【安価】咲「旅に出かけよう」 (105)


咲「安価で旅に出かける」
咲「安価で旅に出かける」 - SSまとめ速報
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基本自由安価



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霞「お久しぶりね、えっと……咲ちゃん? 桧森さんとは初めましてかしら」

誓子「ええ」

咲「(岩戸さんの胸、インターハイの時よりも大きくなってる気がする……どうしたらあんなに育つんだろう)」ジーッ

誓子「(また咲が岩戸さんの胸を見てる……)」ムッ

小蒔「み、みなさん! 今から>>5しませんか!」

豊胸マッサージ


小蒔「み、みなさん! 今から豊胸マッサージしませんか!」

霞「こ、小蒔ちゃん!?」

誓子「(豊胸マッサージ……!? な、なぜ!?)」

咲「(神代さんは天然って聞いた事あるけど、まさかここまでとは……)」

小蒔「……あの、みなさん」

霞「ね、ねえ小蒔ちゃん。一応聞くけど、豊胸マッサージってなんの事か知ってる?」

小蒔「霞ちゃん私の事馬鹿にしてますか?」ジトッ

霞「べ、別に馬鹿にしてる訳じゃないのよ? ただ、その……」アタフタ

咲「私、豊胸マッサージってなんの事か知りませーん」ボウヨミ

霞「さ、咲ちゃん……!?」

小蒔「教えてあげます! 豊胸マッサージとは、胸を大きくするためのマッサ」

霞「ありがとう小蒔ちゃん! よーっく分かったわ!」


誓子「……で、どうして神代さんは豊胸マッサージしようなんて言い出したの?」

小蒔「えっとですね……」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

初美「聞いて下さい姫様。今女子高生の間で豊胸マッサージというものが流行ってるみたいですよー」

小蒔「豊胸マッサージ……ですか? なぜそのようなものが……」

初美「豊胸マッサージとは本来胸を大きくするためにするマッサージのことです。ですが、今の豊胸マッサージには胸を大きくする以外の効果があるみたいですー」

小蒔「それ以外の効果……?」

初美「なんと! 親しくなりたい人物に豊胸マッサージをしてあげると、その人物と仲良くなれちゃうみたいなんですよー」

小蒔「そ、そうなのですか!?」

小蒔「(な、仲良く! 豊胸マッサージをしてあげると、友達がたくさん……)」ドキドキ

初美「(まあ嘘なんですけどねー)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


小蒔「と、初美ちゃんから聞きました!」

霞「(初美ちゃん……後でお仕置きよ)」

咲「(神代さんっていつか変な壺とか買わされそうだなぁ)」

誓子「(咲に豊胸マッサージをしたら、もっと仲良く……)」ドキドキ

小蒔「私初めて知りました! 豊胸マッサージにこんな効果があるなんて!」ニコニコ

霞「……あ、あのね小蒔ちゃん。豊胸マッサージに人との関わりを深くする効果なんてないの」

小蒔「へ?」

誓子「(そ、そうだったの!? 私はなんて事を想像して……)」カアッ

霞「それ、初美ちゃんの嘘なの。小蒔ちゃんは初美ちゃんにまんまと嵌められたのよ」

小蒔「……」カアアアアッ

霞「(小蒔ちゃんの顔がどんどん真っ赤に)」

咲「いいですね、やりましょう! 豊胸マッサージ!」


霞「さ、咲ちゃん、何を言って……!?」

咲「いいじゃないですか、豊胸マッサージ。それに、人と仲良くなるにはスキンシップが1番と言いますし」

霞「確かに豊胸マッサージもスキンシップだけど! スキンシップだけど何か違うわ!」

咲「豊胸マッサージ、いいと思いますよね? 誓子さん」

誓子「もちろん」グッ

咲「石戸さん」ジッ

霞「うっ……」

咲「私、もっと石戸さんと神代さんと仲良くなりたいんです」

小蒔「」カアッ

霞「(そう言われると断れないじゃない……私の負けね)」

咲「石戸さん、一緒に豊胸マッサージしましょう」

霞「……わかったわ」

小蒔「! いいんですか……!?」

霞「ええ」ニコ

咲「では組み合わせを決めたいと思います」

組み合わせをお願いします

>>12

誓子と咲


咲「石戸さんと神代さん、誓子さんと私でやりましょう。最初は私からマッサージしますね、誓子さん」

誓子「よ、よろしくお願いします」ドキドキ

咲「いきますよ」サワサワ

誓子「(咲の細くてしなやかな手が……私の胸を)」カアッ

咲「(んー? これホントにマッサージしてるのかな? 服の上からだから分かんないや)」サワサワ

咲「(あちらの様子は)」チラッ

霞「小蒔ちゃんどう?」サワサワ

小蒔「ど、どうでしょうか……でも、前より霞ちゃんと仲良くなれた様な気がします!」

霞「そう……よかった」ニコニコ

小蒔「私、もっともっと霞ちゃんと仲良くなりたいです!」

霞「私もよ小蒔ちゃん。もっと仲良くなりましょう」ニコッ

咲「(巫女さんのはだけた姿、想像以上に破壊力が大きい……こんなとこ男子がみたら)」ゴクリ

誓子「(咲ってやっぱり胸の大きな子の方が……そもそも、女の子より男の子の方が……)」

次の組み合わせをお願いします、違う組み合わせで

>>17

咲春
初誓


咲「次の組み合わせは……」

??「ちょっと待つですよー! 私も豊胸マッサージに参加しますー!」バンッ!

