【艦これ】陸から来た提督 (383)

・キャラ崩壊
・史実、ゲームでの艦の性能と違うところ多数
・百合要素
・一部チート
・遅い更新

これらが無理な人は読まない事をおススメします。






「……此処が鎮守府か」


真っ白な軍服に身を包んだ長身の女性が、艦娘と思われる少女2名を引き連れて鎮守府の前に到着した。


「それにしても大佐殿。海軍の軍服は陽の光に反射して目が痛くて敵いませんな」

「元大佐だあきつ丸」

「失礼。今は准将殿でしたな」


大佐と呼ばれた女性程ではないが、あきつ丸と呼ばれた少女も中々の長身であった。


「しかし陸軍大佐だった貴女を准将に昇進させてまで鎮守府の提督にし、准将殿の直属の部下の少女兵だった私とあきつ丸を艦娘にして准将と一緒に鎮守府に送るとは……私は上が何を考えているのか理解しかねます」


そう言ったのは、白いスクール水着のような服を着用している少女だ。


「『艦娘に白兵戦を叩き込め』」

「何と?」

「これが我々が上から与えられた任務だ」

「それは何とも……」

「海上で戦う者達に白兵戦でありますか……。しかし、それならば我々が、特に准将殿が何故派遣されたかはには納得がいくであります」

「新日本帝国陸軍初の女性大佐。帝国陸軍白兵戦精鋭部隊隊長。帝国陸軍近接格闘精鋭部隊隊長……その人間とは思えない戦闘能力と凶暴性から『戦神』『荒神』『鬼神』等、数々の異名を持つ陸軍の伝説的存在ですからな」

「褒めても何も出んぞ。それより、迎えが来たみたいだぞ」


准将の言う通り、前方から1人の少女が歩いてきた。


「は、初めまして。貴女が新しい提督さんですか?」

「そうだ。貴様は?」

「わ、私は吹雪型1番艦、駆逐艦の吹雪です!」

「そうか。吹雪、早速だがこの鎮守府に所属する艦娘全員を一番広い部屋に集めてくれ」

「へ?あ、了解しました!」

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次からの変更点

・台本書き
・准将→提督

~~食堂~~

提督が吹雪に全員を集めるように命じてから10分。艦娘全員が食堂に集まった


金剛「ブッキー、新しい提督はどんな方なのデース?」

吹雪「えっと……背が高くて、凛々しい女の人でしたよ」

金剛「女性デスか~……提督の性格次第では、ワタシ女性でもイケそうデース!」

比叡「お姉様!?」


程度の違いはあれど艦娘達は皆、金剛と吹雪のように新しい提督について話していた。

少し食堂内が騒がしくなってきたところで、いきなり扉が開く。


あきつ丸「全員、私語を止めて扉に注目!」


扉が開き、最初に入って来たのはあきつ丸だった。

彼女の一喝は大気を震わせ、場にいる艦娘達を黙らせるには充分過ぎる効果を持っていた。

あきつ丸の一喝の後提督とまるゆが入室し、集められた艦娘達の前に立った。

立ち位置としては中央に提督。一歩下がって左側にあきつ丸で右側にまるゆだ。


提督「諸君、私がこの鎮守府の新しい提督だ。階級は准将」

提督「突然の一喝に驚いただろうが、我々は元陸軍。まあ気にしないでくれ」


准将という階級と、元陸軍という二つの事に驚いた艦娘は少なくないが、誰一人として言葉を発することは無かった。


提督「私は諸君に白兵戦を叩き込む為にこの鎮守府に着任した。質問は受け付けるが、プライベートな質問は控えるように。私は公私混同を好まない」

「……」スッ

提督「質問か?」

「はい」

提督「ではまず名乗れ」

「加賀型1番艦。正規空母加賀です」

提督「そうか。では加賀、質問を許可する」

加賀「白兵戦とは、刀剣などの近接戦闘用の武器を用いた戦闘。近距離での銃撃戦と格闘戦の事を言いますが、提督は私達に何を教えに来たんですか?」

提督「本来なら各自に適したものを教えるが、今回は『戦闘時に弾切れ。又は武器が使えなくなった場合でも戦える、逃げ切れるようになる為』のものであるから、素手での格闘戦を中心的に教えていくつもりだ」

加賀「なるほど。ありがとうございました」

提督「他に質問のある者は?」

「……」スッ


1人の小柄な少女がゆっくりと手を上げる


提督「名乗れ」

「初春型駆逐艦3番艦、若葉だ」

提督「若葉か。上官に対して敬語も使えんのか?まあ私はその程度の事は気にせんが、第一印象というものは大事だ。以後気を付けろ」

若葉「す、すまない。この言葉遣いは癖なんだ」

提督「構わん。質問があるなら言え」

若葉「では質問だ。提督の後ろにいる2人は何者だ?見た事ないが……艦娘なのか?」

提督「ふむ。その質問なら本人達が答えた方がいいだろう」


そう言って提督が一歩下がり、2人が一歩前に出る。


まるゆ「三式潜航輸送艇、陸軍の潜水艦。まるゆだ」

あきつ丸「陸軍の特殊船の丙型、揚陸艦あきつ丸であります。資料で見た限りだと諸君は全員建造された生粋の艦娘でありますが、我々は違います」


あきつ丸の言葉に、流石に騒がしくなる。


あきつ丸「驚かれるのも無理は無いであります。通常艦娘の誕生には二種類ありますが、その殆どが諸君の様に建造されて生まれた大戦時の軍艦の魂と記憶を持ち、艤装を装備し深海棲艦と戦う新たな人間。そしてもう1つ……艦娘全体の1%にも満たないのが我々の様に元々人間だった者が『改造』されて誕生する艦娘」

まるゆ「私達は元々陸軍所属の少女兵だった。現在は准将殿の補佐をしている為、私とあきつ丸は君達の同僚でありながら同時に上官でもあると言う訳だ」

あきつ丸「しかし上官とは言え同僚であることも事実。プライベートでは普通に接してもらって結構であります」


再びまるゆとあきつ丸が一歩下がり、提督が一歩前に出る。


提督「……と、いう事だ。これでいいか?」

若葉「あぁ、ありがとう」

寝る

提督「さて、もう質問が無いようなのでこれで解散とする。私達は執務室にいるから、用のある者は遠慮せずに来い」


そう言って提督はまるゆとあきつ丸を連れて食堂から出ていく

提督達がいなくなった食堂は一気に騒がしくなった


電「こ、怖そうな人だったのです……」

響「あの司令官もあの2人も、眼が凄かった」


球磨「まるゆとあきつ丸も凄かったけど、一番ヤバいのは提督クマ」

北上「あ~それ解るよ。何か人の眼じゃなかったよね~」


~~執務室~~


提督「……ふむ。海軍にも中々どうして……『いる』ものだな」

まるゆ「えぇ……彼女達は中々『やる』」

あきつ丸「その中でも群を抜いて白兵戦向きの者がちらほら……この鎮守府はどうやらアタリようでありますな」

提督「うむ。お前達は誰に目を付けた?」

まるゆ「戦艦達は当然として、私が目を付けたのは駆逐艦の夕立、時雨、不知火ですね」


まるゆは心底嬉しそうに笑う


まるゆ「彼女達は非常に良い。鍛えれば陸軍の精鋭でも充分に通用するようになるでしょう」

あきつ丸「自分は軽巡の龍田、球磨、川内、神通、那珂でありますな」

提督「ふむ……やはりお前達は見る目がある。だがまだ甘い」


提督は煙草を咥え、火を点ける。


提督「確かにお前達が目を付けた者達は強い。だが、奴等の強さは実に分かり易い。更に奥……潜在能力まで見て判断してこそ一流だ」


煙草の煙を小さく吐き出す


まるゆ「では、あの中に准将殿が目を付ける程の潜在能力を持った者がいたと?」

提督「無論だ。まあ意図的に力を隠している者もちらほらいたがな」

仕事に行かねば

あきつ丸「准将殿がそこまで言う者達……是非自分にも教えてほしいであります」

提督「少し待て。その者達のリストを作る」


そう言って提督は紙とペンを取り出し、艦娘達の名前を書き出す。


提督「……こんなところだな」


『駆逐艦』
・文月
・漣
・若葉
・電
・島風

『軽巡』
・多摩

『重巡』
・那智
・羽黒
・最上

『戦艦』
・金剛
・榛名
・比叡
・霧島
・長門

『軽空母』
・鳳翔

『正規空母』
・加賀


提督「ここに書き上げた駆逐艦と軽巡達は、まだ己の力に気付いていない者達。重巡の羽黒と、軽空母の鳳翔と戦艦の比叡、榛名は意図的に力を隠している。そして戦艦と正規空母は元々全員が強いから、金剛、霧島、長門、加賀はその中で更に秀でた者達であるということだ」

あきつ丸「なるほど……」

まるゆ「16名……私とあきつ丸が気付けなかった者が16名も……。我々も、まだまだ未熟者と言う訳ですかな」

あきつ丸「いや全く。准将殿には敵わないであります」

提督「世辞はいらん。それより、それぞれの訓練の担当を決めるぞ」


提督は短くなった煙草を灰皿に押し付ける


提督「お前達は先程言った、自分で目を付けた者達を担当しろ。残りは私がやる」

「「了解!」」

提督「……では、本日のヒトサンマルマルより訓練を開始する。総員に伝えろ」

「「ハッ!!」」ビシッ


2人は見事な敬礼をした後、早速行動に移った。

ヒトサンマルマル

~~グラウンド~~

何処の鎮守府にも、大抵は建物の外に広大なグラウンドが存在する。

これは艦娘達が戦闘以外で体を動かしたり、駆逐艦の様な幼い者達が遊ぶ為に用意されたものである。


提督「よし、全員揃っているな。ではこれより、帝国陸軍近接格闘精鋭部隊式戦闘訓練を開始する。長門、前に出ろ」

長門「私か?」


不思議そうにしながらも、長門は言われた通りに前に出る。


提督「戦艦長門。かつてはビッグ7と呼ばれた世界最強級の戦艦だったらしいな」

長門「『かつて』ではない。『現在も』世界最強級の戦艦だ」

提督「大した自身だ。やはり貴様を選んで正解だった……全員聴け、これより戦闘訓練を開始する。他の者はしっかり見学するように」


提督の言葉を聞いて、長門以外の艦娘達はその場を離れた。


提督「長門、遠慮はいらん。ビッグ7の力とやらを存分に私にぶつけるがいい」

長門「艤装を装備していないとは言え、私達のように建造で誕生した艦娘の身体能力は常人のそれを遥かに上回っている。危険ではないか?」

提督「構わん。私は貴様のような小娘にやられるような軟弱者ではない」

長門「……小娘だと?」

提督「気に障ったか?だが私は事実を言ったまでだ『小娘』」

長門「……提督と言えど、この長門を侮辱するとは許せん!!」


長門は怒り、地を蹴って提督までの距離を一瞬で詰める。


長門「ハアッ!!」


腰を入れ、軸足を返して完璧に放たれた長門渾身の右ストレート。

艤装を付けていない為この一撃は深海棲艦に対して効果は無いが、これが直撃すれば分厚い鉄板も易々と破壊できるだろう。


提督「……ふっ」

長門「なっ!?」


しかし、それはあくまでも『直撃すれば』の話だ。

提督の顔面を狙って放たれた長門の右ストレートは、提督に掠ることすらせずに虚しく空を切った。


提督「確かに破壊力は素晴らしい。だがリズムが単調過ぎて躱すのが容易過ぎる」

長門「ば、馬鹿な……」

提督「更に中途半端に突きが速い為、まず初撃が躱される事を想定していない上に隙が大きい。だから顔面を狙われても、こうやって少し首を傾げれば当たらない」


提督は首を傾げたまま、楽しそうに笑う。

提督「どうした?私が貴様の突きを躱してから既に数十秒。此処が戦場なら、私はこの数十秒で貴様を10回は殺せるぞ」

長門「クッ……」

提督「攻撃を躱されても決して止まるな。常に躱された後の対処を考えながら攻撃しろ」

長門「ア゛ァ゛ッッ!!!」


拳を素早く引っ込め、それとほぼ同時に提督の横腹を狙って蹴りを放つ。


提督「至近距離での蹴りは自爆行為だ。掴んでくれと言っているようなものだ」


迫りくる長門の脚に腕を回し、自分の体を長門の脚に押し付けて蹴りの威力を殺す。


提督「これで貴様の右脚は貰った。この脚をへし折るのも捻り潰すのも私の自由だ」

長門「……」

提督「どうする?」

長門「……私の負けだ。完敗だ……私は未熟者だ」

提督「確かにまだまだ未熟だが、お前の破壊力は素晴らしいものだった。そこは誇れ」

長門「あぁ……ところで提督よ」

提督「なんだ?」

長門「……そろそろ脚を離してくれないか?」


ずっと右脚を持たれているからか、長門の左脚がプルプルと震えている。


提督「それはできん。訓練であってもこれは戦闘だ。当然敗者には相応の罰がある」

長門「罰……だと?」

提督「あぁ、罰だ」


そう言うと、提督は長門の脚を擽り始めた。


長門「なっ、何を!?」

提督「クックック……あれだけの破壊力を繰り出すにしては、スベスベの良い脚ではないか」

長門「クッ、や、やめろ提督!お、おかしくなるっ!」


長門は顔を真っ赤にし、身体を捻って逃げようとするが右脚を完全にロックされている為逃げれない。


あきつ丸「……また始まったでありますな。准将殿の悪い癖が」

まるゆ「最初の食堂から嫌な予感はしていた。此処にいる艦娘達は、皆見た目麗しい女ばかりではないかと……」

あきつ丸「我々も、新米時代は散々アレをやられたでありますな」

まるゆ「言うな……」

次投下したら寝る

~~10分後~~

10分の間、ずっと右脚を擽られ続けた長門は地面に倒れ込んで真っ赤な顔で痙攣している。


長門「……ハッ……ハッ……」

提督「良い反応を見せるじゃないか。さて、全員集合!」


提督の集合命令から、1分と経たず全員が集合する。


提督「見てもらった通り、帝国陸軍近接格闘精鋭部隊式戦闘訓練の内容自体はシンプルだ。ただひたすらに戦って戦闘経験を積む……基本的にこれだけだ」

提督「武道や格闘技等では筋トレだの基礎トレーニングだのと色々あるが、私が貴様等に叩き込むのは『戦場で生き残る為の戦闘』だ。極論すれば、実戦に強くなりたいなら実戦経験を積めばいい。そうすると実戦に必要な筋肉が効率良く付き、無駄な筋肉を付けずに実戦に最適な動きだけを覚えることができる。そして私はその極論をそのまま訓練に取り込んだ」

長門「……」


長門はまだ復活できていない


提督「ではこれより、本格的に訓練に入る。夕立、時雨、不知火はまるゆ。龍田、球磨、川内、神通、那珂はあきつ丸が指導を担当する為、速やかに移動しろ。それ以外の者は私が担当するから此処に残れ」


名前を呼ばれた者達は速やかに移動する


提督「では訓練を開始する」

金剛「テ―トクゥ!質問がありマース!」

提督「何だ?」

金剛「テ―トクはレズビアンなのデスか?」

提督「……プライベートな質問は控えろと言ったはずだ」

金剛「あ……」


金剛の顔からサーっと血の気が引く


提督「……まあいい。訓練が終わったら執務室に来い……その質問に答えてやる」

まるゆ「よし、揃ったな」

不知火「あの……」

まるゆ「訓練中は教官と呼べ」

不知火「解りました教官。質問してもよろしいですか?」

まるゆ「許可する」

不知火「何故、不知火達3人はこっちに別けられたのですか?」

夕立「夕立も知りたいっぽい!」

時雨「僕も気になってたよ。他に軽巡5人もあきつ丸さんの方に行ってたみたいだし……」

まるゆ「簡単なことだ。お前達3人は私が目を付けた逸材だからだ」


まるゆは両手を後ろで組み、3人の周りをゆっくりと歩く。


まるゆ「食堂で准将殿が話されていた時、准将殿は勿論私とあきつ丸も貴様等を品定めしていた。」

まるゆ「此奴の力量は如何程か?此奴の眼はちゃんと『兵士の眼』だろうか?纏っている雰囲気は?」


3人の周りを一周し、再び正面に立つ。


まるゆ「そして品定めの結果私はお前達3人に目を付け、あきつ丸は5人の軽巡に目を付けた。そして准将殿がそこを配慮してくださり、自分で目を付けた者達の教官をしてよいと言われたからこうなった。理解したかな?」

不知火「……理解しました」

夕立「よく解らないけど、教官さんは夕立達の事を評価してくれたっぽい?」

時雨「そういうことになるね」

まるゆ「よし。理解できたなら早速訓練を始める」

不知火「誰からいけば?」

夕立「夕立が一番にやりたいっぽい!」

時雨「僕もやりたいな」

不知火「不知火も早いうちにやっておきたいです」

まるゆ「3人でこい」


3人が、誰からやるかで話し合っているとまるゆが淡々とそう言った。


不知火「……はい?」

夕立「え?」

時雨「ん?」


3人は一瞬思考が止まる


まるゆ「どうした?遠慮はいらない。お前達如きの実力では、私に掠り傷一つ付けることはできんからな」


まるゆは淡々と、しかし確実に人を怒らせるような言葉を選んで3人を煽る。


不知火「不知火を……怒らせたわね」

夕立「フフッ……最高に素敵なパーティーしましょう?」

時雨「雨を降らせよう……教官の血でね」

基本的にこの鎮守府の艦娘は『煽り耐性が低い』『キレやすい』


あ、一回一回の長さってこのぐらいでいいかな?

