うるう年「えへ…きちゃった…///」(61)


男「…」

うるう年「///」ニコニコ

男「誰?」

うるう年「!」ガーン

うるう年「も…もぉ//やめてください!そーいうの傷つくんだから!」

男「はは…ごめんごめん」

男「でも…ほんと久しぶりだな…」
うるう年「4年ぶり…ですね。」

うるう年「男さんは相変わらず…」

男「…!」

うるう年「ニートですか?」

男「違う!仕事は見つけた!休みなだけだ!」

うるう年「ほーんとですかねー?」

男「本当だよ!…お前のために無理言って休ませてもらったんだよ///」ボソッ

うるう年「!」パアァ

うるう年「男さーん!」ダキッ

男「うぉっ!」ズダーン

うるう年「男さん!男さん!男さぁん!」スリスリ

男「ちょ、や、やめろぉっ」

うるう年「えへへえへへえへへ」スリスリ

男「こ、このやろぉ!」ガバチョ

うるう年「きゃー!」


ガチャッ

母「男ー?何一人で騒いでn…」

男「」

うるう年「あうぅ…」

母「だ、誰?その娘…」

―――――
――――
―――

うるう年「うるう年と申します!気軽にうる、とお呼びください!よろしくお願いします!」

母「う、ウル=ウドシさん?こ、こちらこそよろしくお願いします…」

うるう年「はい!お母様」ニコッ

母「」ズキューン

母「う、ウルちゃん…ちょっと待っててね。男…」クイクイ

男「…!」


母「あんたいつの間にあんな可愛い子と付き合ってるのよ!報告ぐらいしなさいよ!」ヒソヒソ

男「俺にも色々あったんだよ!察せ!」ヒソヒソ

母「全く、いつの間に…あの子って何人かしら?見たところハーフっぽいけど…」ヒソヒソ

男「う、うっせーな!いいだろ!そういうのは!」ヒソヒソ

母「あらあらまあまあ、うふふそうよね」ウフフウフフ

男「は?」

母「わざわざ平日に休みを入れたんですもの、デート行くんでしょ!?」キラキラ

男「!?」

母「ウルちゃん!今日はウチで食べていきなさい!スッゴい晩御飯作っちゃうから!」

うるう年「えっ!じゃ、じゃあ私もお手伝いします!」

母「いーのよ!いいの!アンタ達はデートしてきなさい!」

男「いや、今日は家で…」

母「あ?」ギロンチョ

男「行ってきます」

続けろください

( ノ゚д゚)ハヨッ!



母(帰る時に電話頂戴ね。用意があるから)


男「…すまんな。騒がしい母親で。」

うるう年「いえ、相変わらずお元気そうで何よりです。」

男「元気すぎて困るぐらいぐらいだよ…」

うるう年「うふふ…」

男「なぁ、お前どっか行きたいところあるか?」

うるう年「男さんが一緒ならどこでもいいですよ?」ニコッ

男「…///」キュンッ

うるう年「あれぇ?顔紅いですよ?」ニヤニヤ

男「う、うるせぇ!見るな!」カァァ///

うるう年「ね、ねぇ男さん」モジモジ

男「な、何だよ」(モジモジしやがって悔しいけど可愛いビクンビクン)

うるう年「これって、で、デートですよねっ。あのっ、その、男さんがよろしければ…ですね」モジモジ

うるう年「手…繋いで貰えませんか…///」カァァ

男「///」ボッ

うるう年「あ…いえ、ダメならいいんですよ?」シュン


ギュッ

男「行くぞ…///」

うるう年「…はい!///」

うるう年「…///」

男「…///」(今すげぇ幸せだ…でもこのままぶらぶらするのもなぁ…何か良いルートは…)