?「……姫様が楽しそうなので、私も参加する」ポリポリ

小蒔「初美ちゃん! 春ちゃん!」

霞「あら初美ちゃん、いいところに来たわね。こっちにいらっしゃい」ニコニコ

初美「(な、なぜか分かりませんが嫌な予感がしますよー……)」

春「……」ストン

咲「え? あ、あの……」

春「一緒に豊胸マッサージ……しよう」

咲「わ、私ですか?」

春「……」コクリ

霞「初美ちゃん、早くこっちにいらっしゃい」ニコニコ

初美「あ、その……桧森さんと豊胸マッサージするので後でお願いしますー!」グイッ

誓子「え? えっ!」


咲「じゃ、じゃあ私からしますね」

春「……」コクリ

咲「(滝見さんとあまり話したことないから気まずい……いや、今日初めて話したかも)」

春「……」

咲「(そもそもどうして私と……もしかして1年生同士仲良くしたいとか! って私の考えすぎか)」

春「宮永さん……まだ?」

咲「うええ!? い、今すぐやります!」ピシッ

春「……」コクッ

咲「い、いきますよ」サワサワ

春「……」

咲「(柔らかい……巫女服の上からでも伝わってくるこの柔らかさ、とても1年生の胸とは思えない……)」サワサワ

咲「痛くないですか?」

春「うん……それと同い年だから、敬語じゃなくていい」

咲「え? わ、わかりました……あ」

春「……」ジッ

咲「うん、わかった」


誓子「(ああ、滝見さんが羨ましい……今すぐ変わってほしい! さっきは緊張で手の感覚がなかったから、次こそは……!)」

初美「(!? 桧森さんから邪な気持ちが溢れ出てますよー……!?)」ビクッ


咲「(け、結局終わるまで会話がほぼなかった……)」

春「……」ツンツン

咲「ん? 滝見さん?」

春「ありがとう、楽しかった……咲」

咲「え!? い、今名前で……!」

春「ダメ……だった?」

咲「ううん! そんなことないよ」

霞「(春ちゃんに初めて同い年の友達が……ふふ、よかったわね。小蒔ちゃんは)」チラッ

小蒔「……」ショボーン

霞「(まだ私としかマッサージしてないからか、なかなか友達に……次は組ませてあげないと!)」


次の組み合わせをお願いします、最後です。

>>25

咲小蒔
誓子霞


誓子「咲」チョイチョイ

咲「? なんですか?」

誓子「もうこんな時間だし、そろそろ切り上げて宿を探さないと」

咲「あっ、そうですね。そういえば私たち宿なしでしたね」

誓子「も、もしかして忘れてたの……!?」

咲「はい」テヘッ

誓子「(可愛い……じゃなくて! 残念ね……咲にじっくりマッサージしたかったけど、今回はお預けだわ)」

咲「すみません、そろそろお時間がお時間なのでこの辺で……とても楽しいお時間をありがとうございました」ペッコリン

霞「(か、帰っちゃう! こ、ここはなんとか食い止めないと!)」

小蒔「あ、あの! よかったら……泊まっていきませんか!」

誓子「……どうする? 咲?」

咲「……折角ですし、お言葉に甘えましょう」

小蒔「そ、それじゃあ!」パアッ

咲「今日1日よろしくお願いします」ペッコリン


誓子「泊まる場所は確保できたけど、時間がまた出来ちゃったわね……咲はなにしたい?」

咲「そうですね……さっきの続きでもします?」

誓子「!」ガタッ

霞「(! これはチャンスだわ)」

誓子「(日頃の行いが良い私への神様からのプレゼントに違いないわ……!)」ジーン

霞「(桧森さんと咲ちゃん……咲ちゃんの方がいいわね。桧森さんからはとてつもない何かを感じるし……それに小蒔ちゃんも咲ちゃんと組みたがってるし)」

霞「(春ちゃん、初美ちゃん)」チラッ

初美「(げっ、こっち見てますよー……)」

