エリウッド「ニノを探してるのかい?」ジャファル「……」コクリ (41)

エリウッド「彼女ならラガルトさんとリーダス兄弟と一緒にあっちに行ったけど……」

ジャファル「……本当か?」

エリウッド「ああ、僕は君を騙そうだなんて1ミリも思ってないさ」

ジャファル「……礼を言う」ダッ

ニニアン「……ジャファルさん、ものすごい速さで行ってしまいましたね……」

エリウッド「そうだな……」

エリウッド(……もしやニノの身に何か?)

エリウッド「……ニニアン、僕達もジャファルを追いかけよう。 僕達の知らない間に何か事件が起きてるかもしれない」

ニニアン「はい!」

※キャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455277462

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エリウッド「ニノを喜ばせたい?」ジャファル「……」コクリ
エリウッド「ニノを喜ばせたい?」ジャファル「……」コクリ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435838035/)

エリウッド「待ってくれジャファル!!」

ジャファル「!!」

エリウッド「ニノに何かあったんだろ!? 僕達にも協力させてくれ!!」

ジャファル「……」

ニニアン「……?」

ジャファル「……こっちの方角に洋服屋はあるか?」

エリウッド「洋服屋? だったらあと300メートル先にあるけど……」

ジャファル「……」ダッ!!

エリウッド「ま、待ってくれ!! 僕らも一緒について行く!!」

ジャファル「……好きにしろ」

数時間前

株式会社・黒い牙

ウルスラ『ソーニャ様、今月の写真集の売上ですが……』

ソーニャ『なっ……なんだいこの数字は!?』

ロイド『もうあんたの写真集だけで会社を存続させるのは無理があるんじゃないのか?』

ライナス『ノルマ超えないのが何ヶ月も続いてるんだぜ?』

ソーニャ『……』

ニノ『か、母さん!! そんな悲しい顔しないで!!』

ソーニャ『黙りな!! 誰の所為でこんなことになってると思ってんだい!!』

ニノ『ご、ごめんなさい……』

ロイド『いや、あんたの所為だろ』

ソーニャ『今までノルマを超えてなかったのがニノだけだったのに……まさかお前達まで超えない時がくるとは』

ラガルト『こりゃもう新しい人の写真集を売るしかないんじゃないのか?』

ソーニャ『馬鹿なことを言うんじゃないよ!!』

ラガルト『馬鹿なのはあんたさ……同じものにずっと囚われてると時代に置いていかれるぜ?』

ウルスラ『じゃあ貴方は……ソーニャ様の代わりに誰が相応しいと言うの?』

ラガルト『いるだろ……目の前に』

ニノ『えっ!? 誰誰!?』

ポンッ

ラガルト『……お前さ、ニノ』

ニノ『ええっ!?』

ニノ『ちょ、ちょっと待ってラガルトおじさん!! なんで!? なんであたしなの!?』

ラガルト『そりゃ可愛いからだろ』

ニノ『ラ、ラガルトおじさん!!///』

ロイド『一理あるな』

ライナス『まぁ少なくともソーニャのよりは売れるだろうな』

ニノ『みんなまで!!///』

ウルスラ『貴方達……戯言はそこまでよ』

ソーニャ『全くだよ!! そんなションベンくさい娘の写真集なんて誰が買うんだい!!』

ロイド『会社が潰れてもいいからあんたの写真集を売り続けると?』

ソーニャ『潰れるわけがないわ!! それに私の美貌がこいつに劣るとでもいうのかい!?』

ウルスラ『いえ、ソーニャ様の方が美しいです……私もニノの写真集を売るのは反対よ』

ジャファル『俺も反対だ』

ニノ『ジャファル!!?』

ラガルト『おっと……牢屋の鍵かけとくの忘れてたぜ』

ジャファル『……』

ライナス『ジャファル、お前もババアの方が売れると思ってるのか?』

ジャファル『……ニノの方が売れる』

ウルスラ『!?』

ロイド『だったらなんてソーニャ達の味方を……』

ジャファル『……ニノを売り物にするな』

ニノ『ジャファル……』

ソーニャ『……まあ理由がどうであれあんたが反対してくれるのは嬉しいね』

ラガルト『……ニノ、お前はどうしたい?』

ニノ『あ、あたし?』

ラガルト『ああ、自分の写真集を出したいか出したくないか』

ニノ『……』

ライナス『出したいよな!?』

ガン!!