幼馴染「おっ、男じゃーん」

男「うげっ、幼馴染」

幼馴染「うげっ、とは何よー!ってその隣の可愛い子ちゃん誰さ?」

うるう年「…始めまして、うるう年と申します!気軽にうるとお呼びください!」

幼馴染「よろしくー!私は幼馴染だよ!」

幼馴染「で?何デート?どこ行くの?」

うるう年「それがまだ…」

幼馴染「えぇっ!まだ決めてないの!?」

男「うるせぇ!お前は犬の散歩でもしてろ!」

うるう年「わー、ワンちゃんだー。」

男「…」

うるう年「うふふー、可愛いなーデコポンクライシスはー」ウフフ

幼馴染「あれ?何で犬の名前知ってんの?」

うるう年「え?それは…その…」アタフタ

幼馴染「私言ったっけな…」ムゥ

うるう年「えっと…」アワワ


男「…あぁ、俺が前に話してたんだよ」

うるう年「…!」

幼馴染「そうなのかー。こりゃ私も人気者になったなー」ハハハ

男「いや、主にデコポンクライシスについてだが」

幼馴染「なん…だと…」

幼馴染「ったく、そうこう言いながらも手はしっかり握ってるわね。お熱いことで」ニシシ

男、うるう年「「///」」

幼馴染「うーん、ちょっと待ってて」ガサゴソ

男「何だ、金でもくれるのか。」

幼馴染「違うわ!埋めるぞ!」

男「ご、ごめん」

幼馴染「まぁ、いいやつよ。デートって言ったらやっぱコレっしょ」

幼馴染「ジャーン」ドヤァ

うるう年「…遊園地のチケット?」

男「おぉ!くれるのか!」

幼馴染「友達がね!急にキャンセルしちゃったんだ!急にね!」

男(あぁ…こいつ、彼氏と別れたのか)

幼馴染「ま、まぁ他にいく相手はいるんだけど…」

男(こんな無理な笑顔しちゃって…)

幼馴染「それで…ってあれ?男?」

男「お前…ホントいい奴だな」ボロボロ

うるう年「素晴らしい人です…」ポロポロ

幼馴染「な、何泣いてんのさ!ウルちゃんまで!」アセアセ

幼馴染「ま、まぁ器のデカい幼馴染ちゃんは君たちにこのチケットをあげようと思う!」(彼氏と別れたからいらないなんて言えない)

男「ありがとう!このチケットは決してムダにはしない!」

幼馴染「ありがとうございます!」

幼馴染「う、うんっ!そう喜んでもらえると嬉しいよっ!」(真っ直ぐな瞳が心に刺さる…)

幼馴染「じゃあさ!楽しんでおいで!私は散歩しなきゃいけないからこの辺で!」

男「おう!」

うるう年「お元気で!」




男「寂しそうな…背中だな…」

うるう年「でも…とても強い方です」ウルウル

男「遊園地は結構近いな…行く前に何か食べようか。何が良い?」

うるう年「男さんが一緒ならなんでもいいです///」

男「じゃ、じゃあ俺が買ってに選ぶぞ…!」///




幼馴染(くっそぉぉぉイチャイチャしやがってぇぇぇぇ!末永く爆発しろぉぉぉ!幸せになれよな!)



幼馴染「行くよ!デコポンクライシス!」

デコポンクライシス「ワン!」


ウワアアァァァン!!!

