男「よっしゃ!」(34)

男「今日の放課後は野球すっぞ!」

ウザお「野球ぅ? 珍しいねえ」

男「たまにはな!」

友「ルール知ってるのか?」

男「知らんっ!」

ウザお「清々しいねっ」

男「まぁな!」

友「皮肉だって」

ウザお「というか、男ちゃん部活は?」

男「テスト休み!」

友「勉強しろ」

ウザお「メンバーは?」

男「これから集める! とにかく3人は決定してるから、あと6人だな」

友「俺たちに拒否権はないんだな」

男「さて、どうしようか」


ガラガラ



男「お!」

男「女! 女友! おはよう!」

女「あ、男くんおはよー」

女友「おはよう」

男「二人とも、今日の放課後野球やろうぜ!」

女友「野球?」

ウザお「おいおいー、女の子は可哀想だろぉ」

男「んん?」

ウザお「女の子は野球なんてしないでしょ?」

男「そんなの分からんだろう! どうだ! やろうぜ!」

ウザお「女ちゃーん、無理しなくていいよ?」

女「うん、いいよ! 野球しよっ」

ウザお「ええええ!? 野球やったことあるの?」

女「ないよ!」

ウザお「ルールは?」

女「知らないよ!」

友「清々しいな」

ウザお「本当に無理しなくても……」

友「無駄だって、女は男に糞甘いからね。なんでも頷くよ」

ウザお「お前ら幼馴染ーズって本当に仲いいねぇ……」

友「妬かないでね、キモいから」

男「おー! さっすが女だなっ!」

女「えへへ」

男「よし、ほんじゃ女友もやるだろう?」

女友「え、あたし? あたしはいいよ、やらない」

ウザお「本当に無理しなくても……」

友「無駄だって、女は男に糞甘いからね。なんでも頷くよ」

ウザお「お前ら幼馴染ーズって本当に仲いいねぇ……」

友「妬かないでね、キモいから」

男「おー! さっすが女だなっ!」

女「えへへ」

男「よし、ほんじゃ女友もやるだろう?」

女友「え、あたし? あたしはいいよ、やらない」

女「面白そうだよー?」

男「そうだ! 楽しいぞう!!」

ウザお「こらこら、女友ちゃんに強要しちゃめッ、でしょ」

女友「うるさい氏ね」

ウザお「え、何で?」

女友「あたし野球なんてしたことないし」

男「心配すんな! 俺もない!」

女友「……余計心配だよ」

うざおがあんまうざくない

友「女友ちゃん、女友ちゃん」

女友「あ!? え、な、何?」

友「分かんないとこは僕が教えるよ。 女友ちゃんが嫌じゃなければ野球やろう!」ニコニコ

女友「うぇ、え、えっと、あ、じゃあ……、や、ろうかな?」

女「うん、やろうっ」

男「よっし、決定だな!」

ウザお「友ちゃんって女友ちゃんにはあからさま優しいね?」ボソボソ

友「だって好きだもん」

ウザお「!?!?」

男「よしよし、順調だな! さて、次は誰にしようかな」

友「ところd」

キンコンカンコンハッジマルヨー

ウザお「あ、授業始まるー」

男「続きは今度の休み時間にしようぜ!」

友(ま、いいか)


ガラガラ

担任「授業始めますよー」

男「先生っ! 野球しようぜ!」ガタンッ

担任「え、ボイコット?」

――――――
――――
――

男「飯だあああああああああ!!!!!!」カッ

数学担当「いいえフライディングです」

キンコンカンコンオワリダヨー

数学担当「以後、気を付けるように。 じゃ、終わり」

ガラガラ

男「飯っ♪ 飯っ♪」

ウザお「今日も屋上行こうよー、天気いいしぃ」

男「おう! そうしよう、ほれ友行くぞ!」

友「はいはい」

ヒルヤスミノオクジョウ!!

ガチャン

男「お?」

不良「…………」

不良「」プイッ

友「感じ悪」

ウザお「友ちゃんって他人には厳しいよね」

男「…………」キラキラ

ウザお「まー確かに、みんな近寄り難いって言ってるよね。 かわゆいのにもったいなーい!」

友「なに、あの人有名なのか? 初めて見たな」

ウザお「あんまり学校来てないみたいだからねぇ」


男「なーなー!」

ウザお「え!?」

不良「…………」モグモグ

男「無視!? えーっと、ほら、そこの!」

ウザお「不良ちゃんだよ」

男「おお! なー、不良!」

不良「……なンだよ」

男「一緒に飯を食おう!」

不良「……はあ? 嫌に決まってるだろ」

男「何でだ!? 協調性のない奴だな!!」プンプン

不良(なんなのコイツ)

男「いただきまーす」

ウザお「強引だねぇ」

友「いただきます」

不良「おい、コラ」

友「なんだぼっち」

不良「……何勝手なことしてんだ! どっか行けよ!」


男「何で? みんなで食べたほうがうまいだろ?」

不良「はぁ? 味なんてどう食べようとうまいモンはうまいし、まずいモンはまずいっつーの」

ウザお「あらやだ荒んでる! でも可愛い!」

不良「消えろゴミクズ」

ウザお「何でみんな僕ちゃんのこと嫌いなの……?」

男「とういうわけで、本題に入るけども」

不良「どういうわけだよ」

男「今日の放課後、野球やろうぜっ!」

ウザお(お馬鹿ちゃんだね……)

友(馬鹿だなぁ)

