灼「表彰式始まるよ」 玄「おもちイズデッド!」 (53)

玄「はあ……」

灼「あ、玄いた。そろそろ閉会式始まるよ」

玄「うん……」

灼「元気ないね。胸張って表彰式出ようって、みんなとの約束」

玄「あ、ううん。試合のことじゃないんだ。優勝はできなかったけど、
  みんなでここまで来れてほんとによかったって思ってるよ」

灼「じゃあ何?」

玄「……あのね、私もちろんみんなで麻雀で勝ち進むのが一番の目標だったけど、
  それとは別に密かにインターハイの楽しみがあったんだ」

灼「それは初耳……」

玄「去年の表彰式の写真見たんだけどね、1位から8位の高校の代表者が壇上で横にずらっと並んでるの」

灼「うん」

玄「それがね、みんなかなりのおもち持ちだったんだよ!」

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灼「は?」

玄「その上照明の具合なのか、すっごく強調されてて――もう壮観だったのです!」

灼「……」

玄「それを生で、しかも見上げるようなアングルで見れると思ってたのに、今年は……」

灼「……」

玄「あ、灼ちゃんのことを言ってるんじゃないよ。灼ちゃんは2年生だし」

灼「うん、無駄なフォローありがと……」

玄「他の部長さんはみんな3年生だっていうのに、期待できるのは千里山ぐらい」

灼「他の高校に聞かれたら袋叩きに会うとおも……」

玄「まあいいや、行こっか。せめて胸張って参加しよう」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

玄(ああは言ったけど、やっぱり一抹の寂しさはあるなぁ。
  せめて清水谷さんだけでも目に焼き付けておこう)

宥「いよいよ表彰が始まるね。なんだか緊張してきちゃった……」

玄(千里山は6位だったよね。8位から順番に賞状とか貰って横に並んでいくはずだから、
  3人目までの辛抱だ。じっと堪え忍ぶのです)



――第8位、有珠山高校

由暉子「はい」



玄「ふわっ!?」

玄(なんで真屋さんが? あそこの部長は桧森さんだったはず。
  これはうれしいサプライズ……! あ、なにか話してるのが聞こえる)



爽「悪いなチカ、譲ってもらっちゃって」

誓子「べつにいいわ、目立つの苦手だし。目的からいったらユキが適任でしょ」

揺杏「さすがに式でフリフリはやめといたけど、1人だけ1年生が代表だったら目立つよね~」

爽「大体のとこの部長さんは強豪だけあって貫禄あるし、そういう面でも1人ロリっ子で目立てるな」

成香「ユキちゃん、すてきです……」

揺杏「気になるのは阿知賀ぐらいかな。2年生だし背も同じぐらいなんだよね」

爽「向こうはキリッとしてるから大丈夫だよ。それにこっちは大きなアドバンテージがある!」



玄(……ありがとう有珠山のみなさん。ほんとに大きい、良質なアドバンテージなのです。
  真屋さんの小さい体に似つかわしくない特大のおもち。それは北の大地が育んだ奇跡!)

玄(ユキという名のとおり雪のようにふわふわしたそれの行く末は雪だるまなのか、
  はたまたかまくらか。あるいは垂れ下がった氷柱か)

玄(華奢なボディはその豪雪を支えられるのか。エールを送らずにはいられない、試されるおもち!)

――第7位、新道寺女子高校

哩「はい」



玄(ここは華麗にスルー。そして次は待望のォ)



――第6位、千里山女子高校

竜華「はい!」



玄(来たあ! ああ~いいよぉ~最高だよぉ。大きさも形も申し分なく、何よりそれを支える
  全身からあふれ出るあの肉感! 常時最高状態! これぞおもちのドラゴンロード!)

玄(はっ、これは! 真屋さんとの身長差が織りなす絶妙な高低差――さながらおもち段違い平行棒!
  うん、思った以上の収穫。よしとしよう。これ以上を望んだらバチが当たるよね)

――第5位、姫松高校

絹恵「はい!」



玄(ぶわあああぁ! 貧相なお姉さんじゃなくて豊満な妹さんの方が来たぁ!
  なに、なにが起こってるの!?)



恭子「主将は絹ちゃんには甘いですね」

漫「準決勝は自分のせいで負けたって落ち込んでましたもんね」

由子「だからって表彰台譲るのは主将としての自覚が足りないのよー」

洋榎「アホぬかせ。天下の姫松のエースが5位で表彰なんて恥さしなマネできるか。
   あいつの言うとおり1人だけマイナスやったから罰受けさせてやったんやで」

由子「不器用気取ってても正直くそダサよー」

漫「まあ、普通だったら3年生を差し置いてうちら2年が行くのも畏れ多いですよね」

由子「洋榎ちゃんが辞退するのは勝手かもしれないけど、私はともかく
   ずっとブレーンとして部を支えてきた恭子ちゃんに配慮がなさすぎるのよー」

洋榎「……すまんな」

恭子「まあええよ。絹ちゃんは自分を過小評価するとこあるからな。
   これでちゃんとチームの一員ってこと実感できるやろ」

恭子「どうせもう世代交代や、洋榎の好きにしたらええわ」

洋榎「恭子……」

漫「おお~珍しく名前で」

由子「夏の高校生なのよー」



玄(その英断は特別賞ものです。だって見てよこのボリューム!
  愛宕さんと清水谷さんが隣り合う夢の共演! 肉感のコラボレーション!)

