あおい「ぼくを女性扱いしないで!」 (9)

パワプロ

あおいちゃん好きなら見ないでね






パワプロ「はぁ?女がなに言ってんだよ!てか女が野球とか無理だろ?ソフト行けよ」


あおい「・・・きみ、名前は?」


パワプロ「パワプロだよ。けっ、こんなやつがチームにいたんじゃ甲子園諦めてんのかこの高校!」


あおい「勝負だよ!そこまでいうならぼくの力を君に見せてあげるッ!」


パワプロ「勝負だぁ?まぁどっちでもいいぜ?つーかお前ピッチャーかよ?笑えるww」


あおい「むかっ!」


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~結果


10球勝負

ファール2球 HR8球


あおい「」


パワプロ「カスみたいなバッティングピッチャーあざーすww」


あおい「・・・うそ・・・そんな・・・」


パワプロ「実力わかったんだからさっさとソフトでもいけよwwサブマリン(笑)だったらソフトピッチャーのほうが向いてるわww」


あおい「・・・っ」


パワプロ「泣くのww泣くのww女だから泣くのwwぷぎゃーwwクソまーん(笑)死亡wwふぁーーーーwwwwww」


あおい「・・・ながないッ!・・・ぜっだいあきらめないッ!」ボロボロ


パワプロ「泣いてるしww」





あおい(決めた!ぼくはあいつに勝つまで野球はやめない!絶対見返してやるんだから!)


雅「パワプロくんランニング行こ?」


パワプロ「うぃーす」


あおい「・・・あれ?」


あおい「ちょっとっ!」


パワプロ「なんだよくそ女」


あおい「だれがくそ女だよ!ていうか・・・そのコ女の子だよね?」


雅「っ!?」ビク


パワプロ「はぁ?なにいってんの?雅ちゃんは男に決まってるだろ?バカじゃね?」


あおい「い、いや、でも・・・」チラ


雅「」プルプルプル


あおい「あっ・・・」


あおい「ご、ごめんっ、なんかぼくの勘違いだったみたい」


パワプロ「んだよ練習の邪魔すんなよ!行こうぜ雅ちゃん」


雅「う、うん・・・」


タッタッタ




あおい「ねぇ?ちょっといい?」


雅「は、はいっ!」


あおい「きみ・・・女だよね?」


雅「えっ?いやぼくは・・・」


あおい「パワプロくんは気づいてなかったけど同じ女だからぼくにはわかるんだ」


あおい「大丈夫、別にばらしたりしないから」


雅「・・・あの、ぼく野球やりたくて、だからその・・・男性としてこの学校に・・・」


あおい「そうゆうこと」


雅「あの・・・このことは・・・その・・・」


あおい「さっきも言ったでしょ?別にばらしたりしないって!」


あおい「ぼくも同じ女性としてうれしんだ!」


あおい「やっぱり女が一人だけだと心細かったからね!お互いがんばって甲子園を目指そう!」


雅「そ、そうですねっ!お互いがんばって 「やっぱりこいつ女だったじゃないかッ!」


雅「・・・えっ?」

パワプロ「んだよ、くそ女の言うとおりかよ」ヌ


雅「な、なんでパワプロくんが!?」


あおい「ごめんね?ぼくが呼んだの」


雅「えっ!?さ、さっきばらす気はないってっ!?」


あおい「そんなの嘘に決まってんじゃん」


あおい「バカじゃないの?」


雅「」


パワプロ「つーか性別偽ってたとかマジかよ・・・雅ちゃん」


雅「あの・・・パワプロくん・・・その・・・」ガタガタガタ


パワプロ「雅ちゃん・・・」


雅「ひぐっ!」


あおい(これで非難の対象がぼくからこいつに移ってぼくも野球部に溶け込みやすくなる!)


