優花里「西住殿奪還大作戦!」 (98)

ガルパンss

公式と違ってるとこがあるかもだけどゴメン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457066075

黒森峰学園

エリカ「ふんふんふ~ん♪」

まほ(最近、エリカはいつもイヤホンをつけているな・・・)

まほ(何を聴いているのか気になるが聴いても教えてくれないし)

隊員A「逸見副隊長、次の練習試合のことで相談が・・・」

エリカ「え?ああ、今いくわ」

まほ(しめた!携帯を置いていったぞ)

まほ「いったい何を聴いているのやら・・・・ん?」

音声作品 母性たっぷり妹に優しくエッチなことされちゃいます!

まほ「な、なんだこれは・・・!母性たっぷり妹・・・・妹だと・・・・」

まほ「エッチなことされちゃうだと・・・」

まほ「・・・・・・」

まほ「いや待て、私は黒森峰の隊長、そして次期西住流当主の西住まほだぞ・・・」

まほ「こんな・・・エッチなものを聴くなど・・・断じて・・・・断じて許されるものでは・・・・」

まほ「それに妹といってもみほが喋っているわけではないんだし・・・」

まほ「・・・・まあ、ちょっと聴くくらいなら・・・・」ポチ

イヤホン<あ、おねえちゃ~ん♪

まほ「み、みほの声とものすごく似ているッ!!?」

まほ「だ、駄目だ!早く切ろう・・・」

イヤホン<いつもたぁ~くさん頑張ってるね♪えらいえらい♪

まほ「ああ~~~///」

数十分後

エリカ「ふぅ・・・編成を考えるのも骨が折れるわね。さあ、続き続き~・・・って」

まほ「あ~~~~///」イヤホン装着

エリカ「おわあああああああああ!!!???」

エリカ「ち、ちょっと!!人の携帯でなに聴いてるんですか!!!!」

エリカ「って、わああああ!!催眠音声聴いてる!!??////」

まほ「みほぉおおお・・・・・////」

エリカ「は、はやくイヤホン引っこ抜かなきゃ!えいっ」

エリカ「隊長!起きてください、隊長!」

まほ「・・・・・・・」ムクッ

エリカ「だ、大丈夫ですか隊長・・・?あの、このことはくれぐれも他の人には内密に・・・・」

まほ「・・・・・みほ」

エリカ「えっ・・・た、隊長・・・・?」

まほ「みほを迎えに行かないと」グルグル目

エリカ「えっ、ちょっ、まっ・・・隊長!?

まほ「ふふ・・・おい、整備班。ドラーヘの整備は整っているな?」

整備隊員「ハッ!いつでも飛べる状態ですが・・・いったいどちらへ?」

まほ「ふふふ・・・・待っていろ、私の可愛い可愛い・・・」

整備隊員「た、隊長・・・・・?」

エリカ「待ったーーー!!そこの整備班!隊長を止めろーーー!」

整備隊員「えっ?」

まほ「マイリトルシスタあああああああああ!!!!」ブーン

エリカ「ああ・・・遅かった・・・!」

整備隊員「あの、隊長はどちらへ?」

エリカ「たぶん大洗の学園艦よ・・・」

整備隊員「なんでまた・・・」

エリカ「姉をこじらせたのよ!」

整備隊員「!?」

3日後  大洗学園

優花里「西住殿が無断欠席してから3日・・・携帯の連絡にも応答なし・・・」

沙織「どうしちゃったんだろうね。風邪かなあ」

華「秋山さんみたいに他校に潜入調査に行ってるとか・・・」

麻子「いやそれはない」

優花里「ああ・・・心配でありますぅ!」

沙織「放課後にみほん家寄ってみよっか。病気なら看病してあげなきゃ!」

華「そうですね。久しぶりに沙織さんの手料理も食べたいですし」

沙織「華のために作るわけじゃないからね?」

放課後

ピンポーン

沙織「みぽりーん、大丈夫~?」

優花里「西住殿ー!いらっしゃいますかー!」

華「返事がありませんねえ・・・」

優花里「仕方ありません。ここは通信教育で身に着けたピッキング術で・・・」

麻子「その必要はない」

沙織「え?麻子、みぽりん家の鍵持ってるの?」

優花里「は?」

麻子「そんなわけないだろう。ほら、鍵自体かかってない」

華「まあ無用心」

沙織「まさか事件!?」

優花里「に、西住殿~!!!」

沙織「トイレもお風呂場も見てみたけど・・・」

華「みほさんは見当たりませんね」

麻子「部屋は荒らされてないようだな」

華「では泥棒ではない?」

沙織「まさか誘拐!?」

優花里「み、見てください!壁に何か文字が!」

沙織「ダイイングメッセージってやつ?」

優花里「やめてくださいよ、縁起でもない!」

麻子「死んでないならダイイングじゃないだろう」

華「じゃあリビングメッセージですか?」

沙織「ええと、なになに・・・レーベンスボルン?」

麻子「レーベンスボルン・・・どういう意味だ?」

優花里「ナチ親衛隊が設置した母性養護ホーム、福祉機関のことですね。戦争によって男性が減り、出生率が低下したのでそれを改善するために設置されたんです。あとは、ドイツ民族の純血性確保の役割もありました」