玄(大阪の潜在能力は計り知れないよ。北の清水谷に南の愛宕。
  北がドラゴンロードなら南はシルクロード。天下の台所・大阪おもち道で食い倒れたい……!)

灼「玄、さっきから息が荒いけど大丈夫?」

玄「あ、うん、大丈夫。欲を言えばLordとRoadの左右から挟まれたいけど、そこまで贅沢は言わないよ」

灼「……何の話?」

玄「ほんとに当初の想像以上に堪能させてもらったから、
  灼ちゃんも気にしないで胸張っていいんだからね」

灼「意味がわからな……」

玄「あ、いよいようちの番だよ」



――第4位、阿知賀女子学院

宥「はいっ」



玄「ええっ!?」

灼「静かに」

玄「え、灼ちゃんなんで? 私のため? 灼ちゃんは私のおもち願望のために
  晴れ舞台を下りるおもち聖人だったの?」

灼「落ち着いて。たぶん玄の考えてることは全然違う」

玄「だって、部長は灼ちゃんで、県予選のときも代表者だったのに」

灼「そうなんだけど、ふと宥さんはこれで最後なんだって思って。
  昔は一歩引いた感じだったけど、今はすごく思い入れがあるのわかるから……」

玄「あ……」

灼「宥さんがいなきゃここまで勝ち上がれなかったし。だから代わってもらった」

玄「でも、おねーちゃん遠慮したんじゃない?」

灼「うん。だから私は来年もっと上位で表彰受けるからって」

玄「あは、そっか」

穏乃「いやーあの時の灼さんはかっこよかったですよ」

灼「そんなことな……」

憧「よく言う、貧乏くじ引いちゃってさ。ま、私が実現させてあげるわ」

玄「うん、灼ちゃんありがとう。私も頑張るからね」

玄(おねーちゃんにとって、そして私にとっても最高のプレゼントだ。
  これから先、おねーちゃんが引退してからもやっていく活力をもらえたよ)

玄(そして上位3チームを嘆かず直視する活力も)



――第3位、臨海女子高校

ハオ「はい」



玄(ちょおっ! それはさすがに無理があるんじゃないかな!)

ダヴァン「本当にサトハが行かなくてよかったんでスカ?」

智葉「いつも言ってるだろ。家の職業柄、なるべくメディアに顔を出したくないんだよ」

ダヴァン「そんなナリしてマデ……」

智葉「部の代表としては出ざるを得ないが、団体戦ならチームの代表だ」

ミョンファ「それで実力主義を採用したと」

智葉「遠慮なく留学生を采配する強豪校らしいだろ?」

ネリー「だったらなんでネリーじゃないの? 裏金?」

智葉「ハオが決勝の収支トップだっただけだ」

ダヴァン「それだと先鋒や大将は不利じゃないでスカ」

ネリー「出来レースだよ。陰謀だよ」

智葉「……それにあいつが一番式典の作法をわきまえている。無駄にはしゃいだり遅刻したり、
   宣伝したりしてお偉いさんに睨まれることもないだろうと思ってな」

ダヴァン「……」

ミョンファ「……」

ネリー「ああ、そんなのあったね」

玄(事情はよくわからないけど、その采配には敬意を表します。
  よかった、同じ1年生でもほんとにハオさんの方でよかった……!)

玄(こうして見るとノースリーブがより際立たせてるね。
  よくもまあ留学先に日本を選んでくれたものだよ、ありがたやありがたや)

玄(ん、待って、香港といえば中心地は九龍半島。もしかして私のドラ体質が呼び寄せたのかも!
  それじゃあ今後あと8人やって来る……? やったぁ! 日本おもち国の特別行政区なのです!)

玄(それにしても、いつもどおり厚着のおねーちゃんと肩出しミニスカートのハオさんが並ぶと……
  オールシーズンおもちファッションショーの様相を呈してきたよ)



――準優勝、清澄高校

和「はい」



玄(はふぅ……おもちインターハイの熾烈な2番手争いに参列している和ちゃんまで……)

まこ「よかったんか?」

久「私は決勝の舞台に立てた時点でもう大満足よ。連れてきてくれたみんなには本当に感謝してるわ。
  それに私は大学でまだまだ麻雀続けられるけど、和はもしかしたら……」

まこ「進学校で麻雀もやめさせられるかもしれん、か。
   そりゃあ最後の思い出としちゃあ最高じゃろうが……」

久「優勝できなきゃ転校なんてねぇ。個人戦はさらに難易度が増すだろうし」

咲「ほんとに東京に転校しちゃうのかな……」

優希「話聞いたときはびっくりしたじぇ……でも準優勝なんだから、なんとかなるはずだ!」

久「そうね。和のお父さんも娘の晴れ姿を見て思い直してくれるかもしれないし」

咲「そうですよね。あんなに頑張ってたんだし、きっとわかってくれますよね」

優希「よーし、情に訴えるために毎日表彰式の写真を送りつけてやるじぇ」



玄(ふう~む、なるほどなるほど、なるほどー。そんな事情があったんだ。
  でも大丈夫だよね、お父さんだってこれを見ればイチコロだよ)

玄(他校のエースたちに勝るとも劣らない存在感! 若干15歳という将来性!
  愛くるしいアイドル系のルックス! そしておもちストにはたまらない私服のセンス!)

