ミカサ「甘えん坊になる薬?」 (91)


※キャラ崩壊注意

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ミカサ「ふぅ…今日も男子寮に忍び込んでエレンの寝汗を拭き取る任務が達成できた…」


ミカサ「早速戦利品のエレン(の汗たっぷり)タオルをくんかくんか…」ゴソゴソ


ミカサ「…?」


ミカサ「ポケットの中にタオル以外の何かがある…?」


ミカサ「これは…」


ミカサ「この前街でマスクとサングラスかけたグリシャおじさん似の怪しい人に貰った飲むと甘えん坊になるという薬…」


ミカサ「甘えん坊になる薬…」


ミカサ(甘えん坊なエレン…)


ーー妄想ーー


ミカサ『エレン、どうしたの?』


エレン『ミカサ…えっと…その…ゴニョゴニョ…///』


ミカサ『なに、エレン?』


エレン『…えっと…その…あたま…///』テレテレ


ミカサ『頭がどうかしたの?』


エレン『あ…あたまナデナデしてくれないか…ミカサ?///』テレテレ


ミカサ『ふふっ…エレンは本当に甘えん坊…可愛い…』ナデナデ


エレン『えへへ…ミカサ…』


ぎゅっ…



ーーーーーー


ミカサ「…いい…凄くいい…これは試してみるべき…」


ミカサ「エレン…待ってて…」


…翌日


ミカサ(よし…エレンの水に溶かして…)


ミカサ(あ、エレン来た!!)


ミカサ「エレン、アルミン、おはよう」


エレン「おう、早いなミカサ」


アルミン「おはよう、ミカサ」


ミカサ「エレン、喉乾いてない?」


エレン「…乾いてねーよ」


ミカサ「…!水分はとっても大切!!昨晩のエレンは寝汗凄かったからしっかり飲むべき!!」


アルミン(なんで昨晩のエレンの様子知ってるんだよ…)


エレン「……」カチン


エレン「俺はお前の子供でも弟でもねーんだよ!自分の体調くらい自分でわかる!」


エレン「俺だって成長してるんだ!甘えん坊で泣き虫だったあの頃とは違う!!」


ミカサ「照れてるエレン可愛い…」


アルミン(…どうみても照れてるようには見えないけど…)


ミカサ「でもこの水はしっかり飲まないとダメ、仕方ないから私が飲ませてあげる」ゴバッ!


エレン「ぶふっ!!」ゴクッ!


アルミン(無理矢理行ったー!!)


ミカサ(これでエレンは私の物……)ワクワク


エレン「…うう…突然なんなんだよミカサ…」ゲホッゲホッ


エレン「ビックリしたじゃないか…」


エレン「…罰としてあたまナデナデしろミカサ!」


アルミン「!!?」


ミカサ(…キタ!!)


ミカサ「ふふ…お安いごよう…エレン可愛い…」ナデナデ


エレン「…んっ!……えへへ…///」


ミカサ(天使が舞い降りた…)


