蘭子「スケッチブックを持ったまま」 (71)

クロス

アニメ スケッチブック×アイドルマスター シンデレラガールズ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455804493

~福岡県某所 梶原家~

青「姉ちゃん、日曜だけど部活?」

空「・・・・・」コクリ

青「そっか、あまり遅くならないでね」

空「・・・・・」コクリ

空(行ってきます)

青「いってらっしゃい」

空(出会いとは、いつも唐突なものである)

空(私が美術部に入ったのも、麻生さん達に出会ったのも、唐突な物だったかもしれない)

空(だから・・・)

スタスタ・・・ガン

蘭子「きゃっ!」ドサ

空「!!!!!?」ドサ

空(この出会いも、唐突に起こった・・・)

蘭子「いたた・・・」

空「・・・・・」

蘭子「あ、あの・・・」

空「?」

蘭子「だ、大丈夫?」

空「・・・・・」コクリ

蘭子「ホッ・・・」

蘭子「あ、スケッチブック・・・」

空「?」

蘭子「そ、そなたも禁忌の術を持つ者か・・・」(あなたも絵を描くんですか?)

空「・・・・・・・・・?」コクリ

蘭子「ほう、それは良き事だな!」

蘭子「我は神崎蘭子、そなたの真名は何と申す?」

空(え、えっと・・・・)カキカキ

蘭子(何か書いてる・・・)

空(こ、これ・・・)スッ

『梶原空』

蘭子「空・・・さん?」

空「・・・・・」コクリ

蘭子「天空の使者よ、そなたとは魂の波長が合うようだ・・・」(空さんとは仲良くできそうです!)

空(天空の使者・・・何かカッコイイ・・・)キラキラ

蘭子「喜んでるな・・・所で」

空「?」

蘭子「そなたは風景を描くのが好みのようだな」ペラ

空「!」

空(わ、ワタシのスケッチブックが・・・)

蘭子「それにしても・・・何という魂の輝き」(上手いですね・・・)

空(褒められてる・・・///)

蘭子「ほ、他のはないのか!?是非閲覧をしたいぞ!」

空(え、え~っと・・・)オロオロ

??「お、空~!」

??「梶原さん?」

空(麻生さんと鳥飼さんだ)

夏海「こげな所で何しとん?」

葉月「おはよう梶原さん」

空「・・・・・」コクリ

夏海「あれ?そっちの子は誰?」

蘭子「あ、えっと・・・」

葉月「も、もしかして・・・」

空「?」

葉月「アイドルの・・・神崎蘭子さん!?」

蘭子「は、はい・・・」

空(あ、アイドル!?)

夏海「葉月知っとるん?」

葉月「この間雑誌に載ってたのをチラっとね・・・確か熊本出身だったような・・・」

蘭子「ま、まぁ・・・」

夏海「おお、結構近くやん!里帰りばい?」

蘭子「うむ・・・実はな・・・」

蘭子「我が魂の産まれし地に舞い戻り、いざ皆の待つ城の帰る所だったのだが・・・」

夏海「え?」

蘭子「手ぶらではどうかと思い、何か供物でもと思い彷徨っていたら何時の間にか此処へ来てしまってな・・・」

葉月「どういう事かしら・・・」

空「・・・・・」ツンツン

夏海「空?」

空「・・・・・」スッ

スケッチブックの字『里帰りしてて今日帰るんだけどお土産を何にしようか考えててうろついてたらここに来ちゃったんだって』

夏海「ほぉ・・・・ってそんな事あるんかい!」

葉月「というか梶原さんあの言葉わかるのね・・・」

夏海「つまり迷子って事?」

蘭子「そ、そうとも言う・・・」

葉月「意外と抜けてるわねこの子・・・」

空(うんうん・・・)

夏海「いや、空も人の事言えないけんね」

空(うう・・・)ズーン・・・

蘭子(落ち込んでる・・・空さん喋らないけど感情豊かだなぁ・・・)

夏海「で、これからどうするん?」

蘭子「とりあえず天空の使者の禁忌に触れようと思う」

葉月「へ?」

空(はいはい!天空の使者です!)シャキーン!