春「(……なんとなく言いたいことはわかった)」コクッ

霞「(初美ちゃんも協力しなさい。協力してくれたらお咎めなしにしてあげるわ)」

初美「(咎める前提なのですかー!? 私が一体何をしたと言うんですかー!)」

霞「(小蒔ちゃんに嘘教えたわね。豊胸マッサージに仲良くなれる効果がある、よくもまあこんな嘘を思いついたわねえ)」

初美「(ぎくっ、バレてる……)」

霞「(小蒔ちゃんは純粋なんだからなんでも信じちゃうのよ。今回のは見逃してあげるから協力してちょうだい)」ニッコリ

初美「(わ、わかりましたよー)」


誓子「(行くのよ誓子! さっきは誘ってもらったけど、今回は自分から行くのよ!)」

誓子「さ、咲! またマッサージを」

霞「桧森さん、よかったら私としない?」

誓子「えっ? わ、私は咲と」

春「霞さんはマッサージの天才……1度味わうとその気持ちよさに虜になってしまう」

誓子「いやいや! だから私は咲と」

初美「霞ちゃんはああ見えてプレイガールなのですよー!」

誓子「……」

春「……」

霞「(初美ちゃん……やっぱりお仕置きよ)」

初美「(ええ!? なんでですかー!)」

誓子「よ、余計に遠慮しておくわ……」ヒキッ

霞「そんなこと言わずに……私と楽しみましょう」ガシッ

春「どうぞこちらに」ガシッ

誓子「え!? ちょ、ちょっとー!」

霞「(小蒔ちゃん、あとは頑張ってね)」


小蒔「(霞ちゃん……!)」

咲「なんだかあっちは賑やかですね」アハハ

小蒔「そ、そうですね」

咲「……私たち2人だけになっちゃったので、よかったら私としませんか?」

小蒔「は、はいっ……! お願いします……!」ペコッ

小蒔「ま、まずは私からします! 宮永さんのために頑張ります!」フンス

咲「あはは……お願いします」

小蒔「で、では」サスサス

咲「(あ……気持ちいい)」

小蒔「(優しく、優しく包みあげるように……相手が気持ちよくなるように……相手を思いながら、ゆっくり)」サスサス

咲「(……優しい手触り……なんだか眠く)」

小蒔「……」サスサス

咲「……Zzz」

小蒔「……え? ええっ!? み、宮永さん寝てる……!?」

小蒔「(も、もしかして私とだと退屈なのでしょうか……)」シュン


咲「ふわあああ……あれ、もしかして私寝てた……? あの、神代さ」

小蒔「……」ズーン

咲「……!?」ギョッ

咲「(体育座りしながら壁に向いてる……非常に話しかけ辛い)」

咲「神代さん、あの……」

小蒔「……私といても退屈ですよね……ごめんなさい」

咲「い、いえ! そんなことないです! 神代さんといるととても楽しいです!」

小蒔「ほ、本当ですか……!?」パアッ

咲「はい! もちろんです」

小蒔「宮永さん!」ダキッ

咲「わっ!」

霞「(よかった……一時はどうなるかと)」コソッ

初美「(姫様単純ですよー)」


咲「じゃあやりますね」

小蒔「お、お願いします」ドキドキ

咲「(巫女服の上からでも分かるこの大きさ……滝見さんも大きかったけど神代さんの方がすごい)」ゴクリ

咲「……」ピトッ

小蒔「っ」

咲「……」モミモミ

小蒔「あ……///」ピクッ

咲「(こ、これはもう豊胸マッサージじゃなくてただ胸を揉んでるだけなんじゃ……それに柔らかい。胸ってこんなに柔らかいんだ)」ドキドキ

咲「い、痛くないですか?」

小蒔「……」コクリ

咲「つ、続けますね」モミモミ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

咲「お、終わりました」

小蒔「……」ポーッ

咲「えと、神代さん?」

小蒔「……あ、は、はい!」

