【安価】 ダンガンロンパーズ part5 渚「それでも、人間は簡単に死んでいく」 (21)

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【安価】ダンガンロンパーズ part4 神谷「違う…向き合う時が来ただけなんだ!」
【安価】ダンガンロンパーズ part4 神谷「違う…向き合う時が来ただけなんだ!」 - SSまとめ速報
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主人公(アンテナ族)

渚 薫(なぎさ かおる) 男
推理力:S コミュ力:E 身体能力:B 精神力:A

超高校級の探偵として希望ヶ峰学園に通っていた。現在は立ち上げた探偵事務所で生活している
人並外れた推理力と洞察力を持っており、様々な難関事件を解決へ導く
一方、人の気持ちには疎く、人好き合いも苦手な模様。冗談が通じない。性格はクール、いや暗いと言うべきか
そう簡単に人は信用せず、必要であれば単独行動も辞さない
星を眺めることが好き
時間が経つにつれ他の人の事を理解し、信用できる人物も増えたようだ
断片的に蘇る記憶には、デザートイーグルに触れた時謎の記憶、アナの記憶がある
過去に右町の父親を殺害していた事が判明する
(謎の力を持っている……?)

神谷 新(かみや あらた) 男 DEAD
推理力:A コミュ力:A 身体能力:(E) 精神力:A

超高校級の医学生として希望ヶ峰学園に通っていた。現在は才能の通り医者になり。様々な人の命を救っている。
すべての科に精通するほか、驚異的な手術成功率を記録する
断固としてコロシアイに参加しないことを心に決めている
人の気持ちをよく考えられ、思いやりがある。だが感情的になりやすく、思わず口走ったりしてしまうことも
断片的に蘇る記憶には、沢山の人を救えなかった記憶がある
モノクマに無関係の人物とされ脱出する権利を与えられたが、それを良しとせず留まる決意を決めたが
何者かに殺されてしまう


柿生 小雪(かきえ こゆき)女
推理力:A コミュ力:A 身体能力:D 精神力:B

超高校級の画家として希望ヶ峰学園に通っていた。現在はフリーの画家。絵の種類は風景画だろうがイラストだろうがなんでもいいらしく幅広いジャンルからの依頼が来る模様
明るい性格でとても人当たりが良く、基本的にみんな仲良くあればいいと思っている
だが、絵を書くこと以外では自分に自信を持てないでいる
また天然でドジな他、極度の寝坊助でサイレン並みに大きい音が鳴らないと朝起きることもままならない
大切な人(右町、藤原)を2人失い、少し不安定になるが、月宮と和解し、明るさを取り戻しつつあった
だが、頭から血を流して美術室に倒れている所を発見される
断片的に蘇る記憶には、デザートイーグルに触れた時の謎の記憶、荒廃したどこかを彷徨う記憶、誰かに選択を迫られる記憶がある

神谷が死亡してから、まるで人が変わったようだ
宍戸いわく目つきが違うとのこと

男子

相良 明(さがら あきら) DEAD
推理力:D コミュ力:A 身体能力:S 精神力:A

超高校級の体育委員として希望ヶ峰学園に通っていた。現在は高校の体育教師をしている。その明るい性格から人気教師らしい
明るく前向きな性格で、暗い雰囲気が流れた時はすぐに打開しようと心がけている。また非常に行動力があり、とても頼りになる存在
なぜか天城によくいじられている
ツッコミである
白川により殺害されそうになった天城を守るが、誤って白川を殺害、クロとなる
オシオキではモノクマに血まみれになった生徒の死体の写真を見せられ、その後、銃で心臓を撃ち抜かれ絶命する


舞丈 千人(まいじょう せんと) DEAD
推理力:A コミュ力:C 身体能力:C 精神力:?

超高校級のプログラマーとして希望ヶ峰学園に通っていた。学園にスカウトされる前から自ら製作したアプリケーションが次々にヒットしていた
物事を人とは違う視点で捉えることができ、まさにその姿勢は研究者
たまに謎めいた意見で他人を戸惑わせることも
電子手帳に通話機能を実装するなど改造をすることができる
裏で何やらやっているのか、何かと知っていることが多い
校則違反とみなされ、オシオキ場に連れていかれるが、彼の作戦により退ける
はずだったが、黒幕がそれすら読んでいため、失敗に終わり爆死する
ヨイクマの人口知能を神谷の電子手帳にインストールされるように仕向けていた

宍戸 清磨呂 (ししど きよまろ)
推理力:E コミュ力:B 身体能力:B 精神力:B 

超高校級の狂言師として希望ヶ峰学園に通っていた。現在は知り合いに誘われて歌舞伎師となったが、狂言師の才能は存分に生かされている
目立ちたがりで、かっこつけたがりだが、あと先考えず行動するためどうにもうまくいかない
そのせいで、モノクマからの攻撃により重症を負うが、神谷によって命を取り留めた
4日を保険室で過ごし、人当たりはいいので、神谷と愛野と仲良くなっている
基本的にアホである?


