まゆ「ヘルプメンバーを募集しましょう」 (35)

智絵里「ヘルプ、メンバー…?」

まゆ「はい。ヘルプメンバーです」

泰葉「どういうこと?」

まゆ「三人ユニットじゃ今後活動に支障が出るかもしれないじゃないですか」

泰葉「え、ユニットって大体2人~4人じゃ…」

まゆ「5人じゃなきゃダメなんですよぉ」

泰葉(あ、これたぶんスターライトステージの話だ)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455463055

泰葉「っていうか私達そもそもユニットとして活動したことないしね」

まゆ「現在交渉中です」

智絵里「よろしくね、えへへ」

泰葉「もう…。それでヘルプメンバーって? 募集をかけるって言ったって大体…」

まゆ「まゆ達の方からお誘いするんです。特に泰葉ちゃんは交友関係かなり広いですし」

泰葉「そんなこと言われても…あっちにも当然スケジュールはあるし」

まゆ「とりあえず当たってみるだけでいいんですよぉ」

智絵里「わ、私も頑張って話しかけてみるっ」

泰葉「うーん……あれ?」

まゆ「どうしたんですかぁ?」

泰葉「一応聞いておこうと思うんだけど」

まゆ「はい」

泰葉「そのユニットってデレステの話?」

まゆ「はい」

智絵里「えっ?」

泰葉「実際に募集する必要ある?」

まゆ「……」

智絵里「まゆちゃん?」

まゆ「……あ。う、上手くやればお仕事内で実現できるかもしれないじゃないですかぁ!」

泰葉「今思いついたねそれ」

まゆ「とにかく、まゆ達はあまり多くの人と共演する機会が無いので泰葉ちゃんにお願いしたいんですよぉ」

泰葉「ああ…CINDERELLA MASTERレーベルでCDを出すと共演の幅がかなり狭まるんだってね」

まゆ「はい、ジンクスだとは思うんですけど」

泰葉「……」フッ・・・

まゆ「智絵里ちゃん智絵里ちゃん、何故かちょっとだけ泰葉ちゃんのハイライトが消えました」

智絵里「え、えっと…泰葉ちゃん…?」

智絵里(なんでまゆちゃん少し嬉しそうなんだろう…?)

まゆ(泰葉ちゃんのハイライトが久しぶりに消えたからですよぉ)

智絵里(!?)