ライナス『いって!!』

ロイド『無理矢理言わせようとするな』

ニノ『あ、あたしはね……』

ジャファル『……』

ニノ『……撮ってほしい!! 写真集出したい!!』

ジャファル『!!?』

ニノ『母さんのを見てね……あたしもやってみたいって思ったの!! すごい楽しそうだから!!』

ジャファル『……』

ラガルト『本人がそう言ってんだ、交渉成立だな』

ロイド『じゃあ早速服を買いに行こうか。 ライナス、カメラは?』

ライナス『ちゃんと準備してるぜ兄貴』

ラガルト『そんじゃ出かけるとしますか』

ニノ『わーーーい!!!』

ザザッ!!

ジャファル『……』

ライナス『!!!』

ジャファル『……行くなニノ』

ニノ『ジャ、ジャファル?』

ジャファル『ニノ……俺はお前でオナるやつらを見たくない』

ニノ『????』

ガン! ゴン!! ドゴッ!!!

ジャファル『』ピクピク

ニノ『ジャ、ジャファル!!!』

ライナス『写真集買う奴が全員そうとは限らねえだろ』

ロイド『俺達の生活もかかってるんだ、許せ』

ニノ『お兄ちゃん達!! なんでジャファルにこんなことするの!?』

ライナス『変なこと言ったからしょうがねぇだろ』

ジャファル『……ニノ、俺が悪い。 気にするな』

ニノ『ジャファル……』

ラガルト『なぁ社長……ニノの写真集出してもいいだろ?』

ソーニャ『……』

ウルスラ『ソーニャ様……』

ソーニャ『……好きにしな』

ウルスラ『!!?』

ウルスラ『ソ、ソーニャ様!! 何故……?』

ソーニャ『こいつらは一回痛い目に合わせないと分からないみたいだからね』

ソーニャ『後になって私に涙を流しながら謝ってくる光景が目に浮かぶよ!!』

ウルスラ『流石ソーニャ様……先のことを考えてまで……』

ソーニャ『ほら、さっさと行きな!!』

ラガルト『言われなくてもそうするさ』

ライナス『この写真集が売れれば天国の親父も喜ぶってもんだ』

ソーニャ『……いや、待ちな三人とも』

ロイド『なんだ』

ソーニャ『……条件がある』

ラガルト『条件?』

ソーニャ『……』ゴニョゴニョ

ラガルト・ロイド・ライナス『……!!!!』

ソーニャ『これができなかったら写真集は売らないよ、いいね?』

ラガルト『……』

ニノ『ねーねー母さん!! 条件って何!?』

ジャファル『……俺にも聞かせろ』

ソーニャ『お前達は聞かなくていいんだよ!!』

ニノ『ご、ごめんなさい……』

ジャファル『……』ギロッ

ソーニャ『あんたは寝てな』パァァ

ジャファル『zzz……』

ロイド『あんたがスリープを使うところなんて初めて見たぞ』

ラガルト『……約束は果たす、本人が了承してくれたな』

ソーニャ『へえ……』

ニノ(条件ってなんなんだろう……)

ジャファル『zzz……』

ジャファル『……!!!』

ジャファル(そうだ、俺はソーニャにスリープを……)

ウルスラ『ソーニャ様、さっきラガルト達に言っていた条件とは一体……?』

ジャファル『!』

ソーニャ『そういえばあんたには言ってなかったね……ジャファルも寝てることだし特別に教えてあげるわ』

ジャファル『……!!』

ソーニャ『条件はね……ニノのヌードを撮ることさ』

ジャファル『!!!!!』

ウルスラ『ニノのヌード……?』

ソーニャ『私を差し置いて写真集を出すんだ……それぐらいはやってもらわないとね』

ウルスラ『何故ニノ本人とジャファルには内緒に……?』

ソーニャ『あそこで本人に言っても面白くないからね……敢えて言わなかっただけよ。 後から知った方が絶望感も大きいでしょ?』

ソーニャ『あいつのことだから普通の写真は撮ってもいいけどヌードは恥ずかしくて撮りたくないと思うはずさ』

ソーニャ『ジャファルに言わなかったのは……あいつに知られたら暴れるだろうからね……誰も止められなくなるよ』

ジャファル『……話は聞かせてもらった』

ウルスラ『!!?』

ソーニャ『あんた……起きてたのかい!?』

ジャファル『……』ダッ!!!