円山 幸近(まるやま ゆきちか)
推理力:D コミュ力:A 身体能力:C 精神力:C

超高校級のベルボーイとして希望ヶ峰学園に通っていた。現在は様々なホテルからオファーを受けながらベルボーイをしている
人へのおもてなしの心、敬意を忘れず、人への気配りはピカイチ
誰にとっても良き相談相手で、的確なアドバイスをくれる
少々臆病ではあるが、人のことになると恐怖などは問題じゃない
人に尽くすことが彼にとっての生きがいなのかもしれない
右町の死の影響で、放心状態になったが渚によって一瞬で正気を取り戻す
が、たびたび狂気に陥るようになってしまう
料理がとても上手


藤原 皆仁(ふじわら みなひと) DEAD
推理力:A コミュ力:C 身体能力:C 精神力:A

超高校生級の皇族として希望ヶ峰学園に通っていた。現在も天皇後継者
他人への振る舞いが常に上から目線で偉そうな奴、だがその気迫溢れる発言力は人を直ちに行動に移させる
皇族とはいえ、自分の身の回りのことまで使用人に頼りきることはなく、だいたい自分でできる。
この現状をみんな揃って脱出することを心に誓っている
両親を誰よりも尊敬している
武器庫から銃が持ち出された時に何かに気づくが、恐怖に飲まれた右町に絞殺される

女子

アナスタシア=ロスチャイルド
推理力:B コミュ力:B 身体能力:B 精神力:B

超高校生級の資産家として希望ヶ峰学園にノヴォセリック王国から留学してきた。現在なにをしてるかは不明
なかなかの美貌を持っている
彼女自身はとても親しみやすいラフな性格だが、資産家であるため、周りからは特別扱いを受けることが多かった。
その扱いへの抵抗なのか、他人にことを肩書きで呼ぶ癖がついた。別に名前を覚えていないわけではない
自分の肩書きを気にしないと言ってくれた渚を気に入っている模様
クールでありつつも人情のある渚に惹かれやがて恋だと自覚し
渚に真意を隠しつつ思いを告げたが、渚にはバレている
服にはこだわりがある


愛野 心愛 (あいの ここあ)
推理力:B コミュ力:(D) 身体能力:D 精神力:?

超高校級のパティシエとして希望ヶ峰学園に通っていた。現在はとあるケーキ屋に勤めている。
神谷に一目惚れし、溺愛しているが、
彼女は両親からネグレストを受けていた経緯があり、そのせいか愛されることに極度に執着している。神谷に抱くその気持ちは恋愛感情でもあり恋愛感情とは違ったものなのだ。
純粋な気持ちで神谷と恋仲になった
何かに怯えているようだ…
第二の事件までモノクマに裏工作をやらされており、それを暴露される
後に宍戸の提案で神谷を脱出させようと行動するが、失敗に終わる
神谷が死亡した同日、意識不明で目を覚まさない

右町 緑 (みぎまち みどり)DEAD
推理力:? コミュ力:D 身体能力:D 精神力:D

超高校級の図書委員として希望ヶ峰学園に通っていた。現在は本屋を経営している
無口、とても無口、必要最低限のことしか言葉を発しない。活字依存症であり、自由に本が読めないこの状況に悶々としている。何処と無く子供、いや小動物っぽい
本を良く読むせいか、幅広い知識を持っている
言葉をあまり発しないことから、非合理的であると藤原をイラつかせる
最近は微妙に喋るようになってきている
武器庫から銃が持ち出された事が恐怖に飲まれ藤原を殺害してしまう
オシオキでは、モノクマに巨大な本で潰される

