モバP「ちひろさーん、一旦終わりにしましょー」 (101)

モバPとちっひが駄弁るだけ
何度も言いますが妄想注意

ちっひは可愛い。可愛い。可愛い!

前スレ
モバP「ちひろさーん、飲みましょー」
モバP「ちひろさーん、ドライブ行きましょー」
モバP「ちひろさーん、ライブ見ましょー」



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事務所

未央「おはようございまーす。あれ、プロデューサー一人?」

モバP「未央....。落ち着いて聞いてくれ」

未央「お?」

モバP「凛が....凛がッ!」

未央「何でよ....何でよ! プロデューサーがなんとかするって言ったじゃん!」

モバP「すまん....本当にすまん....」

未央「嫌だよ、私嫌だよ! 言い訳なんか聞きたくない! しぶりんが、しぶりんが....!」

凛「私がどうかしたの?」

モバP「お、凛じゃん」

未央「しぶりん、おはよー」

凛「で、今のなんだったの?」

モバP「小芝居」

未央「いやー、いきなり振られるからびっくりしたよ」

モバP「それでもノッてくれる未央ちゃんに私感激しちゃいました!」

未央「モバむー、褒めても何も出ないよ?」

凛「朝から元気だね」

モバP「えへへ、ぶいっ!」

凛「ちひろさんいたらボコボコにされてるよ?」

モバP「いいじゃん、凛もやろーぜ、卯月ごっこ」

卯月「私がどうかしました?」

モバP「うおっ、NGはいきなりでてくるな」トン

未央「あ」

凛「プロデューサー! 危ない!」

モバP「おん?」ドンガラガッシャーン

病院

ちひろ「まったく、何してるんですか!」

モバP「ごめんなさいごめんなさい」

ちひろ「まぁ今は比較的閑散期だからいいですけど....」

モバP「だって楽しかったんだもん。しまむーごっこ楽しかったんだもん....」

ちひろ「いい年して本当に....」

モバP「でも悪いコトばっかじゃないですよ」

ちひろ「右足骨折しといて何を言うか」

モバP「だってちひろさんがお見舞いに来てくれたじゃないですか」

ちひろ「はいはい」

モバP「やだちっひ冷たい」

ちひろ「今日は私、ここで仕事しますよ」

モバP「ちっひ優しい。何か良いことあったの?」

ちひろ「あなたが居ないと事務所も寂しいですからね」

モバP「いや、いきなりデレられても心の準備が」

ちひろ「ほら、仕事してるとストレスたまりません?」

モバP「はいはい捌け口ですね分かってました」

ちひろ「それくらいは私も役得ということで」

モバP「役得の意味間違ってない....?」

ちひろ「なんか不都合でもあります?」

モバP「あなたにそんなこと言われるとマジで照れるのでやめてください」

モバP「ちっひー、りんごー」

ちひろ「私仕事してるんですが....」

モバP「いいじゃん、お話しようよー」

ちひろ「これ書き終わるまで待っててください」

モバP「やーりぃ!」

ちひろ「調子いいんですから」

モバP「まぁでも、あれですよね」

ちひろ「何ですか?」カタカタ

モバP「こうして行動を制限されるとたまらなく興奮しちゃうんですよ」

ちひろ「動かなくなりたいですか?」

モバP「お願いします!」

ちひろ「私が間違ってました」

モバP「んー、んま」

ちひろ「まったく」シャリシャリ

モバP「ちっひのりんごうまい」

ちひろ「最近やたら馴れ馴れしいですね」

モバP「あ、失礼でした?」

ちひろ「気にしてませんけど」

モバP「俺もだいぶ心開けたと思ってるんですよ」

ちひろ「悪い気はしませんね」

モバP「お?」

ちひろ「従順なほど洗脳しやすいじゃないですか」ニコッ

モバP「なんか宗教とか開いてます?」

ちひろ「定期的にお金が入るコンテンツは持ってますよ」

モバP「その話は一旦やめよう」

ちひろ「さて、じゃあ今回もいきますか」

モバP「やっぱりやります?」

ちひろ「仕事も一区切りしましたしね」

モバP「仕事早いなー」

ちひろ「誰からいきます?」

モバP「元気出したいんでパッションにいきましょうか」

ちひろ「趣向を変えて大人組は?」

モバP「いいですね。早苗さんにしましょう」

ちひろ「結婚してるんですか?」

モバP「いや、高校時代でお願いします」

ちひろ「ほう」

モバP「俺の勝手なイメージですけど、早苗さんって文化部な気がしません?」

ちひろ「そうですか? 体動かしてるイメージのほうが強いですが」

モバP「それもそうですけど、なんか人が少ない部活の先輩って感じが」

ちひろ「あー。部活の中のムードメーカー的な?」

モバP「ええ。誰とでも仲良くて、ボディタッチが激しくて、ちょっと残念美人みたいな」

ちひろ「はいはいはい」

モバP「夏休みの学校がいいですね」

ちひろ「ちなみに何部にします?」

モバP「まぁなんでも良いんですが、ここは写真部で」

ちひろ「これはまた渋い」

モバP「俺は知ってたんですよ」

ちひろ「何をです?」

モバP「早苗さんが俺に優しくしてくれるのは、俺が特別だからじゃないってことです」

ちひろ「というと?」

モバP「既に彼氏がいるんですよ」

ちひろ「ほう」

モバP「俺はちょくちょく早苗さんから愚痴を聞かされるんですね」

ちひろ「プロデューサーさんはどう思ってるんですか?」

モバP「告白する前に振られて消化不良ですね」

ちひろ「早苗さんのことは好きなんですね」

モバP「当たり前じゃないですか!」

ちひろ「語気強めですね」

