櫻子「向日葵のおっぱいオバケ!」 (28)



向日葵「うるさいですわね。櫻子のまな板オバケ」

櫻子「なんだとー!」



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櫻子「そんなオッパイなんて、なくなっちゃえ!向日葵のバーカバーカ!」









・・・あんな事、言うんじゃなかった。

ゴメンね、向日葵。



あれから乳ガンが発覚して、向日葵は乳房の切除手術を受ける事になった。

そして、トレードマークだったあの大きな胸は、永久に失われてしまったんだ・・・。



向日葵が手術を受ける日、私は一生懸命神様にお祈りした。

思えば、人のためにこんなに祈ったのは初めてかも知れない。



祈りが通じたのか、手術は無事に成功した。

そして、私は向日葵のお見舞いに向かったんだけど・・・。



櫻子「向日葵!手術成功したんだよね!よ、よかったぁ~・・・」

向日葵「・・・」


櫻子「・・・どうしたのさ?向日葵、元気ないよ?」

向日葵「・・・」



櫻子「手術、成功したんでしょ?転移もないみたいだし・・・良かったじゃん」

向日葵「・・・」


櫻子「あー、みんなも心配してたよ。早く退院して・・・」

向日葵「櫻子」



櫻子「な、なに?」

向日葵「気を使わなくっても、いいんですのよ・・・」



櫻子「向日葵・・・?」

向日葵「櫻子の言ってた通り、オッパイなくなっちゃいましたわよ。フッ、フフ・・・」


櫻子「な・・・」

向日葵「可笑しいでしょう?笑いなさいな。さぁ!」



櫻子「そん・・・」

向日葵「気が済むまで・・・。笑いなさいな・・・うっ」グス


櫻子「向日葵・・・」

向日葵「・・・うっ、うっうっ・・・」ボロボロ



櫻子「・・・ああ、笑ってやる。向日葵のバーカ!」

向日葵「さ、桜子・・・?」



櫻子「オッパイが無くなったぐらいで・・・くよくよしやがって!」

櫻子「命が助かったんだから、それで十分じゃないか!」

櫻子「本当に、心配したんだから・・・向日葵の・・・向日葵のバカぁー!」ダキ

向日葵「櫻子・・・」



向日葵「・・・ごめんなさいね。櫻子。私どうかしてましたわ」ナデナデ

向日葵「おっぱいオバケじゃなくて、櫻子と同じまな板オバケになっちゃいましたけど・・・フフ」

櫻子「う、うるさいな!バカ向日葵!」グス



向日葵「けど・・・」

向日葵「こうしてまた、櫻子といられるんですものね」フフ

櫻子「え・・・?」



向日葵「あ、い、いえ、その・・・///」

櫻子「・・・私も、向日葵とずっと一緒にいたい」

向日葵「櫻子・・・?」



櫻子「向日葵が乳ガンだって聞いた時、この世の終わりのような気分になった・・・」

櫻子「そして、手術が成功したって聞いて、嬉しくて涙が止まらなかったんだ・・・」

向日葵「・・・」



櫻子「・・・もう、離したくない。向日葵」

向日葵「櫻子・・・」


櫻子「好きだよ」

向日葵「・・・///」



櫻子「ずっと、一緒だよ向日葵!」ギュウウ

向日葵「櫻子・・・っ」ギュウウ



櫻子「・・・向日葵」ジ・・・

向日葵「・・・」



櫻子「んっ」チュ

向日葵「・・・ん」













(数年後)

櫻子「向日葵おかわり」

向日葵「はいどうぞ」


櫻子「ごちそうさま。いつもありがと」

向日葵「いいえ。遅刻しますわよ」


櫻子「じゃー、行ってくるねー」チュ

向日葵「ウフフ・・・行ってらっしゃい」



向日葵「あなた」






終わり


便乗して、ゆるゆりスレを振り返るを元ネタに書いた
読んでくれて感謝

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