もう少し短い方がいいとか、もっと長い方がいいとかあったら言ってください。

提督

性別:女性
年齢:33歳
身長:195㎝
体重:80㎏
3サイズ:B100・W65・H98
階級:海軍准将(元陸軍大佐)

黒髪長髪の美人だがまるで肉食獣の様な鋭い眼をしており、更に身体には幾つもの傷跡がある。

背中一面に巨大な鬼の顔の刺青が彫られており、戦場でそれを見て生きて帰った者はいないと言われている。

またその長身と胸に目を奪われがちだが、肩幅が広く、服の上からでも筋骨隆々なのが一目で分かる。


イメージが湧かない人は『ヨルムンガンド バルメ』で画像検索してみよう。大体あの人をイメージしてもらえればおk

若しくは、範馬勇次郎の身長や筋肉は大体そのままで黒髪長髪の美人にすればおk

不知火「ハアッ!!」

夕立「ヤアッ!!」

時雨「フッ!」


不知火が正面から突っ込み、夕立が跳躍して時雨はまるゆの真後ろに回り込む。


まるゆ「流石は駆逐艦……敏捷性はそこそこあるようだな」


まるゆは垂直に跳躍し、飛び掛かってきた夕立の顔面を右手で掴む。


夕立「ぐっ……!?」

まるゆ「貴様等は真っ直ぐ突っ込むことしかできんのか」


顔面を掴んだまま、左手で夕立の胸ぐらを掴んで真下に投げる。


時雨「夕立ッ!!」


空中で投げられ、凄まじい勢いで地面に向かって落下する夕立を受け止めようと、時雨は両腕を伸ばして跳躍する。


時雨「クッ!」ガシッズサアアアアァァァァ


ギリギリ夕立をキャッチし、そのまま地面を滑る。


まるゆ「敵に背を向けるな。隙だらけだ」


時雨が夕立をキャッチした直後に、何の問題も無く地面に着地したまるゆが時雨の後ろに立つ。


不知火「不知火を忘れてもらっては困ります!」


いつの間にかまるゆの背後を取っていた不知火が、まるゆの後頭部目掛けて跳び蹴りを放つ。


まるゆ「忘れてはいない。それより、折角『背後を取らせてやった』のになんだそれは」


まるゆは若干呆れながら、右手を後ろに回して不知火の蹴りを掴む。


不知火「なっ!?」

まるゆ「背後から攻撃する時に声を出したら、背後を取った意味が無いだろうが」


純粋な腕力で不知火を振り回し、時雨と夕立に向かって放り投げる。


不知火「うわっ!?」

時雨「ガッ!!」


投げられた不知火は、夕立を介抱していた時雨に直撃する。


まるゆ「……見込み違いだったか?」

提督の体重、100㎏ぐらいあってもいいかな

あきつ丸「さぁ、どこからでもいいでありますよ」


あきつ丸は龍田、球磨、川内、神通、那珂の5人に囲まれながらも、余裕の表情で棒立ちしていた。


球磨「ヤッベークマ。この教官、球磨達全員でやっても絶対に勝てないクマ」

龍田「例え艤装付けてたとしても怪しいわ~」

川内「や、夜戦ならワンチャン……無いか……」

神通「……」ガクブル

那珂「か、顔は止めて……」


軽巡5人は不知火達とは違い、力の差を明確に理解していた。

そして理解しているからこそ、迂闊に攻められないでいた。


あきつ丸(実力差を理解し、無暗に突っ込まない判断力は合格でありますな。しかし、攻めてこなければ訓練にならないであります)


あきつ丸「来ないなら……こっちから征くであります!!」


地を強く蹴り、あきつ丸はその場から消える。


川内「き、消えた!?」

球磨「……神通!上だクマ!!」

神通「えっ……キャア!?」


完全に気配を殺し、上空から放たれたあきつ丸の踵落としを神通は間一髪で後ろに飛退いて躱す。

そして一瞬前まで神通が立っていた地面は、あきつ丸の踵落としが直撃して大きく陥没している。


あきつ丸「……お見事」

球磨「お見事じゃねークマ!神通を殺す気かクマ!!」

あきつ丸「この程度で艦娘は死ぬのでありますか?精々大破程度でありましょう」

龍田「大破『程度』じゃあないわよ~」

あきつ丸「死ななければ安いであります」

川内「えっ!?」


背後から忍び寄り、無音であきつ丸の背中を狙った川内の蹴りを、あきつ丸は話しながら後ろ蹴りで相殺した。


あきつ丸「気配の消し方はお見事。流石クノイチの様な格好をしているだけはありますが、まだまだ殺気が消せてませんな」

提督の体重変更


提督

性別:女性
年齢:33歳
身長:195㎝
体重:105㎏
3サイズ:B100・W65・H98
階級:海軍准将(元陸軍大佐)

黒髪長髪の美人だがまるで肉食獣の様な鋭い眼をしており、更に身体には幾つもの傷跡がある。

背中一面に巨大な鬼の顔の刺青が彫られており、戦場でそれを見て生きて帰った者はいないと言われている。

またその長身と胸に目を奪われがちだが、肩幅が広く、服の上からでも筋骨隆々なのが一目で分かる。


イメージが湧かない人は『ヨルムンガンド バルメ』で画像検索してみよう。大体あの人をイメージしてもらえればおk

若しくは、範馬勇次郎の身長や筋肉は大体そのままで黒髪長髪の美人にすればおk

提督「さて、まずは戦艦だ。長門はまだ無理だから……金剛型全員で来い」

金剛「ワタシ達の実力!見せてあげるネー!」

比叡「気合!入れて!征きます!」

榛名「榛名、出撃します!」

霧島「マイクチェックの時間だオラァ!!」


霧島が一番に飛び出し、地面を殴って提督が立っている場所も含む広い範囲を陥没させる。


提督「ほう」

榛名「セイッ!!」


跳躍してクレーターから脱出した提督の真上から、榛名が胴回し回転蹴りを繰り出す。


提督「中々のコンビネーションだ。流石姉妹と言ったところか」


霧島と榛名のコンビネーションを褒めながら、榛名の蹴りを紙一重で躱して両足を掴む。


榛名「クッ!」

提督「暴れても無駄だ。このまま地面に叩き付けてやる」

比叡「榛名を離してください!」


榛名を地面に叩き付ける為、提督が榛名の足を掴む手に力を入れた直後、跳躍してきた比叡が提督目掛けて突っ込んで来た。


提督「いいだろう、離してやる!」


そう言って比叡に向かって榛名を投げ付ける


比叡「その行動は予測済みです!」


比叡は難なく榛名をキャッチし、地面に着地してすぐさま飛退く。


提督「いいぞ……私が見込んだ通りだ」

金剛「それは嬉しいデース!」

提督「ん?」


重力に従って落下する提督の真下に、拳を構えた金剛の姿があった。


金剛「いくらテートクが凄くても、人間は空を飛べないのが道理デース!」

提督「ほう……」

金剛「そして提督の落下速度×ワタシの右ストレートで、この勝負はワタシ達金剛型四姉妹の勝利デース!」



金剛「バーニングゥ……ラアアアアアアブ!!!」



提督が金剛の右ストレートの射程範囲内に入った瞬間、長門の拳と同等かそれ以上の拳が放たれた。

風呂に入らねば

今日はまだ書きます

いいお湯でした

さて、続きを書きます

金剛「カハッ……な、何故ワタシが、倒れているのデース……」

提督「実に簡単だ。お前は確かに素晴らしいタイミングで拳を放った」

金剛「YES……比叡と春名と霧島が作ってくれた最高のチャンスでした」

提督「だが、それでは足りなかった。ただそれだけだ」

金剛「……」

提督「私は突き出されたお前の腕に絡み付き、そのままお前の重心を崩して背中から叩き付けただけだ」


ニヤリと笑い、金剛を見下ろす提督。


「「「金剛お姉様!!」」」


比叡、春名、霧島の3人が必死の形相で提督に攻撃を仕掛ける。


金剛「STOP!!!」

「「「!?」」」


金剛が叫ぶと、3人が攻撃を止める。


金剛「もう止めるデス。ワタシ達の全力を尽くしたコンビネーションでも、テ―トクには通用しなかったデス。だから、ワタシ達の負けデース」

比叡「お姉様……」

提督「良い判断だ。金剛型は戻っていいぞ」


提督がそう言うと、比叡と春名が金剛に肩を貸して4人は建物内に戻っていった。


提督「金剛型か……鍛えれば化けるな」


提督は4人の背中を見ながら、嬉しそうに笑っていた。

不知火「ハァ……ハァ……」

夕立「フーッ……フーッ……」

時雨(あ、あれから軽く20分以上は全力で戦っているのに……攻撃は相変わらず当たらないし、それどころか教官は疲れるどころか息すら乱れていない!)


疲れ切った3人を見て、まるゆは溜息をつく。


まるゆ「興ざめだ。お前達、今日はもう戻れ」

夕立「ま、まだ……戦えるっぽい……」

まるゆ「……聞こえなかったか?戻れと言っているんだ」


少し苛立っているのか、まるゆの声が低くなる。


時雨「夕立、戻ろう」

夕立「まだ……夕立は、負けて……ない」

まるゆ「……チッ」

夕立「ッッ!?」

時雨「夕立!!」


時雨に戻るように言われても尚戦おうとする夕立に腹を立てたのか、まるゆは軽く舌打ちをして夕立の鳩尾に拳を入れて意識を刈り取る。


まるゆ「さっさと連れて行け」

時雨「よくも……よくも!」

不知火「時雨!」


激昂し、まるゆに飛び掛かろうとする時雨を不知火が引き止める。


時雨「不知火……」

不知火「今は駄目です。大人しく教官に従って戻りましょう」

時雨「……うん、そうだね。ごめん、冷静じゃなかったよ」

不知火「……仕方ないです。私だって、もし姉妹艦の誰かがやられたら、きっと冷静さを失ってたと思いますから」


時雨が夕立を背負い、不知火が時雨を支えて建物内に戻って行った。

寝ます

今日は結構書けて良かった

遅くなってすまぬ……

今から書きます

あきつ丸「ふむ、自分が見込んだ以上の実力でありますな」


右手を顎に当て、あきつ丸は軽巡5人の実力に感心している。


球磨「し、信じられねークマ。この教官、マジで化け物クマ……」

川内「5人で30分間も全力で攻め続けて……」

那珂「一撃も掠りもしないなんて……」

あきつ丸「自分が化け物なら准将殿は神仏の類でしょうな。それに自分はまだ準備運動程度でありますよ?」

龍田「な、長い準備運動ね~……」

神通「も、もう足が……」


神通だけでなく、5人はもう心身共に限界なようで足が震えている。


あきつ丸「ふむ、そろそろ限界のようでありますな。5人共、今日は戻ってゆっくり休むでありますよ」


それだけ言って、あきつ丸はまるゆが居る方に歩いて行った。

あきつ丸「まるゆ。そちらは終わったでありますか?」

まるゆ「あぁ、そっちも終わったみたいだな」


まるゆはあきつ丸の方には向かず、煙草を咥えて提督と他の艦娘達を見ながらあきつ丸の問いに答える。


あきつ丸「どうでありますか駆逐艦3名は」

まるゆ「判断力『下』、敏捷性『上』、破壊力『中の下』、スタミナ『下』だ」

あきつ丸「……まるゆがあの3人を過大評価していたと言う事ですか?」

まるゆ「……いや。確かに奴等の実力自体は大したことなかったが、やはり奴等を選んで正解だったと思ったよ」


煙を吐き出しながら、口角を吊り上げて嬉しそうに笑う。


あきつ丸「ほう、何故でありますか?」

まるゆ「殺し合いの適正『上の上』だ。奴等を少し追い詰めてやると、急に奴等の眼に激しい殺気と狂気が宿った。あの眼は陸軍時代に戦場で嫌という程目にした、恐慌状態になり敵を殺す事しか考えられなくなった兵士の眼に酷似している」

あきつ丸「それは……少々危険なのでは?」

まるゆ「その辺りは訓練で良い方向に導けば問題無い。敵を殺す事に迷いがあれば隙が生じて危うくなる。それで、貴様の方はどうだった?」


新しい煙草に火を点けながら、今度はまるゆがあきつ丸に問う。


あきつ丸「あの5人は自分が見込んだ以上の逸材でありましたよ。判断力、敏捷性、破壊力、スタミナ……どれも想像以上でありました」

まるゆ「それは何よりだな」

あきつ丸「はい。それで……准将殿の方はどうでありますか?」

まるゆ「全部は観ていないが、金剛型の長女が准将殿にぶん投げられて負けを認めていた場面は見たな。だがアレを見れば流石戦艦だと感心するよ」

あきつ丸「アレ?……ほほう」


まるゆが指差した方を見ると、小さいが確かにクレーターと呼べるようなものが地面にできていた。


あきつ丸「戦艦長門もそうでしたが、やはり戦艦の破壊力は凄まじいですな」

まるゆ「全くだ。いくら我々と言えど、戦艦の一撃を正面から受ければ無傷では済まない」

提督「よし。長門、金剛型の訓練で内容は完全に理解できたと思う。本日はこれまでとするので、よく休んで明日に備えるように。明日からの予定表は食堂に貼っておいたので各自で見るように。では解散!!」



