時雨「艦隊喰種」 (17)

初投稿。不定期

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あれ?文字消えてる?
不定期、亀更新です。基本艦これの世界観で東京喰種のキャラはでてきません。

[鎮守府]

提督執務室にて

時雨「提督、今日はいきなり呼び出すなんて何かあったのかい?」

提督「何もなければこんな時間に呼び出したりなんかしないよ」

時雨「そうだね。もう皆すっかり眠っているだろうから……いや、一部の艦娘を除いて、かな?」

提督「まあ、夜の方が活動的な奴もいるな……。まあ、そんなことはいい」

時雨「何か問題でも?」

提督「そうだな。正直、大したことではないんだが一応、調べておいてほしいことがあってな」

時雨「というと?」

提督「最近、深海棲艦のものと思われる原因不明の事故が多発している。これを調査してほしい」

時雨「ちょっと待って。原因不明って、深海棲艦が起こした物じゃないのかい?」

提督「いやまあ、恐らくそうなんだが……それにしては不自然な点が多いというか。その辺り、実際何が原因なのかの調査をして欲しいんだ」

時雨「ますます分からないんだけど、まず不自然な点というのが分からないし、それから、深海棲艦の仕業だと明確に分かっていないなら別に鎮守府の仕事ではないんじゃないのかい?」

提督「待て待て、眠いのは分かるがそう焦るな。ゆっくりと話すからさ」

時雨「眠いとわかってるなら早くして欲しいんだけどな……」

提督「もしかして、時雨、起こってる……?」

時雨「この調子だと本当に怒るよ?」

提督「……手短に話すよ……」

提督「隣の鎮守府――この前演習で相手をしたところだが覚えてるか?」

時雨「うん、あそこ、随分と賑やかなところだったからよく覚えてるよ。そこがどうかしたのかい?」

提督「俺はあそこの提督と結構仲が良くてな、定期的に連絡を取り合っていたんだが……妙なことをこの前聞いてな」

時雨「へえ、それは知らなかった。……そうか、あそこの鎮守府の艦娘たちがなんでか私達の事情に詳しかったけど提督が話していたんだね」

提督「つい、自慢してしまうんだ。ははは。向こうもしてくるからお互い様だが、そうか、あいつ部下にまで話しているとはな……」

時雨「もう、止めてくれよ……」

提督「なんで?」

時雨「照れるじゃないか」

提督「嘘つけ」

時雨「もう帰っていいかい?」

提督「ああ、わかったわかった。それだな……」

訂正

提督「ああ、わかったわかった、それでだな……」

提督「深海棲艦の目的は現時点では明確に分かってはいないだろう?」

時雨「まあ……そうだね。で、それが?」

提督「今まで明確な方向性の見えてこなかった深海棲艦の行動にある種の目的、ロジックのようなものが感じられる、と奴は言っていた。なんでも……」

提督「ここ数日、深海棲艦に襲われた船舶に乗っていた乗組員たちは皆一様に捕食されていた……らしい」

時雨「捕食……」

提督「そう、捕食だ。ただ、不可解なのはそれらの船舶にはどれも規模の差はあるがしっかりとあいつの鎮守府の艦娘による警護が付いていたことだ。警護に付いていた艦娘たちの報告によれば『目を離した一瞬の隙にやられた』ということらしいが、そんなことがありえると思うか?」

時雨「確かに。幾ら一瞬目を離したからって、その隙に深海棲艦が船舶を気づかれないように襲っていくなんて無理だと思う。絶対に異常には気づくはずだよ」

提督「だろ? しかし、実際にあいつの鎮守府の艦娘たちはそう報告しているんだ。あいつもそこを不審に思っているみたいなんだ。それに、今まで深海棲艦に襲われた船舶で人が食われたなんて話、聞いたこともない」

