ほむら「めっさ、努力するわ」 (89)

ほむら「どうやってもまどかが助からない」

ほむら「どうすればいいの?」

ほむら「まだやってないこと…可能性…、」

ほむら「そうだ、私が強くなってみよう」

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ほむら「その後、私は血の涙を飲んで、100を超える時間遡行を繰り返し、修行を積んだ。
しかし、ただ修行をしていただけではなくてちゃんとまだかを助けようとした。
しかし、やはり、いつも通りのやり方では無理」

ほむら「だから、私は今回、修行の成果を示そうと思う」


子供の退院や引越しにも顔を出さない親ってなんなんだろう?

そんなことを考えながら、退院して、個人的には何年も住んでいる家に着いた。
家には毎回、家具や、制服、私服などがすでに揃っている。
もしかしたら、私が忘れているだけで退院前に親がい会いに来てるのかもしれない

ほむら「さて、いつもの日課をはじめましょう」

私は変身もせず、盾の中に入っているDVDを手元に"転送"する。
私の弱点の1つである盾からしか武器を取り出せないというものを克服するために習得した魔法である。

ほむら「今日は何を見よう。…あ、Fate/zeroのDVD見すぎて壊れてたの忘れてたわ…。ハンターハンターにしよう」

初めから使える魔法は契約の内容や、性格によって決められる。そして、その他の魔法は頑張れば習得できる。
マミのマスケット銃も後から習得したものらしい。
つまり、努力次第で後から習得した魔法でも闘えるということだ。そして、魔法とはイメージが重要である。
だから、想像力が乏しいわたしはアニメでイメージを養うことが重要なのだ。
しかし、才能の無いというより、才能、ハンターハンター風にメモリを時間遡行で使いすぎてる私では並大抵のものでは無かったけど。

しかし、アニメとは凄いもので様々な魔法を編み出すことができた。
特にFate/zeroとハンターハンターは参考になった。
切嗣様のおかげで魔翌力の使用量が半分以下になった。

さて、魔法版念の練習が終わったら今日は寝ましょう。
明日はTSUTAYAを襲撃しなければ。


今日から学校が始まる。

学校が始まるということは私の本当の戦いが始まるということ。
インキュベーターは感情が無い分、行動が読みやすい。そもそも、未来人である私が関わらなければ毎回同じ行動をしている。
つまり、私が毎回大きく関わってしまうこの日から奴の動きが読めなくなる。

頑張りますか


和子「それでは転校生の紹介です、どうぞ!」

相変わらず元気が良い。
そもそも彼女は高望みしすなのよ、あと、自分の要望ばかりで相手の望む自分なのか?というのも考えないと…?
そもそも、先生って何歳だろう?まどかのお母さんと友達だったような…

ちょっと待って、
私は今まで、何回繰り返したんだろう。
500は無くても、300はやっている…と思う。
下手した400超えてるかもしれない…、修行してからの周回が曖昧だ。
まぁ、300としておこう。
一周をひと月と計算して、300ヶ月。
300÷12=25 14=思考停止

やめておこう。

和子「暁美さん?」

あ、考え過ぎた、

ほむら「すいません、今、入ります」


ほむら「転校生の暁美ほむらです。よろしく」

前までは緊張してきたけど全く緊張しなくなった。
これが14歳 【自主規制】の威厳か…

あ、まどかだ、相変わらず可愛い。そういえば、入院生活の時知り合った男の子も可愛かったなぁ、もう何年も会ってないない、元気にしてるのかな?
あの子の主観だとこの前会ったばっかりなんだろうけど。

そして、授業が始まる。
聞いていても仕方が無いので、今までの周回のノートを机に出して他のことを考える。

私がどんなに修行を積んでもワルプルギスには一人では勝てない。
火力が足らな過ぎる。

数学教師「暁美さん」

それこそ核爆弾があれば別だけど、あんなの使ったらワルプルギスの被害を超える。
ならば、他の魔法少女の力が必要な訳で、それが出来たら苦労はしない。

数学教師「暁美さん」

マミと杏子は戦力として欲しいのだけど、マミが死なないと杏子のレスポンスは低いのよね…。
何処のレアキャラよ…

数学教師「暁美さん!」

ほむら「はい」

いつの間に私の横に立ってたんだろう?

数学教師「あの問題を解いて下さい」

ほむ…、解の公式に入れる奴ね。

簡単簡単
すこしくらい、まどかにお姉ちゃんのかっこいいところを見せましょう。

お姉ちゃん?

ほむら「児戯ね…」

まどか・さやか「クスクス」

笑われた!




いつ頃からだろうか?