玄(もしお父さんがその素晴らしさをわからない邪教の徒だった場合は、
  真屋さんのアイドル戦略に乗っかって女子高生アイドル雀士としてデビューしちゃえばいいのです)

玄(ユニット名は……『OMC98』じゃあ語呂が悪いな……『おもちング娘。』……違うな。
  はっ! 『JKおもち~ず』! これだ! JのゆきりんとKののどっち!)

玄「ファーストシングルは『時にはOMOCHIに流されて』だと二番煎じ感が強すぎるかな。
  『SOA~そんなおもちはありえません』でいこう! おもち券もつけてミリオン狙おう!」

灼「いや、そんなのつけたら捕まるから」

玄「うわっ! え、声出てた?」

灼「途中から。なに考えてたかもなんとなくわかるよ。体育のバレーボールでセクハラしすぎて、
  みんなに『おもちいろ玄オーバーN(ネット)』略しておもクロって呼ばれたときの顔してたから」

玄「これは失礼をば」

灼「もう表彰も最後だから、もうちょっと我慢してほし……」

玄「うん、もう大丈夫。残り少ない至福の時だからね、
  あとは6人のおもち観音様たちを静かに拝むのです」



――優勝、白糸台高校

尭深「はい」



玄(びゃあああぁ! 最後までサービス精神旺盛だよ今日のおもち神は!)

玄(白糸台って弘世さんが絶対的権威の部長さんらしいから、代表者はまず間違いないと思ってた。
  なにか行けない理由があっても絶対的エースの宮永さんに回ってくると思ってたのに)

玄(あれ、なんで3年生の方が後ろに並んでるんだろう。しかもなんだか縮こまるように)



淡「あはっ。菫せんぱーい、せっかくの部長の大仕事だったのにご愁傷様でーす」

誠子「災難でしたね……」

照「ごめん……」

菫「ほんとにな。お前は麻雀では安心して見てられるけど、卓を離れると気苦労が絶えない」

淡「テルー食い意地張りすぎ。表彰式にまでお菓子持ってくるんだもん」

照「大将戦見てて精神を消耗したからエネルギー補給したかった。
  気が気じゃなくてなんにも食べられなかったし」

菫「可愛がってる後輩と妹の一騎打ちじゃあ無理もないが、そのツケが私に回るとはな」

照「悪かったよ。でも菫も急かすから……」

誠子「まさかコーラを口に入れたままラムネを食べるなんて……」

淡「吹き出しちゃって2人とも制服に茶色いシミできちゃったもんね」

誠子「白地だから目立っちゃいますね」

照「前衛アートみたいになってる……」

菫「大した量じゃなかったからほとんど床にこぼれなかったのが不幸中の幸いだ。
  でもこの汚れた姿で注目を浴びるわけにもいかないからな」

誠子「あの、今さらですけど他の部員と制服を交換すればよかったんじゃ」

菫「優勝校ともあろうものが粗相で式を遅らせるわけにはいかないだろ。
  その5分10分で交通に支障を来す学校もあるかもしれない。そうなったら顰蹙ものだ」

照「菫とひっついて被害を最小限に止めたから、多分まわりにはごまかせたよ」

淡「臭いでバレバレだと思うけどねー。ま、菫先輩背高い上にスカート長いから、
  他の子の制服じゃ合わないよ。慣れないミニで中丸出しになっちゃうかも」

照「私のせいでそんなことになったら親衛隊の子たちに闇討ちされる。
  あ、でもいつも澄ました菫が寸足らずの服で恥ずかしがるのは見てみたい」

菫「とりあえずお前1週間糖分禁止な」

照「っ!? ごめんなさい! 糖禁だけはなにとぞ……」



玄(なるほど、そんな経緯だったんだ。宮永さんは対局中は悪魔のようだったけど、
  私に夢を運んでくれる天使だったんだね。ありがとうおもち大使! おもち使徒!)

玄(さて改めて渋谷さんを見てみると……アクシデントでもなければ前には出てこないだろう
  慎ましやかな雰囲気が、それに反する主張たっぷりのおもちを引き立てる!)