華「それが一体なんの関係が・・・?」

優花里「あとはレーベンスボルン計画といって、占領地域の子供たちを誘拐したりたみたいですよ」

沙織「誘拐・・・じゃあやっぱりみぽりんは誘拐されたってこと?」

優花里「西住殿の母性の養護。そして、西住流の純血性と西住殿の純潔性を守るために誘拐したわけですか」

麻子「は?」

華「クソつまらないシャレですね」

優花里「こんな馬鹿げた作戦を思いつき、実行するところなんて黒森峰しかありません!」

沙織「まあナチ親衛隊って言葉が出てきた時点でなんとなくわかってたよ」

優花里「急いで生徒会に報告しましょう。それから西住殿誘拐事件対策本部の設置と、西住殿奪還作戦の計画書を作って・・・うおおお!!!やってやるぜええ!!!」

沙織「なんかテンション上がってない?」

麻子「ミリオタはこういうの大好きだからな」

華「事件の中心がみほさんとあればなおさらですね」

次の日 生徒会室

杏「昨日聴いた話なんだけど・・・どうも黒森峰が犯人で間違いないっぽいね~」

柚子「黒森峰と連絡をとってみたんだけど、音信不通で・・・」

桃「黒森峰がクロか」

杏「うまいねえ」

優花里「そんなこと言ってる場合じゃありません!一大事ですよ、一大事!」

杏「まあまあ落ち着いて。あたしらだってちゃあんと考えてはいるからさ」

桃「すでに対策は練ってある」

沙織「おお!珍しく生徒会が仕事してる!」

桃「珍しくとはなんだッ!いつもちゃんと仕事してるわ!!」

柚子「桃ちゃん、落ち着いて」

桃「桃ちゃんと呼ぶなッ!!!」

杏「と、いうわけで助っ人三銃士を連れてきたよ」

優花里「助っ人三銃士!?」

杏「タンニン中毒、ダージリン」

ダージリン「こんな名言を知ってる?お前平田だろ」

オレンジペコ「藤波辰巳ですね」

杏「みんな大好きアンクルマム、ケイ」

ケイ「アリサが裁判所からタカシの半径5m以内に近づいちゃいけないって判決くらった話する?」

アリサ「6mだったらセーフですから」

杏「じゃあねピロシキってどういう意味、カチューシャ」

カチューシャ「お土産に網走名物ニポポ人形持ってきたわ」

ノンナ「人形を開くとメロンパン入れになってます」

沙織「ちょっと待って、どこからつっこんでいいのか分からない」

ケイ「あんたも来たのね、ダージリン」

ダージリン「当然ですわ。みほさんは私の最大の好敵手。サンダースやプラウダみたいな下品な戦いをしない、ね」

ケイ「言ってくれるじゃな~い、ジョンブル様。ホントはみほへの好感度上げにきたんでしょ?知ってるのよ、どんな小さな試合でも大洗の試合なら必ず観に行ってること」

アリサ「うっわー、粘着質っぽい」

ケイ「お前は黙ってろ」

ダージリン「いやですわ、なんでもかんでも色恋沙汰に結びつけるなんて。はしたない。古典的なジョークのブロンド女って本当に当たっているのね」

ケイ「ふぅーん・・・」

ダージリン「それに毎試合観にいっているのはあくまでも戦術研究のためですわ。ね、オレンジペコ?」

オレンジペコ「ダージリン様はみほさんのブロマイド集めてます」

ダージリン「お黙りなさい」

カチューシャ「どいつもこいつも、一体何を考えてるのかしら。ミホーシャが誘拐されたのよ?ミホーシャの心配をまずするべきでしょう」

華「カチューシャさんがまともなことを言ってます・・・!」

カチューシャ「どういう意味よ!!」

ノンナ「同志カチューシャはシベリア平原のように広い心を持っています。つまりは、とても優しいのです」

カチューシャ「そうよ!」

ダージリン「つまり、シベリアみたいに冷たい人間だから友達が少なくて、かまってくれるみほさんのことをとても大事にしていると」

ケイ「苦労してんのね」

カチューシャ「どうとらえたらそうなるのよ!それに友達なら沢山いるわよ。ね、ノンナ?」

ノンナ「・・・・・・」

カチューシャ「なんか言いなさいよ!!!!」

優花里「そんなことより早く作戦会議であります」

杏「そだね~」

カチューシャ「そんなこととはなによ!粛清してやる!」

桃「黒森峰に着いたら、まずは聖グロ部隊に先遣隊として出向いてもらいたい。相手の火力は絶大だが、クルセイダーの機動力ならなんとか切り抜けられるだろう」

桃「クルセイダーで相手を引き付けいる隙にサンダースとプラウダで一気に叩く!」

桃「その間に秋山には学園内に潜入。西住の救出に当たれ」

沙織「優花里ひとりで行くの?」

華「危険では・・・」

優花里「大丈夫です。潜入には慣れてますから」

ケイ「頑張ってね、オッドボール三等軍曹!」

黒森峰学園

まほ「ああ、みほ・・・。可愛いよみほ、いい匂いだ」スーハースーハー

みほ「やめてよお姉ちゃん・・・。もう帰してよ・・・」

まほ「何故だ?私といるのがそんなに嫌か?お姉ちゃん、ショックで死んじゃうぞ?」

みほ「面倒くさいよぅ・・・」

みほ「あとこの鉄マスク外してよ。邪魔だよ」

まほ「昔、みほを可愛がっていたときに噛まれたことがあったからな」

みほ「そりゃいきなり手足拘束されて上から組み伏せられたら噛み付きたくもなるよ」

まほ「あと、お姉ちゃんそういう趣味もある」

