【艦これ】マイナー百合カプSS その2【百合】 (86)


艦これのマイナー百合カプのオムニバス形式SSの第2弾です

前回の作品はこちら
【艦これ】マイナー百合カプSS【百合】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451808658/)

オムニバス形式なんで、前作を読んでいなくても問題ない内容になっております。多分

今回は以下の内容・順番でお届けする予定です

比榛、あしすみ、天津驤、秋月朧&秋雲朧、なちぼの、加古卯月


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454836039


それでは比榛からスタートです、よろしくお願いいたします。


【鎮守府 艦娘寮(霧島の部屋)】


比叡「あ、そうだ思い出した。聞いてよ霧島!」

霧島「はあ。金剛お姉さまの話なら、かれこれ1時間は聞いてますが」

比叡「違うの、そうじゃないの。いや、その話もまだまだあるんだけど」

霧島「…では『そうじゃない』方をお聞かせ願えますか」

比叡「うん、あのね」

比叡「なんだか最近、榛名に避けられているような気がするの」

霧島「はあ、そうきましたか」

比叡「え?」

霧島「いえ、なんでもありません」


霧島「避けられているって、具体的にどういう感じなのですか?」

比叡「うん、避けられているっていっても、無視されるとか嫌われてるとかそういう感じじゃないんだけどね」

比叡「たとえば私が話しかけると、うつむいちゃったり慌てちゃったり、ボーッとしてたりで、会話が上手く成立しないというか…」

比叡「はっ!?も、もしかして体調が悪いのかな!?」ガタッ

霧島(ちょっとイージーすぎやしませんかね…)

比叡「ひええ、どうしよう霧島!?榛名が重い病気だったらどうしよう!」アワワワ

霧島(ここで安易に「ある意味病気のようなものです」とか洒落たことを言おうものなら、この人は勘違いして暴走しちゃいそうね)

霧島「心配しなくても、少なくともお姉さまが考えているようなことではありませんよ。ソースは双子の妹の私」

比叡「よかったぁ!調味料のことはよく分からないけど、霧島が言うならきっと間違いないね!」


比叡「でも、体調の問題でないなら、何でなんだろう?」ウーン

霧島「私から言うのも野暮ですので、ヒントを差し上げましょう」

霧島「実はちょっと前に、榛名も私のところへ来て、比叡お姉さまと同じようなことをしていました」

比叡「金剛お姉さまのお話?」

霧島「半分正解といったところでしょうか。とりあえず、私から言えるのはここまでです」

比叡「えー」

霧島「比叡お姉さまの場合、あれこれ考えるよりも、行動に移した方がいいんじゃないですかね」

比叡「うん、それもそうだね!何をしたらいいか分からないけど!」

霧島「(皮肉を込めて言ったのですが…)まぁ、その方がお姉さまらしくて、より早く答えが出る気がしますね」

比叡「ありがとう霧島!私、とりあえずもう一度榛名に会ってくるよ!」ダッ

霧島「ご健闘をお祈りします」

霧島「…はあ、それにしてもなんでみんな私のところへ相談しにくるんでしょう」


~~~(数刻前の回想)~~~


【鎮守府 艦娘寮(霧島の部屋)】


榛名「霧島、相談があります」ズイッ

霧島「何かしら」

榛名「榛名、最近、比叡お姉さまを前にすると、頭が真っ白になってしまうんです…」

霧島「なるほど」

榛名「そのせいで上手くお喋りができなくて、比叡お姉さまに嫌われないか心配です…」

榛名「榛名、これで大丈夫なんでしょうか…」


霧島「まず第一に、比叡お姉さまは、そんなことで誰かを嫌いになったりしない。それは榛名も分かってるわよね?」

榛名「は、はい!それはもちろん…!でも…」

霧島「そして、察しの良い榛名なら、今の自分の気持ちだって何となく分かっているでしょう?」

榛名「………」

霧島「そこまで分かっているなら、そこから先は自分で答えを出すべきね。なんせ貴女は艦隊の頭脳たる私の姉。きっと最良の答えを導き出せるわ」


~~~(以上、回想)~~~


【鎮守府 大広場周辺】


榛名「はあ…」トボトボ

榛名(霧島はああ言ってはいたけど、榛名にはどうしたらよいか分かりません…)

榛名(こうして外を歩いていれば、頭が整理されると思ったけど…榛名、大丈夫じゃないかもしれません)

  おーい!