玄「東京砂漠にそびえ立つユグドラシル! 約束された豊作!
  猫背になるほどたわわに実った豊潤な果実を収穫したい! おもち狩りは雨天決行です!」

灼「玄やめて、恥ずかし……」

玄「あ、また声に出てた? でもしょうがないよ。こんな神々しい光景めったにお目に掛かれないよ。
  旅館やってるから観光地とか詳しくなるんだけど、なんか違うなって思ってたんだ」

玄「でもわかったよ。母なる大地も母なるおもちにはかなわないんだ。
  パワースポットがここにある――絶景かな、絶景かな」

灼「まずい、末期症状だ」

玄「奇跡だよね。たまたま選ばれた代表者7人が、たまたま全員超弩級戦士だったなんて!」

灼「え、8人だよ……」

玄「見れば見るほど完璧な布陣なのです! 私のおねーちゃんが中央にいるのは誇らしいよ。
  その両隣に、見た感じスポーティーで身長も同じぐらい高い愛宕さんとハオさん!」

灼「中国風の服だと武術やってそうっていうのは短絡的だとおも……」

玄「さらにその隣に西の大関・清水谷さんと東の大関・和ちゃん!」

灼「横綱じゃないんだ」

玄「横綱はただ1人なんだよ。ああ、永水女子が残ってたら……いや、これでいいんだ。
  おもち探求の道が極まっちゃったら燃え尽き症候群になっちゃうもんね」

灼「早いとこ極めて卒業してほし……」

玄「そして両端には小柄な小動物系の真屋さんと渋谷さん!
  ほら見えるよ! 中央のおねーちゃんが谷間となって左右に2つの山が見える!」

灼「念のため病院行く?」

玄「個々のおもちだけじゃなくて全体で1つのおもちを模るなんて……
  ♪母なるおもちを ああ~ 讃えよおもちを ああ~」

灼「なにその歌」

玄「『おもち讃頌』だよ! 中学のとき合唱コンクールでやったじゃない。
  そうだ、この偉業を記念して7人に称号を贈ろう。『おもちエリートセブン』じゃありきたりか」

灼「いいかげんおもちDEミートヘブンから抜け出そうか」

玄「もっとおめでたい『おもち七福神』かな。いや『七人のおもち侍』も捨てがたい。
  どうせなら麻雀にちなんで……『おもちートイツ』だぁ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



玄「おもちートイツだぁ!」

灼「わっ……なに?」

玄「あれ、おもちートイツは?」

灼「なにそれ。もう表彰式始まるよ」

玄「……なんだ、これからかあ。ごめん、白昼夢だったみたい。
  そうだよね、そんな都合のいい話ないよね」

灼「まだ諦めきれないの?」

玄「ううん、もういいんだ。思い出したよ、赤土先生の教えを。
  人生いろいろ、おもちもいろいろなんだ」

灼「あ、玄の弱点克服のための秘策っていう」

玄「そう。日めくり『まいにち晴絵』の格言を胸に抱いて、ちゃんと現実に向き合うよ。
  清水谷さんだけでもいてくれてラッキーだって思わなきゃね」

灼「……」

玄「それに弘世さんとか辻垣内さんとか桧森さんはそこそこ、それなりなわけだし。
  この照明で強調されればきっと……」



――第8位、有珠山高校

爽「はいっ!」



玄「は? え……は?」

灼「なに、真屋さんが出てくると思った?」

玄「それもちょっと期待したけどそうじゃないよ。部長さんが出てくると思ったの。
  桧森さんならともかく、獅子原さんじゃ……」

灼「そんなに変わらないんじゃないかな」

玄「なに言ってるの! わずかでも雲泥の差だよ! 千点あればなんとか戦えるけど、
  百点じゃ喰いタンでトんじゃうしリーチも掛けられないんだよ……」

灼「それぞれチームの事情があるんでしょ」

玄「うう……」

揺杏「いや~最後ぐらいは先輩に花を持たせたいなんて、ユキも泣かせるね~」

由暉子「これまでずっと私がサポートしてもらってばかりでしたから。
    でもすみません、本来なら部長がというつもりだったんですが」

成香「ちかちゃんまで爽さんに譲っちゃうなんて……」

誓子「いいのよ。今まで引っ張ってきたのも実質爽なんだし、入賞できたのも爽のおかげだし。
   ユキの言うとおり、最後ぐらい代表してもらいましょう」

揺杏「まあ、たまには報われてもいいかもね~。たまには」

誓子「ふふ、そうね」

成香「あれ、でも爽さんネクタイ……」

誓子「――あ、結び直させるの忘れてた!」

由暉子「いつもどおり思いっきり裏返ってますね」

誓子「あーあー、満面の笑みで無邪気に手振っちゃって……」

揺杏「最後まで初出場のダークホース校らしくていいじゃん」



玄(あんなにぶんぶん手を振ってるのに微動だにしない……無いおもちは振れない、か……
  せっかくの真屋さんの有珠山を前面に出してこないなら、もう有珠高校でいいじゃない)

――第7位、新道寺女子高校

哩「はい」



姫子「部長……立派です……」

煌「ほんとに堂々と胸を張るあの姿勢、すばらです」



玄(すばらじゃないよ、あばらだよ。どこの高校も1人か2人絶対的エースがいるものだけど、
  新道寺はなんというか、フラットファイブなんだよね)

玄(はぁ~、思えば夢の中では最初が真屋さんだったから気にしなかったけど、
  開幕2連荘はキツイよ。こう続くと欠乏症になりそうだよ)

玄(獅子原さんも白水さんもカリスマ性みたいなのはすごいんだろうけど、
  リーダーの器とおもちの器の大きさは比例しないってことがわかるなぁ)

玄(でもそんな憂鬱を吹き飛ばしてくれる本日の目玉が来るよ。おいでませボーナスタイム!)