まどかを親友では無くて妹的な存在だと認識していたのは…。

確か、修行を開始する前の週…、

まどか「ほむらちゃんってお姉ちゃんみたい!」

って言われた時、可愛かったから頭を撫でたことがあるけど、多分その時には既に無意識的に妹的な存在だと考えていた…と、思う。

それでもやる事は変わらない。


そんなわけで休み時間

女子生徒「暁美さんって前は何処の学校に通ってたの?」

ほむら「ミッション系の学校よ。毎回いろんな依頼が来てそれをこなしてくのよ」

女子生徒「え? ミッションってそっち…」

ほむら「それより、保険係の子って誰かしら?」

女子生徒「それなら、あそこにいる、鹿目まどかさん、だけど」

ほむら「そう、ありがとう」

何回かこのやりとりを忘れてまどかに話しかけてしまったけど、忘れてしまうとまどかに警戒されてしまう。
最近では忘れないけど


ほむら「保険係の鹿目まどかさんよね?」

我ながら初対面のアピールは完璧

まどか「そうだよ」

ほむら「保健室に行きたいのだけど場所がわからないのよ。案内してくれるかしら?」

まどか「うん、いいよ。ついてきて」

そのまどかは可愛かった。




まどかの後ろ姿で和むのはこれくらいにして、話しかけないといけないわね。
まどかが沈黙に耐え切れなさそうだし…

まどか「どうして…、暁美さんは私が保険係だって知ってたのかな?あと、名前も」

先を越されてしまった。

ほむら「他の子に聞いたのよ。それと、ほむらでいいわ。」

急ぎ足でまどかを抜いて前に立つ

ほむら「よろしく」

右手を差し出すと、まどかは私の手を握ってくれる。

柔らかくて気持ちいい。

まどか「なら、私もまどかでいいよ、ほむらちゃん」

まどかとの握手って滅多にできないのよね…。
何度か頭を撫でたり、ハグしたりはあったけど。
ちゃんとした握手ってこれが初めてじゃ無いかしら?

まどか「…ほむらちゃん、そろそろ手を離してくれないかなぁって」

ほむら「あ、ごめん」

やってしまった。
けど、まどかの手の感触は覚えた。



で、保健室に着いた。

まどか「ここが保健室だよ」

ほむら「ありがとう。貴女に1つ忠告するわ。」

この忠告でまどかが契約するかどうかが変わる。
でも、あんな黒歴史みたいな忠告はもうやらない。

ほむら「まどか、事実は小説よりも奇なりって本当のことなのよ」

まどか「?」

ほむら「きっと、もうすぐ貴女の暮らしはガラリと変わるわ。でも、貴女は変わったらいけないわ。それに、他の人の力で変わっても仕方が無いし、自分の力で身につけた力じゃ無いと身を滅ぼすわ」

まどか「…なんと無くわかるけど、なんのこと?」

その、かわいそうな人を見るような目はやめて欲しい

ほむら「…今は分からなくてもいい。でも、忘れないで、貴女が変わると悲しむ人は必ずいるし、貴女と同じように貴女の周りの人は貴女のことを大切に思ってる。
そして何より、ちゃんと、感情だけじゃ無くて考えて、きっと、貴女は重大な選択を迫られるわ。その時、思い出して欲しいのよ。
貴女が変われば悲しむ人がいるし、貴女のことを想っている人がいることを」

まどか「…うん? よくわからないけど」

だから、その、かわいそうな目はやめてって
悲しくなってきた。

ほむら「そして、最後にお姉ちゃんから1つ経験則から1つ忠告」

まどか「お姉ちゃん?」

ほむら「上手い話には裏がある」

というわけで、学校が終わった。
これからの事を考えるならインキュベーターとまどかの接触をどうするかが問題だ。
しかし、下手にインキュベーターと敵対するとマミとの敵対とつながりかねないし、奴らは無限残機その気になれば私と接触しつつまどかと接触するという荒技を使うこともできる。

なら、インキュベーターとまどかが接触する事は受け入れる。
と言うよりも、今日、まどか達はデパートに訪れる。そして、その近くには薔薇の魔女が居る。
高確率で魔女にやられたフリをしてまどかに助けを求めて契約を迫ると言う、リリカルな展開に持ってくる。
そして、これを利用すれば危ないところ高確率でマミに助けられてさやかがマミを崇め奉りはじめるけど、上手くやれば私もマミと良好な関係になれる、1番とは言わないまでも悪く無い接触方法だ。


と言うわけで、私は今、まどかがやってくるCD屋にいる。
CDなんてあまり聴かないかはよく分からないけど試し聞きを片っ端から聴いてくるのを待つ。

あ、このmagicaって歌、好きかも

そして、待つこと1時間、

まどか「あ!ほむらちゃん!」

投下終了
また明日

まどかが来た。
おそらく、しばらくしたらインキュベーターが接近してくる。
そして、高確率で魔女か使い魔との戦闘になる。
戦闘用として、今私は大きめのコートを着ていて、コートの裏には大量の武器を収納している。
わざわざ、元々、魔力の少ない私はこういった工夫も重要だ。

まどか「ほむらちゃんもCD買いに来たの?」

さやか「へぇ、転校生は何聞くんだ?」

私が美樹さやかとを好きになれない理由の1つにこいつは私の名前を呼ばないことにあると思う。
というかそれが最大の理由だと思う。
だってそうでしょう?
敵対してからならまだしも、出会ってすぐよ。
覚えてないならもう一度聴こうよ。

ほむら「暁美ほむらよ、よろしく」

と、笑顔で自己紹介。

さやか「あたしは、美樹さやか。よろしく、さやかでいいよ」

これで、また転校生って呼ばれたら結構傷つくと思う。

ほむら「じゃあ、私もほむらでいいわ。 2人はCD買いに?」

まどか「うん、さやかちゃんが恋人にプレゼントするんだって」

さやか「まどか!恭介はそんなんじゃ…」

まどか「ウェヒヒ」

青春か…、魔法少女には欲しくても手に入らないものなのよね…。

さやか「それで、ほむらはそんなコート着て暑く無いの?」

ほむら「全然平気よ。」

少し暑いけど…
それより、まどかはまだ呼ばれないようねん

まどか「え! …だれ?」

来た!