アルミン「エ、エレン!どうしたんだ一体…!!ついに巨人への憎しみに駆られすぎて壊れてしまったのかい!?」


ミカサ「ちょっと黙ってアルミン」クビトン


アルミン「な…なにを…」バタッ…


エレン「ミカサー!もっとナデナデしてよー」


ミカサ「ふふっ…よしよし…」(ああ…心なしかいつものエレンより目が優しくなってる気がする…いや、優しくなってる)ナデナデ

ちょっと飯食ってきます

再開します


ミカサ(いつものエレンの可愛さ:格好良さの比率が3:2だとしたら…)ナデナデ


ミカサ(今のエレンは4:1の比率…)ナデナデ


ミカサ(エレンマスターの私が言うのだから間違いない…)ナデナデ


エレン「…ん!…みかさぁ……」スリスリ


ミカサ(ごはっ!…私の胸に頬ずりしてる…愛らしいを通り越してヘブンが見えた…)ナデナデ


ミカサ(ああ、世界はとても美しい…)ナデナデ


ミカサ(いつものエレンも強気可愛いけど…このエレンも無邪気可愛い…)ナデナデ


ミカサ(強気エレンと無邪気エレン…ああ…一長一短…エレン分裂しないかな…するわけないか…)ナデナデ


ミカサ(世界は残酷だ…)ガクッ

エレン「…えへへ…ミカサ…大好き…」ぎゅっ


ミカサ「はわわ///やっぱりとても美しい!!」


ジャン「……」イラッ


ジャン「朝っぱらから見せつけてんじゃねーよこの死にたがり野郎!!」


エレン「うぅ…」ビクッ


エレン「ジャン…怖い…」ビクビク


ジャン「な…なんだよ!いつもみたいに噛み付いて来いよ!!」


エレン「…うぅ…」ビク


ミカサ「…ジャン…エレンが怖がってるでしょ…?見てわからないの?」ゴゴゴゴゴ


ジャン(何故かミカサがマジギレしてるー)


ジャン(言葉を間違えば殺される…と、とにかく謝ろう…)



ジャン「わわわ、俺が悪かった!だから許してくれ!!」


ミカサ「私に謝ってどうするの?」ブチィ


ジャン(ヤバイ…終わった…)


エレン「ミカサ!喧嘩はダメ!」


ジャン(…!エレン…俺を庇ってくれるのか?)


ミカサ「エレン…ごめんなさい…私は冷静じゃなかった…」


エレン「別にいいよ」


エレン「それよりジャン!立体機動のこと俺に教えてくれよ!!」


ジャン「はぁ…?なんでお前なんかに…」


ミカサ「……」ゴゴゴゴゴ


ジャン「…今日だけ特別だぞ」


エレン「やったぁ!」


エレン「ジャン!ありがとう!!」ニコッ


ジャン「……!」(ドキッ!)

ジャン(ア、アレ?なんか今日のエレンかわいいぞ…!?おかしい…エレンがかわいいなんて…どうかしてる…主に俺が…)


ジャン(でも…かわいい…よな?)


ジャン「よ、よし!俺が教えてやるからこっちで一緒に飯を…」


アニ「…ホモは帰れ!」ドゴォ!


ジャン「ごぼっ!」バタン


エレン「ジャーン!」


ミカサ(アニGJ)


エレン「…まあいっか…アニ、おはよう!」ニコッ


アニ「ああ…おはよう…」(あれっ…今日のエレンなんか可愛い…)


アニ(いつものエレンの可愛さ:格好良さの比率が3:2だとしたら…)


アニ(今のエレンは4:1の比率といったところか…)


エレン「アニ!手、繋いでもいいか?」


アニ「…どうしたんだい?急に」


ミカサ「エレン、私が繋いであげる」


エレン「うん」ぎゅう


アニ(…手繋ぎたかった…)シュン…


ミカサ「…エレンの手あったかい…」(もう手洗えない…)


エレン「アニも!アニも!」


アニ「え、私も?」


アニ「…しょ、しょうがないね…」(やった!エレンと格闘以外で始めて手を触れた!!)ぎゅぅ…


ミカサ「……」ムゥ…


エレン「えへへ…」ぎゅぅ…


クリスタ(…エレンを中心にアニとミカサが手を繋いでる…)

クリスタ(私も繋ぎたい…)


ユミル「だっはははははwwお前ら朝っぱらから何やってんだよww」


エレン「手繋いでる」


ミカサ「見てわからないの?」


アニ「いや、違うからな!エレンがどうしてもっていうから…」


ユミル「うけるwwwww」


アニ「いや、本当に違うからな!!」


ユミル「3人姉弟かよwwww」


クリスタ(姉弟…いいなぁ…私もエレンみたいな弟欲しいなぁ…)


クリスタ(あれ?いつもならエレンのことお兄ちゃんになって欲しいって思ってるのに今日は弟な感じだ…)


ミカサ「私が長女」


エレン「アニは次女!」


クリスタ「エレンは末っ子だね!」


アニ(エレンが弟か…アリだね…)


アニ「じゃなくて!!私は嫌々やってたんだからな!それ以上おちょくったら容赦しないよ!!」


ユミル「わりぃwwwわりぃwwwならその手さっさと解けよwww」


アニ「えっ…」


アニ(しまった…これは手を解く流れ…)


ミカサ「…ユミルの言うとおり、嫌々なら無理に繋がないほうがいい」


ユミル「もしかしてお前満更じゃないとか思ってんの?」


アニ(ここまでか…さようなら…私の可愛い弟…)


アニ「…ふ、ふん、そこまでいうなら解いてやるよ」


エレン「アニ?」ウルウル


アニ(……ごめんなさい、エレン)


ぱっ…!


