八幡「ささやかな同窓会」 (246)


とある飲み屋


結衣「久しぶりだね~いろはちゃんっ」

いろは「そうですねっ、結衣先輩は相変わらず美人ですし」

結衣「や、やだな…あたしも来年には卒業なんだからさ」

いろは「卒業っていってもまだ22歳じゃないですか~若いにも程がありますよ」

結衣「そっか、あたしももうそんな歳なんだ…来年は社会人だし」

いろは「わたしも再来年にはそうですから同じですよ」

結衣「この年齢になってくると、1歳の差ってあんまりないよね」


いろは「そうかもしれませんね」

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ガラガラ

戸塚「こんにちは~」

結衣「あ、彩ちゃんだやっはろ~」

いろは「戸塚先輩、こんにちはですっ」


戸塚「うん、こんにちは。二人とも早いね」

結衣「あたしが一応幹事だしさ、予約もあたしの名前だったし」

戸塚「そういえばそうだっけ」

いろは「戸塚先輩はこっちに座りますか?」

戸塚「うん、そうしようかな」

いろは「はい、どうぞ」

戸塚「ありがとう、あと来る人は…」

結衣「ええと、ヒッキーと隼人くんとゆきのんの3人かな」

戸塚「じゃあ、前の席に3人座ってもらう感じでいいかな」

結衣「いいんじゃないかな」


いろは「大丈夫ですかね…先輩」

結衣「えっと、来れるって言ってたけど」

いろは「いえ…そうじゃなくて」

結衣「う…」

いろは「この同窓会?に呼んだのも酷だったんじゃ…」

結衣「そ、そうなの…?久しぶりだしさ」

戸塚「大丈夫だよ」

結衣「彩ちゃん?」

戸塚「八幡はもっと逞しく成長したんだから、心配ないよ」

いろは「…先輩のあれは成長って言うんですか~?」

戸塚「どんな方向でも成長は成長じゃないかな?」


いろは「う~ん、確かに別の意味では…そうかもしれないですけど」

結衣「ま、まずかったかな…?」

いろは「呼んだ張本人の結衣先輩が不安にならないでください」

結衣「ご、ごめん」


戸塚「八幡のことはおいといてさ、彼らはどうなってるの?」

結衣「隼人くんとゆきのん?順調に付き合ってるってさ」

いろは「ラブラブなんですね~、ある意味今回の主役二人ですもんね~」

結衣「ヒッキーには悪いけど、あの二人の仲の良さ見てたら憧れちゃうな」

戸塚「そっか、そんなに仲睦まじいんだ」

いろは「結衣先輩も彼氏作ればいいんですよ、そういう話なかったんですか?」

結衣「一人だけ付き合ったけどさ、結局別れちゃった…たはは」

いろは「長続きしなかったんですね、油断してたら先輩みたいになりますよっ」

結衣「さすがにヒッキーと一緒にされたくはないな~」


いろは「まあ、さすがにそうですね」

結衣「いろはちゃんは彼氏いないの?」

いろは「あたしですか?ほら、あたしはまだ若いですし~」

結衣「1歳しか違わないじゃん、油断してたら歳とっちゃうぞっ」

いろは「結衣先輩に言われたくないです~」


ガラガラ

葉山「やあ、遅れてすまない」

雪乃「ごきげんよう」


結衣「隼人君、ゆきのんもっ、やっはろ~」

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」

いろは「主役二人来ましたので、そちらの席にどうぞっ」

葉山「なんだい主役って?」


戸塚「恋人同士は主役扱いらしいよ」

雪乃「もう、何を言ってるのかしら」

葉山「俺たちが付き合ったのは、もう4年くらい前の話なのに」

雪乃「からかうにしても今更っていう気がするわね」


いろは「そういえば、高校3年生の時でしたっけ?」

葉山「ああ、そうなるね」

雪乃「あとは…比企谷くんだけねっ」

葉山「ちゃんと来るといいけどね」

雪乃「また悪い癖が出ているの?」

葉山「ナンパした子とそのままホテルへね」

雪乃「…」

葉山「おいおい、俺はその場にいなかったよ」

雪乃「別に疑ってないわよ」

葉山「そ、そうかい?」(雪乃ちゃんの視線は怖い…優美子が優しく見えるよ)