さやか「まどか?」

まどか「どこなの?」

まどかは走って行ってしまった。

ほむら「さやか、行きましょ」

さやか「言われなくても!」



まどかを追っていくと改装中の場所に出た。
高確率は言い過ぎだけど、中確率で薔薇の魔女のマミが戦闘する場所だ。

まどか「え?大丈夫?」

こういう時だけ足が速いまどかを追い、私とさやかが走り追いついた時にはまどかはインキュベーターを抱きかかえていた。
此奴からしたらイレギュラーである私が近くにいるのに気がつかない、此奴の弱点である。すべての魔法少女の動向を確認しきれてない、と、目の前の少女が魔法少女かどうかを顔で判別している、というものだ。
インキュベーターからしたら、私は身体能力がバカみたいに高い素質を持った銃刀法違反少女にしか見えない。

さやか「まどか、どうしたの?ってかそれ何!」

まどか「分からないよ…けど呼ばれたから」

さやか「呼ばれた?」

と、その時、ついに魔女の結界が現れた。
そういえば、この結界ってfateでいう固有結界みたいよね。

さやか「今度は何? 」

まどか「え? 道が変わってく…」

さやか「おかしいよ…ここ。」

それにしてもインキュベーターはいつまで狸寝入りをこいてるのかしら?

まどか「何あれ?」

さやか「化け物…」

と、ついに、薔薇の魔女の使い魔である髭のおっさんが現れた。名前なんだっけ?

やるか

QB「こ、ここは、魔女の、結界…」

と、ここにきてインキュベーターが何か言いだした。
けど、まどか…と、ついでにさやかの安全性の為にもそろそろ、私が出なければ。

ほむら「2人とも伏せて!」

コードの裏に隠していたPDW(個人防衛兵器)であるKAC 6x35mm PDWを両手に1つずつ持つ。
この銃は元々は非戦闘員の装備のため威力は少し心許ないが使い魔レベルなら問題無く、軽量で反動が少ない為、魔力で強化すれば片手で取り扱うことが出来る。
ちなみに、私の魔力の強化は使う筋肉と骨だけをピンポイントに強化して消費魔力を削減している。

変身しないのも魔力の削減だ

ほむら「クラァええええ!」

バババババババババ

毎分、700発の連射が私の両手から放たれる。そして、その弾丸1発1発は魔力により強化されている。
弾丸を強化している魔力は弾丸の周りをまるでドリルのように回転しており、元々の弾丸の回転も合わさりその回転速度は凄いことになっている。

さらに、弾丸の速度も銃そのものを強化することで本来の倍以上になる。

ほむら「はぁぁああああ!」

銃をそれぞれ左右に向けて、ゆっくりと体を回転させて周りにいる使い魔を一掃する。


バババババババババっ

まどか「ほむらちゃん! 何それ?」

さやか「今度は何!」

ほむら「これ? 機関銃のようなものよ」

見ればわかるのに、この2人は何を言ってるのだろうか?

バババババババババっ


ほむら「弾切れか…」

QB「君は何者なんだ?」

ほむら「セーラー服と機関銃って知ってるかしら?それよ」

全く違うけど…
私が魔法少女だと知られない方がもしかしたらいいかもしれない。

インキュベーターの弱点その2、目に見えなければ魔法が使われていることに気がつけない。
元々、生存本能が無いから危機察知に付随する能力が低い。

QB「今はそれよりも、ここから出ないと、見た所君にも才能がある。僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ」

まどか「魔法少女?」

さやか「何それ」

QB「魔女と戦う存在だよ。ここから出るためには魔女を倒さないといけないんだ。だからその為に魔法少女にならないといけない」

QB「契約すれば魔法少女になってくれる代わりにどんな願いでも1つだけ叶えてあげるよ」

インキュベーターの弱点の3

ほむら「じゃあ、私の願いを100こ叶えて」

また現れた使い魔を手榴弾を投げて爆破

QB「そういうのは無しだよ」

さやか「それよりも、ほむらは何なんだよ!何でそんなもん持ってるの!」

ほむら「世の中には知らなくていいことも沢山あるのよ?」

まどか「…、また来たよ!」

マミはまだ来ないの!



さっきの倍以上の使い魔が現れた。
沢山いる、巴マミは何をやっているのだろうか?