~~食堂~~


曙「な、何よこれ!?」


曙だけではなく、予定表を見た艦娘達のほとんどがこの様な反応をした。

その内容はこうだ


・04時00分:起床
・04時10分:早朝訓練開始
・06時00分:早朝訓練終了
・06時30分:朝食
・07時30分:朝の訓練開始
・12時00分:朝の訓練終了・昼食
・15時00分:出撃・遠征・演習等
・17時00分:自由時間
・18時00分:夕方の訓練開始
・19時00分:夕方の訓練終了・夕食
・20時00分:夜の訓練及び通常の訓練開始
・22時00分:夜の訓練及び通常の訓練終了・入浴
・23時00分:自由時間

※就寝時間は各自で決めるように※
※食事が早く終わった者は、次の予定開始時刻まで自由時間とする※


長門「良いではないか。ここ最近の鎮守府の生活は乱れがちだったからな」

曙「アンタ……あの提督に手懐けられたんじゃあないでしょうね……?」

長門「そ、そんな事があるはずないだろう!」

武蔵「どうかな。あの訓練の後からお前が提督を見る目は、確実に惚れた相手を見る女の目だったぞ」

長門「なっ……武蔵!いい加減な事を言うな!!」


愛宕「あれは恋する乙女ね~」

日向「まぁ、そうなるな」

長門「そこ!聞えているぞ!!」

明日は仕事休みだから、寝落ちするまで書きまくります。

バルメ提督は笑った

~~グラウンド~~


艦娘達が全員戻った後も、提督、あきつ丸、まるゆの3人はまだグラウンドに残っていた。


提督「さて、では我々の訓練を始めるぞ」

あきつ丸「了解であります」ベリベリドスン

まるゆ「了解です」ベリベリドサッ


あきつ丸とまるゆは腕、脚、腹、腰に巻き付けていた物を外す。

1つ5㎏。この2人は総重量30㎏の錘を付けたまま、今まで艦娘達を指導していたのだ。


まるゆ「……提督殿はやはり外さないのですか?」

提督「外してほしいのか?」

まるゆ「……私はまだ死にたくありません」

あきつ丸「自分もであります!」


2人に冗談を言っている様子は無く、本気で焦っているようだった。


提督「冗談だ。この程度の冗談で焦るとは、まだまだ未熟だな」

まるゆ「貴女の実力を知っていれば、焦るのは当然かと」

提督「まあ、そんな事はどうでもいい。早速始めるぞ」


提督がそう言った瞬間、まるゆとあきつ丸の姿が消える。

2人が立っていた場所は陥没しており、地面を強く蹴った事が分かる。


提督「まだ……遅い!!」


提督は頭上と真下同時に突きを放つ


まるゆ「クッ……」

あきつ丸「ガッ……」


頭上に放った突きは上空からのまるゆの蹴りを相殺し、真下に放った突きは這う様な姿勢から放たれたあきつ丸の拳を相殺した。

相殺した提督は涼しい顔をしているが、相殺されたまるゆとあきつ丸は苦悶の表情を浮かべている。


まるゆ「折れては……いないか」

あきつ丸「薬指が骨折……でありますか」


2人はすぐに飛退き、身構えながら自らの状態を確認する。


提督「相殺の瞬間、咄嗟に私の突きの威力を分散させて負傷を最小限に止めたか。いいぞ、教えた通りだ」


提督は嬉しそうに口角を吊り上げ、空高く跳躍する。


提督「次は私から征くぞ!!」

ドオオオオォォォォォン


大気を震わす爆音が鳴り響き、鎮守府全体が地震の様に揺れた。


~~食堂~~


霰「地震……?」

若葉「いや違う。これは……」



~~グラウンド~~


グラウンドの中央には小さな隕石が落下したのではないかと思うほどのクレーターができており、その中心にはあきつ丸とまるゆが倒れている。

2人は身体中傷だらけで、骨があちこち折れて内臓も数か所破裂している。口から血を流し、軽く痙攣していて素人でも危険な状態だと解るだろう。


提督「まあ、こんなものか」


太陽は既に沈み始めていて、空が赤く染まっている。


提督「お前達、立てるか?」


クレーターの中心で痙攣している2人に問いかける


あきつ丸「……た、立てるでありま……す……カハッ」

まるゆ「ゲホッゲホッ……大丈夫……です」


2人はお互いに肩を貸し合いながら、ギリギリ立ち上がる。


提督「そうか。入渠ドックは開けておくように言っておいてやるからゆっくり戻れ」


提督はそう言って2人を置いて建物に戻る

さて、次からは金剛が執務室に言って質問の答えを聞くのですが……

一応百合要素はあるとあらかじめ言っているけど、R18とは言っていなかったからR18はやっぱり止めといた方がいいかな?

大丈夫そうなんで書きます

嫌な人がいたら、表現を柔らかくしたり色々工夫します。

ソフトなR18を目指します

金剛「テ―トクゥ!質問の答えを聞きに来たネー!」


執務室の扉が開かれ、金剛が執務室に入る。


提督「お、来たか金剛」

金剛「て、テ―トク!?その恰好は……」


提督はタンクトップとジャージのズボンという服装で、かなり汗だくだ。


提督「あぁ、筋トレをしててな……丁度終わったところだ。タイミングが良いな」

金剛「……」


金剛は顔を真っ赤にして、提督の身体に目を奪われている。

鍛え上げられた上腕二頭筋。これでもかと言うほど割れた腹筋に、競輪選手のように発達した逞しい脚。

身体中にある傷跡や縫い後

そして軍服を着ていても解る自己主張の激しい胸


兵士として途轍もなく優秀な屈強な肉体を持っていながら、女性としての肉体的魅力も失っていない完璧な身体。

これを見るなと言う方が無理だった


提督「金剛?」

金剛「へ?あ、て、テ―トク!そんな服じゃあ浮いちゃうネ!」

提督「浮く?何がだ」

金剛「え、えっと……ソノ……テ―トクのNipplrが……」

提督「すまん、私は英語が苦手でな。日本語で言ってくれ」


金剛は恥ずかしさで気付いていないが、今の提督の顔は普段の凛々しい顔ではなく、一目でドSだと分かるような意地の悪い顔だった。


金剛「だ、だから……て、テ―トクの……乳首が……」

提督「何だって?」

金剛「だからそんな服じゃあテ―トクの乳首が浮いちゃうって言ってるネ!!……あっ」

提督「ほう」

提督「なんだ?お前は私の胸を見ていたのか?」

金剛「あ、えっと、ち、ちがっ……」


あまりの恥ずかしさに金剛の顔はトマトの様に真っ赤になり、呂律も回らなくなっている。


提督「何が違う?今お前が自分で言ったじゃあないか」

金剛「あっ……」


金剛に近寄り、人差し指で金剛の顎を持ち上げる。


提督「顔が赤く呼吸も荒いが、まさか私の胸を見て興奮しているのか?」

金剛「えっと、その……」

提督「昼間お前は私に同性愛者かと訊いてきたが、お前はどうなんだ?お前も女なのに、女である私の胸を見て興奮する……何だ、疑いようも無く同性愛者ではないか」

金剛「うぅ……テ―トクゥ……」


今まで経験したことの無いような羞恥のせいで金剛は涙目になり、身長差から自然と上目遣いになる。


提督「可愛らしい表情をするもんだな」


唇が触れるか触れないかというギリギリの距離まで顔を近付ける


提督「金剛、私の口付けが欲しいか?」

金剛「……ほ、欲しいデス」

提督「では、自分は私の上官の胸を見て興奮する同性愛者ですと言え」

金剛「そ、それは……」


恥ずかしいのか、それとも同性愛者だと認めるのが嫌なのか、金剛は提督から目を逸らす。


提督「どうした?言わないのなら、このまま何もせずにこの部屋から出て行ってもらうぞ」

金剛「い、嫌……てーとくぅ……」

提督「甘えた声を出しても駄目だ。さあ、この部屋を去りたくないなら言うんだ」

金剛「……わ、ワタシは、テ―トクの、胸を見て興奮する……同性愛者デス……」

提督「よく言えたな。褒美だ」


そう言って金剛の唇を奪う


金剛「んっ……」

提督「……」


羞恥と緊張で全身を強張らせている金剛を優しく抱き寄せ、ゆっくりと金剛の口内に舌を侵入させる。

チュプチュプと、舌が絡み合って唾液が混ざり合う音が夜の執務室に響く。

限界。寝る


仕事休みだから、続きは目が覚めたら書きます(いつ起きるかは不明)

提督「……」

金剛「あっ……」


数十秒ほど唇を重ね舌を絡め合った後、提督はゆっくりと金剛から離れる。

金剛は名残惜しそうに、完全に蕩けた表情で提督の唇を見つめていた。


提督「良い表情になったな。最初は喧しい奴かと思っていたが、まさかここまで大人しくなるなんてな」

金剛「うぅ……」

提督「そんなに私の口付けが良かったか?」


金剛がその問いに答えるのを待たず、提督は金剛をその場に押し倒す。


金剛「ひゃっ……て、テ―トク……」

提督「金剛……はしたない女だな」


酷く蠱惑的な表情を浮かべ、金剛の太腿に指を走らせる。


金剛「ひうっ……」

提督「おや?」


上へ上へと指を這わせ、下着へと到達した提督の指は、金剛の下着が濡れそぼっていることを知る。


提督「金剛、口付けだけで濡らしてしまったのか?」


下着をずらし、内腿を撫でて蜜を掬い取る。


金剛「そ、それは……ち、違うデス……」

提督「私の目を見ろ。何が違うんだ」


蜜を掬い取った指を金剛の眼前に持っていき、それを舐め取る。


提督「……嘘はいかんな金剛。これは間違いなく膣分泌液……俗に言う愛液の味だ。私はこの味をよく知っている……誤魔化しや嘘は通用せんぞ」

昼飯を買いに行かなければ……メンドクサイ


エロ描写上手くなりたいデース……

金剛「……は、恥ずかしいデース……」


金剛は羞恥に頬を染め、提督を見ないように目を逸らす。

それが提督を更に興奮させる事になるとも知らずに……


提督「金剛、貴様はこういう事を期待してこの部屋に来たのだろう?」

金剛「そ、そんなこと……」

提督「そんなことないと言い切れるか?公私混同を嫌う私が訓練中にプライベートな質問をしたお前に罰を与えず、質問に答える為に執務室に呼び出した。この時点で勘の良い者は何となく気付くだろう」


話ながら、金剛の服を少しずつ脱がせていく。


金剛「テ―トクは……テ―トクは意地悪デス……」

提督「クックック……」

金剛「テ―トクの言う通り、ワタシはこうなることを期待して執務室に来たネ。テ―トクに……一目惚れしたから」

提督「可愛い奴だ。ならば存分に愛でてやる」


押し倒した金剛に覆い被さり、首筋に口付けをする。


金剛「んっ……」


提督の唇の感触と、つい先ほどまで筋トレをしていた提督の汗の臭い。

それだけで金剛は興奮と快感で頭がクラクラしていた


提督「綺麗で、柔らかく滑らかな良い肌をしている。髪もサラサラで、女としては確実に私に勝っているな」

金剛「テ―トクだって、とても魅力的な女性ネ」

提督「ふふっ……そう言ってもらえると嬉しいよ」

提督「ブラではなくサラシか。ふふっ……とても脱がしやすい服装だな」


サラシを取り、金剛の胸をさらけ出す。


金剛「て、テ―トクゥ……」

提督「大きいが、良い形をした素晴らしい胸だ」


右の乳房を軽く揉み、左の乳房を舐める。


金剛「キャウッ……」

提督「ふむ……僅かだが塩の味がする。やはり、日常的に海に出ているからか?」

金剛「そ、そんなの分からないデス……」

提督「……まあいい。そろそろ私も我慢できなくなってきた」


提督は立ち上がり、着ている衣服を全て脱ぎ捨てる。

苛烈に鍛え上げられた肉体の全てがさらけ出される


金剛「……綺麗」


一言。提督の身体に目を奪われた金剛は、その一言を絞り出すだけで精一杯だった。


金剛「テ―トク……触ってもいいデスか?」

提督「あぁ、勿論だ」


恐る恐る手を伸ばし、提督の腹筋を撫でる。


金剛「硬い……」

提督「……艦娘と言うのは本当に不思議だな。こんなに柔らかな肌の女が、地面を陥没させる程の破壊力を持つ拳を放てるだなんて……」


2人は互いに身体を撫で合い、何方からともなく顔を近付ける。


提督「金剛……」

金剛「テ―トク……」


2人は再び口付けをし、そのまま倒れ込んだ。

時は戻って、提督に置き去りにされた後の2人。


あきつ丸「まるゆ……大丈夫でありますか?」

まるゆ「あまり、大丈夫ではないな。骨と内臓かなりをやられている……正直喋るのも辛い」

あきつ丸「……自分もであります」


2人はやっとの思いで建物内に戻って来た


雷「ちょ、ちょっと2人ともどうしたの!?」


偶然近くを通りかかった雷が満身創痍な2人を見て、慌てて駆け寄って来た。


まるゆ「准将殿との訓練でな……」

雷「え?でも司令官は普通に帰ってきたわよ?」

あきつ丸「……我々2人の力を合わせても、あの方の足元にも及ばないというだけの話でありますよ。そ、それより、誰か呼んできてもらえないでありますか?」

雷「わ、分かったわ!助けを呼んでくるから、2人はそこで休んでて!」


雷はそう言って急いでその場を去る


雷「大変よ!」

電「雷ちゃん、そんなに慌ててどうしたのです?」

雷「教官の2人が、今にも死にそうな程ボロボロになってるの!」

電「えぇ!?そ、それは大変なのです!」

雷「電も助けを呼ぶの手伝って!」

電「はいなのです!」


その後2人は鎮守府中を駆け回り、まるゆとあきつ丸を助けてほしいと会う人会う人に言って回った。

その結果……


あきつ丸「な、何故こんなに大勢……」

まるゆ「……解らん」


鎮守府の艦娘ほぼ全員が集まった

結局長門が2人を担いで入渠ドックまで連れて行き、バケツを使用して2人はすぐさま完治した。

おはよう(寝落ちてた)

風呂入って、書くの再開します。

04時00分


まるゆ『マルヨンマルマル。起床時間だ!布団を畳んで身だしなみを整えた後、全員グラウンドに集合!』


まだ空が暗いにも関わらず、大音量の放送が鎮守府全体に響き渡った。


提督「おはよう諸君。早速だが早朝訓練に入る」

比叡「あ、あの~……」

提督「どうした?」

比叡「金剛お姉様がいませんが……というか、昨日部屋に戻って来なかったのですが……」

提督「あぁ、心配するな。足腰が立たなくなっているから、私の私室で休ませている」

比叡「そ、そうですか……」


比叡は怪訝な表情をしながらも、一応は納得したようで引き下がる。


提督「よし。夕立、時雨、不知火、龍田、球磨、川内、神通、那珂は昨日と同様だ」


その言葉を聞き、駆逐艦の3人は闘争本能剥き出しのギラギラした眼でまるゆの方に走って行く。


球磨「あいつ等……とんでもねぇ眼をしていたクマ」

神通「大丈夫でしょうか……」

龍田「人の心配より、自分の心配をした方がいいわよ?」



提督「本日は加賀、鳳翔、最上、羽黒、那智だ。他の者は5人の戦闘をしっかり見て、盗める技術は盗め」


羽黒「うぅ……何で私が……」

那智「羽黒、弱気になるな」

鳳翔「私も自身無いです……」

加賀「え?」

最上「肉弾戦かぁ……」

寝ます

書いてたんだけど、突然インターネットの動作が停止して書いてたのが消滅しました。

萎えたのと、眠い中書いてたらクオリティ下がるのでたっぷり寝てから書きます。


次からはまた訓練です

鳳翔「提督、少し作戦会議の時間を頂きたいのですが……」

提督「構わんよ。では10分やろう」

鳳翔「ありがとうございます」


~~作戦会議~~


最上「で、どう攻めるのさ?」

鳳翔「そうですね……まず、先日の提督の戦いを見学していて気付いた事を各自述べてください」


羽黒「私は……司令官さんが本当に人間なのかどうか疑ってしまいました」

最上「あ、それはボクもかな。でも提督には通用してなかったとは言っても、やっぱり戦艦の火力は凄かったよね」

那智「……待てよ、それなら……」

鳳翔「流石那智さん。気付きましたか」


鳳翔はニッコリと笑う


鳳翔「先日の戦いでは長門さんも金剛さん達も、使っていたのは『打撃技』でした。ですので、私達は投げ、寝技、関節技で攻めてみてはどうでしょう。もしかすると、打撃よりは提督に有効であるという可能性があるかもしてませんよ?」