誓子「さきぃ……」グデーッ

咲「ち、誓子さん? 大丈夫ですか?」

誓子「全然大丈夫なんかじゃないわよー……あっちで酷い目にあったんだから……」

咲「よしよし」ナデナデ

霞「小蒔ちゃん、楽しめた?」

小蒔「……はい!」ニコ


春「霞さん、そろそろ」

霞「え? あら、もうこんな時間。小蒔ちゃん」

小蒔「準備してきますね」スクッ

咲「準備? なにか始まるんですか?」

霞「いつもの習慣でね、17時30分前になったらお祈りをしに行くのよ」

咲「お祈り、ですか? 私たちもした方がいいのでしょうか?」

霞「いいえ、これは私たち内の決まりごとだから咲ちゃん達は待っててね」

咲「そうですか」

霞「行くわよ、初美ちゃん」

初美「」ズルズルズル

咲「……どうします、私たち」

誓子「そうね……>>46でもして待ってましょう」

雑談


誓子「雑談でもして待ってましょう」

咲「そうですね。誓子さんって好きな人います?」

誓子「っ!? げほっげほっ!」

咲「わっ! 大丈夫ですか!?」サスサス

誓子「え、ええ……大丈夫よ。それよりも咲! 今なんて!」

咲「えっ? 好きな人いますかって」

誓子「咲は好きな子いるの!?」ガシッ

咲「わ、私ですか? うーん……」

誓子「……」ジー

咲「……いませんね」

誓子「そ、そうなんだ」

誓子「(なにかしら、この嬉しいような嬉しくないような感じは……)」


咲「誓子さんは好きな人いるんですか?」

誓子「わ、私!? 私は……」チラッ

咲「?」

誓子「っ/// 秘密」プイッ

咲「秘密なら仕方ないですね」クスッ

誓子「……」ドキドキ

咲「……りんご」

誓子「りんご?」

咲「りんごですよ誓子さん」

誓子「へ? ……あ、ごま」

咲「まくら」

誓子「らっぱ」

咲「ぱせり」

誓子「りす」


初美「ふいー、やっと終わりましたよー」

霞「咲ちゃん、誓子さん」

咲「あっ霞さん、お疲れ様です。神代さんは?」

霞「姫さ―――小蒔ちゃんは疲れちゃったみたいで仮眠に入ったわ。1時間ほどで起きると思うわ」

咲「……疲れるんですか?」

霞「私たちは全然よ。でもその分小蒔ちゃんに負担がかかっちゃってね……」

咲「……」

霞「大丈夫よ、毎週やってることだから。小蒔ちゃんも慣れてるし」

咲「そうですか……」

霞「咲ちゃん、誓子さん。お願いがあるの」

咲「お願いですか?」

誓子「なに?」

霞「小蒔ちゃんのこと―――名前で呼んであげてくれないかしら」


小蒔「―――……」

春「あ、姫様起きた」

小蒔「……おはようございます」

春「まだ夜、おはようには早い」

小蒔「ふえ? そ、そうでしたね」アセアセ

春「……姫様、身体は」

小蒔「大丈夫ですよ、こんなのへっちゃらです!」エヘン

春「……もうそろそろ夕ご飯できる。霞さん、咲、誓子さんお手製料理」

小蒔「宮永さんと桧森さんが……! 楽しみです!」

春「行こう、姫様」

小蒔「はい」


初美「あ、姫様とはるるが来ましたよー」

霞「小蒔ちゃん、身体の方は……」

小蒔「大丈夫です」

春「姫様元気」

霞「そう、よかった」

巴「ちょうどご飯ができたところだから2人とも早くおいで」

初美「わ、巴ちゃん! 帰って来てたんですか」

巴「帰って来ちゃダメなの?」ジッ

初美「そ、そんなことないですよー」アセアセ

咲「小蒔さん、お身体は大丈夫ですか?」

誓子「小蒔、大丈夫?」

小蒔「小蒔さん、小蒔……! はい! 大丈夫です!」ニコ


食後

誓子「初めて作った料理だったけどなんとかなったわね」

咲「そうですね、鹿児島の郷土料理って色々な物があって作ってて面白かったです」

