【安価】めぐねえ「私のこの眼は」ゆき「ハザード・アイ」 (135)

少しアイデアが浮かんだので書きたくなっちゃいました
安価少なめ。
※キャラ、設定崩壊注意
設定ガバガバかもしれませんが、まあ、多少はね?

過去スレ
【安価】くるみ「ゆきを一人にして監視してみる」
【安価】くるみ「ゆきを1人にして監視してみる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454132656/)

参考画像:ハザードマーク
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira100395.jpg


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454361818

あ、投稿ペースは遅めです

――職員用緊急避難マニュアル――
・~~~~~~~~~~~
・~~~~~~~~~

ハザード・アイについて
以前小規模で実験を行っていた時分かったことがある。
一人の実験対象者にウイルスを与えると、その者はなぜか正気を保ったまま、「眼」に変化が表れていることに気付いた。
片眼の中に、ハザードマークが浮き出ていた。
どうやら、この体質を持つ人間はかなり稀である様子
そして、この「ハザード・アイ」を発症した人間は突然変異のようなものを起こし、何かしら「能力」が使えるようだ

―――――
面白い。これも含め、実験させてもらおう









あ、一応原作設定で行きます
今更ですがネタバレ注意

ゆき「おっはよー!」ガラッ

くるみ「おう、ゆきおはよう」

りーさん「おはよう、ゆきちゃん」

ゆき「あ、めぐねえもおはよー!」

りーさん「……」

―――――

ゆき「じゃ、授業行ってくるね~!」

くるみ「おう、頑張れよ」





続きは夕方頃書きます。
後、ここではめぐねえ=幽霊ということでお願いします(過去スレ参照)

ひとつでもレスが来たら書き始めます

お、人がいたので書き始めます~

―――――
ゆき「ふう~やっと授業終わった~」

ゆき「そうだ、めぐねえに用事があるんだった」

職員室
ゆき「あ、いた! お~い、めぐねえー!」

めぐねえ「もう、めぐねえじゃなくて佐倉先生」

ゆき「そうだ、さっき急にめぐねえがいなくなったことなんだけど……」

ゆき「あれ……? さっき急に、なんだっけ?」

ゆき「痛ッ!」

ゆき「あれ……なんだったっけ?」ポロポロ

めぐねえ「ゆきちゃん……」

めぐねえ「ねえゆきちゃん、ゆきちゃんは学園生活部のみんなが好き?」

ゆき「うん……大好き」グスン

めぐねえ「そう……なら、私がみんなを守る力をあげる」

ゆき「え……?」

めぐねえ「私が居なくなっても、貴方がみんなを守れるように、私の「眼」をあげる」

ゆき「眼……? どういうこと?」

めぐねえ「それは自分で考えるのよ。 ゆきちゃん。 どうすればみんなを守れるか、それはあなた次第」

ゆき「……! わかった、私頑張るよ! めぐねえ」

めぐねえ「そう、なら良かった」

めぐねえ「あなたに託すわ、ゆきちゃん」

めぐねえ「さようなら、そして……」

 『思い出すがいい』

ゆき「めぐねえ……」

ゆき「ありがとう」ポロポロ

ゆき「……ん? なんか右目が変?」
―――――


丈槍ゆき〈Hazard eye〉(右眼)
装備:なし

能力「」

はい、今からゆきの能力を何にするかを安価で決めます。
誰でもいいです。 安価数は特に指定しません。
出来れば細かい説明も入れてもらえると助かります。
私が独断と偏見で気に入ったものを採用させてもらいます


悪例「地球を破壊する能力」 「パンツを盗む能力」
こういうのは採用確率が低いです。

たくさん書いてくれると嬉しいです。

>>11
訂正
丈槍由紀

いいですね~今のところ石化か慈愛ですかね~
もっとお願いしま~す

使役
文字通りゾンビ達を操れる
感情の高ぶりによって操れる数を増やしたりより細かい命令を下せるようになる

>>19
いいですね、これ。でも、ゆきには似合わないような気がするので、また後ほど使わせて頂くかもです。

時間逆行
本人が戻りたいと強く願った時間にタイムリープ出来る
強く願うだけで発動するため心が乱れると暴走する
時間停止等の応用は出来ない


対象の命が何日後に散るかが数字として分かる一種の未来予知
ただし時間やどのようにかまではわからないあくまで日数だけ
目を持つ者の行動によって日数が良くも悪くも変化することがある

>>23
死神の目ですね、分かります

>>22
今回はこれを採用させてもらいますね。
心が乱れると暴走する←これはすごい作りやすそうだと思った。ゆきとも合ってるしね

採用されなかった方も、後で採用させてもらう可能性もありますし、
まだ能力安価はあるのでご安心を



触れた物に右目を移植する
移植した右目は移動させる事が可能で、右目の目の前まで瞬間移動する事が出来る

――ステイタスが更新されました――

丈槍由紀〈Hazard eye〉(右眼)
装備:特になし
能力:ライブ・イン・ザ・パースト〈Live in the past〉(過去を生きる)
・戻りたいと思った時間にタイムリープできる(時間停止、未来視などの応用は不可)
・精神状態により暴走の可能性あり


恵比飛沢胡桃〈Nomal eye〉
装備:スコップ
能力:特になし


若狭悠里〈Nomal eye〉
装備:特になし
能力:特になし







佐倉慈〈???〉
装備:特になし
能力:???



