武内P「あれ、天井が高い・・・」 (109)

~武内P宅~

武内P「目が覚めたら、全身に何やら違和感が・・・」

武内P「ふと上を見上げたら、天井がいつもより高い気がした」

武内P「・・・まさか!」キョロキョロ

武内P「家具とかが凄く大きい・・・」

武内P「どうやら私は小さくなってしまったようですね・・・」

現在の身長:10cm


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武内P「何故こんな事に・・・」

武内P「昨日何かしら原因になるような事があっただろうか・・・」

武内P「思い返してみましょう」

武内P「昨日は・・・」

~回想 昨日のCPルーム~

ガチャ

武内P「おはようございます・・・ってまだ誰もいないようですね・・・」

武内P「先に今日の予定を確認しますか・・・」

ガタン

武内P「今私のデスクから物音が・・・何でしょう?」

ガタガタ

武内P「デスクの下に誰かいますね・・・」チラ

??「・・・・・フヒ」

武内P「星さんですか」

輝子「フヒ・・・ようCPのプロデューサー・・・こうして話すのは・・・初めてだな」

武内P「そうですね、それで何を・・・」

輝子「実はな・・・私が住処にしてるデスクが撤去されてしまってな・・・代わりが見つかるまでここにいるわけだ」

武内P「何故私のデスクに?」

輝子「アンタは信用できる・・・って小梅も夏樹も言ってたからな・・・フヒ」

武内P「それはどうも・・・」

輝子「なぁ、だから頼むよ・・・フヒ」

武内P「しかし私も仕事が・・・」

輝子「この通りだ・・・頼む!」ドゲザ

武内P「わ、わかりました!だから頭を上げてください!」

輝子「ホ・・・ホントか!?」

武内P「し、仕方ありませんね・・・」

輝子「フヒ・・・恩に着るぞ」

輝子「それじゃ・・・親友となった印に・・・コレやる」スッ

武内P「キノコ・・・ですか」

輝子「デスクの下で・・・丹念に育てた奴だ・・・大切にな」

武内P「そんな大事な物を・・・ありがとうございます!大切に(美味しく)します!」

輝子「フヒ・・・よろしく頼むぞ」

ワイワイ・・・

輝子「誰か来た・・・それじゃ誤魔化しといてくれよ」スッ

武内P「はぁ・・・」ポリポリ

~P宅~

武内P「このキノコ・・・図鑑に乗ってませんでした・・・」

武内P「星さんのオリジナルキノコでしょうか・・・」

ホワァ・・・

武内P「おお、なんという美味しそうな香り・・・」

武内P「星さん、早速大切に・・・・食べますね」

~回想終了~

武内P「あれが原因の可能性は高いですね・・・」

武内P「おっと、もうこんな時間だ、会社へ行かないと・・・」

武内P「全裸はマズイからハンカチを腰に巻いておきましょう」

武内P「しかしこんな姿で仕事ができるのか・・・」

~家の外~

武内P「ハッ!」ピョンピョン

武内P「何とか脱出成功ですね」

武内P「郵便受けがドアにあって助かりました」

武内P「それに身体能力も心なしか上昇しているようです」

武内P「特に小さくなった分敏捷性が向上したみたいですね・・・」

武内P「しかしこのままでは会社に着くまでに体力が・・・」

ドスン!

武内P「うわっ!」

武内P「危ない・・・踏み潰される所でした・・・」

卯月「♪~」

武内P「って、島村さんですか」

武内P「丁度良い・・・失礼します」ピョン

武内P(カバンの中に入って会社まで運んでもらいましょうか)

卯月(今誰かに足元覗かれてたような・・・気のせいかな)

~346プロ CPルーム~

卯月「おはようございます」

凛「おはよう」

未央「おっすしまむー!」

武内P(何とか辿りつきました・・・さてこれからどうするか・・・)