霞「初めて作った料理とは思えないくらい美味しかったわよ」

誓子「ありがとう。でもあなたが作ったすもじの方が味も濃すぎずとても美味しかったわ」

小蒔「……」スー

春「姫様寝てる」

霞「疲れちゃったみたいね、私が部屋まで連れて行くわ」

巴「私も手伝うよ」

初美「ふわあああ……私も眠たくなってきましたよー」

春「私はまだ……もう少し話してたい」

咲「なら 安価↓ について話しませんか?」


咲「なら恋話しませんか?」

初美「恋話? いいですねー面白そうですよー!」

春「眠たかったんじゃ……」

誓子「(恋話!? あれ、さっきもしたような……咲に好きな人は……)」

咲「じゃあ私から、私は好きな人いませーん」

初美「同じくですよー」

春「……右に同じ」

誓子「わ、私もいないわ」

咲「それ、ダウトですよね?」

誓子「っ!?」

初美「えー! そうなんですかー!」

春「詳しく聞きたい」

誓子「ちょ、ちょっと! あなたたち……! 咲、どうして私が嘘ついてるって思うの!?」


咲「先ほども好きな人について聞いた時、顔を赤らめて否定してましたよね? 今回も答える時一瞬吃りました」

咲「つまり『好きな人はいるけど教えられない』ということですよね?」

誓子「ど、どうしてそうなるのよ!? 吃ったからって好きな人がいるとは限らないじゃない!」

咲「じゃあいないんですか?」

誓子「そ、それは……」

誓子「(どうして咲はこんなに攻めてくるの……!? さっきは秘密なら仕方ないって言ってたじゃない!)」

初美「カマトトぶらないで早く言ってくださいよー。言った方が楽になれますよー」

春「詳細求む」

誓子「うう〜〜」///

咲「……ま、この辺までにしましょうか。無理に聞き出しても誓子さんが可哀想なので。無理に聞き出そうとしてごめんなさい」ペコリ

初美「ちょっと悪ふざけが過ぎましたよー」ペコリ

春「……」ペコリ


誓子「……ふん。咲のバカバカバカ、知らない」プイッ

初美「あーあ、誓子ちゃん怒っちゃいましたよー」

春「咲のせい」

咲「えー、私のせい―――ですね。はい、本当にごめんなさい」ペッコリン

誓子「……」

初美「誓子ちゃんなかなか許してくれそうにないですねー」

春「どうする?」

初美「……そうだ。誓子ちゃーん」

誓子「……なによ」

初美「許してくれたらサッキーがなんでもしてくれるそうですよー」

咲「ちょ! 初美さ」

誓子「ホントに……!?」ガタッ

初美「はい!」


誓子「し、仕方ないわね……許してあげるわ」

咲「あの、私まだいいなんて」

初美「サッキーのおかげで誓子ちゃんに許してもらえましたよー」

春「……ありがとう、咲」

咲「(あれー? 私の意志なんか関係なく話が進んでく……)」

初美「私たちはここで撤退ですよー」スタッ

春「……グッドラック」スタッ

誓子「さ、咲」

咲「(……いっか。誓子さんにはお世話になってるし、1つや2つくらいお願いを聞いても)」

咲「誓子さん、お願いを1つお願いします。できる限りのことはします」

誓子「ほ、ホントにいいのね? じゃあ…… 安価↓ 」


誓子「唇と唇でチュー……して欲しいの」///

咲「え、ええっ!? できる限りのことはしますとは言いましたけどキスは……!」

誓子「……ごめんなさい、今のは忘れて」

咲「……え?」

誓子「私なんかとキスなんて嫌よね……気持ち悪いわよね」ウツムキ

咲「う」

咲「(断りにくいよお……ど、どうしよう。どうして誓子さんは私なんかとキスを……)」

誓子「……」プルプル