イラッシャーセー

男「俺がよく行ってる定食屋だけどいいのか?」

うるう年「はい!寧ろベストです!」

ゴチューモンハナンシャースカ

男「本日のオススメ定食を一つ。」

うるう年「じゃあ私もそれで」

アリァートザイーヤス

男「…大丈夫か?ここ、結構量が多いぞ!」

うるう年「大丈夫です!私、こうみえても大食いなので!」キラキラ

男「ま…まぁ頑張れよ…」

アラートーゴザーシャー


男「…本当に全部平らげたな」

うるう年「まだまだ入りますよ腹一分目です。」

男「…そ、そうか。まぁよく食べるのは良いことだ。」

うるう年「えへへ///」

男「じゃあ遊園地に行くか」

うるう年「どうやって行くんですか?」

男「バスだな」

うるう年「バスですか!初めて乗ります!」

男「はは、まぁバスの中では静かにな。」

うるう年「はい!」

ドアーシャーリヤッス


うるう年「わあぁ…」

男「はは、楽しそうだな」

うるう年「ねぇ男さん、あれは何ですか?」

男「あぁ…あれはマクド○ルドだ」

うるう年「アレがマクド○ルド…じゃああれは?」

男「あぁ、あれはモ○バーガーだ」

うるう年「あれがモ○バーガー…男さん、あれは…」

男「何だ、次はロッテ○アか?」

男「!」

男(うおぉぉぉぉ!何で幼馴染がここに!?何隣街まで来てんの!?何泣きながら来ちゃってんの!?デコポンクライシスも限界みたいな顔してるじゃん!ベルフェゴールみたいな顔してるじゃん!超カオスじゃん!いや…でもあいつらの顔…)

男「どこか…清々しいな」

うるう年「はい…」

男「今度何か奢ろう…」

男「着いたな…」

うるう年「ここが遊園地…私遊園地って初めてです!」

男「よし、今日は平日でお客さんも少ないし、きっと楽しめるぞ!」

うるう年「はい!…男さん」モジモジ

男「ど、どうした!」

うるう年「手…繋いで良い?」モジモジ

男「い…行くぞ!」///

ギュッ

うるう年「///」

七夕の二人より会えないのか

男「よーし!何行く?」

うるう年「うーん、じゃあジェットコースター!」

男「え」
────────────
ゴォォォォォォ

男「いやあぁぁぁ!逝っちゃう!逝っちゃうのほぉぉぉぉ!!」ビクンビクン

うるう年「きゃあああぁぁ!」ツヤツヤ
ゴォォォォォォ
──────────
男「…ビクンビクン」

うるう年「あのねぇ男さん、もう一回行きたいの!」
男「うん!行こうか!」ニッコリ
───────────
ゴォォォォォォ
男「悔しい!悔しいけど乗っちゃうのほぉぉぉぉ!!」ゾクゾク

うるう年「きゃあああぁぁ!」プルンプルン

ゴォォォォォォ
───────────

うるう年って年齢鯖読みすぎだよな……

男「結局…20回も乗ってしまった…」フラフラ

うるう年「次はアレです!」

男「メリーゴーランドか…よし、乗ろう!」

うるう年「それでですね男さん、良かったら」モジモジ

男「?」

うるう年「一緒に乗りませんかっ!///」

ゴゥンゴゥン

男(うるう年が前に、俺が後ろに一つの馬に乗っているが…)

係員「…」ジー

男(めっちゃ見てるしぃぃぃ!は、恥ずかしいっ!)