みほ「妹拉致監禁拘束匂い嗅ぎプレイなんて前代未聞だよぅ・・・」

みほ「もうこんな姉嫌だぁ・・・。大洗に転校して正解だったよぅ・・・」

まほ「つれない事を言うな、みほ。また昔みたいに戦車道の後の穿き終えた下着の匂いを嗅がせてくれ」

みほ「そんなことしてたの!!?」

まほ「あ、いや、違うんだ」

みほ「いまさら取り繕っても遅いよ。どおりでしょっちゅう私の下着がなくなるわけだ・・・」

まほ「みほの匂いは私に必要なものなんだ。いうなれば、私の血と言ってもいい」

まほ「これからみほには私専用のハイブリッド匂い妹として訓練していくからな」

みほ「いつか絶対にヴァルキューレ計画が起こるよ。今にみてろ」

エリカ「失礼します。隊長、アンツィオ高校が到着したようです

まほ「そうか。じゃあ、お姉ちゃんちょっと打ち合わせしてくるからな」

まほ「エリカ、あとは頼んだ」

エリカ「ハッ」

みほ「・・・・・・」

エリカ「・・・・その・・・ゴメン」

みほ「逸見さん、助けてよう・・・」

エリカ「・・・私にはどうすることも出来ないわ。私もね、弱みを握られてて」

みほ「人道に反したことを止められないほどの弱みを女子高生が持ってるの・・・」

エリカ「ほんっっっっっとにゴメン」

エリカ「弱みに関しての質問以外はなんでも答えるから許して・・・・」

みほ「じゃあ、さっきアンツィオ校がどうのこうのって言ってたけど」

エリカ「大洗が他校と協力してあなたを奪還しにくることを見越して、隊長が助っ人として呼んだのよ」

みほ「私が捕らえられてることはアンツィオ校は・・・」

エリカ「もちろん知らされてないわ」

みほ「だよね・・・」

エリカ「偵察隊からの報告によると大洗に聖グロ、サンダース、プラウダの隊長が集まってるみたいだから近々ここに攻めてくるでしょうね」

みほ「そっか、助かる見込みはあるんだね。よかったぁ・・・」グゥ~

みほ「安心したらお腹すいてきちゃった///」

エリカ「あとでカレーを作って持ってくるわ」

みほ「逸見さん、料理できたんだ」

エリカ「初めて作るわ」

みほ「えっ!?」

エリカ「大丈夫よ。この私が作るのよ?カレーなんて朝飯前よ」

みほ(こういうところが甘いんだよなあ・・・)

黒森峰学園 応接室

まほ「突然の誘いに応じていただき、感謝する」

アンチョビ「いやあ、黒森峰から誘いを請けるなんて光栄だ。練習試合、よろしくな!」

まほ「よろしく」

ペパロニ「姐さん姐さん、黒森峰から練習試合の誘いを請けるなんて、アタシらもだいぶビッグになってきたんじゃないっすか?」

アンチョビ「そうか!?やっぱりそう思うか!?」

ペパロニ「そりゃあそっすよぉ~!なんせあの黒森峰と組んで大洗と試合なんてスゲーじゃないっすか~!!」

アンチョビ「だよな、だよな!?ぃよおーし、総帥はりきっちゃうぞお~」

ペパロニ「それにしても黒森峰はなんでアタシと姐さんだけを呼んだんすかねえ」

ペパロニ「絶対に二人だけで来るようになんて、なんか変じゃないっすか?」

アンチョビ「確かに・・・なんで?」

まほ「そ、それは・・・その・・・」

まほ(あのカルパッチョとかいう副官はやけに頭が切れるからな。あいつがこの場にいたら絶対にみほのことがばれる)

まほ「ア、アンツィオ校はCV33が主戦力と聴いたからな。それに、天才総帥アンチョビと、鬼の副隊長ペパロニがいれば鬼に金棒、ナチスにロンメル、ホールにオーツ、シド&ナンシーだ」

まほ(ちょっと無理があったかな・・・)

アンチョビ「いやあ、超絶天才プリティセクシーナイスバディ総帥だなんて~、照れるなあ///」

まほ(言ってねえよ)

ペパロニ「流石っすねえ、姐さん!ウルトラースーパー超絶天才プリティセクシーナイスバディだなんて!」

まほ「そ、そうそう。ウルトラスーパー超絶・・・ええと・・・とにかく二人はすごいから、二人だけでいいんだ、うん」

アンチョビ&ペパロニ「なあ~るほど~!!」

まほ(バカで助かった)

アンチョビ「ところで・・・」

まほ「ん?」

アンチョビ「あの壁にかけてある絵なんだが、いやあ実に素晴らしい!我が校は食に関心が高いが、芸術品にも関心が高いのだ」

まほ「ああ、絵を描くのが趣味でな」

ペパロニ「上手な絵ッすよねー。でも何で大洗の隊長の絵?」

アンチョビ「おバカ!二人は姉妹だぞ?そりゃあ絵のモデルにしたりするだろうさ」

ぺパロニ「ああ、そっかー!でもなんで裸の絵?なんかエッチくないっすか」

まほ「あっ、いや、その・・・ほら、芸術だからさ。裸婦像とかヌードデッサンは普通だろう」

アンチョビ「そうそう芸術芸術」

ペパロニ「すっげー!もっと近くで観ていいっすか!?」

アンチョビ「ああコラ、勝手にいじるな!」

ペパロニ「ゲージュツすげー」バラバラ

ペパロニ「ん?なんか落ちた・・・パンツ?」

まほ(あっ!!!そういえば絵の裏に秘蔵のみほパンコレクションを隠していたんだった!!!!)

アンチョビ「これって・・・」

まほ(終わった・・・・)

アンチョビ「アートだな!前衛芸術ってやつだ!」

ペパロニ「なぁ~るほど!姐さん賢いっすね~!」

アンチョビ「褒めるな褒めるな!」

まほ(バカでよかった!!!!!)

