ〃ヽミ! ! ;
   ′ ゜ ′゜/  ′ / .イ  i '.i  :

  〃 / / ゜// 丨 / / :i  ハ'.  i゙.
  {1 {丨.゜ j/  イ/ /´' / i! /i ハ  | ;
  !Ⅳ | ゜〃  / ィ/_/ィ_イ″ ム' .1 ハ}
. i     ! '/イ_7≦壬zミy/'/ィ㌃/ } ,゜ ′私が愛したものの行く末を
   ⅰ W,′Vイ`ー゙‐゚''   〈i゛/′レ
i |  l   i  ハ!|       ヽi  !    まだ創られていない物語を
l |  :  | i ト.|     , /Τi|   .
: l  .  | | !ヾ     ´.ィ:i | ! l|  ゚.
i !    i | l .>  _ イ i !ハl 八 i リ    そして―――全ての世界の結末を
从. i|  ! ハ } /亠<レ ノノ jイノ

ヽ \ハ  :/ ゜{ ̄ ̄ ̄´〉 ´
-=ニ .. ヽ/  ヽ    /ヽ`ー- 、

 \  ゙ ._        ノ )    ゜.
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【直後判定 我こそが全知全能ゆえ-2】

【指先が悴んでアレなのでお風呂入ってきます】


言葉を発した瞬間風切り音が聞こえた。どうやら私の答えはお気に召さなかったらしい。

―――続いて耳元で爆音。

私が座っている空間の側は、ギルガメッシュが飛来させた宝具とアルクェイドが振るった腕によって破壊されている。


ギルガメッシュ「戯け。世界を見通して良いのは我のみだ。
それ以外の存在が世界を識ることは傲慢だ。故にその首を落とさねばならん」

アルクェイド「何この金髪、偉そうに言ってくれちゃって!それより危ないじゃない!」

ギルガメッシュ「……ほう、貴様は月の姫か。このような存在を繋ぎ止めるか。異物もよいところよな貴様は」


アルクェイドの言葉を聞かなかったかのように、話を進めるギルガメッシュ。

ぞんざいな扱いに大いに不満があるのか、アルクェイドが眉を顰めた。

……このままでは戦闘になる。アルクェイドとギルガメッシュの相性は悪いとされている。


ギルガメッシュの強みとは、ギルガメッシュ自身ではなく射出させる宝具にあるとされるからだ。

このまま戦っては不利に陥ってしまう。そしてだ、そもそも私は戦うつもりもないのだが、彼の敵意は尋常ではない域にある。

ここは、夢幻召喚(偽)を使ってアルクェイドのバックアップをしつつ戦うのが得策ではないのだろうか


夢幻召喚(偽)を使いますか?
1:使う
2:使わない

下3


                  > ´         > 、_ _   _     i.|
               >-´‐‐          -‐ ´  -‐    i   //
           > ´__                > ´          i  .//
__ _   -‐ ´             /    >´        _  ./ /'
、                       /   /       _ -‐  ̄  //
`、       >         / >´/   /   /         ̄`> 、
-=二三 > ´          / /  / ./  ´  /         ヽ   /
  ゝ ´         /  //   //<     /    /      i  ,'
/        _ -‐´   ´    ´、_ -‐-`.< /  .//   , i  i  ,'
-‐ 二 -‐   ̄        /    '/::i|:::i `i 、\´  /   ./ i  i  ,'
  /    __  --   >/´ 、_ノ    ヽ::::;`     / >´  / / /
../  -‐二三三二    \ヽヽ     `       ´==` >/  /
 ´  />/ _  -‐ .7.   ゝ┤               〈:'::/ノ、     ,'    ―――唄は夢幻なり。紡がれるは無限なり。私が望むのは可能性。さぁ我が身に力を宿せ!!
   /// ´    ./      i`              ヽ ` ./ ` i   i
   ´        /    /i i. \    ー‐ -     /   .|  .|
         /     / /./i    \         <    .|  i i
          ̄  ̄´ _ _i_    \    .< /i i    i  .| |
              /       ̄ =` i´  / //i   /i .,'i i
      _  -‐===‐' `ヽ           `>、// ,'.  / i /.i/
   _ ==´-‐     ヽ   ` ‐- 、        i ´ / /  i /
  i´            i       ` ‐- 、   |‐、 ´ _ = 、i,'
  |               i          ヽ -´   ̄ \ ヽ
 i ̄` 、            i                 ヽ .i. ∧
.´      ̄`ヽ、      |     /           ‐-二、 ∧
          `    .|  ./                ` ‐-
               i ./             ':;,, ,'          ` 、
                    〉'                ';,;             ヽ
 ________  /                 :;            i
        /∨::::::: ̄               ::::::::::::: ,;;        ::::::::::::: i

【直後判定】
123:空の境界関連
456:月姫関連
789:Fate関連

                                __        /ハ            ,父◎彡リ  /   j/ /
                              〃      / /.:.:.:l    _  /´¨二7也汀外ミ ー─< /

                              {{  , -―‐く,,,/x:.:.:.}    \ { {/ ノ }  ヘ_{  ̄ ̄ ̄ ̄
                             __ヽ∨r‐‐- 、_/ (__,ィZ     ッ夊  ̄ ,ノ
           /⌒ヽ、                ぐ'''''ヽ「、¨\ヽ\ヽ_ノ \  //`\ ̄
             / /'^ヽ \             jヾ:./ ハ\__ヽゝt\ハ  `ー―く    ~
         / /    \ ヽ                 j小lVィ‐_  ´f乏 Y\  \<\
           / l      \ \                l|小代}, _   、ノ \  ヽ}\}
        l  !      \ \              |! |∧  </ }  イ   ヽ ̄
        |  !        ヽ \            j:|│ > ,、__ /_」{ ヽ Ⅳ
        |  l         \  \       リ{ |ヽ {/≧F─¬ヽ_,ムL
        |  |           \  \_      ヽ/ ' ̄`ー'´ ̄     ヽ
        |  |            \ _ .二ニ=彡<、__,ィ‐==-x.      人
        │ │                      /´        . . .ヾ ヘ __/z= ヽ        , -――-、
        l   !                 /{: : : : : : : : : : : : : : : : }} クー'´  __ /       /:/  ̄ ̄ヽヘ
        |   l                 // ヽ : : : : : : : : : : : : : : :,シ' `ヽ ̄  7     /:/      / |
        l   !           , -‐x//_  ノ} : : :      : : /    ∨  ∧   /:/       /  l
        |   l         _ r「とニ‐ \  }厂 ハ     ___: : :∧    {    ! /:/        /  /
        l    l       しヘ人__ _} j}‐ァKヽ{丁}/ ___ヽ∧ {    ヽ   ∨/         /  /
        | {  ヽ       //  `ー‐'´/ ヽ///_/   '/ ヽ\__ ,ヘ   {          /  /
          | i|\   \   //      入  _,// {      ヽ__`ニ==ニニ ヘ __j_       /   /
          しヾ. \   \// ,r<´ ̄ ̄´ / //\\     〃  `ヽ    //´ ̄¨7  ,.-ァ  /   ./
          \__j\.//  {l  \/  / /   \ヽ   {{ \     _/ ヽ_t‐'⌒>'∠-っ     /
              //\ \ 〉    > //l\    ∧{   ヾ、 /ヽ _ノ  >   ゝ _∠二 .ニ⊃  /
             //   \_)\ /{: /'´ /  ヽ   / l`\  }{∧⌒  /          ヽ)    /
            //       .f< く  \  /   }、_{ │ `\ j} ∨ /            /    /
.         //          j{ \ \  V   /´ 八 \_/ ∨   ∨         /     /
       //          /' \ \ \   /ーヘ_/_∧         l       /  / / /
      //             /  /\ )  Y′      ヽ      ,ィ< ≧ァ   /  /  / /
.   //               /  /   `>ァイ!        \ __,ィ<== __/  /  /   //
.  //             {  /   /_/ {{          / 〃 ̄>'" ! /  /   /
//              \__ /1´/ /′         \__/    ヘ'  //   /
/                      ヽ__ノ′             \     ヽ  {_/
                                           \      ヽ
                                          (___\     \

【直後判定】
12:魔眼
34:黒鍵
56:爪
78:短刀
9:赤髪


刹那、視える世界が変異する。そこら中に子供の悪戯としか思えない黒線がなぞられる。

直感した。私に降りた力は直死の魔眼なのだと。

線の合間に視える黒点から、私はこの魔眼は遠野志貴のものだと理解した。


浄眼から派生された直死の魔眼――――。所有者の精神を強く蝕む異能。

現に私は、吐き気を覚えていた。

触れればありとあらゆる物が死んでしまうなどと、そんな物騒な世界に置かれている。


怖い怖い怖い怖い怖い。こんなにも死が溢れているこの世界が怖い。

こんなにも呆気無く死んでしまうこの世界が怖い。頭を振るっても、視える景色は変わらない。

後悔の念が奥底から漏れていく。極寒に置かれたかのような寒さに身が震える。


そんな私を救ってくれたのは、アルクェイドだった。

アルクェイド「マスター大丈夫だよ、私が居るから。
その力を使わなくても良い。休んでても良い。私が決着を付けるから―――」

駄目だアルクェイド。貴女では、あの存在は手に負えない―――!


死んでいく彼女を鮮明なまでにイメージした。故に、私は立たなけれならない。

泣き言を言っている場合ではない。彼女を護るために、私が頑張らなければならない。

―――全身に強化の魔術を張り巡らせる。ギルガメッシュの宝具に対処できるように、目蓋をキツく開く。


指先を曲げて、凶器の形へと変化させる。後は

貴女「さぁ、殺し合おうか」

自分を奮いたたせる言葉が有れば良い!


【直後戦闘判定 相性-2 直死の魔眼+4】



ギルガメッシュ「良くぞ吠えた雑種!!!」

貴女「遠坂さんは直ぐに教会から逃げて!ここに居たら巻き込まれる!」

凛「でも!」

「良いから!」と強い語気に呑み込まれた凛が、この場から逃げていく。

そうだ。それでいい。彼の瀑布のような弾幕の前には、生身じゃ生命が幾つ有っても足りないのだから。


ギルガメッシュの背後に多数の円陣が浮かび上がる。

虚無の上に浮かび上がった紋様は蠢いていき、やがて輝かしい黄金の財を覗かせる。

ギルガメッシュが小さく呟いた。聞き逃してもおかしくない声の大きさなのに、不思議と私の耳に届いた。


ギルガメッシュ「―――王の財宝」

それは死を告げる死神の言葉のように思えた。馬鹿馬鹿しいばかりの数の黄金が、紋様から解き放たれる。

前に出ているアルクェイドが爪を構えて、弾幕に備える。私も、腕を斜めに構える。

【直後戦闘判定 相性-2 直死の魔眼+4】


アルクェイドが腕を無造作に振るった。それだけで方向性を失った財宝は撃ち落とされる。

それは翼をもがれた鳥を思わせる。前に出ようとするアルクェイドに第二射が襲い来る。

アルクェイドが防ぎきれる箇所を予測し、逆にアルクェイドなら受けるだろう財宝に目を付ける。


其処に腕を斜めに薙ぐ。ザンと音を立てて虚影と化す黄金。

ギルガメッシュの表情から一切の感情が消え失せる。彼を中心点に巻き上がる威圧感は嵐のようだ。

「―――貴様、我が財に何をした」

底冷えするかのような声。私は、答えることなく前に出続けるアルクェイドのバックアップを続ける。


「志貴と一緒に戦ってるみたいよ。負ける気がしないわ―――!」

アルクェイドがますます加速していく。

白い残像を残しながら、爪を振るい黄金の材を叩き落としながら彼女は突き進む。

間もなくギルガメッシュの居る地帯に辿り着く……!