夏海「あっそう・・・で禁忌って?」

空(ワタシの絵が見たいって・・・)

夏海「空の絵?それなら・・・」

葉月「学校の美術室にあるんじゃないかしら」

空「」

夏海「まぁ他の先輩達に相談した方がいいかもしれんしね、一緒に来る?」

蘭子「いいん・・・ですか?」

葉月(普通にも喋れるんだ・・・)

夏海「どうせ今日は学校休みばい、よかよか」

蘭子「そ、それなら・・・」

夏海「よーし決まり!早速行くばい!」

葉月「あ、待って!」

蘭子「天空の使者よ、我らもいざ!」

空(え、ええ~)

タタタ・・・

空(こうして、新たな出会いの物語が始まったのだった・・・)

夏海「この先が学校ばい!」

蘭子(ワクワク・・・)

空(あ、あの草むらにいるのは・・・)

葉月「栗原先輩と、佐々木先輩ね」

夏海「おーい!」

渚「お、空君達か」

樹々「おはよ~」

葉月「おはようございます」

空「・・・・・」コクリ

夏海「何やっとーとですか?」

樹々「栗ちゃんがね・・・というかその子は?」

夏海「アイドルの神崎蘭子ちゃんばい!」

蘭子「闇に飲まれよ!」シャキーン

樹々「そっか~よろしく」

夏海「反応薄っ!」

樹々「もう何が起きても驚かないよ、根岸君に妹がいた時の驚きに比べれば・・・」

夏海「あ~確かに・・・」

渚「あのインパクトは中々超えられないよねぇ・・・」

空「・・・・・」コクコク

蘭子(基準がよくわからない・・・)

葉月「で先輩達は何してるんですか?」

樹々「ああ、栗ちゃんのいつものだよ」

夏海「ああ、成程・・・」

渚「いいポイントを見つけてね、えっと・・・蘭子君だっけ?ちょっと見てみる?」

蘭子「?」チラ

渚「この石をどけると・・・」ヒョイ

虫たち「やぁ」ウゾウゾ

蘭子「」

蘭子「あ、あわわ・・・」

渚「あ、ゴメンゴメン、驚かせちゃったかな?」

樹々「もう栗ちゃんったら・・・」

夏海「栗原先輩は虫好きやけんね~」

蘭子「そ、そうなのか・・・」

蘭子(そういえば、あの佐々木さんって人・・・結構背高い・・・それに対して栗原さんは・・・)

蘭子(やっぱり、どこの世界でも大きい人と小さい人は仲良しなんだなぁ・・・)

渚「そういや、空君達は部活かい?」

空「・・・・・」コクリ

葉月「先輩達は行かないんですか?」

樹々「う~ん・・・どうする栗ちゃん?」

渚「さ~て・・・次の虫ポイント探すか!」

樹々「あの様子だと行けるかどうかわかんないね~」

夏海「そうですか、それじゃお先に~」

蘭子「蟲使いよ・・・さらばだ!」

渚「まったね~」

~数分後~

夏海「ほら、あそこがあたし達の学校ばい!」

空「・・・・・」コクリ

蘭子(やっと着いた・・・楽しみだな~)

葉月「って、校門前にいるあの2人は・・・・」

??×2「フッフッフ・・・・」

夏海「田辺先輩と氷室先輩・・・」

涼「おや皆さん、お揃いのようですな」

風「中には見慣れない方も交じっているようですが・・・」

蘭子「・・・・・」ペコリ

葉月「で、先輩達は何してるんですか?」

涼風コンビ「フフフ・・・」

空「?」

涼風コンビ「ここを通りたくば、我等四天王を倒していくがよい!」バーン!

