春香・響「がなはるトーク!」??「面妖な!」 (73)

・キャラ崩壊、口調注意

・春香と響がユニットを組んでいるという設定です

よろしくお願いします。

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天海春香「『がなはるトーク!』テンションあげていきますよー!」

我那覇響「この番組は毎回ゲストを招き、ゲストとともにあるテーマに沿ってトークする番組だぞ」

春香「響ちゃん、最近ねわたしのお菓子作りの才能が開花してきたと思うんだよ」

響「気のせいじゃないか?それではゲストの――」

春香「ちょっと、大事なオープニングトークだよ!」

響「なんでそんなに毎回毎回話したがるんだ?」

春香「話したいお年頃……だからかな?」ムフー

響(何を言ってるんだろうこの子は……)

春香「この前千早ちゃんにケーキを作ってあげたんだよ」

響「ふむふむ」

春香「形もキレイに整えて、千早ちゃんを模した砂糖菓子も作ってね」

響「うわ……」

春香「ちょっと引かないでよ!」

響「春香、その砂糖菓子でどんな恐ろしいことを……!」

春香「どうもしないよ!喜ぶかなと思って作っただけだよ!」

春香「そして満を持して千早ちゃんにお披露目したんだよ」

響「千早はなんて言ってた?」

春香「『春香、このケーキの上に乗ってるゴミは何?』って」

響「砂糖菓子ゴミ呼ばわりされてるじゃないか!」

春香「たしかにわたしほどの千早ちゃん愛がなければゴミに見えたかもしれない……!」

響「逆だろ。ゴミが千早に見えたんだろ」

春香「そこまでわたしの愛は歪んでないよ!」

春香「しかもその時に限って砂糖と塩間違って入れちゃったし……」

響「ベタなドジだな……」

春香「ちゃんと、砂糖と塩が区別できるようにラベル貼ってたのに!」

響「ひらがなで書かないから……」

春香「違う。そこは問題じゃない」

響「まぁ、それぐらいの失敗は誰でもあるさー」

春香「そうだよね。それだけだったらまだよかったんだよ」

響「ん?何か問題があったのか?」

春香「いや~結構気合入れて作ったから失敗作だって認めたくなくてね。千早ちゃんに『今のケーキは塩とゴミのような砂糖菓子を使うのがトレンドなんだよ』って言っちゃたんだ」

響「春香、ウソをつくのはいけないぞ。千早はただでさえ春香に対しては警戒うすいんだから」

春香「えへへ」

響「けど、それだけじゃ大した問題に思えないぞ?」

春香「ああ、それは大丈夫。千早ちゃんさっき放送してた生放送で『このケーキはしょっぱくなくて甘いですね。しかも、砂糖菓子の形がとてもキレイ。全然ゴミじゃない!』ってコメントしてたから」