ほむら「はぁっ」

本物は強すぎて巻き込まれるから手作り手榴弾を周りに投げまくり使い魔を吹き飛ばし時間を稼ぐ。
そして、出来た時間を使いKAC 6x35mm PDWの1に弾を装填する。

ババババババババババババババッ

右手だけで使い魔を倒しながら左手と口を使いもう1つのKAC 6x35mm PDWにも弾を装填する。

ほむら「はぁぁああああ!」


ババババババババババババババ


そして、2つの銃を使い、使い魔と対峙する。
もっと威力のある武器を使いたい、それか、魔力を大々的に使いたい、もう、インキュベーターに私が魔法少女だとバレても戦うべきだろうか?
いや、そもそも、私が魔法少女であることを隠す必要性はあるのかな?

と、そんなことを考えているも。

ダダダダダダダダダ

大量の黄色い弾丸が空から降ってきた


さやか「…」

まどか「…」

空から降ってきた黄色い弾丸により、使い魔は全て倒された。
まどかとさやかは頭がついてきていないようだ。気持ちはわかる。

マミ「ふぅ、危ないところだったわね」

魔法少女の格好をした巴マミが現れた。

QB「着てくれたんだ、マミ」

マミ「ええ、QBは大丈夫なの?」

QB「何とかね、あと数分もすれば回復するよ」

と、此処で結界が解けた。
おそらく、魔法少女と、よく分からないけど使い魔を大量に倒した少女の2人相手は不利だと思って逃げのだろう。

マミ「よかった、魔女が逃げたみたいね。それで、あなたは何者?」

マミは私に向けてマスケット銃を向けた。

まぁ、流石に銃を持った女子中学生は警戒するわね…

ほむら「通りすがりの女子中学生…、貴女、魔法少女でしょ? 私はそれと似たような者よ、現代兵器を使うけど」

と、嘘は言わない

マミ「魔法少女を知ってるのね?」

ほむら「そこの"白いの"がさっき言ってたわ。」

マミ「目的は?」

何が此処までマミを警戒させるのだろう?
あ、銃か

ほむら「私が何者かも目的も貴女に言う必要が無い、社会の裏よ。知らなくてもいいことよ。すこし違うけどセーラー服と機関銃…みたいな?」

ギリギリ嘘じゃない

マミ「なるほど…、そっちの方…」

ほむら「多分、おさっしの通りで」

うん、バレたら怒られるだろうな…

マミ「…ごめんなさい。敵じゃないなら良いのよ。まさか、そっちの方の人が居るとは…」

ほむら「まぁ、私も助けてもらったし。それに、私はその中でも弱い方だし警戒しなくても良いわよ。」

マミ「そう言ってくれればありがたいわ。…それでQB、この3人って」

QB「そうだよ。この3人には素質がある」

さやか「あの、そろそろ状況を説明して欲しいのですけど」

忘れてた





では、また、夜にでも投下開始します


さて、場所は変わりマミの家
相変わらず小綺麗で女の子っぽい部屋だ。私の部屋みたいにこざっぱりとしていない。
部屋といえば私は一時期、部屋の飾り付けに迷走していた時期があったけどあの変な方向への熱は何だったのだろうか、自分でも謎である。

マミ「どうぞ」

と、マミはケーキと紅茶を4人分持ってきた。少し、マミの分のケーキの角度が大きいのは気のせいだろうか?いいや気のせいではない!

さやか「それにしても、魔法少女や魔女?よりほむらが武装少女だったことの方が驚きだよ」

まどか「…私は何だか驚き疲れたよ。さやかちゃん、今なら実はさやかちゃんが男だったって言われても納得できる気がする」

ほむら「まだまだね、私レベルになればこれくらいへっちゃらよ」

まどか「そう言う、ほむらちゃんも疲れた顔してるよ」

…ほっといて、両腕が筋肉痛なだけ。帰ったら気合と根性で習得した回復したい。
でも、筋肉痛を回復魔法で回復させれば、数時間で治る。だから、ものすごい速さで体を鍛えることが出来るから、ワルプルギス戦までの間に軟弱な身体におさらば出来る。目指すは健康な身体だ。




私達がケーキに手を付け始めた段階でマミは魔法少女について説明をした。

マミ「…これが魔法少女よ」

でも、魔法少女のいい部分しか言ってない。
それに、貴女の場合は死ぬか死なないかで契約したから魔法少女の暮らしがどんなに辛くても"死ぬよりマシだから"って耐えられる。けど、この子達は違う、特に、さやかは魔法少女には向かない性格をしているし、魔法少女として圧倒的に才能がなさ過ぎる…。
上条君のことを考えなくても1年持つかどうか。

そもそも、仮にも上条を名乗るのなら手ぐらいすぐに直して欲しい、上条さんはもげてもくっついてた。
…アレは医者がすごいのか?