ミカサ(アニ…敵ならがら天晴れ…)


エレン「……うぅ…」ウルウル


クリスタ「次は私が繋ぐー!!」ぎゅぅ!


エレン「クリスタ!」パァァ!


ミカサ「……チッ…」


アニ「!!?」


アニ「」バタン…


ユミル「んなっ!クリスタ、お前どうしたんだよ!!」(アニには悪いことしちまったな…)


クリスタ「だって私もエレンと手を繋ぎたかったんだもん!!」


ユミル「なんで!手なら私が繋いであげるから!!」


クリスタ「エレンがいいの!」


ユミル「」ガーン





………………………………………
…………………………
………………
………




アルミン「う〜ん…確か僕はミカサの手刀を食らって…」


アルミン「…そうだ!エレンが大変なんだった!!」


アルミン「はっ…!?」


アルミン「はっ…!?」


エレン「ミカサー、あたまナデナデしてー♪」


ミカサ「ふふっ…エレンは甘えん坊さんだね…可愛い…」ナデナデ


クリスタ「ミカサずるい!私もエレンの頭ナデナデしたい!!」


ジャン「」


アニ「」


ユミル「」


アルミン(どうしてこうなった…)


エレン「あ、アルミン!アルミンもこっちきて、きて!」


アルミン「…エレン、君は一体…」


アルミン「やはり巨人への憎しみが暴走して精神が幼児化してしまったのかい?」


ミカサ「違う。エレンは甘えん坊になっただけ」ナデナデ


アルミン「…ミカサ、君は何か知ってるね?」


アルミン「…ミカサ、君は何か知ってるね?」


ミカサ「…明日にはいつものエレンに戻ってるはず…」(説明書に効果の持続時間は約一日って書いてあった…)ナデナデ


ミカサ「それに…シガンシナ区が壊滅したあの日以来…エレンは誰にも甘えなくなった…」ナデナデ


ミカサ「だから、たまにはそんな日もあっていい…」ナデナデ


ミカサ「と、私は思う…」ナデナデ


エレン「…アルミン?」ニコッ


アルミン「…うん、そうだね…」


アルミン「一日くらい…そんな日があってもいいよね…」


ミカサ「アルミン…ありがとう…」(言えない…実際は煩悩しかなかったなんて言えない…)ナデナデ

ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー


グリシャ(ミカサ…私のあげた薬…上手く使ってくれたかな?)


グリシャ(…はぁ…甘えん坊なエレン…見たかったなぁ…甘えん坊カルラも可愛かったし…めちゃくちゃ可愛いんだろうなぁ…)


グリシャ(あっ、甘えん坊カルラで思い出した…)


グリシャ(あの薬副作用があるんだった)


…翌日


アルミン「ふぁ〜あ…朝か…」


アルミン(それにしても昨日は大変だったな…)


アルミン(エレンがミカサと一緒に寝たいって駄々こねたりミカサやアニやクリスタが女子寮にエレンを拉致しようとしたりライナーとジャンが目覚めたり…)


アルミン「ってあれ?エレンはどこだ…?」


アルミン「あっ、エレン!」


エレン「…アルミンか…」


アルミン「ああ…おはよう、エレン!」(いつものエレンだ!よかった…!)


アルミン「しかし早いね、こんな早くから何やってるんだい?」


エレン「…どうだっていいだろ?」


アルミン「エ…エレン?」(あれ…いつもとなんか違う…?)


エレン「なんだ?」


アルミン「い、いや…なんでもない…」


エレン「ふん…特に用もないのに話しかけるな…」


アルミン(なんか…今日のエレン…)


アルミン(クールだ…)


エレン「………」


ー食堂ー


ジャン「エ…エレン!昨日の立体機動の話の続きだけど…」


エレン「壁にでも話してろ…」


ジャン「」


ライナー「エレン…お前…男に興味あるか?」


エレン「…興味ないね」


ライナー「」


サシャ「エレン!エレン!パァン食べないんですか!!食べないんならそのパァンください!!」


エレン「…ハァ…欲しけりゃ勝手にもってけ…」


サシャ「うひょおおおお!ありがとうございます!ありがとうございます!」


エレン「まったく…バカしかいないのか…?」


ユミル「なんだ?エレンのやつ…昨日は昨日で気持ち悪かったけど今日は今日で感じ悪っ!」


コニー(お前がいうな…)