不良「あん? 何で知り合いでもない奴と野球なんか……」

男「俺は男! こっちは友! こいつはu」

不良「いや、もういい」

ウザお「」


不良「そういう問題じゃない。 俺なんかじゃなくて、もっといるだろ誘う奴」

友「クラス全員に断られた」

ウザお「その他の知り合い数十人にも断られたよ」

男「と、いうわけで! もう頼む奴がいないのだ!!」

不良「威張るな……。 なに、お前らそんなに嫌われてるの?」

友「や、嫌われてるのはコイツだけ」

ウザお「ひどい!」

不良「(ああ、なるほど)俺より嫌われてる奴、初めてみた……」

男「ん? なんだ高岡も嫌われ者なのか!
 じゃあ、嫌われ者同士仲良く野球と洒落こもうじゃないか!」ブハハ

不良「少し前の自分が憎い」

ウザお「僕ちゃんどんな精神状態でいればいいの」

男「じゃ、そういうことだから! 放課後に校庭なっ」

不良「だからどういうことだよ」

男「……うーん、だから」

男「不良の脚線美は素晴らしい!」

不良「は!? な、何言ってんだよ急に……」

男「はっはっはっ、じゃーまた放課後な!」

ウザお「じゃーねん」

トコトコ

ガチャン

不良「ば、ばかじゃねーの……」

ウザお「あの子来るかな?」

男「来るぜ! あの足の筋肉……! 間違いない、運動好きの足だ!」

友「確かに締まってたし、スポーツは得意そうだったね」

男「それにしても、結構集まったな!」

ウザお「でもまだ足らないよぅ。 テスト前だからしょうがないかぁ」

友「お前のせいと半々だね」

男「ふむ、どうしようか」

友「……仕方ない、あれやるか」

ウザお「え、なんか秘策があるの?」ワクワク

友「まぁ、見てろ。 とりあえず移動だ」


イチネンセイクラスノロウカ


眼鏡「」テクテクテク

友「」ピョイッ

眼鏡「!」

ドンッ!!

眼鏡「わ、ご、ごめんなさい!」アワワワッ

友「…………痛ェ」

眼鏡「あの、ごめんなs」ビクッ

友「ああ、いいよ」

眼鏡「あ、そうd」ホッ

友「あ、その代りさ……悪いけど、放課後ちょっと校庭きてくれない?」

眼鏡「……え?」

友「いやだから、放課後に校庭きてって」

眼鏡「な、何で、ですか?」

友「分からねぇかなぁ? ……ま、いいから来いよ」チッ

眼鏡「え、でも……」サーッ

友「あー! 肩いてぇなぁ!」ギロリ

眼鏡「う、あ……」ビクッ

友「………来てね?」ニコニコ

眼鏡「でも、もし来れないとしたら……」

友「夜道には気を付けるように」ボソリ

眼鏡「……は、い」

友「じゃあ」フリフリ


ウザお「なにこれ」

男「おおぉぉ!!」

友「どんなもんじゃい」

ウザお「最低としかいいようがないよ……」

男「この調子でガンガンいこうぜ!」

友「おう、任せろおっ!」

ウザお「お願いやめて」

ウザお「なにこれ」

男「おおぉぉ!!」

友「どんなもんじゃい」

ウザお「最低としかいいようがないよ……」

男「この調子でガンガンいこうぜ!」

友「おう、任せろおっ!」

ウザお「お願いやめて」

ホウカゴノコウテイ!!

女「わあ、たくさん集まったねぇ」

男「だろ!」

不良「……」←強制参加

眼鏡(こわいこわいこわいこわいこわい)←恐怖心から参加

担任「野球なんて久しぶりです!」←純粋に生徒に誘われて嬉しいから参加

数学担当←「あっちょんぶりけ」あまりの人数に断られてるのをみて同情したため参加

男「うし、これで全員だな!」

男「さっそく始めっぞ!!」

男「友はキャッチャー! 小太りだから!」

友「なんとなく分ってた」

男「ピッチャーは……誰か経験者いる?」

ウザお「僕ちゃん野球やったことあるー!」

友「男がやればいいんじゃね」

男「そうだなっ! 面白そうだし、俺やるわ!」

ウザお「あれ?」

男「あとは、そうだなぁ」

数学担当「くじ引きなんてどー?」

女友「あ、いいですね(この人が決めてたら時間かかりそう)」

担任「では私が作ります!!」

女「お願いしますっ」

男「うう……」

クジビキゴ!!

ファースト不良「チッ」

セカンド眼鏡(なんか思ってた展開と違う)

サード女友「ボールが来たらキャッチ、ボールが来たらキャッチ……」ブツブツ

ショートウザお「ピッチャーが良かった!」

ライト担任(生徒と野球なんて……先生っぽい!)ホクホク

レフト数学担当(やっぱり最強のアイスはパピコ、か……)

センター女「楽しみだなぁ」

男「よっしゃー決まりだな!」

男「さっそくやろうぜ!」

不良「審判いねぇみたいだけど……」

男「!」

ウザお「あーあ」

眼鏡「審判くらいいなくても、できると思います(なんで此処にいるんだっけ)」

男「おっ! おぬしイイこと言うね! 名は何と申す!?」

眼鏡「眼鏡です……」

男「眼鏡か! いいねいいね、そういう前向き!」

眼鏡「え、あ、ありがとうございます?」

男「おっしゃ、しまってくぞおおおおおおおおおお!!!!!!!」

友「ところで相手チームは?」





男「……え?」

友「相手チームいないと試合になんねぇぞ」

ウザお「うわぁ……」





男「…………………解散ッッ!!!」

おわり

ごめんなさい
でもまた書きたいのであとで続き書かして下さい。

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