>>25
飛雷針の術ですね分かります

>>26
訂正
×スコップ ○シャベル

プロローグ
【失明、すなわち開眼】 終

第一眼
【眼は口程にものを言う】←いまここ


次の投稿は八時半ごろにします
しっかりストーリーを練ってきますので見ていただければ嬉しいです
>>22さんアイデアありがとうございました

さ、書きましょうかね

>>26
訂正
×ライブ・イン・ザ・パースト ○リブ・イン・ザ・パスト
すいませんね訂正ばっかで

―――――
部室
ゆき「みんな、ただいま」

くるみ「おかえり、ゆき」

りーさん「おかえり、ゆきちゃん」

ゆき「うん、って……キャッ!」ドタン

くるみ「おい、大丈夫かゆき!」

ゆき「うう……痛いよぉ~」

ゆき(もっと足元注意しとけば良かった……)

ゆき(はあ、時間が戻ったらいいのになぁ)


カチッ⏱―――――

ゆき(ん……また一瞬変な感じがした)

ゆき「うん、大丈夫だよ……って、ここ……部室前の、廊下!?」

ゆき「さっきまで部室にいたのに……おかしいな」

ゆき「とにかく、部室に戻ろう……」

ゆき「みんな、その……」ガラッ

くるみ「おかえり、ゆき」

りーさん「おかえり、ゆきちゃん」

ゆき(みんな、さっきとおんなじ言葉……)チラッ

ゆきの目線の先には、無造作に床に置いてある缶詰めがあった

ゆき(あれで私は転んだのかな……?)

ゆき(片づけておこう)


ピッ⏱―――


ゆき「また……」

くるみ「ん? どうしたゆき? 股でもかゆいのか?」

ゆき「もう、違うよくるみちゃん」

りーさん「もう、下品よくるみ」

くるみ「ははは、悪い悪い」

くるみ「そうだ、私のシャベルどこ行ったか知らないか?」

りーさん「知らないわよ? どこかにしまったんじゃないの?」

くるみ「う~ん、まあいいや、今日はシャベルなしで見回りにいこう」

ゆき「大丈夫? 危なくない? 探した方がいいんじゃ?」

くるみ「大丈夫だよ、滅多なことが無い限りな」


この時はまだ、また時が戻るなんて、私は知る由も無かった














ゆき(さっきのは一体何だったんだろう?)

ゆき(みんなも特に気付いてないみたい)

ゆき(もしかして……これがめぐねえの言ってた「力」……?)

ゆき(時間を戻せる……って事なのかな)

ゆき(でも、まだまだ分からない事が沢山あるし、滅多に使わない方が良さそう……)

―――――

それから数時間、くるみちゃんは帰って来なかった

探しに行くと、廊下に苦しみながら倒れているくるみちゃんがいた

ゆき「くるみちゃん!」タッタッ

くるみ「ゆ……き……」

くるみ「離れろ……」

ゆき「……」ポロポロ


ごめんね。私のせいだ。
私が「あの時」ちゃんとシャベルを持って行かせれば……
成程、めぐねえが言っていた意味が分かった。
この眼を使う時は、今だ。

カチッ⏱――

くるみ「ん? どうしたゆき、股でもかゆいのか?」

ゆき(本当に、時を戻せるんだ……)

ゆき「くるみちゃん、シャベルって持ってる?」

くるみ「おう、勿論持ってる……って、あれ? 無いな?」

ゆき「それじゃダメだよ、くるみちゃん。一緒に探そう?」

くるみ「めんどくさいな~。後で私が探すよ」

ゆき「それじゃ……ダメなんだよ!!」バアン!

りーさん「ど、どうしたのゆきちゃん!? 落ち着いて? ね?」

ゆき「はあ…はあ…ごめんね」

ゆき「でも、本当にそれじゃダメなの。だから一緒に探そ? ね?」

くるみ「あ、ああ……そうするか」


ゴチャゴチャ


ゆき「あったぁーーーーー!」

くるみ「おお~! でかしたゆき!」

ゆき「もう……! なんでほうきと一緒に混じってるの?」

くるみ「ごめんごめん、間違えちまった」

ゆき(これで、くるみちゃんは大丈夫だよね?)

くるみ「じゃ、見回り行ってくる」

ゆき「うん、行ってらっしゃいくるみちゃん!」


でも、私は大きな勘違いをしていた。 

私の時を戻した目的が、「くるみちゃんを助ける」ではなく、

「シャベルを見つける」だった事を。



見てる人いる~?

じゃ書きましょっかね
これでたぶんまた能力安価来ます

―――――

くるみ「よし、バリケード異常なしっと」

くるみ「ん……? 階段? こんなところにあったのか」

くるみ「しかも地下に続いてる……」

くるみ「よし、行ってみるか」

くるみ「ん……暗いな」

ギ…ガア…

くるみ「こんなところにもゾンビが居るのか……」

くるみ「って……え?」

次の瞬間くるみは目を疑った。
なぜならそれは、その人は、昔死んだ「めぐねえ」
その人だったからである。


―――――


ゆき「くるみちゃんおそいね~」

りーさん「そうね、大丈夫かしら」

ガラッ

ゆき「あ、くるみちゃん! おかえ……り?」

くるみ「ミスった……」ドサ

ゆき「くるみちゃん! くるみちゃぁ……」ポロポロ

くるみ「ああ、ダメだ意識が遠くなってく」

くるみ(ごめんな……)


―――――


くるみ「はっ」

くるみ「ここは……?」

めぐねえ「久しぶりね、恵比飛沢さん」

くるみ「めぐねえ!」

くるみ「もしかして、私、死んじゃったのかな……?」

めぐねえ「いいえ、違うわ」

くるみ「え?」

めぐねえ「確かにあなたは、あんなになった私に噛まれた」

めぐねえ「でも、死ぬわけじゃない」

めぐねえ「死んでいても、私の体。ただのゾンビのはずがない」

くるみ「え……? それってどういう意味?」

めぐねえ「とにかく、安心しなさい恵比飛沢さん」

めぐねえ「目覚めたころには、あなたはむしろ強くなってる」

めぐねえ「新しい「力」を持って」




――ステイタスが更新されました――

丈槍由紀〈Hazard eye〉(右眼)
装備:なし
能力: 時間逆行(リブ・イン・ザ・パスト)
・戻りたいと思った時間にタイムリープできる(時間停止、未来視などの応用は不可)
・精神状態により暴走の可能性あり

恵比飛沢胡桃〈Hazard eye〉(左眼)
装備:シャベル
能力:「」

若狭悠里〈Nomal eye〉
装備:特になし
能力:特になし







佐倉慈〈???〉
装備:特になし
能力:???