クリスタ(エレン…カッコ良い…///)ポッ


ミカサ「…………」ジー


アニ「…………」ジー


アニ「…ミカサ、この状況…どう見る?」


ミカサ「…多分昨日の反動が今日に出たんだと思う…」


アニ「なるほどね…で、あんたの見立ては?」


ミカサ「1:4」


アニ「可愛さ1に格好良さ4…私も同じ意見だよ」


ミカサ「今日のエレンはクールで格好良い…だけどツンツンしてて可愛い」


アニ「…さすがだね」


アニ「……おっ、エレンが近づいてきたぞ…」


ミカサ「アニ…わかってるだろうけど…出来るだけクールに振舞ってね…」


アニ「…わかってるよ」


エレン「おい、お前ら…今日はここで飯食ってもいいか?」


アニ「…好きにすれば」


ミカサ「……」


エレン「…ここで食べさせてもらうぜ…」


パクパクモグモグ…


エレン「…アニ」


アニ「…なんか用かい?」(やっと話しかけてもらえた…)



ミカサ「………」(私じゃないのか…)シュン…


エレン「今日の格闘の訓練…お前俺の相手になれ」


アニ「…別に構わないけど?」(やだっ…強引…///)


エレン「……余裕って感じだな」


アニ「…あんた程度に倒されるほどまだ私も落ちぶれちゃいないよ…」(か、顔を直視できない…全然余裕じゃない…///)


エレン「フッ…言ってろ…」


クリスタ「エ…エレン…わ、私も一緒に…食べていい?///」


エレン「好きにしろ…ただし…俺の食事を邪魔したら…わかってるな?」


クリスタ「ひゃっ…ひゃい!!」(罵倒されたい…)


クリスタ「エ…エレン?」


エレン「……なんだ?」


クリスタ「えっと…そのぉ…あのぅ…」


エレン「なにウジウジしてるんだ?言いたいことがあるならさっさと話せ…特に用がないなら黙ってろ…」


クリスタ「はうぅぅぅ…///」


エレン「…煩いぞクリスタ…お前は発情期の雌犬か?」


クリスタ「んはぁぁぁぁぁ…///」ビクン…ビクン…


アニ(こいつやべぇ…)


エレン「…まったく…本当にバカばっかりだな…」


クリスタ「……ッ!………ッ!……///」ビクンッビクンッ


エレン「…ご馳走様」


エレン「ミカサ…ちょっと俺に付き合え…」


ミカサ「わかった…エレンが望むなら…」(突然の告白!エレンったら…照れる…///)


エレン「…行くぞ」

ー廊下ー

ミカサ「それで…一体なんの用?エレン?」

ミカサ(いつもよりクールで毒舌なエレン…たまには受けも悪くないかな?いや…いつにも増してプライドの高そうなエレンを屈服させるってのも悪くない…)

エレン「…お前一体なに考えてんだ?」

ミカサ「いや…特になにも…」

エレン「そうか…」

エレン「昨日の俺の異変……お前の仕業だろ?」


ミカサ「……!?」


ミカサ「ええ…全部私の仕業…」(昨日の記憶残ってたんだ…)


ミカサ「なんでわかったの?」


エレン「…冷静に考えたら俺がおかしくなったのは昨日お前に無理矢理水を飲まされた後だったからな…」


ミカサ「…エレンは怒ってる?」


エレン「いや、昨日は昨日で楽しかったぞ…たまには甘えるのも悪くない…」


ミカサ「ならよかった…」(あ、デレた)


エレン「まあ…あれだ…」


エレン「今は俺の方が弱いけど…いつか絶対お前を超えて見せるから…」


エレン「その時はお前の方から俺に甘えてもいいぞ…///」


ミカサ「…エレン」


ミカサ「…私、待ってる」(ああ…どんな性格でもやっぱりエレンだ…)


エレン「フッ…まあ首を洗って待っとけ…」



おわり

これで終わりです
個人的にエレンは進撃男キャラの中でアルミンと同じくらい可愛いと思います
皆さんレスありがとうございました!

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