ソーニャ『ま、待ちなジャファル!!!』

ウルスラ『ソーニャ様……別にいいのでは? 結果的にニノの写真集の発売を阻止できますし……』

ソーニャ『まぁ……それもそうだね』

ジャファル『……』タッタッタッ

ジャファル『……どこに行った』

ジャファル『……!!』









ロイド『じゃあ早速服を買いに行こうか』










ジャファル『……』タッタッタッ

ジャファル『……!!』

エリウッド『こんな晴れた日は二人で買い物に行くに限るな』

ニニアン『そうですね』

ジャファル『……』

エリウッド『……! 君は……ジャファルじゃないか』

ジャファル『……聞きたいことがある』

エリウッド『?』

ジャファル『……ニノを見なかったか?』













洋服屋

ラガルト「さてニノ、何が着たい?」

ニノ「えっとね……これ!! これがいい!!」

ロイド「これは……」

ニノ「写真集で母さんが着ててすごい可愛いって思ったの!! あたしも着たい!!」

ライナス「兄貴、こういう服なんて言うんだっけか?」

ロイド「……セーラー服だ」

ニノ「着替えてもいいかな!?」

ラガルト「ああ、別にいいぜ」

ニノ「じゃあ着替えてくるね!!」

シャーッ!!!

ライナス「早く着替えろよ」

ロイド「……」

ライナス「……兄貴?」

ロイド「……今がチャンスかもしれないな」

ラガルト「……!! お前まさか……!!」

ロイド「ニノが着替えてるところを……内緒で撮る!!」

ライナス「!!!」

ライナス「おい兄貴、これじゃ盗撮だぜ」

ロイド「ニノ本人がヌードを撮ってもいいと言うのは考えにくい。 だからここは強行突破だ」

ラガルト「だからってな……」

ヌギッ

ラガルト「服を脱いだ音……」

ロイド「……今しかない!!」

ササッ

ロイド「……撮れた」

ラガルト「バレてねーか?」

ロイド「……ニノが何も言ってないということはそういうことだろう」

ライナス「シャッター音をオフにしてて助かったな」

ロイド「早速写真を見てみるか」

ロイド「……!!!」

ライナス「兄貴? なんで写真見てびっくりしてんだよ? 撮れてねーのか?」

ラガルト「おい、これって……」

ロイド「ブラを……しているな」

ラガルト「これはヌードとは言えないな」

ライナス「今更なんだけどよ、ニノの写真集より兄貴の写真集の方が売れるんじゃねーか? 俺だったら買うぜ?」

ロイド「それはお前だったらだろう」

ライナス「ニノのヌードより兄貴のヌードの方が……」

ロイド「やめろ」

ニノ「着替えたよーーーーー!!!」

ラガルト「! そうか……じゃあ早速見せてくれ」

ニノ「うん!!」

シャーッ!!!

ライナス「!!」

ロイド「こ、これは……」

ニノ「に、似合うかな?///」

ラガルト「……ああ、すげー似合ってるぜ」

ニノ「ほ、本当!? 母さんより!?」

ラガルト「ああ」

ロイド「もちろん」

ライナス「当たり前だろ」

ニノ(みんな即答だ……)

ラガルト「……なんだよ。 この洋服屋、スタジオもあるのか」

ロイド「よし、そこで撮ろう」

ニノ「うん!」

パシャ!! パシャ!!