うるう年「///」ニコニコ

男(…いや、こいつが喜んでくれているならそれでいいさ。)ギュッ

うるう年「わっ///お、男さん、急に!///」

男「し、しっかり捕まってないと危ないからな!勘違いすんなよ!///」

うるう年「うふふ…///」

ゴゥンゴゥン

男「ふぅ…///」

うるう年「じゃ、じゃあ次はアレです!///」

男「休憩入れなくても大丈夫か?」

うるう年「はい!次はゆっくりできます!多分!」


男「コーヒーカップか、ゆっくりできるな」

うるう年「えへへ///」

うああぁぁぁ・・・うるう年かわいすぐるww
今年一年大事にしなきゃな・・。

ゴォォォォォォ

男「なぁぁぁぁ!お前、回しすぎ!俺らのコーヒーカップだけハリケーンじゃん!」

うるう年「アハハハハ!」キャッキャウフフ

男「くっそぉ、こうなったら…!」ガシッ

うるう年「えっ!」

男「もっと回してやらあぁぁぁ!!」

ゴゴォォォォォォォォォ

男「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

うるう年「きゃあああぁぁぁぁ!!」

ゴホォォォアアァァァ

うるう年「男さん…あの…」

男「どうした!」ウォォォ

うるう年「…酔っちゃいました」

男「え」ピタッ

男「ご、ごめん。ついはしゃぎ過ぎちゃった…」

うるう年「いえ…男さんが楽しければ、それでいいんです…」

男「ほら、ここのベンチ座りなよ」

うるう年「あ、ありがとうございます」

男「もう…暗くなってきたな」

うるう年「次で最後、ですね」

男「最後に何か乗りたいものあるか?」

うるう年「最後はあれって決めてたんです!」

男「観覧車か、よし行こう!」ギュッ

うるう年「はい!」///

ゴゥンゴゥン

うるう年「緊張…しますね」

男「はは、俺は子供の時に乗ったことあるから…って」

男「何で隣に座ってんの!?」

うるう年「だって隣に座らないと手も繋げないしそれに出来るだけ男さんの近くにいたい…い、イヤですか?」ウルウル

男「い、イヤじゃないよ…寧ろ嬉しいっていうか…何というか」ゴニョゴニョ

うるう年「…///男さぁん!男さん男さん男さぁん!」スリスリ


男「ぬお、お前!こ、このぉ!」ギュッ

うるう年「///」

男「お、もうすぐ頂上だぞ!外見てみな!」

うるう年「わあぁ…綺麗…」パアァ

男「お、おま、おまえのほほ、方が、きキキ綺麗だと…///」カァァ

男(うわぁぁぁぁ恥ずかしいぃぃぃ何言っちゃってんのぉぉぉ)

うるう年「男さん…」カァァ

うるう年「大好き…です///」ギュッ

男「…!うん、俺も…大好きだ」ギュッ


ゴゥンゴゥン

男「ふぅ、楽しかったな」

うるう年「幼馴染さんにはお礼を言わないと…」

男「そうだな、あいつがいなきゃここにも来なかったもんな」

うるう年「そうですね…でも、私次に会えるのは…それにその時には…」シュン

男「…大丈夫だ!俺がちゃんとお礼言っとくから!だから…最後にそんな顔するな…」

うるう年「…はい!最後は笑って出ましょう!」ニッコリ

男「おう!」


うるう年「男さん…最後に、思い出…作ってもいいですか?」グイッ

男「え?」



チュッ

うるう年「…えへへ///」

男「」(うほぉぉぉぉぉい!え?チュッ?キキキ、キキキキキス!?)

うるう年「男さんがしてくれないから…私からしちゃいましたよ///」エヘヘ

男「…うるう年!」ガシッ

うるう年「は、はひっ!」ビクッ

男「お、俺からもその…キスをする!」ドクンドクン

うるう年「!」ドキッ

男(うおぉぉぉぉ、緊張するっふぅ…)ドクンドクン

うるう年「…男さん///」ドクンドクン


ドクンドクンドクンドクンドクンドクン



チュッ

バスハッシャシヤス

男「ったく…嬉しそうにしやがって」

うるう年「だって男さんがキスしてくれたんですもの!嬉しくないわけがありません!」

男「ちょっ、声デカい!…ったく」///

うるう年「えへへ」///

男(くそぅ、可愛いなコンニャロウ)

男(でも、今回のデート楽しかったな…こいつと一緒にいられるだけで俺は十分幸せなんだけどな)

男「…!」

うるう年「…」スースー

男「寝た…か…」

男「ったく、可愛い寝顔しやがって…キスしちゃうぞっての」

うるう年「…」スースー

男「…俺も寝よう」


男「あ、連絡しなきゃ」

ブロロロロロ

男「ただいまー」

うるう年「ただいま帰りました!」
母「あらお帰りなさい!ご飯出来てるわよ!」

うるう年「うわぁぁぁぁっ!」キラキラ

男「こりゃすげぇ…」

母「お母さん頑張っちゃいました」テヘッ

父「ほぅ…キミがウルちゃんとやらか」

姉「へー、結構可愛いじゃん。男やるねー!」

うるう年「うるう年と申します!よろしくお願いします!お父様!お姉様!」

父「ウルちゃん…」プルプル

うるう年「はひ?」

父「…男はな、昔から意気地なしでバカなところはある。でもやる時はやる男だ…」プルプル

父「男を…よろしく頼む…!」ブワァッ

男母姉(父さんフライングしすぎぃぃぃ!)