黒森峰学園 地下防空壕

みほ「逸見さん遅いな・・・」グゥゥゥゥ

みほ「お腹ぺこぺこだよ。カレーってこんなに時間かかるものなの?」

エリカ「お待たせ・・・。悪いわね、遅くなって」

みほ「あっ、やっと来た!もお~、遅いよ~」

みほ「・・・って、あれ?肉じゃが?カレーじゃないの?」

エリカ「ああ、うん・・・その・・・・カレーを作ってたんだけど、焦がしちゃって」

みほ「もしかしてカレールーを最初に入れた?」

エリカ「な、なんで分かったの・・・!?」

みほ「レシピ見ないで作る人間の初歩的なミスだよぅ・・・」

エリカ「まあ・・・・それで余った食材で適当に作ったら、肉じゃがが・・・」

みほ「カレーじゃなくてノルマンディー・・・」

エリカ「縁起でもないこと言わないでよ・・・」

大洗学園 生徒会室

桃「会長、黒森峰の学園艦が見えてきました」

杏「あいよー」

優花里「そろそろ出陣ですね。皆さん、準備はよろしいですか?」

ダージリン「いつでもよろしくてよ」

ローズヒップ「リミッターはずしちゃいますわよー!」

ケイ「オッケー!」

カチューシャ「zzz」

ノンナ「カチューシャはお昼寝中ですが、我々もいつでもいけます」

優花里「それでは大洗連合部隊、第二次ノルマンディー作戦開始であります!パンツァーフォー!」

黒森峰学園 地下防空壕

ウーーーーウーーーーー

みほ「な、なに!?」

エリカ「非常事態警報!?まさか・・・!」

<非常事態発生!非常事態発生!大洗学園艦、来襲!>

エリカ「もう来たの!?各校代表が揃ったのなんて昨日の今日じゃない!!!」

みほ「やっぱりノルマンディー・・・」

エリカ「うるさいわね!私は隊長のところへ行って来るから、大人しくしてなさい」

みほ「ええ・・・じゃあその前にこの鉄マスク外してよ・・・。肉じゃが食べられないよ」

エリカ「すぐ戻ってくるから待ってて!」ダッ

みほ「・・・・お腹すいたなあ」

黒森峰学園 応接室

エリカ「隊長!大洗が・・・って、なんですかそのパンツ!?」

ペパロニ「おめー知らねーのか?ゼンエーゲージュツだよ、ゼンエーゲージュツ」

エリカ「バカは黙ってろバカ!!!」

ペパロニ「に、二回もバカって言われた・・・」

まほ「来たのか・・・」

エリカ「はい。隊員はすでに揃っています。いつでも戦車に乗れる状態です」

まほ「よし、行こう」

アンチョビ「お、おい、一体何なんだこのサイレンは・・・?私たちはどうすれば・・・」

エリカ「バカは黙ってパスタでも食べて待ってなさい!!行きますよ隊長」タッタッタ


アンチョビ「行っちゃった」

ペパロニ「パスタ食って待ってろって言ってたけど、パスタなんてどこにあるんだよ」

アンチョビ「きっと食堂に用意してあるに違いない。このサイレンは多分お昼のチャイムだ!」

ペパロニ「そっか~、だからあの二人急いでたんですね!どこの学校も給食には目がないんだなー」

アンチョビ「よーし、じゃあ食堂を探しに行こう!パスタが我々を待っている!」

ペパロニ「最高っすよ、アンチョビ姐さん!!!!」

疲れたなあ
きゅーけー

再開~
ポストに自衛官の説明会の郵便来てて笑った

黒森峰学園 作戦室

まほ「諸君らの知っての通り、大洗が連合部隊を組み、私の最愛の妹、みほを誘拐しようとしている」

隊員A「いや、誘拐してきたのは隊長のほうじゃ・・・」

まほ「なんだ貴様、さてはアーリア人じゃないな?」

隊員B「全員日本人ですけど・・・」

まほ「文句のあるものは髑髏部隊におしりぺんぺんしてもらうぞ」

まほ「とにかく、敵はすでにこの学園艦に乗り込んできているのだ。由々しき事態である」

まほ「だが幸いなことにここは黒森峰。虎も豹も象も、ついでに化け鼠までいるアニマルランドだ」

まほ「打てば必中、守りは堅く、進む姿に乱れなし。今こそ、西住流の真髄を大洗に、いや、全国に知らしめる時である!」

隊員A(全国に知らしめるのは恥のほうなんじゃ・・・)

隊員B(隊長のこと尊敬してたんだけどな・・・)


まほ「・・・・・・」

まほ「オブ シュトゥーム オーダー シュナイツ♪」

隊員一同「!!!」

まほ「オブ ディ ゾーンネ ウーンス ラハト♪」ザッザッ

エリカ(じ、自分で歌っちゃうんだ・・・)

隊員一同「ディア ターク グリューエン ハイス♪」ザッザッ

まほ「エリカ」

エリカ「えっ、は、はい」

まほ「シング」

エリカ「!!!!???」

エリカ「オ、オーダー アーイースカル ディー・・・」

まほ「ラウダー!!」

エリカ「エスブラーストウーンザ!!」

隊員一同「パーンツァー!!!」ザッザッ

まほ「ヴァルハラへの道は開かれた。英雄たちが我々を呼んでいる。軍靴を鳴らせ!互いのケツを蹴り上げろ!やつらに泥水の味を教えてやれ」

エリカ(隊長はラストの展開知らないのかなぁ・・・)

大洗陣営

ダージリン「こちらダージリン。ローズヒップ、聞こえる?」

ローズヒップ『こちらローズヒップ。ばっちり聞こえておりますわ!』

ダージリン「さきほど伝えた通り、クルセイダー部隊で相手の注意を引き付けて頂戴。いけるようであればどんどん進んでくれてかまわないわ」

ローズヒップ『了解ですわー!』

ダージリン「それと・・・さっきから無線のバックに喧しい音楽が聴こえるのだけれども、一体何かしら?」

ローズヒップ『パンクロックですわ、ダージリン様!セックスピストルズを御存知でして?』

ダージリン「何を聴こうと勝手だけど、ピストルズだけはやめなさい。」

ローズヒップ『じゃあ気分を変えてボギー大佐を・・・』

ダージリン「やめなさい」

ローズヒップ『いいバンドですのに、ピストルズ』

ダージリン「分かったからお行きなさい」

ローズヒップ『了解ですわ!退屈な壁をぶち壊しに行きますわよー!』

ダージリン「はあ・・・。彼女のあの下品なセンスには、少しばかり教育が必要ですわね」

オレンジペコ「ダージリン様はどういった音楽をお聞きに?」

ダージリン「ダークネス」

オレンジペコ(どっちもどっちなんじゃ・・・)

ローズヒップ「さあて、リミッター外しちゃいますわよー!」

操縦士「ロ、ローズヒップ様ぁ・・・。あの戦車群に突撃するのですか・・・」

砲手「生きて帰れるかしら・・・」

ローズヒップ「大丈夫ですわ。ちょっとロックンロールするだけですの」

ローズヒップ「それにビビッてノロノロしていたほうがかえって危険ですのよ。言いますでしょう?転がる石に苔は生えずですわー!」

ローズヒップ「それにたとえ死んでも、今日のお茶菓子はゴディバチョコ!渡しの船代に出してもお釣りが返ってきましてよ!」

操縦士(ろ、労働者階級出身はこれだから・・・)

砲手(天に召します我が父よ・・・)