月宮 しぐれ(つきみや しぐれ)
推理力:A コミュ力:A 身体能力:C 精神力:A

超高校級の数学者として希望ヶ峰学園に通っていた。現在も数学者
この生活の中のリーダー的存在
クールで冷静、仲間の事を良く考えることができ、とても頼りになる
人を疑う事が嫌い
お人好し、頼まれたら断れない性格で、無茶な頼みでも躊躇なく聞いてしまうことがある
自分が冷静な事を自負している
藤原を黒幕の関係者と疑っての行動が、藤原と右町の死を招くキッカケとなってしまう
命の危機に陥るがなんとか生存する


白川 鈴芽 (しらかわ すずめ) DEAD
推理力:C コミュ力:C 身体能力:B 精神力:C

超高校級の映画監督として希望ヶ峰学園に通っていた。現在も映画監督、数々のヒット作を生み出している
映画を作るためであれば、どんな行動でも躊躇しない、まさに映画のために生きる人間
この生活から脱出したら、コロシアイを映画にしようと心に決めていたが、
動機提供の映像を観た後から様子がおかしくなり、天城の殺害を企てるが、相良により阻止され、再び不意打ちをしかけるも、誤って包丁が胸に突き立てられ、絶命する


天城 泉 (あまぎ いずみ)
推理力:C コミュ力:A 身体能力:C 精神力:B

超高校級の科学者として希望ヶ峰学園に通っていた。現在も科学者
ひょんな事から、科学者の才能が覚醒してしまったため、科学者としての目的がなく、苦悩している
イタズラ好き、誰に対しても名前で呼ぶほどフレンドリー
とても悪趣味な冗談を連発し、他のみんなを困らせているが、根は真面目で良き人間になりたいと思っている
彼女が料理を作ると、すべて違う料理の味になる。原因は不明

体格は細かくは決めてません

背丈

右町<愛野<相良<舞丈<月宮<柿生<神谷
<円山<白川<宍戸<天城<アナスタシア<<渚<藤原



右町<<<柿生<月宮<<天城<愛野<白川<<<アナスタシア

髪色

渚:黒
神谷:赤
柿生:オレンジ
相良:灰色
舞丈:白
宍戸:黒金混合
丸山:緑がかった黒
藤原:紫
アナ:金
愛野:ピンク
右町:黄緑
月宮:青
白川:黒
天城:銀

相良 朗(サガラ アキラ)
灰色、銀髪とも言うんでしょうか?のネープレスカット
赤色のジャージにハーフパンツにランニングシューズ、朝日奈みたいな感じです

舞丈 千人(マイジョウ セント)
完全に白髪です。いたって普通の髪型
メガネをかけています
ワイシャツに青のネクタイ上から灰色のセーターを着ていて、カーキ色のチノパンを履いてます
ちょっとオヤジくさい感じでしょうか

宍戸 清麻呂(シシド キヨマロ)
黒と金でところどころシマシマな髪、葉隠まではいかなくてもボサボサです
基本的に縦ラインの入った、赤めのじんべいを着用し、靴ではなく下駄です
腰にモノクマからもらった十手が差してあります

円山 幸近(マルヤマ ユキチカ)
微妙に緑がかった黒髪、それなりにショートで前髪は全部後ろへ、つまりオールバックです
ベルボーイ用のトレンチコートのようなジャケットに下はスラックス、そして赤色の蝶ネクタイをつけています
ポケットには割といろんなものが入ってます

藤原 皆人(フジワラ ミナヒト)
腐川より少しだけ明るめな紫色の髪の毛、アシンメトリーできっちり決めてます
高級感のある黒いスーツに腕時計、高級感のあるブローチをつけていたりします
色以外は渚に似てるかもしれません

アナスタシア=ロスチャイルド
鮮やかな金髪、ウェーブロングヘア、前髪にヘアピンを1つ付けています、髪はサラサラです
どっかのまな板とは対照的なダイナマイト
服装はカッターシャツに青いジーンズ(スカートはとかなりラフ、靴はスニーカー
なんだか意味ありげなネックレスをつけています

愛野 心愛(アイノ ココア)
ピンク色の髪、ボブカット
あまり縦長じゃないパティシエの帽子を被っています。
現在は苗木のパーカーを着てその上から白いエプロン、少し短いスカートもピンクです

右町 緑(ミギマチ ミドリ)
黄緑色の髪、ワンサイドアップで前髪ぱっつん
上は白いワイシャツの、下は少し長めの黄色スカート、さらに黒タイツ
大体いつも本を手に持っています
背が小さい