響「……春香、やっちゃったな」

春香「えへへ♪」

響「いや、『えへへ♪』じゃないぞ!」

春香「その場は一緒にレポートしてた人がつっこんでくれて、千早ちゃんのお茶目なギャグで終わったから良かったんだよ」

響「大事にならなくてよかったな」

春香「ただ、生放送が終わった時間ぐらいからかな?千早ちゃんからものすごい勢いで電話きてるんだけど……」

響「愛しの千早からのラブコールだろ。早くでたら?」

春香「嫌だよ、絶対怒られるじゃん!」

響「いつまでも小学生みたいなこと言ってんじゃないぞ!」

春香「だって怖いものは怖いんだよ!」

響「はぁ……しょうがない。とっておきの方法を教えるからその方法で謝ってよ」

春香「とっておきの方法?」

響「ああ、人は怒ってるときに自分の怒り以上の謝罪をされると怒りがうすれて許しちゃうんだ」

春香「なるほど」

響「だから今度千早と会ったときに春香ができる最大の謝罪をするんだ」

春香「おお……分かった。わたし頑張るね!」

響「ただ、一つだけこの方法には弱点があるんだ」

春香「弱点?」

響「ああ、そうだ」

春香「それは何なの?」

響「春香が死ぬかもしれない……」

春香「えっ、わたし死ぬの!?」

響「ああ、もし千早が許さなかったら……」

春香「ど、どうなるの?」ゴクリ

響「腹から大量の血を流して……!」

春香「それもうただの切腹だよね?」

響「まぁ謝りたくなかったらウソはつくもんじゃないってことだな」

春香「そうだね。今回は本当に反省してるよ……」

響「さ、それじゃゲストの方どうぞー」

四条貴音「し、失礼いたします……」

響「あっ」

春香「あっ」

貴音「あの、先ほどのとぉくは……」

響「ち、違うぞ!別に貴音の存在を疑ってるとかじゃなくて!」

春香「そうですよ!ウソをついてるとか思ってませんから!ミステリアスな人だとは思ってますけど……」

響「そうだな!大体、自分たちゲスト知らないし!」

貴音「ふふ、そうでしたか。変な勘違いをして申し訳ありませんでした」

春香「いえいえ、良かったです。誤解が解けて。それじゃ改めて今回のゲストは――」

貴音「それではうどんをいただきますね」ズルズル

響「たかねぇ!」

春香「え、ちょっ、貴音さんなんで?何でうどんを?」

貴音「ふふ、静香に勧められたのですが、中々に美味で――」ズルズル

響「違うぞ!何で収録中にうどんを食べてるんだ!?」

貴音「響、これはただのうどんではないのですよ」ズルズル

響「どう見ても普通のうどんだけど……」

貴音「これは讃岐のうどんなのです」ズルズル

響「どうでもいいよ!」

貴音「響、どうでもいいとは失礼ですよ。食は人が生きるためにとても大切なものです。そこに楽しみを見つけるのは人類の永遠の目標なのです」ズルズル

春香「でも、今じゃなくてもよかったですよね?」

貴音「いえ、今でなくてはダメなのです」ズルズル

春香「何でですか?」

貴音「お腹がすきましたので……」チュルン

響「たかねぇ!」

響「収録終わるまで我慢してよ!ほら、終わったらサーターアンダギーあげるから!」

貴音「いえ、それは食べることができません」

響「なんで?」

貴音「今は四国きゃんぺぇん中なのです」

響「そんな地方活性化みたいな!!」

貴音「ですから持ち帰らせていただきます」

響「結局食べるんじゃないか!」

春香「響ちゃん、もう諦めよう……」

響「でも――」

春香「今さらなんだよ……成人したゲストがほぼお酒を飲んでくる番組に何を求めるの?」

響「……自分ムキになってたみたいだ……。ありがとう春香」

春香「ううん、いつも助けてくれるからね。そのお礼だよ」

貴音「ふふ、仲良きことは美しきかな。ですね」ムキムキ ヒョイ パクッ

響「まぁ、原因は貴音にあるんだけどな?」

春香「次はみかんか……」

響「じゃあ貴音。トークボックスを引いてくれ」

貴音「分かりました。――む、なんと!?」ムグムグ

響「ど、どうした貴音!?」

貴音「このみかん……伊予産ではなく紀伊産でした……」

春香「すっごくどうでもいいです!」

貴音「どうでもいいことなどありません!今は四国きゃんぺぇん中なのです!今すぐ伊予産のみかんを買ってこなければ……っ!」ダッ

響「たかねぇ!頼むからじっとしててくれ!」

春香「――貴音さん、ポンジュースは美味しいですか?」