パンター戦車長「クルセイダーだ!撃て!撃てー!」

DOOM  DOOM

ローズヒップ「御免あそばせー!残念ながら燃えているのはパリではなく、闘志と使命感ですの!」

ローズヒップ「砲撃!」

DOOM 

ローズヒップ「走り放題!最高ですわ!」

パンター戦車長「クソッ、ちょこまかと・・・!」

エレファント戦車長「フォイヤー!」

DOGOOOM

ローズヒップ「あれがエレファント・・・。姦しい戦車ですのね」

操縦士「ひいいぃぃぃ・・・!」

大洗連合本体

杏「お~、派手にやってるねえ」

優花里「あの戦車群に突っ込んでいけるなんて大した度胸です!」

沙織「みぽりん、大丈夫かな・・・」

華「心配ですね・・・」

カチューシャ「黒森峰のあのおっかない隊長の元にいるとなると余計に心配ね」

カチューシャ「前の大学選抜戦の時のあの睨みっぷりときたら・・・」ガタガタ

アリサ「それに今回は黒森峰だけじゃなくアンツィオまで相手どるとなると・・・」

麻子「それは心配ないんじゃないか」

華「そうですね」

アリサ「そうね」


黒森峰学園

アンチョビ「ハックション!」

ペパロニ「風邪っすか?」

アンチョビ「いや、生まれてこのかた風邪はひいたことがない。花粉症だろう」

ペパロニ「おおー、アタシも風邪ひいたことないっす!」

大洗連合陣営

ケイ「さて、じゃあそろそろあたしたちも行きますか」

カチューシャ「そうね」

ナオミ「ドイツ戦車にファイアフライ・・・。腕が鳴るわね」

優花里「私もそろそろ出発します」

沙織「私たちもⅣ号で・・・って車長も装填手もいないけどどうするの?」

桃「Ⅳ号には私たちも同乗する」

杏「アタシが車長で河島が装填手ねー」

華「河島先輩が乗るんですか・・・」

麻子「心配だ」

桃「そこっ!失礼なことを言うな!」

優花里(待っていてください、西住殿。必ず、助け出してみせます!)

優花里(もし助け出したら・・・)

~~妄想~~

優花里「西住殿!助けに来ました!」

エリカ「やられたー・・・」

まほ「めっちゃ強い・・・」

みほ「まあ素敵!まるで王子様みたい!抱いて!」

優花里「ああッ、西住殿!こんなところでいきなり・・・あっ、そこに砲弾は入らないでありますぅう///」


~~妄想終了~~

優花里「ヒャッホオオオオオオウ!!!!最高だぜえええええええ!!!!!!」

カチューシャ「えっ!?なに急に・・・」ビクッ

沙織「ああ気にしないでください」

華「いつもの発作です」

麻子「鳩尾を殴れば静かになる」ドスッ

優花里「オゲエエエエ!!!!????」オボロロロロロ

アリサ「それは誰でも静かになるんじゃ・・・」

麻子「粘着体質にも効果抜群」

ケイ「どれ」ドスッ

アリサ「オゲエエエエ!!!!????」オボロロロロロ

華「ね?」

ケイ「WAO!」

カチューシャ「なんなの、この世界にまともな人間はいないの?」

ノンナ「おねしょ体質にも効果はあるのでしょうか」

カチューシャ「ノンナ!!!???」



黒森峰学園 廊下

アンチョビ「それにしてもこの学校は広いな。一向に食堂に辿り着かん」

ペパロニ「腹減った・・・」

アンチョビ「おい、食堂まであとどれくらいだ?」

ペパロニ「さあ?」

アンチョビ「さあ、って・・・場所も分からずに歩いてたのか!?」

ペパロニ「道間違えたら姐さんが教えてくれると思って・・・姐さん、なんにも言わないからあってんのかなーって」

アンチョビ「おバカーー!」

ペパロニ「姐さんだってバカっすよぉ~。アタシがバカなこと知ってるのに黙って着いてきてんだから」

アンチョビ「なあッ!?総帥にバカって言ったなー!」

ペパロニ「ばああああかああああ」

アンチョビ「こいつううううううう!!」グウゥゥゥゥ

ペパロニ「・・・腹減ったっすね」グウゥゥゥゥ

アンチョビ「うん・・・バカって言ってごめん」

ペパロニ「いいんすよ・・・アタシこそすいませんした」

アンチョビ「うーん、しかし困った。つまり我々は迷子になってしまったということになるぞ」

ペパロニ「んなわけないじゃないっすか~。アタシらはここにちゃあんといる。この場所がどこか分からないだけっすよ」

アンチョビ「それを世間一般では迷子というらしい」

ペパロニ「どこ情報っすかそれ??」

アンチョビ「カルパッチョ」

ペパロニ「じゃあ確かだ」

アンチョビ「・・・ん?おい、あそこの突き当たりにある扉が見えるか?」

ペパロニ「扉って、あのでっかい扉ですか?でっかい金庫みたいな・・・」

アンチョビ「そう、金庫だ。金庫には何を入れる?」

ペパロニ「そりゃあ、大事なものを入れときますよねえ」

アンチョビ「そう、大事なもの。我々にとって一番大事なものは?」

ペパロニ「食事・・・もしかして、姐さん・・・!」

アンチョビ「そう、大事なものを入れておく。つまり、あの扉の中にパスタがあるに違いない!!!!」

ペパロニ「天才っすよ姐さん!!!!!!!」

ペパロニ「っべー!っべー!今までで一番冴えてますよ、姐さん!」

アンチョビ「ふっふっふ・・・まあ総帥ともなればこれくらいの推理、朝飯前だ」

ペパロニ「カッケエエエエエエエ!!!!」

ペパロニ「じゃあ早速中を確かめて・・・っと、あれ。これ鍵かかってますね」

アンチョビ「なんだってーー!?」

ペパロニ「まあ金庫に鍵かけるのは当然か」

アンチョビ「暗証番号式か・・・。とりあえず、2423」

ペパロニ「・・・違うみたいっす」

アンチョビ「わからーーーん!!!!」

ペパロニ「P40かセモベンテがあればこんな扉吹っ飛ばせんだけどな~」

ガッシャーーーーン

アンチョビ&ペパロニ「!!!!!??」


ペパロニ「姐さん!窓から犬みたいのが!!」

アンチョビ「窓から犬!!?やめてくれトラウマなんだ!あんなのもうこりごりだ!!!」

優花里「うう・・ん。人間砲弾成功、でありますが、二度とやりたくないですね・・・」

アンチョビ「あっ、お前は大洗の・・・。よかった犬じゃなかった」

優花里「あれ?アンツィオ校の・・・。犬とは失礼ですね。確かに犬っぽいとはよく言われますが」

ペパロニ「なんで大洗がこんなところに?練習試合は明後日のはずだろ」

優花里「はあ、練習試合?・・・もしかして西住殿の事件を知らないんですか?」

アンチョビ「事件?」

優花里「実は・・・」

説明中であります!

