クラスメイト「これを受け取ってください!」二宮飛鳥「この手紙は…?」 (44)






放課後
校舎裏



飛鳥「やれやれ、急に呼び出しとは…なにかボクに用でもあるのかな?だとしたら君は幸運だ、こうしてボクという存在がここにあるってことは君の願いは叶えられたってことなんだからね」

クラスメイト「え…?あ、あぁ…うん」

飛鳥「で、なんの用だい?悪いけど君に呼び出される覚えがないものでね」

クラスメイト「こ、これを受け取ってほしいんだ!」スッ

クラスメイト「返事はいつでも…それじゃあ!」




飛鳥「手紙…?これは……」

飛鳥「さっぱりわからない、理解不能だ」




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ー事務所ー


飛鳥「…と、こういうことがあったわけなんだけど」

蘭子「フム……それは確かに異な事よ、我にも理解出来ぬか」(へー、なんだろうねそれ)


七海「へぇー、飛鳥さんもやっぱりすみに置けないれすねぇ〜」

乃々「…森久保には経験ないですね…少しうらやましいかも……」


七海「れすねぇ〜、やっぱりこれは…」


蘭子「ま、まさか脅迫状!!?」

飛鳥「脅迫状…?確かにありえるかもしれない…か」


乃々「いや絶対に違うと思うんですけど…」









蘭子『我が友飛鳥を愚弄し…自らの手中に収めようとは…許すことはできないわ!!』(飛鳥ちゃんは私が守ります!!)

七海「どういう学校生活送ってたらそうなるんれすかねぇ…」

飛鳥「心強いよ蘭子…確かにボクはまだ幼い、異性を理解することが出来なかったみたいだ…プロデューサーしか、ね」

乃々「いやプロデューサーさんが1番理解出来ないんですけど…」


飛鳥「???」

蘭子『我が盟友は我らの理解者ぞ?』(えー、プロデューサーさんは優しくて素敵な人だと思うけど…)



モバP「うおおおおおお!!!こんなところに使用済みと思われるティッシュの山が!!そうか冬だから皆鼻風邪を……だとしたらゴミ箱はほんまに宝の山やでぇ!!もってかえろ!」ガサゴソ

七海「ただの犯罪者れすね」



飛鳥「しかし、だとしたらこの手紙はなにかな?」

蘭子「ま、まさか爆弾!!!?あるいは…カミソリが……!!?」ガタガタガタキリバ

乃々「絶対に違うと思います…」


七海「れすからこれはどう考えても…!」



裕子「呼ばれた気がしましたよ!!!!」ドアバ-ンタトバ-ン

七海「呼んでないれすよ!!?」


飛鳥「裕子さん、ちょうど良い…この手紙がなんなのかサイキックなんたらでわからないかな?」

裕子「さ、サイキックなんたら!!?その呼び方は心外ですが…いいですよ!ムムーン!!」ピピルピルピルピピルピ-









乃々「見えましたか…?」

裕子「バッチリですよ!これは……果たし状です!!」

七海「あ、もう帰っていいれすよ」

裕子「私の扱いがひどい…!!」


蘭子『成る程、我が友飛鳥を亡き者とするため果し合いを望んでいるか…許すことは出来ぬ!爆ぜろリアル!!!!弾けろシナプス!!バニッシュメントディスワールド!!』(飛鳥ちゃんはかわいいから目立つしそれがきっと面白くないんだね…それで暴力で解決なんて…許さない…!かわりに私が!)