モバP「だって可愛くて明るくて絡みやすいとかもうパーペキですよ」

ちひろ「確かに嫌われるタイプじゃないとは思いますが....」

モバP「俺はその日、暇だったんで学校に行くんですよ」

ちひろ「勉強がてらですか?」

モバP「そんなとこですかね。当たり前ですけど教室には誰もいなくて」

ちひろ「特に用もないのに部室に顔を出しちゃうと」

モバP「心の底では『片桐先輩居ないかな....』とか思ってるんですね」

ちひろ「青春ですね」

モバP「もう戻れませんよ」

ちひろ「早苗さんはいるんですか?」

モバP「ええ。ガリガリ君なんかくわえながらポケーッと外見てます」

ちひろ「もしかして椅子の上にあぐらかいて両手は足のところにありません?」

モバP「ですね。ドアの音に気づいて『ん? なんだ、モバPか』ってテンション低めのお出迎えですね」

ちひろ「早苗さんどうしたんですか?」

モバP「そこはまぁまぁ。俺は『なんだ、ってなんですか。片桐先輩こそ何してるんですか?』と」

ちひろ「返答は『べつにー』ですよね」

モバP「なんかしおらしい早苗さんに調子狂って変なこと言っちゃうんですよ」

ちひろ「彼氏のことですか?」

モバP「そうなんですよ。『華の女子高生が泣いてますね。彼氏と遊びにでもいかないんですか?』と」

ちひろ「あー、なるほど」

モバP「そこであっさり『別れたよ』と」

ちひろ「やっちまった感と、嬉しいっていう素直な感情と、それについての罪悪感ですね」

モバP「俺はただ『そうっすか....』としか言えないんですよ」

ちひろ「普段じゃれあってる分、真面目なトーンがわからないんですね」

モバP「しばらく沈黙が続く中、早苗さんが呟きますね」

ちひろ「『なんかねー、あたしとはもう合わないんだって。あたし....魅力ないのかな....』でしょうね」

モバP「俺は早苗さんのそんな姿見たくなかったんですよ。いつでもケタケタ笑って、俺のこと殴ってきて、それが凄い楽しかったのに」

ちひろ「傷ついてる女の子一人も慰めてあげられないんですよね」

モバP「俺の口から出るのは『....アイス、溶けちゃいますよ』とかいうしょうもない言葉」

ちひろ「まぁ高校生には荷が重すぎですよね」

モバP「でも大好きな早苗さんが落ち込んでるのは嫌なんですよ」

ちひろ「仕掛けますか?」

モバP「はい。『....俺はそう思いませんけどね』と」

ちひろ「早苗さんはこっちを見もせず黙ってる」

モバP「『俺、先輩のこと好きですよ。いっつも殴られてばっかですけど、そういうの嫌いじゃなかったです』」

ちひろ「でも早苗さんは?」

モバP「『慰めてるつもり? あはは、モバPは優しいなー』と取り合ってくれない」

ちひろ「そのまま抱きしめる勇気は?」

モバP「ないんですが、俺はくじけないです。『先輩』と、覚悟を決めます」

ちひろ「いきますか」

モバP「『俺と、付き合ってください!』と」

ちひろ「きゃーっ!」

モバP「早苗さんはポカーンとして、少し経って噴き出すんですね」

ちひろ「『あのさー、それ振られて間もないあたしに言う?』といいながらも笑顔なんですよね」

モバP「俺は『いや....その、』としどろもどろ」

ちひろ「でも早苗さんは?」

モバP「ちょっと元気になりながら『そっか。あたしのこと好きかー』とにじり寄ってきますね」

ちひろ「浮かびます」

モバP「もう真正面で至近距離ですよ」

ちひろ「ドキドキしてきました」

モバP「『先輩、俺じゃダメですかね....?』と続けて」

ちひろ「早苗さんが『んー?』と」

モバP「『言っとくけど! お姉さん、結構理想高いよ?』といたずらっぽく笑います」

ちひろ「それでもプロデューサーさんは?」

モバP「『あ、いや、その、....頑張ります』と自信なさげですね」

モバP「それで早苗さんが『わかった。でも、....ちょっと時間をちょうだい』」

ちひろ「案外厳しいですね」

モバP「『あんたがいい男になるまで待っといてあげるから、早く男磨いてきなさい』と鼻先をちょん、ですよ」

ちひろ「なんかイメージガラッと変わりましたね」

モバP「妄想ですけどね」

ちひろ「そのあとはどうなるんですか?」

モバP「事実上のカップルみたいな感じになるんですが、関係が確定するのは早苗さんの卒業式ですね」

ちひろ「あー、なんかそういうの憧れます」

モバP「そのままズルズル付き合って、最後にはゴールインですよ」

ちひろ「プロデューサーさん大勝利じゃないですか」

モバP「早苗さんが奥さんなら絶対浮気はしませんし、大丈夫ですね」

ちひろ「言い切りましたね」

モバP「なーんか裏切れないんですよね。裏切る気もないですし」

ちひろ「凛ちゃん....みくちゃん....」

モバP「続けて大人組いきましょー」

ちひろ「今日は乗り気ですね」

モバP「だって渋ってたらちっひ帰っちゃうじゃん」

ちひろ「私って信用無いですね....」

モバP「そこは、ほら。俺がちひろさんのために頑張ってるってことで」

ちひろ「言っておきますけど」

モバP「はい?」

ちひろ「今更株上げようとしても遅いですよ?」

モバP「....チッ」

ちひろ「それで誰にするんですか?」

モバP「川島さんにいきましょう」

ちひろ「お、変化球ですね」

モバP「そうですか?」

ちひろ「川島さんって、キャラがキャラですからあまり焦点が当たらないというか....」

モバP「ふぅ....ちっひ?」

ちひろ(めんどくさい波動を感じるッ!)

