ほむら「三日月・オーガスあなたはこの世界を尊いと思う?」 (49)

最近ありがちのオルフェンズのコラボSSです

三日月がまどマギの住人になってます
多少の設定の違いとかは多めにみていただけたら幸いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455771729

ほむら「欲望よりも秩序を重んじている?」

三日月「うーん、そんなのわからないよ」

ほむら「ごめんなさい。言ってることが難しかったかしら」

三日月「ううん、その時になってみないとわからない。ただ・・・」

ほむら「ただ?」

三日月「嫌なことや辛いことを押し付けられる秩序なら俺は欲望を選ぶかな」

ほむら「ふふ」

三日月「ん?」

ほむら「なかなか面白い男ね、あなたって」

三日月「そうかな?俺はただ思ったことを口に出しただけだよ」

ほむら「もし・・・もしもよ?私が悪魔だったらどうする?」

三日月「は?」

ほむら「摂理を乱し、この世界を蹂躙する存在だったら…あなたは私と戦う?」

三日月「いきなり変なこと聞くんだなあんた。でも別にいいよ、悪魔でも」

ほむら「!」

三日月「あんたは俺を助けてくれた恩人だからね。だから悪魔でもなんでもいいよ。俺もどっちかっていうと悪魔みたいなものだから」

三日月「こんな宝石みたいになっちゃったけど…俺が変身した時のこれ・・・」

ほむら「ソウルジェム…男性であるあなたが変身しただけでも驚きだけど、そんな形状のソウルジェムは見たことがないわ…私のダークオーブとも違う」

三日月「バルバトスっていうんだ・・・」

ほむら「バルバトス?」

三日月「うん。変身したときに脳裏にこのソウルジェム?の名前が流れてきたんだ」

ほむら「バルバトス…ソロモン72柱の悪魔の名前…」

三日月「らしいね。だからおあいこだ。あんたも悪魔なら俺も悪魔だ」

ほむら「本当に変わった子ねあなたって・・・ふふ」

三日月「よく笑うんだなほむらって」

ほむら「あなたが面白いからよ」

ほむら「ならもう一つ…お話をしましょう」

三日月「いいよ。どうせ帰る場所もないし暇だし」

ほむら「そう、私と一緒なのね」

三日月「ほむらも帰る場所ないのか」

ほむら「正確には居場所かしらね」

三日月「居場所…か…」

???『探すんだよ…俺たちで居場所をな』

三日月「あれ…今何かを思い出したようなそうでないような」

ほむら「記憶が戻りかけた?」

三日月「ううん、まったくだめ・・・それより話を聞かせてよ。俺、ほむらの話ってなんか意味が深そうで好きだから」

ほむら「そんな風に言ってもらえたのはじめてよ、じゃあ始めるわね…」





物語は始まる

三日月「ここはどこだろう…何も思い出せないや…」

林の中で目を覚ましたがここがどこかわからない…

三日月「頭を打っちゃったか…いてて…」

記憶喪失ってやつだろうか…何も思い出せない…

立ち上がって周りを見回すと隣にはボロボロのモビルスーツが倒れていた

三日月「これだけは覚えてる…俺はこいつに乗って戦っていた…」

モビルスーツに寄って触れてみる

三日月「たしか…ハッチはと…」

カチ

突如白いモビルスーツは発光しだし縮んでいく

三日月「なんだこれ・・・」

小さい宝石のような形に変貌を遂げたモビルスーツは三日月の手のひらに収まった

三日月「よくわからないけど…まあいっか…」

三日月は小さくなってしまったMSをポケットにしまい前へと歩き出した

三日月「腹も減ったし…とりあえず人のいる場所を探そう…」


出だしの序章だけ書きました。
積極的に更新していきます。
とりあえず今日はいったんこれで占めますね。
失礼しました

期待

歩いているうちに徐々に林ではなくなり見通しの良い丘に出た

三日月「すごいな・・・これって全部町の明かりなのか…」

かすかにほんのり残る記憶…自分の住んでいた場所とは違った風景…きれいな明かりに思わず魅了される

三日月「あれ…空に浮かぶあれは…三日月…きれいだな…とても」

グラグラ

何かが動く音がする

振り返ると誰かが椅子に座って空を見つめていた

近くにいる三日月に興味も示さず、片耳に黒いイヤリングをした女性がただ空を見つめていた。


しかし三日月は場の空気を平気で壊す発言を女性に投げかける

三日月「寒くないの?そんな薄着で」

黒いイヤリングの女性「…」

三日月の拍子抜けした問いかけに言葉を返さない女性

三日月「寒くないなら別に良いけど」

三日月もそこまで女性に興味を示さずただ空を眺めていた。

すると…

黒いイヤリングの女性「…何をしているの?」

三日月「!」

黒い髪の女性は三日月が気づく間もなく隣に座っていた。

三日月「早いね、目で追うのがやっとだった」

黒いイヤリングの女性「あら…私の動きがわかるの?」

三日月「うん。だって俺の問いかけに対して口は開かなかったけど目でこっちに反応していたから」

黒いイヤリングの女性「よく見ているのね…褒めてあげる」

三日月「いいよ、別に褒められる様なことしてないし」

黒いイヤリングの女性「正直なのね…とにかく、今日私とこうやってあったことは忘れなさい、ほら」

両手をぱんっとたたく黒いイヤリングの女性…しかし

三日月「は?」

黒いイヤリングの女性「え…そんな…」<パン!