――第6位、千里山女子高校

セーラ「はい!」



玄「ひゅっ」

灼「すごい音したけど呼吸できてる?」

玄「え、なんで? おもちドラゴンロードは? 西の大関は?」

灼「落ち着いて。深呼吸」



怜「ごめんな竜華。ほんとなら竜華が行くはずやったのに」

竜華「ええよ。怜を支えるのはうちの役目や」

浩子「ほんま園城寺先輩も無茶しますわ。ボロボロの体にムチ打って5位決定戦も登板するんですから」

泉「その上式にも出たいって……フラフラやないですか」

怜「最後まで自分の足で立ってたいんや。女の意地やな」

浩子「物理的に支えてもらってますけどね」

竜華「怜がたまに頑固になるのは昔からよう知っとる。こんなんなんてことないわ。
   それに形上はうちが部長やってるけど、うちよりセーラの方があの場に立つのふさわしいしな」

浩子「収支のことやったら大将の方が厳しいからしゃあないと思います」

竜華「それだけやなくてな、セーラは昔からいざってときに頼りになんねん」

怜「ヒーロー体質やな。竜華は感情の起伏激しいし、すぐ取り乱すからなぁ」

泉「良くも悪くも大雑把で精神的支柱っぽいところありますよね」

浩子「制服で若干恥ずかしがってるところは頼りないけどな」



玄「そんな……唯一の希望の星が……ひどいよ、こんなのおかしいよ。
  千里山? 千里平の間違いでしょ」

灼「アチガのチは痴態の痴かな。それとも恥かな」

玄「そりゃマニッシュおもちってジャンルもあるけど、それはおもちとのギャップがミソなわけで。
  おもちがバニッシュしちゃったらパニッシュものだよ」

灼「玄」

玄「ほら、江口さんと獅子原さんのスカートを隠して見てみると……この少年っぽい雰囲気!
  2人で秘密基地とか作ってそう! むしろおもち探求仲間になれるんじゃ……?」

灼「……玄、一寸のおもちにも五分の魂」

玄「はっ! それは『まいにち晴絵』の格言の1つ……なんで灼ちゃんが?」

灼「私もハルちゃんに貰ったから」

玄「灼ちゃんって隠れオモチタンだったの?」

灼「隠れキリシタンみたいに言われても……そうじゃないよ。
  玄だけ貰ってたのが羨ましくて、同じのでいいから私にもちょうだいって」

玄「でもあれは私用に特化したものだって」

灼「うん。ほんとにそういう内容しかなくてびっくりした。
  もっと熱くなれよ的なものだと思ってたからちょっとがっかりしたよ」

玄「それでも覚えてるんだね」

灼「ハルちゃんが作ったものだから一応全部目を通した。
  それにいつか玄の助けになるかもしれないって思ったから」

玄「……うん、ありがとう。落ち着いたよ。ショックで混乱しちゃったけど、
  今ならはっきり思い出せるよ、赤土先生の教えも応援歌も」

灼「そっちは初耳……」

玄「さっきは灼ちゃんに助けられたけど、今度は心に棲む魔物に打ち勝ってみせるよ。
  魔物退治ならおまかせあれ!」

灼「不安しかないけどがんばれ」



――第5位、姫松高校

洋榎「はい!」



玄「……ふう~」

灼「大丈夫?」

玄「うん、部長の愛宕さんが来ることはわかってたし、平気だよ」

玄(ショックは少ないけど、4人も並んじゃうとさすがに……
  四人立直とか四風連打なら流れるんだけど、これはこの先も続くんだよね)

玄(だめだめ、弱気になるな私。ちゃんと自分で打ち勝つんだ!)

玄「♪諦めたら終わり~おもちを~リセットして~」

灼「……じゃあそろそろだから、先に言っておくね」

玄「え?」

灼「♪私の~おもちの~前で~泣かないでください~」

玄「――!」



――第4位、阿知賀女子学院

灼「はい」



玄「……」

宥「灼ちゃんっていい子だよね」

玄「うん」

宥「さっきもね、最後だから私に表彰受けてって言うんだよ。優しいよね」

玄「あ、正夢だったんだ。でも灼ちゃんが行っちゃったよ?」

宥「気持ちは嬉しかったけど断っちゃった。これまで部の代表として大変なところ全部
  責任持ってやってくれたんだもん。私なんかがいいとこ取りはできないよ」

玄「でもおねーちゃんだって」

宥「それに赤土先生の意志を一番受け継いでるのも灼ちゃんだから、
  先生が見てる前で表彰受けてもらいたかったんだ」

玄「あ……」

宥「あとね、この会場冷房効いててあったかくないから、マフラー外すなんて無理……」

玄「……おねーちゃんらしいね」

玄(そうだよ、灼ちゃんはこれまで何度も私のことを助けてくれたじゃない。
  ここで私が落胆を見せたら、そんな灼ちゃんまでも蔑むことになっちゃう)