能力安価二回目です。

今回はくるみの能力ということで、前とは違い戦闘特化の能力がいいですね。

悪例
「見るだけで相手を殺せる」 「なんでも武器を出せる」


では皆さん、どうぞよろしくお願いします







前に「使役」って書いた者だけどこれこそくるみっぽくない?

>>45
「使役」は後で必ず使うので許してくだせえ

まだ一応安価募集してます~

見切り

敵の動作から攻撃を予測できる

抗体
ゾンビ化しなくなる
傷口から入ったゾンビ化物質を利用して治癒速度が上昇する(死なないわけではない)
ただし一日の終わりに治癒の反動で激痛が襲う

>>49 >>50
これ二つとも使わせてもらいますね


後、やっぱくるみは普通の目のままにします。
ガバガバですいません

――ステイタスが更新されました――
恵比飛沢胡桃〈Nomal eye〉
装備:シャベル
能力:半ゾンビ化による身体能力の大幅上昇
・治癒速度の上昇(ただし能力を使用した日の夜大きく体に負担がかかる)
・洞察力上昇(相手の動作から次何をするか予測できる)










じゃあ書きます~

―――――

くるみ「ん……」ムニャムニャ

ゆき「くるみちゃん!」ガバッ

りーさん「くるみ……! 大丈夫なの……?」

くるみ「あ……ああ、なんともない」

くるみ(変だな、さっきまであった傷が治ってるのはどう考えてもおかしい)

くるみ(それに……めぐねえに噛まれたこの傷……)

くるみ(おかしい、ゾンビに噛まれれば私もゾンビになるはず。……ん?)

くるみ(傷口に薬品がついてる?)

くるみ(て事は、感染と解毒を同時にしたって事か……?)

くるみ(もしかして、めぐねえが死ぬ前に何かしら細工をしたのか?)

くるみ(例えば、歯にあらかじめ薬を塗っておく、とかか)

くるみ(一体何者なんだ……めぐねえは)

ゆき「無事で良かったよぉ~」ポロポロ

りーさん「本当に……危なっかしいんだから、もう!」ポロポロ

くるみ「ありがとう。なあ、実はさ」

―――――

ゆき「めぐねえ……?」

りーさん「そう……めぐねえが、ねえ」

くるみ「ほんと、目を疑ったぜ」

りーさん「くるみは噛まれたのに、なんで無事なのかしら……?」

くるみ「それは多分、めぐねえが生前細工してくれたからだと思う」

りーさん「そう……本当、あの人には感謝しなきゃね」

ゆき「……もう、本当に心配したんだからね!」

くるみ「アハハ……悪い悪い」

ゆき「ねえ、みんな。くるみちゃんも無事だった事だし、遠足でも行こうよ!」

くるみ「突然だな!」

りーさん「でも、いいかもしれないわね。最近食糧もなくなってきたし。ショッピングモールでも行きましょう?」

ゆき「よ~し! 明日は遠足だぁ~!」

くるみ&りーさん「お~!」

――ショッピングモール――

ウォォォォン!ギャアアア!

???「相変わらず騒がしい……」

???「でも、静かすぎるよりはマシかな……」

???「一生ここに居るしかないのかな……」





第一眼
【眼は口ほどにものを言う】 終

さて、???がみーくんなのはもう言わずもがな分かると思いますが、能力安価3回目です。
今回はみーくんの能力。 個人的にはサポート系の、かつ特殊な能力がいいですね

悪例
「使役」←もう使用が決定しているため

「ものを浮かせれる」




ではどんどん書いて下さい



まだ一応安価募集してます~

催眠波
高音を発するとそれを聞いた相手の脳を麻痺させ、操ることが出来る
操れるのは相手の脳が麻痺している間だけなので操れる時間は個人差による
敵味方関係なく発動するため仲間は耳栓をして声を遮るか、大音量の音をイヤホン等で聴いて声を薄れさせる必要がある

>>65
これの設定と石化を使わせてもらいます。
遅くなり申し訳ありません

直樹美紀〈Hazard eye〉(左眼)
装備:??
能力:石化(ロック・オブ・テンプラリ)
・目に入った対象の動きを一定時間止める事が出来る
・対象の数が多いほどその効力、または持続力は低くなる。
・止めれるのは相手の脳が麻痺している間だけなので操れる時間は個人差による。
・敵味方関係なく発動するため仲間は目を塞いで視界を一時的に無くす必要がある。



こんなもんかな

ちなみにゆきのハザ眼の色は赤、みーくんは黄色ってイメージ

止められるのか操れるのか

>>69
ガバガバですいません……
「止められる」

てか>>1の画像のマーク、正しくは「バイオハザードマーク」だったんですね
ずっとハザードマークだと思ってました
まあここではもう変えませんけど

第二話
【死んだ魚の眼】


――翌日――

ゆき「さあ、行こーう!」

くるみ「いや~学校の外に出るなんて久しぶりだなぁ~」

りーさん「二人とも、早くめぐねえの車に乗るわよ」

ゆき「楽しみだな~」フンフン


―――――


りーさん「さて、着いたわね。二人共静かにお願い」

くるみ「ああ、分かってる」

ゆき「分かった!」

くるみ「おい、早速大声出してんじゃねえか……」

ゆき「うっ! ゴミィ……」


そんな会話をしていると、りーさんの視線の先に想像を遥かに超えた物が映る。


りーさん「な……なに? あれ……」

くるみ「なんだありゃ……でかい、熊?」


そこには三m程の熊のようなものがうろついていた


くるみ「なんでこんなところに熊なんて……」

ゆき「あの子、どっかで見たことある……そうだ、私が昔ここに来た時、あの子と似てる「剥製」があった気がする」

くるみ「剥製だって……?」


わずか四十m程先にいる熊のようなものは、まだこちらに気付いていないが、明らかに普通とは様子が違った


くるみ「もしかして、あいつ……感染してるのか?」

りーさん「分からないわ、でも感染してようとなかろうと、見つかると危険だわ。どこかに隠れましょう」

ゆき「こっちに階段があるから、ここから上に上がろっか?」

りーさん「そうね、速く行きましょう」

りーさん「どうしたのくるみ? ボーっとして、速くわよ」

くるみ「あ、ああ」

くるみ(「あの子と似てる剥製があった気がする」か……)

くるみ(ならその剥製に感染してああなったって事か?)