あおい(いやーwwこんなやつがいてくれて設けものだったよww)


パワプロ「別におれはばらす気ねーから」


雅「えっ?」


あおい「・・・えっ?」

パワプロ「雅ちゃんが男として入ってまで野球したかったって」


パワプロ「そんな熱いこといわれたらこっちからそれを邪魔するなんて男のすることじゃねーし」


雅「パワプロくん・・・」


あおい「ちょ、ちょっとまってよ!なんだよそれ!こいつ性別偽ってたんだよ!なんでお咎めなしなんだよ!」


パワプロ「別に悪いことしてたわけじゃねーだろ?いいんじゃね」


あおい「悪いだろ!性別偽るとか変態じゃん!こんなやつこの野球部にいなくていいだろ!」


パワプロ「・・・おい、大概にしとけよ?」


あおい「な、なんだよ!悪いのはこいつ・・・」


雅「早川さん・・・たしかにぼくは性別を偽ってました」


雅「だからこのことはもう正直に話そうと思います」


あおい「えっ!?い、いや、そんなことしなくても別に」


雅「やっぱり悪いことなんだって・・・みんなプロを目指してがんばってるのに」


雅「安易に野球が続けただけでこんなことするのはダメなんだって思うから・・・」


パワプロ「雅ちゃん・・・」


あおい「なんだよなんだよ!いい子ぶりやがって!お前がそんな態度とられちゃぼくが悪者みたいじゃないか!」


あおい「ふざけんなよっ!ぼくはプロを目指してがんばってるんだよ!そんなのお前みたいなッ!わけわかんないよッ!」


パワプロ「行こうぜ雅ちゃん、俺ここにはいたくねーわ」


雅「で、でも・・・」


パワプロ「野球やりたいって気持ちはチームの皆もってるもんだから、きっとわかってくれるよ」


雅「パワプロくん・・・」


あおい「お、おいっ!終わりかよ!こ、こいつはっ!」


パワプロ「うるせぇよ、お前もう帰れよ」


あおい「ぐぎっ」




あおい「・・・」


矢部「あれ?どうしたでやんす?あおいちゃん?」


あおい「矢部くん・・・」


矢部「練習しないでやんすか?」


あおい「・・・パワプロくんからなんか聞いてる?」


矢部「パワプロくんから?べつになんにも聞いてないでやんす」


矢部「はっ!まさかおいらを差し置いて盛大な誕生会でもやるでやんすか!そんなの許せないでいやんす!おいらも混ぜるでやんす!」


あおい「・・・そう」スッ


矢部「ってあれ?あおいちゃん?」


あおい(あいつ、昨日のことみんなに言ってないのか?)


あおい(なんだよ!あいつもいい子ぶってんのかよ!ふざけんなよ!)


あおい(ぼくにはあんな酷いこと言えるくせにッ!)


パワプロ「」


あおい「・・・あっ」


パワプロ「・・・んだよくそ女、そこにいたら邪魔だよ」


あおい「ご、ごめん」


パワプロ「おーい、次俺打つからー」


「あいよー」


シュ


カキーン


あおい「・・・」


パワプロ「・・・おい、そんな所立ってりゃあぶないだろ!あっち行ってろよ!」


あおい「う、うん」


パワプロ「・・・」


パワプロ「わりぃ、おれあがるわ」


「あいよー」


パワプロ「・・・」


パワプロ「なんだよ?おれになんか用か?」


あおい「あ、その・・・」


あおい「・・・」

あおい「き、昨日のこと、なんで誰にも話してないの?」


パワプロ「昨日?・・・あー、べつに話すようなことじゃねーだろ?」


あおい「な、なんだよっ!あ、あんな酷いこと言ったのになんで!?」


パワプロ「しらねーよ。めんどくせぇな。つーかお前も練習しろよ。プロになるんだろ?」


あおい「あ・・・」


パワプロ「べつにおれからなんも言う気ねーから、もう纏わりつくな」


パワプロ「練習の邪魔なんだよ」


あおい「なんだよ・・・その言い方・・・そんなにあの雅って子が・・・」


あおい「わかったよ。もう邪魔しないから」


パワプロ「さっさと消えろ」


あおい「っ!」

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