玄(大丈夫、もう峠は越えたはず。おもちに振り回されるだけじゃないところを見せて、
  灼ちゃんに安心してもらうんだ! さあ、辻垣内さんの大和撫子おもちを――)



――第3位、臨海女子高校

智葉「はい」



玄(――あ、あれ、そんな……ひとまわり縮んでる――サラシを巻いてるんだ!
  てっきり対局のときだけだと思ってたけど、眼鏡とセットでメディア対策だったんだ)

玄(本来このメンバーならトップに躍り出るはずの辻垣内さんが埋もれてしまったのです……
  なんでそんなおもちを締めつけていじめるようなことするの)

玄(いや、赤土先生語録にあった――驕るおもちは久しからず。長期的な視野で考えるんだ。
  きっと若さにあぐらをかいて将来気の抜けたおもちにならないための愛のムチなんだ)

玄(そっか、辻垣内さんは闘ってるんだね。日の当たらない場所で春を待つ冬眠おもちなんだね。
  ♪闘う~君のおもちを~闘わないおもちが笑うだろう~)

玄(きっと次の竹井さんも似たタイプなんだ。今はサラシの辻垣内さんとどっこいだけど、
  裏街道で育てていく悪待ちおもちなんだ)



――準優勝、清澄高校

咲「はいっ」



玄(ノー! なんでここにきて部長セオリーを外してくるの!
  いや、ここで宮永さんが来たことに意味があると考えるのです)



まこ「よかったんか?」

久「私は決勝の舞台に立てた時点でもう大満足よ。連れてきてくれたみんなには本当に感謝してるわ。
  まここそよかったの? 私はまこでもいいと思ってたんだけど」

まこ「わしにゃあ分不相応じゃ。それに元々はあんたも和のために引くつもりじゃったろ」

久「まあね。でも安心したわ。ねえ、本当に本当でしょうね、
  お父さんがこっちに残ること許してくれたのって」

和「はい。この先どうなるかはわかりませんけど、とりあえずは考え直してくれたみたいで」

優希「よかったじぇ~。のどちゃんが東京に行っちゃったらタコスも喉を通らなくなるところだったじぇ」

和「危うく須賀君の努力を無駄にするところでしたね」

まこ「それならやっぱり咲に出てもらって正解じゃ。ほれ見てみい、あの緩みきった顔」

久「よくは知らなかったけど、けっこうなものだったみたいね、お姉さんとの微妙な関係は」

和「そうみたいですね。それがようやく解消されて、久しぶりにお姉さんに甘える妹の顔になってますね」

優希「お姉さんの目の前での晴れ舞台だからな。友達思いの私らの粋な計らいだじぇ」



玄(ふう~む、なるほどなるほど、なるほどー。そんな事情があったんだ。
  それなら納得――ってできないよ! もう仲直りできたならいいじゃない!)

玄(読書が趣味らしいけど、宮永さんが主人公だったら姉妹関係を軸にしたジュブナイル物だね。
  私視点だと現在進行形でミステリー起きてるけど。連続おもち消失事件が)

玄(どうせなら『おもちがFになる』とかがよかったな。
  実際は『おもち誰もいなくなった』だもんなぁ)

玄(このままじゃ完全犯罪で迷宮入りしちゃう。この名探偵クロがなんとかしなきゃ。
  幸い優秀な情報屋が揃ってるからね。まずはボーリング場の看板娘アラタ)

玄(それから人気旅館の女将ユウ。神社の美人巫女アコ。和菓子屋の娘、というより山の主シズノ。
  こども麻雀クラブとのつながりもあるし、老若男女の情報を網羅できるね)

玄(赤土刑事のコネもあるし、荒川病院や蒲原タクシー、龍門渕財閥も協力的だ。
  予言者トキの占いやセラピスト・キラメのメンタルセラピーも使えば、解けない謎はない!)

玄(ライバルはクロとシロで小瀬川さんだ。安楽椅子探偵シロミー。
  宮守探偵事務所は優秀なスタッフ揃いで、所長は情報の機密性に定評のあるサエ)

玄(辛口で自白を促すクルミ、図解でシロミーをサポートするエイスリン。
  6つの探偵術を巧みに使いこなすトヨネ。尾行はすぐバレるけど無理やり追っかけるよ)

玄(こっちは熊倉警視のコネと困ったときの永水神社の巫女さんパワーが強力だ。
  おもちたちの沈黙が続く中、事件はABC殺人事件に発展してしまう)

玄(颯爽と現場に現れて「みんな死体に手を出さないように!」と場を取り仕切るクロ。
  一方シロミーは事務所の椅子から動かず、仲間の持ってくる情報から推理を展開する)

玄(事件の鍵=ドラを次々引き寄せるクロ。頭を掻いて悩むほど真実に近づくシロミー。
  マヨヒガに迷い込んだ探偵たちは、解を持ち帰ることができるのか――)

玄(だめだ、これ完全に探偵自身が犯人のパターンだ!
  名前からしてもう私が犯人ってネタバレしちゃってるし!)