ロイド「だいぶ撮れたな」

ニノ「見せて見せて!!」

ロイド「……こんな感じだ」

ニノ「うわーーー!! 母さんみたい!! ありがとうロイドお兄ちゃん!!」

ラガルト「そんじゃそろそろ次の服に着替えるか」

ニノ「うん!!」

ライナス「着てるところを撮るだけだから服を買わずに済むな。 金が浮くぜ」

ラガルト「じゃあ次は……」

ニノ「これ着たい!! ……ダメ?」

ラガルト「別に構わないぜ」

ライナス「……なんて名前の服だったけなそれ」

ニノ「メイド服だよ!! 母さんが着てたやつ!!!」

パシャ!!パシャ!!

ラガルト「いい感じだ」

ニノ「ありがとうラガルトおじさん!!」

ライナス「兄貴もメイド服似合いそうだけどな……」

ラガルト「想像させんな。 俺を吐かせる気か」

ライナス「はぁ!? なんで吐くんだよ!? かっけえだろ兄貴のメイド服!!」

ラガルト「……お前のかっこいいの基準はよく分からねえな」

ライナス「なんだと!? ……あれ?」

ラガルト「どうした」

ライナス「兄貴がいねえ」

ラガルト「……あそこで店員さんと話してるぜ」

ライナス「!」

ロイド「……というわけで店のドアを閉めてくれ、店員さん」

ファリナ「分かったわ、じゃあ3000G」

ロイド「……ああ」

ファリナ「どーも♪$」

ライナス「おい兄貴、何話してんだよ」

ロイド「……ジャファル対策だ」

ライナス「ジャファル対策?」

ロイド「詳しいことは後で話す……それより写真は?」

ライナス「今メイド服撮ってるぜ……なぁ兄貴」

ロイド「?」

ライナス「ニノよりも兄貴の方がメイド服似合うと思わねえか?」

ロイド「冗談はよせ」

ラガルト「次は何着たい? なんでもいいぜ」

ニノ「……ね、ねえおじさん」

ラガルト「ん? どうした?」

ニノ「あ、あたし……やっぱりあれも撮らないとダメ?」

ラガルト「『あれ』? あれってなんだよ?」

ニノ「か、母さんがやってたやつ……」

ラガルト「……? もうちょい詳しく言ってくれ」

ニノ「……パンツ見せびらかす写真……やっぱ撮らないとダメ?」

ラガルト「!!?」

ラガルト「な、なんだよ急に……別に俺は撮れなんて言ってねーぞ」

ニノ「で、でも……母さんがいつも口癖で言ってたから……」

ラガルト「?」

ニノ「『脱いだり見せたりしないと売れない』って……」

ラガルト「あー……確かにいつも言ってたな」

ラガルト「でもよニノ、撮りたくなかったら別にいいんだぜ?」

ニノ「で、でも!! そうしないと売れないよ!!」

ラガルト「……いや、脱がなくてもお前なら売れると思うけどな……」

ロイド「どうしたラガルト」

ラガルト「実はな……」かくかくしかじか

ライナス「……は?」

ロイド「そうか……となると写真集の発売自体も難しいかもしれないな」

ニノ「えっ!? な、なんで!?」

ライナス「……言うのか?」

ラガルト「……まあニノには言うなとは言ってなかったしな」

ニノ「お、教えて!! 何の話!!?」

ラガルト「……今回の写真集を売るには……条件があるんだ」

ニノ「条件……?」

ライナス「……お前のヌードを撮るんだよ」

ニノ「……」

ロイド(……固まるのも無理はないな)

ニノ「……ヌードって何?」

ロイド「」

ラガルト「ヌードってのはな、今お前が言ってた素っ裸で撮ることだ」

ニノ「!!!」

ラガルト「恥ずかしくて撮りたくないだろ?」

ニノ「う、うん……///」

ライナス「セミヌードでもいいんじゃねえか?」

ロイド「ソーニャのことだ、許してはくれないだろう」

ニノ「……」

ラガルト「……しょうがねぇ、ここはソーニャと上手く交渉して……」

ニノ「……撮る!!!///」

ラガルト「!?」

ニノ「撮るよ……あたしのヌード……撮って!!」

ライナス「ニノ……お前……」

ロイド「そもそもお前がこんな無理をする必要はないんだ、元はと言えばソーニャが若くないのがいけなくて……」

ニノ「母さんは悪くないもん!!」

ロイド「ニノ……」

ニノ「だって……裸にならないと写真集売らないんでしょ!?」

ニノ「このまま売らないで……会社が潰れるなんてやだよ!! 母さんの会社が潰れちゃったら……母さんが……母さんが……」

ライナス「お、おい!! 泣くなよ!!」

ロイド「……撮ろう」

ラガルト「ロイド……」

ロイド「ニノの思いを踏みにじるわけにはいかない」

ライナス「兄貴……」

ロイド「ニノ、脱いでもらえるか?」

ニノ「う、うん……」

ガンガンガンガン!!!