那智「しかし、全員がそうする訳にもいかないだろう。金剛型のように、コンビネーションが重要になるな」

加賀「寝技なら任せてください」

最上「投げ技なら得意だよ」

鳳翔「私は関節技ですかね」

那智「ふむ。では私と羽黒で提督の隙を作ろう」

羽黒「が、頑張ります!」

提督「10分経った。さあ、始めるぞ」

那智「よし……征くぞ!」

羽黒「はい!」


那智と羽黒が駆け出し、提督の前で止まる。


那智「……」スッ

羽黒「……」スッ

提督「ほう……。那智、その構えは空手だな?羽黒は……あぁ、ムエタイだな」


那智の構えは片手を天に、もう片手を地に向ける威圧の構え『天地上下の構え』

羽黒はムエタイの型の1つで、肩をすくめることによって首をガードする構え『タン・ガード・ムエイ』


提督「面白い……それがこの私にどこまで通用するかな?」


提督は両腕を広げて2人を威圧する


羽黒「ヤアッ!!」


羽黒が提督に密着し、両腕で首を抑え込む。


提督「首相撲か、中々の腕力だ。並みの人間相手なら、この首相撲だけで決着が着くだろうな」

羽黒「クッ……シッ!!」


首を抑えた状態のまま、提督の顔面に膝蹴りを打ち込む。

カウ・ロイと呼ばれるムエタイの膝蹴りだ


提督「ふっ……」

羽黒「キャッ!?」


膝蹴りが顔面に当たる直前、提督は身体を思い切り捻って跳躍する。

提督に組み付いていた羽黒は提督の捻りを加えた跳躍で弾き飛ばされ、その場に転倒した。


提督「中々だ羽黒。それと……」

那智「……やはり気付かれていたか」

提督「那智の気配の消し方も中々だ。まあ、私には通用せんがな」


提督が地面に着地するのと同時に那智が背後から踵落としを放ったが、提督は難なく回避する。


提督「どうした?他の3人は来ないのか?」

最上「もう来てるよ」

提督「なに?」

提督の背後にいる那智の後ろから最上が飛び出し、提督の目の前に着地する。


最上「せりゃあ!!」


そしてすぐさま提督の袖と襟を掴み、自分の腰を提督の腰の下に入れて浮かせた後、袖を引っ張り肩越しから投げる。

本来ならこれがこの『背負い投げ』という技であり、この通りになれば提督は地面に叩き付けられる。

だが、最上は提督の腰の下に自分の腰を入れたところで停止した。


提督「最上は柔道か」

最上「重たい!無理無理上がらない!!提督何㎏あるんだよ!?」

提督「105㎏+常時付けている錘で……205㎏だな」

最上「普段から100㎏も錘なんて付けてんの!?青年期の悟空じゃないんだから!」

提督「艦娘の身体能力なら、このぐらい何ともなかろうが」

最上「艤装付けてたら余裕だけど、付けてない時は精々120㎏が限界だよ!ボク航空巡洋艦なんだから!」

提督「そうか。なら鍛えるんだな」


そう言いながら、提督は最上の腰に両腕を回してガッチリと固定する。


最上「て、提督?な、なにをするのかな……?」

提督「投げには投げだ」



最上の腰に腕を回しクラッチしたまま、後方に反り投げ


最上「ゲフッ!!」


ブリッジをしたまま相手のクラッチを離さずそのまま固めてフォールする

ジャーマン・スープレックスと呼ばれる技だ

晩飯食ってきます

最上「こ、後頭部から落とすなんて……」

提督「頭が割れてないから問題ない」

加賀「最上、ナイスです」


ブリッジをしたまま最上のクラッチを離さず、固めてフォールしている提督上に加賀が飛び乗る。


提督「ん?」

加賀「なっ……飛び乗っても崩れないなんて……」

提督「最上もそうだが、加賀……お前も相当軽いな」

加賀「……あら嬉しいわ。最近ダイエットしようかと考えてたところなの」

提督「女は多少肉付きが良い方が魅力的なんだぞ?」

加賀「そ、そうかしら……カフッ!?」


少し頬を染めて照れている加賀の鳩尾に、提督の拳が撃ち込まれて加賀は吹き飛ばされた。


提督「加賀、今は戦闘中だ。お前の照れている顔は中々にそそるが、戦闘中は敵を倒す事だけを考えろ」

加賀「ゲホッゲホッ!……頭にきました」


不意打ちで鳩尾を殴られた怒りと、照れている顔がそそると言われた事にたいする羞恥を誤魔化す為、加賀は提督に向かって突っ込む。


提督「どうした?冷静なお前らしくないじゃないか」

加賀「……」

提督「ふっ……可愛らしいもんだな」

加賀「っ!?」

提督「動きが止まったぞ」


不意に可愛らしいと言われて動揺し、加賀の動きが止まった。

そしてそれを見逃す提督ではない


提督「少しキツイのいくぞ」

加賀「え、ちょっ……」


加賀の両肩を掴み、顔をギリギリまで近付ける。


提督「いくぞ……」


その後上半身を思いっきり反らし、加賀の額に自分の額を叩き付けようとする。


鳳翔「やっと……やっと捕まえましたよ提督」


笑顔の鳳翔が、提督の背後から提督の後襟を掴んでいた。

鳳翔は後襟を掴んだ手を引いて崩し、逆の腕で提督の首を後方へと押し倒した。


提督「ほう、私を投げるとはな」

鳳翔「まだです!」


受け身を取ろうとした提督の右腕に絡み付き、全力でへし折りにいく。


鳳翔「右腕はいただきますね」

提督「だが、まだ甘い」

鳳翔「え?キャア!?」


右腕に力を入れ、筋肉を膨張させてそのまま絡み付いた鳳翔ごと真上に右腕を振り上げる。


提督「そう簡単に腕はやれんよ」


振り上げた腕を、そのまま鳳翔ごと地面に叩き付ける。


鳳翔「クッ!」


鳳翔は直前で提督から離れた


提督「さぁ、次はどうする?」

鳳翔「……降参です。皆さんもそれでいいですか?」

那智「あぁ……」

羽黒「……はい」

加賀「えぇ、問題ないわ」

最上「頭痛い……」

提督「そうか。ならお前達は先に戻ってろ」

筋トレして風呂入ってきます

風呂から出たら再開します

夕立「グッ……カハッ!」

不知火「ハァ……ハァ……ゲホッゲホッ」

時雨「クッ……体が、自由に動かない……」

まるゆ「今日も私に触れられなかったか。まあ、昨日の今日で急に上達する訳ないからな。よし、朝食の時間までしっかり身体を休めておけ」


3人は互いに肩を貸し合って、足を引きずりながら戻って行く。


まるゆ「……僅かだが、昨日より動きが良くなっていた。だがこれは上達と言うより……」



あきつ丸「早朝訓練はここまで!」

那珂「はぁ……疲れたぁ……。大破した時よりもボロボロになっちゃったよぉ……」

川内「あー……痛い。ただただ痛い」

神通「うぅ……立てない……」

球磨「お前等情けねえクマね」

龍田「球磨ちゃん?そっち誰もいないわよ~」

球磨「……龍田だって余裕そうにしてるけど、顔が真っ赤になるほど頭から流血してるクマ」

あきつ丸「早く戻って入渠するであります」



あきつ丸「……どうでありましたか?」

まるゆ「僅かだが昨日より動きが良くなっていた」

あきつ丸「そちらもでありますか」

まるゆ「軽巡達もか」

あきつ丸「はい。しかしあれは上達と言うより……」


2人は目を閉じ、同時に口を開く。


「「……吹っ切れた」」

まるゆ「先日はまだ戸惑っていてどこかで力をセーブしていたが」

あきつ丸「先日ボロボロになったことにより、タガが外れた」

まるゆ「ふふっ……」

あきつ丸「クハハ……」



「「面白くなってきた」」

さて、寝る

あ、更新頻度バラバラだけどこんな感じでいいかな?

俺の知ってるゆっくりじゃない

今起きました。書き始めます

提督「よし。次は文月、漣、若葉、電、島風だ」

島風「おぅ!?」

若葉「……」

電「頑張るのです!」

文月「あたし無理だよ~……」

漣「出番ktkr!!」


呼ばれた5人は提督の前に立つ


提督「さぁ、誰からでもいいぞ。金剛達みたいに全員で来ても構わん」

島風「私には誰も追いつけないよ!」


島風は超高速で移動し、その場から姿を消す。


漣「ヤアッ!」

文月「えいっ!」

若葉「シッ!!」

電「なのです!」


島風が消えた直後、四方向から一気に提督に襲い掛かる。


提督「良いスピードだ。流石駆逐艦……他の者達より遥かに速い」


4人の攻撃を同時に対処しながら、消えた島風を探す。


提督「そこか!」

文月「えっヒャア!?」


文月の足を掴み、上空に放り投げる。


島風「おぅっ!?」

文月「キャッ!」


放り投げられた文月は跳躍していた島風に命中し、2人一緒に地面に落下する。

駄目だ、何か調子悪い……

自分が

何かいいように書けない

まるゆ「……」

あきつ丸「あぁ、残り1人になったでありますな。ん?どうしたでありますかまるゆ」

まるゆ「あの電とか言う駆逐艦……他とは桁違いだ」

あきつ丸「……そのことでありますか」

まるゆ「だが、我々はあの桁違いな実力に気付けなかった……」


まるゆは頭を抱える


あきつ丸「しかし不思議でありますな。あれほど凄まじい実力なら、一目で気付くはずでありますが……」


そう言って、提督と1人で戦っている電に目をやる。


電「ハアアアアアアァァァァァ!!!」

提督「いいぞ電!もっと攻撃に殺気を込めろ!」

電「オオオオオオオッッッ!!!」

提督「そうだ!私を殺すつもりで攻撃しろ!」


電は島風と同等かそれ以上の速度で提督を攻撃しながら、時々襲い掛かる提督の鋭い攻撃を紙一重で躱す。


提督「良い眼だ電!その感覚を忘れるな!」

まるゆ「まあ、あれが准将殿の言う潜在能力だろう。全く、恐ろしいものだ」

あきつ丸「えぇ、准将殿に一撃も入れれてないとは言え、初めての訓練で既に10分以上も准将殿と戦っている……」


しかし、当然電は提督の攻撃を何発も受けている。

当然提督は手加減をして攻撃しているがそれでもその威力は凄まじく、電はもう立っているのもやっとな状態だ。


電「クッ……」

提督「どうした!もう降参か?もう無理か!」

電「ま……まだ、戦える……のです!」


電は血塗れになり足を引きずりながらも、片足で地面を強く蹴って提督との間合いを詰める。


提督「良い根性だ!」

電「ガッ!?」


間合いを詰めて来た電の背後に素早く回り込み、背中に膝を入れる。


提督「フンッ!」

電「カッ……!!」


背中に膝を入れられ海老反りになった電の腹に、背後から放たれた提督の肘打ちが突き刺さる。

電は呼吸ができなくなり、胃の内容物を大量に吐き出す。


提督「誰か、電を入渠させてやれ!」

「「「電!」」」


提督の言葉に、暁、響、雷の3人が駆け寄って来る。

暁に至っては涙目だ


提督「バケツは使うな。お前達は電が治るまで訓練に参加しなくてもいいから、電の傍に居てやれ」


~~早朝訓練終了~~


提督「……大本営からの通達でな」

あきつ丸「?」

提督「お前達補佐とは別に、艦娘の中から1人秘書艦を選んで報告しろとのことだ」

まるゆ「ほう」

提督「秘書艦は電に決めた。アイツは良いぞ……最高だ」

やばい。皆の言葉が優しくてやばい

~~食堂~~


提督「今から朝食の時間だ。今日の朝食は白米、鮭の塩焼き、味噌汁、湯豆腐、大根の漬物だ」

吹雪「あ、あの……司令官?」

提督「なんだ?」

吹雪「とっても美味しそうな朝食なんですが……これは一体……」


食堂の1席1席には艦娘達の名前が書かれた札が置かれており、その全てに提督が言ったメニューが置かれている。

しかし、その量が半端ではなかった。


・白米(2合)

・鮭の塩焼き(3匹)

・味噌汁(丼一杯)

・湯豆腐(5個)

・大根の漬物(1㎏)


加賀「やりました」

赤城「美味しそうですね!」

吹雪「いやいや!空母の方や戦艦の方なら余裕でしょうが、私達駆逐艦や軽巡は無理ですよ!」

提督「だろうな。食べきれないなら食べれる者に渡しても構わんが、全員自分の限界まで食べる事を義務付ける。食べることも訓練だ!」

長門「提督、1ついいか?」

提督「なんだ?」


長門が挙手をして立ち上がる


長門「戦艦や空母としては嬉しいが、それでは鎮守府の食料、資材がすぐに底をつくぞ?」

提督「安心しろ。私は艦娘に白兵戦を叩き込む為に必要な全てを上に要求し、それを承認させる権利が大本営より与えられている」

長門「……凄いな」

提督「では全員手を合わせて……いただきます」

全「いただきます!」


余談だが提督は戦艦よりも食べるとか食べないとか……

ほ、ほら……漬物って単品でも食べれるやん?