玄(しまった! 妄想があさっての方向に飛んでる間にもう壇上に――)



照「……」



玄「――え?」



照「……?」



玄「なんで――なんで宮永(照)さんなのぉ!?」

宥「玄ちゃん……おっきな声出しちゃだめだよ」

玄「だって部長は弘世さんで、空腹は最高のスパイスだから5割増しで見えると思ったの。
  このメンバーなら余裕で背もおもちも頭ひとつ飛び出て、弘世様って崇めてもいいと思ったの」



久「けど優希も自分で言っちゃ台無しよね、粋な計らいって」

まこ「ほうじゃの。あちらさんが意図を汲んでくれたのも大きいからのう」

優希「咲ちゃんおねーさんと並んで嬉しそうだじぇ。おねーさんも照れてるんじゃないか?」

和「ええ……いいものですね、家族の溝が埋まるのは」



淡「びっくりしたなー、菫先輩が代表じゃないのなんて初めてじゃない?」

尭深「私も初めて見ました」

菫「向こうの部長に乗せられてしまったな」

誠子「姉妹で一緒に表彰受けたら和解の記念にちょうどいい、なんて半分強要ですよね」

菫「まあ、確かに照も心なしか嬉しそうだな。
  優勝できたのもほとんどのあいつの功績だし結果オーライだ」



玄(結果亡パイ……そうだね、宮永姉妹が加わっておもち畑がカンカン照りだよ。
  ひどい干ばつ……おもち乞いの儀式しなきゃ……)

玄(そういえばお姉さんの方の宮永さんも本読んでたな。おもちよさらば?
  それなら私はおもちと共に去りぬ。いつかおもち畑でつかまえて)

玄(まあ、宮永さんだって若きテルテルの悩みがあるよね。
  『おもちよ、おもちよ!』って渇望したこともあるよね)

玄(その悩みが影響して場の支配が働いて、連続和了り決められちゃったのかな。
  でも8連続なのに打点が一切上がってないよ。平和しか和了ってないよ)

玄(積み棒の底上げすらなくて平場のままだし。呪われてるのかな……はっ!
  もしかして、ここはおもちの八つ墓村だったの?)