ペパロニ「つまり頭がおかしくなった西住姉に誘拐された西住妹を助けるために連合部隊を組んできたわけだな?」

優花里「そういうことです」

アンチョビ「すごいなペパロニ、ちゃんと話が理解できてるじゃないか!」

ペパロニ「へへっ!」

優花里「よかったですね。5回もおんなじ説明をした甲斐がありました」

アンチョビ「そういうことなら我々も協力するぞ!」

優花里「ありがとうございます!・・・ところでお二人はこんなところで何を?」

アンチョビ「ああ、食堂を探していたんだが迷ってしまってな。うろうろしてたらこんな扉を見つけて・・・」

ペパロニ「開けようと思ったんだけど鍵がかかってて開かないんだよ」

優花里「だったらいいものがありますよ」

アンチョビ「いいもの?」

ペパロニ「食いモンか?」

優花里「ジャジャーン!パンツァーファウストでぇす!」

ペパロニ「なんだそれ。ロケットランチャー?」

優花里「対戦車用の武器です。もしものためにと持ってきたんですが・・・。これでこの扉を吹き飛ばしましょう」

アンチョビ「なんて準備がいいんだ。お母さんみたいだ・・・!」

ペパロニ「ママーって呼んでいいっすか!?」

アンチョビ「ママー!」

ペパロニ「ママー!」

優花里「やめてくださいよ・・」

ペパロニ「えぇ~?パスタみたいでかっこいいじゃん」

優花里「なおさらやめてください」

疲れた
休憩

再開

優花里「ではいきますよ。フォイヤー!」

DOOM

アンチョビ「おお~!扉が壊れたぞ!」

優花里「下へと階段が伸びてますね」

ペパロニ「よっしゃあああ!パスタパスタあああ!!!!」

優花里「パスタ?」

黒森峰学園 地下防空壕

DOOM

みほ「な、何の音・・・!?」

<パスタアアアアア!!