くるみ(いや、ありえない。剥製になった動物にちゃんとした生命活動が出来るはずがない。)

くるみ(そもそも剥製なんてのは、臓器が取り除かれているはず)

くるみ(そもそも死体に感染する意味があるのか……?)

くるみ(いや……待てよ)
  
くるみ(普通感染すれば、「食欲」だけが残った生き物になるはず)

くるみ(しかし奴には、それすらも無い)

くるみ(なら、抜け殻になった体を、一体何が「主導権」を持って動かしてるんだ?)

       ウイルス
くるみ(もし、奴らが「意識」を持って行動してるのなら)

くるみ(「最悪」としか言いようがないな、ハハ……)

とりあえず誰かなんか書いたら新しいの書き始めます

モール四階

ゆき「ふー。危なかったぁー」

りーさん「流石に熊がいるなんて予想出来なかったわ…」

りーさん「とにかく、速く食料をもって帰りましょう」

くるみ「……? おい! そこに誰かいるのか? 私たちは人間だz……!?)

くるみ(体が動かない……?)

???「動かないで下さい。あ、動けませんか」

くるみ(っ……!)

りーさん「あなたは誰? くるみに何をしたの?」

みーくん「私は直樹美紀です。あなた達の方こそ、ここに何をしに来たんですか?」

りーさん「私たちは学園生活部。遠足……いえ、ここに食料を調達しに来たのだけれど、邪魔だったかしら……?」

みーくん「いえ、余計な事をせずに早く用事を済ませて帰ってもらえればいいです」

みーくん「あ、すいませんシャベルの人。止めたままだったでしたね」スゥ

くるみ「ハア、ハア、いきなり何すんだよ……」

みーくん「武器を持っていたので、すいません」

くるみ「……なんで人間まで警戒するんだ?」

みーくん「さあ……?」

ゆき「ねえ、みーくん!! 学園生活部に入らない?」

くるみ&りーさん「!?」

みーくん「……今の話聞いてましたか? 早く用事を済ませて帰って下さいと言いましたよね?」

みーくん「それに……その、みーくんって呼び方やめて下さい」

ゆき「むー! なんで一人でこんなところにいるの? 寂しくないの?」

みーくん「私には、ここで帰りを待たなきゃいけない人がいるんです」

ゆき「その子はなんで出て行っちゃったの?」

みーくん「あなたには関係ないでしょう……」

ゆき「帰りを待ってるの? ずっと?」

みーくん「……」

ゆき「なら、こっちから会いに行けばいいじゃん!」

みーくん「なっ……!?」

ゆき「その子に会いたいんでしょ? ならもうここを出てその子のところに行こうよ! みーくん!」

ゆき「ヒーローは待つものじゃない!」

ゆき「ヒーローは、なるもんだ!!!」

みーくん「……!!」

みーくん「とにかく……早く食料を取ってきたらどうですか」

ゆき「ん~そうだね! じゃあ後で迎えに来るから!」

みーくん「迎えに来なくていいです」

ゆき「ひどいっ!」

りーさん「とにかく行くわよ二人共。」

くるみ「おお」

くるみ「……私は、恵比飛沢胡桃だ、よろしく」

みーくん「明日からもう会うことはないかと思いますが……まあ、よろしくお願いします」

くるみ「ああ、そうかもな。 じゃ、行こうぜ」

食料品店


ゆき「おお~! おいしそうなものいっぱいあるね~」

りーさん「好きなの取ってきていいわよ~」

くるみ「そうだ、せっかくだから食べ物以外にも何か買っていこう!」

くるみ「>?



>>78で安価します

訂正
くるみ「>>78でも買うか」

なるべく店に売ってそうなものでお願いします。
アダルトグッズとかは買ってもそういう用途では使わないです。はい

雑誌

くるみ「雑誌でももらってくか。 お、ジャンパあんじゃんジャンパ」

くるみ「って、よく考えたらこれ数ヶ月前のジャンパか……」

くるみ「まあ、見る価値はあるな。ん?」

くるみ「うわ! これ私が読んでた漫画の最終回の一つ前の話だ……」

くるみ「ショック……」

くるみ「ん? 新連載の漫画がある」

くるみ「これ……ゾンビものの漫画か……まさに今の私たちだな、ハハ」

くるみ「でもパンデミックが起きる直前にゾンビものの新連載なんて、まるで予言だな」

くるみ「ん? 制作協力【ランダル・コーポレーション】?」

くるみ「聞いたことねえな……会社名か?」

くるみ「ま、いいや。とりあえず後で全部読もう」ガサガサ

くるみ「おーいみんな、終わったか?」

りーさん「ええ、バッチリよ」

ゆき「えへへ~おかし沢山買ったよ~」

くるみ「お! 後で食べようぜ!」

ゆき「サイクロップスいっぱい買ったよ~」

くるみ「ポテトチップスだろ……」

ゆき「そうだっけ……?」

グルル……

りーさん「……! 今、何かの声がしたわね」

ゆき「えええ! 怖いよ~!」

くるみ「シッ。静かにしろ」


三人が柱の陰に身を隠していると、先ほどの巨大な熊がこちらに向かって通路を歩いてくる


熊「グゥ……」グルル

くるみ(まずい! さっきの熊だ!)

くるみ(このままやり過ごさないと……)


クシャッ

静寂の中に一つ、音が響く。


ゆき(あ……ポテトチップスの袋、触っちゃった……)ガクガク

熊「グウ……?」ノシノシ

くるみ(まずい! こっちに来る!)