榛名(榛名は、どうしたらよいのでしょうか…)

  あっ!?榛名、危なーいっ!

榛名「えっ?」ガバッ

  バシィーッ!


比叡「ひぇ~、間に合ってよかった…」

五月雨「ごめんなさーい!バレーボールがそっちいっちゃったみたいでー…」

比叡「あっ五月雨ちゃん涼風ちゃん。こっちは大丈夫だよ」

五月雨「本当にごめんなさい!」

比叡「そんなに気にしないで。あ、ボールはあっちに飛んでったよ」

涼風「合点!」

五月雨「それでは失礼します!」ペッコリン

比叡「ふぅ~。金剛お姉さま直伝、裏拳による敵弾パリングが役に立ちました。流石です、お姉さま!」

榛名(比叡お姉さま…相変わらずカッコイイです…!)


比叡「榛名、大丈夫だった?怪我はない?」

榛名(お、お姉さまのお顔が、こんなに近く…!しかもこの体勢…!※)

    ※ 社交ダンスのドロップ・オーバースウェイのような体勢

榛名「は、はい、榛名は、大丈夫、です…」ドキドキ

比叡「本当に大丈夫?怪我はないみたいだけど、顔が真っ赤だよ?やっぱり体調悪いんじゃ…!?」ズイッ

榛名(さらに近く…!ちょ、直視できません…!)目ギュー

比叡「」ドキッ

比叡(榛名がかわいいのはもちろん知ってたけど、こんなにかわいかったっけ…)ドキドキ

比叡「あれ?なんか私まで頭が熱くなってきた…?」

榛名「だ、大丈夫ですかお姉さま!?とりあえず、あっちの木陰で休憩しましょう!」ギュッ

比叡「う、うん…」テクテク


………


霧島「比叡お姉さまの大声が聞こえたから見に来てみれば、二人とも上手くいったみたいね」

金剛「手をつないで歩いていく姿、とても微笑ましいデース」

霧島「あ、お姉さま。やはりお姉さまは既にお気づきだったのですね」

金剛「もちろんデース。皆サンは私の大事なリトル・シスター、僅かな『キビ』もRealizeネー!」

金剛「霧島もゴクロウ様デース。大方、二人の相談役になっていたんでショウ?」

霧島「流石です、お姉さま。何でもお見通しなのですね」

金剛「では、比叡と榛名の今後を祝して、二人でTea Partyネー!」

霧島「ええ、お付き合いいたします。まだまだ前途多難な気もしますけどね」


以上、比榛でした
つづいて、あしすみ


【鎮守府 資料室】


霞「足柄。珍しいじゃない、こんなところで」

足柄「あら霞ちゃん。お勉強かしら?」

霞「次の作戦海域の資料を取りに来たの。そっちこそ何してるのよ」

足柄「今、艤装の整備をしてもらってて時間が空いちゃったから。時間つぶしに料理の本を読んでるの」

霞「そう。たまにはカツカレー以外の料理も作りなさいよ」

足柄「松山市にはとんかつパフェが名物のお店があるんですって」

霞「…食べないわよ」スタスタスタ

足柄「スイーツで何か新しい世界に突入してみようかしら?」


霞(確かあの本はこのへんだったわね…って、あんな高いところに!?)

霞(くっ………届かない………!)プルプルプル

足柄「霞ちゃん?」

霞「なっ、なによ!?」

足柄「取ってあげましょうか?」

霞「だ、大丈夫よ!自分で取れるったら!」

足柄「そう?」

霞「いいから揚げ物のないスイーツの勉強をしてなさいな」


霞(踏み台は…ないのね。ああもうホント配慮に欠けるわね!)