姉「ちょっと父さん…」

父「すまねぇ!すまねぇな!お前もいい子に育ったよ!」ブワァッ

母「お父さんはほっといてご飯食べましょうか」

父「!」

うるう年「…いいんですか?」

男「いいんだよ。どうせすぐにケロッとした顔でご飯食べてるさ。」


一同「いただきます!」

一同「ご馳走様でした!」

母「凄い食べたわね…ウルちゃん…」

姉「ねぇ、そんなに食べて何で痩せてるの?ねぇ?」

うるう年「とっても美味しかったです!お母様!」

母「ふふ、お風呂沸いてるわよ。今日は泊まっていく?」

うるう年「ありがとうございます!」

姉「男と一緒に入っちゃうのー?」キャキャキャ

うるう年「ふえぇ…///」

男「ばっ…バーロー!何言ってんだよ!」

父「…」キュピーン

父「お母さん、姉、今からドライブにでも行かないか。」

姉「えー、明日仕事よ!やだー!」
母「私ももう疲れたわ」

父「ははは…いいからいいから!」
父「頑張れよ…息子よ!」親指グッ
バタンッ

男(あのアホ親父め…)

うるう年「どっか行っちゃいましたね…」

男「あぁ…」

うるう年「男さぁぁん!」ダキッ

男「うぉぉぉい!」ズデーン

うるう年「えへへー!男さんと二人きりだぁー!」スリスリ

男「ちょっ///早く風呂入ってこい!」

うるう年「あのですね…その…」ゴニョゴニョ

男「な、何だよ…」

うるう年「私と一緒にお風呂に入りませんか!?///」モジモジ

男「ちょっ…!お前まさかあのバカ姉の言ったこと…」

うるう年「いや…ですか?」ウルウル

男「えぇっ!?い、いいいやなわけ無いじゃん!寧ろ有難うございます!でもその、さ!…色々あるじゃないですか!」

うるう年「そう…ですか…思い出を作ろうと思ったんですけど…ごめんなさい…」グスッ

男「えっ…ちょっ…」ドキッ

男(結局入ってしまった…)

うるう年「入りますよー!」

男「お、おーう…」

男(ま、待てよ!あいつ、タオル巻いて出てくるのか!?俺は巻いてるけど…!いや、あいつにも恥じらいはあるわけだから巻いてはくるだろう!しかし、万が一、億が一、兆が一巻いてなかったらどうしよう!いろいろヤバイ!いや、俺は期待してないよ?俺紳士だし!紳士だけど!紳士だからこそ!もしあいつが生まれたままの姿で入ってきたらマズい!具体的には言えないけど!全然期待してない!してないから!)

ガチャッ

うるう年「お待たせしましたー!///」

男「巻いてたあぁぁぁぁっ!!!」

うるう年「?」

チャポン…

男(ふむ…見えないけど見える…体のラインがエロい)チラッ

「さーん」

男(これは期待してもいいのか…ポロリを!)チラッチラッ

うるう年「男さーん!」

男「え!?」

うるう年「えっち///」

男「な、何を言っちょるが!わしは硬派な男じゃけぇの!」チラッ

うるう年「…見たいですか?」

男「え?」

うるう年「私の裸…見たいですか?///」カァァ

男「」 えっ

うるう年「男さん!」ザバァッ

男「ちょっと待ってボクたち未だそういうのは早いと思うんだだから落ち着いてぇぇぇぇ!」チラッチラッチラッチラッチラッ

うるう年「見せませんよーだ!」ウフフ

男「チックショぉぉぉぉぉ!」

─────────
───────
────
うるう年「いいお湯でしたね」ポカポカ

男「そうだな…」(ポロリはなかったか…)