【直後戦闘判定 相性-2 直死の魔眼+4】



アルクェイドの爪がギルガメッシュを捉えた。大きく前方に吹き飛ばされるギルガメッシュ。

その姿を私は追う。壁に打ち付けられて隙だらけとなったギルガメッシュの胸に曲げた手先をねじり込む。

ギルガメッシュ「……く、これはあの神の眼か?我が財を殺すだけでなく、我を殺すか」


サラリと塵になっていくギルガメッシュ。

【直後ギルガメッシュ判定】


ギルガメッシュはそれっきり何も言わない。やがて、ギルガメッシュは完全に死んだ。

この眼の力によって殺されたのだ。生き残れる道理はない。

安堵から目蓋を閉じて、次に眼を開けた時には死線は消失して元の視界に戻っていた。


……ああ、良かった。あんなものを見続けていたら私は発狂していたかもしれない。

アルクェイド「またまたマスターに助けられちゃったね。マスターの力がなければ、こんなに楽に勝てなかったはずよ」

それだけあの存在は強大だったと言うアルクェイド。やはり本能的に相性の悪い相手を察していたのだろう。


それでも私を護ろうとしてくれたことが嬉しくて、私はアルクェイドに抱きついた。

アルクェイド「貴女に抱きつかれると、何だか不思議な気分になるわ。でも―――悪い気はしないわマスター」

この体勢では分からないが、きっと無邪気に笑っているアルクェイド。

彼女の声が暖かくて、先の戦場の冷たさを思い出して、私は泣いた。月を遮っていた群雲は、いつの間にか消えていて。

三日月の優美なる弧の形が、強く記憶に焼き付いた。

【二日目終了】
【直後陣営判定】
1234:動かない
56789:動く


【二日目終了】

【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8 中立・中庸】
【原作把握度:0 リア充度:9】



【陣営まとめ】
◆セイバー:沖田総司
□マスター:ダン・ブラックモア【令呪3】


◆アーチャー:ロビンフッド
□マスター:間桐雁夜【令呪3】


◆ランサー:ディルムッド
□マスター:琥珀さん【令呪3】


◆ライダー:ファニーヴァンプ・アルクェイド
□マスター:貴女【令呪3】


◆アサシン:ジャック
□マスター:遠坂時臣【令呪3】


◆キャスター:ナーサリーライム
□マスター:間桐臓硯【令呪3→2】


◆バーサーカー:タマモキャット
□マスター:言峰璃正【令呪3】

【脱落者】
ギルガメッシュ


            ,  ,.ィ
             /l// --‐ッ______
.            ,N      ´  <
          |       ,,,   そ
.           |,゛゛' 'v '"   7  く
.           | ⌒    ⌒  >  ゝ
.           | ●    ●  L、|       二日目が終わったところで今日はここまで。
           :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN
.       /⌒ヽ__ヽ  ゝ._)  / /⌒i        運ゲー要素があるとはいえ、本当に強いですねこの異能。
        \ /:::::::::::≧,、__, イレ/ ヽ/
       从:l||l;;;;;;;;;;;;;;;{[ ]};l||l人__∧        時間制限があるので長期戦には向きませんが、逆に短期決着は狙いやすいです。
        ( ⌒ )`i:::::;;;;;;ゞ- ( ⌒ ) .ノ

【今日はここまで 次の更新をお待ち下さい】


  い     ,ノ           \     )
  .ゝ ー-‐' ヽ            / ` ー ' ノ
  , ´ ̄ ̄ ̄ 厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{ ̄ ̄ ̄ミx

 .((       f´  ⌒⌒    `ヽ    ))
  .` ー-=ニ( (´  、__,、__,ノ 丿 )―=彡'
        |       ,,,   そ
         .|,゛゛' 'v '"   7  く
         .| ノ    `ヽ  >  ゝ   原因不明の高熱が私を襲う!
         .|⊂⊃  ⊂⊃  L、|
         :,""     ""  ;ノN     数日ほどのお休みを頂きます。今週には再開したいなぁ
    ./⌒ヽ、. ヽ  ⊂⊃   /⌒i
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ


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.         |,゛゛' 'v '"   7  く
.         | \   /  >  ゝ      オペラのクイックダウンには泣かされました。主力がことごとく無力化。
.         | ○   ○  L、|
         :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN        巌窟王のモーション格好いいですね。エクステラも愉しみ。
    ./⌒ヽ、. ヽ       /⌒i
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ       そんなこんなで再開は明後日を予定。




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.           | ⌒    ⌒  >  ゝ
.           | ●    ●  L、|     病み上がり+間を開けたのでどこまで書けるか分かりませんが再開。
           :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN
.       /⌒ヽ__ヽ  ゝ._)  / /⌒i     最近、ハードディスク上のデータを削除しても、気が付けば圧迫されている症状に悩まされています。
        \ /:::::::::::≧,、__, イレ/ ヽ/
       从:l||l;;;;;;;;;;;;;;;{[ ]};l||l人__∧     ウィルスにでもやられたんでしょうか。
        ( ⌒ )`i:::::;;;;;;ゞ- ( ⌒ ) .ノ

【三日目 朝】

夜は明けた。馬鹿らしくなるような破壊の爪痕を残した教会は、無事な箇所を探すのが難しい。

それほどまでに英雄王とアルクェイドの振るう力は超常的なものだった。

神の護りを得ていようと、概念的な力に覆われていようとも、彼ら二人の決戦の前には紙くず同然。

これに頭を抱えるのは言峰綺礼だ。何せ監督役としての隠れ蓑が破壊されたのだ。

今後の彼の活動に支障は必ず出るだろう。ちなみに私達だが瓦礫の撤去を徹夜で手伝わされた。

アルクェイドは口を尖らせていたが、私の言葉によって何とか懐柔。それでも破壊前の教会の姿とは程遠い。


貴女「……ふぁ」

殆ど寝ていいない状態なので、非常に目蓋が重たい。目蓋を擦りながら、朝を告げる鶏達の鳴き声を耳に収める。

陽光が非常に眩しい。眩しくて思わず眼を背けたくなるほどに。無事だった時計を見れば時刻は午前6時。

そこで私は有ることに思い至る。士郎に連絡を入れるのを忘れていた。

彼のことだ、私の事を心配しているに違いない。急いで帰らねばならない。

学校に行けば自ずと士郎に自分の無事の姿を見せれるだろうが……

綺礼が無言の圧力を掛けるが、私には知ったことではない。そもそも英雄王を抱え込んだ自分が悪いのだ。

何にせよどうしようか。

【朝の行動安価 下2】



貴女「……申し訳ありません綺礼神父。私も学生である以上、学業を疎かにする訳にも行かないので」

綺礼は無表情なのに、何故か恨めしいものを見るかのような眼をしているように見えた私は、予め用意していた言い訳を伝える。

綺礼「別にこの場に離れることに文句はない。君は私が如何ような表情をしているように見えたのかね?」

それはそれは不安そうに見えます。なんてことは言わず、私は教会を後にした。

シャワーを浴びてから学校に行きたかった。汗が滲んで心なしか体臭が気になる。

鼻をスンスンと鳴らして、自らの臭いを確かめて見るも、自分の体臭というのは分からないものだ。

アルクェイド「大丈夫大丈夫。マスターは臭くないよ?寧ろいい匂いがするくらいなんだから!」

背後から聞こえる彼女の声を信じて、私は通学路を歩いて行く事にした。


いつもとは違う方向から通う冬木の道は新鮮だ。冬色に染め上げられた街道は人と人で賑わう。

見慣れない顔の人間たちに紛れ込んで、私は穂群原学園に辿り着いた。

道の都合上、士郎とは顔を合わせていない。

朝のホームルーム前の時間を利用して、彼の居るクラスに顔を出さねばならないだろう。

引き戸を開ける。ガラガラと音を立てて、いつもの教室に眼を向けた。


遠坂「……!」

すると、驚愕に顔を歪ませる凛と眼が合った。彼女のこんな表情はレアではないだろうか。

自分の席に座ろうと、彼女の横を通り過ぎようとしたら、彼女が私を引き止めた。

遠坂「―――少しお話が有るんですが、宜しいですか?衛宮さん」


1:遠坂より士郎を優先する
2:士郎より遠坂を優先する
3:自由

下3


貴女「そのお話は今でなくては駄目でしょうか?」

遠坂「いえ、些末事のようなものです。……よくアイツを相手にして生きて帰って来れたわね。それだけよ」

ボソリと消えるような声での、最後の言葉。待て。彼女の口振りからして、彼女はギルガメッシュを知っていた…?

いや、あの宝具の弾幕を見ての言葉かもしれない。今ここで決めつけるのはまだ早い。


貴女「……気になることも有りますが、今は弟に顔を見せねばなりませんので」

遠坂「ええ、分かりました。この件はお昼にでも」

適当な相槌を返して、私は士郎達が居る教室へ向かった。

【直後士郎判定 危険-2】


居た。私は出来るだけ申し訳無さそうな所作をして、彼の元に歩み寄ろうとした。

士郎「姉さん……!悪いな一成、ちょっと姉さんと話がある」

一成「別に構わんぞ衛宮。とりわけ急いでる訳でもない。姉弟の繋がりを優先するがいい」

だが、それよりも早く士郎の手が私の手を握り締めて、私を廊下へと強く引いていく。

私は思わず「あっ…」と、間抜けな声を漏らすしか出来なかった。


士郎「姉さん……昨日はどうして家に帰って来なかったんだ。藤ねえも俺も桜も心配してたんだぞ!」

滅多に見ない怒り顔を浮かべて、私に問い詰める士郎。彼の怒気に充てられて言葉を失った。


士郎「ごめん、でもこれだけは言わなくちゃ。余り無茶な真似はしないでくれよ姉さん」

士郎「姉さんは俺に無茶をするなって言ってくれる。でも、肝心の姉さんがこれじゃあ駄目だ」

士郎「……考えたくもないけど、もし姉さんが居なくなったら悲しむ」


誰が?私一人が居なくなったとしても、士郎は走るだろう。切嗣の夢を継いで、彼は静止することなく駆けるだろう。

ならば、私という存在が失われたとしても。結局は、彼が迎える結末は変わりないのでは?