三日月「なにやってんの…?」

黒いイヤリングの女性「あなた…何者なの?!」

突如警戒して三日月と距離をおく女性

三日月「何って…俺の名前?俺は三日月…」

黒いイヤリングの女性「あなた…一体何が目的で私に近づいたの…!」

凄む女性にたいして三日月は顔色一つ変えずに答える。

三日月「いや、ここがどこか聞きたくて。なんか警戒されてるみたいだし俺はここから去るよ」

黒いイヤリングの女性「え…」

自分の魔法が通じなかった…そんなことはありえない…黒いイヤリングの女性はその場を去ろうとした三日月に問いかけた。

黒いイヤリングの女性「あなた…私を狙っていた訳じゃないの?」

三日月「なんかすごく自惚れてるんだなあんたって…別にどうでもいいよ…邪魔したねそれじゃ」

握った女性の手を振りほどき去ろうとする三日月、しかし女性はさらに問いかける。

黒いイヤリングの女性「ごめんなさい、あまりまっとうな人生に恵まれてないから…疑うことでしか相手を理解できないのよ」

三日月「んー…そっか。それなら仕方ないか。俺も似たようなもんだしな」

あれ、記憶喪失なのになんか自分の育ちが脳裏に浮かんだ…三日月は今の状況に首を傾げた。


黒いイヤリングの女性「ごめんなさい…謝るわ」

三日月「別にいいよ、初対面なんだし」

黒いイヤリングの女性「それとあなた」

三日月「ん?」

黒いイヤリングの女性「お腹空いてるの?さっきからグーグーなってるわよ」

三日月「あーうん…ずっと何も食べてなかったからね」

黒いイヤリングの女性「それと、ちゃんとお風呂入りなさい…臭うわ…」

三日月「ごめん、でもいやなら近づかなければいいのに」

黒いイヤリングの女性「別にあなたのこと嫌ではないから安心して…とりあえず…」

女性は三日月の手に触れた。

黒いイヤリングの女性「この魔法なら効くかしら」

ふわぁ~

三日月の体が清潔感あふれるきれいな体に変貌した。

三日月「あれ…なんか俺の体からいい匂いがする…」

黒いイヤリングの女性「こういった魔法は効くのね…それと…はい…」

女性は三日月に紅茶とクッキーを差し出した。
気づけば三日月は椅子に座っていて目の前にはテーブルがある。
その上においしそうな紅茶とクッキーが並べられていた

三日月「いい匂いがする…これ…食べていいの?」

黒いイヤリングの女性「ええ、私からのお詫びよ」

三日月「そっか…じゃあ遠慮なくいただきます。もぐもぐ」

三日月「美味しいな…なんか疲れが取れる味だ…即座にこんなもの用意できるなんて…あんた凄いんだな…」
???『ほむらちゃんすごい・・・!』

黒いイヤリングの女性「!」

三日月「ん?」

黒いイヤリングの女性「ううん…なんでもないわ…それと私の名前はほむら…暁美ほむらよ」

三日月「ほむほむ?」

ほむら「ほむら、よ。三日月君って面白いのね…」

三日月「うーん…どうなんだろ…でもいろいろ親切にしてくれてありがとう、ほむら。俺の事も呼び捨てでいいよ」

ほむら「三日月。もし何か困ったことがあったらこの丘に来なさい」

三日月「え?」

ほむら「私にできることがあるなら相談に乗ってあげる」

三日月「なるべく自力で頑張りたいけど…もし困ったら相談したいな。ありがとうほむら」

ほむら「また来たとき、たくさんお話ししましょう…」

三日月「うん、とりあえずいろいろありがとう。明日から見滝原中学に入学すればいいんだね」

ほむら「ええ、手続きや細かいことは私がすべて済ませておいたから」

三日月「わかった。助かるよ…ありがとう」




ほむら「あの子以来かしらね…ここまで他人に関心を抱いたのって…三日月・オーガス…」

1話 完了

次回予告

まどか「三日月君、はじめまして、私も1ヶ月前に転向してきたんだ…!」

三日月「そうなんだ。よろしくね、チビちゃん。」

まどか「ち…ちび?」

さやか「改めましてよろしくね!ミカッ!」

三日月「どこかで呼ばれたことがあるな…そのあだ名」

そして魔獣との対峙でついに三日月は変身する

三日月「この姿ならこいつらとも戦える!」

圧倒的な力で魔獣をけちらす三日月。