モバP「イジられまくってますけど、元女子アナですからね! 綺麗じゃないわけないじゃないですか!」

ちひろ「あ、案外普通」

モバP「言っても川島さんじゃないですか。無理やりテンションあげるのも疲れますよ」

ちひろ「わかるわ」

モバP「俺は小学校高学年か中学生がいいですね」

ちひろ「お? 川島さんは?」

モバP「勿論今のままですよ。それで親戚的な感じになりたいですね」

ちひろ「あー....まぁ、はいはい」

モバP「夏休み中の2日間、俺が婆ちゃんの家に泊まるんですよ」

ちひろ「そこに川島さんが?」

モバP「ですね。割りと遠縁のほうが都合がいいです」

ちひろ「ちなみにプロデューサーさんの幼少期ってどんな感じだったんですか?」

モバP「毎日しょーもないことでけたけた笑ってましたよ」

ちひろ「それも醜い今とは違って可愛い笑顔だったんですね」

モバP「ちょっと待って。待って。妄想パートで殺しに来ないで」

モバP「昼過ぎくらいに縁側でスイカとか食ってたいですね」

ちひろ「夏ですか?」

モバP「です。海が近いとなお良いです。昼飯のそうめんじゃお腹いっぱいにならなくて」

ちひろ「おやつ代わりにスイカをと」

モバP「何よりも暇なんですよ。テレビも面白く無いですし」

ちひろ「それで、そこに?」

モバP「『おばあちゃんごめんねー、遅れちゃったー』と川島さんが来る」

ちひろ「川島さんアイドルしてるんですか?」

モバP「いや、転職活動中ですね。比較的暇になったので、顔を出しに来ると」

ちひろ「プロデューサーさんは完全に無防備ですよね」

モバP「ええ。寝っ転がってぼーっとしてるときに綺麗なお姉さんが来るもんで」

ちひろ「びっくりして縮こまっちゃうと」

モバP「『あら、モバPくん。大きくなったねー! お姉さんの事、覚えてる?』と」

ちひろ「当然覚えてるわけ無いですよね」

モバP「赤ん坊の頃に一回会ったくらいなので。だからもうドキドキですよ」

ちひろ「遠縁の親戚ってほぼ他人みたいなもんですからね」

モバP「そこから先はそわそわと落ち着かずに過ごしていると」

ちひろ「いつの間にか晩ごはんと」

モバP「そのくらいの年頃って思春期入り始めじゃないですか」

ちひろ「いっちょ前に男らしさを気にしてますね」

モバP「だから夕飯の時にも川島さんが気になって仕方ないんですよ」

ちひろ「絶対に叶わない恋ですか」

モバP「結局、夕方になっても川島さんに話しかけられないんですね」

ちひろ「もう帰っちゃうじゃないですか」

モバP「帰るのは夜遅くなのでそれは別にいいんですが。でも川島さんが見当たらなくて婆ちゃんに聞くんですよ」

ちひろ「『あー、瑞樹ちゃん? それなら海の方じゃないかね』と」

モバP「おぉー」

ちひろ「....なんですか」

モバP「ババァちっひもいける!」

ちひろ「....」

モバP「ちっひごめんダメな顔それ女の人がやっちゃダメな顔だから元のちっひに戻って」

ちひろ「....それで、どうなるんですか?」

モバP「川島さんを探しながらぷらぷらしてると、海の方に出ちゃうんですよ」

ちひろ「あー、海岸ですか」

モバP「永遠のプリンセスですね。あれが頭から離れないです」


どうでもいいけど、カード名確認のために川島さんの画像探しても雑コラしか出てこなかったぞ!