夏海「2人しかおらんのに!?」

涼「あ、そうだった!どうしよう風ちゃん!」

風「くっ・・・せめて空閑っちとケイトを連れてくるんだった・・・」

葉月「あ、あの・・・」

涼「フッ・・・私達の負けね」

風「ここは通っていいわよ」

蘭子「は、はぁ・・・」

葉月「それじゃ・・・」

空「・・・・」ペコリ

涼風コンビ「んじゃ!」ビシッ

蘭子「あ、あの・・・さっきのは・・・」

夏海「ああ、あの人達も美術部の先輩ばい」

蘭子「び、びじゅ・・・ええ~」

夏海「まぁちょっと変わってるけどね」

葉月「まぁちょっと・・・ね」

蘭子(まだこんな人達がいるのかな・・・)

空「・・・・・」コクリ

夏海「お、美術室に着いたっとね」

~美術室~

夏海「おはようございまーす!」

葉月「おはようございます」

空「ペコリ」




部長「おう、おはよう」

朝霞「おはようございます!」

ケイト「オウ!グッモーニンデース!」

蘭子(この人達も部員さん・・・なのかな?)

夏海「あれ、3人だけですか?」

部長「いや・・・それより・・・」

??「そっちの子はお客さんかしら?」ヒョコ

蘭子「ひゃっ!」ビクッ

??「あらごめんなさい、驚かせちゃったかしら?」

蘭子(カーテンから顔が・・・)ドキドキ

葉月「空閑先輩・・・そこにいたんですか・・・」

木陰「上へ参りまーす」スーッ

蘭子「な、中々驚かせてくれる・・・」

木陰「そういうあなたはアイドルの神崎蘭子さんね」

夏海「知っとったんですか?」

木陰「ええ」

空(空閑先輩は、相変わらず読めない人だ・・・・)

朝霞「アイドルですか~凄いですね~」

部長「しかし何でここに・・・」

蘭子「ククク・・・ならば語ろう、我がここに至るまでの軌跡を・・・」

ケイト「オウ!コレハ何とイウニッポン語なのデスかナツミ!」

夏海「え、えっと・・・」

葉月「私達にもよくわからない日本語・・・かな?」

空「?」キョトン

~説明後~

部長「そうか迷子か・・・それは大変だね」

蘭子「うむ・・・一体どうしたものか・・・」

朝霞「まぁそのうち何とかなるんじゃないですか?」

ケイト「そうデスよー」

夏海「軽いな・・・」

葉月「でも皆さんあまり驚かないんですね」

部長「そりゃあ・・・なぁ?」

朝霞「はい、根岸君に妹がいるとわかった時の驚きに比べたら・・・」

ケイト「ツキとニッポンデース!」

部長「スッポンな」

蘭子(私その妹さんにに負けてるの!?)ガビーン

空(よしよし・・・)ナデナデ

夏海「で、件の根岸先輩はおらんとですか?」

部長「来るとは言ってたんだがな・・・」

木陰「根岸ちゃんの事だから、どこかで道草食ってるんじゃない?」

朝霞「そうですよ!」

空(根岸先輩がいない・・・ほっとしたような・・・寂しいような・・・)

蘭子(空さんが複雑そうな顔してる・・・)

夏海「所で春日野先生は?」

部長「来てると思うか?」

葉月「ああ・・・」

部長「そういわけだから、まぁゆっくりしていってくれ」

蘭子「よかろう・・・しばらくはそなた達の禁忌に触れるとしようか・・・」

葉月「えっと・・・」

空「・・・・」スッ

『皆の作品が見たいんじゃない?』

ケイト「オウ!ソラ凄いデース!」

夏海「すっかり翻訳者になっとーね・・・」

蘭子「って、蛇口に蛇が!?」ビクッ

朝霞「ああ、それは私の作品です」

蘭子「え?」

朝霞「名付けて、リアル蛇口!」

部長「まんまだな・・・」

朝霞「ちゃんと水も出ますよ!」キュッ

ジョロロ・・・

部長「何か嫌だな・・・」

蘭子「神の手の持ち主か・・・中々だな」(手先器用なんですね!)