乃々「蘭子さん…珍しく怒ってますけど絶対に違いますよ……」

飛鳥「ふむ、まぁそれはあり得ないとボクでもわかるよ、裕子さんお疲れ様」

裕子「ほ、ほんとにそう見えたんですよ!!嘘じゃないんです!!」









飛鳥「でも脅迫状でも果たし状でもなければこれは一体…?全くこのボクをこんなにも悩ませるとは…彼も罪深いね」

蘭子「ぶっころだよ」

飛鳥「ら、蘭子!!?」

裕子「完全に怒りで我を忘れてますね」


乃々「話を戻しませんか…?森久保そろそろ帰りたいんですが……」

七海「そうれすね、この手紙は…」


愛海「え?普通にラブレターじゃないの?」モミモミモミ

飛鳥「あ、ちょ、愛海!!?やめ……///」モマレモマレ

愛海「おお!赤面する飛鳥ちゃんなんてレアモノだね!!」モミモ-ミ-ラトラ-タ-


七海「先に言われた…!というよりいつからいたんれすか愛海ちゃん!?」










愛海「えー?私なら最初からソファーの下で飛鳥ちゃんのお山を狙ってたけど?」モミモミクリクリ

飛鳥「ちょ!!?乳首へのアプローチはほんとにやめ……///」

愛海「えー!いいじゃん、もうちょっとだけ…」

蘭子「愛海………?」ゴゴゴゴゴゴゴサゴ-ゾゴゴゴゴ


愛海「アッハイすぐやめます」


裕子「ラブレターですか!わー、うらやましいですね!」

乃々「この結論にいたるのにとんでもない時間を無駄にした気がするんですけど……」

飛鳥「ラブレター…?…これが?」

七海「まぁ七海達は最初からわかってましたよ〜?」

飛鳥「ラブレター………いやいやいやいや!そんなわけないだろう!!?それならまだ果たし状の方が納得できるよ!!そうだボクはこうみえてポーカーがそれなりに強くてね!きっとポーカーの勝負をしたいって書いてあるんだよ!!そうに違いないね、そうでもなければボクに手紙を出す意味が無さすぎるし意味のない無駄なことはボクは嫌いなんだ同じことを2回も言わなきゃいけないのは無駄なんだよ無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

愛海「なにその照れ方!?照れてるのこれ!?」


蘭子「…飛鳥ちゃんに……ラブレター………?そ、そんな………飛鳥ちゃんは………私の………???」

乃々「こっちはこっちで壊れたんですけど……むぅ〜り〜……」




モバP「まてオラァ!!!ラブレターとかなんだ聞こえたぞオイ!!!」ダダダダダ!!

飛鳥「プロデューサー!?」

モバP「アイドルは恋愛禁止!!!!ただし百合は許可!!!それがうちの鉄の掟だぞ!!」

七海「初耳れす」

モバP「今決めた!!!男といちゃつきたいなら俺がいるだろ!?」

愛海「お山を狙うのは?」

モバP「オーケーだ!!!!」

愛海「シャオラッ!!!」







モバP「ラブレターなんてものはなぁ!!」シュッ

飛鳥「あ…」

七海「ラブレターを奪って」


モバP「こうして!!」チ-ン!!

乃々「それで鼻をかんで…」


モバP「こうだぁぁぁぁぁ!!!!」プトティラノヒッサ-ツ

蘭子『ダイヤモンドダスト!!?』(凍った!!?)






七海「いくらなんでもひどいれすよ!」

モバP「うっせぇぇ!!アイドルは俺のもんだ!!!」

乃々「だ、誰かプロデューサーをとめて………」



光「よーし!!呼ばれた気がした!!!」


イッテクダサイヒカルサン!!
マカセロ!!

イノチモヤスゼ!!!
ダイカイガン!!!オメガブ-スト!!!


モバP「イギャァァァァァァァァァァ!!!!」



飛鳥「……なんだろう、この現状」

愛海「で、どうするの?」

飛鳥「愛海…?」

愛海「一応私たちってアイドルでしょ?普通は諦めるんと思うんだよね」

愛海「でもそのクラスメイトは諦めずに気持ちをぶつけてくれたんだよ?結果として手紙は読めなくなったけど…その気持ちにはこたえるべきだと思うなー」

飛鳥「…確かに、そうだね」

飛鳥「なんだい愛海?今日は随分とまともなことを言うじゃないか」

愛海「お山のお礼だよー」



蘭子「…あ、飛鳥ちゃん?」オロオロ

飛鳥「…心配しないでくれ蘭子、今のボクには恋愛だとか…そういう気持ちはないさ」

飛鳥「ダークイルミネイトと…そしてこの事務所の仲間達とまだボクはアイドルでいたいんだ」

飛鳥「でも、彼の気持ちに返答をするくらいはいいだろう?」

蘭子『…ククク、流石は我が友飛鳥よ!その運命に決着をつけよ!!』(…わかった、頑張ってね、飛鳥ちゃん!!)