くるみ(仕方ない……隙をついて全力で逃げよう……)

くるみ「おい、みんな……私が合図したら全力でダッシュするぞ」ヒソヒソ

りーさん「分かったわ……」ヒソヒソ

くるみ(今だ!)サッ


合図で腕を上げた瞬間、他の二人は全力で走る。
それに反応した熊が、即座に二人を追いかけようとする。
その直後、シャベルを持った少女が熊の前に立ちふさがる。


くるみ「おい、熊かなんだか知らねーが、お前は私の相手だ」


両者、ひと時も目を離さず対峙する。

―――――

ゆき「ハア、ハア、どうしよう、くるみちゃんおいてきちゃったよぉ……」ポロポロ

りーさん「大丈夫よ、ゆきちゃん。私も心配だけど、くるみを信じましょう」

りーさん「とにかく、私たちも何かできる事をしないと……」


―――—―


くるみ(とにかく、こいつをぶっ倒さねえと……)

熊「グアアアアア!」

くるみ「っ! ハアッ!」


シャベルを熊に向かって思いっきり振り回す。


熊「ガアッ!」キィン


だが、いとも簡単にその強靭そうな左手でシャベルを通路に弾き落とす。


くるみ(防いだ……だと?)

熊「グルルルル……」

くるみ「……ハハッ、やっぱてめえには少なからず「理性」があるみてえだな」

くるみ「死んだ動物にはもう、「食欲」という本能が無い」

くるみ「にも関わらず、てめえが私を攻撃してくるって事は」
    ウイルス
くるみ「お前が、「感染の拡大」っていう本能に従ってるって事か」

くるみ「全く、本当に未知数だな。ウイルスってのは」

熊「グワアアアアアアア!」ブオン

くるみ「なっ……! グハァッ!」


その強すぎる威力に、小さな少女の体は簡単に吹っ飛んだ。
そのまま、モール中央の吹き抜けまで飛び、くるみは一階の床まで落下していく。


くるみ(ああ……私、死ぬのか……)

くるみ(まあ、時間を稼げただけマシか……)


ドシャッ


くるみ(ああ、意識が遠のいて……)

くるみ(…………あれ? 生きてる……?)

くるみ(あの高さから落ちて死んでないのか? 私は?)

くるみ(それどころか、傷一つ付いてないぞ!?)

くるみ「どーなってんだ……」


普通の人間なら死ぬような高さから落下した少女は傷一つ無く、ポカンとした様子で立ち上がる。


ヒュー…… ガシャアン!


それと同時に少女を突き落とした張本人が、その巨体に似合わぬ身のこなしで同じリングに降りてくる。


くるみ「逃がさない、ってか」

くるみ「わざわざ倒されにくるってのは、感心できねえな」

くるみ「命は大事にしろよ?」

――ステイタスが更新されました――

丈槍由紀〈Hazard eye〉(右眼)
装備:なし
能力: 時間逆行(リブ・イン・ザ・パスト)
・戻りたいと思った時間にタイムリープできる(時間停止、未来視などの応用は不可)
・精神状態により暴走の可能性あり

恵比飛沢胡桃〈Nomal eye〉
装備:なし(シャベル:四階通路)
能力:半ゾンビ化による身体能力の大幅上昇
 ・治癒速度の上昇(ただし能力を使用した日の夜大きく体に負担がかかる)
 ・洞察力上昇(相手の動作から次何をするか予測できる)

若狭悠里〈Nomal eye〉
装備:なし
能力:なし
 
直樹美紀〈Hazard eye〉(左眼)
装備:??
能力:石化(ロック・オブ・テンプラリ)
・目に入った対象の動きを一定時間止める事が出来る
・対象の数が多いほどその効力、または持続力は低くなる。
・止めれるのは相手の脳が麻痺している間だけなので止められる時間は対象の精神の強さに反比例する。







佐倉慈〈???〉
装備:特になし
能力:???



小説形式って書くの難しいですね……
これからも状況をより細かく表現したい時はこの文才のかけらもないものを書いていきますが、温かい「眼」で見守って下さい……

だれかなんか書いたら書き始めます~

―――――

みーくん「ハア……」

みーくん「さっきの人達は何だったんだろう……」

『私は恵比飛沢胡桃だ。よろしく』

みーくん「……」

みーくん「気になる……」 

みーくん「少し様子を見てこようかな」

みーくん「よっ、と」ガチャ

みーくん(噛まれてゾンビになってなければいいけど……)


美紀はそんな事を思いながら、冷えた空気の廊下を歩いて行く。


みーくん「うう……寒いな」

ゾンビ「アアアアアアアア……」

みーくん「おっと危ない」

みーくん『止まれ』キイイイイイイン

ゾンビ「ガアア……ガッ!?」ピタッ

みーくん「喰らえ!」ドスッ

ゾンビ「ガアア……」ガクッ


美紀は所持していたサバイバルナイフでゾンビの首を正面から刺す。


みーくん「相変わらず、便利な能力……」

みーくん「でも、こんな能力私は欲しくなかった」

みーくん「この力のせいでみんなは……」


――数ヶ月前――


リーダー(原作参照)「ただいまー。今日も色々持ってきたぞ~」

圭「あ、リーダーさん! 今日もお疲れ様です!」

みーくん「お疲れ様です」

リーダー「おお、ありがとう」

圭「い、いえそんな事……」パアー

みーくん「ちょっと圭! 顔顔!」

圭「わ、私の顔変だった?」

みーくん「うん。なんか「恋する乙女」って感じだったよ」

圭「もう! からかわないでよ美紀~」

圭「でも、リーダーってかっこいいよね」

圭「すっごい頼りになるし」

みーくん「まあ、確かにすごく良い人だしね」

圭「でしょ~? ふふふ」

みーくん(ハア……圭ったらリーダーの事ばっかりだなぁ……)

みーくん(まあ、圭が楽しい気持ちならいいっか)



みーくん(ん……なんか目が変な感じ。鏡鏡~)

みーくん(何これ……? 目に変なマークが……)

みーくん(なんか怖いけど……みんなを心配させたくないし……)

みーくん(黙っておこうかな)





みーくん「ふあ~あ」

みーくん(昨日は気になってよく寝れなかったなあ……)

圭「アハハ。ちゃんと寝たの? 美紀」

みーくん「大丈夫だよ、圭」

圭「そう」


そうして二人で廊下を歩いていると、曲がり角から突然一体のゾンビが表れた。


圭「な……なんでこんなところにゾンビが……」ガクガク

みーくん「っ! とにかく逃げるよ! 圭!」

圭「う、うん……キャッ!!」ドタン

みーくん「圭!」

圭「あ……腰が抜けて……」ガクガク

ゾンビ「ガアアアア!」

みーくん(まずい! このままじゃ圭が……!)