霞(しょうがない、椅子を持ってきて…)ガタガタガタ

霞(椅子に乗って背伸びすれば…ギリギリ…)プルプルプル

  パッ

霞(よし!取れt………!?)グラッ

霞「うわっ!?」グラグラグラ…

霞(倒れ…!?)グワッ


  ガシッ

足柄「ふぅ、間に合った。ビックリした」

霞「あ、足柄!?」(※お姫様だっこ状態)

足柄「無理しちゃダメよ、霞ちゃん」

霞「あ、アンタにだけは言われたくないわよ!いいからおろしなさい!おろしなさいったら!」バタバタ

足柄「もう。もっと私たちに頼ってほしいものね。私たちはいつだって、頑張る霞ちゃんを守ってきた。そうでしょ?」

霞「う…」

足柄「『礼号組』のチームワークは最強なんだから!」ドヤァ


霞「…助かったわ…お礼は言わせてもらうわ。いつも、あ、ありがと///」プイッ

足柄「 」

霞「な、なによ」

足柄「ぃやったわぁぁぁぁぁ!!!!!」

霞「!?」

足柄「霞ちゃんにお礼を言われたわ!デレ期様の降臨よぉぉぉぉぉ!」ダッ

霞「ちょ、ちょっと!どこ行くのよ!おろしなさいったら!」


【鎮守府 廊下】

足柄「大淀!朝霜ちゃん!清霜ちゃん!どこ!?今すぐ集合よ!!」ダダダダダダ

霞「お、落ち着きなさい!みんな見てるから!」バタバタ

足柄「霞ちゃんの『ありがと記念日』なのよぉー!!」ダダダダダダ

霞「そ、そんなくだらないことで大声出すんじゃないわよ!は、恥ずかしい…!」カァァ

初霜「霞ちゃんがデレたんですか?わぁ、素晴らしいです!」

日向「『礼号組』、なかなかやるな…我々『北号組』も負けていられんぞ、伊勢」

伊勢「そうね、私たちも頑張って霞ちゃんをデレさせましょう!」

大和「『坊ノ岬沖組』だって負けませんから!」

霞「アンタたちはどっから湧いてきて何てコメント残してるのよ!ああもうバカばっかり!!」

足柄「こんな時こそ勝利のカツカレーよ!みなぎってきたわ!」ダダダダダダ

霞「結局カツカレーなんじゃないの!!」

足柄「大丈夫よ霞ちゃん!お祝い事にはやっぱりケーキ!さっきのとんかつパフェに着想を得たデザートも…」

霞「イヤな予感しかしないわよ!…って、そうじゃなくて、さっさとおろしなさい足柄ぁぁぁ!」

以上、あしすみでした

ちょっとだけお時間いただきまして、天津驤から再開いたします


【鎮守府 艦娘寮(龍驤の部屋)】

コンコン

天津風『入るわよ』

龍驤「ええよー」

ガチャ

天津風「龍驤、もうすぐ次作戦に向けたシミュレーション演習の時間よ。もうみんな集まっているわ」

龍驤「おっ、そうか。みんなやる気マンマンやな~」

天津風「こんなギリギリまで何してるのよ」

龍驤「いやぁー、艦載機をどうするのがベストか、決めるのに時間かかってもーてな?今、最終整備中や」

天津風「はあ…相変わらず手ぬるいわね」

龍驤「キミこそ相変わらず手厳しいなぁ」


天津風「仕方ないわね。あたしが艦載機の整備、手伝ってあげるわ」スッ(背中合わせ)