飛鳥「ありがとう、蘭子」







翌日
体育館裏

クラスメイト「まさかこうして二宮さんに呼ばれるなんて…返事ってことでいいのかな?」

飛鳥「まぁね……ありがとうクラスメイト君」

飛鳥「君の気持ちは嬉しい、でもボクは…いつのまにかどうしようもないほどアイドルになってたんだ」

飛鳥「ボクはまだアイドルとして…運命の舞台でワルツを踊り続けていたい、だから君の気持ちには答えられない…ごめんね」


クラスメイト「そっか…そうだよね」

クラスメイト「でも俺!応援してるから!ずっとファンでいるよ!」

飛鳥「…ふふ、これからもよろしく、かな?」








クラスメイト「ところで…手紙は読んだくれんだよね?」

飛鳥「あ、あー……いやじつは……」

クラスメイト「嬉しいなぁ、書いてあったでしょ?『付き合うのが無理なら無視してください、付き合うのが無理でもエクステをしゃぶっていいなら呼び出してください』って」


飛鳥「は??」







飛鳥「え、あ、」






飛鳥「はぁ!!!?」










クラスメイト「じゃあ早速…ジュルルル…」

飛鳥「ま、まって!!実はボク、手紙は読めてなくって…!」

クラスメイト「いまさら抑えきれないさ!!!さぁおとなしくしろ!!しゃぶりつくしてやる!!!」



飛鳥「だ、誰か助け………!」




???「待たれい!!」

???「民の平穏を脅かす不届き者め!」カ-ンッ!!!


パ-パパ-パパパ-
パ-パ-パ---パパ----


クラスメイト「こ、こやつは……!?」



暴れん坊将軍 徳川吉宗「愚か者!!! 余の顔を見忘れたか!!」


クラスメイト「余だと……まさか……あの顔は上様!!?なぜ上様がこのようなところに!?」

クラスメイト「ははぁ!!畏れ入り奉りましたー!!」ズガタカ-イ







飛鳥「え?え?なにこれ!?」








将軍「年端もいかぬ娘子に乱暴を働くとは不埒千万!!とくと潔く腹を切れい!!」

クラスメイト「ぬぅ…ええい!このような所に上様がおわす訳があるまい!此奴は上様の名を語る偽物よ!!」

クラスメイト「逆に打ち首にしてくれる!!者ども!であえ!であえーい!!斬り捨てぇい!!」

クラスメイト達『うぉぉぉぉぉ!!例え上様であろうと切り捨てればただの人よ!!!』

飛鳥「クラスの男子が全員出てきた!!?」



将軍「余の命は天下の命よ!!!」



デ-ンデ-ンデ-ン
デデデデ-----



将軍「成敗っ!!」カ-ンッ!!!!


クラスメイト連中『ぐ、ぐわぁぁぁぁぁ!!!』バタン



将軍「これで…江戸の民も今夜は静かに眠れよう…」

飛鳥「あ…貴方は…?」

将軍「無事であったか娘よ、心配することはない…例えこれからなにがあろうと葵の紋が風になびくかぎり江戸に悪を栄えはさせぬ」

将軍「ではさらばだ、ハッ!!」ヒヒ-ン!!











パ-パ-パ-
パパパパパパ---

パ-パパ-パパ-パパ-
パ-パ-パ---パパ---

パ-パパ-パパパ-
パッパッパッパッ---

パパパパ----
パパン!!




飛鳥「あ、ありがとうございます、将軍様ー!!!」




テッテッテッ
マツケンサンバ---




〜劇終〜











以上です、飛鳥誕生日おめでとう
最近知ったんですが上様はあれって峰打ちで、とどめは御庭番がやってるんですね

またこのSSは昔書いた

クラスメイト「これ受け取ってください!」蘭子「堕天せし禁断の書物か?」

というSSの飛鳥バージョン的な何かになります
お付き合いありがとうございました


過去作
モバP「島村卯月の飼い方」


大人向けの商売wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
それならプリキュア(笑)もアイカツ(笑)もそうだよねプププ
さすが特撮(爆)オタク(笑)m9(^Д^)プギャー

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