暗い思考が私を覆う。だが、それがどれだけ愚かで浅慮な考えだったのかを私は思い知ることになる。


士郎「……俺は覚えてるからな。姉さんとの約束。俺に無茶をさせないって、姉さんは言ったよな」

士郎「これじゃあ、きっと俺は無茶をする。大好きな姉貴の為に弟が奔走しなくちゃならなくなる」

士郎「それが嫌ならもうこんな真似は止めてくれ。聖杯戦争だなんて危険な戦いに身を置くことだって、本当は許せないんだからな」


【会話安価 下1から下3】


貴女「昨日は、ちょっと変態に絡まれたから撃退したり、それと神父さんの片付けを手伝ってただけだよ士郎」

士郎「―――姉さん」

有無を言わさない迫力を纏った士郎に思わず気圧されて、私は身じろいだ。

どれも真実で有りながら虚構。誤魔化しは、衛宮士郎に通用しない。本当は、死ぬような思いをした。

あれだけ危険だと伝えた聖杯戦争の戦いに身を置いていた。それを正面から士郎に伝えるのが、私は怖かったのだ。

真実を聞いた士郎が、どんな無茶をするか私には分からなかったから。


息を吐いて仕切り直しを取った私は、姿勢を改めて真っ向から士郎の視線と相対する。

貴女「ごめんなさい。士郎と出会ったときから私は戦わなければいけないと決めていた。だから私がやりとげなくては駄目なの」

士郎ではない私が。この世界を知りながら、転生をしてしまった私が、成さねばならないこと。

士郎の代わりに令呪が顕れた私がしなければならないこと。彼に代わって、この戦いを。この世界を生き抜かねばならない。


見て見ぬ振りは許されない。令呪と士郎が在る以上、逃げてはならない。それを束縛と思ってもならない。

全ては私と士郎が生き残るために―――。

【直後士郎判定 補正なし】



士郎「………なんだよそれ。姉さんが、危険な目に合わなきゃならないことは決まってたことだって言うのか?」

士郎「姉さんは、子供の頃からそんな覚悟をしてたってことなのか?俺はそんなこと許さない」

士郎「そんな悲しくて、巫山戯たこと俺は許しちゃいけない」


士郎なら、きっとそう言うと思っていた。

周囲の人間に笑って欲しいだなんて尊い理想を掲げる彼なら、この返答は当たり前だったのだ。

そう彼は許さない。/誰を?/―――決まっている。私をだ。

この道を歩もうと決めた時から、彼の理解を得られないことは予想していた。

だがいざその現実を突き立てられると、私は吐き気を覚えた。ギリッと奥歯を噛み締めて、彼の言葉を受け入れる。

しかし駄目だった。衛宮士郎という存在はそれほどまでに私にとっては大きな存在になっていた。


故に、私は廊下を走っていた。誰かの声が聞こえるが無視を決め込む。気が付けば、ここは自分のクラス。

程なくしてホームルームが始まり、チャイムが鳴り響いて、授業が始まるのだ。

だが教師の言葉は一切頭に入らなかった。思考が完全に逸れていたのだ。時に顔色が悪いと指摘されたこともあった。

……私はなんて馬鹿なんだろう。思考が上手く纏まらないまま、午前は終わった。昼休みを迎えることになる。

【昼の行動安価 下2】


                     ___, ‐---‐…¬ /
                 ___/ /       |/ ,. -‐- 、
               / / /        ,ィ{  K      ヽ
                // /   /  /    ̄ ̄|
              〃  '/   /  /      、 ヽ|
               i| ; / i  / イ イ / /  }   i |
             八i { /i/;/_/ /,./   八i i |
.            /  /   ーt‐テミイ// /|_/| i |
           /        | 、{_:ゾ  // ,ニlイ/ 八|
         ′ /     |i        〈:ソ人/ |      ……マスター。どうして士郎から逃げたの?
        ,′ /  i    |          ゝ/^i  i |
         ゙ i  ′ i  ||    -‐  イ  |   l |    γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
        jイ| { i il   |i i|\      .イ |i i|   l |    |  彼の拒絶が怖かった……。彼の私を許さないという言葉が余りにも痛かった。 |
         八八从八  |レi|   ≧=く i | l|i i|   リ    ゝ__________________________________________________ノ
           |   \!`' …‐┴┐ノ j ルル!/l′
          _rく_          hへ 厶 -!'⌒ヽ、      痛いのは嫌だよね。分かるわマスター。特に心の痛みは……。
      .  ''"   二ニ==‐--           / \
     /                      ∨     ヽ    私も一回志貴から逃げたことあるけど、その時は……






  //{   │   l   |          、 i   iト |     貴女は強い。だから、逃げた時も辛くはなかったはずですよ?
  /′|│ │  |  l          _  人  / |i /
 /   |      | {  ト _    `  / // {/      γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
      \\ \ | {  |   -  __\ ̄ ̄"-- 、    | ……そうだね。寧ろ幸せだった。これ以上志貴を巻き込めずに済めるんだって思うと、さ。 |
       \{\i∨\|\|\   |、     ̄`>-⌒\    ゝ________________________________________________________ノ
       __/     `ー‐ \ ̄>'"´ _/´   ヽ
    r<      \_  _   /イ_,. -/ // /   l   対して私は弱かった。ただそれだけなんですよ。
    /  \           ̄  /     ∠/  / /   |ヽ
    /    \                     /ノー-´ {
    i       \               {   丶  〉 _  /{
    |         ヽ          \{    \|   /  /,
    |           {            i       |   /   /,
    |  丶     {                  |         /,
    |    \     {                | /     /,
   l     \   {               !      |       /,
    {      \  {           l   /∧        |
    \       \{_ \_    // ̄  / i       /
       }\         `ヽ      ̄ /    /  \      /

【アルクェイドとのコミュ内容 下1から下3】


貴女「アルクェイドさん。一つ尋ねたいことがあります。星の内海からの力はどうなっていますか?」

完全に士郎寄りになっている思考を振り払って、戦力に関する話題を提供する。

アルクェイド「え、なにマスター。この星を滅ぼしたいの?」

アルクェイドの言葉は最もである。アルクェイドの内に眠る、真祖としての力。それは何も相手の力を上回る原初の一だけではない。

星を破壊へと導く権限を持つ真の姿、真祖アルクェイド・ブリュンスタッドとしての能力。それの行使が可能かどうか。

この能力が使えれば、この戦いは勝ったも同然なのだが……。


アルクェイド「うーん……厳しいかなー。私はあくまでもサーヴァントだし。神代回帰の域にまでは至れないよ」

だそうだ。確かにそれは聖杯に神霊を召喚させるようなものだ。聖杯にはそこまでの力はない。

つまり、今ここに再現されているのは星の触覚としてのアルクェイド。あの馬鹿げた力を誇る真祖『そのもの』ではない。

最もアレが再現されたらされたで、私は彼女をどう扱えば良いのか分からないが。


アルクェイド「まぁこの状態でも十分戦えるよ。それでもマスターは物足りないの?」

そんなことはないと頭を振るった。原初の一としての力があるだけでも、この戦いを勝ち抜くには十分だ。

アルクェイド「なら、今私たちが考えるべきことは士郎をどうするべきかじゃない?」

【直後貴女ショック度判定】


士郎をどうするべきか。そんなこと答えは分かっているのだ。

あの場は咄嗟に逃げてしまったが、私は士郎と向き合うべきだった。

私を―――正しくは私の在りようを許さないと言った彼に、正面から言葉をぶつけるべきだった。

許されようとする訳ではない。ただ彼に理解して貰う必要があった。


アルクェイド「うん、それが分かってるなら大丈夫よマスター!」

満足気な声で告げるアルクェイドに私は軽く笑みを浮かべながら頷いた。そして、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。

購買のパンを食していた私は、袋などの残骸をゴミ箱に捨て去る。念話による会話だったので周囲に怪しまれる心配はない。

いつもの調子を取り戻した私は教師やクラスメイトに心配されることなく、午後の授業を終えた。

帰りのホームルームも滞り無く終わり、私は鞄を肩に掛けた。


【夕方の行動安価 下2】

                  ,  ,.ィ
             /l// --‐ッ______
               ,N      ´  <
     カタ     |       ,,,   そ
       カタ   |,゛゛' 'v '"   7  く
  < ` ヽ 、.     | `ヽ    ノ >  ゝ
  /`ヽ、  ` ヽ、 | ●   ●  L、|       短いですが今日はここまで。
/    `ヽ、/ i :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN

`ヽ、    / i  i、 .ヽ  ヽ ノ   /         以前のペースに戻れるのはいつになるんでしょう。
 ! `ヽ、i    i  i ヽ、 ≧,、__, イァヘ
 {`ヽ、  i     i  i#`ヽ<⌒ヽ、/ .ノi
 |   `ヽi     i  i####>`ゞ_、_,,/:::i
 `ヽ、   i     i/ヽ//:::::::::` ヽ、::i

【今日はここまで 次の更新をお待ち下さい】


\ カタッ カタカタッ カタッ /   ,  ,.ィ
                   /l// --‐ッ______
________       ,N      ´  <
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |.       |       ,,,   そ
___      | |.      |,゛゛' 'v '"   7  く
──┐|    | |.      | ノ     `ヽ >  ゝ   某所のような勢いと某所のような安定感が非常に羨ましく思うこの頃。
 ___|│   .:| |.      | ●   ●  L、|
 |┌‐┘    :| |      :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN     今日はお休みです。
 | |_____:|_| ./⌒ヽ、. ヽ  ゝ._)   /⌒i

 | |      _ 入ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ
__|_|__   //┌‐`─────┬─┐

               、、 、
.        ______ヾ‐-- ヽ\lヽ
.        >   `        `z
.      ン    ,,,         |
.         >  「   ゛' v' '"" |
      ゝ <   ―     ―|    座椅子来た!これで勝つる!
.         | ,.」  ●    ●|
          W(,; ⊂⊃ 、_,、_, ⊂     再開
           ヽ    (_.ノ  ノ
          ヽ>、 __, イ
     ____( ̄      / ̄ ̄/´ ̄/_
   i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
   i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|



そういえば凛が話があると言っていた。ギルガメッシュへの反応のこともある。

私は帰路につく前に凛に話しかけることにした。

貴女「そういえば遠坂さん、お話があると言っていましたが…」

遠坂「ええ。と言っても大したことではありません。朝にも言った通り些末事です」

貴女「気になるので、今日も一緒に帰りませんか?その最中にお話を聞かせて頂いても?」

凛は「はい」と返事を返した後に、私の横に並ぶ。夕暮れの学校を、二人で歩いて行く。

茜色に染まった後者は風情があって非常に美しく思う。

窓の向こうから見た校庭では陸上部、野球部、サッカー部などが活発的に動いている。

私は部活には入っていない。士郎の件や聖杯戦争の件があるので、迂闊には動いてはいけないと判断をしたためだ。

しかし、何かに打ち込む彼らの姿は人間としての輝きが魅える。汗を流して。体力を使って。精神を削って。

理想の自分、理想の場所を追い求めて走る。私からはとうに失せた光が其処にはある。


貴女「……それでお話というのは?」

それが余りにも眩くて逃げるように、凛に話を振った。

【直後凛判定】


凛「貴女が昨日相対したブロンドの男は、父が以前の戦いで召喚したサーヴァントです」

識っている。だが、それを表に出しては不自然なので驚愕しているかのように振る舞う。

第四次聖杯戦争を勝ち残るために遠坂時臣が召喚した英雄王ギルガメッシュ。

この世全ての財の原典が彼の蔵にはある。それが意味するのは、あらゆる英雄の弱点を突けるということである。

真名の解放こそ出来ないものの、ただ射出するだけでも彼以外の存在には脅威となる。それが彼が英雄王と呼ばれる所以である。


凛「あれの性質は非常に気難しい。父は御しきれることなく、聖杯戦争を降りることになり言峰神父に彼の存在を任せた」

……待て。彼は、自分から遠坂時臣を裏切ったのではないか。

いや、言峰綺礼の裏切りに便乗する形で綺礼のサーヴァントとなった。

そもそも遠坂時臣が聖杯戦争を降りたのは、アイリスフィールの交渉の末に綺礼が海外に退避させようとして、
その際に綺礼に隙を突かれアゾット剣で殺害されたことが起因となっているはずでは。やはり食い違いが発生している。