龍驤「おっ、ありがと♪」

天津風「このへんのはまだ終わってないの?」

龍驤「うん、そのへんのをお願い」

龍驤「にしても、勝手知ったる何とやら。艦載機の整備に慣れた駆逐艦ってのも早々おらんで」

天津風「あなたに何度も手伝わされたからね。イヤでも慣れるわよ」テキパキ

龍驤「いやぁ、頭があがらんなぁ…」ハハハ


龍驤「しっかしホンマ、不思議なもんやな」

天津風「何が?」

龍驤「あの時、一緒に何度も戦場を駆けた仲間と、こうして人の姿になって、背中預けて話せるなんてな」

天津風「どうしたのよ今日は。やけに恥ずかしいこと言うわね。どういう風の吹き回しかしら?」

龍驤「んー、なんというか、練度が上がってきて、色々な作戦に出撃する機会も増えてきて」

龍驤「ふと、昔のことを思い出すことが増えたんよ」

龍驤「まぁ、楽しい思い出ばかりじゃないというか、むしろ辛い記憶が多いのかもしれんけど」

天津風「………」

龍驤「艦載機の整備に手間どってしまったのも、それで不安になったからかもしれんな」


天津風「まったく…!ほんと手ぬるいわね」

龍驤「おぉぅ…2度目」

天津風「あなたは余計な心配はしないで、いつもみたいに元気に、無駄に明るく、艦載機を飛ばしてくれればいいのよ」

天津風「あたしたちに『いい風』を吹かせてちょうだい」

天津風「そのかわり、あなたの背中は、これまでも、これからも、あたしが守ってあげるから」

天津風「それじゃ不満かしら?」

龍驤「…そうやな。せやったな。あの時と同じ、ウチには頼もしい相棒がおるんやったな」

龍驤「そう考えれば、なーんも怖いことあらへん、不安なことなんてあるわけない」


天津風「そうでしょう?分かったらホラ、さっさと準備するわよ。こっちはもう整備終わったわ」

龍驤「よぉーし、こっちも終わったで!ありがとうな!今日もお互い、頑張っていこー!」

天津風「言われなくても、バッチリ守ってみせるわ!」

龍驤「お礼に、練習終わったら、龍驤ちゃん特製お好み焼き御馳走したるわ!」

天津風「あなた横須賀出身でしょ?横須賀名物を食べさせてちょうだいな」クスッ

龍驤「あーそれは、なんというか、あいでんてぃてぃ、ってやつ?」アハハ…

天津風「ほらっ、急ぐわよ。みんなを待たせてるんだから、『龍驤ちゃん特製お好み焼き』とやらは全員分よ?」

龍驤「そんな殺生な~!」

以上、天津驤でした

つづいて秋月朧&秋雲朧


【鎮守府 司令室】


長門「艦隊、帰投したぞ」

大淀「お疲れ様です。提督は一時的に離席しておりますが、私がかわりに戦果報告を受けるよう承っておりますので、お願いします」

長門「ああ。途中無線で話したとおりだが、本作戦における目標を完全に沈黙させることに成功した」

長門「艦隊の被害は軽微で、旗艦長門、翔鶴、瑞鶴、朧、秋雲、秋月、全員小破未満の被害で済んでいる」

大淀「大戦果ですね。流石長門さんと五航戦の艦隊です」

大淀「提督が戻り次第、私からお伝えしておきますが、報告書の作成もお願いしますね」

長門「承知した」

大淀「それでは皆さん、お疲れさまでした。工廠とドックには申請を入れてありますので、艤装の整備と入渠をお願いいたします」

長門「ありがたい。それでは失礼する」


【鎮守府 廊下】


長門「さて。改めて、今日は皆、見事な戦いだった。礼を言う」

長門「特に、五航戦護衛隊の駆逐艦3人の活躍が輝いていたな」

朧・秋雲・秋月「ありがとうございます!」

瑞鶴「ホントにね。おかげで私たちは無傷で済んだよ」

翔鶴「というわけで、3人は先に休憩に入ってください。皆さんの艤装は私たちが工廠まで持っていきますね」ヒョイ

長門「そうだな。ゆっくり休むといい」ヒョイ

瑞鶴「お疲れさま!またよろしくね!」ヒョイ

秋雲「はぇ~、さすがビッグセブンと16万馬力姉妹、私たちの艤装を軽々と…」

朧「とりあえず、お言葉に甘えて、このままお風呂(入渠ドック)に行っちゃおうか」

秋月「はい!」


【鎮守府 入渠ドック】


秋雲「あ゛あ゛~癒されるわぁ~」

秋月「朧先輩!今日の先輩の戦いもお見事でした!秋月、危うく戦闘中に見とれてしまうところでした!」

朧「いやアタシなんて大したことないよ、でもありがとう…って、戦闘中によそ見しないようにしてね!?」

秋月「以後気をつけます!」

秋月「なかでも凄かったのが、雷撃戦での先輩です!見事ヲ級を撃沈する勇姿…さすがです!