貴音「ええ、大変満足です」ゴクゴク

響「たまたまポンジュースがあってよかったぞ……」

春香「じゃあ貴音さん。改めてトークボックスを引いてください」

貴音「分かりました。――ふむ、『欲しいもの』ですか」ゴクリンコ

『欲しいもの』

響「欲しいものか……」

春香「あっ、わたし思いついた」

響「早いな。じゃあ教えてくれ」

春香「うん、わかったよ。じゃあ発表します。わたしが欲しいのは――」

春香「『人気と名声』」

響「切実過ぎるだろ!」

貴音「とてもいたたまれない気持ちになりますね……」ポリポリ

春香「あ、貴音さん今度は何を食べてるんですか?」

貴音「これは和三盆ですね」

響「ああ、麗花がよく言ってるやつか」

貴音「ええ、大変美味しいです」

春香「いやぁ、やっぱり欲しいよね。人気と名声」

響「春香は正直すぎるぞ」

貴音「そうですね。いざ、人気と名声を手に入れると今度は金と権力におぼれそうです」ポリポリ

響「どうしようもないな。ユニットの解散でもしようかな」

貴音「ええ、ぜひそうすべきです。そして響は私とユニットを組みましょう。そしてゴーヤチャンプルーを作ってください」ポリポリ

春香「さすがに悪く言われすぎでしょ!社会的地位の向上くらい願ってもいいじゃないですか!」

響「願いが生々し過ぎて引いちゃうんだよ!」

貴音「そうです。さぁ、早く解散してゴーヤチャンプルーを私に!」ボリボリ

響「貴音はゴーヤチャンプルーを食べたいだけだろ!」

貴音「いいえ、そんなことはありません。最終的な目標は響とこれまで以上に仲良くなることです」ポリポリ

響「貴音……」

貴音「そしてぶた太をいただくことです」ジュルリ

響「たかねぇ!」

響「もう今日の貴音は信じられないぞ!」

春香「まぁまぁ、響ちゃん。貴音さんの目を見てあげてよ。きっと冗談だと――」

貴音「」ギラリ

響「獲物を狙う鷹の目だったな」

春香「そうだね。わたしたちは深淵を覗いてしまったのかもしれないね」

春香「貴音さん、今日はいつもより随分とおかしいですけどどうかしました?」

貴音「実は番組の企画でさっきまで断食をしてまして……」

響「それならしょうがないな。何日ぐらい断食してたんだ?」

貴音「――です」

響「ん?よく聞こえなかったぞ?」

貴音「10時間です……」

響「昼食抜いたぐらいの時間じゃないか!」

春香「というか断食って呼べるんですかね?」

貴音「ばかにしないでください。すたっふからは『よく我慢したね』と褒められました」ムフー

響「なんで得意気なんだ!」

貴音「この前は30分だったからです!」ドヤァ

春香「もう完全に人選ミスですよ!人選ミス!」

貴音「ですから今私が欲しいものはこれです!」

貴音「『四国の食べ物』」

響「それでも四国キャンペーンは継続してるんだな」

貴音「えぇ、この番組が終わればきゃんぺぇんも終了しますが……」

春香「じゃあ後少しですね。頑張りましょう!」

貴音「そうですね。ところで春香、お腹がすいたのですが……」

春香「我慢してください」

貴音「和三盆もすべて食べてしまったのです……」

春香「我慢してください」

貴音「……」

春香「……」

貴音「……」ウルウル

春香「スタッフさーん!何か四国の食べ物用意してください!急ぎで!」

響「今日の貴音は本当に世話がかかるな……」

貴音「ふむ、土佐のかつおですか。美味ですね」パクパク

春香「貴音さん、もう本当に勘弁してくださいね。今までのゲストの中で一番手がかかってますからね?」

響「これ言っとくけど今世紀最大の侮辱だからな。魑魅魍魎しかこないこの番組で一番手がかかるってすごいぞ」

春香「親が子どもに見せたくない番組ランキング堂々の一位ですからね?なめないでくださいよ?」

貴音「ええ、大変申し訳ございません……。しかしもう大丈夫です」パクパク ゴクン

響「とか言いつつもうかつおがなくなったぞ」

貴音「大丈夫です。もう我慢できます。後はこの阿波のすだちでしのぎますので」

響「すだちでどう我慢するんだ……ただの薬味じゃないか……」

貴音「気合です」ドヤァ

響「すだち関係ないじゃないか!」

春香「手に持ってるだけで違うんだよ。……たぶん」

響「よし最後は自分か。自分が欲しいものは――」

響「『まともなゲスト』」

貴音「響、類は友を呼ぶということわざを知っていますか?」