玄「あ……た――」

宥「玄ちゃん、どうしたの?」

玄「たたりじゃ~っ!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

灼「あ、玄いた。また屋上でいじけてる」

玄「おもちに貴賤なし――おもちの上にも三年――人はおもちのみに生くるにあらず」

灼「……なにやってるの?」

玄「灼ちゃん、ごめん。せっかく灼ちゃんが助けてくれたのに、結局私自分を抑えられなくて……」

灼「まあそうかなとは思ってたしいいんだけど」

玄「だから『まいにち晴絵』を復習してるの。今にも落ちてきそうなおもちの下で――
  愚か者はおもちに集う――あの日あの時あのおもち」

灼「……もう忘れて戻ろうよ」

玄「あ、もう帰る?」

灼「こっちで軽い祝賀会しようってハルちゃんが」

玄「電車の時間大丈夫なの?」

灼「もしかして聞いてない? 個人戦全部見てから帰るって話になってる」

玄「ええ! それって閉会式までいられるのかな?」

灼「そうみたい」

玄「滞在費とか大丈夫なの?」

灼「プロ入りに向けて人と会ったりするハルちゃんの都合だから、そういうのはなんとかするって。
  連泊で安くなってるし心配いらないって言ってた」

玄「じゃあお家に連絡しなきゃ」

灼「宥さんがしてたよ。さすがに誰か1人でもダメってなったら帰るしかなかったけど、
  みんなOKだって。私もできれば練習につき合ってくれた人の応援したかったし」

玄「そうだね。団体戦で対戦した人も出てるし、頑張ってほしいもんね。
  よーし、和ちゃんを筆頭に応援するぞー!」

灼「おー」

玄「そして今度こそおもちドリームを叶えるんだ!
  地方大会や全国の序盤で涙を呑んだおもちたちの逆襲が幕を開ける!」

灼「結局そこ……」

玄「大丈夫だよ。今度は表彰式も観客席からだから、テンパったりしないよ。
  ふふ……その代わり写真を撮りまくるのです。ズームアンドズームで!」

灼「……おもちをのぞく時、おもちもまたこちらをのぞいているのだ」

玄「っ! それ『アラフォスコヤはかく語りき』だっけ」

灼「違うけど……あんまりのめり込みすぎるのはよくないとおも……」

玄「でも、これだけおもち日照りが続いたんだから、もうちょっとで大逆転が待ってるはずなんだ。
  おもちフィーバーにはある程度の投資が必要なんだよ」

灼「それ典型的なダメギャンブラーの思考」

玄「私には聞こえるんだよ、おもちの声が――我おもち、故に我あり――ってね。
  もうスコヤ哲学は時代遅れなんだ」

灼「いろいろ間違ってる気がするけど、今度こそ心の魔物に打ち勝てるといいね。
  自分が怪物にならないように」

―――――――――
――――――
―――

憧「なんか閉会式を観客席で見るのって久々な気がするわ」

穏乃「団体戦じゃ見られる側だったもんな」

宥「個人戦だと制服も色とりどりだねー」

灼「玄、元気出そうよ」

玄「……うん。わかってた、わかってたよ」

穏乃「それにしても決勝は熱かったよなー」

憧「去年の1位から3位が再び激突!」

穏乃「そこに割って入った新鋭の1年生!」

憧「激闘を制したのはチャンピオンの妹・宮永咲!」

穏乃「団体戦に続いて姉妹でワンツーフィニッシュ!」

憧「いやー強いわ宮永姉妹」

玄(ほんとに強すぎるよ。あらゆる意味で私の天敵だよ)

穏乃「でも荒川さんも健闘してたよな」

憧「そうね、姉妹の因縁なんてどこ吹く風で割って入ってたわね」

玄(確かに宮永姉妹が相手なら荒川さんも大健闘だよね)

穏乃「因縁といえばやっぱりチャンピオンのライバルは辻垣内さんって感じだったな」

憧「すごい闘志燃やしてたもんね」

玄(……闘志燃やしすぎると必要な脂肪まで燃焼しちゃうのかな。
  やっぱりこのレベルに辿り着くには何かを犠牲にしなきゃならないのかな)

灼「また変なこと考えてる?」

玄「あっ、ううん。応援してた人が決勝に残れなくて残念だったなって。
  和ちゃんも福路さんも神代さんも……」

灼「勝負は水物だしクジ運も大きいから。巡り合わせによってはもっと勝ち上がれただろうね。
  うちも出てたら宥さんあたりが入賞できたかも」

玄「そうだね。おねーちゃんが表彰されるところまで行ってたら……」

宥「強い人いっぱいいるから、8位以内は難しいよー」

灼「宥さんだって引けを取らないとおも……」

玄「え、ちょっと待って。8位? 4位じゃなくて?」

宥「表彰されるところまででしょ? なら8位だよね」

灼「団体戦と同じように8位まで壇上で表彰されるよ。もしかして知らなかった?」

玄「個人戦は決勝に残った4人だけだと思ってた。ねえ、誰が入ってるの!?」

灼「結果見てないの?」

玄「決勝の4人が決まった時点で興味が半減しちゃったから。誰、教えて!」

宥「えっとね、8位は最初の方でうちと対戦した高校の人だよ」

玄「もしかして劔谷高校の森垣さん? 『でー』が口癖の人?」

宥「ううん、寺崎遊月さん。ほら1回戦で玄ちゃんと対局したキャップかぶってる人」

玄「……ああ、あの人か。去年15位だったんだよね。それはそれはジャンプアップおめでたいね。
  おもちの方はアップダウンがないみたいだけどね!」

灼「玄はちょっとクールダウンしようか」

玄「ごめん……あとは?」

宥「7位は白水さん。新道寺の」

玄「くっ……3たび立ちはだかる壁、壁、壁! スリーセブンでも全然お得な感じがしない。
  まいったまいった、白水さんにはほんとにまいるよ!」

宥「あったかくない……」

玄「はあ……そうだよね。団体戦で表彰されてた人は実力者揃いなんだから、
  こっちでも湧いて出てくるよね」

灼「言葉が黒くなってきてる」

宥「もう団体戦で入賞した人はいないよ。6位は永水の」

玄「永水!」

宥「薄墨さん」

玄「……そっちか」

宥「クジ運が良かったのもあるかもしれないけど、やっぱり強いよね」

灼「短期決戦だと役満の重みも増すから」

玄「薄墨さんは体の重みを増したほうがいいんじゃないかな。小四喜ばっかり和了っちゃってさ。
  小4ボディに喜ぶのは一部のフリークだけだよ。たまにいるんだよね、熱狂的なサポーターが」

灼「玄なんかフーリガンの域だからね」

玄「結局何の収穫も得られず最後かぁ……」

宥「5位の人はね、玄ちゃんも驚くんじゃないかな」

玄「え、ついに――」

宥「小走やえさん」

玄「……」

宥「やっぱり強いよね。あ、でも地区大会でやえさんに勝ってる玄ちゃんは立派だよー」

灼「壮行試合でリベンジされたけど」

玄「……そうだね、強かったな。おもちはニワカだけど。
  ほんと驚きだよ、団体戦に続いて個人戦まで八連荘食らうなんて……あは……ははは……っ!」

穏乃「わっ、どうしたんですか玄さん、急に立ち上がって」

憧「ちょっと、注目浴びちゃってるわよ」

宥「玄ちゃん……?」

灼「表彰式始まるよ」

玄「おもちイズデッド!」



カン!

一番のミステリーは本編のおもち膨張事件

ありがとうございました

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」

信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」

鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋

信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」

>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】 - SSまとめ速報
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