いろは「…先輩」

結衣「あはは…相変わらずみたいだね、ヒッキー」

飲み屋の外


八幡「…はあ、あんま気は進まんけど、行くか」

八幡「どうせ葉山の奴に、瑞穂とのこと言われるんだろうし」

八幡「正直ほっとけよって感じだが」


ガラガラ

八幡「おっす」

結衣「あ、ヒッキー、やっはろ~!」


いろは「先輩、遅いですよっ!」

八幡「まだ時間になってなくね?」

いろは「そういうの屁理屈って言うんですよ」

八幡「いや、言わないし」

戸塚「八幡、こんにちは」

八幡「戸塚か…おっす」

葉山「比企谷、携帯の電源は切ってたのか?」

八幡「お前がうるさいから着信拒否にしようかと悩んでたところだ」

葉山「全くお前は…」

雪乃「比企谷くん、ごきげんよう」

八幡「おう、久しぶりだな」

雪乃「そうね、噂には聞いてたけれど…随分変わったわね」

八幡「そりゃ、人間時間経てば変わるっての」

雪乃「それもそうね」

結衣「とりあえず、全員揃ったし注文しよっか」

いろは「そうですね~とりあえず乾杯しましょうよ、なにがいいかな~」


雪乃「私は赤ワインでいいわ」

葉山「じゃあ、俺は白にしておこう」

八幡「対比してる感じが実に洒落てますな」

葉山「君は何を頼むんだ?」

八幡「最初は生ビール」

葉山「逆に皮肉を感じる」

八幡「お前に言われたくない」

結衣「えっと…じゃあ、グラス行きわたったので」

いろは「かんぱいかんぱい~」

結衣「いろはちゃん早いって…えっと、同窓会って程でもないですけど」


結衣「この集まりを祝しまして…来年のあたし達の繁栄に…乾杯っ」

一同「かんぱ~~~いっ」

カン


八幡「なんか由比ヶ浜、音頭が仰々しくないか?」

結衣「そうかな?まあ、来年社会人だしさ。緊張感持ってさ」

八幡「化粧品のメーカーだろ?しかも大手の」

結衣「うん、5次面接くらいまであったんだから…生きた心地しなかったよ」

八幡(受かったのは、顔もあるんだろうな、相手側からすれば由比ヶ浜は掘り出し物に見えたかも)