月宮 しぐれ(ツキミヤ --)
青い髪の毛、三つ編み、メガネ着用
灰色のベスト、下は黒いニーソックスに短めの白いキュロット
靴はヒールです
腕には、普通の腕時計をつけています

白川 鈴芽(シラカワ スズメ)
渚と同じく黒のストレートロング、頭にはベレー帽
ワイシャツ、上からカーディガン、首にスカーフを巻き、下はミニのプリーツスカート?(曖昧)
ビデオカメラを携帯…
映画のカッチン、メガホンなど映画関係のグッズを渡すと大体携帯するようになります

天城 泉(アマギ イズミ)
銀髪、相良よりも少し鮮やかといった感じでしょうか?のショートカット(そんなに短いわけでもないけど)
上は白衣、ボタンは閉めず中には「化学!!」と書かれたTシャツ
下はデニムのパンツです、靴は長靴


何かあれば質問してください

続き書こうと思ってましたが、時間も微妙なのでここまでにします

すいませんこれも間違って前スレに貼りました

渚 薫(ナギサ カオル)
十神の髪型を少し短くした黒髪
天辺に例のアンテナが立っています
灰色のスーツに黒い革靴です
少し特徴に欠けるぐらい特筆する点がありません

神谷 新(カミヤ アラタ)
赤色の髪の毛、髪型はガンダムビルドファイターズトライのカミキセカイの髪型に似ています
もちろん天辺にアンテナ
白衣を纏い、薄くチェックの入ったスラックスを履いています
あとは、聴診器を下げて、携帯医療セットを肌身放さず持ってます

柿生 小雪(カキエ コユキ)
オレンジ色の髪の毛、ポニーテール、天辺にアンテナです
水色スモックを着ていて、青いスカートは膝丈です
恥ずかしいのでミニにはしないようです
スモックには大きなポケットがあって、そこにスケッチブックが入ってます





chapter4「おぼろの殺人」

捜査は始まった

まずは、どこに行くべきだろうか?

アナ「探偵くん」

渚「なんだ?」

アナ「何すればいい?」

渚「…助手気取りか?」

アナ「ま、まぁ…//ていうか、そうじゃなくても探偵くんに頼まれたこと調べるほうが上手くいきそうだしさ」


まぁ、一理あるか
制限時間もある、むしろ何かをアナに任せて俺は他の事に専念するほうがいいかもしれない


渚「わかった、では愛野の様子を見てきてくれないか?」

アナ「パティシエちゃんの?」

渚「ああ、早い話愛野が起きれば全てがわかる可能性が高い」

アナ「確かに」

渚「何かわかったら連絡する」」

アナ「りょーかい」


アナは保健室に走っていった



アナ「って、うわぁ!?」


それからすぐにそんな悲鳴が聞こえる

校舎へと続く扉の前でアナと円山が何かを見ていた

渚「どうした」

アナ「…これ」

円山「愛野様の…」


そこには、愛野の飼っていたヘビの死骸があった


円山「どういうことでしょうか?愛野様は倉庫にいらっしゃったのに…」

渚「…このヘビ、普段は愛野に付きっ切りだったな」

円山「たしかそうだったと思いますが…」

アナ「元々医者くんのヘビなんだよね?」


渚「アナ、昨夜教室から自室に戻るとき、保健室の電気はついていたか?」

アナ「保健室?…うん、ついてたよ」

渚「俺が戻った時もついていた、おそらく神谷と愛野はそこにいたんだ。」


そしてそこから戻るときに襲われた、ここで愛野のヘビが死んでいるということは、ここで待ち伏せた犯人からの攻撃を受けていた
倉庫までは逃げたが…
なぜ、愛野がそうこで寝ていて、神谷が倉庫の前で死んでいるんだ?
今考えればかなり迂闊だったが、帰り道のアナと俺は単独行動だったはず、なぜ狙われなかった?
初めから標的を絞っていた?

それに、愛野のヘビは愛野の部屋に置いて行かれていたはずだ
愛野は一回わざわざ部屋に戻っている、その時の愛野、保健室に残った神谷も単独行動だった可能性が高い

どういう意図がある?


渚「ヘビはなんとかしよう、アナは愛野のところに向かってくれ」

アナ「うん」

渚「円山、手伝ってくれ」

円山「かしこまりました」

ヘビの処理…といっても今は大したことはできない
ひとまずはビニール袋に入れ、俺の部屋に持ち帰ることにした
埋める場所すらない、植木はいくつかあるが、そこに埋葬するのは少しお粗末だ
焼却炉で火葬したほうがまだマシか

しかし、黒幕は今までの事件の遺体を一体どうしたんだ?
わざわざ、埋葬しているんだろうか?