凛「ですが、アレは規格外と言ってもいいほどの力を持っている。
アレを倒せる存在を問われても、唯一無二の盟友であるエルキドゥくらいしか私には思い浮かびません」

凛「それを貴女は倒した。だからこうして五体満足で学校に来ることが出来ている」

凛「ギルガメッシュをも倒す強者をただ泳がすだなんて勿体無い真似出来ません。私には貴女とは縁がある」

凛「―――単刀直入に申し上げます。私たち遠坂と同盟を組むつもりはありませんか?」


【会話安価 下1から下3】



貴女「同盟する利は何でしょうか。

貴女の言っている事が全て正だとしてこちらの戦力は既に十分。何を提供してくれますか?」

天敵であるギルガメッシュをも倒した今、私たちに脅威となるものはない。

それは慢心でも何でもない。星の触覚とはそれほどまでに強力な存在だ。

凛からすれば喉から手が出るほどに私たちが欲しいだろうが、私たちは現状のままで十分と考える。

凛「……戦争の早期決着を提供するわ。貴女は弟を大切にしてるわよね」

凛「でも、姉である貴女がこの戦いに参戦している以上、弟である衛宮士郎に危機が及ばないとは確証できない」


凛の言うことは最もだ。士郎は、自分の護りたいと思ったものの為ならば平気で生命を対価に出来る人間だ。

彼の側で私が危うい目にあったのならば、彼は間違いなく身体を張る。

そして、私の危機に関係なく聖杯戦争という狂った環境の中では、士郎の性質はマイナスに働く。

私たちの存在を手っ取り早く排除するために、士郎が人質に取られることだって有り得なくはない。


貴女「その言い分ですと、士郎を庇護すると言うことですか?」

凛「ええ、遠坂の名において約束するわ。必ず貴女の弟を守り抜いてみせると」

【どうする? 1:同盟を組む 2:同盟を組まない 3:自由 下2】


貴女「良いでしょう。同盟を組みましょう遠坂さん」

凛「そう。貴女が聡明な方で助かったわ。それじゃあ遠坂邸に案内するから着いてきて」

凛「そうそう。弟も連れてね。私は学校で待ってるわ」


凛の言葉に短く相槌を打ち、私は衛宮邸に駆けた。今日生まれた士郎との溝が埋まった訳ではない。

けれど彼を護るために。何よりも私の決意を彼に認めて貰うために、私は彼と再度向き合う必要がある。

太陽が地平線の彼方に没しようとしている。今なら士郎も帰ってきてるはずだ。

……けれど、彼にまず何と言おうか。覚悟は出来ているけれど、第一に伝えるべき言葉が分からない。

謝るべきなのか。怒るべきなのか。訴えるべきなのか。私はどうしたら良いのだろう。


【直後遭遇判定】


過ぎ去っていく景色。大気を裂いて、風を感じながら私は走っていく。

考えている内に、衛宮邸には何事もなく辿り着いた。

玄関の前で息を整えて、私は意を決して鞄の中から鍵を取り出した。

鍵穴に鍵を差すまでの間が酷く息苦しい。何とか鍵を差し込めた私は、鍵を回す。

ガチャリと音を立てて開く玄関。高鳴る鼓動を努めて無視しながら、玄関を開けた。

桜「あっ、先輩」

私を最初に出迎えてくれたのは桜だ。桜と私との関係は―――


【直後感情判定 補正+2】


良好でも悪くもない。だが、ちょっとした距離感を感じている。

私の方から何度か歩み寄ろうとしているのだが、桜の反応は薄い。

藤村「帰ってきたのね◯◯!昨日はなんで帰ってこなかったんだよー。お姉ちゃん心配したんだぞー」

騒がしくも慌ただしくも、桜の背後から駆け寄る大河。私は軽い罪悪感を覚えた。


貴女「……ごめんなさい、昨日は色々と有りまして」

大河「優等生の貴女が夜遊びなんて考えたこともないから、何かに巻き込まれたもんだと…」

大河「でも良かったわ!無事に帰ってきて!ね、士郎!」

その後ろには、士郎が立っている。彼は、何も言わない。いつもの優しげな笑みが彼にはない。

士郎「悪いな、藤ねぇ、桜。ちょっと姉さんと話がある」

剣呑な様子に、大河も桜も口を閉ざして士郎に道を譲った。

士郎「外に出ようか姉さん」

私は、頷いて彼の言葉に従うしかなかった。


               ノ| _/l

            -= ヽ': : : :..ノ` -= 彡
           /: : : : : : : : : : : : : ; ; : : ミ= 、
          7: : : : : : :; : ; ; : ; : : : : : : ; ;.-=≧
         /: ; ; :.::. :./:./: : :.ノ: :ノ: :|: ; l: ヽ:.:.∨

         '7; : ; ; : :.:.|:/イ/从〈 :/:|/: }: : :.〉:.テ
          |; ; ; : : ;.: ' :リ' ィ´:令ュトr|: :ハ: :ノ /リ
           レ; ;/ ヽ, :/  ヽ弋7  |:/ ノ从リ
         ハ∧  ∨     `    〈叨
          ハ: :ヽ               ゝ        ……俺はあれから姉さんの言葉について色々と考えた。
           |/. ハ     ´  -
          /   i: ヽ       /          でもどう考えても、姉さんの言葉に納得することが出来なかった。
>-=≦ .,、  オ    l   ≧ =-  '
       マ/ム     l    /               なあ、俺と出会った時から決まっていたことってなんなんだ?
     ヽ  マ/ム    /  /ヽ、
        |   マ/ム.   l   イ   |/lヽ             姉さんが危険な目に合わなくちゃならない理由ってなんなんだ?
        |   マ/ト   ヽ     |/|  ヽ
        レ   マ/ヽ`ー ヽ -.ノ ノ    ハ
     /     ` <ミ≧彡彳´     ハ





         _ /: : : : : : : : : :_: : : : : : : : : : : : /: : : : : >

         ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : l: ヽ
         /: : : : : : :/: : :/: : : :/: : : : : : :: : : /ハ: l:ヽ: .、
         7: : :l/: : : : : : : : : /: /: :/: : : /: : :/: : : V : ヽ-ゝ
        /: : : : : : : : : : : : : : : :/:/:/l: : /l: : ://l: : l: : :l: :l

         ̄l: : : : : : : : : : : : : : /イ/ l、'" l// l: /l: :lV:lヾ
         リ: : : : : : : γ‐、: :/   ` `丶、  l/ l/:ハl
          l : : : : : : / ヘ l: l      i¨¨¨不ゝ  /^
          ∨l: : : : :ヽ、 ノ'"          lソ   l
            ヽ: : : : :丶ーl        `      、       ―――姉さんじゃなくちゃなくちゃ駄目な理由ってなんなんだよ。
            }: : : : : : :〉-、             '
            レl: : l /V  、           /
              l/l/   丶 \     ─ ヽ/
         r--─'─────-ェュ      '
         |              |ニl`>、 __/        /`丶、
         |              |ニl/    丶、    , -r─‐- 、 `丶、
         | -──-  _    |ニl       〉   (_l--- 、.__   l
        /             ‐-|ニl、._      /       (__    . l
    _ -'---   _           ヾム ヽ、  /ヽ     (       : l
   /           丶            ヾムlニ〉、/   ヽ‐-、   ヽニl    : l
  /            \        ヾム/ l     l   ヽ   V     l

【貴女会話安価 下1から下3】


貴女「―――私の方が役立つからね」

ズキリと心が痛んだ。

けれどサーヴァントを持っている持っていないの違い、投影と強化魔術しか使えない士郎と私では、どちらが有用か分かるはずだ。

士郎「……無能な弟のために姉さんは頑張っているってことか?」

そうだけど違う。本当は、貴方を護るために私は――――。沸き上がる本心を噛み殺す。

出来る限りの笑みを浮かばせて、悲哀とは全く持って無縁の様を装う。

貴女「そうだよ。あと―――ケリィとの約束?契約?まぁそんな感じのニュアンスだから」

切嗣との約束があるから、私が代わりに頑張らなくちゃいけない。これは紛れも無い本心だ。


【直後士郎判定】
123:……そうか。ごめんな、役立たずで姉さん
456:―――違う。姉さんは嘘を言ってる。
789:爺さんとの約束じゃ、しょうがないか…


士郎「―――違う。姉さんは嘘を言っている」

士郎「言いたくもないことを言って、俺から逃げようとしている」

どうしてそんなことが分かるのか。私の言葉は不自然だったのか。

考える間もなく、士郎は口を開けた。


士郎「姉さんはそんな風には笑わない」

全く。人の気も知らないでこの人間は、私の深淵に触れようとしている。

私が産まれてから、ずっと隠してきた虚実を暴こうとしている。

私は、逃げるように顔を背けた。


貴女「……士郎には関係のないことだよ」

【直後再度士郎判定】


士郎「ばか。関係ないわけがないだろう。俺だって爺さんと誓った夢がある」

士郎「だから、姉さんがこんな危ない戦いに片足を突っ込むっていうなら、止めなくちゃならないんだ」

士郎「―――でも、姉さんにそんな嘘を付かせなくちゃならないなら、俺は足を止めるよ」

今度こそ士郎は笑った。いつもの柔和な笑みを浮かべて、私の肩に手を置いた。


士郎「姉さん。俺はどうしたらいい?姉さんの言うことを聞くよ」

士郎「だからさ。二度とこんな嘘を付かないでくれ。そんな泣きそうな笑い顔を浮かべないでくれ」

頬を何かが伝うのを感じた。視界がボヤけていく。霞を帯びた視界の中でも、はっきりと分かるのは士郎の笑顔。

彼は笑っている。そして、私の言うことを聞いてくれると言った。

破綻者と言われてきた彼が、私のために足を止めると言ってくれた。それがどうしようもなく嬉しくて、私は泣いていたのだ。


貴女「これじゃ泣きそうな笑顔じゃないよ士郎……だって、泣いてるんだもん私」

水滴は止めどなく溢れる。その中で、士郎が困ったように頬を掻いたのが見えた。


その後、私は士郎を連れて学校に向かった。遠坂と同盟を組むことを伝えたら、彼は驚いた。

あの遠坂が聖杯戦争の参加者だなんて。そう言っていた。

士郎には正しい魔術を伝えているはずなのに、遠坂ほどの魔術師に気付かないとは。

凛の言葉を借りるなら、やはり彼はへっぽこだ。


だが、彼女ほどの優秀な魔術師なら魔力を隠蔽する方法を知っていてもおかしくはない。

それを考慮するなら、士郎が気付かなくてもしょうがないことなのかもしれない。

ともあれ場面は切り替わり、私たちは学校に居る。二人揃って学生服のまま、遠坂と面会した。


貴女「連れて来ましたよ遠坂さん」

凛「そう。衛宮くんこんばんは。これから貴方を管理下に置くことになった遠坂よ」

凛「もうお姉さんから聞かれてるかもしれないけれど、貴方の姉は聖杯戦争という危険な戦いに身を置いている」

凛「貴方の姉が危険なのは当たり前として、貴方にも危険が及ばないという保証はない」

凛「だから、貴方のお姉さんの力を借りる代わりに貴方をセカンドオーナーたる遠坂が護るわ」


士郎「……遠坂、何だか学校に居る時と違わないか?」

凛「普段は猫を被ってるのよ。遠坂の家訓である『常に優雅たれ』を実践しているだけ」

凛「さて、衛宮くんも来たことだし貴方達を私の家に案内するわ」


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            -=ニニニニニニニニニニ=-.
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    r―┘::r 、ニニニニニ  、ニニニニニニニニニニミ 、
    |ニニニ|ニヽニニニニニニ≧-   =-ニニニニニニ \
    |ニ 寸 !ニ㌣|ニ|\ニニニ./ニ<ニニ≧=-ニニニニ