みほ「パスタ!?」

みほ「声がだんだん近づいてくる・・・」

ペパロニ「パスタパスタパスターって、あれ?肉じゃが?」

みほ「ペパロニさん!」

ペパロニ「おお、西住じゃねーか。どした?」

みほ「いや、どうしたじゃないですよ・・・」

アンチョビ「ペパロニ~、パスタはあったか!?」

優花里「パスタじゃなくて西住殿を探してくださいよう!」

みほ「アンチョビさん!優花里さんも!」

優花里「に、西住殿おおおおおおおお!!!!」

みほ「よかったあ・・・救助が来たんだ・・・」

優花里「にしじゅみどにょおおおおおおおおおおおおお」ジョバー

みほ「うわあ!おしっこ!?」

アンチョビ「うれションってやつだな」

ペパロニ「犬がよくやる」

おはようございます
再開

前線  

ケイ『こちらケイ。聞こえますかしら、タンニンクイーン?』

ダージリン「こちらダージリン。無線の調子が悪いみたいね。耳障りな雑音しか聞こえませんわ、御山の大将さん」

ケイ『オーケイ、問題ないみたいね。オッドボールが潜入に成功したみたい』

ダージリン「おやりになるわね、あの子。でしたら我々は敵を西側に引き付けますわ。あとはお好きにどうぞ?」

ケイ『西部戦線ね。異常なければいいけど』

ダージリン「戦場はいつだって異常よ。こんな格言を知って・・・」

ケイ『切るわね』

ダージリン「る・・・切られましたわ」

オレンジペコ「・・・・・・」

ダージリン「オレンジペコ、こんな格言を・・・」

オレンジペコ「知りません」

ダージリン「・・・今日はアイスティーの日だったかしら」

アッサム「ダージリン様がみほさんばかりにご熱心ですから、妬いているんですのよ」

ダージリン「まあ」

オレンジペコ「知りません!///」プイッ

前線

杏「いや~、味方にファイアフライやISがいるとなると心強いねー」

麻子「油断はするな。相手はティーガー軍団だぞ」

華「一発当たれば終わりですかね」

桃「ひ、ひいいいぃぃぃ・・・!」

杏「まあ、相手は足回り弱いのも多いし、なんとかなるっしょー」

華「でも今は試合じゃないですからどんな兵器を使ってもいいわけですよね?」

沙織「カールとか?」

桃「怖いことを言うなああああ!!!」

黒森峰学園 

エリカ「とりあえずみほに肉じゃが食べさせてあげないと。今回のあの子、死ぬほど不憫だし、食事くらいは・・・」タッタッタ

エリカ「それにしても、あんなでっかい金庫に幽閉しておくなんて、よっぽど大事な妹なのね。大事のベクトルがぶっ飛んでるけど」

エリカ「って・・・あ!扉が壊されてるじゃない・・・!」

エリカ「みほ!・・・いない、やられた・・・!」

エリカ「・・・・いや、むしろ良いのかしら・・・?」

エリカ「・・・肉じゃが食べてくれたかしら」

エリカ「とりあえず隊長に報告にいかないと」タッタッタ

黒森峰学園 廊下

ペパロニ「あの肉じゃが、クッソまずかったっすね~」

アンチョビ「な~、黒森峰の給食は期待できないな」

優花里「とりあえず、これからどう逃げますか?」

みほ「えっ!?考えてないの!?」

優花里「すみましぇぇん・・・」

アンチョビ「お前の元母校なんだかどこに何があるかくらいは分かるだろ、西住」

みほ「そりゃ分かりますけど・・・。今外は戦場と化していて歩いて行くのは危険だし・・・戦車か何かに乗っていかないと」

ペパロニ「なんか適当なやつ奪っていきゃいーじゃん」

みほ「えええ?いいのかなあ・・・」

優花里「いいんです、いいに決まってます!西住殿にこれだけ迷惑かけたんですから、それくらい許されてしかるべきであります!」

みほ「じゃあとりあえず、格納庫に・・・」

ペパロニ「あっ!CV33どうします?」

アンチョビ「あとで黒森峰に送ってもらおう。輸送代が浮くぞ」

ペパロニ「ラッキー!」

黒森峰学園 戦車格納庫

みほ「格納庫にきたけど・・・」

優花里「すっからかんじゃないですかー!」

みほ「そりゃ今外は戦場だし、全部出払ってるよね・・・」

ペパロニ「うちのCV33もねーぞ!?」

アンチョビ「誰かが勝手に乗っていったんだ!ドロボー!」

優花里「ど、どどどどどうしましょう・・・」

みほ「はあ・・・しょうがない。あそこの手榴弾を持ってきてください」

優花里「えっ・・・はい。ど、どうぞ」

みほ「今から外に出て戦車を猟穫します」

優花里「り、猟穫!?そんな、ハンティングじゃあないんですから・・・」

みほ「ここはアニマルランドですよ?虎も豹も象も、化け鼠もいる、ね」

ペパロニ「西住を見てて思い出したんすけど」

アンチョビ「なに?」

ペパロニ「ボトムズ」

アンチョビ「あーわかる」

みほ「さあ、いきますよ」

優花里「ひいいい・・・」

みほ「お姉ちゃんのことだから、大洗側が進んできた先になにか強力な戦車を配置しているはず」タッタッタ

みほ「つまり、私たちのいる黒森峰側から一番近いところに強力な戦車がいるはずです」

みほ「私の予想が正しければ・・・」

優花里「あ、あれは・・・!」

ペパロニ「なんだありゃ、壁?」

みほ「やっぱり・・・」

優花里「マウスですうううぅうう!!!!」

マウス車長「ん?あれは西住元副隊長!?」

マウス操縦士「ど、どうするべき!?」

マウス砲手「個人的には逃がしてあげたいけど・・・」

マウス操縦士「うん・・・」

マウス通信士「どうしますか、車長」

マウス車長「ええと、ええと・・・あれ、西住さんが消えた?」

パカッ

マウス車長「へっ?」

みほ「全員戦車から降りてきてください。さもなくば、手榴弾をぶち込んでこんがりターキーにして季節はずれのクリスマスパーティーを開きます」

マウス車長「降りさせていただきますッ!!!!!!!」

みほ「さあ、みんな乗ってください」

優花里「ひ、ひゃい・・・」

ペパロニ「怒った西住って怖えーんだな・・・」

優花里「眼が完全に人を[ピーーー]眼でした・・・」

みほ「ペパロニさん、操縦士をお願いできますか?」

ペパロニ「お、おう」

みほ「優花里さんは砲手、アンチョビさんは装填手兼、通信士です」

アンチョビ「お、おう」

みほ「では、大洗に帰ります。パンツァーフォー!」

みほ「ふう・・・。優花里さん、何かヤスリみたいなもの持ってませんか?この鉄マスクを外したくって」

優花里「そういえばずっと着けっぱなしでしたね。あいにくヤスリは持ってないです・・」

アンチョビ「車内にないかな・・・お、あった、はい」

みほ「ありがとうございます」ギコギコギコギコ

優花里「ハッチから顔出して鉄マスクをギコギコしてる姿を見ると・・・いえ、なんでもありません」

みほ「なにか来ます!あれは・・・クルセイダー?」

優花里「やったあ!味方ですぅ!」

アンチョビ「無線で連絡を・・・あっ!」

優花里「なんですか?」

アンチョビ「向こうのチャンネルが分からん」

優花里「あっ」

みほ「おーーーーい!聖グロのみなさーーーん!」

オレ  メシ  クウ

>みほ「おーーーーい!聖グロのみなさーーーん!」
この後に「戦車道女子ですよぉーーー!」という謎の文言をくっ付けたくなる怪電波が降ってきた

再開

みほ「おーーーい!!止まってくださーーい!!!!」

ローズヒップ「ああん?なんですのあの戦車?壁?」

操縦士「マウスですわ、マウス」

砲手「止まれと言っておりますが・・・」

ローズヒップ「止まるゥ!?いっちばん嫌いな言葉ですわ!!!」

ローズヒップ「突っ込みますわよ!砲撃翌用意!」

操縦士「あれ、ハッチから頭だしてるのみほさんでは・・・?」

ローズヒップ「サムバディライクロックンローーーーーーール!!!!!さらばベルリンの壁!!!!!」

操縦士(聞いちゃいねえ・・・)