ほむら「けど、この白いのは私の願いを叶えてくれなかったわ」

マミ「もう、願ったの?」

QB「うん、でも、願いを増やせの類は流石に僕でも無理だよ」

さやか「ああ、そういえば言ってたね」

まどか「その願いは反則だと思うよ」

それはそうだけど。

ほむら「じゃあ、特にないわ。それに、魔女と戦い続けるのはさすがに嫌よ」

さやか「…、確かにね。命をかけてって言われると」

まどか「…うん」

まどかは兎も角さやかは嘘ね、今も上条君の事を考えている。
もう、きっかけがアレば直ぐに契約しかねない。
どうすべきか…

マミ「じゃあ、魔法少女の闘いを見てみない?」

出た、魔法少女体験コース。
どんな体験だって思うけど、彼女も今まで孤独で戦ってたんだからしかたがない。
ん〜。
何とかしてあげたいけど…。この周は魔法少女であることを出来るだけ隠すことにしてるのよね…。

まどか「体験コースですか?」

マミ「そうよ。魔法少女がどんなものか見てみない?」

さやか「良いですね。」

と、そんな感じに魔法少女体験コースは決定した。


そして、本日の投下は終わり。

マミの家からの帰り道、まどかは私に話しかけてきた。

まどか「ほむらちゃんは、今日のことわかってたの?」

ほむ、どうやら学校での忠告がまどかの中で引っかかってるみたいだ。

さやか「? まどかどういうこと?」

さやかも食いついてきた。でも、今回はギリギリまで私が魔法少女であることを隠すつもりだ。
今は色んな可能性を試すしか無い。

ほむら「何のこと? 」

まどか「え、ほら、学校での忠告…」

どうしよう…。

ほむら「忠告…、ああ、あれ、うん、アレはアレだから、うん、人生論的なそれよ。人生論ノートよ」

我ながら意味がわからない。

さやか「つもりどういうこと?」

まどか「?」

ほむら「怒りを知りなさい!ってことよ」

まどか「わけがわからないよ、ほむらちゃん。」

私も分からない。


まどかと、さやかからの私のイメージが変わってしまったが、何とか誤魔化すことは出来たと思う。
しかし、2人から何か疑惑をもたれてしまったが。


さやか「厨二病はほっといて…それより魔法少女か…。社会の裏で平和を守るってカッコいいよ」

厨二病…、それは誰のことだろう?

まどか「…さやかちゃん…。でも、あんな化け物と戦うの危なく無いかな?」

さやか「魔法を使えば勝てるって、マミさんなんて瞬殺だったじゃん。ちゅうに…ほむらのマシンガンでも倒せなかった奴らを瞬殺だった。ほむらはどう思う?」

今、厨二病って言いそうになった!
流石にそろそろ看過しかねる。

私は2人に見つからないようにエアーガンを盾から転送してさやかの眉間に当てる。

ほむら「次、私のことを厨二病って言ったら穴が1つの増えるわよ?」

さやか「あ…」

まどか「ほむらちゃん!?」

思ったより怖がられてしまった。笑って済むレベルかと思ったけど、さやかとまどかの表情が恐怖に染まってる。さやかは良いけどまどかはかわいそうだから、そろそろやめよう。

ほむら「冗談よ…。そんなに怖がらなくても良いのに」

エアーガンをさやかの眉間から外すと2人は安堵の顔になる。

さやか「死ぬかと思った! ほむら、街中でそんなもんだすな!」

ほむら「それに、エアーガンよ?これ、」

エアーガンをさやかに投げ渡すとさやかは慌ててキャッチした。

さやか「…分かるか!」

普通はエアーガンと本物を見分けられないのだろうか。

ほむら「…ちなみに、今日、私はマミに銃口を向けられたわ」

さやか「あ…」

まどか「…、でも、仲直りしたんじゃ…」

そういうことじゃなくて…、
それに、さやかの"あ"は私が言おうとしていることに気づいての"あ"では決して無い。
何の"あ"なのだろうか?

ほむら「まぁね、でも、何で銃口を向けたのかしらね? 私が銃を持ってたから? 確かに警戒でしょうけど、問題は私が魔法少女では無いと察すると警戒を解いたこと、つまり、魔法少女を警戒してたことよ。どうしてがわかる?」

さやか「え?」

まどか「…何で?」

ほむら「おそらく、魔法少女間にもイザコザがあるのでしょうね」

まどか「…え?なんで、同じ魔法少女でしょ?」

さやか「なのになんで?」

まぁ、思ってた通りの反応…か。

ほむら「簡単よ。QBだっけ?彼奴は私達3人を勧誘した。この街に魔法少女がいるのによ。そこから予想するにQBは素質があれば誰でも勧誘して魔法少女を沢山、量産してるのよ。ザクみたいにね。するとどうなると思う?」

まどか「魔女退治が楽になる…?」

ほむら「違うわ、魔女の取り合いになる。縄張り争いよ。
魔力の元は魔女が落とすって巴マミは言ってたわ。だから、それを求めて魔女を探す、けれど、QBは魔法少女を量産する、だから魔女と魔法少女の数が合わなくなる…だから、あの時、銃なんて日本じゃ普通手に入らないものを持ってた私を警戒したのよ。縄張りを奪いにきたと思ってね。そして、もし、私が魔法少女だとマミさんが思ったら戦闘になってたわ、私とマミの銃がお互いに向けて火を吹いていた」

さやか「…」

まどか「…」

ほむら「それに、魔法なんて便利なもの日常生活で使わない方がおかしいわ。きっと。原因不明の完全犯罪とか、未解決事件の真相ってもしかしたら…ねぇ?」

これで魔法少女への憧れを消せるかな?