秋月「秋月も雷撃の腕を上げたいものですが、どうにも…」

朧「秋月は防空駆逐艦だからね。雷撃が不得意なのは仕方ないよ。その分、自慢の対空射撃で頑張ってくれれば」


朧「今日だって、秋月がヲ級の艦載機をたくさん落としてくれたから、ヲ級に雷撃を当てやすくなったわけで」

朧「アタシの方こそ、見とれてしまうところだったよ。ありがとうね」ニコッ

秋月「あわわわわ、秋月、朧先輩に褒められてしまいました~」///

秋月(…はっ!?今気づいたのですが、今、朧先輩と一緒にお風呂に入っているのですね…!)

秋月(な、なんか途端に緊張してきてしまいました…!)

朧「それで、今度の訓練の話なんだけど…」

秋月(き、緊張で先輩の話が頭に入ってこない…!頭がボーッと…)クラクラ


朧「秋月?大丈夫?顔が真っ赤だけど、のぼせてない?」

秋月「はっ!?ご、ごめんなさい!大丈夫です!ただちょっと夢うつつというか、その…」

朧「アタシも秋月もあと数分だね。あがったらちょっと休憩しよっか」

秋月(あと数分、この天国のような地獄のような、長く続いてほしいような早く終わってほしいような状況が…)

朧「やっぱり調子悪そうだね。何もずっと湯船に浸かってる必要はないわけだし、ちょっと涼もうか?」ザバァ

朧「ほら、手を貸してあげるから」スッ

秋月「は、はい!光栄ですっ!」ザバァ

秋月(せ、先輩と裸で手をつないで歩くとか、一体どういう状況なのでしょう。神様これはご褒美ですか罰ですか!?)


秋雲「二人とも~大層仲の良さそうなこって~。秋雲さんのこと忘れちゃってませんかー?」ニヤニヤ

朧「ちょ、なに変なこと言ってんの」

秋雲「よしっ、二人の仲睦まじい様子をスケッチしてあげますか!」

朧「な!?なんでスケッチブックを持ち込んでんの!?」

秋雲「大丈夫!耐水性だよん♪」

朧「そういう問題じゃなくて!せめてあがってから、服を着ている時にしてよ、もー!」

秋雲「大丈夫!R-12くらいにしておくから!」

朧「大丈夫なのそれ!?」


秋月「せ、先輩は私がお守りいたします!」バッ(仁王立ち)

朧「秋月…!」

秋雲「あー…秋月さんや、心意気は立派だけど、その…丸見えだよ?」

秋月「えっ!?あっ、そうでした!」バッ

秋月「先輩、ど、どうしましょう!?」オロオロ

朧「冗談だから大丈夫だよ、秋雲だって本気でやろうとしているわけじゃないから」

秋月「そ、そうですよね!」

秋雲「どうかな~?」

朧「不安を煽らない!」


朧「っと、そうこうしている内にアタシたちは時間だね。それじゃ秋雲、先に戻ってるね」

秋月「秋雲先輩、お先に失礼します!」ペコッ

秋雲「あいあい~。秋雲さんはあと10分くらいしたら行くよー」



秋雲「…途端に静かになったねぇ」ポツン

秋雲「ふぅ…」

秋雲(もし私が、秋月みたいに、真面目で素直で、真っすぐな子だったら)

秋雲(ああいう風に、朧にくっついたりできたのかな…)