優花里「あ、あれ?なんか突っ込んできてませんか?照準こっち向いてませんか!?」

アンチョビ「ええとええと・・・チャンネルは・・・」

ペパロニ「アタシはカートゥーンチャンネルが好きっす!」

みほ「こうなったら自棄です!みなさん、衝撃に備えてください!こちらも突っ込みます!!!」

優花里「ええええ!?」

アンチョビ「いいのか!?」

みほ「もういいです、かまいません、仕方ないです」

ペパロニ「よっしゃいくぜえええ!!!姐さん!汚れた英雄歌って!」

アンチョビ「バーニンハー!」

ZGOOOOOOOOOOOOOOOOO

操縦士「ひいいいいいいいぶつかりゅううううう!!!!!」

砲手「突撃は知波単の仕事でしょう!?」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアン

ガラン ガラン ガラン



みほ「まったく・・・」

優花里「すごい音で転がっていきましたが大丈夫でしょうか・・・」

みほ「大丈夫でしょう。基本的にバカは不死身です」

アンチョビ「バーニンハー!」

ペパロニ「姐さん、そこしか知らないんすか?」



ローズヒップ「ロックンロール イズ デエエエッド・・・」

操縦士「私たち生きてますの?死んでますの?」

砲手「マリア様がいらっしゃらないので生きているみたいですわ・・・」

カチューシャ「なんかすごい砂埃をあげてる戦車がいるわね」

ノンナ「こちらに向かってきます」

カチューシャ「あれは・・・マウス?」

ケイ「ヘイ、カチューシャ!」

カチューシャ「あら来たのね」

ダージリン「ウチのクルセイダーから連絡が入りましたの。どうやらあのマウスにみほさん達が乗っているみたい」

ケイ「なら話は早いわ。あれにくっついていきながら大洗に帰りましょう!」

カチューシャ「早くおうちに帰りたい・・・。バック イン ザ USSR・・・」

ケイ「ウチのバンドよ」

ダージリン「ウチのバンドですわ」

ドガアアアアン 
┣¨┣¨┣¨┣¨ド

優花里「ティーガーがパンターが無残にも転がって・・・黒森峰の人たちが可哀想になってきました・・・」

みほ「あっ、あれはサンダースと聖グロ、プラウダの戦車・・・。Ⅳ号もいる!」

沙織「おーーい!みぽりーーーーん!」

みほ「沙織さん!」

ケイ「アタシたちがくっついていくから、このまま大洗の学園艦を目指して!」

ダージリン「学園艦へと続くあの橋がゴールですわ」

みほ「よかった・・・帰れる」




まほ「待ったああああああああああああああああああああ!!!!!!」

一同「!!!!!」

みほ「CV33!!?」

アンチョビ「ウチのだぞ!?」

ペパロニ「あいつらが盗みやがったのか!」



まほ「行かせるか・・・!みほは私の妹だ・・!!!」

エリカ「隊長、もうやめましょう・・・。我々の負けです」

まほ「みほが手元にいれば負けではない。何度でも、何度でもシコれるのだ・・!」

エリカ「シコるって表現やめましょうよ・・・」

まほ「みほがいればそれでいいのだ!イって、死んで、蘇る!!!!!!」

エリカ「もうやだあああああああああああ!!!!」

みほ「うわあ・・・追ってくよぅ・・・」

ケイ「シット!」

ダージリン「フォーレターワードですわ」

カチューシャ「チョールト!」

アリサ「粘着質な女しかいないのかしら」

ケイ「次なんか言ってみろ。一生タカシの前に出れないような顔にしてやる」

沙織「みんな急いでええええええ!!!」

桃「もう駄目だああああああおしまいだああああああ!!!助けて柚子ちゃあああああああああん!!!!」

みほ「みんな落ち着いてください!!あの橋まで逃げ切れれば我々の勝ちなんです!あきらめないで!」

優花里「で、でもCV33の機動力で追い越されてしまうのでは?」

みほ「みなさん、先行してください。私たちマウスが壁になります」

みほ「私たちは橋の直前でマウスを横向けに止め、前の車両に飛び移ります!」

沙織「そんなむちゃくちゃな!」

みほ「これしか方法はありません!タイミングが命です!」

みほ「それでは最後の作戦、ぴょんぴょん作戦を開始します!」

エリカ「マウスが下がってきた・・・。壁になるつもりね」

まほ「みほが私に近づいて・・・!待ってろ、みほ!ああ!ワルキューレの声が聞こえる!」



ケイ「そろそろ橋よ!早く飛び移って!」

アンチョビ「よし、行くぞペパロニ!」

ペパロニ「・・・・・・」

アンチョビ「・・・ペパロニ?」

ペパロニ「・・・ああ、姐さん先に行ってくださいっす。アタシは最後にいきますんで」

アンチョビ「あ、ああ・・・気をつけるんだぞ?」

優花里「では飛びます!たああーーー!」

みほ「私も!!やあっ!!」

アンチョビ「よっと!!・・・おーい、ペパロニ!早く来い!」

ペパロニ「・・・・・」

みほ「まさか・・・!」

ケイ「橋渡るわよ!」

ペパロニ「アンチョビ姐さん、やっぱり横に停車するだけじゃ駄目だ。橋を落とさないと」

アンチョビ「おいよせ!そんなことをしたらお前は・・・!」

ペパロニ「姐さん、ニュートンの物体運動第三法則っす・・・」

アンチョビ「な、なんだそれ・・・」

ペパロニ「・・・詳しくは忘れました」

ペパロニ「まあいいや!いってくだせえ!」

アンチョビ「ペパロニいいいいいいいい!!!!!」

ペパロニ「・・・・アタシをみろ・・・・」

グゥウォオオオオオオオオン

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン



まほ「さあ、追いつくぞ!」

エリカ「隊長!!前!前!!!」

エリカ「橋が落ちたああああああ!!!!」

ひゅーーーーーーーーーーん


まほ「・・・・・・・」

エリカ「・・・・・・」

まほ「・・・・・・・」

エリカ「・・・・ずっと好きでした」

まほ「・・・・・ワルキューレが聞こえる・・・・・」


ぼちゃーーーーーーーーーーーーん

数日後  大洗学園

沙織「それにしても大変だったね~」

華「一体どうなることかとヒヤヒヤしました」

優花里「ペパロニ殿も普通に救出されましたし、一緒に救出された逸見殿と姉上殿も無事でよかったですねぇ!」

麻子「バカは不死身って本当なんだな」

みほ「ペパロニさんも怪我ひとつなくピンピンしてたしね」

沙織「あれからお姉さんはどうなったの?」

みほ「ああ・・・お母さんにこってり絞られて、今は自宅謹慎中だって」

優花里「まあ、色々ありましたが、何はともあれ、めでたしめでたしでありますね!」

一同「あはははははは!」





まほ「まだだ・・・まだ終わらんぞ・・・」

しほ「どうしたのまほ。早くそのドラム缶を運びなさい。まだあと3000缶分は運んでもらいますからね」

まほ「は、はぃぃぃ・・・」

エリカ「なんで私まで・・・」





終劇

これにて終了です
初めて投稿したもので、遅い、読みづらい、まとまりがない作品となってしまいました・・・すみません

まあでも、やりたい小ネタは全部出し切れたので満足満足

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