    |ニニ:寸'.  |ニ!  .\ニ/ニニニ ヽ<ニニニニニニ!
    |ニニニ:!   寸i.....zァヘ{ `寸ニニニ}ミ7´ 寸 ニニニ|
    |ニ/ニニ!    /i:>'_ イfソ\ `ヾ}\}  / ヽ Ⅵニニニ
    |7ハニ .j    ア’ 7ー        ノ     /ニニニ!
    |i' .Ⅵ{ `ミ、 /              r' イニニニニ-.
     jヘ  Ⅶニニ! /                r- 寸ニニニニニ>=- '
      \{`ヾ j'         _,        |!  }ハニニニニハ}
.            ーz._   .ィ  >'       ,  |  .ノ Ⅵニニ f
            └ }レ´ _      /      |7ニニハ}
               `Y:{     ,. '   /    jハニリ
                |:ik.jしzzイ    / _ ,,... -‐ '' "{
                リ:i:i:i:斤!  _ -‐ ´        .イ::>ニ- .
                jkリ′_〉./ ゛'' ..,_      <:::/ニニニニ
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                    / |/ ,. '´  <::::::::>, ニニニニニニ
               . イ<./,. '´ <::::::::::>'’/ニニニニニニ

             _jと’レ’_/_/::::::::::>'’  ./ニニニニニニニ
              ニニ!::::7:::ヽー ' ’   /ニニニニニニニニ
              ニニ!::::|:::ヽ::ヽ    /ニニニニニニニニニ

【直後時臣感情判定 あの魔術師殺しの…-2 ギルガメッシュ撃破+4】


生で見る遠坂邸に圧倒される。

ただ在るだけでも存在感を誇示する豪華な洋館は、見るだけで名家であることを教えてくれる。

鉄格子の門を潜り抜けると、背広を着た掘りの深い男性がこちらに一礼するのが見えた。


釣られて私も頭を下げる。士郎も。

時臣「おお、凛。彼らが英雄王を撃破した陣営なのだね?」

凛「はい、そうですわお父様」

時臣「そうか―――ようこそ遠坂の家へ。私が今代当主の遠坂時臣だ。君たちと共に轡を並べること頼もしく思う」


彼が遠坂時臣。立ち振る舞いに一切の隙はなく、それでいて動作の一つ一つは洗練されている。

凛と桜の父親の男性。なるほど、優雅という言葉を着て歩いているような人物だ。

だが、彼は魔術師殺しである衛宮切嗣を毛嫌いしていたはず。彼からすれば切嗣は金に目が眩んだ亡者に過ぎなかっただろう。

その娘である私をなんとも思わないのだろうか―――?


時臣「……魔術師殺しの悪名は聞いていた。だが、その子供たちに罪はない」

時臣「それに君たちはかの英雄王を撃破するという確かなる力を持っている。蔑ろにする訳にはいかない」

私の胸に抱いた疑問を見透かしたかのように時臣は言葉を継いだ。



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          l.:.!.:.:.:.:ィ.:.:.:.:/V.:./乂い__.   //.:.:/  /  乂_ノア ヽ.:|.:.:.:.:.:.:.:./.:/  l/  .l.:.:.:.:.:.:.:.:/
          ヽ!.:.:./ V.:./l.:.l.:.{    /    /∧:/    ̄ ̄ ̄   lイ.:.:.:.:.:.イ.:/  /   j.:.:.:.:.:.:.: !     アサシン、挨拶を。
           ヽ/  .V l.:.:ヽ{   .,    .l/ li               !.!.:.:/ //       /.:.:.:.:.:.:.:.:|
               ヽ.l/    ,    .!  .|             }/ /     /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                         ,                           ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.八
                   ヽ /                           >-<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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                    `ヽ _                    ,     l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト.:.:ヽ ̄ ̄
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                            .,,,,,,,,,,,,            ,        ///ヽ.:.:.:.l.:.:.:.ゝ  V
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          /   /        \     、   ヽ
            /   //    i     ', ヽ 囗 ロ   。 :、
.          /   .'./   .{ l     ',  ', ロ []      ロ      。
        / ! .i    l   .i    ト、 !   ロ ロ   ロ           ロ
.        '  l l   i  l、   l  ;、.! ∨.!  囗ロ []  []        ロ
        /,イ .| ',  ハ__.l V !  .ハl-‐V|- 、  [] ロ    囗    []        ロ
.       / l    ', _/ゝV_`∨  /  ! ,斗r¬ヽ l □ □ []   ロ
           ', ', !∨{´f了ヽ\/   '´ { l ! j/ ', 囗 []   ロ    []              分かったよマスター。
            ト、ヽ!ハ`.乂i.リ      `"T/ ,  .  [] ロ  []   。            。
           |. \丶、\ :.:.:.:   、   :.:.:./イ ./囗 ┌┐[]   ロ    ロ           こんばんは。
            j  ハ丶 ヽ. /         / /,  ,  囗└┘  []   ロ
           ノ/ ',./\ >.  ` ´ . イイ /j/   囗 ロ    ロ              γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
                ソ  ` 、 V T.=ー≦ニニ! /    □ []   ロ     。           |   あっはい、こんばんは。  |
                      >イ!ニニニ/ 入_     囗ロ  。                   ゝ________________ノ
               ,. -‐ '"/ ヽへ/ ./ニ!__..ー-  _  ロ ロ
.            /' }   /ニ<   ><ニニ!      / ┌┐  。
            /ノ/  ,イ_/ \/  ヽニ=l     {  └┘ロ
         '/   ,ニ/ゝ-イ二ニゝ--!ニ!   ;.  ヽ 囗ロ  !
           i  :. ,イ_/二\. ,   /二/二l   {    \  .!
           |  :,.イ=/ニニ二><二ニ/ニニ! .:'、     `"|
.        __.!_.,ニニ,'ニニニ/ニニニ'二ニニ',/  ,      |__


露出の高い服装。両肩に浮かび上がる毒々しい紋様。

アサシンのクラスであり、幼い少女と言えばジャック・ザ・リッパーの他は有り得ない。

どうやら、彼らは三騎士の礼装を手に入れることは出来なかったらしい。

遠坂の秘奥の宝石が有れば、紅い弓兵を呼び出せただろうに。だが、あの宝石が触媒になることは彼らには知る由もない。

それにギルガメッシュを呼び寄せる触媒に、資金を使い果たしてしまったのかもしれない。

ならば、彼らが王道とは呼び難い『アサシン』のサーヴァントを呼ぶことになっても仕方がない。


貴女「彼女が時臣さんのサーヴァントなんですね?」

時臣「ええ、そうです」

彼がこうしてサーヴァントの姿を見せたということは、私が自分のサーヴァントの姿を見せることを求めているのだろうか。

ならば―――




1:アルクェイドの姿を見せる。
2:アルクェイドはまだ出さない
3:自由

下3



  !|     { rベ.l`                  l |
  l |!     ヽ\ ヽ                       |.!          ―――ファニーヴァンプ。ご挨拶を
  | |l      ヽ、. \         ` ´ __    .!
  | |.!     ,    i``^ヽ       ,. -‐ ''´     ,1
  | .!.!     |i   |    ` 、            / |
  | !.|     .|.!    |.   i   l`ト.、          /  !
  .! .| l,    | !.   |   .|i,  l, |:::::::`:::::..-.-‐:ク′  |
  .| !. l.   | l    |!   l.l.  l, !::::::::::::::::::::/  __,」
  l | l   |. l,.  |l,.  _」,L.-‐'T!::_;;:: --‐''' ´    .| /
   l. |. l i,   | l.  |l;  lー '' " ´          | /
   ヽ, ヾ:,  |i, ヽ  ||i, |                 j/
       ヽ. |l, ヽ. |.l  |
        \.lヽ. ヽ! __」
          ヽ   /
           ,/






                            ャ 、

                                 :, ゙:,
                             } i      ,.ィ7
                          ヘ  i! },.ヘ / /
                     。r≦ /  ムノ ノ  /≫'’
                       /   /  .ィ >=-   ≫=― - s。
                      /   /   /'´      ̄≧s。ー― - 、
            。r≦ ̄ヾ/  ,      /  i  i  ヽ.  囗 ロ   。
      。r-= ≪ _ ,>*'’   /     /   .l  !   ム  ロ []      ロ      。
    ≪..,_,.≫ = - ‐ァ   /   /     /  i i! i! λ i! ト  ロ ロ   ロ           ロ
     。r≦ ̄ ̄ ,.、    ;!   ./     /   ,l i! i! / Vi}ヽノ-囗ロ []  []        ロ
   /_,   ,ィ7/ /i!  {   ,     /  λ‐i!ιー  iノrェヶ、 [] ロ    囗    []        ロ      はいはい。
      // / / /  {     /   /,ャi斧ミ:、    t:::リ i  □ □ []   ロ
     ,r'゙ ̄ ニニア’ '      ,)  /   ∧! viツ     i    !  囗 []   ロ    []                  γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
    j!  '´  /ィ っ、   /  ノ  〈ゝ._、         ゝ  从ノ> [] ロ  []   。            。   |   ―――これは!?  |
    j!     ≫'゙´: : `'ー '’ヾ /: :\  ) : : is。.     - '    ! 囗 ┌┐[]   ロ    ロ            ゝ______________ノ
.   /   r-'’   ̄ ̄`ヽ: : ノ¨`ヽ 》 /i! ̄ ≧s。≧s。 ... '    レ  囗└┘  []   ロ
  rく=―='}             ̄  _ レ _,i!         ̄ ̄ ̄ }      囗 ロ    ロ
  i      i}          /`ヽ    `ヽ        ノ 丿     □ []   ロ     。
  |     i}         /    :,       ー -=  }s。._    囗ロ  。
  :,      i}           /                    :,    ロ ロ
  :,    》,         /       }  . .゙:,              、    ┌┐  。
   :,      》,     /       ノ : : : : ゙:,                \  └┘ロ
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時臣「マスターと瓜二つのサーヴァント…!?」