ちひろ「『....モバPくん? どうしたの、こんなところで』と川島さんは気さくに話しかけてくる」

モバP「俺は俺で照れてるんで、『....なんとなく』と素っ気ないんですよ」

ちひろ「『ふふふ....そう? でも、海って落ち着くわよねー』といつも通り」

モバP「そう言って片手で髪を抑えながら海の方を見る川島さんが」

ちひろ「あー」

モバP「たまらなく綺麗でドキッとしちゃうんですよ」

ちひろ「わかります」

モバP「ガキのくせにいっちょ前のこと考えちゃうんですね。ここで言わなかったら絶対後悔するなと」

ちひろ「どう切り出します?」

モバP「きっかけは昨夜の電話にしましょうか」

モバP「『瑞樹さん、昨日の電話....』と」

ちひろ「まぁ、震えちゃいますよね」

モバP「まだロクに失恋もしてないですから。『あはは~。聞かれちゃってた?』と朗らかに笑う川島さんが」

ちひろ「見てて辛いんですよね。昨日のアレが事実だって言ってるようなもんですしね」

モバP「『あのね、....なんだろうな。大人になると色々とめんどくさいのよ』と濁そうとする川島さんを」

ちひろ「プロデューサーさんは許さないんですね」

モバP「『あ、あのさ! よかったら....その、聞きたいんだけど....』と」

ちひろ「好きな人の恋話なんて聞きたくないはずなんですけどね」

モバP「それでも川島さんとおしゃべりはしたいんですよ」

ちひろ「『あら? 意外とませてるのね。....そうね~、悲しいってのが率直な感想かしら』ですか?」

モバP「です。『別に彼と離れちゃうのが悲しいってわけじゃないのよ。もう好きじゃないことを実感する度に過去の私を否定してるようで....それがね』と」

ちひろ「ショタPには難しい話ですね」

モバP「川島さんもそのことには気づいてますよ」

モバP「『ちょっと喋りすぎちゃった。ごめんね、お姉さんの話難しかったかな?』と」

ちひろ「自分から聞いたくせにちょっと後悔してません?」

モバP「そうなんですよ。『瑞樹さんってお姉さんなんですか?』とかいうデリカシーのない逃げ道です」

ちひろ「川島さんは優しいですから『あー、酷いぞ! ミズキはこれでも28歳! まだピチピチです!』とか返してくれそうですね」

モバP「暗い雰囲気を紛らわそうとしてくれてるのに」

ちひろ「あなたはそれに応えられない」

モバP「『ははは。そうですよね....。あの、瑞樹さん』」

ちひろ「会話の流れをぶった斬る当たり、なんか初々しいですね」

モバP「『その、俺は....』って切りだすんですけど」

ちひろ「ど?」

モバP「川島さんが本当に優しい目で見てくるので言葉に詰まっちゃうんですよ」

ちひろ「あー....なるほど」

モバP「優しくもあり残酷でもありますよね」

ちひろ「流石に人生経験は上ですから、色々と察しちゃうんでしょうね」

モバP「目をつむって、ちょっと残念な顔して微笑みながら首を横に振りますね」

ちひろ「『ダメよ、モバPくん。こんなおばさん相手にしちゃ』ですか?」

モバP「流石ですね。さっきまでお姉さんを強調していたくせに、ここでおばさんになるんですよ」

ちひろ「違う世界で生きてる、っていう明確な線引が苦しいですよね」

モバP「その一言で俺はドキッとなっちゃって、もう固まって動けませんね」

ちひろ「完全に川島さんが場の空気を握ってます」

モバP「『でもね』」

ちひろ「お?」

モバP「『あんな目で見られたら、私も嬉しくもなっちゃうじゃない』と」

ちひろ「おー!?」

モバP「もう泣きそうな俺のもとにゆっくり歩いてきて、目の前で止まるんですね」

ちひろ「波の音と砂の音がなんとも言えないですよね」

モバP「『ありがとう。こんなおばさんに本気になってくれて。だから、これはそのお礼』と」

ちひろ「はいはいはい!」

モバP「ほっぺたに優しくキスして、『じゃあまたね。小さな紳士さん』とだけ告げて帰っていきます」

ちひろ「川島さんのこと、見直しました」

モバP「何度も言いますけど妄想ですよ?」

モバP「さぁ、大人組最後にいきましょうか」

ちひろ「誰にします?」

モバP「まー、楓さんにいきましょう」

ちひろ「だいぶ温めましたね」

モバP「正直怖かったんですよ」

ちひろ「何がです?」

モバP「俺、楓さんのこと結構本気で好きなんですよ」

ちひろ「『俺、楓さんのこと結構本気で好きなんですよ』wwwww」キリッ

モバP「帰ります?」

ちひろ「今夜は帰りたくないです♪」

モバP「きっつ」

ちひろ「言葉に気をつけろよ?」

モバP「ごめんなさい....いや、これ俺悪くなくないですか?」

ちひろ「それでどうしますか? また学生とかですか?」

モバP「敢えてそのままで。俺は楓さんを避けたいんですよねー」

ちひろ「さっきと言ってること違いません?」

モバP「二人きりになると抑えられなくなりそうなんですよ」

ちひろ「なるほど。それで楓さんが『プロデューサー、最近付き合い悪くないですか?』と」

モバP「俺は仕事を言い訳に逃げようとするんですが」

ちひろ「『えいっ』と電源ボタンを押されて?」

モバP「居酒屋に強制連行ですね」

モバP「そこからの楓さんが卑怯なんですよ」

ちひろ「何がです?」

モバP「空けたジョッキの縁を指でなぞりながら、だらんとしてるんですね」

ちひろ「首を肩の方に寝かせたりしてます?」

モバP「です。それがまた色っぽくてドキッとしちゃうんですよ」

ちひろ「『プロデューサー、私に隠してることありません?』と」

モバP「切り出しましたね。『そんなことないですよ』ととぼけるんですが」

ちひろ「『嘘です。あからさまに私の事避けてます』と追撃が」

モバP「もう逃げられないですよね」

ちひろ「どうするんですか?」

モバP「頑張ります」

モバP「少し溜息をついて俺が言います。『ここから先はただの俺の独り言ということで』と」

ちひろ「お?」

モバP「『正直、楓さんのこと好きです。二人で居ると何をしでかすかわかりません。自分が怖いです』と」

ちひろ「攻めましたね。楓さんはどうするんですか?」

モバP「ずっと黙ってます。微妙な空気が流れますね」

ちひろ「『....何も言わないんですね』と耐え切れなくなったあなたが呟きません?」

モバP「ええ。『プロデューサーの独り言ですよね?』と濁されると、もう後悔が半端ないです」

ちひろ「受け取りようによってはNoですしね」

モバP「でも『あー、なんだか私も独り言を言いたくなってきました』と」

ちひろ「面白くなってきました」

モバP「『プロデューサー、いえ、モバPさん』と」

ちひろ「思わず見つめ合っちゃいますよね」

モバP「『私も、あなたのことが好きです。最近はずっと....その、寂しい思いをしていました』と」

ちひろ「きゃーっ!」

モバP「そんなこと言われたいですね」

モバP「俺が言うんですよ。『楓さん、それじゃ独り言になってませんよ?』」

ちひろ「『いいんです。伝えないと腐ってしまいそうだったので』」

モバP「『そうですか....』」

ちひろ「なんか両想いなのに釈然としませんね」

モバP「独り言、とかいう言い訳を使った弊害ですね。まぁでも、効果はありましたよ」

