エリー「コ、コーデリアさん……?」(23)


最近ベッドで眠っているとコーデリアさんが私に抱きついてきます。
寝相なのかな、と思って起こしてしまうのも悪いしそのままだったのですが、
次の日も、その次の日もコーデリアさんは私に抱きついてきました。
初めの日は軽く触れるように。
次の日は体を包むように。
その次の日は胸を。
そのまた次の日は首筋に唇を。
そのまたまた次の日はその全てと私の……



今日はそれ以上のことをされてしまうのでしょうか。
コーデリアはなんだか日に日に元気になっているような気がします。
あまりにも恥ずかしいのでコーデリアさんにやめてもらおうと言おうとしたら
コーデリアさんは私を抱きしめて、どうしたの?と耳元で優しく聞いてくるのです。
恥ずかしくてそれ以上何も話せませんでした。



きっと今日もベッドで私はコーデリアさんの好きなように弄られてしまうのでしょう。
隣で眠っているシャロとネロは気付いていないのでしょうか。

でも私がコーデリアさんを拒否すればシャロやネロが同じような目にあってしまうかもしれない。
きっとそういうことを知らない二人がそんな目にあったら心を傷つけてしまう。
だから私は二人が起きないよう声を殺して耐えるしかないのです。

そう、コーデリアさんからの辱めを受けるのは私だけでいい。
二人を傷つけるわけにはいかないから。



「……おやすみなさい……」

今日も何も知らない二人といつも通り、
いやいつも以上に元気なコーデリアさんに眠りの挨拶をして眠れないベッドへと体を預けます。

高鳴る鼓動がバレていないか、起きていることに気づかれていないか、
体を丸め固く目を閉ざしていると背中に温かな感触を感じました。

「……エリー、寝た?眠ってるわよね?」

コーデリアさんの囁くような声。
でもなんだか今日は今までにないくらい呼吸が荒く、押し付けられる力も強いです。

「エリーっ……はぁはぁ……髪、良い匂い……すんすん」

髪を触られ、顔を押し付けられる感触がします。
そして首筋にコーデリアさんの吐息がかかる感触がして、続けて胸をつかむように抱きしめられました。



やはり今日は胸を掴む力も強く声をかみ殺すのに精一杯でした。
そのままコーデリアさんの吐息は激しくなっていって、
首筋に口付けながら胸と私の大切な場所を触り始め、
うつ伏せにうずくまっていた体を仰向けに、まるで押し倒されたかのような姿勢にされてしまいました。
コーデリアさんにバレないよう薄く目を開けると私の胸元でコーデリアさんは息を荒げています。

しばらくしておへそから直接肌に手が触れるような感触がして、服を脱がされようとしていることに気がつきました。
心の中でやめてほしい、いつもの優しいコーデリアさんに戻ってほしいといくら叫んでも届くはずはなく、
無情にもその手は私の胸と大切な場所へと直接触れたのです。
コーデリアさんの熱い吐息とひんやりとした手の感触で私はおもわず声をあげてしまいました。



「……!?エリー……起きているの……?」

その声は焦りに満ちていながらも静かな声で、
まだ私が起きていないかもしれないという希望が見え隠れしています。
だから私は寝返りをうったようなふりをしてごまかしました。

「……よかった……ちょっとやりすぎちゃったわね……」

ごまかすことができたようです。
コーデリアさんは私の乱れた服を優しく綺麗に直して、また優しく掛け布団をかけてくれました。

「エリー……私の可愛いお花……おやすみなさい」

軽くおでこにキスをされ、頭を撫でられました。
この夜は胸がドキドキして眠ることが出来ませんでした。



そしてまた次の日。
一日中何だか落ち着かなくてコーデリアさんの顔もまともに見ることが出来ず、皆に心配されました。
特にコーデリアさんは私を気遣って飲み物をくれたり、いつもは取り合いになる食事を分けたりもしてくれて。

でも恥ずかしくてその気遣いはすべて断ってしまいました。
そのたびコーデリアさんは私に、何かあったら言ってね、と優しく声をかけてくれて、
やっぱりコーデリアさんは変わっていない、優しいままのコーデリアさんなんだ、と少し嬉しい気持ちになりました。

そしてその日の夜。
きっと今までの夜の出来事は夢だったんだ、いつも優しいコーデリアさんがそんなことするはずない、
と自分に言い聞かせ、少し高鳴る胸を押さえてまたいつものベッドへと潜り込みました。



数分ののち、何もないまま眠気が訪れて意識が混濁していく中 、
私は何だか少しだけ、ほんの少しだけ残念な気持ちになって、
コーデリアさんの吐息とひんやりとした手の感触を夢心地に思い出しながら眠りに。

目を開けると朝になっていて、隣にはシャロとネロ、コーデリアさんが静かな寝息をたてています。
少し寝ぼけた頭で服の乱れを確かめたり、昨晩の記憶を辿ったりしましたが特に何もなく、
やっぱり今までの出来事は夢だったんだ、と確信を得ました。

しばらくしてコーデリアさんが目を覚ましたので、おはよう、と朝の挨拶を交わしあいます。
確信のおかげがコーデリアさんの目を見て挨拶をすることができました。
久々にまっすぐ見れたコーデリアさんの笑顔はとても綺麗で、私は少し見とれてしまいました。



そして夜。
コーデリアさんのことが頭に浮かんだり消えたりして、
寝付けないまましばらくベッドの中で丸まってぼんやりしていると
背中に感じたことのある温かい感触が触れて驚きと共になぜか、
やっぱり夢じゃなかったんだ、と嬉しさが沸いてきたのです。
でもやっぱり夢かもしれない。
だからまた我慢していようと思います。