みーくん(お願い! 止まって! 圭に近ずかないで!)キイイイイイイン


ゾンビの手が圭の一歩手前に来た瞬間、その手が動きを止めた。


圭「え……?」

みーくん(本当に止まった!?)

リーダー「……おい大丈夫か!」

圭「リ、リーダーさん!」

リーダー「おりゃ!」

ゾンビ「グオオオオ……」バタン

リーダー「二人共大丈夫か?」

圭「はい……ありがとう、ございます」ポロポロ

リーダー「というか、なんでこのゾンビは一瞬止まってたんだ……?」

リーダー「それに美紀ちゃん、目の中に変なマークが浮き上がってるのは何?」

みーくん「……っ!」

みーくん(バレた……)

リーダー「……なあ、もしかしてこいつらの動きを止める事ができるのか……?」

みーくん「……!」

みーくん(確かに、私が止まって欲しいって思った瞬間、本当にゾンビが止まった)

みーくん(それと同時に浮き出てきたこのマーク。関係無いわけがない)

みーくん「分かりません……」

リーダー「そうか、でもものは試しだ! 本当にこいつらを止めれるなら、相当な戦力になる!」
 
みーくん「確かに……! とにかくやってみましょう!」


それから色々試して、私の能力が本物だと分かると、私は物を調達しに行くのに毎回付いていくことになった。
少し状況は変わったけど、こんな日々が続けばいいなと思っていた。

誰かなんか書いたら書き始めます~

そんなある日、あの事件が起こってしまった。

リーダー「よし、二手に分かれましょう。お二人はそっち、俺と美紀ちゃんはこっちで」

モブ「おい~す」

みーくん「行きましょう、リーダー」

リーダー「ああ」

リーダー「……なあ、美紀ちゃん」

みーくん「はい?」

リーダー「最近、こんな日々も悪くないと思ってしまってる自分がいるんだ」

みーくん「それは……私もです」

リーダー「でもやっぱり、このままじゃダメなんだなって」

リーダー「いつかここのみんなで一緒に、心から笑いあいたい」

リーダー「俺はそんな日々を願ってるんだ」

みーくん「……はい。いつか、そんな日が来るといいですね」

ゾンビ「グアアアアアァァ……」

リーダー「止めてくれ! 美紀ちゃん」

みーくん「OKです!」キイイイイ……イ

ゾンビ「グ……? ヴェアアアア!」

みーくん(能力が上手く使えない!?)

リーダー「おりゃ!」グサッ

リーダー「大丈夫? 能力が使えないのか?」

みーくん「い、いえ……」

ゾンビ「ガアアアアアァア……」

リーダー「なんでこんなに大量にいるんだ!?」

みーくん「まずいですリーダーさん! 後ろにも奴らが!

ゾンビs「グアアアァァ…グルルル…グア……」

リーダー「あっという間に囲まれちゃったな……美紀ちゃん! 止めてくれ!」

みーくん「はい!」キイイイイ……イ

ゾンビs「グ……ガアアアアァァ!」

みーくん「なんで! なんで止まらないの!?」

リーダー「くそ……なあ、美紀ちゃん」

リーダー「〈一人〉なら止めれるか?」

みーくん「はい……なんとかできるかもしれません」

リーダー「なら、俺を止めてくれ」

みーくん「!?」

リーダー「俺が囮になる。その間に美紀ちゃんは逃げて」

みーくん「そんな! そんな事ってないですよ! それに何で止めなきゃいけないんですか?」

リーダー「俺は怖がりだから、きっと怖がって逃げちまう」

リーダー「だから止めておいて欲しい」

みーくん「嫌です……そんな」ポロポロ

リーダー「大丈夫、これからは美紀ちゃんがみんなを支えていってくれ」

リーダー「……このナイフをあげるよ、美紀ちゃん」

リーダー「みんなを守ってくれ」

みーくん「リーダーさん……」ポロポロ

みーくん「ごめんなさい……ありがとう」キイイイイイイン

リーダー「じゃ……あね……」ピキ

みーくん「くっ!!」ダッ

みーくん「ハアッ! ハアッ!」

みーくん(守れなかった……)

みーくん(私のせいだ……)ポロポロ

モブ「ちょっと! どうしたの!」

みーくん「ヒッ!」ビク

モブ「リーダーは……?」

みーくん「ち、違う! 私は、私は……」

モブ「……見殺しにしたの?」

みーくん「えっ……?」

モブ「もしかして、自分が危険になったから、その能力でリーダーを囮にしたっていうの!?」

みーくん「違う! そんなつもりじゃ……」

モブ「……」

モブ「もういいわ」

モブ「そうやって私たちの事も自分が危険になったら盾に使うんでしょう?」

みーくん「そんなことしないです! 信じてください!」

モブ「うるさいバケモノ! 話しかけないで!」ダッ

みーくん「……!」

みーくん(バケ、モノ?)

みーくん(私は……リーダーを見殺にした、バケモノ……?)