ちひろ「はい?」

モバP「お会計も済んで、少し肌寒い夜道で、楓さんは上機嫌」

ちひろ「あ、はいはい」

モバP「手を取る動作も自然で」

ちひろ「当然のごとく貝殻つなぎで」

モバP「『じゃあ、一緒に帰りましょうか。モバPさん』と」

ちひろ「いいですね」

モバP「いいですよ。この後は俺の家でめちゃくちゃ取り乱しますね」

ちひろ「なんでしょう、今回ばかりはしっくり来ました」

モバP「そういえば他に見舞いってくるんですか?」

ちひろ「さぁ? プロデューサーさんの人望次第かと」

モバP「そういいながら真っ先に来てくれるちっひ可愛い」

ちひろ「はいはい。まぁでも、NGの子たちは来そうですけど」

モバP「なんで?」

ちひろ「割りと当事者的なところもあるので」

モバP「それってなんか責任感臭が強いんですけど」

ちひろ「それ以外に何かあるとでも?」

モバP「誤魔化さないでよ! 嘘の見舞いなんて来てもらいたくない!」

ちひろ「確認しますが、言いたかっただけですよね?」

モバP「やめて。ノリでいけるかな? とかいう甘い考えをぶっ潰しに来るのやめて」

ちひろ「まぁでも来るんじゃないですか?」

モバP「ですかね」

ちひろ「なんだかんだ言って、みんなあなたのことが好きですから」

モバP「ちっひの気持ちがモバP嬉しい」

ちひろ「....照れ隠し」

モバP「聞こえません」

モバP「今度は打って変わって緩くいきましょうか」

ちひろ「先発は誰です?」

モバP「まったりしたいので紗枝はんで」

ちひろ「紗枝ちゃんですか」

モバP「紗枝とはですねー、結婚したいですね」

ちひろ「その言い回しにも慣れてきました」

モバP「日本家屋を構えて、夜にのんびりしたいですね」

ちひろ「新婚さんですか?」

モバP「いや、結構経ってますね。それでも相変わらずですよ」

ちひろ「ラブラブですか?」

モバP「ちっひラブラブって言葉知ってたんだね」

ちひろ「めんどくさいんで流しますよ」

モバP「そうやって拾ってくれるちっひマジ天使」

※京ことば違ってたらごめんちゃい

モバP「『まったく....』とか言いながらも付き合ってくれるんですよ」

ちひろ「ほろ酔い紗枝ちゃんの破壊力」

モバP「ほんの少しだけ大胆になりますね」

ちひろ「縁側で月とか見ながら飲んでます?」

モバP「ええ。俺の肩に頭乗っけてます」

ちひろ「そのシチュエーション好きですね」

モバP「嫌いなやつなんか居るんですか? やっぱり何年経っても紗枝は紗枝なんですよ」

ちひろ「というと?」

モバP「どうしてもグッときちゃうんですよ」

ちひろ「なるほど」

>>35の続き
一つ飛ばした

モバP「『モバPはん、まだ起きとったんどすか?』」

ちひろ「お、名前呼び」

モバP「結婚してますからね。アイドルはもう引退してます」

モバP「『子どもたちはもう寝たのか?』」

ちひろ「『ええ。ほんまに元気のえぇ子たちで』と」

モバP「『苦労かけるな。紗枝もどうだ?』とおちょこを差し出しますね」

ちひろ「狙ってますね」

モバP「言われたいんですよ」

ちひろ「じゃあ私が。『女房酔わしてどないしはるんどすか?』」

モバP「....最高ですね」

ちひろ「今回はわかります」

モバP「紗枝と結婚したいです」

ちひろ「それは抑えてください」

ここからそのままで

モバP「『うち、幸せどす』と」

ちひろ「きゃっきゃっ」

モバP「俺も俺で『うん』と」

ちひろ「言葉少ないのが逆にいいですね」

モバP「『なぁ、紗枝。子育て大変か?』と」

ちひろ「お?」

モバP「『いえ。大変じゃない言うと嘘になりますけど、充実してはりますよ』と」

ちひろ「この流れは」

モバP「『じゃあ、そろそろもう一人、な?』ですよ」

ちひろ「『....はい』ですね」

モバP「だいぶこっ恥ずかしいんですが」

ちひろ「それぐらい紗枝ちゃんが凄いということで」

モバP「ちひろさん茶化しませんでしたね」

ちひろ「私だってそういう時くらいありますよ」

モバP「さて続けてゆるーくいきましょー」

ちひろ「じゃあライラちゃんで」

モバP「ライラですか? ライラは....そうですね」

ちひろ「なんか問題でも?」

モバP「特に無いですけど、オチもないですよ?」

ちひろ「たまにはいいんじゃないですか?」

モバP「では。ライラは冬がいいですねー」

ちひろ「場所は?」

モバP「俺の家でいきましょう」

モバP「俺は徹夜続きで爆睡してるんですよ」

ちひろ「はいはい」

モバP「で、のそのそと起きていくと、ライラがこたつの中に入ってるんですね」

ちひろ「座ってるんですか?」

モバP「いや、完全に寝てますね。顔だけ出てる感じで」

ちひろ「あー、はいはい。こたつむりですね」

モバP「『モバP殿、おはようございますです』と間延びした声が」

ちひろ「ライラちゃんにこたつ、ありですね」

モバP「『んー。ライラおはよー』とだけ伝えてコーヒーを淹れてきますね」

ちひろ「そこからはどうするんですか?」

モバP「あとはライラにおやつあげて終わりです」

ちひろ「なるほど?」

モバP「ライラにポッキーとかプリッツとかあげたくないですか?」

ちひろ「表情を変えずにもぐもぐ食べてそうですね」

モバP「ただそれだけです」

ちひろ「あぁ、オチがないっていうのがわかりました」

モバP「さーって、のんびり組最後はゆかりにしましょうか」

ちひろ「おー。確かにゆかりちゃんはそうですね」

モバP「ゆかりとは同棲していたいです」

ちひろ「藍子ちゃんパターンですか?」

モバP「いや、奴隷になりたいです」

ちひろ「は?」

モバP「『プロデューサーさん、いい子にしてましたか? あ、ダメですよ? まだお預けです』と」

ちひろ「ちょっと」

モバP「『うふふ。そんなに焦らないで。ゆっくりゆっくり。はい』」

ちひろ「止めろ」

モバP「『お口開けて。はい、あーん』」

ちひろ「飛べッ!」メゴォ

モバP「アルカディアッ!」

モバP「いったぁ~。何ですか」

ちひろ「こっちのセリフですよ! なんなんですか!」

モバP「俺が全裸待機してるところにゆかりがご褒美あげるシーンですが?」

ちひろ「真顔で言われても....。そもそも何あげてたんですか?」

モバP「なんか、ほら。飲むとハイになれるような、そんなやつです」

ちひろ「ヤバイ薬じゃないですか」

モバP「名前をちひろポンにでもしときましょう」

ちひろ「そことなく悪意を感じますね」

モバP「ポンポンちひポン」

ちひろ「これまた懐かしいゲームを」

モバP「ちひちひちひポン」

ちひろ「FEVER!!!!」ドスッ

モバP「真面目にやりましょうか」

モバP「ゆかりとは旅行に行きたいですね」

ちひろ「はいはい」

モバP「久しぶりの温泉旅行で、珍しくゆかりがはしゃぐんですよ」

ちひろ「お、あまり見ない光景ですね」

モバP「それで帰りのバスですよ」

ちひろ「旅行中はいいんですか?」

モバP「ちっひに嫉妬されたくないもん」

ちひろ「嫉妬はしないですが、なんかもういいです」

モバP「バスに乗り込んだ時点でゆかりはもうウトウトしてるんですよ」