結衣「だからさ…合格したときは信じられなかった」

戸塚「でも事実だし、由比ヶ浜さんの実力だよ、おめでとう」

結衣「ありがとう、彩ちゃん」

八幡「まあこれからだけどな、大切なのは」

結衣「わかってるよ…いじわるなんだから、ヒッキーは…」

八幡「まあ、しっかりな」

結衣「うん、ヒッキーもね」

八幡「お前に心配されたら、俺はもう駄目かもしれん」

結衣「ひどっ!」

雪乃「比企谷くんは就職は決まったの?」

八幡「俺か?俺は…」

葉山「比企谷は一番早く決まったんじゃないかな」

雪乃「あら…そうなの?」


八幡「どうだったかな」

葉山「謙遜かい?それとも、皮肉か?」

八幡「どっちでもねぇよ」


いろは「一番遊んでたくせに、一番最初に就職決めるとか…世の中間違ってます」

八幡「誰が一番遊んでるだ、葉山の阿呆だってな」

葉山「おい、比企谷…それ以上は俺の寿命を縮めることになるんだ…」

雪乃「どういうことかしら?隼人くん?」

葉山「雪乃ちゃん…待ってくれ…誤解なんだよ…!」

雪乃「後でゆっくり聞くから大丈夫よ」

葉山「雪乃ちゃん…!」

八幡「…」


戸塚「八幡はさ、公務員になるんだよね?」

結衣「う~ん…なんか今のヒッキーには似合わない…」

いろは「ですよね、普通の就活の内定も10社からもらってるとか」

八幡「一色いちいちそんなこと言うなよ」


葉山「それで、結局は公務員を選んだわけか」

八幡「ああ、一番楽な道だしな」

雪乃「一番楽な道を選んで行くのね」

八幡「悪いか?」

雪乃「そんなことはないけど」

八幡「民間よりも公務員の方が定時で帰りやすい」

八幡「それに休日もはるかに取りやすいからな」


雪乃「休日がほしいのね」

八幡「まだまだ遊びたいんだよ」

雪乃「比企谷くん…あなた…」

八幡「就職は決まったけど、来年までの時間じゃ全然足りないしな」

葉山「おいおい、比企谷…」

八幡「なんだ葉山?元々はお前が教えてくれたんだろ?」

葉山「…それは」

八幡「お前がクラブとかに呼んでくれたんだろ」

葉山「そうだな」

八幡「あと、瑞穂の紹介もお前だっけ」

葉山「彼女とは…」

八幡「この前別れた」


いろは「先輩、また別れたんですか」

八幡「あのな…俺のせいみたいに言うな」

いろは「どうせ先輩のせいでしょ、長続きしないんだから」

八幡「自分を見てくれないとか言ってたか」

いろは「…」

雪乃「…」

結衣「あはは、なんか微妙な空気だね、なんか頼もっか」

戸塚「そうだね、じゃあおつまみとして…」


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ガラガラ

「ありがとうございました~~~~」


結衣「はあ~なんか味があんまりわかんなかった…」

戸塚「それはわかるな~あはは」

結衣「彩ちゃんもだよね」

戸塚「うん」


八幡「んじゃ、俺もう帰るわ」スタスタ

結衣「あ、うん…またね」

いろは「……」

葉山「…」

雪乃「隼人くん、どうするの?この後」

葉山「ごめん雪乃ちゃん、少し待っててくれるかな」

タタタタタ


葉山「比企谷っ!」


八幡「ん?なんだよ、葉山」


葉山「また彼女と別れるなんて…なにを考えてるんだ?」

八幡「何をって…学生の恋人なんだしそんなもんじゃね?」

葉山「君の場合、スパンが短いだろ」

八幡「半年とかはもってるぞ、4年も付き合い続ける方がめずらしいっての」


葉山「…比企谷」

八幡「なんだよ?俺は葉山に感謝してるぜ?」

葉山「…」

八幡「こういうリア充の世界を教えてくれて」

葉山「君には教えるんじゃなかったかもな…君は溺れてる」



八幡「溺れてねぇよ、ちゃんと社会生活との共有はできる」

葉山「本当にか?君はさらに深みに嵌るために公務員なんだろ?」

八幡「…俺はこの大学生活で」

八幡「社会人に必要な技術をかなり高レベルで修得してきた」

八幡「それこそ、徹夜してな」

葉山「…」

八幡「ワードやエクセル、パワーポイントは完全に使いこなせる」

八幡「さらに、英語だって普通に話せるようになった」

八幡「それと並行して、公務員試験も合格、さらに民間にも複数内定貰ってる」

葉山「比企谷…お前は」

八幡「これくらいのことは当たり前にしてるんだ」

八幡「公務員としての生活が決まってる状況で深みに嵌るのが問題か?」

葉山「そんなのは…まやかしだ…逃げてるだけだ」

八幡「葉山、お前ってさ就職浪人になるんだろ?弁護士になる為に」

葉山「そうだ」


八幡「今年は無理だったみたいだな」

葉山「くっ…」

八幡「雪ノ下に心労かけさせんなよ」

葉山「やはり雪乃ちゃんが原因なのか?」


八幡「なんのことだよ?」

葉山「君がそうなってしまったのはっ!」

八幡「暗いぼっちの比企谷八幡からは卒業したんだ」

八幡「全て自己責任で、他者との交わりを避ける俺はもういない」

八幡「それって称賛すべきことだろ?お前のおかげだぜ、葉山」

葉山「比企谷…今の俺では君には何も言えそうもないな」

葉山「今日のところは帰るよ、それじゃあ比企谷」

八幡「ああ」


八幡「さて、この後どうしようかね」



雪乃「隼人くん?もう大丈夫なの?」

葉山「雪乃ちゃん…」

雪乃「比企谷くんとはどんな会話を?」

葉山「彼の心は閉ざされてるみたいだ」

雪乃「やはり、私たちが原因なのかしら…」

葉山「引き金はそうだよ、それから俺と彼の交流が増えたのも原因か」

雪乃「もう4年も前のことなのに」

葉山「そうだね」

街中


八幡「ていうか、彼女とも別れたんだよな。マジでどうしよう」

八幡「この前知り合った子に連絡でもするか…」


戸塚「八幡」

八幡「戸塚、どうした?」

戸塚「奇遇だね、帰らないの?」

八幡「まだ少し早かったからな」

戸塚「そうなんだ、じゃあさそこの喫茶店でも入らない?」

八幡「戸塚とか?」

戸塚「うん、駄目かな?」

八幡「いいぜ、入るか」



とりあえずここまで

喫茶店

八幡「それで、話ってのは?」

戸塚「特にこれといって話があったわけじゃないんだけどね」

八幡「そうなのか?」


戸塚「うん、さっき会ったのは偶然だし」

八幡「てっきり、葉山とのことで話があるんだと思ってたぞ」


戸塚「話したいことでもあるの?」

八幡「…別に」

戸塚「そっか、ないんだ」

八幡「ああ」

戸塚「あのさ八幡」

八幡「ん?」

戸塚「八幡はさ、高校の時に比べてかなり変わったと思うけど」

八幡「別に俺としては変わったつもりはないけどな」

戸塚「周りから見たら変わったと思うよ。なんていうか、チャラくなった?」

八幡「葉山みたいになってるか?」

戸塚「そうだね、見た目とかはそっちの雰囲気になってるかな?」

八幡「そうか」

戸塚「何人も女の子と関係持ったんでしょ?」

八幡「それは企業秘密」

戸塚「そういうセリフは前の八幡からじゃでなかったよね」

八幡「確かにそうかもな」

戸塚「僕は今の八幡も好きだよ」

八幡「前の俺ならお持ち帰りしてたな」

戸塚「ええ?どういう意味?」

八幡「でも今の俺は女の子が好きだからな」

戸塚「もう…なに言ってるのかな…とにかく」


戸塚「葉山くんのような外見になって、女の子とも親密になれて」

戸塚「それでいて公務員試験とかさ、学生の本分をしっかり全うしたのは凄いと思うよ」

八幡「葉山の奴だってできてるだろ、まあ浪人だけど」

戸塚「う~ん、なんていうのかな、なかなかできないことって言えばいいかな?両立は」

戸塚「英語だってペラペラになったんでしょ?この前海外旅行行ったって言ってたよね」

八幡「ああ、そういえば前の彼女とな」

戸塚「そこまで変えて、就職もちゃんと決めたんだからさ」

八幡「おう」

戸塚「誰も八幡に文句なんか言えないと思うよ、僕は」

八幡「文句言われてんの?」

戸塚「八幡のことだから気づいてるでしょ?」

八幡「まあ、そりゃあね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いろは「あ~あ、先輩ってやっぱり変わり過ぎですよね」