みーくん「ああ……」

みーくん「あああああああぁぁッッッ!!!」ガクガク


それ以来、私を見るみんなの眼はとても冷たくなった。
まるでバケモノを見るように。


モブ「こっち見ないでよ、バケモノ」

モブ2「ひいっ! お願いですから殺さないで……」ガクガク

モブ3「もう俺たちに関わるな!」


たった一度能力を使えなくなっただけで、世界は一変した。
皮肉にも今は、前より上手く能力が使える。

みーくん「もう……やだな……生きていても、何も楽しくないよ……」ポロポロ

圭(美紀……)

圭「……」


その夜、みんなが寝ている部屋が赤い火に包まれた







グシャ、グシャ、

みーくん「なに……これ……?」

その部屋は全焼していた。
もちろん、人も一緒に跡形もなく燃えていた。
酷い匂いがする。


圭「おはよう、美紀」

みーくん「圭!」

圭「ごめんなさい。もう分からなくなっちゃったから」

みーくん「え……?」

みーくん「これ、圭が……?」

圭「リーダーが死んだって聞いた時は本当にビックリしたよ」

圭「すっごい泣いたしね」

圭「でも、美紀を責める気にはなれなかった」

圭「そんなことしても、意味がないから」

圭「だからこそ、美紀を責めるみんなが許せなかった」

圭「……結局、私たち二人になっちゃったね」

みーくん「圭……ごめん」

圭「謝ることないよ、美紀は何も悪くないから」

圭「でもね、美紀」

圭「このままでいいの?」

みーくん「……?」

圭「私は、そう思わない」

圭「こんな意味の分からない事に巻き込まれて、大切な人を沢山失っちゃうなんて」

圭「生きていても何の意味もない」

圭「だから私が、みんなを守る」

みーくん「……」

圭「ねえ美紀、生きていればそれでいいの?」

圭「私はそう思わない」

圭「何かを目標に生きてこそ、本当の意味での『生きる』って事だと思う」

圭「私は外に出るよ、美紀」

みーくん「なっ……!」

圭「美紀のその能力の事も調べて、美紀も守る」

圭「だから、待ってて。美紀」


バタン

――現在――


みーくん(それから私は笑わない)

みーくん(ただただ彼女を待っている)

みーくん「ん……? なんか落ちてる?」

みーくん「シャベル……? これって……!」


だれかなんか書いたら書き始めます~

みーくん「これ……恵比飛沢さんが持ってたシャベル!?」

みーくん「どうしてこんな所に……まさか……!」

みーくん「どうして、またなの……?」

みーくん「また私の前で人が消えてく……」

みーくん「私の……私の、せいで……」


『こんな意味の分からない事に巻き込まれて、大切な人を沢山失っちゃうなんて生きていても何の意味もない』

『生きていればそれでいいの?』

『何かを目標に生きてこそ、本当の意味での『生きる』って事だと思う』


みーくん「圭……私はどうすればいいのかな……?」ポロポロ


『ヒーローはなるもんだ!』


みーくん「……!」

みーくん「行こう……」

みーくん「今度こそ、私が守ってみせる」


私は頭で考える前に走り出していた。
誰かを守るために、無我夢中で。


――本屋――

ゆき「見つからない……」

りーさん「……! あったわ! 熊の弱点!」

りーさん「下顎のあたりを叩くといいらしいわ!」

ゆき「おお! やったねりーさん! 

りーさん「早くくるみの所へ行きましょう!」

ゆき「うん! ……でも、くるみちゃん大丈夫かな……?」

りーさん「無事だと信じるしかないわね」

―――――

三人がそれぞれ行動している間、くるみは窮地に追い込まれていた。


熊「グルルアアアアァ!」ブン!

くるみ「くっ! あぶねえぇ!」ザザー


そこで繰り広げられていたのは、あまりに一方的な、「戦闘」とは言えないものだった。
武器を失ったくるみは、ただただ避けることしか出来なかった。
だが、くるみは実感していた。
自分の、人間離れした身体能力を。


くるみ(何なんだ……「これ」)

くるみ(確かに前までもかなり動けるつもりだった)

くるみ(でも、前の件からの私の身体能力はどこか一線を越えている)

くるみ(まるで、「人間じゃない」みたいだ)


見える。前までは恐らく見えなかっただろう敵の動きが、全て読める。
自分の思ったように体が動かない。否、自分の「思ったように」体が動き過ぎている。







くるみ(まずい、このままじゃおちおち攻撃も出来ないままスタミナが切れる……)

くるみ(何か武器は……)

ゾンビ「グアアアアアア……」


くるみの背後に、恐らく警察官だったであろうゾンビが歩いてきていた。
その腰には、スタンガン。


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira100936.png



くるみ(あれだ!)


くるみは、容赦なく繰り出される敵の猛攻の中、その腰からスタンガンをもぎ取った。


くるみ「フッ、これからは「攻撃」もさせてもらうぜベアー君。」

熊「グアアアアアア!!!!」


鳴り響く、咆哮。


熊がくるみに向かってかなりの速度で突進してくる。
だが、それさえも「遅い」と感じさせるほど、くるみは一瞬で間合いを詰めた。


熊「グア……!」

くるみ「おせーよ」ヒュッ

熊「グオオオオオ!」ビリビリ


くるみは、さっきまで一方的な攻撃を受けていた相手の前で、棒立ちしながら胸にスタンガンの先を当てる。みきな


くるみ「予想外、ってところか? ベアー君」

熊「グアアアアアアアアア!!」


向き直った瞬間、熊は今までと比べてまた一段と早くなって、くるみの真上から振りかぶって攻撃する。
くるみはそれをスタンガンで受け止め、後ろに跳ぶ。


くるみ「ふう……やっぱり速えな、お前も」

くるみ「私の方が速いけど」

くるみ(でも、スタンガンだけじゃ勝てねえ……何より決定打に欠ける)

くるみ(やっぱシャベルが欲しいところだな……)












スタンガンは棒の部分に電気が流れるタイプと思ってくれればいいです

>>96
「みきな」ってところは誤入力です。すいません

だれかなんか書いたら書き始めます~

は、早い……

―――――

ゆき「はあ、はあ、急がないと……」ドタドタ

ゆき「キャッ!!」ドン!