ちひろ「そのまま寝ちゃうんですね」

モバP「もう着きそうになった時にちょっと起きるんですよ」

ちひろ「『....あれ? プロデューサーさん、私寝てました....?』」

モバP「『疲れたろ? 寝てろ寝てろ』です」

ちひろ「『ふわぁ....わかりました....旅館に着いたらおこしてください....』ですね」

モバP「わかってるじゃないですか。俺は思わずくすっと笑っちゃって、『そうだな。....また行こうな』です」

ちひろ「いいですね」

モバP「可愛いですよ」

モバP「さーって、そろそろ結婚したくなってきました」

ちひろ「もう意味がわからないですね」

モバP「拓海からいきましょー」

ちひろ「拓海ちゃんですか?」

モバP「拓海って、お母さんが似合いません?」

ちひろ「まだ高校生なんですが....」

モバP「ほら、髪をお団子にして、上はパーカーで、長財布持ちながら買い物してそうじゃないですか」

ちひろ「思い浮かんじゃったのが悔しいです」

モバP「それで、拓海との間に一人の息子が居て欲しいですね」

モバP「俺と拓海と息子で買い物に行くんですよ」

ちひろ「なんとも言えない幸せ空間」

モバP「それで息子がはしゃいで走り回って」

ちひろ「そのままズベシャと」

モバP「ええ。顔から行きますね。もう大泣きですよ」

ちひろ「そこへ拓海ちゃんが?」

モバP「駆け寄っていきますね。『ったく、何やってんだよ。ほーら、泣くな! 男だろ? しっかりしろ』と」

ちひろ「お母さんですね」

モバP「俺もおんなじこと言うんですよ。『拓海、もう完璧にママだな』って」

ちひろ「拓海ちゃんは『るせー。てめぇも手伝えこの荷物持ち』と」

モバP「可愛いですね」

ちひろ「ほんわかします」


モバP「俺もたまらなくなって『パパと手繋ぐぞー』っていうんですが」

ちひろ「『や!』ですか?」

モバP「です。拓海はそれを見て『嫌われてやんの』とケラケラ笑ってます」

ちひろ「無邪気な時の拓海ちゃんですね」

モバP「『あのね! ママと手つなぎたい!』とか言い出すので」

ちひろ「『ん? いいぞ。ほら』と手を出しますね」

モバP「ですが息子は不満なんですよ」

ちひろ「何でですか?」

モバP「『パパもつなぐの! はやく!』です」

ちひろ「ん?」

モバP「わからないですか?」

ちひろ「はいはいなるほど。拓海ちゃんサンドイッチですね」

モバP「です」

モバP「拓海は当然渋るんですよ」

ちひろ「『バカなこと言ってないで行くぞー』と」

モバP「でも子供は許してくれない」

ちひろ「『ママー?』ですね」

モバP「俺もすかさず『たーくみ?』ですよ」

ちひろ「拓海ちゃん逃げ場がないじゃないですか」

モバP「『ああああああ! もー、しゃーねーなぁー! ほれ!』とそっぽを向きながら手を出す拓海です」

ちひろ「茶化します?」

モバP「とんでもない。俺も笑顔で手を取りますよ」

ちひろ「なんか、いいですね」

モバP「それだけ拓海に魅力があるってことじゃないですか?」

ちひろ「直接言ってあげればいいのに」

モバP「普段はからかうくらいがちょうどいいんですよ」

モバP「お次は加蓮です」

ちひろ「どうしたんですか?」

モバP「まぁ、懺悔もあるんですが、単純にやりたいだけです」

ちひろ「いいですけど....」

モバP「新婚初夜が明けて、最初の朝ですね」

ちひろ「昨夜は取り乱したんですか?」

モバP「失礼な。毎回毎回性に塗れてるわけじゃないですよ」

ちひろ「あ、ごめんなさい」

モバP「付き合ってるうちにとことんやりこみましたから」

ちひろ「分かってたよ!」ドゴォ

モバP「嘘です!」

モバP「俺が起きたら加蓮が洗濯回してるんですよ」

ちひろ「『あ、モバPさん。おはよ』ですね」

モバP「『早いなー。ん、洗濯か?』と」

ちひろ「あー、わかりました」

モバP「なんです?」

ちひろ「結婚した実感が沸かなくて、そわそわしちゃうんですね」

モバP「だから早起きもしちゃうんですよ」

ちひろ「いいですね、そういうの」

モバP「俺はビーズクッションかなんかに座りながらボケっとしてます」

ちひろ「そのかわいいクッションは?」

モバP「加蓮が自分で持ってきたんですよ」

モバP「それで、当然のように加蓮が前からもたれ掛かってきます」

ちひろ「可愛いですね」

モバP「可愛いですよ。めちゃいい匂いします」

ちひろ「香水とかじゃないんですよね」

モバP「それで後ろ振り向きながら『モバPさん』と」

ちひろ「言ってた意味がわかりました。破壊力が....」

モバP「『私達、本当に結婚したんだね』ってぽつりと」

ちひろ「あなたは『そうだなー』ですよね」

モバP「寝起きってのもあって少し間延びした声なんですよ」

モバP「加蓮はちょっと不安なんですよ」

ちひろ「何がです?」

モバP「ほら、色々コンプレックスが強い娘じゃないですか」

ちひろ「昔は身体のこともありましたしね」

モバP「だから、『その....、私で良かったの?』ですね」

ちひろ「きゅんきゅんきちゃいますね」

モバP「『なーに言ってんだ。俺は幸せだぞ? 俺は加蓮がいいと思ったんだ』としれっと」

ちひろ「あすなろ抱きですね」

モバP「そのまま加蓮の髪に顔を埋めたいです」

ちひろ「妄想爆発じゃないですか」

モバP「まぁ、加蓮ですから」

ちひろ「そこで『ふふっ、そうだったね。じゃあ私もしっかり奥さんしなきゃなー』ですね」

モバP「流石。立ち直りは早いんですよ。『困ったことあったら何でも言えよ?』と」

ちひろ「『ないことはないんだけどー』です」

モバP「お? 『何だ?』にしましょうか」

ちひろ「『ほら、凛とか、凛とか、凛とか』」

モバP「うへぇ。『が、頑張ります』」

ちひろ「『期待してませーん。うふふっ』」

モバP「そういっても笑ってくれそうですよね」

ちひろ「『モバPさん』」

モバP「『どうした?』」

ちひろ「『あなたが選んだ奥さん、大切にしてよね?』ですね」

モバP「」

ちひろ「どうしました?」

モバP「現実って残酷ですよね」

ちひろ「でも夢はお金で買えますよ?」

モバP「詰んでるじゃん。....詰んでるじゃん!」

モバP「さーって、最後は卯月ですよ!」

ちひろ「卯月ちゃんに始まって卯月ちゃんに終わるんですね」

モバP「なんか色々話しましたね」

ちひろ「前よりも仲良くなった気がします」

モバP「おろ、意外と好感触。てっきり引かれたかと」

ちひろ「まぁ、闇の一つや二つ抱えててもいいじゃないですか」

モバP「ちっひってアレ? 病人には優しくしちゃう的な?」

ちひろ「たまにデレたらこれですか」

モバP「ずっとデレるとそうじゃないかも?」

ちひろ「70分20000円からで」

モバP「....照れ隠し」

モバP「卯月は頑張りますよ」

ちひろ「気合入ってますね」

モバP「まず、俺は貧乏なんですよ」

ちひろ「お?」

モバP「事務所もいまより小さくて、日々スカウトに奔走してる感じです」

ちひろ「はいはい。卯月ちゃんとは結婚してるんですか?」

モバP「いや、同棲してるだけです。卯月とは大学の頃からの彼女という感じで」