うるう年「見たかったですか?」

男「は!?俺そういうの大丈夫だし!紳士だし!」

うるう年「うふふ///」

うるう年「とりあえず…お部屋に行きましょうか」ニコニコ

男「うぅ…」

今年一年は一緒にいられるんだよな!?
フヒヒ

あと二時間もないよ

うるう年「今日は楽しかったですね!」

男「遊園地って久々に行ったら面白いのな」

うるう年「お母様もお父様もお姉様も幼馴染さんもとっても良い人達で…」ポロポロ

男「うるう年…」


─────────────

うるう年と出会ったのは8年前の2月29日

男「はぁ…もうすぐ3月か…」

男「大学中退したし、彼女もいねぇし働く気も今は無いし、ダメダメだなぁ」

男「はぁ…彼女いたらやる気だすのにな…」

「本当ですか!?」

男「な、なんだお前!」

うるう年「私はうるう年と申します!」

どうやら神様が俺の願いをどう勘違いしたのか知らんがうるう年を擬人化してしまったようだ。

最初は変な女だと思ったが、彼女の純粋さ、いや全てに惚れていき、その日のうちに告白をした。

うるう年は喜んで承認してくれた。

そして、うるう年は俺に神様から決められた条件を話した。

うるう年がこの世界に存在出来るのは4年に一度の2月29日だけ。

そして2月29日を過ぎ、3月1日になるとうるう年はこの世界から消える。

俺以外の皆の記憶から。いた軌跡すら消えてしまう。

何故うるう年一年中じゃないのか…

その疑問を訪ねると

うるう年「私がこちらの世界に存在出来るのは2月29日に皆がうるう年を思い出してくれる。」

うるう年「その時の思いの力で私はこの世界に存在できるんです。」

そして8年前の3月1日0:00うるう年は消えた。

そこから俺は必死になって会社に勤めた。

でも4年前の2月28日に上司とトラブルでクビになった。

そして2月29日の朝、うるう年はそこにいた。

─────────────
男「正直さ、お前がいて俺は凄く助かってる」

うるう年「えっ?」ポロポロ

男「お前がいなきゃ、俺はダメダメのダメ人間だったよ。でも…俺はお前のおかげで変われた。」

男「俺、お前のこと本当に好きだ。一緒に暮らしたい」

男「今度くる時はさ、神様も連れてこいよ!俺が頼んでみる!」

うるう年「男さん」ウルウル

男「絶対一緒に暮らしてやる!だからそんな悲しそうな顔で泣くな…」

うるう年「…はい!」グスッ

男「あと1時間もないけど…最後ぐらい笑ってような…」

うるう年「はい!男さん!」ギュッ

うるう年「…男さん」ポロ

男「泣くな…俺はいつまでもお前を忘れずに待ってるから、だから…」ボロボロ…

うるう年「男さん…」ポロポロ

男「好きだ…うるう年…!」

うるう年「はい…!はいっ…!」

うるう年「男さんも泣いてるじゃないですか…」グスッ

男「うるせー、笑って泣けばいいんだよ」グズッ


うるう年「…もう行かないといけません」

男「うるう年…」

うるう年「大丈夫です。また4年後、あなたの元に帰ってきます!」

男「…絶対だぞ」

うるう年「はい!…それでは」

男「あぁ」

男うるう年「「次のうるう年まで」」

そしてうるう年は消えていった

「ただいまー」

男「…!」

男「…あぁ、お帰り」

父「いやぁ、なんでドライブに行ってたのかわからん」

母「もう年かしら…」

姉「ちょっとやめてよ!私も思い出せないのに!」

男「…ちょっと散歩に行って来る」

母「え、えぇ…気を付けて…」

父姉「?」

男「うげ…」

幼馴染「何よ、うげって、傷つくわ」