ゆき「いたた……あ! みーくん!」

みーくん「もう! みーくんじゃないです!」

りーさん「そのシャベル、くるみのよね?」

みーくん「はい、何でこんな所に落ちているんですか? 事情を教えてください」

りーさん「実は……」

―――――

みーくん「熊!? そんな危険なものがここに居たなんて……」

みーくん「とにかく、速く助けに行かないと守れるものも守れません」

りーさん「……あなた、さっきまでと何か変わったわね」

みーくん「……そうかもしれませんね」

ゆき「さあ! 速く行こう!」


―――――


死闘、まさにその言葉通りだった。
くるみがスタンガンを振れば、熊が鋭い爪で応戦する。
キィン! と鳴り響く金属音。


くるみ「くそ……このままじゃ埒が明かねえな」ハアハア

くるみ「とおっ!!」トッ


熊の真上に飛ぶと、横向きの体制から即座に顔に向かって蹴りを入れる。


熊「グオォ!!?」


少女には見合わない強化された脚力で、巨体を壁に向かって吹っ飛ばす。


くるみ「いくらやっても倒せねえな……」


くるみちゃん――


くるみ「ん?」

ゆき「くるみちゃーん! 助けに来たよー!」


三人は、二階からくるみを見下ろしていた。


くるみ「やっと来たか! みんな!」

くるみ「それと……みーくん」
                   ・・・・・
みーくん「みーくんじゃありませんよ……くるみ先輩」

みーくん「先輩! これを!」


みーくんが二階からくるみに向かってシャベルを投げ渡す。

パシッ。くるみがシャベルを手に取ると、得意げに笑い出す。

              ・・
くるみ「やっぱり、これが私の右手だな」
                  

さっきまで右手に握っていたスタンガンを左手に持ち替え、右手にシャベルを持つ。

なんか「・・・」←これずれてますね……

「くるみ先輩」と「右手」の上についてると思ってくださいすいません

これからオリキャラを出そうと思うので、一応言っておきます。
あ、勿論名前はあるものの、ある意味オリキャラじゃない気がする……

誰かなんか書いたら書き始めます~

じゃ今から書きますね

りーさん「そいつの弱点は恐らく下顎よくるみ!」

くるみ「サンキューリーさん。」

みーくん「私も手伝います。くるみ先輩」


みーくんが落ち着いた様子で階段からくるみの傍に降りてくる。


くるみ「おお、助かるよ」

みーくん「私は、奴らを止める事が出来ます。人間も……」

みーくん「そして私はこの間、「物体」さえも止める事が出来るようになりました」

みーくん「先輩、こういうのはどうでしょう?」ヒソヒソ

くるみ「……! いいね、やろう!」

くるみ「では早速……」ブン!


くるみが思い切りシャベルを熊の真上に向かって投げる。


ゆき「何やってるの!? それじゃくるみちゃんの武器が……」

くるみ「頼むぜ、みーくん!」

みーくん「はい、先輩」キイイイイイイン


そう言うとくるみは、敵に向かって真正面から突進する。
それを迎え撃とうと、熊が腕を振りかぶる。


みーくん(今だ……)キイイイイイイン


みーくんが熊の方を睨むと、熊の動作は止まる。


くるみ「おりゃあああああ!!!」シュン

熊「グアアアアアアアアア!!!」ビリビリ


熊の胸に向かって、スタンガンを思い切り突き刺す。


みーくん(ハア、ハア、そろそろ限界……)

熊「グ、グアアアアアアアアア!!」

くるみ「動き出したか……でももうすでに遅い」

くるみ「チェックメイトだ」パチン


くるみに熊の攻撃が当たろうとしたその瞬間、熊の真上からシャベルが一直線に落下し、シャベルが熊の頭に突き刺さる。


熊「グア……!」

くるみ「残念……! だったな!」


熊がひるんでいる隙に、くるみがむき出しの下顎に向かって猛烈な蹴りを入れる。
弱点に高威力の一撃を受けた熊は、その場に倒れる。


熊「ガ……」バタン

くるみ「やった……やったぞぉーーーみんなぁー!!!」

ゆき「さっすがくるみちゃーん!!」

りーさん「良かった……本当に」ポロポロ

みーくん「全く……こいつが真上で静止しているシャベルに気付かなくて良かったですね……」

くるみ「ホントにありがとな、みーくん」

みーくん「……あの、私も先輩たちについて行っていいですか?」

ゆき「え! 本当に? やったー! 新しい部員だー!」

くるみ「やれやれ、また騒がしくなるな。まあ、改めてよろしく、みーくん」

りーさん「歓迎するわ、美紀さん。早く学校へ帰りましょう、みんなで」

みーくん「先輩……」ポロポロ

ゆき「ねえ? みーくん、私の事も「先輩」って言ってくれても良いんだよ?」

みーくん「えっ? あなた先輩だったんですか!?」

ゆき「ちょ!! 失礼だよみーくん~」

みーくん「そのみーくんっていうのやめてくださいよ……もう!」

みーくん「……そういえば、お二人の名前まだ聞いてなかったですよね?」

ゆき「私は、丈槍由紀!」

りーさん「若狭悠里よ、よろしくね」

みーくん「改めてよろしくお願いします。ゆき先輩、悠里先輩」

ゆき「ゆき、「先輩」!!」パアア

くるみ「さて、さっさと帰ろうぜ、みんな。腹も減ったしな」

ゆき&りーさん&みーくん「お~!」


―――――

熊「ア……」

???「アハハ、やられちゃったんだお前?」

???「まあ、熊なんかに寄生したのが間違いだったんだろうな」

???「所詮この世は弱肉強食」

???「弱い生物に」

???「生きる権利なんてねえよ」ドォン!


持っていた銃で死にかけの熊の頭を撃ち抜く。


???「それにしても……こいつを倒すなんてなかなかやるやつらだなー……」

???「……」

???「久しぶりに、楽しい思いが出来るかもな」


―――――


はい能力安価。
今回はオリジナルキャラの???の能力ですね。
あ、一応こいつは男です。

どんどん提案お願いします!

能力の種類はあまり問わないです







まだ一応募集してます

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