さやか「…でも、なんでマミさんはそんなこと言わなかったんだろう」

まどか「…マミさんはそんな人じゃ無いと思うけど」

ほむら「多分、マミは仲間が欲しかったのかな?孤独な戦いは辛いわ。ヒーロー物にも必ずヒロインがいるわね。きっと彼女にはいなかったのよ。」

さやか「そっか…。」

まどか「…」

あ、しまった。まどかはマミが可哀想だからって魔法少女になっちゃう。

ほむら「…ここからは、私の勝手な推理だけど、なんで敵の名前が魔女なんだろう。それに、なんで魔法少女なのかしら?」

さやか「どういうこと?」

ほむら「ほら、魔法少女だって成長したら大人になるでしょう?まぁ、それはリリカルな魔法少女がいるから良いんだけど。
でも、敵が魔女って表現が気になるのよ。どうしても魔法少女と魔女の関係が気になるのよ」

インキュベーターの弱点その4、ネーミングが露骨すぎる。
これを言えば大抵、警戒する。

さやか「まぁ、言われてみれば…でも、リリカルって?」

まどか「…確かに、」

明日から本気出して投下する
今日はお終い

何がおもしろいの?

あかさあかさなたひ

その後、3人で契約はもっとよく考えてからしようと約束をして、メアドや電話番号を交換した後に別れた。

そして、その翌日、私は学校を休んだ。
というより、暫くは学校へ行くつもりは無い。そもそも、何百回も授業を受けているから平気だし中学校だから、留年なんてするわけない。
アレ?〇〇なんてするわけないってどっかで聞いた気がする。


そして、私は学校を休んで制服でとあるゲーセンに来ている。

ほむら「まぁ、いないわよね」

いや、いるかもしれない。彼女、佐倉杏子は腐っても幻術系魔法の使い手だ。意識を自分からずらす程度なら今でも使える。

ほむら「その程度なら、私も使えるし」

と言うか、今現在、使っている。
正確には私は人としてしか意識できなくなっている。つまり、私の性別や年齢、容姿、服装、その他諸々を意識できず、記憶にも残らない、唯、そこに人がいるとしか、意識されなくなっている。

だいぶ前、杏子にどうして補導されないのか聞いたら教えてくれた魔法だ。
しかし、私の才能では幻術系の天才には遠く及ばない、杏子なら一瞬で暴かれる


ゲーセンは平日の真昼間だけど、それなりに人はいた。
暇人は多いみたいだ、働けよ

ほむら「ま、銃でゾンビ殺す奴しながら待とう」

来るか分からないけど。

ほむら「ゲームスタート」

杏子のレスポンスが一番高いのがここのゲーセンだけど杏子も毎日来るわけではない、彼女もいろいろ大変なのだ、万引きとか…

ほむら「終わったら杏子を警察署にでも届けようかな?孤児院に行くことになると思うけど…。まどかと杏子が仲良くなればまどかのお母さんが引き取ってくれるのかな?」

因みに、杏子は警察で公開捜査されている。ニュースでもこの前、写真が出てたし。
魔法で自分の顔から意識をそらさせて気づかれていない杏子は流石だと思う。私も幻術系魔法を多少習得してからようやく気がついた。

ほむら「よし、ハイスコア!」

叫んでしまった、しかし、誰もわたしを意識しない。
私の意識逸らし(杏子命名)も様になってきたようだ。確か 我は孤高なる戦乙女(アローンブリュンヒルデ)っていうマミが付けた名前があったんだっけ?

ほむら「それより、次は何のゲーム…、あ、あのダンスする奴やろう」


ダンスゲームをやりながら、杏子をどう説得するか考えてみる。
おそらく、というか杏子を説得するのは骨が折れる。けど、杏子がいるといないでは安心感があり違う。
今の私ならワルプルギスを倒すだけならマミと汲めば勝てると思う。でも、そこに行くまでの数々の主にさやかのメンタル面で心配だし、魔法少女の秘密がばれた時にマミ、さやか共に杏子がいてくれた方がいいだろう。

まさに女神杏子だ、教会の子だけに愚痴も聞上手だし、

ほむら「あんず、ほむらって呼びあったのは何周前だっけ?…よっと、このゲーム案外難しいわね…」

幻術系魔法の修行に付き合ってもらった時だ。
何やかんやで仲良くなったんだ。その時、ふざけてあんずって呼んだら、あんこなら呼ばれたことあるけど、あんずは初めてだって言われた。
けど普通、杏子はあんずって読むと思うのだけど、

ほむら「…得点低い…」

ダメダメだ

???「おい、そこのお前」

突如、何者かが私に話しかけて来た。

というか、杏子だ。

杏子「お前、新入りか?」

新入り、
私は杏子にそう呼ばれた。
まぁ、それも当然だ。魔法少女は基本的に自分が初めから使える魔法以外に習得しない。しても回復魔法くらいだろう。

つまり、杏子は私の使う幻術魔法(笑)を見て駆け出してまだ、魔法を使い慣れていない魔法少女だと判断したのだろう。

ほむら「ま、今日がゲーセンデビューだけど、そんなに下手だったかしら?」

自分でいうのも何だがダンスゲームはクソ以下だった。小学生でももっとましに踊れる。
たぶん、杏子が言っているのは違うことだけど

杏子「確かに下手だよ、ゲームも…その、魔法もな」



下手って言われた!
此処まで至るのに何周使ったの思ってるの!
あの時、「ほむらは、あたしの初めての弟子だ、だから、マミからもらった誘惑の幻影の称号をお前に託すよ」って言ってくれたの嘘だったの!