時雨「そうだね、僕も聞いたことないよ。けど、歯型とか体液とか何か証拠になりそうな物は残ってなかったの?」

提督「それがわからないから原因不明なんだ。歯型がわからないほど遺体はひどい状態だったそうだし、体液も深海棲艦のものと一致しなかったらしい」

時雨「じゃあ、何の仕業だっていうんだい? まさか人為的なものとか言い出すんじゃないよね?」

提督「それが分からないからお前に調査を頼んでるんだ」

提督「これはあいつからの頼みでもあるんだが、俺としてもこの事故、いや、事件の原因は知っておきたい。だからこれは正規に上から下った命令じゃない。俺が個人的にやりたいことだ。どうしてもやりたくなかったらお前に拒否権はある」

時雨「別にいいよ。提督の頼みなら僕は断われないから。で、何をすればいいんだい?」

提督「ありがとう。やることは簡単だ。あいつの鎮守府の艦娘たちが来週、またある船舶の警護をすることになっている。それに同行してくれ」

提督「この件であいつの鎮守府の評判は大分落ちてるらしてくてな、恐らくこれを逃したらしばらく船舶警護に同行できる機会はない」

時雨「だろうね。だけど、向こうの艦娘たちは僕のことよく思ってくれないんじゃないかなあ? 自分たちの警護に問題があるからそこを調査されるってあんまりいい気分でもないだろう?」

提督「大丈夫だ。そこはあいつがちゃんと説明しておいてくれるみたいだし、お前は他人から煙たがられるタイプじゃないしな」

時雨「だと良いけど」

提督「詳しいことは追ってまとめた資料を渡すから、今日はもういいぞ」

時雨「話すだけ話したら、はい終わり。ちょっとひどいと思うよね、提督?」

提督「……何が望みなんだ」

時雨「ふふ、冗談だよ。じゃ、おやすみ」

提督「ああ、おやすみ」

この時、僕は「あんなこと」になるなんてちっとも思っちゃいなかった。

訂正

提督「この件であいつの鎮守府の評判は大分落ちてるらしくてな、恐らくこれを逃したらしばらく船舶警護に同行できる機会はない」

あ、今日はここまで。
次はなるたけはやく更新します。

続きから



ー― 一週間後 ―ー

[とある海域]

僕は提督に言われた通りに件の鎮守府の船舶護衛に同行していた。
軽巡の由良を先頭に、雷、夕雲、それから夕立とそれに僕を加えた五人での護衛となっていた。

由良「ごめんね、由良たちが未熟なばっかりに時雨ちゃんにまで迷惑をかけちゃって」

時雨「いや、いいんだ。これは提督からの頼みだし、一度他の鎮守府の艦娘と一緒に作戦をこなしてみたかったから別に気に病むことなんてないよ」

夕立「でも時雨が来たのはちょっと意外だったっぽい。でも時雨は同型鑑だし、話しやすいから嬉しいっぽい!」

夕雲「それにしても私たちだけで何とかできないっていうのは少し歯がゆいものね。今回船舶護衛に付いてるのは皆練度は高いけどこういう任務はやったことない子だけで構成されてるんでしょう?」

雷「ええ。司令官が考えたくはないが私たちの鎮守府に何か関係している艦娘がいるかもしれないって……。私も信じたくないけどそうした方がいいと思うわ。時雨も一緒に監視してくれてるし、大丈夫よ!」

時雨「ありがとう。実はさっきまで僕がこの任務に同行すること、よく思われてないんじゃないかって思ってて……提督が大丈夫だって言ってたんだけどやっぱり不安になっちゃってさ……。でも、僕はここにいてもいいみたいで安心したよ」

夕立「もう〜時雨はそういう自虐的な所がダメだと思うっぽい。もっと自分に自信を持ったほうがいいって妹からのアドバイスっぽい」

雷「そういう夕立も語尾にぽいぽいって曖昧な表現ばっかりだと思うんだけど……。司令官も言ってたでしょ、もうちょっとはっきりとした口調で喋れって」

夕立「これは口癖だから直しようがないっぽい、っぽい」

時雨「あはは……夕立は元からそういう感じだから仕方ないかもね」

夕雲「こらこら、今はちゃんとした任務の最中よ、終わってから話の続きはできるから今は集中して、ね」

由良「もう、夕雲ちゃんったらそれ私が言うことなのに……」

それから何事もなくこの任務は無事に終わると思っていた。

時雨(そろそろ予定の場所に着く頃かな?)