凛「正面から見ると、本当に似てるわね貴女たち…」

アルクェイドのモデルとなった女性とアルクェイドの二人。この組み合わせで面食らってもおかしくはない。

彼らの反応で思い浮かぶのは月の聖杯戦争のアリスとありすの二人の組み合わせ。

性質は全く異なるが、私たちの姿は彼女たちの在りように近い。


時臣「……ファニーヴァンプ。聞いたこともないクラスだ。確かに彼女のクラスは愉快な毒婦と?」

貴女「相違ないですよ」

聖杯戦争で通常呼び出されるクラスは、『セイバー』 『ランサー』 『アーチャー』 『ライダー』 『キャスター』 『アサシン』 『バーサーカー』

原則としてこの7つと決まっている。それ以外の特殊なクラスはエクストラクラスと呼ばれる。

アルクェイドはこのエクストラクラスとして扱われる。


時臣「―――」

アルクェイドを凝視する時臣。恐らくマスターの特権を使い、アルクェイドのステータスを把握しようとしているのだろう。

アルクェイドは目に見えて不機嫌そうになる。彼女は魔術師をそれほど好いていない。生理的嫌悪感があるに違いない。

貴女「分析はそこまでに。私たちは共に戦う仲間ですよ?」

時臣「……失礼した。しかし君は随分と凄まじいサーヴァントを行使しているのだな」

当たり前だ。真祖だ。星の触覚だ。ガイアの化身だ。並大抵ではあるまい。

【夜の行動安価 下3】


時臣「では君を部屋へと案内しよう」


そして、自分にあてがわれた部屋のベッドに腰を下ろす。

窓から差す月光と部屋の灯りが合わさり、幻想的な色を造り上げる。

私は、最近のことについて考えていた。

正史とは異なる道を歩むこの世界。一昨日戦った謎のサーヴァント。昨日戦ったギルガメッシュ。

そして、何よりも士郎のこと。色々なことがあったと思う。それでも、いい方向に世界は進んでいるのだと思っていたい。

アルクェイド「疲れたなら―――寝ちゃいなよマスター」

幸運にもこの部屋にはシャワーと浴槽が備わっている。明日起きて直ぐにでもシャワーを浴びることにしよう。

アルクェイドに背を撫でられた私は、枕に頭を預けた。微睡みはあっという間に訪れた。

閉じた視界。暗闇の中で、アルクェイドと士郎の穏やかな笑顔が浮かんだ気がした。

【三日目終了】

【直後他陣営判定】
1234:動かない
56789:動く


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´.::/.: .:: .::/.:    ’:::::.ヽ:::::::. \ \:::::. ∧´ ̄`ヽ:..   `ー―-、
.::/  .:: /{:::      \::.\  :::..`ー、`ー-、:∧_    `ー―‐---、 `ー―- 、
/ . : /.::::::!::.         \ ゝ.    `ー-、`ー-ミ、            `ー―---、二ニ
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/.::::::::::::::::r'―――-- 、 /-、::. \ \//´ ̄ ̄¨`ー、 \ `ー‐-、

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【直後判定】
1234:全陣営が突っ込んできた
56789:仕事をするアルクェイド


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                ! {.{ /辷ハ   _, __` .ハ   }
              И从/   } ` ..  ` ´.イ }jハ .N
              /  ./ ̄>x_ >‐'´</  }ノ
               ,.:' /   >/        ´⌒ヽ┐   ,、
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.           /   ,〈          __,=≠¨\(   ,.、\弋__
        /     \       ̄/ ,..===\` ∨\\‐'′
        / /   ,   `゙''┬--=ャ'./       :. \ V `ァ'′
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【今日はここまで 次の更新をお待ち下さい】

          ,  ,.ィ
           /l// --‐ッ______
.          ,N      ´  <
        |       ,,,   そ
.         |,゛゛' 'v '"   7  く
.         | ノ     `ヽ >  ゝ    ものっそい辛勝でした。>>ルーラー地獄。
.         | ●   ●  L、|
         :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN      メンバーは悪く無いと思うので、きっと私の運用が悪かったんでしょう。
    ./⌒ヽ、. ヽ  ゝ._)   /⌒i
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ      調子が悪いのでいつも以上にゆっくりまったりと再開。


―――監督役である言峰綺礼は、夜の真っ只中にて参加者を募った。

奇しくも貴女が就寝中のタイミングであったが、これを言峰綺礼は狙った訳ではない。

偶然と偶然が重なった結果、言峰綺礼は貴女を除いた陣営を収集するに至る。

収集した方法だが、魔力を持つ者なら誰であろうと異常を感じ取ることが出来る特殊な煙を立ち昇らせることによって可能とさせた。

綺礼は集まった各陣営を見渡した後、喉を鳴らして改まり、そして口を開いた。

「―――ご覧の通り、絶対不可侵である教会を荒らした輩が居る」

この中には居ないが。そう続けた。綺礼の言葉に、時代錯誤の割烹着を着た赤髪の少女が頷いた。

「言うまでもないですねー。しかし、教会が荒らされるとどんな不都合があるんですか?」

この言葉に答えるのは綺礼ではなく、その横に立っていた杖で姿勢を保つ老齢の男性だった。

「教会とは、中立地帯だ。聖堂教会が派遣した監督役は、彼らを正しく導かねばならない。
時には戦いに負け、サーヴァントの庇護を失った人間を保護する役割も担うのだ。迷い子に手を差し伸べる救済の場所。それが教会」

なるほどーと赤髪の少女は頷いた。教会は参加者にルールを説き、そのルールに則った戦いを命ずる。

このルールがあるからこそ、魔術師達は魔術の隠匿を気にすること無く魔導を、そしてサーヴァントという超常的な力を扱うことが出来る。

万が一、魔術の隠匿が損なわれたとしても監督役が口裏を合わすのだ。魔術師にとってどれだけ有り難い存在か。


そんな監督役だが、今彼らが居る場所―――教会に身を置く。彼らは教会を根城にする。
聖堂教会から派遣された人間故に、神父や尼と身分を偽り、日常に違和感なく溶けこむのだ。
その地が破壊されるということは、聖杯戦争のルールへ根底から反逆するようなもの。


安全である中立地帯を侵すことは誰であろうと許されないのだ。
「これは由々しき事態と、そう判断したのですな、綺礼神父」
声を継いだのは、緑を基調にした同じく時代錯誤な軽鎧に身を包んだ白髪の白人の男性だった。
綺礼はその声に「然り」。そう返答した。


「―――確かにこれは無視できぬな。儂らを収集したことにも頷けよう」
そう言う人間は、木乃伊のように身体が萎えた男性。
骨の造形が皮膚の上からでも把握できるほどに彼は痩せ細っていた。
しかし、眼が湛える光は一切死んでいない。漆黒の煌きに満ちた視線は、人間のものとは思えない。


彼の言葉に、パーカーを被った男と綺礼は首を下に動かした。
「それでそいつの特徴は?」
ヒューヒューと風が過ぎ去るような音。その音の出処はパーカーを被った男の声だった。
まるで喘息交じりのような痛ましい声は、気管を傷つけていることが分かるような声だった。
パーカーによって顔の大半は隠れているので表情は窺えないが、肌の色は病的なまでに白かった。


「金髪の二人組の白人の女性だ」
この言葉に、二人の人間が反応した。一人は木乃伊のような男。もう一人は、掘りの深い顔立ちをした中年の男性だった。
中年の男は今の今まで沈黙を保っていたが、彼のこの言葉にピクリと眉を動かした。

【直後時臣判定】
123:裏切りのトッキー
4~9:優雅だから裏切らないよ


「心当たりがあるわい。その者ら、瞳の色はどうであった?」
「血のように濃い紅色」
「その者らなら、先々日に儂のサーヴァントが戦っておる。蠱術で後を追わせてもある。
―――遠坂よ。お主なら此奴らの居場所がよく分かるのではないのか?」

中年の男性が忌々しいとばかりに舌を鳴らした。彼らが言っている人間は、今日にも同盟を結んだ人間のことだ。
計り知れない能力を持ったサーヴァントに、そしてそれに良く似た姿をしたブロンドの女性。
彼は、彼女たちが綺礼が密かに抱え持つギルガメッシュと戦ったことも知っている。


だが、まさか中立地帯である教会で死闘を演じたとは予想外だった。
「確かに……我ら遠坂の家に教会を荒らした人間がいます」
観念したとばかりの語気でそう言う中年の男性に、杖の男性が驚愕を表情に滲ませた。


「では―――遠坂邸に居る彼女たちを討ち取った者に、令呪の一角を進呈する」
「――――!」
この言葉を聞いたパーカーの男は真っ先に駆け出した。
虫喰い穴のように侵食された扉を勢い良く開けて、彼は夜の向こうへと消えていく。
彼に続くように、他の人間も走っていく。やがて教会に残ったのは、綺礼神父と中年の男性、そして杖の男性だった。


「……神秘の秘匿はどうするつもりだ綺礼くん」
いつもの優雅さを失った焦燥を滲ませた声で、彼は呟いた。
「どのような事情が有ろうとも、中立地帯である教会を破壊したのは事実。
それにあの英雄王をも討ち取る力を持った存在を野放しにしては、何が起こるか分かったものではないのです師よ」


彼の言葉を最後まで聞き取ることなく、中年の男性―――遠坂時臣も教会を飛び出した。


遠坂邸の前には異変をいち早く探知したアルクェイドが立っていた。

―――深い深い夜の中。蔓延する霧の中。彼女たちの姿を確かに捉えることが出来る存在は少ない。

息を飲めば灼熱のような空気が気管を傷付けて、肺と喉を傷める。


その中で無事に立っていられるのは、人間であるマスターではなくサーヴァントという人の域を遥かに逸脱した存在。

サーヴァント達はマスター達を霧がない場所へと退避させて、自分たちはアルクェイドと向かい合う。

アルクェイド「ようこそこの素晴らしき惨殺空間へ―――なんつって。アンタ達ここに何の用?」

アーチャー「旦那の命令でな、お前とそのマスターの首を貰いにきた」

緑衣の男性が軽々しい口調で、そして笑いながら言った。

バーサーカー「早喰い競争である!生存競争である!誰が真っ先にその首をもげるのかを懸けた戦いである!」

エプロンの狐耳の少女が、早継ぎの言葉を紡いだ。

ランサー「誉れ有る戦いとは言い難いが、他の者達の言う通りだ」

涼やかな美男子が静かに槍を構えて、研ぎ澄まされた闘気を発露させながら言った。

キャスター「久しぶりだな。交わす言葉はない。黙して儂らの糧となるがよい」

ランサーに良く似た雰囲気を纏った美しい顔立ちをした白衣の男が、指をアルクェイドへの首へと向けた。


【直後???判定 成功で ???+2】



                                         マリア・ザ・リッパー
―――此よりは地獄。“わたしたち”は炎、雨、力――殺戮をここに。『解体聖母』


                                                    __

                                              _  -‐ ¨
                                          _ -
                                      _ ‐                      _ - ´
                                   _ .‐                      _ ≦
                                _ - ´                      r= て
                                _ - ´                        /  ./
                        /   _ - ´                          ノ /
                        ノr‐ ´                           ノ /
                      / -´                          __ <<
                   /- ´                            ̄
                 , ´
                 / '
             , /
           ゝ /
        r'ノ /     /
       ノ ./   __- '

      〉  /  ___--'
     )  〈----'
    / _ - ´
  /r-‐


四本のナイフが霧の中から投擲される。今は夜でありながら、霧も出ている。そして、ナイフの行く先は―――。

バーサーカー「―――ゴフッ!?」

女性である。数万人規模の呪詛と怨念が上乗せされ、更には完全なる不意を突いた一撃はバーサーカーの臓器を切り刻む。

破壊された臓器は、体外に押し出され―――死体となったバーサーカーの傍らに堕ちる。

心臓は、言葉で形容できないほどの惨状をしていた。無事な箇所など分からないほどに破壊された心臓。

生命維持に必要な臓器(機能)を失いスプリンクラーのように血飛沫を撒きながら、バーサーカーは血海に倒れ伏した。

バーサーカー「余りにも…あっけない最後……である……」

継ぎ継ぎになった声はマスターの元に届くことはない。言葉通り本当に呆気無く、バーサーカーは消失した。


アサシン「うん、先ずは一人を解体できたよ」

アーチャー「……敵ながら鮮やかな手腕だ。オタク、アサシンのサーヴァントか?」

アーチャーはバーサーカーの消滅に一切動じない。あくまで軽い調子のまま。

ランサー、キャスターは何も言わない。彼らはただ己の闘気を研ぎ澄ましている。


アーチャー「全く。セイバーのやつは病弱だか何だか知らなけいけどよ、この霧の中だとアウトとか言いやがる」

アーチャー「ま、血を撒き散らしながら戦うような奴と組みたくはないけどなぁ―――!」


彼が両手を上げようとした瞬間、彼は袖の中に隠していた弓から矢を放っていた。

鏃の行先はアルクェイドの脳髄。不意打ちで、彼はアルクェイドを討ち取ろうとしていた。

だが、その一射はアルクェイドに届く前に、アルクェイドの振るった爪に叩き落とされることになる。


アルクェイド「油断も隙もありゃしないのね。でも残念、不意打ちには慣れてるの」

アーチャー「……いや。今の反応、オタク戦い慣れしてないな?咄嗟に撃ち落とせた―――そんな感じだ」

アルクェイドが明らかに顔を顰めた。

【直後戦闘判定 数の暴力-7 星の触覚+5】

霧の補正ってはいらないのか?