完全とは言えませんが、一応復活しました。

スランプの原因が内容のパターン化だと思ったので、色々変化を入れていきます。

電「……」

提督「ん?電、もう快復したのか?」

電「は、はい。あ、あの……司令官さん」

提督「何だ?」

電「あの……電も朝ご飯を食べたいのです!」


電の声が食堂内に響く


電「は、はわわわ……!」

提督「……ハッハッハッ!」

電「うぅ……恥ずかしいのです」

提督「否。何も恥ずかしがることはないぞ。あれだけ戦えば腹が減るのは当たり前だ……好きなだけ食べるが良い!」


提督が指を鳴らすと、まるゆとあきつ丸が電の分の朝食を持ってきて机に置く。


電「お、美味しそうなのです!」

提督「電、食べ終わったら執務室に来い」

電「え……?朝の訓練はどうするのです……?」

提督「勿論するが、その前にお前に伝えておきたい事があるのでな」

電「りょ、了解なのです」

~~執務室~~


電「し、失礼します……」


電が執務室の扉を開けると、提督は椅子に座って何かを読んでいた。


電「あ、あの……司令官さん?」

提督「ん?あぁ、すまん」

電「何を読んでいたのです?」

提督「他の鎮守府からの演習依頼の書類だ。まあ、本当の目的は演習ではなく偵察だろうな」

電「偵察?」

提督「そうだ。私も先日知ったのだが、この艦娘に白兵戦を叩き込むと言う試みは以前から行われていたらしい。だが、元陸軍の者が配属されたのは私が初……白兵戦のプロである帝国陸軍が配属されたのだ。私でなくとも偵察ぐらいするだろうさ」


提督は書類をファイルに入れ、立ち上がる。


提督「さて。お前を呼び出した理由なんだが……」

電「……」

提督「電、お前を私の秘書艦に任命する。拒否は認めん」

電「……ふえ?」

提督「秘書艦についての説明は必要か?」

電「えっと……装備開発の補助や司令官さんの仕事のお手伝い。それから、食事等の司令官さんの身の回りのお世話……だったと思うのです」

提督「まあ大体合っている。それと我が鎮守府では訓練時、私が不在の場合の臨時教官もやってもらう」

電「えぇ!?そ、それだったら長門さんや金剛さんの方が適任だと思うのです!」


電はわたわたと手を動かし、必死に抗議する。


提督「私がお前の方が適任だと思った。だからお前が秘書艦だ」

電「……」

提督「それても、電は秘書艦になるのが嫌なのか?」


提督はしゃがみ込み、電と目線の高さを合わせる。


電「うぅ……そんなことはないのです……」


電は顔を赤くして俯く


提督「なら問題無いな。よし、では朝の訓練に行くぞ」

電「は、はいなのです!」

書いてて思ったんだけど、装備開発って必要なんだろうか……?

今ある装備で充分な気がする

電が秘書艦になって数週間

『秘書艦特別訓練』なるものが電の訓練に追加され、まるゆとあきつ丸も驚くほどの速度で実力を上げている。

他の艦娘達もこの訓練に慣れ、見学中や自由時間に自主的に組み手を行っている者もいる。



艦娘達の入浴時間中、提督は1人で執務室で書類を読んでいた。


提督「……ふむ。一度試しにやってみるのもいいかもしれんな」


~~早朝の訓練~~


提督「早朝の訓練に入る前に、皆に知らせがある」

まるゆ「?」

あきつ丸「知らせ……でありますか?」

提督「そうだ。実はとある鎮守府から訓練の見学希望の書類が送られてきていてな。1週間後、その鎮守府の提督と秘書艦が此処に訪れることになった」

漣「いいじゃないですか~!」

曙「めんどくさ……」

羽黒「私達は……何かするんですか?」


艦娘達は様々な反応を見せたが、漣のように乗り気な者は多くない。


提督「何も特別なことはしなくていい。いつも通りの訓練を見学させてやればいい」

見学に来る提督の候補


1 正義感の強い、ギャルゲーの主人公みたいな性格の新人提督。

2 ベテランの爺様提督

3 屑提督

4 女性提督(性格は未定)


最初に書かなかったので安価はしませんが、アンケートをやりたいなと思います。

2016年2月13日の17時00分までで、一番希望が多かった提督にバルメ提督(仮)の鎮守府を見学させます。

時間を過ぎました

1 3票

2 4票

3 2票

4 1票


ということで、2のベテランの爺様提督になりました。

ベテランの爺様提督のスペック

名前:勘解由小路 総一郎(かでのこうじ そういちろう) ※表記は爺様※
性別:男
年齢:99歳
身長:210㎝
体重:170㎏
階級:海軍中将(先の大戦では陸軍大兵長)


白髪で白く長い髭を伸ばした、筋骨隆々の巨大な老人。

23歳の時に第二次世界大戦が勃発し、当時は陸軍に所属して戦場で戦った兵士。

終戦した1945までの6年間、ずっと最前線で戦い続けその過程で兵長になった人間離れした猛者。

終戦後は故郷に帰った

陸上自衛隊に入隊し、70歳で退職するまで己を鍛え続けた。

その後深海棲艦が出現し、日本が新日本帝国となってからは海軍に入り提督となった。

深海棲艦出現時から艦娘を指揮し、当時はまだ定着していなかった艦娘への白兵戦の伝授を行っていた。



もう、こいつ1人でいいんじゃないかな……?

優勝記念に焼肉食って来ました

そんで、誤字脱字を見つけたので訂正。


ベテランの爺様提督のスペック

名前:勘解由小路 総一郎(かでのこうじ そういちろう) ※表記は爺様※
性別:男
年齢:99歳
身長:210㎝
体重:170㎏
階級:海軍中将(先の大戦では陸軍兵長)


白髪で白く長い髭を伸ばした、筋骨隆々の巨大な老人。

23歳の時に第二次世界大戦が勃発し、当時は陸軍に所属して戦場で戦った兵士。

終戦した1945年までの6年間、ずっと最前線で戦い続けその過程で兵長になった人間離れした猛者。

終戦後は故郷に帰った

陸上自衛隊に入隊し、70歳で退職するまで己を鍛え続けた。

その後深海棲艦が出現し、日本が新日本帝国となってからは海軍に入り提督となった。

深海棲艦出現時から艦娘を指揮し、当時はまだ定着していなかった艦娘への白兵戦の伝授を行っていた。


提督「ちなみに、見学に来る提督の階級は中将。先の大戦で第一線で活躍し、五体満足で生還した生ける伝説だ」

天龍「……それ本当に人間かよ」

足柄「こ、怖いわね……って、第二次世界大戦で活躍したってその提督何歳よ!?」

提督「99歳だ」

艦娘一同「えぇ~……」

~1週間後~


見学の日、朝から中将出迎えの為に正面の入り口に立っていた提督の前に、一台の大きな車が停まった。

後部座席から艦娘らしき女性が降り、反対側に回って扉を開ける。

女性が開けた扉から、1人の巨大な老人が降りて来る。


提督「中将殿、よくぞ来られました。歓迎いたします」

爺様「うむ。此度は突然の事にも関わらず承諾してくれたことに感謝する」

「……」


女性は中将の斜め後ろに無言で立っている


爺様「大和。お主も挨拶ぐらいせんか」

大和「失礼しました。世界最大の戦艦、大和型一番艦大和です」

提督「ほう……。ではグラウンドへご案内します」


~~グラウンド~~


既に鎮守府の全艦娘が整列している


提督「中将殿が来られた。全員敬礼!」

爺様「ふむ。良く仕込まれておる」

提督「お褒め頂き光栄です中将殿」


次の瞬間鍛えられた艦娘ですら視認できない恐ろしい速度で、提督の拳が中将を襲う。

その衝撃波で暴風が発生し、巨大なクレーターができる。


爺様「ふっ……甘いわ小娘」

提督「……クッ」


中将は提督の拳を左手で受け止め、右手の貫手を提督の喉1㎜手前で寸止めしていた。


爺様「老けたな大佐……以前より殺気が衰えた。奇襲のタイミングの見極めも甘い」

提督「……今は准将だクソ爺」

爺「ふっ……相も変わらず生意気で乱暴な言葉遣いだな。新兵だったころから変わっとらん」

ちなみに、この爺様提督のイメージcvは土師孝也さん


……別に提督がバルメっぽいからってヨルムンガンドに絡めた訳ではないですよ?

大和「……」

金剛「アナタ、自分のテ―トクが襲われたのによく平然としてますネ」

大和「当然です。だって、あの方に勝てる生物なんて存在しませんから」

金剛「勝てる生物が存在しないって……随分と大きな事を言いますネー」

大和「仕方ないじゃないですか。実際に見たんですから」


大和の言葉に、艦娘達からどよめきが上がる。


金剛「ど、どういう事デース?」

大和「しかし勘解由小路総一郎という男は、第二次世界大戦開戦から終戦までの6年間。武器となる物はナイフすら拒み続け、己の肉体1つで最前線で戦い続けて生還した超人です。そしてあれは、まだ私が着任して間もない頃の事でした」


艦娘達は、皆静かに大和の話を聞いている。


大和「提督は私を見るなり『儂を撃て』と言いました。勿論お断りしましたが上官の命令は絶対だとキツイ口調で言われ、私は仕方なく提督を撃ちました」

長門「お前の主砲でか!?」

大和「はい。まだ建造されたばかりとは言え戦艦の、ましてや私の主砲で生身の人間を撃てば肉片も残りません。しかし、提督は全くの無傷だったんです」

爺様「艦娘はどうかね?」

提督「……?」

爺様「彼女達は素晴らしいだろう?大戦時の艦の魂と記憶を持ち、戦闘適性は高く学習能力も高い。いくら鍛えても見た目麗しい少女のまま、老いを知らず海を駆け回ってその力を思う存分に振るう」

提督「……確かに、彼女達の戦闘適性、身体能力や美麗さには目を見張るものがある。しかし、それがどうしたと?貴方程の者ともなれば、単騎で深海棲艦を滅ぼすなんて容易のはず。何故そうしないので?」


中将は提督の拳を離し、両手を後ろで組む。


爺様「効かないのだよ。拳銃もマシンガンもライフルも大砲もミサイルも、奴等深海棲艦共には全く効果が無い。無論、儂の拳もだ。奴等にダメージを与える事ができるのは、艤装を付けた艦娘のみ」

提督「艤装を付けた艦娘の拳は深海棲艦に効果があるのだな?」

爺様「じゃからこそ儂は艦娘に戦場格闘術を叩き込み、その成果と結果を大本営の若造共に見せてやったのだ」



大和「さて、提督達は提督達で話していることですし、私達は私達で始めましょうか」

長門「始める?何をだ」

大和「訓練です。実は今回の見学と言うのは建前で提督と私が此処に来た本当の目的は、この鎮守府の戦力の確認及びその強化です」

明日仕事休み

久々に酒が入ってハイテンション

書きまくるぜ

訓練と聞いた瞬間、艦娘達の雰囲気が変わった。

目付きが鋭くなり、一瞬で『戦いの空気』を作り出したのだ。


大和「これは……想像以上ですね」

武蔵「だろう?」


いつの間にか、武蔵が大和の隣に立っていた。


長門「武蔵……あぁ、そう言えばお前は派遣されて来た者だったな」

武蔵「そうだ。そして提督が来たという事は、私の派遣期間は終了だ」

長門「そうか。今まで色々とありがとう」

武蔵「こちらこそ」


2人はガッチリと握手をする

次の瞬間、長門の身体が宙を舞う。


武蔵「馬鹿め。訓練は既に始まっている」

長門「その行動は読んでいた!」


長門はその言葉通り、空中で体勢を立て直して綺麗に着地する。


武蔵「ほう」

提督「なるほど、余計な事をしてくれる」

爺様「余計とな?」

提督「彼女達は私の艦娘だ。私色に染め上げる邪魔をするな」

爺様「相変わらずだな。貴様は陸軍時代もそうやって少女兵達を手籠めにしておった」

提督「だが戦果は挙げているし、本人達同意の上だ。何が悪い?」


提督は中将を睨み、中将を提督を見下ろしている。



長門「ハアッ!!」

武蔵「むんっ!」


2人の拳が何度も何度もぶつかり、その度に大きな衝撃波が発生する。


電「2人とも凄いのです」

漣「衝撃波強過ぎィ!!」

大和「余所見している場合?」


電と漣の真上に大和が現れ、2人に向けて蹴りを放つ。

すいません、思った以上に酔いが回って……

やはり久々の酒でウイスキー(度数40)のロックはキツかったか……

大和「……想定外だわ。まさか駆逐艦2人で私の攻撃を受け止めるなんてね」

漣「……電ちゃん。訓練らしいし、相手は戦艦のおねーさまだから『戦闘モード』になっちゃう?」

電「なのです!」

漣「ktkr!!」


2人の雰囲気がガラリと変わる

眼を見開き、犬歯を剥き出しになり呼吸が荒々しくなる。


大和「なっ……なんて殺気」

漣「ウラァ!!」

電「ガァッ!!」




長門「ハッ!!」

武蔵「軽いな。お前の拳は」


迫りくる長門の拳に自分の拳をぶつけながら、武蔵はそう呟く。


長門「グッ……」

武蔵「もっと殺す気で拳を振り抜け。これを訓練だと思うな。これは戦闘で、此処は戦場だと思え。」

長門「アアアアア!!!」

武蔵「叫べば強くなるのか!」


2人の拳がぶつかり、何かが砕ける嫌な音が響いた。

お久しぶりです

パソコンが生死の境を彷徨っており、昨日やっと峠を越えて今日復活しました。

長門「グッ……ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」


武蔵の拳が長門の拳を砕き、肉片と血が飛び散る。


武蔵「戦艦長門、脆弱なり」

長門「き、貴様アアアアアアア!!」

武蔵「怒りに身を任せれば動きが単調になるぞ」

長門「私を侮辱するなぁ!私はビッグ7なんだああああああああ!!!」


長門は力の限り吠え、左の拳を武蔵に放つ。


武蔵「それがどうした」


武蔵は一歩も動かず、長門の拳を受け止める。


武蔵「私は世界最強の大和型の2番艦、戦艦武蔵だ」

待ちますけど……

実装……されてもウチに着任してくれるかな……


エンジョイ勢の俺提督であった

筋トレって楽しいね!

風呂入ってから書き始めます

長門「貴様っ……まさか……」

武蔵「ん?当然だ。貴様如きに本気を出す訳無かろうが」

長門「クッ……」


長門の拳を握る力が強くなり、骨がミシミシと音を立て始める。


武蔵「このまま左の拳も砕いてやろうか」

長門「ガアアアアアア!!」




大和「……と、驚かされたのは殺気だけでしたね」


大和は満身創痍で気絶している電と漣を担いで、入渠ドックまで歩いて行った。

提督「……随分と鍛え上げているようだな」

爺様「無論。あの2人は儂の鎮守府の主力じゃ……その気になればあの2人だけで深海棲艦を潰せる」

提督「なら何故そうしない?」

爺様「必要だからだ」


中将は手を後ろで組み、空を見上げる。


爺様「奴等は、儂等人間にとって必要な存在なのじゃ。滅んでもらっては困る」

提督「必要だと?貴様、そんなに戦争がしたいのか!先の大戦から、何も学ばなかったのか!」

爺様「口を慎めよ小娘」

提督「ッ!?」ビクゥ


中将の声が低くなり、途轍もない威圧感が提督を襲う。


爺様「先の大戦を経験したからこそ……じゃ。たった30年ちょっとしか生きておらん小娘が、知ったような事を言うな」

爺様「人間の本能は争いを求める。しかしそのままではすぐに人間という種は、地上から消滅する事になる。だが奴等は人間ではない」

提督「……」

爺様「人間ではない奴等といくら争ったところで人間は死に絶えない。それどころか、各国が打倒深海棲艦を掲げて一致団結する為人間同士の戦争は無くなった。これは所謂『世界平和』ではないかな?」