卯月「まだ2人だけですか?」

未央「うん」

凛「!」

未央「どしたのしぶりん?」

凛「プロデューサーの匂いがする・・・」クンクン

卯月「え?」

武内P「!?」

凛「ここからだね、卯月、ちょっとカバンの中見せてもらっていい?」

卯月「ど、どうぞ・・・」

パカッ

武内P「あ」

凛「な・・・?」

未央「これは・・・」

卯月「いつの間に・・・」

武内P「お、おはようございます・・・」

~事情説明後~

未央「なるへそ、そういう経緯で小さく・・・」

卯月「それで私のカバンに入ってここまで来たんですね」

武内P「勝手に入ってすみません・・・」

卯月「い、いえお役に立てたのならいいですよ」

凛「それでこれからどうするの?そんなんじゃ仕事にならないでしょ」

武内P「そうですね・・・やはり星さんに戻れるキノコがないか聞くしかありませんね」

武内P「星さん、机の下にいますか?」

シーン・・・

卯月「いないみたいですね・・・」

凛「どうする?」

武内P「そうですね・・・」

ガヤガヤ・・・

未央「おや、他の皆も来たみたいだね」

莉嘉「あはは☆P君ちっちゃーい!」

みりあ「凄いね~」

きらり「カワイイにぃ☆」

武内P「そうですか・・・」

智絵里「可愛い・・・」(お持ち帰りしたい・・・)

かな子「お人形さんのスーツなら着られるんじゃないかな?」

杏「いいじゃんそれ、いつまでも半裸じゃ可哀想だし」

ちひろ「それでは手配してきますね」

武内P「」

蘭子「何と滑稽な・・・」(可愛いよぅ・・・♡)

みく「こ、こんなことがあるなんてにゃ・・・」

李衣菜「これもロック・・・なのかな?」

アーニャ「Странно・・・不思議、ですね」

美波「ど、どうすれば元に戻るんですか?」

武内P「とりあえず星さんに会えれば・・・」

杏「輝子?確か一緒にTVの収録だって幸子が言ってたような・・・」

蘭子「我が同胞もいっしょだ・・・」(小梅ちゃんも一緒だって言ってました!)

武内P「そうですか・・・」

杏「たしかそろそろ終わりのはずだよ」

武内P「お願いします!私を彼女の元へ・・・」

杏「面倒だけど・・・まぁ仕事に支障が出るなら仕方ないか・・・」

蘭子「さぁ、我の掌に乗るがよい!」

李衣菜「面白そうだから私も行こっと」

凛「私も・・・」

未央「私らはレッスンでしょ」

凛「く・・・」

ちひろ「プロデューサーさん、ミニスーツです」

武内P「準備完了・・・さぁ行きましょう」

~346プロ 正門前~

幸子「ふぅ・・・今日の収録も疲れました・・・」

小梅「お疲れ様・・・まさか高飛び込みのあとバンジージャンプやって更に青汁5杯飲むなんて・・・」

幸子「一時は命の危険さえ感じました・・・」

輝子「フヒ・・・可愛かったぞ・・・」

幸子「そ、そうですか///」

??「おーい!」

小梅「あ、蘭子ちゃん達だ、それに・・・」

武内P「星さん・・・やっと見つけました・・・」

幸子「あわわ・・蘭子さんの肩に乗ってる人形が喋ってます・・・」ガクガク

小梅「違う・・・あれは・・・」

輝子「その姿・・・まさか」

武内P「ええ・・・実は・・・」

~説明後~

輝子「ヒャッハー!やっぱ食っちまったかあああああああ!!!!」

武内P「すみません・・・」

杏「そんで困ってんだけどさ」

李衣菜「何とか元に戻せない?」

蘭子(私はこのままプロデューサーを肩に乗せて過ごしてもいいんだけど・・・やっぱりダメだよね)

輝子「あのキノコは机の下という特殊環境で育てたキノコだからな・・・希少なんだ・・・」

武内P「そんな・・・」

李衣菜「もう元に戻れないの?」

輝子「安心しろ、ここにあのキノコと対になるキノコがある」

杏「何だ、何とかなりそうじゃん」

蘭子(もう終わりかぁ・・・残念)