>>941入りますね、ぼーっとしてて忘れてました】

アーチャーの射撃が大気を裂いて、ランサーの二槍が踊って、キャスターの放った焔と氷解を帯びた蟲が突き進む。

アルクェイドはアーチャーの射撃を無効化した後に、ランサーの槍に向けて強烈な一撃を見舞う。

大きく吹き飛ばされたランサーは、高揚にも似た感覚を覚える。

これほどまでの強敵を前にして、戦士として何処まで我が武勇が通じるのか試してみたい。

強烈な衝動に襲われることになる。再びランサーは走りだす。

両手に構えた紅蓮と黄昏色の槍を、アルクェイドの心臓に向けて放つ。円(まどか)を描く槍撃。

槍兵のクラスを冠した連撃は流星群を思わせるほどに暴力的だ。だが、その全ての攻撃にアルクェイドの爪は容赦なく降り注ぐ。

蟲は、アルクェイドの大振りの一撃の余波によって散る。キャスターとアルクェイドの相性は明らかに悪かった。

一方でアーチャーの射撃はランサーの連撃の隙間を縫ってアルクェイドの急所へと向かうのだが、アサシンの短刀の前に弾かれる。

夜霧の殺人鬼―――彼女が散布する霧の前に、彼らは戦うと同時に別の箇所で消耗していく。

延髄を撃ち抜いてたはずのアーチャーの射撃も、この霧の前に曇る。

【直後戦闘判定 数の暴力-7 星の触覚+5 夜霧の殺人鬼+2】



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【直後判定】
1234:一歩音越え……二歩無間……
56789:『月』


アーチャー「―――は、この霧の中じゃ照準が合わねぇわ」

アーチャー「矢じゃ駄目だな。槍とか剣じゃないとな」

キャスター「そうだな。我々では、荷が重かったのだ」

アルクェイド「なら諦める?面倒だからさ、さっさと倒されてよ」

ランサーの槍を受け流しながら、アルクェイドは言った。槍はアルクェイドの前に無効化され、矢はアサシンが弾き落とす。

蟲は戦いの余波にて消え去る。戦況は圧倒的なまでにアルクェイド達の有利。このままなら、勝利は確定されると言ってもいいほどに。

「一歩音越え……二歩無間……」

だが、何処からともなく声が聴こえる。

アルクェイドとアサシンは必死に耳を澄ますが、濃い霧が災いして声の主がどこに居るか分からない。

瞬間、刀を持った着物の麗しき女性がアルクェイドの突如として眼前に顕れた。

キャスター「――――この場は譲るぞセイバー」

アルクェイド「霧の中じゃ碌に動けないはずじゃ……!?」

アーチャー「嘘じゃねぇよ。けど、全く動けない訳じゃない。それこそ宝具をぶちかますくらいには動けるさ――――!」

彼らは、この瞬間を待ち焦がれていた。

決して自分たちでは倒せないと考えていた訳ではないが、それでも最悪の展開を予想して切り札であるセイバーを隠していたのだ。

憤怒に顔が歪むアルクェイド。だが、セイバーはあらゆる光景を無視して、己の必殺の魔剣を再現するべくただ無心で剣を振るう。

セイバー「三歩絶刀! 無明……三段突き!」

【直後アルクェイド生存判定 9、0で…】


穿った箇所の塵も残さず文字通り消滅させる、対人必殺の魔剣の無明三段突き。

それは稀代の天才剣士である沖田総司が得意とした技である。

三度の連撃を全くの同時に放つ刺突技。それが『必殺』であるのならば防げるはずがないのだ。

しかし、此処に来てセイバーの足を引っ張るのが病弱体質である。

セイバー「ガフッ―――!」

身体を侵す霧により、放たれるはずの技は『一瞬』だけの隙を生じた。

防御不能ではあるが、躱せない訳ではない。唯でさえ刺突であるため攻撃の面積が狭い。

避けてしまえば、この必殺は無意味となる。故にアルクェイドは、この隙を利用して身を捩らせた。

―――セイバーの必殺はアルクェイドを捉えることなく、虚空を貫くに終わった。

アルクェイド「……星の息吹よ!」

沸き上がる無限の鎖。この鎖は己を、真祖を縛り付ける鎖の具現。

鎖に繋がれたセイバーは、鎖から逃れようと手足を動かすが鎖は尚もキツく縛り上げる。

完全に拘束されたセイバーは、霧に汚染された空気を吸うことになり―――結果として、彼女は一層に血を吐いた。

アーチャー「おいおい、嘘だろ…!」

【セイバー無力化により、補正が-7→-5に変化】
【直後戦闘判定 数の暴力-5 星の触覚+5 夜霧の殺人鬼+2】




      く        \        丶.  、       \
   ___\   \    丶     \   \ 丶      \
  「   7   i \    \    `、   ヽ  ヽ.       ヽ
  |    /   i |   \    \   `、   V.  ∨      \
  '.  / i   l |  、  \    \   `、  ∨  ∨ 丶     ゜
   i  ′l   l ト、\ \ト、\‐   '.\  `、   !   i   ヽ.    ∨
   |    !  :l  '. \、/ヽ>≧zx/'. ゙'.  `.  :   |  .  '.    ∨
  ! | i:   l、  ', /ヽィハf´、ヾV'∨'. ヽ  '.  i   |  !   '.   !
     l |i:  i ト、ヽ ∨ /ハ{ う少′ V '. ゙  '. ゙|   !  .   i '.   }
    i八 〈{  ゙ヽ,ゝ\、   ´    |. ゙. i、  :!|.  ハ |、  | ‘.  リ
    |  ヽヘ.  \'ィえミ、        | :ト:i | ト、リ :| :  | | ゙l ヽ ト '. イ
   !  |:::ト!\\´'ゝ汐        ! :ハN :!.ハ | i  |_j ゙|、_| |_} :i  !
      !:::!| | :|>≧ハヽ   _, ,   i !| :l | レ | |::! :l|l! | | Ⅶヽ.!
    '. ::::!| | :l | {! j|ゝ.   `      |ハ !:| {/| ト   ||! ,| ,ム丿¬-、
    '. ⅸ| l :l | {! j|:::i:::i:>  .   ,|!ィ'.!|レ{  l |! \!/イ彡レ<    ` ヽ .
      ヽ{:!l人:N、 '. l!::|!::|:::::|:::::::トえ「!\lハ{  リ ,x≦>'          `丶.
        \ ヽ \∨.:八ハ:: !\::!\|  /!  } _,∠                     `ヽ
          `>ィ   ヽ::!  ヽ.  〈_, <´                       `ヽ
                 ヽ  . <                   :j:|         '.
                    /                     .:l:i|i:.            '.
                 /



【直後貴女判定 成功で起きる 大規模戦闘+3】




      {、   ┌‐‐---、--‐ ⌒\___
        \ヽ、ヽ    \       \ \______
        \Vj\    \       `ニニ=‐、-‐一'"⌒
         }`ヽ ヘ、     \        \
         /  /   \  \  ー=ニ二三_   \
.        /, // i i 、\丶、 、         ̄三二ニ=‐-
       //// l l l i、\ ,ヽ._>==‐-‐=ニ二. _`ヽ  \

.      // i i  l li '. 、/∠二 _,   \       \   \
      i∧ |、! i|八 ヽ Xヽ)_ノi⌒    \   \  \   \
      |  ヽ \l\{ヽ(\´  l i  \  \   \  \   \
             / 丿       l l ',  \  \ 、 \\ \   ハ
.             / /\ __     l lハ  \ \  i \ \\ \/
            / /  /\      l l l  } ヽ ヽ|   \ Y \ }
         /i.イ  /  /ヽ. _ . イ l l ハ ハハト、トミヽハノ   )
.          l人,/l i/ ┌┴一''| 厂|/.::|∧jN::::|
       _ .. --=ニヽl厂ノ    ノイ  l.:::::::::::::::::::::|
     /{        く       ノ ∠二ニ=-‐.:::7
    /   、             /.::::::::::::::::::::::::::::::>、
. /      ヽ          <:::::::::::_ .. --‐==≠   \
 二ニ==‐-::::.\/                      \

 :::::::::::::::::::::::::::/                     -‐==

【どうする? 1:令呪を使う 2:夢幻召喚(偽)を使い戦闘介入 3:自由】
【※アサシンの散布した霧にご注意ください 下3】



l |  :  | i ト.|     , /Τi|   .
: l  .  | | !ヾ     ´.ィ:i | ! l|  ゚.       (アルクェイドさん―――状況はどうなってますか?)
i !    i | l .>  _ イ i !ハl 八 i リ
从. i|  ! ハ } /亠<レ ノノ jイノ     γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ

ヽ \ハ  :/ ゜{ ̄ ̄ ̄´〉 ´          |   (起きたのマスター!アサシンと私たち以外のサーヴァントがこの家に攻め込んで来たの!)  |
-=ニ .. ヽ/  ヽ    /ヽ`ー- 、       ゝ____________________________________________________________ノ
 \  ゙ ._        ノ )    ゜.
   \     ̄ ̄´   ヽ    ハ
`ヽ   丶              ヽi / ヘ
 ーヽ              、!′  ヘ
 -=`'、             `ヽ   ヽ