泰葉「……」ピッピッピ

泰葉「――あ、もしもしPさん。今度買い物に付き合ってほしくて…はい、あと渡したいものが……」

まゆ「ああっ泰葉ちゃんがおもむろにデートのお誘いを! 腹いせですか!? まゆの目の前で!!」ガビーン

智絵里「ど、どっちも落ち着いて…」オロオロ

泰葉「……はい、じゃあまた。はい、楽しみにしてます…♪」


ピッ


泰葉「……で、CDが何て?」

まゆ「ふぐぅ…」

まゆ「そ、そんな訳ですから、三人でユニットに参加してくれそうな方を探してみましょう」

泰葉「とりあえず色々連絡はとってみるけど…」

智絵里「何て言って集まってもらえばいいのかな…」

まゆ「一度お話するってだけですから、まあ遊びに誘うような感じで…」

泰葉「……」

智絵里「……」

まゆ「……そこが難関なんですよね」


後日


まゆ「と、いう訳で…泰葉ちゃんどうでした?」

泰葉「え、いきなり?」

まゆ「まゆが連絡した方達は今日忙しくて」

智絵里「ごめんね泰葉ちゃん…」

泰葉「まあ、私の方は今日来られるって言ってたし大丈夫だけど」

まゆ「おおー」

智絵里「だ、誰だろう…」ドキドキ

桃華「ごきげんよう♪」

乃々「どうも…」

智絵里「あっ、桃華ちゃんに乃々ちゃん」

まゆ「なるほど、二人とも…」

泰葉「うん。とりあえず私達全員と共演したことある人を探してみたの」

智絵里「これなら安心だね」

まゆ「ではユニットとして今後とも…」

桃華「あら、ユニット?」

乃々「え、どういうことですか…?」

智絵里「あのね、5人組ユニットを組むなら誰と組もうかなって話になってて…」

乃々「え、あの…仕事の話じゃないと思ったから来たんですけど…話がぁ……」

泰葉「まあ仕事の話ではないよ」

まゆ「上手くいきそうならそのうち…って感じですかねぇ」

桃華「まあ! そうなれば素敵ですわね♪」

乃々「あの、すいません…もりくぼは辞退ということで…」

まゆ「あら」

泰葉「そっか」

智絵里「残念だけど…」

桃華「ではまたの機会に」

乃々「え、誰も止めないんですか…? その…」

泰葉「無理強いするようなことでもないしね」

まゆ「でも折角ですし、お茶でもどうですか?」

桃華「あら、そういうことでしたらオススメの紅茶を給湯室に…」

智絵里「さっき見たらお茶菓子も新しいのが入ってたよ」

桃華「まあ、本当ですの?」

まゆ「うふふ、今日はよく晴れてますからこのままゆっくりしましょうか。乃々ちゃんも、ね?」

乃々「え、未体験の温もりなんですけど…」


――――


まゆ「この間は楽しかったですね」

泰葉「また集まれるといいね。それで…」

智絵里「今日は私が声をかけた人達が来れるってことだけど…」


コンコン


響子「こんにちはっ!」

夕美「この部屋で合ってる?」

まゆ「」ピキッ

https://www.youtube.com/watch?v=rwxl0EsdFTI

まゆ「あらぁ…響子ちゃんに夕美さんじゃないですかぁ…うふっ」ゴゴゴゴ

泰葉「まゆさん流れてる。なんか臨戦態勢のBGM流れてるから」

智絵里「え、あの…何かしちゃった?」

泰葉(ほら、二人ともPさんと凄く仲良さげにしてるっていうか…)ミミウチ

智絵里(そ、そんなつもりじゃなかったんだけど…)オロオロ

響子「?」ニコニコ

夕美「?」ニパニパ

智絵里(どうしよう…とりあえずチョップ?)

泰葉(いや、アレ知らない人が見たら衝撃でしかないし……)

智絵里(でも他にどうしたら…)

泰葉(あー…たしかまゆさんって私の前だと…。うん、任せて)

泰葉「まゆさんまゆさん」

まゆ「はい?」ゴゴゴゴ

泰葉「噂だと今ここに揃ってる5人がPさんの中でのベスト5で…」ボソッ

泰葉「まあ、『誰が一番か』は…ね?」

まゆ「……うふ」

まゆ「まあそういうことなら。 一番が誰かなんてハッキリしてますし?」フフーン

泰葉(本当にこんなテキトーな出任せが通るなんて……別に誰が一番かも言ってないんだけど)

智絵里(まゆちゃん…本能で泰葉ちゃんの前では……うん)

夕美「それで、何の話っ?」ニパニパ

響子「智絵里さんから聞いた話だとユニットがどうとか…」

夕美「えっ、それってこの5人で!?」ニパニパ

響子「はいっ♪ どんな風になるんでしょうかねっ」ペカー



まゆ「……」

まゆ「智絵里ちゃん」

智絵里「な、なに?」ビクッ

まゆ「ダメですこれ」

智絵里「え、どうしてかな…?」オドオド

まゆ「ハイライトが強すぎます」

智絵里「え…」

泰葉「何その基準」

まゆ「だって二人とも目がキラッキラしてるんですけど」

泰葉「私達を何だと思ってるの」

まゆ「まあまあお二人とも。ユニットの話は後にしてお茶でもしませんかぁ?」

夕美「本当? ならお言葉に甘えちゃおっかな♪」ペカー

響子「じゃあ私お茶淹れてきますね! ゆっくりしててくださいっ」ニコニコ

泰葉(あ、うやむやにする気だ)

智絵里(でもとりあえず喧嘩にはならなくてよかった…)