「エリー……寝ちゃった?」

コーデリアさんの声。
もちろんシャロとネロが起きないよう、囁くような声。
私は急いで目を閉じて眠っているかのような呼吸をします。



「エリー……私、やっぱり我慢できない……自分を抑えることができないのよ」

コーデリアさんのその声は私に謝っているようで、起きていることがバレていないか胸の鼓動が止まりません。
そしていつものように、いえ、いつもより早くコーデリアさんの手が私の服の下へと潜り込んできました。
私の名を何度も呼びながら多少の力強さも感じさせるほどに私の体に触れてきます。
すぐに服は上下にずらされ、下着も外されてしまいました。

「エリー……綺麗よ……」

呟く声と共におなかに舐められるような感触がして、その感触はどんどん上に上がってきます。
そしてそれが胸に達したとき、私はごまかしきれない声を出してしまったのです。



「っ……!エリー……!?」

驚きの声と共にはかれた吐息が胸にあたってまた声をあげてしまいました。
もう隠しきれない、と恐る恐る目を開けると目の前には泣きそうな顔のコーデリアさんが。

「エリー……私っ……あの……」

涙を目尻に溜めて狼狽するコーデリアさんは、
いつも私を、私たち3人を引っ張ってくれるお姉さんではなく、いつも弱々しい私のようです。

「こんな……私、気持ち悪い……ごめんなさい……エリー……ごめんなさい……」

こんな時、もし私がコーデリアさんだったらどうするでしょう。
目の前にはいつもの私のようなコーデリアさん。
そして私。
もし私がコーデリアならきっと優しく抱きしめて慰めてくれるでしょう。



「あ……エリー……」
「大丈夫、です。私……コーデリアさんのこと……大好き……ですから」
「エリー……駄目よ。私、本当に我慢出来なくなっちゃう……」
「優しく……して、ください」
「……エリー……エリー……ん……」
「んー……!」

唇と唇のキス。
そのままコーデリアさんに押し倒され、ひたすらに繰り返される口付け。

「唇は我慢してたけど……もう無理よ……!エリーが……エリーが可愛いから……!」

口付けをするたびにコーデリアさんからお花の良い匂いがして意識が朦朧としてきます。
眠る直前のような気持ちいい浮遊感に体が包まれてきて夢の中にいるようです。
次第に口付けだけでなく、口の中にコーデリアさんの舌が入ってきて、
体も私自身があまり触ったことのない箇所をたくさん触られて、
気持ちいい感覚が一杯になって、もう体のどこまでが私なのかもわかりません。

「っあ……はぁ……あっ……」
「エリー……気持ちいい?」
「わ、わからない……ですっ……」
「もっと気持ちよくしてあげる……」

そう言うとコーデリアさんはどこからか黒くてふと



~~~~~


エリー「……ぁ……コーデリアさん……だめですぅ……」

コーデリア「……んあ……?」ムクリ

エリー「あっ……ん……」

コーデリア「……エリー?」

エリー「っひゃあ!!」

コーデリア「こんな時間に……どうしたの?」

エリー「あっ……あ……!コーデリアさん……!?……あの……あの……」

コーデリア「大丈夫……?顔、赤いわよ?」

エリー「ちがっ……ちがうんです……!」



コーデリア「熱があるんじゃ……」

エリー「大丈夫ですっ、大丈夫ですからっ……来ないで……!」

コーデリア「エリー、ホントに大丈……ぶ……ぅ……」

エリー「ひあ……あ……!」

スッポポポポーン

コーデリア「あ……え……え、エ、エリーのおはっ……おはっおはおはおはっ……」

エリー「み、みないでぇ……」

コーデリア「ぅぅぉぉぉおぉ花ばたけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」ガシャンバタンブチン

エリー「こ、コーデリアさん!?」



コーデリア「……あへ……あへ……へへぇ……」ビクンビクン

エリー「あ、あ、どうしよう……どうしよう……!」

コーデリア「……」

エリー「どうしよう……どうしよう……」

コーデリア「……」ムクリ

エリー「あ……コーデリアさん……!」

コーデリア「……エリー……ふふ……ひひ……」

エリー「ああっ……だめです……コーデリアさん……」



コーデリア「大丈夫よぉ……優しくするわ……」

エリー「シャロとネロが起きちゃいますっ……!」

コーデリア「ふふ……いいじゃない……みんなで素敵なお花を咲かせましょう……」

エリー「ああっ……あぁぁぁぁぁぁぁ……」

コーデリア「こんなに感じちゃって……ふふ……」

シャロ「……んー……?あれ……エリーさん……コーデリアさん……」

エリー「っ……!?シャロ……!」

シャロ「?……二人とも何で……」



コーデリア「シャロもこっちにいらっしゃい……ふふ」

エリー「だ、だめ……きちゃだめ……!」

シャロ「あ!わかりました!プロレスごっこですね!私もやりますー!」

ネロ「なんだよー……さっきからうるさいなー……」

シャロ「ネロ!ネロもプロレスごっこしましょう!」

ネロ「はぁ?やだよ、眠いし」

シャロ「もしかしたらトイズが戻るかもしれません!」

ネロ「……それホント?」

コーデリア「……えぇ、そうね……きっと戻るわ……きっとね」

ネロ「じゃあやろっかな……」

シャロ「みんなでプロレスごっこですー!」

エリー「ああぁ……あぁ……」

コーデリア「ふふ……うふふ…うふふふふ



~~~~~


ふふふふふ……みたいな展開でいけば間違いなく私のすてきなお花畑が完成するわ!

そう…そのためには……

「エリー……寝ちゃった?」

エリーはどうやらもう眠ったみたいね。
眠っているエリーを少しずつ開発していけば……

「ふふ…うふふっ……エリー良い匂い……」


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おわり 恥ずかしくてしにそう

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