       ,    -- ――  ´l
     γ          / ,、l

.     /      /  '  / ヾー┐
    /    ,       /     |
.    l   /    // / / i   |
    | /   /, イ // .,イ ll  : .|
   l/  | ´ フ /// .〃 /l,i  | .|
   |   l  ニ≧ニュー‐' ' ///.|  |  |       (狐耳のサーヴァントはアサシンの宝具で倒して、セイバーは私の魔眼で拘束したわ!)
  l l  |  「`辷リ `  '  ィ≧ト .|  |
.  | |  |  |        チソヾト |  |     γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
  l .! l .|  .|       ヽ`¨ / | .| ||     |   (狐耳のサーヴァントの服装をお願いします)  |
  | | | l|  l .\    -‐  / .|  | l .|      ゝ______________________________ノ
  .l l l !| .|  \    <|  .|  | | /
  从| | || .|    丁  ,イ  / lレ'リ         (?エプロンだったわ。セイバーは和服の感じで…)
   「 ̄ ` ー ―- ⊥_/ レ' レ'リ

   |            |
   /_           〉- ―、
  /   ` ー            ヽ

. /               、   ∧

../                 \   ハ
〈   _     、           \ ハ
..\'  ` ー- 、\     \  ....::ハ .ハ

  \      `ー\ ....::::::.....ヽ::::::::::::::} l
   \        ∧::::::::::::::::::}:::::::::::::ノ  |
    \  ヽ     ∧::::::::::::::::l:::::::::::/  .l




   /// ´    ./      i`              ヽ ` ./ ` i   i     (桜セイバーにタマモキャットですか…)
   ´        /    /i i. \    ー‐ -     /   .|  .|
         /     / /./i    \         <    .|  i i      (窓から見た限りだと霧が非常に濃いようですが、アサシンの宝具でしょうか?)
          ̄  ̄´ _ _i_    \    .< /i i    i  .| |
              /       ̄ =` i´  / //i   /i .,'i i   γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
      _  -‐===‐' `ヽ           `>、// ,'.  / i /.i/    |  (そうそう!この霧はただの人間には毒になるから来ないで!)   |
   _ ==´-‐     ヽ   ` ‐- 、        i ´ / /  i /      ゝ__________________________________________ノ
  i´            i       ` ‐- 、   |‐、 ´ _ = 、i,'
  |               i          ヽ -´   ̄ \ ヽ        (……分かりました)
 i ̄` 、            i                 ヽ .i. ∧
.´      ̄`ヽ、      |     /           ‐-二、 ∧
          `    .|  ./                ` ‐-
               i ./             ':;,, ,'          ` 、
                    〉'                ';,;             ヽ


端的に言うのであれば、毒性を秘めた霧の中と敵意を持った複数のサーヴァントが居る中に向かうのは非常に怖かった。

だから、私はアルクェイドの言うことに従うことにしたのだ。緑衣のアーチャーの射撃がアルクェイドの右手を貫く。

ランサーの槍が、アルクェイドの腿を掠る。血を流しながらもアルクェイドはランサーと撃ち合っている。

動きの鈍くなったアルクェイドに、キャスターの蟲が滲み寄る。アサシンは、アーチャーの対処に追われている。

―――地獄と形容しても良いような戦場の中で、アルクェイドは戦っている。

けれど、それでも私は怖い。足が竦んでこの戦場を眺め見ることしか出来ない。

【直後戦闘判定 数の暴力-5 星の触覚+5 夜霧の殺人鬼+2】


アルクェイドは優雅に回った。両手をダランと下げて、それでも手先を折り曲げ。

旋風になったアルクェイドの前にあらゆる攻撃は弾かれた。

            `≧=-    ¬r-
            乂、`'ミ'-、   ≧二'ー 、   、     ,,、
---z___ッ---ー''″ `゙¨'¨゙  `'-、、  )_\ )ヽ、   )_\
 ̄ ̄¨¨¨¨¨'''''''¬―--- ......,,__,   ` ̄"¨¨~''ーイ  `''-、、 >≧、
                    ゙゙゙̄"''''―-- ....,,_,     `''¬-、、`                 |\
                             `゙゙''''ー- ,,,_   .`'''¬r-゙>、、  .ト,  .i、 ) !
                                      `'''ー 、、      .\,!.ヽ, lヽ ̄` l、
                                        `゙''ー 、、      `'-.l,\  ゙'ゝ
                                               `''ー 、,      ヘ   .i; 、
                                                `'-、    .`'ー'".{ .rリ
                                                  \         ´./
                                                       )       /
                                                   ,./     _、 /
                                            _,,, ‐'´      ./. ゞ /て
                                  ___ッ--ー''''''"´           , /    〃 .,ア
¬――---z_ッ--------z___ッ--------―'''''''^゙゙゙゙ ̄´゛              _z‐=レr=‐  / /
                                             仁¨¨゛      ._;;彡'"゛
                                             仁二__    '"
                                て ̄ ̄¨¨¨¬―二ニニ==‐-

   ____           <ニ'''¬――--z_    `''-、,    _r--‐==ニニ二二ニニ==‐-
¨¨¨ ̄     ̄ ̄'''ーz_ッ-‐'''''¨ ̄ ̄            ` ̄ ̄ ̄ ̄‐=≦―――''''" ̄


アーチャー「討ち取れるチャンスだと思ったんだけどな。そう上手くは行かないよな……!」

再び袖の中に隠された弦に矢を装填し、アルクェイドに向けて一射。

体勢を整え終えたランサーもアルクェイドに向けて二槍を振るう。

鋼鉄の如き強度を誇る真祖の爪とぶつかり合い、甲高い音を奏でる。

それは死の舞踏。どちらかがステップを踏み外せば、相手は死に至る狂気の所業。

しかし、ランサーもアルクェイドも舞を続ける。相手を殺すため。相手がステップを踏み外すのを待ち焦がれて。


【直後戦闘判定 数の暴力-5 星の触覚+5 夜霧の殺人鬼+2 有利+1】


       ∠二二ニ=―-‐    ̄_ ̄     彡'′     /     /__
        ´ ̄ ̄二ニ=――-‐  __ .ニ=-‐  ~  / .. ''´    .ィく___  》
            /´ ̄≧二ニ=-   _____‐=彡 ~     . ィi    マ匀 ./
         ´_, 彡≦二二二  ̄≦=ァ' ¨¨¨¨    _ . z≦\/ノ! / i V' 〃

            _二ニ=≦zミ、____ ´__/. -==彡 ´ 7/ー=f斥ミ、\イ.  |  V/
、__,.....__/`ヽ._     \ ̄ ̄∠/   /  ,ィ///ヽヽゞ弍ゞ|! i. | i |′

 寸ミ   \     `ヽ     \ /ィ彡' /ィ</ 〃 ./     ヽヽ ノィハ | !ノ!
  `寸、   丶     y―――=≧、 ''´ \  /イ/ /        /ヽjノ/レ
    ¬z_     __/|  、}      `寸¬< ̄`'</     くv≧ _,イ/      ―――肉片も残さないから!
              / /  \ ` ̄ヽ    V   \   `>、   , イ//
           「\`ー-、-='~´  ,  ∧    ヽ     >く /´
<二_     | 辷―く  , ´ ̄ У 〉             ̄ ̄、\__

   / ̄ヽ ̄ ̄、 `¬′- \/    / /  ,               `ヽ \
  ,′        >――く   ∠/   /    /              }
  ノ         └―――<二/   /___,/               /
 {                  ̄ ̄\´     、_                /
/"´                     Τ|≧z、__  ̄>、       /
                         iⅰ´ ̄ ̄ ̄ ̄¨¨¨`ー―=== ´
                        ノ |
                          イ |
【直後アーチャー判定 成功で消滅】

【その下セイバー判定】
【下3ランサー判定】
【下4キャスター判定】


アルクェイドは超密度の鎖を召喚する。地から無限に沸き上がる鎖の奔流。

それは地に根を張り、天へ向けて伸びる大樹の如く。外から見れば圧巻だった。

ランサー、キャスターは鎖に足を縛られ動きを制限され、元より縛られているセイバーには更なる鎖を。

ジャラジャラと耳を塞ぎたくなるような音を立てて、鎖は全てを封じ込める。そして、恐ろしいほどの力で縛り潰す。

アーチャーはステップを取り続けて、避けていた。

アルクェイド「この――― 一々小癪なのよアンタ!」

怒りを露わにするアルクェイド。呼応するように鎖の勢いも増していく。

アーチャー「だから鎖に繋がれろってか?馬鹿言うんじゃねぇよ……!」

やがてアーチャーは霧の中に溶けて、どこかへ消えていった。鎖の雨から見事に逃げ遂せたのだ。

アルクェイドが軽く息を吐いた。途端に鎖は消えていった。跡には何も残っていなかった。

アサシン「……勝ったの?」

小首を傾げるアサシンに、アルクェイドは眉を寄せながらため息を漏らした。

アルクェイド「勝ったには勝ったけど、アーチャーを逃がしたわ…」

アサシン「でも勝ったんでしょ?わーい!」

無邪気に喜ぶアサシンを見て、アルクェイドは再度ため息を吐いた。

【三日目終了】


【二日目終了】

【あなた方式 性別:女 家系:4 魔力:6 身体能力:7 異能:8 中立・中庸】
【原作把握度:0 リア充度:9】



【陣営まとめ】
◆セイバー:沖田総司
□マスター:ダン・ブラックモア【令呪3】


◆アーチャー:ロビンフッド
□マスター:間桐雁夜【令呪3】


◆ランサー:ディルムッド
□マスター:琥珀さん【令呪3】


◆ライダー:ファニーヴァンプ・アルクェイド
□マスター:貴女【令呪3】


◆アサシン:ジャック
□マスター:遠坂時臣【令呪3】


◆キャスター:ナーサリーライム
□マスター:間桐臓硯【令呪3→2】


◆バーサーカー:タマモキャット
□マスター:言峰璃正【令呪3】

【脱落者】
ギルガメッシュ、キャスター、バーサーカー、ランサー、セイバー


         / !_,, -――z__
       /         >

      N     ,,r 、    \
      | /ヽ/  `z__  <
      !. i      _,,__<  ≧
      ∨-≧  ≦=x. ヽr-.v       ……聖杯起動しちゃうじゃん。

        ハ 〒i   ヽ:::j `  ソ /
        ヘ `´     `´  .ノ‐´
        ヽ   , 、  /
          ` ≧=ェニr〉┐_
           /fニニi/ヽ
          <::)∠__」 ./::::`ヽ、
.       _rvムr‐rヽ.   ヘ:::/::::<
       人>┴¨´_ ヘ   ∨:::::::::ヘ
      rヘ!.<`ヽ_>`>┐  i_:::::::::::::i
      |:::::Yヾヽr<<::\ー´ヽ:::::::|


【直後聖杯判定 歴史の修正力-3】



            ,  ,.ィ
.           /l// --‐ッ______

          ,N       ´  <´
        ィ  |       , ,,   そ
      /´.|   |,゛゛' ' v '"   7  く
       |  {. | ノ     `ヽ >  ゝ      早い。凄まじく早い。
      .|▲|  | ●    ●  L、|
       く⑧ゝ  :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN
        /⌒ヽ、. ヽ  ゝ._)    /⌒i
      ヽノ :::::::: ≧,、 __, イァヘ、__ノゝ

.       ⌒ヾ † ヾ}□{テ::/†::::::::/
           Y   V   \ |

【直後聖杯判定 偶数でイリヤ 奇数で桜】

【次スレ】
【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- 6 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458566093/)



          ,  ,.ィ
           /l// --‐ッ______
.          ,N      ´  <
        |       ,,,   そ
.         |,゛゛' 'v '"   7  く
.         |∧    ∧  >  ゝ
.        <  > <  >L、|       ここは埋めて結構です。
.         l: ∨ 、_,、_, .∨  ;ノN
    ./⌒ヽ、. ヽ  ゝ._)   /⌒i
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ

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