いや、あの称号は私も要らないけど…。

ほむら「魔法…、ああ、魔法少女?」

と、とぼけてみる。

杏子「その感じだと、ほんとにど素人みたいだな…、ついてきな」

はっきり言うと杏子の面倒見はいい、こっちが友好的に接していれば杏子も友好的に接してくれるし、よっぽど敵対しなければ背後から串刺しとかも無い。

…無いよね?



そして、例のごとく人通りの少ない路地裏。
され気なく杏子は音を遮断すると魔法を使って居るためどんなに騒いでも外には聞こえない。

ほむら「で、何の用?」

杏子「何の用もなにも、まずは先輩に挨拶するのが普通だろ?」

ほむら「QBはそんなこと言わなかったわ、それに、私の狩場は見滝原よ、此処には貴女に用があって来たの…杏子」

杏子「…きさま、何者だ」

杏子の気配が一瞬にして変わり、変身した。
そして、手には槍を構える。

空間探知魔法で周辺を確認、近くにインキュベーターの気配は無し。
そして、私も変身。

ほむら「…仕方が無い、貴女には全部話すわ。彼女達にはメンタル的に必要だし…、」

戦力面は私がいれば問題無いけどいた方が良い。

杏子「何のことだ? それにお前 素人じゃ無いな、何者だ?」

ほむら「私は暁美ほむら 何でも知ってるおねーさんだ」

言ってみたかっただけ、
声違うけど

杏子「はぁ?」

ほむら「ていうのは冗談で、今から数週間後ワルプルギスの夜が来る。それを倒すのに強力して欲しい。」

杏子「何で、お前がそんな事を知っている」

ほむら「私は…未来人だからよ。私の願いはやり直す事、だから、知ってるの。」

杏子「…証拠は?」

杏子は私の目を見ていう。
証拠…ね。

ほむら「…コレならどう?」

私は盾から砕けたソウルジェムと折れた槍を出す。


ほむら「この槍は 5周くらい前のワルプルギス戦で貴女が使ってたものよ。そして、このソウルジェムは何周か前か忘れたけど、貴女のよ」

杏子「……間違いない、あたしのだ…」

と言うと、杏子は変身を解いた。

ほむら「信じてもらえたみたいね」

と、私も変身を解く
すると、杏子はポッキーを何処からか取り出して箱を開ける。

何処からか取り出したのだろう?
コレも魔法が?

杏子「けど、あたしがお前に協力する理由にならない」

ほむら「そうね…」

確かにそうだ、杏子の行動は、彼女なりにルールがあるらしいのだけど私には予測しづらい。

ほむら「けど、私の知っている未来ではたくさん死んだわ。勿論、魔法少女であるマミも死んだし、この辺一帯、見滝原 を中心にして近隣の街は死の街になったわ」

杏子「…それでも、あたしには関係無い。食うかい?」

ほむら「いただくわ。…対価とは言わないけど私の持っているグリーフシードを50個…いいえ、100個あげるわ。あと、貴女が望むのなら武器弾薬、ありとあらゆる現代兵器をあげるわ」

杏子「100個? 」

ほむら「ええ、私は何周もやり直してるのよ、それに物なら持ってこれるのよ」

杏子「成る程…わかった、現代兵器は要らないけどグリーフシードは欲しい」

ほむら「よろしくね、あんず」

杏子「…きょうこだ」




今日の分はおわり

さて、杏子の説得は完了した。それにあたり、今後のことを相談するため近くの吸血鬼との長い戦いが始まりそうな名前のファミレス(私がおごる)に入店した。

ほむら「何でも注文して頂戴、お金ならあるのよ」

実は私は小金持ちなのだ。
まず、ワルプルギス戦の前に口座から金を全て下ろし盾にしまう。そして、時間遡行をすると、あら不思議お金が増えてるよ!
まぁ、お札にある番号が被ってしまうので、少し離れたATMで持ってきたお金を入金したあとに別のATMで引き出せば問題無い。

杏子「サンキュー、ほむら…どれにしようか。」

ほむら「私はドリンクバーだけで良いわ。」

と、杏子はステーキとホタテが入ってるタラスパを注文した。

ほむら「さて、…、相手はワルプルギスのことなのだけど、ぶっちゃけ、今の私とマミだけで勝てるのよ」

杏子「はぁ! それならあたしは要らないじゃないか」

ほむら「…その事だけど、貴女にはやってもらいたいことがあるのよ。ワルプルギス戦で重要なこと、マミを守って欲しい」

杏子「…やだよ。何であたしが…、その様子だとマミとあたしが何あったか知ってるんだろ?それに、あいつが死ぬかよ、そう簡単に」

ほむら「…そう簡単に死ぬから困ってるのよ。魔女にパックて殺られたり、自殺したり、パックてされたり、………いろいろあるのよ」

杏子「自殺…、オイ、何があったんだ…違うか、何があるんだ」

ほむら「…凄くショックなことよ。多分、明日世界が滅ぶとかの方が救いがあるかもしれない。そんな話よ」

杏子「壮大すぎて分からないんだが…」

ほむら「ごめん、盛りすぎた。世界レベルなら私たちの方が救いがある。そもそも、私達の自業自得、奴は何も嘘は言ってないし、奇跡の対価は高いのよ。等価交換、そんな事実よ。」