結衣「わ、どしたの、急に?」

いろは「だって…憧れだったんですよ、葉山先輩より」

結衣「好きだったんだ?」

いろは「それは……ゆ、結衣先輩はどうなんですか?」

結衣「え、あたし!?」

結衣「あたしは…まあ」

いろは「へぇ~、そうなんですか~」

結衣「ちょっとちょっと…もう4年前の話だよ?今は…」

いろは「そっか彼氏さんいたんでしたっけ、もう先輩のことは忘れてるんですね?」

結衣「う、うん…そうだね。今のヒッキーはさすがにね」

いろは「そうですか」

結衣「いろはちゃん?」

いろは「いえいえなんでもないです。でも、ホント変わりましたよね」

結衣「それだけ、ゆきのんに対する想いが強かったんだよ、ヒッキー」

いろは「そうでしたね」

結衣「あの時は見てられなかったな、なんだか話しかけ辛くなったし」

結衣「結局そのまま卒業して、次に会ったのが大学の時で…」

いろは「その時にはもう先輩変わってたんですよね」


結衣「うん、そうだね」

いろは「元々は葉山先輩と仲良くなって、それがきっかけみたいですよ」


結衣「そっか、それでヒッキー嵌って行ったんだ」


いろは「先輩、お洒落とかそういうの無縁だったし、それもあるんですよね」

結衣「ヒッキー…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


八幡「まあ、由比ヶ浜たちもあんまり良くは見ないかもな」

戸塚「八幡はさ、悪いことはしてないと思うけどこれからどうするの?」


八幡「まあ、来年から公務員だしな。それがなくなることはしないつもりだ」

戸塚「そっか、よかった。それが聞きたかったんだ」

八幡「心配してたのか?」

戸塚「当然でしょ?」

八幡「なんか悪いな」

戸塚「気にしないでよ、僕は八幡の味方だからさ」

次の日 ホテル


女A「ねえ、比企谷」

八幡「なんだよ?」


女A「あんたってさ…なんていうか…」

八幡「なんだよ、はっきり言えよ」

女A「あんたってさ、昔根暗だった?」

八幡「はあ?なんで?」

女A「な~んか会話してたらそんな感じしてさ」

八幡「…」

女A「なんか色々な知識を詰め込みましたみたいな?自然さがないっていうか」

八幡(見抜かれてるか、この数年でかなり自然に扱えるようになったはずだが)

女A「もしかしてさ、図星~?」

八幡「どうでもいいだろそんなこと」

女A「まあ、いいんだけどさ」

八幡(もう昔のことだ)

女A「あと、ちょっと優しいし?エッチとか」

女A「エッチも慣れてるけど、突貫工事になってるし」

八幡「お前のその語彙はなんなんだ、そっちをなんとかしろよ」

八幡「とにかく、俺はもう帰る。じゃな」

女A「あ、比企谷~っ」


バタン


八幡「あ~もう、くそ…あいつとはもう会わない」

八幡「くそ、ホテルで泊まるつもりだったのに、どうするか」

八幡「家に帰るのもあれだしな…どっかで外食でもして…」


八幡(家に帰っても小町との仲は冷え切ってるしな)

八幡(まあ、あいつは雪ノ下も恨んでるだろうけど)

八幡(よくできた妹だけど、雪ノ下恨むのはお門違いだろうに)