秋雲「ああもう、こんなこと考えるのは、秋雲さんらしくないってー!」

  ガラガラ…

巻雲「巻雲、派手にやられてしまいました~。失礼しますー、って…!?」

秋雲「!?」

秋雲「いいもんみっけー!」バッ

巻雲「秋雲!?い、いきなり何スケッチし始めてるんですかー!」

秋雲「雁首揃えて!いらっしゃいませ~!」カキカキ

巻雲「うわぁーん!やめてくださいー!夕雲姉さんに言いつけてやるんだからー!」

秋雲「そうそう。このノリこそ秋雲さんよ。私は私らしく、私だけのやり方で、向き合っていくよー!」カキカキ

巻雲「へ?何の話してるの?」

秋雲「なんでもなーい。こっちの話だよーん」カキカキ

巻雲「って、いいから描くのやめてよー!」

以上、秋月朧&秋雲朧でした

またちょっとだけ離席します、度々ごめんなさい

今戻りました

それではなちぼのから再開します


【鎮守府 艦娘寮 駆逐艦談話室】


朧「………っていうことがさっきあってさ、大変だったよ」

曙「ふぅん。相変わらずね、秋雲も秋月も」

漣「秋雲も大変だねぇ」

朧「え、秋雲が?アタシや秋月がじゃなくて?」

漣「天然ジゴロktkr!」

潮「漣ちゃんの言うこと、たまに難しくて分かりません…」

朧「ね」


漣「まぁ、それはそれで楽しいから、分からないままでもいいや」

漣「んで入渠といえば、さっき朧ちゃんたちとは別に出撃していた那智さんたちの艦隊も帰ってきてたね」

朧「みたいだね」

曙「…」

漣「なんでも、那智さんが大破したって聞いたけど」

曙「!」


朧「え?でもさっき私がドックから出るときにすれ違ったのは、巻雲だけだったけど…」

潮「私も、ここに来る途中で那智さんが寮に戻っていくところを見ましたが、」

曙(あのバカ…っ!)ガタッ

潮「そもそも大破s………あ、曙ちゃん?」

曙「ちょっと用事を思い出した!」タッタッタッ

漣「朧ちゃんグッジョブ!潮ちゃんナイスアシスト!」グッ

朧「へ?」

潮「ああ…そういうことだったんだ」


【鎮守府 艦娘寮(那智の部屋)】

コンコンコン!

那智「構わない、入っていいぞ」

バァン!

曙「ちょっとアンタ!何考えてんのよ!」

那智「な、なんだいきなり」

曙「アンタのことだから、旗艦なのにまた誰かをかばって被弾して!」ズン

曙「ドックが一杯と見るや、他の子を優先させて自分は後回しにして!」ズンズン

曙「そうやって今は報告書の作成!?バッカじゃないの!?」ズンズンズン

曙「もうドックは空いてるから!今からクソ提督のところに乗り込んで!」ズイッ

那智「ま、待ってくれ曙!落ち着くんだ!」

曙「高速修復材でその大破した体……を………?」ガシッ


那智「い、一体何の話をしているのだ…?」

曙「…あれ…?全然被弾した跡が…ない…?」マジマジ

那智「ああ、かすり傷程度で済んだのでな。他の者の入渠が終わったらドックへ行こうと思っていたところだ」

那智「作戦は無事成功している、誰も大破などしていないぞ」ハハハ

曙(バカナミのやつ騙してくれたわね…あとで覚えてなさいよ!!)グヌヌ

那智「ところで曙よ」

曙「なによ」

那智「その、至近距離でまじまじと見られると、さすがに私でも恥ずかしいというかだな…」


曙「ばっ!?」ドンッ!