まゆ「いえ、お茶ならまゆが――」

智絵里「っ!」チョップスタンバイ

まゆ「な、なんですかぁ!?」

智絵里「え、あ…ごめんね? 志希さん的な予感がして…」

まゆ「盛りませんよぉ……穏便に済むのなら…」

泰葉(使う時もあるんだ…)


――――


まゆ「あとはまゆが呼んだ方達だけですか」

泰葉「全部流れてるから今のところただ週末に集まってお茶してるだけだけどね」

智絵里「しかもお店でもあまり飲めないようなものを…」

泰葉「うん…この事務所本当にどうなってるんだろ」


バタム


柚「来たよっ!」

忍「どしたの? なんか珍しいなと思って」





泰葉「まゆさん」

まゆ「はい」

泰葉「眼の光量の話は!?」

まゆ「あ」

泰葉「『あ』じゃないでしょ……」

まゆ「たまたま見かけたのでつい」

泰葉「ついって何…」

柚「智絵里チャンに泰葉チャンだ! やっほー」

智絵里「こんにちは」ペコ

忍「ねえ、『いいから来て』って言われたんだけどさ」

泰葉「ああごめんなさい、今ちょっと問い質してるから」

智絵里「あのね、今ユニットのメンバーを探してるところで…」

柚「ユニット!」

忍「そういう話ってPさん通さなくていいの?」

泰葉(なんか信じられないくらいまともなのがいる…)

泰葉「で、たまたまで呼んじゃったの? あちらの都合もあるし…って前から連絡は取ってたんだよね」

まゆ「あの二人の前髪見た瞬間『もうこれしかないな』って…」

泰葉「この行動力の理由ぱっつん一つ!?」

まゆ「泰葉ちゃんと並ぶと良い感じだなって」

泰葉「智絵里さんとまゆさんは!?」

まゆ「智絵里ちゃんも一応ぱっつんですよぉ!」

泰葉「だとしても!!」

まゆ「じゃあまゆだって前髪今切りますよぉ!」

泰葉「デレステのユニットのためだけに!?」


柚「ぱっつん?」

忍「あー…そういうこと?」

智絵里「ごめんね、私も今知ったんだ…」

忍(まゆちゃんってあんなだっけ……)

まゆ「いいと思ったんですけどねぇ」

柚「うん、面白そう!」

忍「新ユニットかあ…確かに色々やっていった方がいいかもね」

まゆ「あ、そういえばフリルドスクエアって4人組ですよね?」

忍「…? うん」

まゆ「まゆ達も今三人だけだから、デレステに対応した5人組を組めるようにしておこうっていうのが元々の話なんですよぉ」

柚「ああ、分かる分かるー。アタシ達の方でも『あと一人をどうしよっかー』って話はたまにしてるよっ」

まゆ「そういうことなら一つ良い案がありまして…」

忍「なに?」



――――――――

――――

柚「フリルド!」

穂乃香「スクエアっ」

泰葉「ま、前髪」

忍「アンリミテッド!」

あずき「参上だよっ!」


ワアアアアアアアアア



P「いやあ、成功するもんだな。唐突にゲストメンバーの話された時は何事かと思ったが」

まゆ「うふふ、まゆの発案なんですよぉ」

P「おう聞いた聞いた。色々考えてくれてるんだな」

まゆ「Pさんの助けになるのならまゆはそれで…♪」


智絵里「それで、私達のユニットの話は…?」

まゆ「あ」

P「?」

まゆ「ふぐぅ…」



おしまい

バレンタインの話やろうと思ってたんですが去年の泰葉とか全員断った後にぬるっと現れてチョコ渡してきたちひろのことを考慮するとネウロvsDRみたいな話になりかねないと思いやめました
でも折角何か書こうとPC開いちゃったので適当にやったらこんなん出ました
毎度毎度すみません

現在の仮称:ロイヤルハイライト
http://i.imgur.com/pTWhn12.jpg

現在の仮称:ハイライト砂糖包み
http://i.imgur.com/vtN9GGj.png

現在の仮称:フリルドスクエア前髪アンリミテッド
http://i.imgur.com/mNGTuO3.png


劇終

なんちゅう時間だよ
依頼出してきます

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