ほむら「三日月…あなた…一体…」


杏子「あたしは佐倉杏子、魔法少女としてあんたに決闘を挑ませてもらうよ!」

三日月「えっと…たしかロッキーの子?」

杏子「だから さ く ら き ょ う こ だぁぁぁぁ!!!!」

第2話 大丈夫だよほむら。俺も悪魔だから

ごめんなさい続きはちゃんと書くので今日はここまでで…
寝ますお休み

乙ぅ~

乙でした

期待

おつ

和子先生「ラーメンは麺から食べますか?それともスープから飲みますか?はい!中沢君!」

中沢「どっちでも好きな方からでいいかと…」

和子先生「その通り!皆さんはスープから先に飲まないとだめ!なんて決めつけてくるような人と交際しないように!」

まどか「また駄目だったんだ…」

さやか「本当なんどめなんだろうねこれ」

杏子「このクラスの風物詩だね…」

和子先生「さてさて!前回登校してきた鹿目さんに続いて更に転校生を紹介します」

クラス一同「ええええええ!?」

さやか「またかよ!」

ほむら「…」

和子先生「さあ入ってきて」

ガラガラ

三日月「…」

男子一同「なんだ…男子生徒かよぉ…」

女子生徒「おーーー!」

和子先生「じゃあ自己紹介いってみよう!」

三日月「みかづき、三日月・オーガスです。よろしく」

さやか「ちっさ…」

杏子「なんか可愛い坊やが転向してきたね」

まどか「そっかな?結構かっこいいんじゃないかな?」

さやか「お?まどかはあーいうタイプが好みなのか~?」

まどか「え…その私は…ただ印象を言っただけで…はぅ」

和子先生「じゃあ三日月君は暁美さんの隣の席に座ってもらうことになるから、よろしくね」

三日月「うん、どこでもいいよ」すたすた

和子先生「え…ええ」

三日月「ほむらもここの生徒だったんだ」

ほむら「ふふ、奇遇ね」

三日月「ううん少し心配だったから、ほむらが居てくれて助かるよ」

ほむら「そう、頼られるのは嬉しいわ」

さやか「げぇ…あの暁美ほむらと親しそうに会話してる…」

杏子「ただものじゃねーなあいつ…」

まどか「本当だ…三日月君ってすごいのかも…」

そして休憩時間…

女子生徒「前はどこにすんでたの?」

三日月「うーん…きっとものすごく遠いところかな?」

女子生徒2「面白いこと言うんだね三日月君って」

男子生徒「なあ、良かったら放課後遊ぼうぜ!」

女子生徒3「なんかさ、三日月君ってちっちゃくてかわいいよね」

三日月「んー…」

ほむら「ほら、一度に詰め寄っちゃ三日月君が混乱しちゃうでしょ…?」

三日月「別に?」

ほむら「…いいから来なさい三日月」ぎゅい

三日月「何?ほむら」

女子生徒「何!?互いに呼び捨て!どういう仲なの二人は!?」

三日月「恩人、かな?」

ほむら「いいから来るの…!」

さやか「あちゃ…ほむらに引きずられて行っちゃった」

廊下にて

ほむら「どう、学校に入学した感想は」

三日月「うーん…正直退屈な感じかな…でもなんか、こういう雰囲気好きかもな」

ほむら「そう、それはよかった」

三日月「だって俺を助けてくれたほむらが隣にいるから。安心できるよ」

ほむら「あら、口説いてるつもりかしら?」

三日月「ん?何が?」

ほむら「ふふ、ううん、ありがとう。素直に受け止めておくわ」

三日月「さて、これから俺はどうすればいいの?ほむら」

ほむら「…そういう目で見られるのは初めてね、嫌ではないけど。そうね、とりあえず私が隣で勉強を教えるからあなたはこの学園生活をしばらく優雅に過ごしなさい」

三日月「そっか。わかったよ。ほむらがそう言うならそうする」

ほむら「私はこれから用事があるからしばらくは自分のクラスにいなさい」

三日月「うん。わかった」

ほむら「ほら、これはお小遣いよ。お腹が減ったら好きなものを買うといいわ」

三日月「え…いいの?こんなに貰っちゃって」

ほむら「私はあなたの保護者よ。これくらいするわ」

三日月「そっか。優しいんだなほむらは・・・ありがと」

ほむら「素直な子は大好きよ」

・・・・・・

・・・



三日月「とりあえず自分のクラスに戻ってはきたけど・・・」

さやか「よっ!転校生!」

三日月「ん?」

杏子「食うかい?」

三日月「え…?食べていいの?」

杏子「ああ、転校生へのサービスだよ、遠慮しないで食いな!」

三日月「そっか、ありがと!」<サクサク

三日月「美味しいな。甘くて…なんて食べ物なの?」

杏子「あんた、ロッキー知らない訳!?」

三日月「うん、知らない」

まどか「あの…三日月君…だよね?」

三日月「うん」

まどか「三日月君、はじめまして、私も1ヶ月前に転向してきたんだ…!」

三日月「そうなんだ。よろしくね、チビちゃん。」

まどか「ち…ちび?」

さやか「改めましてよろしくね!ミカッ!」

三日月「どこかで呼ばれたことがあるな…そのあだ名。でもいいや、よろしく」

眠いので今日は寝ます
それでは

初めて学校に通うのにすんなり馴染めるなんてすげぇよミカ…

こんなイカした台詞がすらすら出てくるなんてすげぇよミカは…

黙オルガ

ビスケット……

放課後、三日月をつれて町を案内するまどか達であった…しかし事は起こった

QB「さやか!杏子!大変だ!魔獣の瘴気だ!」

さやか「ったく…せっかくミカの案内してたってのに!」

三日月「ん?何?その生き物…」

杏子「え…三日月。あんたQBが見えるのか!?」

三日月「うん。喋る動物なんてきっと初めてみた」

QB「君は昨日の夜に暁美ほむらと一緒にいた男だね。三日月・オーガス」

三日月「なんだ、盗み聞きしてたのか。趣味が悪いな…」

まどか「え…夜にほむらちゃんと?」

三日月「うん。道に迷ってた俺を助けてくれたんだ

さやか「あの暁美ほむらが…信じられない…」

三日月「んー…それよりいいの?魔獣がどうとか言ってるけど」

杏子「おっといけないいけない!おい三日月!これから見たことはクラスの皆には内緒だからな!」

三日月「別に良いよ。喋る相手は…ほむら以外居ないから」

さやか「まああいつには…大丈夫か喋っても…」

まどか「二人ともすっごく強くてかっこいいんだよ三日月君!」

三日月「かっこいい?何するの?」

さやか「まあ二人は私たちの後ろに隠れてな!」

杏子「近くに居ると怪我しちまうからな!」

二人はソウルジェムを掲げ魔法少女の姿に変身した

三日月「なにその変なかっこ…」

さやか「本気でドン引きしたような目でこっちみるなー!」

杏子「まあ見てりゃわかるよ!」

QBの言ったとおり、魔獣はさやかたちの前に姿を現す。

さやか「4匹か…まあ杏子と二人なら余裕っしょ!」

杏子「マミは今渚の迎えに行ってるからこっちにゃこれねぇ…!」

突如魔獣は奇声のようなものをあげながらさやかに襲い掛かる

ザシュ!

さやか「甘いっての!」

剣を召喚させ魔獣の頭を叩き切るさやか

三日月「何…あれ?」

三日月は怪訝そうな表情で二人の戦闘を指差しながらまどかに問いただす。

まどか「えっと…私も最近二人が魔法少女って知ったんだ…」

三日月「魔法少女か…すごいんだな二人とも」

まどか「なんかね、あーやって悪い魔獣と戦ってるの。人々を守るために」

三日月「そうなんだ。もぐもぐ」

ポケットに入っていた火星ヤシの実をまどかにも差し出す三日月。

まどか「果物?」

三日月「うん。美味しいよ」

記憶はまだ戻ってないけどこの実の味だけは覚えている

まどか「もぐもぐ…美味しい、こんなのはじめて食べたよ」

杏子「あの二人のんきにあたしらの戦いを見てるな…」

さやか「なんか見世物みたいになってる気がするわ…でも…今回は楽勝だね!」

次々と魔獣を蹴散らしていくさやか達だったが…

魔獣「ぐぉぉぉぉ!」

さやか「やばい!ミカとまどかのところに一匹行った!」

杏子「っ!もう1匹いやがったのか!」

まどか「ど、どうしよう三日月君…!」

三日月「はぁ…油断するから…」ひょい

まどか「ひゃ!?///」

三日月は軽々しくまどかを抱えると魔獣から距離を取るために走りだす。

魔獣「ぐぉぉぉおおお!」

三日月「追っかけてくる…しつこいな」

まどか「み…三日月君…いつまで逃げてればいいのかな?」

三日月「追いかけてこなくなるまで逃げるよそりゃ」

三日月「っ!」

魔獣「ぅぅぅぅ!」ブォン!