ちひろ「設定が凝ってるのがガチですね」

モバP「それで夕方くらいにアパートに戻ると、卯月がちょうど出てくるんですよ」

ちひろ「『モバPさん、おかえりなさい!』ですか」

モバP「言われたいですね」

モバP「卯月は頑張りますよ」

ちひろ「気合入ってますね」

モバP「まず、俺は貧乏なんですよ」

ちひろ「お?」

モバP「事務所もいまより小さくて、日々スカウトに奔走してる感じです」

ちひろ「はいはい。卯月ちゃんとは結婚してるんですか?」

モバP「いや、同棲してるだけです。卯月とは大学の頃からの彼女という感じで」

ちひろ「設定が凝ってるのがガチですね」

モバP「それで夕方くらいにアパートに戻ると、卯月がちょうど出てくるんですよ」

ちひろ「『モバPさん、おかえりなさい!』ですか」

モバP「言われたいですね」

連投やらかし


モバP「それで『卯月、買い物か?』と」

ちひろ「『はい、夕飯の買い出しです! 一緒に行きませんか?』」

モバP「断る奴なんて居るんですかね。当然ついていきます」

ちひろ「近所のスーパーですか?」

モバP「はい。かごの中にいらないお菓子とか入れて怒られたいです」

ちひろ「『ダメですよ! そんなお金ありません。もう!』ですね」

モバP「卯月の家は裕福ですけど、まぁそこは置いといて」

モバP「それで帰り道ですね」

ちひろ「河原の土手とか素敵じゃないですか?」

モバP「採用しましょう」

モバP「買い物袋を俺が持って」

ちひろ「仲良く卯月ちゃんと手なんか繋いじゃったりして」

モバP「『お仕事、大変ですか?』ですよ」

ちひろ「卯月ちゃんがやたら上機嫌なんですよね」

モバP「『どうしたんだ?』って聞くんですが」

ちひろ「『えへへっ、なんでもありません!』ですね」

モバP「気にはなりますが、卯月の笑顔を見てるとどうでもよくなってきますね」

ちひろ「ぽつりと『こんな日がいつまでも続けば良いなぁ....』なんて」

モバP「流石です。そろそろ仕掛けますか」

ちひろ「お?」

モバP「『卯月』と」

ちひろ「『はい? なんですか?』」

モバP「『俺と一緒に居て楽しいか?』」

ちひろ「『はい! 毎日楽しいですよ』って、あー」

モバP「どうしたんですか?」

ちひろ「卯月ちゃんが眩しくなってきました」

モバP「大天使でスーパーアイドルですからね」

ちひろ「どう切り出すんですか?」

モバP「『これからも....その、俺と一緒にいてくれるか?』ですね」

ちひろ「直球ど真ん中」

モバP「『はい? それってどういう....?』ときょとん顔」

ちひろ「いっちゃえ!」

モバP「『卯月、俺と結婚しよう』」

ちひろ「もうポロポロですよね」

モバP「ええ。泣きながらもすげぇ笑顔で『はい!』ですよ」

ちひろ「可愛いですね」

モバP「本当に可愛いです」

モバP「そこから先は二人でご飯食べて」

ちひろ「仲良く取り乱して」

モバP「ピロートークといきましょうか」

ちひろ「『そっかぁ....私、奥さんになるんですね。頑張らなきゃ....あっ』と」

モバP「『どうした?』ですね」

ちひろ「『いえ、もう島村卯月じゃないんだなぁって。えへへっ』」

モバP「可愛い」

ちひろ「『あなたの卯月、頑張ります!』」

モバP「クラクラしてきました」

ちひろ「卯月ちゃん可愛いですね」

モバP「もう言うことなしですね」

ちひろ「さーって、私はそろそろ帰りますよ?」

モバP「帰っちゃうんですか?」

ちひろ「私に泊まれと?」

モバP「まぁ、流石にそこまでは」

ちひろ「早く治してくださいね?」

モバP「ちっひやめようよー帰り支度しないでよー」

ちひろ「最後にりんご剥いてあげますから」

モバP「やった!」

ちひろ「調子いいんですから....もう。あ、それで.....」





卯月(私のせいかな? とか思ってお見舞い来ちゃいましたけど、)



卯月(あんな話されたら入れるわけないじゃないですか! もう!)




続く?

蛇足三本立て
ちっひver

モバP「なんか病院も飽きてきましたね」

ちひろ「帰りますか?」

モバP「いや、もう少し居ますよ」

ちひろ「帰っても別にいいですけど」

モバP「ちひろさんと一緒がいいんです」

ちひろ「はいはい。そういえば」

モバP「なんですか」

ちひろ「昔、こんな感じの話してましたね」

モバP「何でしたっけ」

ちひろ「ほら、文香ちゃんの話です」

モバP「あー、そんなのもありましたね」

ちひろ「あの時、実はどう思ってたんですか?」

モバP「何がですか」

ちひろ「私の事ですよ」

モバP「そりゃあもう、事務所入ったときからずっと好きでしたよ?」

ちひろ「よくもまぁ好きな女相手に妄想を....」

モバP「だってちっひが話しかけてくれるのが嬉しくて....」

ちひろ「まぁいいです」

モバP「きっかけにはなったじゃないですか」

ちひろ「否定はしません」

モバP「さてとそろそろかな」

ちひろ「ごめんなさいね。私のためにわざわざ」

モバP「いや、いいですよ。それより早く調子戻してください」

ちひろ「このやりとりも昔しましたね」

モバP「変わってないのは口調ぐらいですか?」

ちひろ「かも。お互い敬語が抜けませんね」

モバP「そこは頑張りまし....頑張ろうな」

ちひろ「はい。じゃあ明日は一緒に」

モバP「ん」




ちひろ「三人でお家に帰りましょう?」






終わり

蛇足
みんなとver


モバP「んー、治った治った」

モバP「やっぱり足が動くってのは素晴らしい」

モバP「風邪の時もそうだけど、怪我とかしてから健康のありがたみを感じるんだよなぁー」

モバP「で」

モバP「なんで俺は前が見えないの? 真っ暗なの? なんで身体が動かないの?」

「プロデューサー」

モバP「お、その声は凛か? 助けてくれ!」

「そうしたいのは山々なんだけど、もうちょっと待ってて」

モバP「もうちょっとの意味が分からん! 早くしてくれ!」

「うふふ。ダメですよ、Pさん」

モバP「....まゆ? ままゆ? 助けてーまゆ助けてー」

「もうちょっと待ってくださいね」

蛇足
みんなとver


モバP「んー、治った治った」

モバP「やっぱり足が動くってのは素晴らしい」

モバP「風邪の時もそうだけど、怪我とかしてから健康のありがたみを感じるんだよなぁー」

モバP「で」

モバP「なんで俺は前が見えないの? 真っ暗なの? なんで身体が動かないの?」

「プロデューサー」

モバP「お、その声は凛か? 助けてくれ!」

「そうしたいのは山々なんだけど、もうちょっと待ってて」

モバP「もうちょっとの意味が分からん! 早くしてくれ!」

「うふふ。ダメですよ、Pさん」

モバP「....まゆ? ままゆ? 助けてーまゆ助けてー」

「もうちょっと待ってくださいね」

「プロデューサー、言っとくけど私じゃないからね?」

モバP「何のことだよ?」

「私は何も話してないからね」

「Pさんがなんで動けないかはPさん自身がよく分かってるんじゃないですかぁ?」

モバP(....そこはかとなく嫌な予感が)