雷「ねえ、時雨。今回のこの事件、何が原因だと思う?」

雷が小さな声で話しかけてくる。

時雨(事件……? 事故じゃないのか?)

時雨「えーと、そう……だね。僕も深海棲艦が人を食べるなんて聞いたことないし、深海棲艦以外の何かだったとしても船に乗っている人間を襲うなんてそれこそ君たちの艦娘が気づくと思うんだよね」

雷「そうよね……。私ね、思っちゃうの。もしかしたら私たちもその船を襲った何かに食べられちゃうんじゃないかって……。それなりに練度は積んでいるつもりだけど、でも前から護衛に付いていた艦娘たちも決して練度が低かったわけじゃないし。今まで襲われなかったからって今回襲われないって保証はないから……そう思うとすごく怖いの」

時雨「確かにそうかもしれないけど……」

時雨(雷だってまだまだ子供なんだ。こんなに震えてるじゃないか。僕が励ましてやらないと……)

すみません。中々時間が取れず全く進行がままならないので、今度はある程度書き溜めてからにしようと思います。見ている人いるか分かりませんが、どうかご理解頂ければと。

長く開けましたがちょっとずつ上げます

時雨「大丈夫」ギュッ

雷「時雨……」

時雨「きっと大丈夫さ。僕が約束する。どんなことがあっても僕が君を守るよ。本当さ」

雷「…………」

時雨「どう……かな? 柄にもないこと言っちゃった……。なんか恥ずかしいな……」

雷「……時雨は優しいのね。そこまで言えるなんて」

時雨「えへへ……ちょっと言い過ぎだったかな?」

雷「そんなことないわよ。時雨は私達を守ってくれるんでしょ?」

時雨「参ったなぁ……」

これは何が何でも皆を守らなくちゃいけなくなっちゃったじゃないか。

時雨「あ、抱きしめっぱなしだとまた怒られちゃうね。そろそろ………………雷?」

なんで、離れないの?

雷「離れちゃダメよ。離れないで」

時雨「でも……」

雷「離れちゃダメ。ここから逃げないで、ね?」

雷の様子がおかしい……
何だかよく分からないけど、いつもの雷じゃないみたいな……
そう思って周りを見たらもっとおかしなことになってた。

時雨「……は?」

雷「ごめんね……今まで騙していて。悪気は無いのよ?」

僕の目の前には地獄の釜がポッカリと口を開けて待ち構えていたのだった。

由良?「今日は人間の獲物に加えて、艦娘の獲物のおまけまで付いてくるなんて、提督さんのお陰ね」

何言ってるの……

夕雲?「今まで人間だけしか食べたことなかったから、艦娘がどんな味なのかとても気になってたのよね。とても楽しみだわ。夕立さんも、自分の姉妹を食べる事なんて初めてでしょう?」

食べる? 楽しみ? 

夕立?「姉妹って言っても形だけっぽい。でも、時雨の体は見が引き締まってて確かにとってもおいしそうっぽい!」

おいしそう? 僕が?

雷?「そういうことだから……可哀想だけど、私達の為に死んでくれない?」

時雨「待ってよ!」

何が何だかさっぱり……

何でどうして……皆……そんな、深海棲艦みたいに目が光ってるのさ?

目は光ってるのに、僕を見つめる視線は凍りつくほど冷たいんだ……

雷?「そんなに、悲しそうな目をしないで? 死に顔がそんな顔じゃあ、あんまりでしょ? もっと痛みに歪んだ顔にしてあげるわ」ズリュ

時雨「……かはッッッ…………!?!?!?」グサァ

僕のお腹を何か太いものが貫通した。
その事実だけがはっきりと、僕には突きつけられた。

時雨「……あ……あぁ……あ……」

雷?「いいわ……今の時雨、凄くおいしそう……。もっとお腹の中、かきまわしてあげるわ」

時雨「や、やめ……ああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月27日 (土) 23:29:45   ID: e-xB1yEb

僕はもも肉が食べたいdeath

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