蘭子「これは・・・」

木陰「私の絵ね」

蘭子(黒く塗り潰しただけ・・・)

木陰「闇夜」

蘭子「へ?」

木陰「闇夜よ」

蘭子「!」パァァ

木陰「どうしたの?」

蘭子「闇に飲まれよ!」シャキーン!!!

木陰「私の絵をバックに・・・中々やるわね」

蘭子「ククク・・・」

木陰「うふふ・・・」

葉月「何か仲良くなってる・・・」

ケイト「ハイ!ランコに質問がありマース!」

蘭子「うむ、申してみよ」

ケイト「アイドルはメカに強いんデスか?」

蘭子「何故?」

ケイト「だってアイドルはロボ・・・」

葉月「ケイトー!それ以上言っちゃ駄目!」

ケイト「ホワイ?どうしてデスか?」

夏海「何となく触れちゃいけない気がするばい!」

蘭子(何だったんだろう・・・)

蘭子「あれ、これは・・・」

葉月「私が描いてた物だけど・・・」

蘭子「色が無いな・・・この辺りは黄の魔法を使った方がよいのではないか?」

葉月「黄色・・・・」

蘭子「?」

葉月「黄色・・・高いのよヤツは・・・黄色・・・」ガクガク

蘭子「震えてる・・・」

夏海「葉月は節約家やけんね~」

空「・・・・・」コクコク

蘭子「この人形は・・・」

夏海「ああ、それはあたしの相棒達ばい、こうして・・・」スチャ

夏海(腹話術)『やぁ蘭子ちゃん、僕はケロキチ!よろしくね!』

蘭子「何と・・・人形遣い(パペティアー)であったか・・・」

葉月「相変わらず麻生さん凄いわね・・・」

空「・・・・・」コクコク

蘭子(あれ、美術って何だっけ・・・)

蘭子「さて、そろそろ天空の使者の禁忌を・・・」

空「!」

蘭子「ふむふむ・・・これか」

空(あわわ・・・)

蘭子「これは・・・皆の絵か」

蘭子「良いものだな、仲間というのは・・・」

空「・・・・」コクリ

空(その時、ワタシは・・・)

空(自分でも大胆だな、と思う事を実行しようとした・・・)

空「あ、あの・・・・」

ガララ

??「ういーっす!」

空・蘭子「ひゃっ!」ビクッ

夏海「あ、根岸先輩」

空「」ビクビク

大地「だから俺が来ただけで驚くなよ!」

蘭子(びっくりした・・・)

大地「って、何か見慣れない奴がいるな・・・」

木陰「根岸ちゃん遅かったわね」

大地「ああ、それはな・・・」

??「こういう事でーす!」

空(あ・・・)

葉月「みなもちゃん・・・こんにちは」

みなも「はい!美術部の皆さんこんにちはです!」

大地「こいつがどうしても来たいってうるさくてな・・・」

木陰「あらあら、根岸ちゃんったらシスコンなんだから」

大地「ちげーよ!」

みなも「あはは!おにいありがとね!」

大地「ったく・・・」

蘭子(この子がインパクト大きかった妹ちゃん・・・)

みなも「ってそこにいるのはもしや・・・」

蘭子「?」

みなも「アイドルの神崎蘭子ちゃん!何でここに!?」

大地「マジか・・・」

みなも「何で!?何でここに!?」

蘭子(凄いテンション高いなぁ・・・)

夏海「まぁ色々あったんばい」

みなみ「流石美術部の皆さん!いつもサプライズしてくれますね!」

木陰「相変わらず言うわねこの子・・・」

みなも「初めまして!根岸みなもです!中学1年生です!」

蘭子「はぁ・・・っていっこ下!?」

みなみ「はい!」

蘭子(小学生かと思ってた・・・)