咲「(……今まで誓子さんにたくさんお世話になったんだ。迷子にならずにここまで来れたのも誓子さんのおかげ―――キスくらい!)」

咲「ち、誓子さん!」カアッ

誓子「な、なに―――っ!?」///


























翌日

咲「ありがとうございました。とても楽しい日を送ることができました」

霞「またいつでも大歓迎よ、気軽に来てちょうだいね」

咲「ありがとうございます」

小蒔「あの! 宮永さん桧森さん! また……また会えますか!?」

誓子「……当たり前じゃない」

咲「はい! いつでも呼んでいただければ」ニコ

春「咲、誓子さん……これ」スッ

咲「黒糖?」

春「帰りにでも食べて」

咲「ありがとう春ちゃん!」

誓子「ありがとう……咲、そろそろ時間が」

咲「……みなさん、本当にありがとうございました! また会いましょう!」


咲「(こうしてドタバタな鹿児島旅行は終えた)」


キーンコーンカーンコーン

咲「……」ペラペラ

和「咲さん、一緒に帰りましょう……旅行先ガイドブック?」

咲「最近旅行に行くんだけどさ、すっかりはまっちゃって」ペラペラ

和「(咲さんと旅行……なんていい響きなんでしょうか)」

咲「帰ろっか」パタッ

和「はい」

咲「北海道に島根に鹿児島……次はどこに行こうかなあ」ワクワク


咲「それじゃあここまでで、ばいばい」

和「はい、さようなら……」

咲「……」テクテク

「咲!」

咲「え? 安価↓ ちゃん?」

咲が知ってる人だけでお願いします

「(また夜に。最後の方永水メンバー空気になってた……)」


咲「あ、姉帯さん!? どうしてここに!?」

豊音「あれ、宮永さんがいるってことはここは長野県? ほえー」

咲「えっと……なにしにここに来たんですか?」

豊音「うわああああああああああああああああああああああん!」

咲「え!? 突然泣き出した!?」

豊音「思い出したよー! 私迷子になったんだったー!」ウエーン

咲「……はい?」


咲「……なるほど。みなさんと旅行に来たはいいけれど、乗る電車を間違えて1人ここまで来てしまったと」

豊音「うぐ、えぐっ……うん」シクシク

咲「(この人、私より方向音痴なんじゃ……私も迷子になりやすいけど他県に行くまでじゃないし)」

咲「因みにどこに向かわれる予定だったんですか?」

豊音「 安価↓ 」シクシク


豊音「大阪だよー……」シクシク

咲「うーん」

咲「(どうしよう……姉帯さんもこのままだと可哀想だし、なんとかしてあげたいけど……そうだ!)」

咲「姉帯さん、よかったら大阪まで一緒に付いていきますよ」

豊音「ふえ? いいの……?」

咲「はい」

豊音「わーい! ありがとー!」

咲「(ふふふ……次の旅行先は大阪に決定! あ、でも)」

咲「私たちだけで行くとたぶんですけど迷子になると思います。なので助っ人を呼びたいと思います」

豊音「助っ人? だあれ?」

咲「 安価↓ (さん/ちゃん)です」


咲「春ちゃんです」

豊音「春ちゃん? ……あ、永水の」

咲「この間友達になったんです」ピッ

咲「あ、もしもし春ちゃん? 今から会えるかな?」

豊音「(永水って鹿児島だよねー……長野に来てもらってから大阪に行くって遠回りもいいとこだよー……)」


春「咲」フリフリ

咲「あ! 春ちゃん!」

豊音「(ええっ!? もう来たよー!)」

春「そちらの大きい人は……宮守の」

咲「姉帯豊音さん。大阪に旅行に行くはずだったんだけどみんなとはぐれちゃったみたいなの」

春「……そう」

咲「姉帯さんを送り届けたあと、春ちゃんと一緒に大阪旅行を楽しもーっ考えてるんだけどだめかな?」


春「ううん……私も咲と旅行したい」