スタスタ


八幡「…ん?」

いろは「あれ?先輩?」

八幡「一色か」

とりあえずここまで

いろは「…」

八幡「その汚物を見る目線やめてくれませんかね?」

いろは「汚物に失礼です~」

八幡「それ以下かよ…」


いろは「こんなところで何してるんですか?」

八幡「いや、まあ色々あってな。外食でもしようかと」

いろは「悔しいけど奇遇ですね…」

八幡「そうか、なら一緒にどうだ?」

いろは「誘ってます?」

八幡「嫌なら断れよ」

いろは「……」

レストラン

いろは「それで、なにしてたんですか?」

八幡「ホテルで泊まるはずだったんだけど、トラブルになってな」


いろは「彼女とですか?」

八幡「彼女ではないな」

いろは「うわ…死んでくれます?」

八幡「サラッと怖い事いうなよ」

いろは「もう…なんでそんなんになったんですか?」

八幡「そんなんって…俺別に犯罪なんてしてないからな?」

いろは「そうですけど…キャラに合ってないです」

八幡「意外とうまくいってたんだぞ」

いろは「でしょうね、でないと女とホテルとか無理でしょうし」


八幡「でも、今日はめずらしく見抜かれたな。久しぶりに」

いろは「あ、それで出てきたんですね」

八幡「まあな、もうした後だったし、いいかなって」

いろは「…」

八幡「だから汚物を見る目やめろ」

いろは「汚物に失礼ですって」

いろは「そもそもキャラに合ってないんですよ、先輩が」

八幡「そうかね」

いろは「そうですよ、リア充目の敵にしてたのに、自分がなっちゃうとか」

八幡「目の敵ね…なってみると楽しくてな」

いろは「先輩の場合、クズになってるから駄目なんですよ」

八幡「クズ…ね」

いろは「いくら本業がんばって公務員でも…それは駄目です」


八幡「……」

いろは「ねえ、先輩」

八幡「ん?」

いろは「もう、4年も前じゃないですか」

八幡「…」

いろは「そろそろ、忘れてもいいんじゃないですか?」

八幡「4年前か…もうそんなに経ったんだな」

いろは「そうですよ、4年も経ってるんですよ」

八幡「葉山にこういう世界紹介されて…そこに嵌っていったな」


いろは「ええ」

八幡「雪ノ下が葉山と付き合ったのを忘れる為に、いろんな女子と付き合ったり持ち帰ったり…」

いろは「そうなんですね、先輩クズですね」

八幡「英会話とかもいったりして、葉山以上のスキル身に着けるように努力だってした」


いろは「もしかして、葉山先輩目指したんですか?」

八幡「まあな」

いろは「うわ…どれだけ雪ノ下先輩のこと好きだったんですか…」

八幡「俺だってわかんねぇよ」

八幡「雪ノ下とは…頼られてると思ってたし、両想いなんじゃないかって思ってたからな」

いろは「そもそも、雪ノ下先輩が葉山先輩好きになったのってなんでなんですかね?」

八幡「明確な理由はわかんね、もうかなり前の話だしな、ただ…」

いろは「ただ?」


八幡「当時の奉仕部で聞いたことがある」

いろは「なんて言ってましたか?」

八幡「過去は変えられないけど、未来は変えられるって」

いろは「それって…」

八幡「過去に囚われず、未来…つまり今の葉山を見ようとしたんだろ」

八幡「過去のイザコザを白紙にして」

いろは「そんなことって可能なんですかね?」

八幡「さあ、でもあいつは実践した」

八幡「そうなってくると、あとは簡単だろ」

いろは「簡単ですか?」

八幡「葉山のコミュニケーションの高さ、デートのスキル、気の使い方、外見のスキル」

八幡「好きになる要素が満載だろ」

いろは「確かにそうですけど…葉山先輩って中身がちょっとだけ」

八幡「いざという時に決められない等、トラブルに弱いな。でもそんなのはささいな事だ」

八幡「現に今もまだ付き合ってる、この4年で克服してるかもしれないしな」


いろは「先輩が葉山先輩目指した理由がわかりました」

八幡「…」

いろは「雪ノ下先輩に近づきたかったんですよね」

八幡「ああ」

いろは「でも4年経ちましたよ?効果ありましたか?」

八幡「…ないな」

いろは「ですよね?この前の同窓会も微妙になったし」

八幡「あれは…すまん」

いろは「大丈夫ですよ~、ああいうのはまた開けばいいんですし」

いろは「先輩」


八幡「なんだ?」

いろは「過去は変えられないけど、未来は変えられるんですよ?」

八幡「…」

いろは「大好きな雪ノ下先輩の言葉なんですから、信じましょうよ」

八幡「俺は…見失ってる、どうしたらいいか」

いろは「先輩は過去に囚われてる、じゃあ簡単なことじゃないですか」

八幡「…そうか?」

いろは「今の先輩なら、少し変えるだけでいい感じになりますよっ」

八幡「……」

いろは「雪ノ下先輩に会うだけです」

場所かわって 葉山の家


雪乃「…なんだか、浮かない顔しているわね」

葉山「そんなことないよ」

雪乃「比企谷くんに言われたことが尾を引いているの?」

葉山「俺はまだ就職できないから…君に心労かける」

雪乃「そんなこと気にしないで…生活などは特に困らないでしょ」

葉山「すまない、雪乃ちゃん…俺と一緒なばかりに」

雪乃「私の就職先は大手よ、そんなに問題ないわ」


葉山「なあ雪乃ちゃん」

雪乃「なに?」

葉山「俺でよかったのかい?今の比企谷ははっきり言ってすごいよ?」


葉山「もう俺なんかじゃ…」

雪乃「なにを言ってるの?あなたはこの数年間がんばってたじゃない」

雪乃「弁護士資格だって来年とればなんの問題もないはずよ?」

葉山「そうだが…」

雪乃「私はあなたが好きよ、心配しないで」

葉山「ありがとう…雪乃ちゃん」


プルルルルルルル

葉山「電話…か」


葉山「いろはから?もしもし…」

数日後


いろは「意外とすぐにセッティングできましたね」

結衣「いろはちゃん…セッティングって」


戸塚「暇な時期だから、集まるのが簡単でよかったね」


結衣「でもさ、本当にうまく行くの?あのヒッキーがこんなことで」

戸塚「雪ノ下さんに会う…か。単純だけどいい方法かもしれないね」

いろは「先輩は告白するかもしれません。その後は…」

結衣「うん…どうなるんだろう?」


いろは「……」

八幡「小町出かけてくるな」

小町「…」

八幡「おーい、小町ってば」

小町「また、女の人のところでしょ?わたしの知らない」

八幡「女の人って言うのは間違ってないけど、知らないのは違うな」

小町「え?」

八幡(そういやこいつ、一人称「わたし」にしたんだっけ、なんかそれも忘れてた)