ほぼ全員(あの2人が1歳差って・・・)

みなも「何か皆さん失礼な事考えてませんか?」

みなも「あの、写真撮ってもいいですか?」パシャ

蘭子(もう撮ってるし・・・)

ピピピ・・・

夏海「おや、だれか携帯なっとーよ?」

蘭子「我だな・・・どれ」ピッ

蘭子「おお、そなたか・・・」

蘭子「ふむふむ・・・承知した、では・・・」

葉月「だれと話してるのかしら・・・」

蘭子「それでは待っているぞ」ピッ

夏海「誰だったん?」

蘭子「・・・・どうやら魔法が解ける時が来たようだ」

葉月「へ?」

空「・・・・」スッ

『もうすぐ迎えが来るって』

部長「そうか、良かったね」

木陰「もうお別れなのね・・・」

空「!」

空「あ、あの・・・」

蘭子「ん?」

夏海「そ、空?」

葉月「梶原さん?」

空「か、帰る・・・前に・・・あなたの絵・・・描いても・・・いいですか?」

蘭子「!」

蘭子「よかろう、我が姿、とくと焼きつけるがいい!」(いいですよ!)

空「あ、ありがとう・・・」

夏海「空が自分から・・・」

葉月「私達夢でも見てるのかしら・・・」

ケイト「オウ!この物語はフィクションデスかー!」

部長「違うと思うぞ」

空「・・・・」カキカキ

蘭子「・・・・」(うう~緊張するなぁ・・・)

夏海「な、何か・・・」

葉月「私たちまで緊張してきたわね・・・」

木陰「ここってやっぱり美術部だったのね」

部長「当たり前だろ」

みなも「ねぇおにい、これ写真に・・・」

大地「やめとけ」

空(も、もう少し・・・)

蘭子(ま、まだかな・・・)

ガララ

樹々「皆ー!」

渚「大変だよー!」

空・蘭子「ひゃっ!」ビクッ

空・蘭子(またビックリしたぁ・・・)ドキドキ

朝霞「お2人とも、どうしました?」

樹々「それがさ・・・」

渚「今校門前に怪しげな人がいてさー」

葉月「あ、怪しい人ですか?」

樹々「何か部長さんくらい大きくて目つきの悪い人でさ~」

渚「ずっとこの辺キョロキョロしてるんだよ」

葉月「それは恐いですね・・・」

部長「で、今はどうしてる?」

樹々「今は涼風コンビが相手してますよ」

部長「何故その2人に・・・」

蘭子(その人って・・・もしかして)ダッ

葉月「あ、蘭子ちゃん!」

夏海「どこ行くと!?」

~校門前~

涼「風ちゃん!お願い!」

風「任せて!行くよ・・・キエエエエエエエ!!!」

大男「な、何を・・・」

涼「見たか!風ちゃんの得意技!奇声ラッシュ!」

大男(中々個性的な2人だ・・・)