~~中将達が帰った後~~


あきつ丸「准将殿……」

提督「あきつ丸、まるゆ。今日の訓練の教官はお前達2人でやれ。私は長門達の所に行く」

「「了解!」」



~~入渠ドック~~


提督「長門、漣、電。傷の具合はどうだ?」

長門「良くはないな……大破以上、轟沈未満と言った所か……」

漣「ぜ、全身の骨が砕けてるような感じがします~……」

電「め、目の前が霞んでいるのです……」

提督「そうか……。お前達は完治するまでゆっくりしていろ。特訓の事は考えなくていいから、まずは身体を治す事を最優先に考えてくれ」

~~夜の自由時間~~


提督が1人で書類仕事をしていると、執務室の扉がノックされる。


提督「入れ」

長門「……失礼する」

提督「長門……もう完治したのか?」

長門「あぁ、無断でバケツを使わせてもらった。すまない」


長門は深々と頭を下げる


提督「それは構わんが、もっとゆっくりしていていいんだぞ?バケツで身体の傷は癒えても、心の傷までは癒えんのだろう?」

長門「あぁ……そうだ。心の傷は癒えない」

提督「だったら……」

長門「だから私は……て、提督に……慰めてもらいたい」

提督「……ほう?」


提督は一瞬硬直したが、すぐに意味を理解して微笑む。


提督「だから何時もの服装ではなく、寝間着姿で私の部屋に来たのか」

長門「……」


無言で頷く


提督「いいだろう……だが少し待ってくれ。もう少しでこの書類が終わる……そうしたら今日の執務は終了だ。それまでベッドに座って待っていてくれ」

長門「わ、分かった……(て、提督のベッドか……)」


長門は、提督に言われるままにベッドに座る。



~~数分後~~


提督「よし、終わった。待たせたな、長門」

長門「い、いや……大丈夫だ」

提督「ふふっ……顔が赤いぞ?」


提督もベッドに座り、長門の顔を覗き込む。


長門「ち、近いっ!顔が近いぞ提督!」

提督「何か問題か?」

久々のR18展開に燃え滾っております

そして今日は長門のR18展開が終わったら寝ます

長門「も、問題大ありだ!い、いきなりこんな近距離に……まだ、心の準備が……」

提督「長門……私に任せろ。力を抜いて楽にしろ」

長門「……」


長門は顔を真っ赤にして俯く


長門「ヒゥッ!?」


提督に肩を抱かれ、ビクッと反応する。

それと同時に、普段の凛々しさからは想像できないほど可愛らしい声が出る。


提督「可愛いな……長門」

長門「か、可愛くなんか……わ、私は……」


長門の眼から、涙が溢れてくる。


提督「……我慢するな、私の前では強くなくてもいい。私の前ではか弱い乙女でも、泣き虫な少女でも構わん。お前の全てを受け入れてやる」

長門「……くっ、うぅ……わ、私は……私は……」


提督は何も言わずに長門を抱きしめる


長門「私は……脆弱じゃないっ……わ、私は……弱くない……」

提督「長門……」


頭を数回優しく撫で、頬を撫でて顔を上げさせる。


提督「んっ」

長門「っ!?」

提督「……」


突然の口付けに驚いて慌てていた長門だが、少しすると目を閉じて大人しくなり、提督と抱き合って静かに涙を流した。

約数分の間、2人は唇を重ねたまま抱き合っていた。

どちらともなくゆっくりとベッドに倒れ込み、提督が長門を押し倒す形になった。


提督「……プハッ。どうだ、少しは落ち着いたか?」

長門「あ、あぁ……ありがとう」

提督「構わんさ。長門、お前はこれからどうしたい?」

長門「……意地の悪い」

提督「ん~?」


提督は完全にSっ気全開の顔になっており、長門は涙の跡こそ残っているものの、もうその表情に悲しみは無かった。

そして長門は顔を赤くしながら、言葉を紡ぐ。


長門「も、もっと提督を感じたい……」

提督「ふふっ……よく言えました」

提督「んんっ……」

長門「ヒャッ……て、提督!は、腹を舐めるのは止めてくれ……」

提督「ん?あぁ、長門はくすぐったいのが弱点だったな」

長門「そ、そうだ……だからっ!?」


長門が喋り終わる前に、提督は長門の服の中に手を入れて胸を揉む。


提督「大きいな。それでいて形も良く、少し力を入れればいやらしく形を変える柔らかさと、手を押し返そうとするハリと弾力もある。良いぞ長門」

長門「は、恥ずかしい事ばかり言うなぁ!!」

提督「まだまだ言い足りないぐらいだ。お前の素晴らしさ、お前達艦娘の素晴らしさを100%完璧に表現する言葉が無い事が残念でならないよ」

長門「……いっそ沈めてくれ」


長門は真っ赤な顔を腕で隠している


提督「長門……私の前では威厳だのなんだのは考えなくていい。可愛い可愛い私の長門でいてくれ」


服の中で長門の乳首を摘まみ、唇を重ねて舌を侵入させる。


長門「んぐっ!?」


長門は初めての感覚に戸惑い、混乱している。

提督「そろそろ、濡れてきたんじゃあないか?」


提督は長門の股に手を伸ばす


長門「ま、待ってくれ!」

提督「どうした?」

長門「そ、そこは……まだ待ってくれ。まだ、怖いんだ……」


長門の身体は少し震えている


提督「分かった。ではまたの機会にして、今日はもう寝るぞ。もう夜遅い……此処で一緒に寝るぞ」

長門「……あぁ、分かった」

普段凛々しい女の子が弱弱しくなってるっていいよね!


さて、今日はもう寝ます。


って言うか、女性提督とローちゃんがダンケダンケしてるssがあったら教えてください何でもしますから!!(あきつ丸が)

男気男気は遠慮します()

ウチにローちゃんおらんけぇ書けんのじゃあ……


基本的にバルメ提督(仮)の鎮守府所属の艦娘は、ウチに居る娘だけにしようかなと思っているので……


エンジョイ勢で、未だにイベントを一度も攻略したことのない俺提督の元に海外艦が着任する日は来るのだろうか……?



ってことで、筋トレも終わり風呂も入ったので書き始めます。

~~入渠ドック~~


北上「いや~疲れた疲れた~」

大井「ちょっと北上さん!タオル!前隠してください!」

北上「えぇ~……別に提督含めても男いないんだしい~じゃん」

大井「駄目です!少しは恥じらいというものを……」

北上「ってあれ、電と漣じゃん。なに?駆逐艦って入渠時間そんなに長かったっけ?」


小言を続ける大井を無視し、北上は電と漣の隣に座る。


※温泉のようなイメージ※


北上「ふぃ~……身体に染み渡るねぇ~」

電「北上さん、おじさんみたいなのです」

北上「失礼な。それよりさ、提督の事なんだけど……」

電「?」

漣「?」

北上「何か、アンタ達みたいに選んだ人だけ贔屓してない?どうしてもね~私も大井っちも選ばれなかったし?別に提督が嫌いって訳でも、選ばれた人達が妬ましいって訳でもないんだけど、選ばれてない側としてはそう見えるんだよね~」

漣「そんな事はないと思いますよ~?」

北上「そなの?」

電「はい。普通に選ばれて無かった人とも親しそうに話してたり、一緒に間宮さんの所に言ってるのも見たのです」

北上「へぇ~……結構人気なんだねぇ」

電「でも、あんまり司令官さんからは誘っていないみたいなのです」

漣「つまり構ってほしければ自分で声かけろってことですね。ご主人様らしいと言ったらご主人様らしいけど」

北上「なるほどねぇ……」


北上は腕を組んで何かを考える


大井「って北上さん!無視しないでくださいよ!」

北上「あ、ごめんね?大井っち話長いんだもん」

大井「そ、それは北上さんが!」

北上「ねぇ大井っち」


北上は大井に詰め寄る


大井「な、なんですか?」

北上「明日の夜、提督の部屋に行ってみようよ」

よし、今日の分は終わり!


いざ、オフトゥンに向けて出撃する!!

さあ書くぜ

百合・レズは大好きだけど、いざ書くとなると挿入するモノが生えてないとかなり書きにくいね。

行為内容が単純化しちゃうから

~~昼・食堂~~


北上「あ~……この食事量に慣れちゃった自分が怖いね~」

球磨「大井、その鮭を寄越すクマ」

大井「姉さん自分のがあるじゃないですか」


最上「でも本当に美味しいよね。流石間宮さんだよね」

日向「そうだな。栄養バランスも考えられているし、飽きないような工夫もされている」


赤城「間宮さん、今日も美味しいです!」

加賀「流石です」

間宮「ふふ……実は、私は作ってないんですよ?」


全員「え?」

間宮「私は少し手伝っているだけで、皆さんの食事を毎日作っているのは提督ですよ」



全員「ええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!??」

赤城「提督料理できたんですか!?」

間宮「えぇ、私よりも上手で最近では教えてもらってるぐらいですよ」

潮「そんなにですか……」


隼鷹「あきつ丸~」

あきつ丸「何でありますか?」

隼鷹「提督の料理の腕前って昔から?」

あきつ丸「はい。戦場で蛇や野兎等を捕えて、それでレストランで出される以上の料理を振る舞ってくださっていました」

隼鷹「蛇……」

伊勢「野兎……」

~~夜~~


北上「提督~入っていい?」

提督「その声は北上か。構わんぞ」

北上「んじゃあ、お邪魔しま~す」

大井「お邪魔します」


北上が扉を開け、大井は北上の後から入室する。


提督「何だ、大井も一緒だったか。まぁ、好きな所に座ってくれ」

北上「うわ~……執務室ってこんなに広いの?」

提督「いや?狭かったから大本営に依頼して拡張したんだ。家具も良質な物を揃えたぞ」

北上「このソファーフカフカだね。いいなぁ~」

大井「提督、机の上にあるグラス……お酒飲みました?」

提督「飲んだぞ」


さも当然の事のように答える


北上「なんてお酒~?」

提督「鳳凰だ」

北上「鳳凰……ってかなり高い日本酒じゃん!?飲みたい!」

提督「飲んでもいいが、どうせなら他の者も集めて、もっと良い酒も出そう」

寝ます

さて、次からは酒飲みが一度は飲んでみたいような高級な酒がポンポン出て来ます。

ですが安心してください。私は安酒した飲んだことありません!

大井「で、結局全員なんですね」

隼鷹「いいじゃんかよぉ!宴は皆でやった方が楽しいって!」

那智「隼鷹の言う通りだ。酒は皆で騒がしく飲んだ方が美味い」

提督「よし、酒は用意した。皆、各自好きな酒を手持ちのグラス、御猪口、湯呑に注いでくれ」



金剛「こ、これってRomanée-conti!?」

那智「これは15年熟成の柏盛!?馬鹿な!これは年間に5本しか出荷されない超限定の希少な日本酒なはずだ!!」

響「幻のウォッカ『ツァールスカヤ』……Здорово!」


艦娘達は、用意された高級な酒に驚いている。


電「……司令官さんは何者なのです?」

提督「私はただの提督だ。元陸軍大佐だがな」

すいません、明日早いんで寝ます。

一度でいいから15年熟成の柏盛を飲んでみたいもんですなぁ」

飲みやすくてかつ良い香りがするのが美味しい日本酒って認識でええのかな?

>>223

その認識でいいと思います。本当に美味しい日本酒を飲んだことがないので、断言はできませんが。


さて、書き始めます

※描写し忘れましたが、場所は食堂です※


全員が好きな酒を選ぶと、提督が立ち上がる。


提督「さて諸君。私が鎮守府に着任してから1ヵ月が経過した。それ以外は特に何も無い日だが、1ヵ月訓練に耐え抜いた褒美として今日は宴だ!!」


提督はそう言って指を鳴らす

すると、間宮、まるゆ、あきつ丸が沢山の料理を運んできた。


間宮「立食パーティー風にしてみました」

提督「さあ、今日は無礼講だ。存分に食い存分に飲め!」


提督がワイングラスを高く掲げるのを見て、艦娘達も自分が持っている容器を高く掲げる。


提督「乾杯!」

全員「乾杯!」

今気付いた

このss書き始めたのが丁度一ヵ月前(2月1日)

着任したのがリアルで1ヵ月前だったwwww

昨日はまさかの寝落ち

書き始めます

雷「司令官!はい、あーん!」

不知火「司令官、肩を揉みます」

時雨「提督。次は何のお酒を注ごうか?」

雪風「しれぇの膝の上は落ち着きます!」

浦風「提督さん、お酒強いんじゃねぇ」


北上「うわぁ……駆逐艦侍らしてる悪徳提督にしか見えないね~」

球磨「そうでもないクマ。駆逐艦に限らず、此処に居るほとんど全員が提督と一緒に飲みたいって思ってるクマ。まあ、今は駆逐艦に譲ってやってるだけクマ」

あきつ丸「准将殿は、陸軍時代から部下達に絶大な人気がありましたからな」

北上「そう言えば、提督って陸軍時代の事あんまり話してくれないよね~」

まるゆ「まあ、あまり自らを語る方ではないからな」

北上「ふ~ん」


提督「……至福」

望月「やーめーろーよー!ほっぺたムニムニすんなー!」



北上「もしかして提督ってロリコン?」

あきつ丸「いいえ、守備範囲が広大なだけであります」

~~深夜~~

駆逐艦の中でも特に幼い者達は各自の部屋に戻り、就寝した。

騒がしさは無くなり、各自静かな雰囲気で酒を楽しんでいる。


隼鷹「はぁ……」


鎮守府の中でも指折りの酒豪である隼鷹だがその手に酒は無く、ただ座って時々ため息をついていた。


提督「隼鷹。隣いいか?」

隼鷹「あぁ提督……」

提督「どうした?お前が飲まないなんて珍しいじゃないか」

隼鷹「……いやね、すっごい贅沢な話なんだけどさ。アタシは高級で上品な酒より、豆とか摘まんで飲む安酒の方が好きなんだよ」

提督「……」

隼鷹「ははっ……やっぱ贅沢過ぎるよな。こんな良い酒ばっか揃ってるのにさ」


隼鷹はそう言って立ち上がる


提督「隼鷹、何故早く言わないんだ」

隼鷹「え?」

提督「ほら、これならどうだ?」


提督は机の上に芋焼酎『こくいも』の1.8ℓパックを置く


提督「一緒に飲むか?」

隼鷹「……ありがとうな、提督」

え、なんで隼鷹かって?

俺の嫁だからだよ言わせんな恥ずかしい


最近、このSSの終りが見えなくてどうしようかと迷っていたりする。

金剛「テ―トクゥ!!ワタシとバーニングラヴしてくださーい!!」

長門「金剛!抜け駆けは許さんぞ!」

比叡「えぇ!?お姉様と提督って、そういう関係だったんですかぁ!?」


その場にいる艦娘達は急にソワソワし始める


提督「参加したい者は参加して構わんぞ。3人ずつ同時に相手してやる」


提督は金剛と長門の頭を撫でながら、他の艦娘達を誘う。

提督「んっ……」

長門「んんっ」


提督が長門の唇を奪い、舌を侵入させて長門の口内を蹂躙する。


金剛「んっ……テ―トクゥ。手つきがやらしいネ……」

那智「あっ!そ、そこは弱い……」


右手で金剛を抱き寄せて腰を撫で、左手で那智の胸を弄る。


羽黒「は、はわわわ……」

木曾「羽黒が倒れた!?」


提督「……プハァ。長門、キスだけで顔が蕩けてるぞ?」

長門「い、言うな……」

金剛「テ―トクゥ……長門ばっかりずるいネ。ワタシともキスして……」

提督「ふふっ……勿論だ」

提督「ふふ……やはり艦娘は素晴らしいな」

北上「もう……そう言う目でみてたのー?」


胸を揉まれながら、北上は提督に問いかける。


提督「そうだな。初めてお前達を見た時から、そういう感情はあった。それは否定しない」

北上「んっ……もう。エッチなんだから」

大井「提督……北上さぁん……」


大井は提督に頭を撫でられながら、北上の秘部を舐める。


羽黒「て、提督さん……」

提督「ふふっ……羽黒は初心だな」

提督「羽黒……」

羽黒「て、提督さん……」


提督が目を閉じ、羽黒の唇に己の唇を近付ける。

羽黒は涙目になり、顔を真っ赤にして震えているが抵抗はしない。


羽黒「んんっ……!」


遂に2人の唇が重なる

羽黒は緊張と羞恥で訳が分からなくなり、全身が強張る。

遅くなりました。書き始めます

面白そうなネタをありがとうございます


今から書き始めるネタが終わり次第、出していただいたネタで書くつもりです。

ある日、食堂にて


提督「陸軍では何をしていたのか……だと?」

加賀「はい。とても興味があります」

提督「そうだな……深海棲艦『以外』の敵と戦っていた……と言えばいいかな」

赤城「深海棲艦以外の敵……ですか」

提督「うむ。深海棲艦の出現で人間同士の『戦争』は無くなったが、平和なんてものは程遠い。」


提督「あれは確か……13年前だったかな。私はまだ未熟で、階級は少佐だった。そして1個分隊を率いて、テロリスト共と戦っていた」




富士の樹海

此処に潜んでいるテロリスト殲滅の為帝国陸軍は、若き女少佐が率いる少女兵のみで構成さてた1個分隊を投入した。

それは、1個分隊を乗せた軍用車両が富士の樹海に入って数十秒後の事だった。


突如地面が爆発し、軍用車両が吹き飛んだのだ。


少佐「状況を報告せよ!」

「ハッ‼敵は地雷源を張り巡らしている模様‼」

少佐「たかがテロリストと侮っていたか……被害は?」

「車両は修復不可能なダメージを受け、中に積んでいた銃火器類全てを失いました」

「軽傷0名、重傷0名、死亡0名!残存兵力12名!我等意気軒高也‼」

「少佐殿‼ご指示を!」


少佐「充分だ。地雷源を使おうがミサイルを撃とうが、結局のところ敵はテロリスト……強大な兵力を保持する軍隊ではない。『ただの』無法者共を殲滅するのに銃火器等必要無い」


少佐は身体に付けていた錘を外す


少佐「見敵必殺‼敵勢力は見つけ次第殺せ!テロリスト共を皆殺しにしろ‼」

加賀「ちょっと待ってください」

提督「何だ?」

加賀「何故車両が吹き飛んで、誰も怪我1つしていないんですか」

提督「爆発した直後、火薬の臭いと熱の変化に気付いて車両から脱出しただけだ」

加賀「……未熟とは何なのでしょうか」

提督「今の私なら、樹海に入る前に感付ける」

加賀「……」

帝国陸軍が誇る若き女少佐

彼女が率いる、少女兵のみで構成されている1個分隊は任務を遂行する為に富士の樹海を駆け回る。


まるでアニメか漫画の忍者のように俊敏に、時には木の枝から枝へと飛び移りながら、樹海の奥へと進んでいく。


「前方300m敵捕捉‼」



「あ~……何で俺が地雷で吹っ飛んだ奴等の確認なんてしなくちゃいけねえんだよ」


テロリストの1人が、愚痴をこぼしながら地雷を仕掛けた方角へ足を運ぶ。

こんな樹海さっさとおさらばして、早く銃をぶっ放してえ。


これがこの男がテロ活動に従事している理由だった



「んあ……?なんだありゃ」



「目標こちらを視認しました‼」

「構わん、進むぞ‼」



「あの服装……帝国陸軍⁉」


男は驚きながらも、銃を2人に向けて撃つ。

射撃が下手なのか、それとも咄嗟の事で手元が狂ったのか、銃弾は明後日の方向に飛んで行った。


「は、速い‼」


2人の走る速度は凄まじく、男との距離がみるみる縮まる。

男は弾が尽きるまで撃ち続けるが、2人はその全てを紙一重で躱す。



「そんな、そんな馬鹿なぁ‼」

「カァッ!!」


男が叫んだ直後に1人が男の眼前に現れ、男の顔面を蹴り砕いた。

やっぱり戦闘描写って難しい

おやすみなさい……( ˘ω˘)スヤァ

書き始めます

過去偏でまるゆやあきつ丸の、艦娘になる前の名前を出してもいいですかね?

駄目なら階級だけ出しますが

分かりました

ありがとうございます

「や、止めてくれ……助けてくれ‼お、俺は無理矢理……」


男は銃を地面に置き、膝をついて命乞いをしている。


「少佐殿、如何いたします?」

少佐「瑠璃上等兵。私が下した命令を言ってみろ」

瑠璃「ハッ‼『見敵必殺‼敵勢力は見つけ次第殺せ!テロリスト共を皆殺しにしろ‼』であります‼」

少佐「その通りだ。では、どうすればいいか分かるな」

瑠璃「承知いたしました‼」


瑠璃は男に向き直る


男「や、止めてくれ……死にたくない……頼む、頼む!」

瑠璃「来世に期待するのでありますな‼」


男の首が飛び、胸にソフトボール程のサイズの風穴が開く。

さて、おやすみなさい

「沙耶上等兵殿、敵拠点を発見いたしました」

沙耶「報告ご苦労」


沙耶と呼ばれた少女は無線を取り出し、少佐に連絡する。


沙耶「少佐殿、敵拠点を発見いたしました。ご指示を」

少佐「私が到着するまで待機だ」

沙耶「承知」



少佐率いる分隊が、富士の樹海に突入してから10分。

樹海の中は、既にテロリスト達の死体があちこちに転がる地獄絵図となっていた。

そうですね

瑠璃→あきつ丸 沙耶→まるゆ です





少佐「あれが拠点か。点呼開始」

沙耶「1」

瑠璃「2」

「3」

「4」

「5」

「6」

「7」

「8」

「9」

「10」

「11」

「12」

少佐「よし。ではこれより敵拠点に突入する。敵勢力は見つけ次第殺せ。例え命乞いをしようが、武器を捨てて降伏しようが構わず殺せ」

「非戦闘員は如何しますか?」

少佐「拘束しろ。処分は私が決める」

「ハッ‼」

少佐「殲滅した後、拠点入口に集合。では突入開始」


少佐の合図と共に、12名の少女兵がテロリストの拠点に突入する。


少佐「ふむ……地雷源や今までの者達の武器から見て……まあ、長くても10分あれば殲滅できるだろう」


そう呟き、少佐は葉巻を咥えて拠点入口に座り込む。

少佐「……騒がしいな。あいつらには、もう少し静かに敵を殺す術を教えねばな」


~~5分経過~~


沙耶「殲滅完了致しました‼」

瑠璃「拠点内の敵勢力は30名。全員戦闘員でありました‼」

少佐「ご苦労。では拠点の解体に移る。お前達は離れていろ」


少女兵達は全力で拠点から離れ、高い木の上に避難した。


少佐「さて、さっさと片付けるか」



天高く跳躍し、まるで隕石のように拠点目掛けて突っ込む。

巨大な衝突音と、台風クラスの暴風が吹き荒れ拠点は跡形も無く消え失せ、その場には巨大なクレーターができた。


少佐「任務終了。帰還するぞ」

加賀「提督が人外だという事はよく分かりました」

提督「おい。私は人間だ」

加賀「えっ」

はい。と言う訳で提督、まるゆ、あきつ丸の過去が少し出ました。

さて、次はバルメ提督(仮)が別の鎮守府に行くのを書こうと思うので……またアンケートやります。


視察候補

1 正義感の強い、ギャルゲーの主人公みたいな性格の新人提督。

2 屑提督

3 女性提督(性格は未定)


〆切は2016年3月16日16時00分にします


それまで更新停止するか、番外編的な小ネタ的なモノを書くか……迷うな

はい

結果は2で、屑提督の鎮守府に視察という事になりました。


バルメ提督の鎮守府に所属している艦娘は、実際にウチに居る娘だけと言ったが……引き抜きなら問題ない……よね?

~~朝食 食堂~~


提督「諸君。明日より私と電は他の鎮守府へ視察に行く。その間はあきつ丸とまるゆが提督代理だ」

妙高「随分と急ですね」

提督「昨日書類を送って、昨日承諾の書類が送られてきたからな」

島風「はっやーい」

~~翌日~~


電「司令官さん」

提督「なんだ?」

電「視察には何で行くのです?」

提督「私の車で行くぞ」


車庫

此処には軍用車両が数台置いてあり、その中で一台異彩を放つ車がある。


提督「これが私の愛車。Lamborghini Veneno(ランボルギーニヴェネーノ)だ」



Lamborghini Veneno(ランボルギーニヴェネーノ)
価格:330万ユーロ(4億4609万4000円)
最大出力:750馬力
最高速度:365㎞/h
0-100㎞加速:2.9秒


電「はわわわ!」

提督「どうした?早く乗れ」

~~視察先の鎮守府~~


提督「此処か」

電「大きいのです!」

「どうも、よくぞお越し下さいました」


鎮守府の正面入り口から、眼鏡をかけた長身細身の優男が出て来る。


提督「貴様が此処の提督か」

「はい。新帝国海軍大佐であります准将殿」

提督「視察の承諾に感謝する」

大佐「いえいえ、ご高名な陸軍の『戦神』様が視察に来たとなれば、我が鎮守府の大本営からの注目度が上がりますからな。感謝したいのは寧ろこちらです」

提督「……フンッ。正直な奴だ」

大佐「では案内いたします」


大佐に案内され、提督と電は鎮守府内に入っていく。

提督「では、早速訓練の様子を見学させてもらおうか」

大佐「はい。こちらです」


提督と電が案内されたのは、やはりグラウンドだった。

グラウンドでは艦娘達が整列しており、先頭には道着を着た人物が立っている。


提督「あれは?」

大佐「総合格闘技の超一流の指導者です」

提督「……」

電「……」


提督と電は表情には出さなかったが、内心かなり落胆していた。


提督「……もういい」

大佐「そうですか。では建物内をご案内しましょう」

大佐「どうでした?我が鎮守府を見学してみた感想は」

提督「ふむ……大本営がどんな評価をしているのかは知らんが、私に言わせれば下の中だな」

大佐「……ははは、これは手厳しい。では、最後に執務室へご案内します」


~~執務室~~


大佐「どうぞ、お座りください」


提督と電はソファに座る


大佐「今お茶を淹れさせますね。おーい!」


大佐が呼びかけると、扉が開いて1人の艦娘が入って来る。


「は、はい。お呼びでしょうか提督」

大佐「『お呼びでしょうか?』じゃあないだろう。准将殿が視察に来られると伝えておいたのだから、お前の役目は解り切っているだろう如月」

如月「は、はい……申し訳ありません提督」

大佐「私に謝ってどうする」


大佐はキツく言葉を発し、如月を睨む。


如月「も、申し訳ありません准将様……」

提督「いや、構わんよ。じゃあ緑茶を頼めるかな?」

如月「は、はい!」

大佐「申し訳ありませんね、気の利かない奴で」

提督「構わん。それより彼女は訓練に参加させないのか?」


提督の質問に対し、大佐はさも当然の様に答える。


大佐「えぇ『アレ』には戦闘よりも合う仕事があります。適材適所ですよ……他にも戦闘以外の仕事をさせている者はいます」

提督「……」

電「……」

大佐「一度私が1人1人の適性を調べ、それぞれに適した仕事を与えたのです。その結果如月……アレはお茶汲みが適任だったのですよ」


大佐は提督にアピールするように得意げに話している為、提督と電の表情の変化に気が付かない。


如月「緑茶入りました……」


如月がお茶を持ってきた事で、提督と電の表情が若干緩くなる。

提督「参考までに教えてくれ。茶汲み以外にも、何かあるのか?」

大佐「勿論です。食事を作る者、雑用専門の者、掃除をする者そして……性処理専門の者」


その言葉で電は殺気を出しそうになるが、提督が冷静なのを見て何とか踏み止まった。


提督「ほう。憲兵にはどうやって隠している?」

大佐「隠すなんて小物みたいな事しませんよ。上への報告をしない代わりに、性処理の者達を使わせてやってるんですよ」

提督「……なるほどな」


提督はゆっくりと立ち上がった

大佐「おや、どうされましt」


大佐は喋り終える事を許されず、その場から消えた。

眼にもとまらぬ提督の拳を腹に受け、部屋の壁を突き抜けて吹っ飛んで行ったのだ。


大佐「カッ……ハッ!!オエッ!ゲエエエエエェェェェェ!!!」


大佐は腹を押さえ、胃の内容物を吐き散らしながらのた打ち回っている。


提督「立て。ギリギリ内臓が潰れない威力にしてやった」

大佐「カッ……アッ……アアァァゲホッ!ゲホッ!」

提督「そうか、立てないか」

電「司令官さん……」

提督「電、この屑を殺したい気持ちは分かる。だがこの場で殺す事は許さん」

電「なっ、何でなのです!?」

提督「まあ、黙って見ていろ。ところで電、何か気付かないか?」

電「え……?あっ」


電は気付いた

人1人が大きな音を立てて壁をぶち抜いて飛んで行ったのにも関わらず、誰1人としてこの場に駆けつけてこない。


提督「外で訓練していた艦娘達、それ以外の艦娘達は皆この部屋の前で待機して私達の会話を聴いていたんだ」

電「……」

提督「何も言ってこない所を見ると、この屑の処分は私の好きにしていいらしい」


提督は大佐の意識を刈り取り、担ぎ上げる。

石造りの壁に囲まれた、薄暗い部屋。

床と扉はヒンヤリとした鉄製だ

その部屋の中央に、大佐が倒れていた。


大佐「うっ……こ、此処は?」


腹を押さえながら起き上がり、辺りを見回す。

扉の上に、スピーカーが取り付けられているのが解る。


大佐「な、何だこれは……」


大佐がスピーカーに気付いた瞬間、スピーカーから放送が流れる。


提督『目覚めたか』

大佐「!?」


提督の声が部屋に響く


提督『貴様にはこれから軍規違反による罰則及び、私が考案し艦娘達が承諾した私刑を執行する』


扉が開き、大きな影が入って来る。


全長173㎝ 体重155㎏

最大の霊長類

3匹の雄のマウンテンゴリラだ


大佐「なっ!?」

提督『そいつ等は薬で強制的に発情させてある。そして、お前には雌のゴリラの臭いを塗ってある……性行為好きなお前にはピッタリだろ』

大佐「な、なんだと!?ふ、ふざけるなぁ!!」


ゴリラ達は大佐に近寄る


大佐「止めろ、来るな!来るなああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

成 し 遂 げ た ぜ


さて。次は引き抜きタイムなんですが、明日早朝出勤なのでこの辺で( ˘ω˘)スヤァ

私刑執行後、この鎮守府に在籍していた艦娘のほとんどが解体を希望した。

解体は、罪を犯した艦娘に対する罰。或いは心的損傷が激しく、戦えなくなった艦娘に対する軍役免除という救済措置である。

解体されると艤装を装備できなくなり、どういう理屈か大戦時の艦の記憶と魂も消える。

更に艦娘だった事も忘れ、普通の少女として生活ができるのだ。


そして、数名の艦娘が准将の鎮守府への異動を希望したのだった。


~~食堂~~


提督「よし、自己紹介をしろ」


如月「睦月型駆逐艦2番艦の如月と申します。えっと……戦いには慣れていないの」

初雪「特型駆逐艦……3番艦……初雪……です。前の事は……訊かないで」

青葉「青葉ですぅ!」

古鷹「古鷹です……」


提督「この四名が本日より我が鎮守府に加わる。まだ訓練に参加はできないが、仲良くするように」

潜水艦はまだ出ません

しかし、ちゃんと潜水艦が登場するネタもありますのでご安心ください

提督「……よし、今日の執務は終わりだ」

電「はいなのです!」

提督「今日もご苦労だったな、電。この後はどうする?」

電「え?ん~……特に予定は無いのです」

提督「そうか。なら今日は、少し私に付き合ってくれ」

電「司令官さんに?は、はい。じゃあそうするのです!」

電「し、司令官さん?私は何をすればいいのです?」

提督「そうだな、取り敢えず服を脱いでくれ」

電「へぇっ!?」

提督「あぁ、勿論嫌なら拒否してくれ。私は嫌だと言う者に無理強いはしない」

電「……」


電は俯いて考える


提督「……もしお前が拒否したにも関わらず私が無理強いすれば、私はあの屑と同レベルになる」

電「……という事は、今から司令官さんが私とやりたい事は……」

提督「……」

電「……エッチな事なのです?」

提督「そうだ」

電「……」


数分悩んだ末、電は答えを出した。


電「分かったのです。私達艦娘は日頃から提督さんにお世話になっているのです。それに加えて、私は秘書艦なんて特別な位置に置いてもらって、とても感謝しているのです。だから……」

提督「……」

電「だからこれは、司令官さんに対する感謝の気持ちなのです」


そうは言ってもやはり少し不安なのか、電は目に少し涙を溜めて上目遣いで提督を見る。

そしてボタンを外し、ベッドに座る。


提督「ふふっ……分かった。お前の感謝の気持ち、ありがたくいただこう」

復活しました!生きてます!

パソコンは死に掛けましたが……


取り敢えず、何とか復活できました!

電「んっ……くすぐったいのです」


太腿を優しく撫でられ、電の身体は敏感に反応する。

まだまだ発展途上の幼い身体。しかし電には『素質』があり、優しく触れられるとすぐに感じてしまう敏感な身体なのだ。


提督「やはり、私の見込んだ通り……感度が良い」

電「し、司令官さん……ヒウッ!!そ、そんなとこ撫でちゃ……」

提督「大丈夫だ……私に任せろ」


提督の手が、電の内腿を這う。

手が上へ上へと進み、下着へと到達する。

その間、電はずっと初めての快感に身を震わせていた。

パソコン復活しました

お待たせして申し訳ありませんでした!




~~翌日 第六駆逐隊の部屋~~


響「電、何処に行くんだい?もう秘書艦の仕事は終わったんだろう?」

電「へ?ちょ、ちょっと執務室に……」

暁「司令官に呼び出されたの?」

電「そう言う訳じゃないのですが……その……」


顔を赤くし、若干俯いてもじもじしている電。


雷「……もしかして電が司令官の部屋に行きたいだけとか?」

電「そ、そうなのです!いつも頑張っている司令官さんの為に、司令官さんが喜ぶ事を」

雷「司令官が喜ぶ事だったら、この雷様に任せなさい!」


雷は電の言葉を遮り、自信満々に言う。


響「夜に司令官の部屋で喜ぶこと……大人だね」

暁「大人!?ってことはレディってことよね!早速皆で行くわよ!」

響「……(どういう事なんだ。まあ、面白そうだからいいか)」

~~執務室~~


提督「……で、第六駆逐隊全員で私の部屋に来たと」

電「ご、ごめんなさい……」

提督「なに、謝ることはない。こういう事は、人数が多い方が良い」


謝罪する電の頭を撫で、提督は優しく微笑む。


雷「で、これから何をするの?」

暁「大人な事なのよね!」

響「……」

提督「ふむ、響は多少理解しているな?」

響「……Да」

提督「よし。ならまずは暁と雷からだ……2人とも、ベッドに横になれ」


暁「横になったわ!」

雷「これからどうするの?」

提督「お前達に快感を与えてやる」

提督「さて、始めるぞ」


雷と暁の間に入り、2人を抱き寄せる。


暁「ヒャッ!?」

雷「し、司令官?」

提督「……」

暁「んっ……」

雷「あっ……」


提督が2人の身体を撫でる

敏感な部分を撫でられると、2人は小さな身体を震わせる。


提督「まだまだ未発達ながらも、ちゃんと女の身体をしている」

提督「まだ成長途中の小さな胸だが、僅かな膨らみがありそして柔らかい。成熟した金剛や長門のような大きな胸も素晴らしいが、お前達の様に未発達の幼い色気も素晴らしい」

暁「し、司令官……アンッ!!」

雷「ハァ……ハァ……ンンッ!!」


電「はわわ……雷ちゃんと暁ちゃんが、とてもエッチな声を出してるのです……」

響「わ、私も……」


ベッドの上の三人を羨ましそうに見ていた響は、ふと隣で顔を赤くしている末妹の横顔が目に入った。


響「……電」

電「へ……ングッ!?」


響は三人に気を取られている電に近寄り、声をかけて振り返った瞬間を狙って唇を奪った。

復活しました、お待たせして申し訳ありません。


パソコンの買い替え……懐が氷河期なので無理ですね……


響×電って良いと思うの

響「んっ……んっ……」

電「っ……っ!?」


電の口内に舌を侵入させ、電の舌を舐め回す。

電は何が起こったか一瞬理解できず、理解できてからも顔を赤くして少し戸惑っているものの、抵抗しようとは一切していない。


提督「ほう、響は積極的だな。我慢できなくなったのかな?」


その間に暁と雷は性感帯を弄られ、快感に悶えている。


響「……プハァ」

電「ハァ……ハァ……ひ、響ちゃん……」

響「……電、顔が蕩けている。キスだけで……感じたのか?」

響「電……可愛いよ」

電「アッ……ひ、響ちゃん……ヒウッ!!」

響「電は凄く柔らかいな……特にこことか」


そう言って電の尻を揉む

電の顔は蕩けきっていて、幼いツルツルの秘部からは愛液が溢れ出してドロドロになっている。


響「電……」


電の胸を撫でながら頬を撫でる

電「アッ……ひ、響ちゃん……」

響「なんだい?」

電「も、もっと……もっとしてほしい……のです」


顔を真っ赤にして涙目になり、響から目を逸らして『おねだり』をする

電のそんな態度に、響の理性は吹き飛んだ。


響「電!」


服を全て脱ぎ捨て、電の服も脱がせる。


響「下着がビショビショじゃないか」

電「うぅ……」

提督「……ふぅ」


雷と暁を、快感を与えることによって気絶させ、煙草を吸いながら響と電を眺めている。


提督「最初に見た限りでは、響には特別なものは感じなかったが……これは中々の逸材だな。おそらく、女ばかりの鎮守府の中で自然とそうなっていったのだろう」


響「電……電……」

電「響ちゃん……ゆ、指が……奥まで、ヒャウッ!!」



提督「……第六駆逐隊は、明日の訓練を休ませよう」

取り敢えずこんな感じですかね

そろそろ戦闘シーンが書きたくなったので……


基本的には 戦闘(訓練)→日常(又はイベント)→夜戦 という流れで書いていきたいです

※イベントとは、爺様提督が来たり屑の所に行ったアレです※


R送り……やっぱりされますよねぇ……

最近仕事が忙しかったから、社長が明日も休みにしてくれた

これで明日も更新できます

……Wordに書き溜めしてたら、パソコンがいきなりブツッて消えたんだが()

取り敢えず、今から書ける分だけ書いて投下します。

提督「本日の訓練では、私が指名した者達同士で組手を行ってもらう」

漣「組手……ですか」

提督「そうだ」



と言う訳で、見てみたい組み合わせを好きに書いてください。

そこから、書けそうなやつを5つ抜粋して書きます。

尚、ウチの鎮守府に着任していない艦娘が含まれている場合は、面白そうでも除外させていただきます。

順番に書いていこうと思います

あと、Windows10にしてから仕様変わっててやり難い!

提督「まずは……そうだな、鳳翔と長門。お前達だ」

鳳翔「はい」

長門「分かった」


――グラウンド――


長門「鳳翔……手加減はせんぞ」

鳳翔「ふふっ……勿論です。私も、本気で征きます」


提督「よし、互いに向かい合って……始め!」


提督が合図した直後、鳳翔が長門との間合いを一気に詰めた。


長門(速い!!何という踏み込み……だが!)

長門「オォッ!」

鳳翔「ふっ」

長門「ぬぅっ!?」


間合いを詰めた鳳翔に対し、長門は渾身の右ストレートを放った。

鳳翔はその拳を捕え、逆に手首の関節を捻って長門を倒したのだ。


長門「チッ!!」

鳳翔「無駄です」

長門「カフッ!!」


踏ん張って体勢を立て直そうとした長門の足を払い、そのまま鳩尾に掌底をぶち込んで地面に叩き付けた。

最上「あの技知ってる!小手返しでしょ!」

時雨「……流石鳳翔さんだね。あの精密な技を、長門との組手であっさりやるんだもん。僕だったら怖くてできないよ」


長門「……」

鳳翔「……やはり、この程度では効きませんか」


地面に叩き付けられた長門は、何事も無かったかのように起き上がった。


長門「いや、多少は効いた。素晴らしい技だ」

鳳翔「長門こそ、凄い力ですよ」

長門「……フゥ。鳳翔、準備運動は終わりでいいか?」

鳳翔「っ!?」


長門は服を脱ぐ(訓練時は訓練用の服を着ている)

すると、服の中には長門の身体に巻き付けられた、大量の錘があった。


鳳翔「まさか、ずっとそれを?」

長門「そうだ」



大井「……凄い」

提督「驚くことはない。最初の訓練で私に指摘され武蔵に惨敗してから、長門は変わった。自由時間のほぼ全てを潰し、あきつ丸やまるゆに組手を申し込んでいた。今の長門は……強い」

長門「鳳翔……今の私の攻撃は砲撃並みだと思え」

鳳翔「……」


長門と鳳翔は睨み合い、互いに微動だにしない。


夕立「ちょ!?鳳翔さん、眼を閉じちゃったっぽい~!!」

提督「黙って見ておけ」



長門「……どういうつもりか知らんが、当たれば死ぬかもしれんぞ?」

鳳翔「……」

長門「ふっ……そうか。ならば全身全霊で打ち込むまで!!」


地を蹴り、今までとは比較にならない速度で間合いを詰め、砲撃にも劣らぬ拳を放った。


鳳翔「……」

長門「……な、に?」


長門の拳の衝撃波による土埃が晴れると、無傷の鳳翔と、鳳翔に背を向けるように正座している長門がいた。

青葉「あ、あの……解説してもらってもいいですか?」

提督「……流水制空圏」


流水制空圏:制空圏のさらに先の境地であり、"静"の極みの技の1つ。体の表面薄皮1枚分に強く濃く気を張り、相手の動きを流れで読み取り攻撃の軌道を予測、最小限の動きで攻撃をかわす。動きの予測によって初動を早め、回避の動作を最小限に抑えることで、本来は受ける事も目で追う事もできない強力で速い攻撃を回避する。第一段階「相手の流れに合わせる」で相手の動きを読み攻撃をかわし、第二段階「相手と一つになる」を経て、第三段階「相手を自分の流れに乗せて相手の動作を思うままにコントロールする」


曙「つ、つまり鳳翔さんが長門の動きをコントロールしたってことね……」



長門「……こうも完璧に動きをコントロールされてはな、私の負けだ」

鳳翔「いえ……この勝負、引き分けです」

長門「なに?」

鳳翔「神経を研ぎ澄ませ過ぎて、もう戦う力が残ってないの」

提督「うむ。ならばこの勝負は引き分けだ。実戦では、相手にとどめを刺すまでが勝負だからな。良い勝負だったぞ2人とも」

提督「よし、次は電と島風だ。準備しろ」



電「島風ちゃん、覚悟はいいのです?」

島風「いくら電ちゃんが強くても、捕捉されない速度で動けば関係ないよ。私が一番速いんだから!」


島風は錘を外す


島風「最初から、トップスピードでやるよ!」


一瞬にして島風の姿が消える


提督「……まだ合図をしていないんだが」

電「いいのですよ司令官さん。どんなタイミングで初めても、結果は変わらないのです……よっ」


突如、真横から放たれた島風の拳を紙一重で躱す。


島風「っ!?」

電「驚いたのですよ。当たらないまでも、この距離まで接近できるなんて」


躱した瞬間に島風の首を掴み、締め上げる。


島風「カッ……ッ……」


何とかして抜け出そうと、島風は力の限り暴れる。

電の横腹に蹴りを入れたり、顔面に拳をぶち込んだりして抵抗する。


しかし電は微動だにせず、ずっと笑顔で島風を右手一本で締め上げている。



電「島風ちゃん、顔が青くなって苦しそうなのです。早く終わらせるのです」


ぱっと手を離し、酸欠で動けなくなった島風が地面に落ちる前に鳩尾に拳を突き刺し、反対方向の地面に叩き付ける。

島風は数回バウンドして吹き飛び、鎮守府の正面入り口の門に頭から突き刺さった。

島風「……」


誰もが電の勝ちを確信した

誰もが、島風の重傷を疑わなかった。


しかし


電「……驚いたのです」


島風は自力で門から頭を抜き、しっかりとした足取りでグラウンドまで戻って来た。


島風「なに勝った気でいるの?首絞めは危なかったけど、あのくらいの衝撃なら、島風は中破もしないんだから!」

電「予想外なのです」


島風は再びその場から消える


提督「……なるほどな」

比叡「何がなるほどなんですか?」

提督「島風は徹底的に速さを追及した特訓をしていた。そしてその結果、並みの者の動体視力では視認できない速度まで達する事ができた。」

比叡「凄いですね~……」

提督「あぁ、本当に凄い。いや、これは最早凄まじいと言うべきか」

比叡「?」


比叡含め、その場にいる殆どの艦娘は提督の言っている言葉の意味が解っていない。


提督「あそこまでの速度を出せるという事は、その風圧やGに耐えうるだけの頑強な肉体であるということだ。今の島風に生半可な攻撃は通らんぞ」

ちょっとした出来心での質問です

提督、まるゆ、あきつ丸の陸軍時代の話って需要ありますかね?

まだ書くつもりはないけど、一応需要の有無だけ知りたいなと思いまして

電「速い……スピードだけなら鎮守府で一番なのです」


島風の動きを視認しようなんて気は更々無く、ただ先程のように接近して来るのを待って突っ立っている。


電「……」

島風「ヤアッ!」


丁度、電の頭上に現れた島風の踵落としが電の脳天に襲い掛かるが


電「無駄なのです」


直撃する寸前に島風の足首を掴んで止めた


島風「えっ!?」

電「島風ちゃん、もう一回門に突き刺さるのです!」


純粋な腕力で島風を振り回し、門に向かって全力投球した。

ふ、復活しましたぁ……(白目)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月06日 (土) 12:36:27   ID: Z7HM4e9D

この提督さん怖いっぽいぃぃぃぃ(|| ゜Д゜)

2 :  SS好きの774さん   2016年02月22日 (月) 17:53:52   ID: 7Px7TKc0

乙です。中々に戦闘狂な皆さんで楽しそうですね(白目)飲み過ぎには気をつけて頑張って下さいまし。

3 :  SS好きの774さん   2016年04月17日 (日) 11:22:18   ID: -tlbGhJQ

霧島が唐突すぎて吹いたわ

4 :  SS好きの774さん   2016年06月25日 (土) 09:59:07   ID: csBRROqI

キャラ崩壊とはあるが、ポンコツ可愛いまるゆが別人だなぁ

まるゆの皮を被ったナニカだわ

5 :  SS好きの774さん   2016年10月09日 (日) 01:29:13   ID: d2YK9BeQ

まるゆでくさ

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