「まゆがね、全部聞いてたんだ」

「聞いてたというより、録音してた、のほうが正しいかも知れませんねぇ」

「だからさ、私は悪くないよ?」

「凛ちゃん、今更遅いですよ」

モバP「なんだよ! 俺何されるの!?」

「それは今から全員で決めるんです」

モバP「ぜ、全員....?」

「プロデューサーさん、私と結婚したいんですか?」「あはは~未央ちゃんそういうのには弱いかなぁ」「私、そこまで単純じゃないよ?」

「Pさん、ナナはその、いつでも....」「Pさんの中であたしはどうなってるんだよ....」「プロデューサー、私の事嫌い?」「モバPさん最ッ低」

「ぷ、プロデューサーさん! その、恥ずかしくなってきました!」「流石にアイドルしてたら付き合わないよ~」「悪く無いですね。うふふっ」

「にゃはは~。志希ちゃんそう見られてたか~」「いくら私でもそのようなことは....」「全く! 何で毎回ボクを泣かせるんですか!」

「子どもたちには野球でしょ!? サッカーなんてダメダメ!」「杏は止めたんだけどね....」

「フレちゃんは楽しかったかな?」「....もう」「しておきたいってなんですか? するじゃダメなんですか?」

「私....そんなことしませんっ!」「そなたには断罪が必要なのでしてー」「あなたは私に何をさせたいんですか!」

「Pチャン。流石にそこまでチョロくないにゃ」「私、他の方と結婚するんですね....」

「なんであたしは高校生の頃なのよ!」「あなたはいいじゃない....私なんてショタPよ?」「川島さん、糸くずがついてますよ」

「そない考えてましたとは....」「こたつむり?」「私、そこまで天然じゃないですよ?」

「....バカ」「最初からそうしてればよかったじゃん」「わわっ、最後私でした!」




「最低なプロデューサーに」

「最低なまゆたちでお似合いじゃないですか?」

「だから」








「....ねぇ?」






終わり

蛇足ラスト

モバP「日も暮れてきたし、ちっひ帰っちゃったな。暇だ」

モバP「んー、何してようかなー」ガラッ

未央「プロデューサー!」

モバP「お、未央。どした?」

未央「どした? じゃないよ! 大丈夫なの?」

モバP「見ての通りだ。さっきまでちひろさんが居てくれたからな」

未央「そっかー」ストン

モバP「未央ちゃん付き合ってくれる感じ?」

未央「えっへっへ。退屈させませんぜ?」

モバP「きゃっきゃっ」

モバP(とは言ったものの)

未央「.....」

モバP(未央が全然喋らねぇ!)

モバP「元気ないぞ? なんか嫌なことでもあったか?」

未央「プロデューサー」

モバP「ん?」

未央「ごめんね?」

モバP「な、何が?」

未央「しぶりんから、ちょっとだけ聞いちゃった」

モバP「」

モバP(凛? 凛ちゃん? しぶりん? ごぶりん? いや、しぶりん?)

未央「目が泳いでるけど....」

モバP「あ、いや、その」

モバP「....なんかごめんな」

未央「いや、いいよ! 別に悪口だったわけじゃないし、それに本来なら聞いてないはずだしね」

モバP「そう言ってくれると助かる」

未央「でもさ」

モバP「ん?」

未央「そういう風に見られてたのが意外だったなって」

モバP「そんだけ魅力的ってことだ」

未央「....」

モバP「未央?」

未央「あ、あのねっ!」

モバP「どうした? 立ち上が....」

未央「えへへ。やっちった」

モバP「な」

未央「私だって、やるときはやるんだよ? じゃあ、待たね!」タタタッ

モバP「」

ロウカハハシラナイデクダサーイ ゴメンナサーイ


モバP「やっぱり未央は可愛い」



終わり

以上です。お好きなエンドをどうぞ。
妄想垂れ流してるだけの話にお付き合いいただきありがとうございました。
コレジャナイはごめんなさい。
全部見てくれた人とかいるのかな?

これやるために劇場読み漁りましたが、やっぱり面白いですね。
個人的には456話がオススメです。

マンネリ感とかネタ切れ感とか半端無いので、一旦〆で。
愛が滾るか、本田のSSR引けたらまた来ると思うのでその時まで。
今日虹来て喜んでたら被り幸子でした。幸子ォ!

本田ァ! 待ってるから早く降ってこい!

お疲れちゃんでした。

あ、あと感想とかあれば是非是非

おっつおっつ、ちっひのノリの良さと内容の濃さで始終ニヤニヤしてた

>>71
のセリフの嵐にできれば人物名つけた版も欲しいなーって
一応過去作と照らせばわからんでもないけど、読みやすさ的に

>>79

順に、
卯月、未央、凛
菜々、奈緒、凛、加蓮
茜、未央、藍子
志希、文香、幸子
友紀、奏、ありす
美波、芳乃、美優
みく、響子
早苗、瑞樹、楓
紗枝、ライラ、ゆかり
拓海、加蓮、卯月

です


流石に分かりづらかったか

乙!
暇だから全部ここで見てたよ
このシリーズは終わりでも新しいの始めたならここで一言欲しいな

>>83
おお、ありがとうございます
そうですね
流石にいつになるかは分からんが....頑張ります

一応>>1みたいに前スレ的な扱いで乗っけるとは思います

お久しぶりです
厄払い的なノリで明日またやろうかなと思ってるんですが、何かご希望とかありますかね?
人が居ないのであれば勝手にやりますが....

余計なこと言うより書きたいもの書いて貰った方が良いものが読めそう
希望いうとその通りにしなきゃならんから途中で変更とかできんだろうが自分で決めるなら途中で面白い方に曲げられるし

>>96
了解です
じゃあ適当に遊びますねー

終わりましたー
スレ立てて投下しまする

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