大男「あの、実は私こういう者でして・・・」名刺

涼「ほう・・・アイドルのプロデューサーですか・・・」

P「アイドルに興味は・・・」

風「へ?」

蘭子「やっぱり・・・プロデューサー!」

P「神崎さん・・・こちらにいましたか」

蘭子「何故ここに・・・」

P「たまたま仕事で近くまで来ていまして・・・神崎さんのご両親にご挨拶に伺ったらこんな事になってるとお聞きしたので」

蘭子「そ、そうか・・・」

涼「ほう、両親ご公認ですか」

風「もしやただならぬ関係では・・・」

蘭子「な!?」///

蘭子「そ、そんな事は///」

P「アイドルとプロデューサーの関係です」

蘭子(そんなにハッキリ言わなくても・・・)シュン

葉月「蘭子ちゃーん!」

夏海「どうしたと・・・ってうわぁ・・・」

P「皆さん・・・初めまして」名刺

夏海「蘭子ちゃんの保護者かいな」

葉月「は、初めまして・・・」

P「それでは神崎さん・・・そろそろ」

蘭子「う、うむ・・・」

??「ら、蘭子・・・ちゃん!」

蘭子「空・・・さん?」

夏海「空・・・」

葉月「梶原さん・・・」

空「ま、間に・・・あった・・・」

蘭子「え?」

空「絵、できた・・・はい」スッ

蘭子「ずっと描いてたんだ・・・ありがとう・・・」ニコ

P「それでは行きましょうか」

蘭子「う、うむ・・・」

葉月「さようなら」

夏海「バイバ~イ!」

蘭子「うむ、また会おうぞ!」

空「さ、さようなら・・・蘭子・・・ちゃん!」

蘭子「天空の使者・・・いや、空ちゃん!また会おうね!」

空「う、うん!」

ギュッ

P「それでは皆さん、我々はこれで・・・」

蘭子「さらばだ!」

ブロロロロ・・・

葉月「行っちゃったね・・・」

夏海「うん」

空「・・・・・」コクリ

ケイト「また来てくれるデスかね?」

木陰「いや、意外とすぐ会えるかもしれないわよ?」

葉月「わっ!空閑先輩!?」

夏海「どうしてそう思うとですか?」

木陰「これよ」スッ

空(これは・・・)

木陰「彼女、自分のスケッチブック忘れていったわ」

夏海「って、大変じゃなかとですか!?」

木陰「どれどれ・・・」ペラ

葉月「勝手に見ていいんですか?」

木陰「流石彼女ね、なんとも混沌とした絵の数々だわ」

空(ほうほう・・・)

夏海「って、空も興味深々かい!」

木陰「あら?この魔王然とした男の人は・・・」

葉月「さっきの人・・・ですかね?」

夏海「蘭子ちゃんらしき女の子と仲良く手繋いじゃって・・・」

葉月「や、やっぱりそういう事・・・なのかな?」

木陰「やっぱり皆も興味あるんじゃない・・・」

空(頑張って、蘭子ちゃん)





春日野先生「おはよー!皆何してんの?」

部長「やっと来たんですか・・・」

大庭月夜(私最初からいたのに・・・気づいてもらえなかった・・・)シュン

~そのころ~

蘭子「♪~」

P「いい笑顔の絵ですね、あの方達が?」

蘭子「うむ・・・あ!」

P「どうしました?」

蘭子「スケッチブック置いてきちゃった・・・」

P「それは大変ですね・・・すぐ戻りましょう」

蘭子「我が友よ・・・急いでくれ!」

ピピピ・・・

蘭子「電話だぞ」

P「はい」ピッ

P「もしもし・・・あ、千川さんですか、どうしました?」

P「え、そんな事に・・・わかりました」ピッ

蘭子「ど、どうした?」

P「そんな・・・・大変な事になりました・・・」

P「アスタリスクのお2人が・・・行方不明になりました・・・」

~おわり~

~おまけ~

~猫の世界~

クマ「時代はアイドルだ!」ドーン!

ミケ「ど、どうしたとクマさん?」

クマ「いや、実は買われている家のTVでアイドルが写っていてな・・・思い付いた」

ハー「何を?」

クマ「アイドルになれば吾輩もチヤホヤされるのだと!」

ミケ「はぁ・・・」

クマ「というわけで我々でユニット結成だ!まずは吾輩がセンターで」

ミケ「クマさんならどこにいても目立ちそうばい・・・」

ハー「それ以前に猫だし・・・」

グレ「にゃ~」

~本当におしまい~

これで終わりです

3大美術萌え漫画(他はひだまりとGA、あくまで個人的な感想です)ではスケブが1番好きです

2期やらないかな・・・

次回は「不思議な世界に迷い込んだアスタリスク」的な話を予定しています

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom