【ガルパン】カチューシャ「ノンナー!」まほ「エリカー!」 (41)

スタッ


ノンナ「どうしました?カチューシャ」


カチューシャ「ふふん!どう!?」


ニーナ「2.43秒だべ」カチッ


まほ「くっ……エリカはまだか!」


まほ「エリカー!エリカー!」


スタスタ


エリカ「はい!どうしました?隊長」


ニーナ「32.12秒だぁ」カチッ



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まほ「遅いぞエリカ!」


エリカ「はい?」


カチューシャ「はーっはっは!ノンナの忠誠心に勝てるわけ無いわ!」


ノンナ「光栄です」


エリカ「え?なに?何の話?」


ノンナ「さあ?」


カチューシャ「隊長副隊長の絆がどっちのほうが深いか試してたのよ!」


まほ「名前を呼んでどれだけ早くやってくるかで勝負してたんだ」


エリカ「何勝手な勝負してるんですか!」

まほ「黒森峰はどんな勝負にも王者として堂々と全力で……」


エリカ「限度があるでしょ!」


カチューシャ「ま、気に病むことはないわ。私達の絆に敵うわけないもの。
あなた達も悪くはないんじゃない?」


まほ「ぐぐぐぐぐ」


ノンナ「さすがです、カチューシャ」


エリカ「う、そう言われるとなんか悔しいわね」


まほ「そうだ。このままでは終われん。再戦を申し込む」


カチューシャ「いいわよ?勝負は見えてるけどね。それで今度はどうやって絆を試すのかしら?」

ノンナ「カチューシャ。そろそろ帰らないと。夕飯に間に合いません」


カチューシャ「あら。なら勝負はお預けね。来週の同じ時間に集合でどう?」


まほ「わかった」


エリカ「いやちょっと勝手に進めないでくださいこっちにもいろいろスケジュールが」


カチューシャ「勝負の方法はそっちに任せてあげる。じゃあね、ピロシキ~♪」


ノンナ「ダスヴィダーニヤ」


ニーナ「あ、失礼すました!」

まほ「ふう、帰ったか」


エリカ「ふうじゃないでしょ!変な約束しちゃって!」


まほ「エリカも悔しいと言っていたじゃないか。私達の絆を見せつけてやるんだ」


エリカ「私は別に、他に見せつけなくても隊長をお慕いする気持ちは誰にも負けないと思ってますから」


まほ「エリカ……//」


エリカ「隊長……//」


まほ「それはそれとして勝負には勝つぞ」


エリカ「せっかくの雰囲気が!」

まほ「まずはどんな勝負にするかだな。作戦会議だ」


エリカ「はぁ。というかもう夕方だし帰らないといけないんですが」


まほ「それもそうだな。帰ろう」


エリカ「はい。お疲れ様でした」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


エリカの部屋


ガチャ


エリカ「ふう」


まほ「ただいま」


エリカ「……」


まほ「……」

エリカ「なんで隊長がついてきてるんですか?」


まほ「えっ」


エリカ「えっ」


まほ「ダメなのか?」


エリカ「ダメとかじゃなくて!なんで平然と私の部屋に一緒に帰ってきてるんですか!」


まほ「いいから」


エリカ「よくないです!それに来るなら来るって言ってもらわないと」


まほ「ほほう。服やら何やら色々散らかっているな。これは……」ヒョイ


エリカ「だぁぁああ!!//入るな!!漁るな!//」


まほ「いいから」


エリカ「いやいいからじゃなくて!片付けるんで5分間外に出てください!」


まほ「わかった」

ガチャバタン


エリカ「ふーっ//」


ガチャ


まほ「もーいーかい?」


エリカ「ちょっ……//まだです!まだ!5秒しかたってないから!」


バタン


~5分後~


ガチャ


エリカ「はいお待たせしましたっ……」


まほ「」


エリカ「隊長ぉおおぉおお!!」ユッサユッサ

まほ「……うーん、あ。エリカか」


エリカ「なんで倒れてるんですか?!大丈夫ですか!?」


まほ「寂しくて」


エリカ「いや5分ですよ5分!たったの!しかも寂しいから倒れるってうさぎか何かですか!?」


まほ「とりあえず入っていいんだな」


エリカ「あ、はいどうぞ」


まほ「ただいま」


エリカ「なんでただいまなのかわかりませんけど、いらっしゃいませ」

エリカ「座布団用意したんでどうぞ。今お茶を淹れますね」


まほ「とうっ」ドシャア


エリカ「ベエェエッド!!ベッドに飛び込まないでください!!」


まほ「……」フカァ


エリカ「寝るなー!」


まほ「……」クンクン


エリカ「枕を嗅ぐなーー!!!///」


ガシッ ズルズルズル ドサッ


まほ「むぐ。せっかくエリカの香りに包まれて気持よく眠るところだったのに」


エリカ「いやもう色々やめてっていうかさっきまで外で倒れてた体でベッドに潜らないでください!」


まほ「そこにエリカのベッドがあったから」

エリカ「あーもう、こんなにベッドにホコリとか砂が」


まほ「エリカ、コロコロするやつはあるか」


エリカ「ありますけど」


まほ「よし、貸してくれ。私がベッドを綺麗にしてやろう」


エリカ「汚したの隊長なんですけどなんでそんな偉そうなんですか?
まあわかりましたよ、はいどうぞ」サッ


まほ「うん。じゃあいくぞ」


グリグリィ


エリカ「きゃぁあ!ってなんで私!?私じゃなくてベッドをコロコロしてっ」


まほ「ほらほら」グリグリコロコロ


エリカ「く、くすぐっ……ひゃははははっやめっ、はははっ」


まほ「いい声で鳴くな」グリグリコロコロ


エリカ「やめろっぉおおお!!///」バキィ!


まほ「うぐっ!」

エリカ「はーっ、はーっ//」


まほ「殴ったな……妹にも殴られたことないのに」


エリカ「そりゃそうでしょ!あの妹に殴られたことあったら驚くわ!」


まほ「それにしても疲れたな」


エリカ「私も疲れましたよ隊長のせいで」


まほ「ところでエリカ、今日の夕飯はなんだ?」


エリカ「えっなんで当然のように夕飯を食べる感じに……」


まほ「いいから」


エリカ「だからいいからじゃなくって!」

まほ「ハンバーグか?ハンバーグだろう。きっと夕飯はハンバーグだな」


エリカ「何回言うんですか!!」


まほ「ハンバーグじゃないの?」


エリカ「いや、まだ決めてませんよ」


まほ「じゃあハンバーグがいい。私はエリカのハンバーグが食べたい」


エリカ「うっ……//わかりましたよ。じゃあハンバーグにします」


まほ「やはり夕飯はハンバーグだな。ハンバーグ大好きだもんねエリカは。ハンバーグしかないものね」


エリカ「そんなハンバーグに特化してませんから!」


まほ「エリカのハンバー、いやハンブルグ楽しみだな」


エリカ「なんで今更ちょっとドイツ風にしたの!?あれだけ連呼しておいて!?」


まほ「とにかく作ってくれハンブルグ!ハンブルグ早く!」


エリカ「遅れを取り戻すかのように連呼しはじめた!……あーもう。馬鹿なことやってないで行きますよ」

エリカ「買い物ですよ」


まほ「なら私が留守番してよう」


エリカ「隊長を部屋に一人にしたら何されるかわからないので一緒に来てください」


まほ「一緒に夕飯の買い物だなんて、まるで新婚さんだな」


エリカ「た、隊長ったら……// って言ってるそばからベッドに飛び込もうとしないで!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まほ「ごちそうさま。美味しかった」


エリカ「ありがとうございます」


まほ「自分達の力で作ったハンブルグは格別だな」


エリカ「お言葉ですが隊長はなんにもやってませんよね。
私が料理してる間はゴロゴロしたり、唐突に後ろから抱き付いてきたり……」


まほ「エリカの後ろ姿を見たら抱き締めたくなったんだ」


エリカ「隊長///」


まほ「じゃあおやすみ」


エリカ「寝るな!いつまで居るつもりですか!?」


まほ「え、泊まっていくけど」


エリカ「」

とりあえずここまで

あ、カチュノンに期待した人すいません
まほエリです



まほエリでこういうまほさんは珍しい気がする


いや~面白い!

基準は分からないが、ノンナが超次元的な速さだということは分かった(小並)

ダージリン様がペコを呼んだらタイムは普通だけど紅茶セット持参してきそう

乙です
続き楽しみ!

アンチョビがペパロニを呼んだらCV33でやってくる


普通のタイムって一体…?

聖グロとアンツィオは到着してからのお茶(料理)の用意が本番だから…

エリカ「いやいや泊まるって言っても着替えとかないでしょう」


まほ「お泊りセットはちゃんと持ってきている」ドサドサ


エリカ「最初から泊まる気まんまんじゃないですか!」


まほ「ダメなの?」


エリカ「だ、だめじゃないですけど……」


まほ「よし、そうと決まったらおっふっろ!おっふっろ!」


エリカ「変なコール始まっちゃった!お風呂湧いていないんで、シャワーならどうぞ」


まほ「わかった!」

エリカ「……」


まほ「……」


エリカ「なんですか?」


まほ「い、一緒に」


エリカ「結構です」


まほ「いいから」


エリカ「いいからじゃないって!大浴場ならともかく普通のバスルームですから!

シャワーも当然一つだし二人で入っても意味ないですから」

まほ「じゃあ更衣室まででいいから」


エリカ「何その譲歩!?基準が謎なんですけど!?」


まほ「くそ、これじゃあ合法的にエリカを脱がせない」


エリカ「合法ってなんですか!」


まほ「仕方ない。諦めるか。エリカ、先にシャワー浴びていいぞ」


エリカ「あ、そうですか?じゃあお先です」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


バスルーム


シャワワワ


エリカ「ふう、まったく隊長は……」


ガチャガチャ!


まほ『なんだこれは!鍵がかかってて開かない!』


エリカ「やーっぱり来ましたね」


まほ『な、なぜ見破られていた』


エリカ「突然諦めが良くなって私に先を勧めてきたんですもん。

後から侵入して来ようって魂胆は見え見えですよ」

まほ『入れろー!入れろー!私は裸なんだぞ!風邪を引いてしまう!』


エリカ「勝手に脱いだんでしょ!服来ておとなしく部屋で待っててください」


まほ『そっちがそのつもりならエリカが出るまでこのドアの前を動かないぞ』


エリカ「なんですって!」


まほ『しびれを切らしてエリカが出てきたところを捕まえて一緒にお風呂に入ってやる』


エリカ「なんでそんなに一緒に入りたがるんですか!」


まほ『エリカが大好きだからに決まっている!』


エリカ「えっ……///」

まほ『よし。今ので5億ポイントは稼いだな。ドアオープンまであと1億ポイント』


エリカ「勝手なポイント制度作らないでください!しかも無駄に単位がでかい!!」


まほ『くらえ、闇の最終奥義』


パチッ


エリカ「わっ!?ちょっと!電気を消さないでください!」


まほ『怖いだろ??出てきていいんだぞ?』


エリカ「もうここまできたら意地でも出ません!」


まほ『エリカはどれだけ私とお風呂入りたくないの!?』


エリカ「正直そこまで嫌じゃなかったけどなんか悔しいので!」


まほ『さすが黒森峰の副隊長。いいだろう。根比べといこうじゃないか』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


1時間後


まほ『寒い……』ガクガク


エリカ「こっちはシャワー浴びれますけどそっちは裸でつったってるだけなんですから。

そりゃそうなりますよ」


まほ『』


エリカ「さ、おとなしく負けを認めてください」


まほ『』


エリカ「隊長?」


まほ『』


エリカ「そうやって気を引こうとしてもそうはいきませんよ?」


まほ『』


エリカ「……まじなの?」


ガチャ!!


エリカ「隊長!!」


まほ『』ガクガク


エリカ「隊長!!なにやってるんですかもう!真っ青じゃないですか!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まほ「うぅ///」ポケー


エリカ「ほら、冷えピタどうぞ」ピタッ


まほ「ありがとぅ……//」


エリカ「全く、馬鹿なことするから本当に風邪引いてるじゃないですか」


まほ「ふふ、ね、念願の、エリカのベッドだ……」モフモフ


エリカ「もう……いいから早く寝てくださいよ」


まほ「ううん、帰る……」


エリカ「え?」


まほ「ここにいたら、エリカに風邪をうつしちゃうかもしれない」


エリカ「帰れ帰れって言っても帰らなかったくせに、何言ってるんだか」ハァ


まほ「あぅ……//」

エリカ「元気になるまでは、帰しませんからね」


まほ「ぁりがとう……」


エリカ「他に何か必要な物はありますか?」


まほ「ううん、大丈夫……あ、エリカ」


エリカ「はい」


まほ「手……握っててほしい……//」


エリカ「ええ、いいですよ」


ギュッ


まほ「ふふ……//」


エリカ(風邪を引いたら要求が慎ましくなったわね……これはこれで可愛いけど//)


まほ「おやすみ、エリカ」


エリカ「おやすみなさい、隊長」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


1週間後


カチューシャ「おそーい!」


ノンナ「約束の時間を過ぎましたがまほさんたちの姿が見えませんね」


カチューシャ「さてはカチューシャに恐れをなして逃げたわね!」


ノンナ「来たようですよ」


フラフラ


カチューシャ「まったく、カチューシャを待たせるなんてあなた達……ってどうしたの!?」

エリカ「……//」ポー


まほ「///」ポー


カチューシャ「顔真っ赤だしマスクつけてるし!風邪引いたの?」


まほ「すまないな、二人で同じ風邪にかかってしまったみたいで……それで勝負だが今回はおあずけに」


カチューシャ「うわーん!!」ビエー


ノンナ「どうしましたカチューシャ」


カチューシャ「二人で同じ風邪だって!!ずるいわ!」ビエー


ノンナ「よしよし。健康なのはいいことですよ」


エリカ「な……なに?」

ノンナ「カチューシャは風邪を引いたことありませんから。お二人でそうなっているのが羨ましいのでしょう」


カチューシャ「覚えてなさい!帰るわよ!ノンナ!」


ノンナ「はい。ダスヴィダーニヤ。今回の勝負、あなた方の勝利です」


スタスタ


まほ「……勝ったな」


エリカ「……勝っちゃいましたね」


まほ「……祝いたいところだけど、今日は帰ろう」


エリカ「ええ隊長、帰りましょう」


エリカ「私達の家に」



おわり


終了です
別スレでシリアス目なエリカSSを書いてますが
唐突にバカなまほエリを書きたくなって立てました
ではでは

おつ

ノンナが完全にお母さんだな

おつ!
シリアスなエリカSS…どれかわからないが、エリカSSは全部見てるから恐らく見てるんで、そちらも頑張って下さい!

アホなノリのまほエリももっと書いていいのよボソッ

乙!

ノンナさん実は瀟洒なメイド説

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