響「やっぱり春香がいるから……っ!」

春香「待って。責任を押し付けないで」

響「でも、もっと普通のゲスト呼んでもいいだろ!」

春香「響ちゃん、叶わない願いは苦しいだけだよ?」

貴音「何事もあきらめが肝心です」

響「普通の願いでしょ!」

春香「いやもうそんな願いをしてる時点で普通じゃないような……」

響「というか今日という今日は言わせてもらうからな!」

春香「どうしましょう貴音さん、響ちゃんが暴走しました」

貴音「お腹がすいてるのかもしれませんね……」グウゥ

響「それは貴音だろ!」

響「まず成人しているゲスト!お酒を飲むのはやめてくれ!」

春香「しょうがないよ響ちゃん。ディレクターが推奨してるんだもん。『お酒を飲んできてください』って」

響「どんな番組だよ!」

貴音「実は私も食べ物をもってこいと脅されて……」

響「それはウソだろ!」

響「そして成人してないゲスト!自由すぎるぞ!」

春香「美奈子ちゃんがわたしは印象的かな?カロリーに殺されかけたもんね」

響「満漢全席を持ち込んでくるとかどんなゲストだ!」

春香「トークどころじゃなかったよね……」

響「ただの食事風景だったな……」

貴音「なんと!?どうしてそのとき私を呼んでくれなかったのですか!」

春香「一応番組なんでギャラの関係とか色々……」

貴音「お金など要りません!」

響「そういうところが自由なんだよ!」

響「貴音が出てきたときは普通の番組になると思ったのに!なぜかずっと食べてるし!」

貴音「響……、実は私がずっと食べてたのには理由があるのです」

響「理由?」

貴音「はい、これを聞けば響も納得してくださると思います」

響「じゃあ話してみてよ」

貴音「はい、実は来週金曜○時から新番組『四条貴音の四国八十八箇所巡り』が始まるのです」

響「うん、おめでとう」

貴音「ありがとうございます。そして、私はこの番組で人の温かさ、人との交流の素晴しさを再確認できたのです」

春香「なるほど」

貴音「四国の食べ物も美味しく、私はぜひ皆様にこの番組を見ていただきたく四国の食べ物を食べることで宣伝していたのです」

響「つまり、収録中ずっと食べ物を食べていたのは宣伝のためだったと」

貴音「はい」

響「今まで一番たちが悪いぞ!」

春香「まさかずっと番宣してたとは……」

響「もう貴音なんて知らないぞ!」

貴音「申し訳ありません。この今治たおるをぷれぜんといたしますのでどうか興奮をおさめてください」

響「まだ四国をプッシュするのか!」

春香「もうダメだね。四国に頭を支配されてるよ」

貴音「好きな果物はももいちご。好きなお菓子は母恵夢です。好きな犬は土佐犬で、好きな言葉は『たっすいがはいかん!』です」

響「お遍路の途中に四国の幽霊とか拾ってきたんじゃないか?」

貴音「怖いことを言うのはやめてください!幽霊なぞ存在いたしません!」

響「お、そういえば貴音は怖いものが苦手だったな……」

響「よし貴音、今度みんなでお化け屋敷に行こう」

貴音「嫌です!」

春香「まぁまぁ、落ち着いてください。お化け屋敷に入るのは貴音さん一人ですから」

貴音「余計に嫌です!」

響「大丈夫、大丈夫。――ん、なになに?次回の『がなはるトーク!』は特別編?四条貴音のお化け屋敷レポート?」

貴音「嫌です!嫌なものは嫌です!」

春香「貴音さんどうやら断れないみたいですよ。貴音さんがオファーを受けたときにもう決められてたみたいです」

貴音「謀りましたね!もうこんな番組には出ません!」

響「貴音、頑張ろうな。お化けを克服するんだ」

春香「あれ、どうやら響ちゃんもお化け屋敷に行くらしいよ?」

響「ディレクター!どういうことだ!?」

春香「あっ、もう時間ですね。それではこの辺で、来週もよろしくお願いしますね!」

響「ちょっと聞いてないぞ!」

貴音「私もです!出てきなさい!成敗します!!」

春香「ちょっと二人とも落ちつい――」

響・貴音「春香は黙ってて(なさい)!」

春香「おおぅ……」

収録後

春香「お疲れ様!」

響「お疲れ様だぞ」











春香「貴音さん来ないね」

響「どうしたんだろうな」

貴音「お待たせいたしました。二人ともお疲れ様です」

春香「お疲れ様です。貴音さんどこに行ってたんですか?」

響「お疲れ様だぞ。随分遅かったけど……」

