授業中の妄想 (13)

男「暇だ……」

それは英語の授業中のことだった。俺が非日常を求めたせいなのだろうか?
静かだった、この世界は一気に喧騒に包まれた。それはたった一発の銃声によってだ。

テロリスト「我々はテロリストだ。この学園を占拠した」

男「ついに奴らが動き出したか……」

奴等の名前は、ブラックロック団。俺が極秘裏に追いかけているテロリストグループだ。

テロリスト「我々の目的は、男の身柄だ。男を渡せば、命の保証はしよう」

その言葉とともに、俺の方に敵意の視線が向けられる。口では、「済まない」だの「ごめん」などとほざいているものの、心の中では自分が助かってよかったと思っているただの偽善者達だ。


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女「私も行く」

いつもは大人しい。クラス委員の女はそう言ってくれた。俺は思うこの子こそ真の正義の心を持つ、変わり者なんだと。

男「俺一人で十分だよ」

女「でもっ……!」

男「女子に守られてちゃ、スパイの名が廃るってもんだぜ。それに俺には七つ道具があるからね」

女の頭に手を置いて、子供を安心させるようになだめ、俺は単身テロリストの元へ向かう。

男「まじかっけーな。俺……」

こうやって、暇なときは授業中に妄想するのは、いい時間稼ぎになる。ちなみに学校にテロリストがやってくる妄想はすでに15パターン試している。他にも、突然世界大戦が始まったシリーズや、魔法学園シリーズなどの大作物が俺の頭の中でできている。きっと、これを本にすれば大ヒット間違いなしだ。

教師「そうだなー、今日は24日だからー」

しまった……。出席番号24は俺だ。妄想にふけっていたせいで今どこやっているか分からない。

教師「じゃあ、男で」

男「は、はい!」

女「ここだよ……」

さんきゅー女。女が小声で今どこをやっているのか教えてくれた。

男「Hallo Good morning! How are you? I’m fine and you?」

何とかやりきったと思ったら、教室がざわついた。まさか……。

女「今は国語だ。馬鹿め」

教師を見てから確認すべきだった。そういえば、女はこういうやつだったという事を失念していた。おかげで、クラスの笑いものじゃないか。

女「悪いのは、授業中妄想していた自分でしょ」

正論過ぎてなにも言えなかった。

男「おのれ……」

そうして今日も平凡な日常が過ぎていく。ずっとずっと続いていくのだ。

女「ふふっ、ふふっ……」

終業のベルはまだだろうか?

中々終わらないものだから、思わず妄想にふけってしまった。

私は、待ち続ける。授業の終りを。この終わってしまった世界で。


―END―

クソSS失礼しました

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