曙「バッカじゃないの!?なんでアンタを凝視しなきゃなんないのよ!!」カァァ

那智「随分だな。ダメ押しで小破してしまいかねないぞ」

曙「小破でもなんでもしてなさい!」

曙「あーもう、心配して損した!」

那智「心配かけてしまって申し訳ない」

曙「心配なんかしてないわよ!」

那智「どっちなんだ…?」


那智「まぁ、折角来てくれたんだ。休憩がてらお茶でも淹れよう。そこにかけて待っていてくれ」

曙「…ふん」

曙「…ありがと」ボソッ

那智「以前にもこういうことがあったな」

曙「…そうだったかしら」

那智「私の危機に、真っ先に貴様が駆けつけてくれた」

曙「…そんなこともあった気がするわ」

那智「いつもすまないな」

曙「アンタはなんでも自分だけで何とかしようとするから」

曙「………たまには誰かを頼ることも必要よ」


那智「そうだな。曙、今後もよろしく頼むぞ」

曙「な、なんでそれを私にお願いするのよ」

那智「如何せん私はこういう性格でな。誰かに甘えるということが苦手だし、周りもそういう認識でいるだろう」

那智「甘えた姿を見せられるのが、妙高姉さんと貴様ぐらいしかいないのだ」

曙「なんで『甘える』って話になっているのよ」

曙「『頼る』って話なら、足柄さんとか隼鷹さんとか大勢いるでしょうに」

那智「む、そうか。すまんな、恥ずかしい勘違いをしてしまった」


曙「…でも、誰かに甘えたいっていうなら、私が協力してあげないこともないわよ」

曙「愚痴くらいは聞いてあげるから」

那智「ああ。ありがとう、曙。貴様には教えてもらってばかりだな」

曙「何でか分からないけど、アンタはほっておけないのよ。私がついていてあげないと…」

那智「貴様にそう言ってもらえると心強いな」

那智「貴様は当たりが強いようでいて、実は誰よりも仲間想いであることを、私は誰よりも知っているぞ」

曙「ば、バカなこと言わないでよ」


那智「もちろん私だって、貴様が困っているときは力になってやりたいと思っている」

曙「それはどうも。じゃあまずはその棚にある洋酒の飲み方でも教えてもらおうかしら」

曙「漣と潮がビールを飲むんだけど、私アレちょっと苦手なのよね。他に飲みやすいものがないか試してみたいの」

那智「ああ、お安い御用だ。報告書が終わったら軽く一杯やるか!」

曙「入渠も忘れんじゃないわよ」

那智「ああ、分かっている。ともあれ改めて、これからもよろしく頼む」

曙「…うん」

以上、なちぼのでした

最後に、加古卯月です


【鎮守府 艦娘寮(加古の部屋)】


加古「zzz…」

卯月「ぷっぷくぷぅ~!朝だっぴょん!おめざのうーちゃんアタック!びしぃっ!」ビシィッ!

加古「ぐえぇ!な、なんだぁ!?」ガバッ

卯月「朝っていうかもう昼前だぴょん」

加古「ああ、卯月か…もうそんな時間かぁ。でも今日は非番だからゆっくり…って」

加古「つーかお前なんであたしの部屋に侵入してんだよ!鍵はどーした!?」

卯月「ふっふっふ、そこはうーちゃんお得意のぴょんぴょんピッキングで…」

加古「おまえなあ…」グググ

卯月「うううウソぴょん、鍵あいてたぴょん!だからはなしてぇ!」ジタバタ

加古「えっ、そうだったか。わりぃわりぃ。昨日は疲れてすぐ寝ちゃったからなぁ」パッ

卯月「ふー。不用心だぴょん」


加古「お恥ずかしいかぎりで。んで、一体なんの用だ?」

卯月「今日は一緒に間宮さんのところへ行くって約束だったぴょん」

加古「うぇっ、そうだったっけか。ワリィ忘れてた。じゃぁ今から行くか。すぐ準備するからちょっと廊下で待っててくれ」

卯月「はーい」ガチャ

卯月(ホントは約束なんてしてなくて、うーちゃんの思いつきなんだけどね)