咲「本当? ありがとう!」

豊音「あ、あのー……滝見さん」

春「?」

豊音「鹿児島から長野までかなり距離ありますけどどうしてこんなに早く来れたんですかー……?」

春「新潟に除霊に来てて……そのまま来た」

豊音「な、なるほどー」

咲「じゃあ行きましょうか」

豊音「うん!」

春「……」コクリ

咲「……どうやって行けばいいんだっけ?」テヘ

春「……まずは―――」


塞「まずい……これは非常にまずい」

胡桃「ど、どうするの!? このままだと……!」

エイスリン「トヨネ迷子!」

シロ「……だる」

塞「だるいなんて言ってる場合じゃないでしょ! ああもう、トヨネは携帯持ってないし連絡手段がない……!」

シロ「……大阪で待ってればいいよ」

胡桃「トヨネが1人で大阪まで来れるか……いや来れない」

塞「でも手段の打ちようがない……トヨネに頑張って来てもらうしかないよ」

エイスリン「大丈夫! トヨネは出来るコ!」

シロ「……」

塞「(トヨネ……)」



咲「んんーっ、やっと着いたぁ」

豊音「……せ、背中痛いよー」

春「疲れた……」

咲「……姉帯さん、ホテルの名前とか覚えてませんか?」

豊音「えーっと、確か○×旅館……だったようなー」

春「……あった。でも距離が」

咲「もう日も暮れてるし……今日のところは断念しましょう」

豊音「そ、そんなぁ」

春「今から行っても深夜に近い時刻……なので咲に賛成」

豊音「せ、せめてみんなに連絡を……」

咲「……明日の朝早くに行きましょう」

豊音「うう……」

「(今日のところは……。
>>68は大きい段落です……)」


翌日

春「ルートはこんな感じになる」スッ

咲「これなら午前中にはなんとか着きそうだね」

豊音「……」ポケー

咲「姉帯さん? 大丈夫ですか?」

豊音「うん、大丈夫だよ……みんなのこと考えてたら眠れなくて」エヘヘ

咲「……みなさん心配してるだろうと思うのでもう行きましょう」


『機体トラブルのため、現在運転見合わせ』

咲「……」

豊音「なんでー!? こ、困るよー!」

咲「春ちゃん、他にルートはない?」


春「ないことはない……けど遠回りしていくことになるからだいぶ時間がかかる」

咲「……違うルートで行こうか。これだとまだまだ動きそうにないし。姉帯さん行きましょう」

豊音「うう、なんでぇ」シクシク


咲「あと1時間も電車の中にいなきゃいけないのか……」

豊音「……」スヤスヤ

春「寝てる……」

咲「昨日はよく眠れなかったみたいだから寝かせといてあげよう」

春「……」コクリ

咲「(……私も眠くなってきた)」

「あの」

咲「……ん? えっ? 安価↓ さん!?」


咲「えっ? 初美さん!?」

初美「あれ、サッキーじゃないですかー、なんでこんなところに。あ、はるるも」

春「初美さんこそ……どうして大阪なんかに」

初美「東京にお祓いに行ってその帰りですよー。サッキーたちは?」

咲「迷子になった姉帯さんを送り届けるためにと、そのあと春ちゃんと旅行をするため大阪に来ました」

初美「姉帯さん? あ、この大きい人のことですかー?」

咲「はい」

春「……よかったら初美さんも旅行行く?」

初美「え? いいんですか! 行きます行きますー!」

豊音「……あれ?」

春「起きた」


〜〜〜〜〜

豊音「へー、薄墨さんはお祓いの帰りなんだー」

初美「そうですよー。もうクタクタで」

咲「クタクタなんですか? なら旅行はまた今度にでも……」

初美「行きますー! 疲れてても行きたいですー!」

咲「て言うと思ってましたよ」ニッコリ

春「電車の中……暇」

咲「やる事ないからねえ……」