…でも、スケールは間違ってない、世界は滅ぶかもしれないんだから

杏子「…早く話せよ」





杏子に全てを話した。

私の願いと目的
ソウルジェムのこと
魔女の誕生の仕方
インキュベーターの狙い
etc…

全てを話した。

杏子「…クソ! 何が自業自得だ!あたしは彼奴に騙されたのか!」

ほむら「きっと、彼はそう思ってないでしょうね。価値観が違うんだから、話しが微妙に噛み合わないのよ。そして、インキュベーターそれを利用してる。」

杏子「何でお前はそんなに平気なんだ?!」

ほむら「…平気じゃなかったわ。でも、最近こう考えるようになったのよ、自業自得、どん願いでも叶う、普通じゃありえない奇跡、反則の代償だってね。だってそうじゃない?
私は時を戻した、マミは命が助かった。普通じゃありえない奇跡を望み叶えた、その代償だってね」

杏子「…く、けど…、」

ほむら「ま、納得出来ないのもわかるは、私もそう思えるようになったのは最近だもの、」

杏子「……そうか、ほむらの中身の年れ「黙りなさい」…」

杏子「自業自得…か、そうだな、そう思えば少しは楽になるのかな…、わかったよ。けど、ほむら、マミには言わないほうが良いな、きっとマミはこの考え方は難しいかもな」

ほむら「そうね、だから貴女にお願いしたいのよ。貴女は…信頼できるから、」

杏子「お願い…ね。支えてやれば良いんだろ?それに、まどかとさやかだっけ?そいつらが契約しないようにすれば良いんだろ?」

ほむら「お願いね。あと…」

杏子「わかってる。お前のことは黙ってる。QBが何してくるかわからないからな」

ほむら「ありがとう」

その後、私と杏子は2人でまどか達と待ち合わせしているハンバーガーショップに向かっている。

杏子「暑くないのか?」

ちなみに私は厚手のダボダボなコートを着て大きめの皮の鞄を持ち、ゴルフバックを背負っている。
鞄とゴルフバックに何が入っているかは秘密だ。

ほむら「表立って魔法を使えないから少しぐらい武装したいのよ」

杏子「武装って…、それより、マミに何て言えば…」

ほむら「…それなら、普通に謝れば良いのよ。喜ぶわよ。何回か見たことあるし」

杏子「…信じるからな…」

ほむら「…」

今まで杏子がマミに謝ったことは無い。
説得できるのか?


今まで杏子がマミに謝ったことは無い。
なし崩し的に仲直りしたことは何度かあったが杏子から頭を下げに行くのは初めてだ。
杏子を説得できるとは思えず今ままで試したことが無かったからだ。
でも、できた、これからどう進むのか…。私にはわからない

疲れた、続きは明日。

明日は土曜だから頑張れる


杏子「…ほむら、帰って良いかな?」

ほむら「今更何言ってるのよ?行くわよ。」

杏子が何やら今更なことを言っているが私には関係無い、取り敢えず首根っこを掴んで連れて行く

杏子「お前、どんな力してんだ!」

ほむら「貴女が弱いのよ」

店に入ると杏子は借りてきた猫の様に大人しくなってしまい、私はそのまま引きずってまどか達の席に向かう。

まどかからのメールで席の場所もあったから場所は分かっている

まどか「あ、ほむらちゃん。?その子は?」

と、まどか、首を傾げだのも可愛い。

さやか「おお、ザボリ魔。やっと来たか…って、そいつだれ?」

サボり一回でザボリ魔とは心外だ

マミ「…佐倉さん?」

ほむら「…使い魔に襲われてるところを助けて貰ったのよ。 話してたらマミの知り合いみたいだったから連れてきた」

さやか「連れてききったっていうより攫ってきたって方が良いと思うんだけど」

ほむら「しょうがないじゃ無い、暴れるんだから」

まどか「…無理矢理連れてくるのは可哀想だと思うんだけど」

この2人の関係的に仲直りした方が良いと私は思う。

杏子「…ほむら、そろそろ、離してくれ、逃げないから」

ほむら「…ごめん、忘れてたわ」

私が手を離すと、杏子はマミを見る。
マミはまだ、杏子が会いに来たという事を信じられないのか、呆然としてる。

杏子「マミ…、あの、…なんていうか…すまなか…」

マミ「ごめんなさい!ざぐら ざん」

マミは突然泣き出して、杏子に抱きついた。
というより、鼻水を垂らしながら抱きついているかは、杏子の服に少しついている。
後で洗濯してあげるべきだろうか?

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