卯月「加古は優しいぴょん」


【鎮守府 甘味処『間宮』】


卯月「ごちそうさまでっす!美味しかったぴょん」

加古「よくそんなに甘いのをたくさん食えるよなぁ」

卯月「スイーツは燃料みたいなものだぴょん」

加古「あたしはそんなに食ったら眠くなっちまうなぁ」

卯月「それはいつものことだぴょん」

加古「それもそうだな、ははは」


卯月「そういえば加古、第二次改装の話はどうなってるぴょん?」

加古「それなぁ…もう練度は十分らしいんだけど、どうにも踏ん切りがつかなくて…提督には待ってもらってる」

卯月「と、言いますとぉ?」

加古「第二次改装って、まだ一部の艦娘にしか施されてないだろ?」

加古「なんつーか、みんなを差し置いて、あたしなんかが先にやっちゃっていいのかって考えちゃってさ…」


卯月「そんなことないっぴょん!加古は頑張ってるって、うーちゃん知ってる!」

卯月「うーちゃんだけじゃなく、古鷹だって青葉だって衣笠だってみんな知ってる!」

卯月「だからレッツ改二だぴょん!」ビシッ

加古「おお…ありがとう…なんか卯月に言われるとこっちまで前向きになってくるな…!」

加古「…って、もしかして、いつものウソじゃないよな?」ジー

卯月「当たり前だぴょん!一体うーちゃんをどんな目で見てるのやら、失礼しちゃう!」プンプン

加古「ははは、わりぃわりぃ」


加古「あとな、こんなのあたしらしくないんだけど、第二次改装の結果、どんなあたしになるのか不安でさ…」

卯月「…」

加古「古鷹だって衣笠だって、前より大人びた感じになったろ?あたしはどうなっちゃうのかなって」

卯月「しょ、しょうがないですねぇ!じゃぁ改装には、このうーちゃん様が立ち会ってあげるぴょん」

加古「おぉ、ホントか!?それは心強いなぁ」

卯月「うーちゃんのお守り効果は霊験あらたか!期待してほしいぴょん!」

加古「よぉっし!なんか勇気がみなぎってきたよ!よぉっし、じゃぁ会計済ませたら提督にお願いしにいくか!」

卯月「やったぁ!出たっぴょん!」


~~~ 数日後 加古の第二次改装当日 ~~~


【鎮守府 工廠】


明石「はいっ、加古さんの改装終わりました。いよいよお披露目ですよー!」

卯月「ドキドキワクワク…!」

バッ

加古(改二)「ど、どうかな…」

卯月「!!」


卯月(か…)

卯月「かっこいいぴょん………」ドキドキ

加古「えっ、そうかぁ?なんだか照れるなぁ」

卯月「!!」

卯月「ち、違うぴょん!何でもないぴょん!今のは『ウッソぴょーん』ぴょん!」アタフタ

加古「なんだぁ?素直じゃないヤツだなぁ、ほれほれ~」グリグリ

卯月「うびゃあ!!た、助けて弥生~!」ジタバタ


加古「あ、そうだ」

卯月「ぴょん?」

加古「卯月も先月くらいに、第一次改装したんだよな?」

卯月「そうだよ、えへん!」

加古「じゃぁ、これを」スッ

卯月「これは………加古がいつもつけてる髪飾り?」

加古「ああ。遅くなったけど卯月の改装記念と、あたしの第二次改装の後押しをしてくれたお礼に、あげるよ。受け取ってくれ」

卯月「ありがとう…嬉しいぴょん!大事にするね!」ギュッ

加古「これからもよろしくな、卯月」

卯月「うん!」

以上、加古卯月でした

これで今回のSSは全てになります。ありがとうございました

次回をどうするかは未定ですが、

もしリクエストのカップリングがあれば
ここか、まとめサイトのコメ欄等にご記入いただければ
次回作以降の参考にさせていただきたいと思います!

朝霜絡みで夕雲型だれかとお願いします



しかしどの組み合わせが
実はメジャーで実はマイナーなのかわからなかったりして・・・

>>62
了解しました&ありがとうございます!
次回作(本シリーズとは別)で朝霜登場予定ですが
この百合カプシリーズでも考えてみたいと思います


>>63
ありがとうございます!
メジャーかマイナーかはなかなか判断が難しいところですからね…
特に前作ではそのあたり悩みました

なお、カップリングのリクエストについては、

メジャーもマイナーも関係なく受け付けたいと思います!
(マイナーじゃないカプのSSも書いてみたいので)

皆さまたくさんのコメント&リクエストありがとうございます!

書こうと思っていたカプや自分にとって新たな領域となるカプetc、とても参考になりました。
次回以降の本シリーズ(メジャー版含む)を書く際に、なるべく全てを反映できるよう頑張ります!

なお、今後もこのスレは(html化依頼済みですが)チラチラ覗きにきますので
他にもリクエストがあれば今後も書きこんでいただけると幸いです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月10日 (水) 10:02:38   ID: ISqO0Ues

きもちわるい

2 :  SS好きの774さん   2016年06月06日 (月) 00:08:36   ID: sTvdiNRT

百合氏ねニキ、おっすおっす!

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