八幡(ホント冷え切ってたな)

八幡「悪いな小町、明日からは…少しマシな俺になってるかもしれん」


小町「え?どういうこと?お兄ちゃん?」

八幡(お兄ちゃんって聞いたのも久しぶりだ)


八幡「じゃあちょっと、行ってくる」

雪乃「では、隼人くん。行ってくるわね」

葉山「…俺が一緒に行かなくて平気?」


雪乃「大丈夫よ、心配しないで」

葉山「…わかった」


バタン

葉山「比企谷…いつまでも囚われてても仕方ないよ…それを、今日知るといい」


葉山「所詮は高校生の恋愛だったんだから、君のはね」

街中

スタスタ


八幡「……」

雪乃「……」


八幡「おう」

雪乃「ええ、おはよう」

八幡「こうして、二人で会うのは久しぶりだな」

雪乃「そうね、高校生の時以来かしら?」

八幡「高校の時…ね」

雪乃「そうね」

八幡「……」



雪乃「それで?なにか御用かしら?話したいことでもあるの?」

八幡「雪ノ下覚えてるか?高校の時」

雪乃「なに?」


八幡「2年の冬だったか、俺とお前二人取り残される形で」

雪乃「みんなで遊びに行った時のことね、平塚先生のチケットで」

八幡「ああ、そういや先生も結婚したんだってな」

雪乃「海外の結婚だったから、私たちは参加できなかったけれど」

八幡「まあ、いいや。話戻すが、あのとき正直ドキドキしてたぞ」

雪乃「どういうことかしら?」

八幡「あの時から、お前のこと意識するようになってた」

雪乃「そう…」


八幡「お前も俺のこと頼ってくれてたし、もしかしたら両想いかもって」

雪乃「…」

八幡「でも、違うかったんだな。俺の勘違いだった」


雪乃「そうね…勘違いね」

八幡「だよな…それでもいい」

雪乃「比企谷くん?」

八幡「なあ、雪ノ下。今からでも俺と…」


雪乃「気持ち悪いわ」

八幡「……」

雪乃「やめてちょうだい比企谷くん、私が首を縦に振るとでも思っているの?」

八幡「…」

雪乃「私のことが好きだったのかもしれないけど、勘違いと言ったでしょう?」

雪乃「ただでさえ、4年も引きずっていることに嫌悪感がでてるのに…」

雪乃「あなた、葉山くんになろうとしてファッションセンスなどをリア充のようにしてるけど」

雪乃「それがはっきり言って気持ち悪いわ」


八幡「雪ノ下…」

雪乃「はっきり言ってストーカーのようなものよ?前の同窓会も微妙な空気にしてしまって」

雪乃「本当に最低ね、比企谷くん」

八幡「まさか、そこまで言われるとはな…はは」


雪乃「わかったら、スッパリ忘れてくれるかしら?気持ち悪い比企谷くん」

八幡「……わかった…雪ノ下」

雪乃「私は、隼人くんの所へ戻らないといけないから、これで失礼するわ」

八幡「あ……」


スタスタスタ


八幡「これは……効くな…」

八幡「やばい…泣きそうだ」

バチ~~ン


八幡「いてぇ…!」


いろは「せ~んぱいっ、奇遇ですね~」

八幡「一色…!…なにが奇遇だ…」

結衣「やっはろ~ヒッキー!」

八幡「由比ヶ浜まで…!」


戸塚「はは、八幡」

八幡「戸塚も…!お前ら…聞いてたな…」

いろは「まあ、先輩のことが気になってまして」

結衣「うんうん」


八幡「…見ての通りだっての」

いろは「予想以上に言われましたね、まあ先輩が女々し過ぎてキモかったですけど」


八幡「うるせぇよ…」

結衣「でもさ、あれだけ言われてスッキリしたんじゃない?」

八幡「……そうだな、俺はなんか小さいことに囚われてた気がする」

戸塚「雪ノ下さんなりの愛の鞭だったのかもしれないね」


八幡「…かもな」

いろは「でも、きっと今夜は二人は愛に満ちたセックスをするんでしょうね」

八幡「……」

結衣「いろはちゃん…!もうっ!」

いろは「冗談ですよ~」


戸塚「これからどうしようか?せっかくだから、4人でご飯でも食べて、カラオケにでも行かない?」

いろは「あ、いいですね~。先輩の慰め会ということで」

結衣「うん、そうしよっかっ」

八幡「お前ら……」


八幡「でも…」

結衣「どしたの?」

八幡「妹も呼んでいいか?」

いろは「あ、いいじゃないですか~兄弟水入らずでっ」

八幡「妹との仲も取り戻さないといけないしな」


結衣「そっか、小町ちゃんと仲悪かったんだ」

いろは「先輩って罪作りですよね~ホント」

戸塚「僕は前の八幡も好きだけど、これからの八幡にも期待だね」

八幡「見失ってた物、取り戻さないとな」


いろは「そうですよ、その原因が雪ノ下先輩っていうのがビックリですけど」

結衣「キモイよね…」

八幡「抉るな抉るな…ぶり返すから」

戸塚「それじゃあ、行こうか」

いろは「は~い」


八幡(なんか、本当にすっきりした、こんな簡単に…いや簡単じゃないけどな)