春「……」クイクイ

咲「んー? 春ちゃんー?」

春「……」

咲「(……寝るのはいつでもできるし、春ちゃんと話そうかな)」


咲「(で、みんなとお話をしていたらあっという間に目的地に着きました)」


豊音「やっと……着いた……!」

咲「……電車に乗ってただけで疲れちゃったよ」

春「同じく……」

初美「……」ポケー

ガラガラガラ

豊音「あのっ!」

「? はい」


咲「おーい初美さーん」ユサユサ

春「……死んでる」

咲「起きてくださーい」ユサユサユサ


豊音「みんな! 塞たちと合流できたよー!」

塞「うちの豊音がお世話になりました……ホントにありがとうございました」ペコペコ

咲「よかったですね。それじゃ私たちはここで……」

豊音「えー! せっかくだし一緒にどこか回ろうよー!」

咲「……どうする?」

春「私は咲に着いてく……」

咲「初美さんは……息してないし、それじゃあ一緒していいですか?」

豊音「うん!」


咲「(迷子の姉帯さんに出会い、無事に合流できました)」

咲「(その後一緒に色々回りました、とても充実した3日間でした)」

咲「(私の長い長い旅はまだまだ続きます)」


咲「……」カリカリ

咲「……やばいやばいやばいやばい」

咲「夏休みの宿題が終わらない……! インターハイの後旅行に行き過ぎた……!」

咲「……」チラッ

咲「! はわわっ、もう9月1日だ……! 私の手、もっと早く動いて……!」

咲「……あ、9月1日は日曜日じゃん」

咲「……寝よ」


咲「……」ムクリ

咲「さて……」ポチポチ

プルルルルルルルッ

和『も、もしもしっ、咲さんっ?』

咲「あ、和ちゃん。やほー、今から一緒に宿題しない?」


和『宿題? ……咲さん、もしかして夏休みの宿題が……!』

咲「半分くらい終わってないんだよねー、でも1人だと分からない場所とかあるし、よかったら教えてくれないかな?」

和『20分ほどで向かいます』


咲「……」ピッ

咲「和ちゃんもいるし、今日中にはなんとか終わりそう……」

咲「和ちゃんは優しいな、なんかお礼しないと」

ピロン♪

咲「あ、通知だ」

咲「 安価↓ (さん/ちゃん)からだ」

咲が知ってる人だけでお願いします


咲「姉帯さんからだ」

豊音:この間はありがとう、助かったよー

咲:いえいえ、私も姉帯さんと話せてよかったです。一度お話ししてみたいなと思ってたんです。

咲:観光の時姉帯さんがはしゃいでで可愛かったです、また今度行きましょう

咲「……あれ、返事返ってこないや」

ピンポーン

咲「あっ、和ちゃんかな。思ったより早かったな」

ガチャ

咲「和ちゃーん、いらっ……えっ?」

「……」

咲「 安価↓ (ちゃん/さん)!?」

誰か1人で


咲「衣ちゃん!?」

衣「咲っ! 遊びに来たぞっ」

咲「えっ! い、今から?」

衣「そうだ! ……もしかしてこの後、やらねばならぬことがあるのか?」

咲「あー……別にある訳じゃないんだけど、まだ夏休みの宿題が終わってなくて……」

衣「そんなことか、それなら衣が咲の宿題を手伝ってやる」

咲「ほ、ホントに……!? ありがとうっ」

衣「お礼などいらぬ、衣は頭脳明晰だし咲の宿題くらいパパッと終わらせてやれる! その後衣と遊ぶんだぞ」

咲「うん、いいよ。じゃあ上がって」


和「今から咲さんと(2人きりで)勉強……なんていい響きなんでしょうか……」

和「咲さんともっと深い仲に慣れるよう、頑張りますよ私」

和「ふーっ……よし」

ピンポーン

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