貴音「今回の収録で、すたっふの皆様には大変迷惑をおかけしましたので謝罪に行ってたのです」

春香「貴音さんってしっかりしてますよね」

響「礼儀正しいよな」

貴音「いえいえ、そんなことはありません」

春香「そしてちゃっかりしてますよね」

響「手に持ってる大量のお土産は何だ?」

貴音「謝罪に行った際にお菓子を貰いました。やはり人と人のつながりというものは大切なものですね」

春香「このタイミングで言うとすごく現金な人に思えてしまうんですが……」

響「同感だぞ……」

春香「ん?貴音さんおでこどうしたんですか?」

響「あれ……本当だ。ちょっと赤くなってるぞ」

貴音「ああ、これですか?恥ずかしながら、次回のお化け屋敷の収録が嫌で何とか辞退できるように土下座してきました」ニコッ

響「本当に恥ずかしいぞ!」

春香「何でそんな晴れやかな笑顔なんですか……」

響「じゃあ来週は自分一人でお化け屋敷レポートなのか!?絶対嫌だぞ!!」

貴音「安心してください響。私もいますので」

春香「えっ、じゃあ何でそんなに笑顔なんですか?」

貴音「ふふ、ディレクター殿と約束を取り付けることができたからです」

春香「約束ですか?」

貴音「はい、今度食べ放題のお店に連れて行ってくださるそうです」

春香「なるほど。でも貴音さんって全国の食べ放題のお店出禁にされてませんでしたっけ?『四条貴音お断り!』の看板が全国に出回ってますよね?」

貴音「そうですね。ですがディレクター殿のお知り合いの方が食べ放題のお店を経営しているらしく、一度だけならとのことで了承いただけたのです」

響「よかったな」

貴音「はい!」ニコニコ

春香「でもお化け屋敷レポートは結局するんですよね?」

貴音「」

響「春香……空気読んでよ……」

響「貴音、来週は頑張ろうな……」

貴音「そうですね……。今こそ私たちの力を見せるときですね……」

春香「二人とも頑張ってね」

貴音「何を言うのですか!春香も道連れです!」

春香「いいですけど……逆に脅かしますよ?」

貴音「来なくていいです!」

春香「じゃあモニター見ながら笑わせてもらいますね」

響「最低だ!」

貴音「そうですね……。もはや人間ではありません……」

春香「あれ?貴音さんの肩に何か――」

貴音「ひうぃ!?」

春香「なーんて、冗談ですよ!冗談!」

貴音「許しません!!もう絶対許しません!!切腹です!!切腹なさい!!」

響「はぁ、貴音。もうこのアホは放っておいてご飯でも食べに行こう……」

貴音「そうですね……それが一番いいですね……」

春香「あっ、待ってください!謝りますからわたしも連れてってくださいよ!」

貴音「知りません!」

響「一人で寂しく残飯でも食べるといいさー」

春香「いや、残飯は食べないよ」

貴音「とにかく春香は怖い話をするのでダメです!」

春香「今度クッキー作ってきますんで!」

貴音「何をしているのですか春香!すぐに行きますよ!」

響「たかねぇ!!」

春香「貴音さん、何を食べるんですか?」

響「どうせラーメンだろ」

貴音「いいえ、ただのらぁめんではありません」

春香「特盛りのラーメンですか?」

貴音「いいえ、聞いて驚かないでくださいね……」

響「そ、そんなにすごいラーメンなのか……」ゴクリ

春香「き、気になります……」ゴクリ

貴音「なんと――徳島らぁめんです」

春香・響「まだ四国キャンペーン中なの!?」

ここからおまけです。Pと小鳥さんがメインです。



後日



P「――ん?ここは……?」

音無小鳥「おはようございますプロデューサーさん。『がなはるトーク!特別編 ~四条と我那覇のお化け屋敷レポート~』もうすぐ撮影開始ですよ」

P「ああ、そうなんですね。小鳥さん、一つ質問いいですか?」

小鳥「どうぞ」

P「どうして俺は両手両足を縛られて椅子に拘束されてるんですか?」

小鳥「都合です」

P「どんな都合だよ!!」

P「何で目覚めた瞬間こんな状況になってるんですか!?」

小鳥「まぁまぁ、落ち着いてくださいプロデューサーさん。こんなことになった原因はあなたにあるんですよ?」

P「俺にですか?」

小鳥「はい、貴音ちゃんがお化けを嫌いなのを知っててこんな仕事を取ってきたので貴音ちゃんは大層ご立腹でした」

P「それはお化け嫌いを克服してもらおうと――」

小鳥「怒りでラーメンを3杯も食べてしまったみたいです」

P「いつもどおりじゃないですか!」

小鳥「そして貴音ちゃんが私に相談してきたんです。『プロデューサーに一矢報いたい』と」

P「その結果が椅子に拘束ですか……まあ、それぐらいならいいですけど」

小鳥「それだけじゃありませんよ」

P「これだけじゃないんですか?」

小鳥「はい、貴音ちゃんと響ちゃんが怖がるたびにプロデューサーの頭めがけてたらいが落ちてきます」

P「何でだよ!?嫌過ぎるわ!!」

小鳥「ちなみに私の案です」

P「このクソ鳥がぁ!!」

P「しかもこれカメラセットしてあるじゃないですか!テレビに映るんですか!?」

小鳥「いえ、さすがにテレビにはこんな見苦しいもの映せませんよ」

P「じゃあこのカメラは何ですか?」

小鳥「私が私的な目的で使います」

P「撤去しろ!可及的速やかに!!」

小鳥「ちなみに使用例としては周りに裸のムキムキマッチョメンを配置して妄想します」

P「やめろ!!聞きたくねぇよ!!」

P「小鳥さんマジでふざけないでくださいよ?焼き鳥にしますよ?」

小鳥「ふふ、なんとでもおっしゃいなさい!私は焼き鳥にされるような哀れな小鳥ではありません!今の私はファイヤーです!」

P「焼き鳥じゃねーか!!」

小鳥「ほら、もうそろそろ始まりますから静かにしてください」

P「本当小鳥さん覚えててくださいね?許しませんからね?」

貴音『がなはるトーク!特別編 ~四条と我那覇のお化け屋敷レポート~始まってしまいました……』

響『だな……怖いけど頑張るぞ……』

貴音『はい……』

ガン ガン

P「判定ゆるすぎない!?怖いって言っただけだぞ!!」

貴音『なぜこのようなことになったのか……すべてはプロデューサー殿とディレクター殿のせいです……』

響『しかもスタジオ内にわざわざ特製のお化け屋敷まで用意して……自分たちが嫌がる方向には全力なんだよな……』

貴音『スタッフもおらず、手渡されたかめらでれぽぉとするんですよね……』

響『本当に自分たち二人きりなんだな……』

貴音『では、愚痴もこのぐらいにしまして……お、お邪魔いたします』

響『お、お邪魔――うひゃあ!?』ペタッ

貴音『ひうぅ!?』ペタッ

ガン ガン

P「いてっ!」

響『か、顔に冷たいものが!!――ってこんにゃくだったぞ……』

貴音『こんにゃく怖い……こんにゃく怖い……』ムシャムシャ

P「食ってんじゃねーよ!!まんじゅう怖いじゃねーんだぞ!!」

ガン ガン

P「今の貴音の怖いはノーカンだろ!!」

小鳥「ちなみにあのこんにゃくは私の心遣いで穴が開いてます」

P「絶対罰受けるののこいつだよ!!早く留置場に連れて行けよ!!」

響『うぅ……変な声がでたぞ……絶対モニターの前で春香笑ってるよ……』

貴音『そうですね……さぞや良い気分でしょうね……』

P「そういえば春香はどこにいるんだ?別室でモニターでも見てるのか?」

小鳥「春香ちゃんは別室でプロデューサーにたらいを落とすスイッチを操作してますよ」

P「は?たらい落としてるの春香なの?」

小鳥「そうですよ」

P「じゃあ今回のがなはるトーク!は?」

小鳥「おやすみですね」

P「一番可哀想なの春香じゃねーか!!」

P「何でテレビにも映んないこんな茶番につき合わされてんだよあいつ!!」

小鳥「待ってください!さすがに可哀想なんで座布団は用意してますよ?」

P「椅子も用意されてねーのかよ!!」

小鳥「いや、でもきっと満足してるはず!そうよね?春香ちゃん!」

ガン ガン ガン

P「たらいで返事すんじゃねーよ!!分かんねーよ!!」

小鳥「『いいえ』か……」

P「分かるなよ!」

小鳥「これは簡単ですよ。2回だと『はい』3回だと『いいえ』です」

P「なぁ、せめて1回で『はい』2回で『いいえ』にしない?このたらい案外痛――」

ガン

P「だからって返事はしなくていいよ!!」

ガン

P「あいつ絶対わざとだろ!!」

小鳥「故意か天然か……判断に困りますね……」

響『うぅ……怖いぞ……』

貴音『そうですね……むっ、ひゃぁ!?』

響『なんだ!?』

貴音『ひ、人魂です!』

ポワワ~ン

響『うわぁ!?こっちに来るぞ!?』

ガン ガン

P「痛っ! 痛っ! まぁ、あれは怖いわな」

小鳥「あれってどういう原理なんでしょうね?」

P「さぁ?お得意の妄想で当ててくれません?」

小鳥「……グヘヘヘヘ」

P「うわぁ……怖っ」

ガン

P「この恐怖は関係ないだろ!!」

貴音『うぅ……怖かったです……』

響『何で追いかけてくるんだよ……』

??『』ヌッ

貴音『ひいっ!?』

響『白いお化けだぁ!?』

ガン  ガン

P「いてぇ! 人が驚かすトラップも仕掛けてたのか……あれは怖いよな……」

小鳥「……」

P「ん?小鳥さんどうしました?」

小鳥「いや、あんなトラップ台本にはないんですが……」

P「はぁ!?じゃああれモノホンの――」

ガガガガガガガガガガガガガガガガガン

P「いたたたたたたたたた!! 春香、ボタンから手を離せ!!恐怖で震えてるのか知らんが高橋名人みたいになってっから!!」

小鳥「今の子達って高橋名人知ってるんですかね?」

P「……さぁ?どうでしょう?」

ガン ガン

小鳥「知らないみたいですね」

P「返事しなくていいよ!!」













三浦あずさ『――ふぅ。やっと白い布が取れました~。それにしてもここはどこでしょうか~?』

響『うぅ……もう帰りたいぞ……』

貴音『そうですね……』

響『うあわぁ!?』

貴音『ひ、響!どうしました!?』

響『ク、クマだぁ!!』

クマ『グルルルルルル!』

ガン

P「生命の危機的な恐怖がきちゃったよ!!」

小鳥「大丈夫です。サーカスで訓練を積んでるので人は襲いませんよ」

貴音『クマ……ですか』ジュルリ

響『ってクマかぁ……』ホッ

P「ん?」

クマ『グル?』

貴音『そういえば、クマ肉はまだ食べたことありませんでしたね……』ジュルリ

クマ『グルル!?』

響『やめろ貴音!こいつは今日からウチの家族だ!な?クマ衛門!』

クマ『グルルル!?』

P「おい……何か不穏な空気だぞ……」

貴音『待ちなさい、響。今優先すべきは何よりも食料の確保です!』

響『違うぞ!味方を増やすことが優先だ!』

クマ『グ、グルルルルルル!!』ダッ

貴音『あっ、逃げましたよ!待ちなさい!!』ダッ

響『待つんだクマ衛門!!』ダッ

クマ『グルルルルル(あいつらヤベェ)!!』

ガン

P「クマの恐怖も関係ないだろ!!」

P「おかしいぞあいつら!!何でこんにゃくにビビッてクマにビビらないんだよ!!」

小鳥「こんにゃく嫌いだったんでしょうか?」

P「貴音はむしゃむしゃ食ってただろ!!」

小鳥「ほら、人間は食物連鎖のトップですから」

P「それは道具ありきでだろ!何であいつらは素手でクマを圧倒してるんだよ!!」

小鳥「達人に道具は不要!鍛え上げられた己の武のみが唯一の武器である!!」

P「妄想から帰ってこい!!」

…………

貴音『響、出口が見えてきましたよ!』

響『や、やっとかぁ……!』

小鳥「本当、長かったですね……可哀想に……」

P「そうですね……俺の頭も限界ですよ……」

貴音『さぁ!一緒に扉を開けましょう!!』

響『うん!』

響・貴音『せーの!!』

響・貴音「ごおぉぉぉる!!――えっ?」

P「ん?」

小鳥「あっ」

貴音「プ、プロデューサー……何ゆえ椅子に縛られているのですか……?」

P「は?お前らこそどうしてここに……」

響「やっぱり変態だったんだな……」

P「違う!違うぞ!?小鳥さんこれは――」

小鳥「――ヤバッ」

P「おい!やばいって言ったな今!どういうことだ!?」

小鳥「えぇと……セットするスタジオ間違えちゃいました♪」

P「何してんだこのアホウドリがあぁぁぁ!!」

小鳥「とりあえず貴音ちゃん、これは例の一矢報いる件だからね?」

貴音「あ、あぁその件ですか……」

響「どういうこと?」

貴音「後で説明します」

P「おい、これ俺テレビ映るの?」

小鳥「そ、そうみたいですね……アハハ」

P「小鳥ぃ……」

小鳥「あ、あははははははは――サヨナラッ!」ダッ

P「おい、ふざけんな!!ちょっ、おまっ――籍入れて償えや小鳥いぃぃぃ!!」









春香「あの……これ、わたしにギャラは――」

ディレクター「でません」


END

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

お目汚し失礼いたしました。

おまけは蛇足でしたね。すみませんでした。

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