ラガルト「!!!」

ニノ「な、何の音!?」

ロイド「やはり来たか……」

ジャファル「……」ガンガンガンガン!!

エリウッド「落ち着くんだジャファル!!」

ニニアン「ジャファルさん……店の中からニノさんが『ヌードを撮る』って声が聞こえた途端に……」

エリウッド「なんとなく分かった……君がニノを探してたのはニノが裸になるのを阻止するためだったんだな」

ジャファル「……」ジャキン!!

ニニアン「!!」

エリウッド「まさか……扉を斬るつもりか!?」

ロイド「店員さん!! この扉の体力は!?」

ファリナ「50よ!!」

ライナス「まさか兄貴……ジャファル対策ってのは……」

ロイド「ああ、もしもジャファルが俺達がここにいるのを知ってしまった時用に扉の鍵をかけておくよう頼んだ」

ライナス「流石兄貴……準備がいいな」

ロイド「よし、さっさと撮るぞニノ」

ニノ「う、うん!!」

ファリナ「た、大変よ!!」

ラガルト「どうした?」

ファリナ「扉のHPが……物凄い勢いで減っていくわ!!」

ロイド「何!?」

ジャファル「……」ガリガリガリガリ!!!

ニニアン「……」フリフリ

エリウッド「ニニアンがいてくれて助かった!! おかげでジャファルは二回行動ができる!!」

ジャファル「……斬る」

ジャキイン!!!

ニノ「ジャ、ジャファル!!!」

ジャファル「……ニノ!!」

ラガルト「くそ……遅かったか」

ジャファル「……脱いだのか?」

ニノ「こ、これから……」

ジャファル「……脱ぐな」

ニノ「で、でも!!」

ジャファル「脱ぐな!!」

ニノ「!!!」ビクッ!!!

ラガルト「脱がせたくないのは俺達も一緒だ……」

ジャファル「……だったら何故こんなことをする」

ライナス「決まってんだろ、生活のtニノ「母さんのためだよ!!」

ジャファル「!」

ロイド「ニノ……」

ニノ「母さんが大切にしてる会社を……潰したくないの!! だから脱ぐの!!」

ニニアン「……」

エリウッド「……すまない、僕とニニアンはおいてきぼりなんだが」

ロイド「ああ、実は……」

エリウッド「……なるほど、そういうことか」

ニニアン「エリウッド様……私達も何か力を貸せないでしょうか」

エリウッド「……」ダラダラ

ニニアン「……エリウッド様?」

ラガルト「どうした、冷や汗なんかかいて」

エリウッド「ニ、ニノ……君は会社を存続させたいんだよね?」

ニノ「うん!!」

エリウッド「も、もしかしたら……その願いは叶わないかもしれない」

ニノ「ええっ!?」

ロイド「……説明してもらえるか?」

株式会社・黒い牙

ウルスラ「ソーニャ様!! ソーニャ様に会いたいと言ってる方が……」

ソーニャ「……誰だい?」

ウルスラ「……労働組合です」

ソーニャ「!!!?」

ウルスラ「……どうしますか?」

ソーニャ「……追い払いなさい」

ウルスラ「……はっ!!」

??「悪いが帰るわけにはいかない」

ウルスラ「!!」

ソーニャ「お、お前達は……!!」

ハーケン「……どうも、労働組合のハーケンです」

イサドラ「イサドラです」

ハーケン「おたくがブラック企業というお話を聞きましてね」

ソーニャ「だ、誰だい!! 誰がそんなこと言ったんだい!!」

ヤン「……」ガクガクブルブル

ソーニャ「なっ……お前か、この裏切り者!!」

ハーケン「それでは早速このビルの破壊に取り掛からせてもらいます」

ソーニャ「はっ!!?」

イサドラ「ブラック企業と認定された企業は私達の手で跡形もなくなくします」

ウルスラ「そんな話……聞いたことないわ!!」

ソーニャ「それが労働組合のすることかい!!?」

ハーケン「ブラック企業は存在そのものが罪……エレブ大陸労働組合を創ったエリウッド様のお言葉です」

ソーニャ「おのれえええええええ!!!」

イサドラ「覚悟……」







ニノ「待って!!!」

ウルスラ「!!!」

ジャファル「……」

ソーニャ「お前達……!!」

エリウッド「ハーケン、イサドラ。 破壊は中止だ」

ハーケン「エリウッド様……?」

イサドラ「しかし調査の結果、黒い牙はブラック企業だと……」

エリウッド「事情が変わったんだ」

エリウッド「……ソーニャ社長」

ソーニャ「……?」

エリウッド「……彼女の裸なしで……写真集を売ってくれないだろうか」ガバッ

ソーニャ「!!」

ハーケン「エ、エリウッド様!! 土下座などする必要はありません!!」

ジャファル「……」ガバッ

ニノ「ジャファル!!」

ソーニャ「お前まで……土下座するというのかい!?」

ラガルト「俺達からも頼む……」ガバッ

ロイド「この通りだ……」ガバッ

ライナス「したくねえけど……しょうがねえ……」ガバッ

ニノ「みんな……」

ソーニャ「……」

ニノ「か、母さん!!」

ソーニャ「……?」

ニノ「あたし、普通に写真は撮りたいけど……裸にはなりたくないの!!」ガバッ

ニノ「……お願い!!」

ソーニャ「……」

ウルスラ「……ソーニャ様?」

ソーニャ「……分かったよ。 出してあげるわ」

エリウッド「!!」

ニノ「母さん……いいの?」

ソーニャ「どうせダメって言ってもずっと土下座し続けるんだろ!? そんなの鬱陶しいたらありゃしないんだよ!!」

ソーニャ「ほら、さっさと撮影終わらせな!!!」

ウルスラ「ソーニャ様……」

ラガルト「……感謝するぜ」

ニノ「母さん……ありがとう!!!」

結果、ニノの写真集は大ヒット、株式会社・黒い牙も持ち直した。

その後

エリウッド「ニノから感謝の手紙がきた」

ニニアン「まあ……」

エリウッド「社員の給料も増えてニノもジャファルと一緒にいろんなところに出かけてるそうだ」

ニニアン「よかったですね……」

エリウッド「そういえばジャファルは写真集を買った人、一人一人を監視してるという話を聞いたな」

ニニアン「監視? ……どうしてですか?」

エリウッド「ニノでシたやつは制裁を加えるとかなんとか言ってたような」

ニニアン「ジャファルさん……」

エリウッド「僕も売上に貢献して5冊ほど買った……けどニニアン、これは君を嫌いになったわけじゃないよ」

ニニアン「はい……分かってます」

エリウッド「……そういえばソーニャはだいぶ悔しがってるという話を聞いたな」

ニニアン「……どうして彼女の写真集は売れなかったんでしょうか。 綺麗な人なのに……」

エリウッド「このグラフを見てくれ、ニニアン」

ニニアン「これは……?」

エリウッド「エレブ大陸のロリコンの割合と熟女好きの割合だ」

ニニアン「熟女好きが少ない……」

エリウッド「そうだ、売れなかった原因はエレブ大陸に熟女好きが少なかったから……そしてソーニャのリサーチ不足だったんだ」

ニニアン「つまり会社を経営する上ではニーズを考えないといけないということですね」

エリウッド「ああ……それにしてもこの写真集、よく撮れてるな」

エルバート「写真集……そうか!!」

エリウッド「父上……?」

エルバート「私の写真集を売ればニニアンもきっと私に振り向いtエリウッド「デュランダル」グサッ

エルバート「ぐわっ!!」

〜終わり〜

面白かった

まぁお前だろうな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月22日 (火) 16:49:46   ID: zZcxcglf

キルミーベイベー?

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