男「いや、元気そうで何よりだ」

幼馴染「は?昼間に会ったでしょ…ってアレ?何話してたっけ?」

男「…今度何か奢るよ」

幼馴染「なになに!私のこと好きなの!?」

男「ちげーよ!お前に礼しなきゃいけねーんだよ」

幼馴染「はて…私何かしたかしら?」

男「ま、お前は黙って奢られとけ、じゃあな」

幼馴染「うーん、まぁいいや!ほいじゃ!」

男「ただいまーっと…皆寝たのか」

男「はぁ…」ドサッ



ベッドに横になりながら今日のことを思い出す

これから4年も会えないとなると結構ツライ

でも、次にあった時にあいつをもっと楽しますことが出来るように、俺は頑張ろうと思う

あいつは俺を変えてくれた大切な人だから



3月のまだ冷たい風を感じながら俺は眠りに就いた。

4年後…2月29日

うるう年「えへ…来ちゃった…///」

男「おう!…で、その隣の人は…誰?」

神様「神様でっす!えへ、来ちゃった…///」

男「な…なんで神様が来てんだよ!」

うるう年「えっ…だって男さんが連れてこいって…」

男「あー言いましたね」

神様「さて、青年よ、この娘の条件を消しお主の妻にしたいというわけじゃが…」

男「…」(もう30歳だけど青年でいいのか?)

ゴゴゴゴゴ




神様「いいよ」

男「えっ!マジ…本当ですか!?」

うるう年「神様!」パァァ

天使「お待ちください神様!うるう年には仕事が!!」シュバッ

神様「じゃあお前が今からうるう年の仕事やれ」

天使「んなっ…!」

男「神様…さっきの話…」

神様「おぅ、マジじゃ。お主見所あるしの。お主になら任せられる」

うるう年「神様…」

神様「何で条件とかめんどくさいことやってたか知りたい?」

男「是非…」

神様「…とその前に、どうやってお主を見つけたか教えたろう」

男「…はぁ」

神様「ワシがお主らの世界をパソコンで見回ってたときじゃった…」

男(パソコン?)

───────────
神様「ほうほーう、あの娘ええ尻しとるのー」ウホホーイ

神様「ん?なんじゃあの少年は…」
カノジョホシー

神様「なんと!彼女欲しさに負のオーラが出とる!」

神様「そうじゃ、いいこと思い付いた」ピコーン

──────────
神様「そしてうるう年をお主に送ったという訳じゃ」

男(神様にアレ、見られたのか…)
神様「ホッホッホ、丸見えじゃったよ」

男(心読まれた!?)

神様「で、条件の話じゃったな」

男「…はい」

神様「うるう年がこの世界に存在出来るのは4年に一度の2月29日だけ、というのは負のオーラを出しとる様な奴にいきなり任せるのはヤバイかなとおもったんじゃ」

男「…はぁ」

神様「んでんでんで、記憶から消えるというのはお主も消えた女の子説明大変じゃろうなというワシの優しさもあったのじゃよ」

うるう年「でも…4年に1度なんて酷すぎます」プンプン

男「そうですよ…いくらなんでも長すぎです…」

神様「神様基準で考えちゃった!ごめーんちゃいっ!」ペロッ

男(このジジイ…)

神様「ほうジジイとな」

男(また読まれた!)

神様「まぁワシもすまんと思う!うるう年のことは大切にしてくれ…!」ビシッ

男「何かよくわからないけど…うるう年」

うるう年「男さん…」

男・うるう年「「お帰りなさい」」ギュッ

あぁ…ミスった

正しくは

男「お帰りなさい」

うるう年「ただいま…!」

そこミスるなよwww

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