突如ビームのような飛び道具で三日月の足元を狙う魔獣。
まどかを抱えていたがバランスを崩しその場で二人とも転んでしまった。

まどか「み…三日月君大丈夫…?!」

三日月「さきに逃げろ、まどか!」

まどか「でも…でも三日月君が!」<涙目

三日月「俺は大丈夫だ!早く!!」

まどか「う、うん…さやかちゃん達を呼んでくるから!無事でいてね!」

三日月「こいつ…邪魔だ…!」

三日月は魔獣をにらみつける。
しかし魔獣は動揺することもなく三日月にどんどん近寄っていく。

三日月「どうすればいい…」

???『決まってんだろ、そんなこと』

三日月「!?またあの記憶だ…俺の大事な仲間だった…あの声…」


まどか「三日月君!!!!」


三日月「まどか…戻ってきたのか。ってことは二人を連れてきたのか」


さやか「ったくあんたはどこまで遠くに逃げてんのよ!」

杏子「けどよく切り抜けたよ!さっきの魔獣は全部片付けた。あとはあいつだけ…って三日月あぶねぇ!」

魔獣は両手を大きく振り上げ三日月めがけて振り落とした。

その衝撃で突如砂埃が舞い上がる。

さやか「ぐっ!やばい…間に合わなかった…」

杏子「くっそ…!三日月…!」

まどか「ひどいよ…こんなのって…あんまりだよ…」

大粒の涙を流すまどか…絶望的な空気が周りを覆いつくそうとしたとき

BGM Iron-Blooded_Orphans

突如砂埃の中から振り落とされる大型の『メイス』が魔獣の頭に叩きこまれる。

魔獣はその威力に粉砕され粉々になって散って行く。

そして砂埃が止んだその場所には白い衣装と大型のメイスを装備した三日月の姿があった。

さやか「あれ…三日月がやったの…?」

杏子「なんの冗談だ…ありゃ」

まどか「三日月君も変身してる…」

三日月「そっか。少しだけ思い出した…俺は、自分の居場所を探してるんだ…自分の力で…」

まどか「三日月君!」

まどか達が三日月に駆け寄る。

そしてその光景をビルの上から見下ろす一人の少女が居た

ほむら「あの力は…三日月、あなたは一体…」

………

……



三日月「この姿ならこいつらとも戦える」

さやか「いやそうじゃなくてさ、あんたも魔法少女…じゃなくてその手の類のやつなの?」

杏子「少女じゃなくて魔法少年って事になるのか…?」

三日月「わかんないよ。だって今はじめて変身したんだから」

さやか&杏子「はああああ!?!?!?」

まどか「でも…三日月君が無事でよかった…」

結局あの後さやかと杏子に散々踏み入られた三日月だったが
わからないですべてを押し通しあやふやなまま解散することになった。
そして夜、三日月は再びあの丘に来ていた