そんなことを考えながら戻っていると柿生と遭遇した

渚「柿生、どうしたんだ?その服装は」

柿生はいつも上に着ていたスモックを脱いで
ブラウスとスカート姿になっていた
当然特徴的な大きなポケットもなければスケッチブックも持っていない
長めだったポニーテールもさらに短くまとめていた

柿生「このほうが動きやすいので、着替えてきました。あなたの銃は離さず持ってます」

渚「…」

柿生「私情で時間を使ってすいません、私も捜査に戻ります」

宍戸じゃないが、柿生の雰囲気が異様だったのは明らかだった
神谷が死んだからだろうか?神谷だけが特別だというのも腑に落ちない
考えられるきっかけといえば

渚「思い出したのか?」

俺は通り過ぎようとする柿生にそう問った

柿生「…!」

図星だったようだ、柿生は立ち止まった

柿生「…ええ、思い出しましたよ。この事件が終わったら全部話します」

渚「そうか」


遠まわしに自分が犯人じゃないと言っているようなものだが
アナウンス条件が消えた今、あいつも容疑者には変わりない
片隅に置いておくだけにしよう

~現場~

天城と宍戸が熱心に調べている

渚「どうだ?」

宍戸「畜生…」

天城「まあ、見て分かる通り失血死だよ、なんだけど…」

渚「…!」

神谷の体にはところどころに小さな穴のような傷がある
ハッキリ言うと、銃で撃たれたそれ、銃痕だった

渚「どういうことだ?」

天城「分からないよ、でもそういう傷があるんだから…」

天城「あと、足見て」

渚「…」


神谷の足…義足のほうだ、完全に破壊されていた
これでは歩くどころか、這うのも厳しくなる
徹底されている


宍戸「クロの野郎は、神谷を狙ってやがったんだ、そうに決まってるぜ!」


その可能性もあるかもしれない


宍戸「俺がもっと早く起きていれば、もしかしたら助けられたかもしれねえのによ…」

天城「みんな疲れてたし…といってもね…」

渚「他には何かあるか?」

天城「ズボンのポケットにこれが入ってたんだよ」

ボイスレコーダーだった

宍戸「つっても、点かねえんだけどな…」

天城は首を振りながら俺にボタンをカチカチやってみせた

渚「手掛かりにつながりそうなものが、潰れていくな」


少し周囲を見渡すと、小さな鉄球がいくつか落ちていた
全部に血痕が付着している

鉄球はおそらく凶器と関係しそうだが…

神谷の医療キットの鞄は開いていて、道具も散らばっていた


渚「任せた」

天城「わかったよ」


もう一度倉庫に行ってみるか

~倉庫~

愛野が眠っていた場所だ

今度は奥まで行って電気をつけてみる
だが、結局入り口付近以外に変わったところは見受けられない

もう一度神谷の白衣を調べてみるが、残っているものはなかった
そういえば、神谷の持ってる錠剤は何だったんだろうか?

ポケットから取り出してみる、どうやら一つだけ使用されているようだった
といっても、アルミニウムのフィルムに包まれている状態では俺が見ても分からない
ならば

俺は保健室にいるはずのアナに電話をかけた


・・・・・

アナ「はいはーい」

渚「愛野はどうだ?」

アナ「ぜんっぜん起きない、俗にいう植物状態だったらどうしよう・・・?」

渚「俺には分からないが…外傷は?」

アナ「無傷だよ、モノクマが教えてくれたのはそれだけ」

渚「そうか…、調べてもらいたいことがある」

アナ「うん、どしたの?」

渚「神谷の白衣から一つだけ使用済みの錠剤のフィルムが見つかった」

アナ「使用済み?」

渚「ああ、だがなんの薬か特定はできない、パッケージもない。神谷のことだ、薬品の管理はしっかりしてるはず」

アナ「ちょうど保健室にいるからその薬の手掛かりを探してくれってことだね」

渚「話が早い、頼む」

アナ「助手ですから♪了解」


これで何かわかればいいが…
今この状況でも推理できることがありそうだが…
引き続き手掛かりを探そう、一つでも多くのピースを見つけて
学級裁判中に組み合わせればいい

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