八幡(雪ノ下のあの罵倒は、今までで一番効いた…ははは)

八幡(でも、あのまま進んでいくよりは、こっちの方がいいな…一色には感謝しないとな…それから)




八幡「さよなら雪ノ下、葉山と幸せにな」


おわり

ありがとうございました~終了です

八幡「…俺はこの大学生活で」
八幡「社会人に必要な技術をかなり高レベルで修得してきた」
八幡「それこそ、徹夜してな」
葉山「…」
八幡「ワードやエクセル、パワーポイントは完全に使いこなせる」

このくだりで変な笑い声が出た

数年後…
ニュースキャスター『…次のニュースです。全国で被害が多発している健康食品○○の問題で、警視庁は販売会社と 共謀して被害者から現金を騙し取ったとして、販売会社の弁護士、葉山隼人容疑者を詐欺罪の疑いで逮捕しました。 調べによると、葉山容疑者は…』

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報道から数日後、千葉市内の喫茶店・・・

結衣「…ゆきのん…大丈夫?」

雪乃「………」

結衣「…これからどうするの?」

雪乃「…隼人とは離婚するわ…彼が逮捕されてから、会社にも居辛くなったから、辞めるわ…」

結衣「…何でこんなことに…」

雪乃「…結局、わたしがバカだったのよ…彼の本質を見破れなかった…いいえ…彼は何も変わってなかったの…」

結衣「…そ・そうだ、もうすぐ来るから…あっ、来た来た!」

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八幡「おいっ、由比ヶ浜、どういうことだ?お前が話があるからって無理やり頼んだから来てやったのに…」

結衣「ヒッキー、何でそんな事言うの?今ゆきのん、大変な時なのに!」

八幡「…雪ノ下が居るなら、来るんじゃなかった…」

雪乃「………」

結衣「どういうことだし!」

雪乃「…由比ヶ浜さんは悪くないわ…わたしが頼んで呼んでもらったの…」

八幡「それで?」

雪乃「…比企谷くん…あの時はごめんなさい…あなたに酷いことを…」

八幡「それで?」

結衣「それでって、ヒッキー酷いよ!」

八幡「由比ヶ浜、少し黙ってろ!」

結衣「………」

八幡「雪ノ下、何で俺を呼んだ?」

雪乃「…結局わたしは葉山の本質を見抜けなかった…それなのに…あなたが苦しんでいるときに、あなたを…」

八幡「今更だろ?それにお前、俺の事気持ち悪いとも言っていたよな?それなら何で気持ち悪い男と話を する気になったんだ?」

雪乃「…それは…」

八幡「お前、葉山の事を信じるんじゃなかったのか?今更俺に頼られても知るか!」

結衣「ヒッキー、最低!」

八幡「最低なのはどっちだ?俺は社会に出てから、苦手だったけど色々な人と交流してきた…そこで俺の高校時代の 話も少しずつするようになった…話を聞いてくれた人達は、皆口を揃えてこう言っていた…」

八幡「『お前の周りの奴ら、頭がおかしいんじゃないか?』ってね!」

八幡「大体、振られる所を皆で見るとか、自分が彼女を作ったくせに、当て付けの様に無理やり同窓会に誘うとか、 挙句の果てに、女が出来たのに、わざわざ女紹介して溺れさせるとか…お前ら本当に屑だよ…少なくとも、 真面な関係なら、そっとしておくんだってね!」

雪乃・結衣「………」

八幡「良かったぜ、お前らと疎遠になって」 雪乃「…比企谷くん…」

八幡「じゃあな!あっそうだ…俺、国家公務員の試験受かったから、市の職員辞めることになったから。もう お前らと会うことも無いだろう…それに俺…」

???「八幡、話終わった?」

八幡「あぁ」

雪乃「比企谷くん、あの女の人は?」

八幡「俺の婚約者だ。とある会社の三女だ…そうだ由比ヶ浜、お前旦那のDV被害に遭ってるんだったら、ちゃんと 警察に行け!」

結衣「…」

八幡「じゃあな!」

雪乃・結衣「」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira102884.jpg
[ゴンベッサ・先原直樹]

ネット上でゴンベッサと呼ばれている、都道府県ssの後書き「で、無視...と。」の作者。
2013年に人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者は自分であると自称し、物議を呼んだ。
詳しくは「ゴンベッサ」で検索