ほむら「あら?また来てくれたのね。三日月」

三日月「ずっと俺達の戦い見てたでしょ?」

ほむら「あら、気づいてたのね」

三日月「気づくよ、だってほむらの匂いがしたから」

ほむら「…そう、清潔にしてるつもりなんだけど」

三日月「んー。そういう嫌な匂いじゃなくて。俺は嫌いじゃないよ」

ほむら「そう、それは光栄ね」

三日月「うまく言えないけど綺麗な匂いがした…もぐもぐ」

ほむら「何を食べてるの?」

三日月「火星ヤシっていう実だよ。それは覚えてる…ほむらも食べる?まどかも美味しいって言ってたよ」

ほむら「そう、ならひとついただこうかしら…もぐもぐ…」

ほむら「!?けほけほ!何よこれ…」

三日月「あ…それ外れだ…たまにあるんだ…外れが…こっち食べてみて」

ほむら「もう先に言って頂戴…もぐもぐ…美味しい…」

三日月「へえ」

ほむら「何かしら?」

三日月「普段学校じゃぜんぜん笑わないのに、こう言う時は自然に笑うんだなって」

ほむら「それはあなたも同じでしょう」

三日月「んー、そっかな?」



ほむら「もし、あの時あなたが変身してなかったら私が助けていたわ」

三日月「そっか」

ほむら「あなた、QBと契約して魔法少年にでもなったの?」

三日月「QBってあの白い変な動物だよね。初めて会ったけど」

三日月「俺もこの力についてよくわからないんだ、その魔法少女だっけ?さやかとロッキーの子が変身した。その事に関して教えてほしいんだけど」

ほむら「…そうね。あなたも目の当たりにしたのだから、知る権利はあるわ。それと…ありがとう」

三日月「ん?」

ほむら「まどかを助けてくれて」

三日月「どうしてほむらがお礼を言うの?」

ほむら「いいえ、なんでも無いわ。説明始めるわね」

QB「やあ三日月・オーガス!君の変身、すごく興味が」

ほむら「失せなさい…」ザシュザシュザシュ

QB「ぎゃっ!」

三日月「いいの?いきなり殺しちゃって」

ほむら「いいのよどうせまた何処からでも沸いてくるから」

三日月「…」

ほむら「驚いた?」

三日月「いや。まあいっか。ほむらが殺していいって思ってる相手だから。俺も邪魔されたら容赦しないようにするよ」

ほむら「ふふ、賢明な判断よ三日月」

今日はここまでにします…寝ます。

三日月「ほむら次はどうすればいい?」

次回へ続く。

乙。
アトラちゃんが新たな三日月ハーレム要員の歓迎会の準備を始めたようです。

改編後ってことは、ラスボスはワルプルさんじゃなくてキュゥべえなのかな?


覚えもないのに変身出来るなんてすげぇよミカ…

保守

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