1990年3月30日生 岡山県津山市出身 血液型B型
実家の住所 岡山県津山市大田277-1 ℡0868-27-1823

騒動から二年以上経った現在も自分のヲチスレに粘着し、監視を続けていることが判明。
【都道府県SS】ゴンベッサ総合★8【先原直樹】→http://goo.gl/ER3pu5

更に1ヶ月後・・・・

雪乃「由比ヶ浜さん…体調はどうかしら?」

結衣「うん…何とか…やっと少し戻ってきたよ…」

雪乃「本当に酷い男ね…あなたをこんな酷い目に遭わせて…」

結衣「………」

雪乃「…でも、これで良かったのかもしれないわね…あなたの元旦那…結局あなたに対する傷害罪で逮捕されて、やっとDVから解放されて…」

結衣「うん…でも…私…もう赤ちゃん…産めなくなっちゃった…」

雪乃「ごめんなさい!嫌な事思い出させて…」

結衣「うぅん、良いの…結局私がちゃんとあの男の本性を見破れなかったから…」

雪乃「………」

結衣「それよりもゆきのん…これからどうするの?」

雪乃「…わたし…実家から縁を切られたわ…」

結衣「えっ、何で?」

雪乃「結局あの男の逮捕が、私の実家や雪ノ下建設の経営にまで影響を及ぼしてきたからよ…幾ら離婚したとはいえ、被害者の方々には
関係無い事ですもの…それに、元々葉山家は雪ノ下建設の顧問弁護士だったから、一心同体に見られても仕方が無いわ…」

結衣「そんな…ゆきのんはともかく、何で実家まで…」

雪乃「人の感情はそう簡単には割り切れないものなのね…あの人は理解してたみたいだけど…わたしは最近になってやっとそのことが解ったわ…」

結衣「………」

雪乃「それで、雪ノ下建設の従業員の生活を守る為に、家で持っている株を売って、直接の経営から手を引くことになったの…そしてこれ以上
経営に影響を及ぼさない様にする為に、わたしと縁を切るって…葉山家は全財産を被害者の方の弁済に充てるそうよ…」

結衣「そんな…」

雪乃「それにしても、あの男…どこまで卑劣なの…姉さんが面会に行った後、拘置所で自[ピーーー]るなんて!!」

結衣「えっ、隼人君が?」

雪乃「面会の際、姉さんが彼に、『今まで面倒事を全部他人に押し付けて来たツケが、今になって全部アンタに帰ってきたのよ、その事は
ちゃんと考えなさい!』って言ったそうよ…そしたら、その夜に…タオルで首を…」

結衣「…隼人君…」

雪乃「結局最後まであの男は、最後まで面倒事を他人に押し付けたの!!」ギリギリギリギリ

結衣「それで雪ノ下建設はどうなるの?」

雪乃「幸いなことに、経営を引き継いでくれる所が現れたの…○○財閥よ…そして、最高経営責任者として赴任するのが…『比企谷??』さん…」

結衣「えっ、比企谷って!!!!」

雪乃「…比企谷くんの奥さん…国会議員の○○さんが総帥の○○家の三女…」

結衣「…そんな…」

雪乃「…だから、姉さんが強くわたしの排籍を主張したの…『今まで比企谷君に面倒事を押し付けていた、雪乃ちゃんへの罰よ』って…」

結衣「………」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月03日 (木) 15:08:59   ID: 4Ia7UOWy

最近この流れ多すぎ
最後に出来の悪い別人のが付くのも含めて

2 :  SS好きの774さん   2016年03月03日 (木) 15:37:48   ID: viHJkiGW

でも文書の出来はともかく他の人が書いたおまけでの
突っ込みは妥当だよな

3 :  SS好きの774さん   2016年03月03日 (木) 21:30:15   ID: gqVT7MXn

続き欲しい

4 :  SS好きの774さん   2016年03月04日 (金) 10:58:32   ID: aKRCSw88

どう考えても葉山と雪ノ下が付き合うのはあり得ない
想像できんわ

5 :  SS好きの774さん   2016年03月04日 (金) 13:09:48   ID: iTcJSwhq

想 像 力 が 足 り な い よ

6 :  SS好きの774さん   2016年03月06日 (日) 02:13:41   ID: aSBYJSxk

Fuck that Yukino bitch

7 :  SS好きの774さん   2016年03月06日 (日) 10:01:53   ID: ARgPn1ax

ただの弱者いじめss

8 :  SS好きの774さん   2016年03月07日 (月) 00:57:49   ID: kYYNmC_w

クズの下&クソビッチザマァwww

9 :  SS好きの774さん   2016年03月08日 (火) 01:35:00   ID: PBI66QE7

え、なにこれ。。
単純に面白くない。。

10 :  SS好きの774さん   2016年03月08日 (火) 10:33:10   ID: 3LTN6NyZ

ww

11 :  SS好きの774さん   2016年03月25日 (金) 06:09:29   ID: e1Rk49rf

俺は嫌いじゃない
でも、せっかくならなるべく多くの人間に面白いって言われる作品書いたら?

12 :  SS好きの774さん   2016年10月16日 (日) 19:42:19   ID: sv-jnWfV

こういうSS好きだわ

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