武内P「やっと元の姿に戻れます・・・」

杏「よかったね」

小梅「あ、その前に・・・」

武内P「?」

小梅「蘭子ちゃん、ちょっとプロデューサーさん貸して?」

蘭子「う、うん・・・」スッ

小梅「ありがと、それじゃ・・・」ゴニョゴニョ

武内P「は?」

小梅「ね、お願い」

武内P「はぁ・・・わかりました」

小梅「みんな・・・お待たせ」

幸子「何ですか一体・・・」

李衣菜「ていうかプロデューサーは?」

小梅「読んでるよ?」

武内P「オイ!コウメ!」ヒョコ

輝子「髪の中から出てきた・・・」

杏「ああ、そういう事ね・・・」

小梅「6期・・・どうなるのかな・・・」

蘭子(私も服の中に入れればよかった!)

小梅「ああ満足した・・・もういいよ」

武内P「そ、それでは星さん・・・キノコを・・・」

輝子「フヒ・・・ほらよ」スッ

武内P「ありがとうございます、では・・・」モグモグ

武内P「うっ!からだが・・・」ムズムズ

ゴゴゴ・・・

杏「おお、どんどん大きくなってく・・・」

武内P「うおおおおおおおお!!!!」ビキビキ

李衣菜「やっといつものプロデューサーだね」

蘭子「我が友よ・・・遂に真の姿を取り戻したか・・・」

武内P「うわあああああああ!!!!!」

杏「でもちょっと勢いありすぎじゃね?」

小梅「こ、これは・・・」

幸子「あわわ・・・」ジョロロ

輝子「ヒャッハー!どんどんデカクなってるゼエエエエエエエ!!!!」

杏「うそーん・・・」

李衣菜「ろ、ロックすぎる・・・」

蘭子「」

武内P「うおおおおおおおお!!!!」ムキムキ

~レッスン室~

未央「あ・・・2人共外見て・・・」

凛「な・・・・」

卯月「あれは・・・・」

武内P「・・・・・」ゴゴゴ・・・

NG3人「」

現在の身長:50m

武内P「こ、これは一体・・・」

輝子「ヒャッハー・・・これは計算外ダゼェ!」

李衣菜「うんうん!ロックだよね!」

小梅「2人共混乱してるね・・・」

幸子「」ジョロロ・・・

杏「こっちは気絶してるし・・・」

蘭子「あわわ・・・」

未央「おーい!」

卯月「プロデューサーさーん!」

凛「大変な事になってきたね・・・」

杏「お、卯月ちゃん達だ」

凛「で、アンタこれからどうすんの?」

武内P「わかりません・・・星さん、新しいキノコを・・・」

凛「まずは自分のキノコ隠せええええええ!!!!」

蘭子「あうう///」チラ





美城「しばらくアメリカ戻ろう・・・」

~数日後~

ちひろ「やっとできました!特性巨大スーツです!」

武内P「ありがとうございます、これで出歩ける・・・」

卯月「よかったですね」

未央「それまでずっと海底に潜んでたからね・・・」

凛「ふーん・・・まぁ悪くないじゃん」

武内P「それで・・・私はいつまでこの体で・・・」

ちひろ「今星さんが机の下で治すためのキノコを飼育ちゅうです、池袋さんと一ノ瀬さんも協力してるので大丈夫でしょう」

武内P「そうですか・・・それまではこの姿で仕事するしかありませんね」

未央「って、その姿で仕事する気かい!」

武内P「はい、むしろ皆さんに迷惑をかけている以上仕事で恩を返さないと・・・」

凛「真面目だね・・・」

卯月「わかりました!私もプロデューサーさんがちゃんと生活できるようにサポートします!」

武内P「島村さん・・・」

未央「ま、こうなった以上しょうがないよね」

凛「全く・・・アンタはいつも面倒ばかりかけるんだから・・・」

武内P「皆さん・・・ありがとうございます」

卯月「よーし・・・島村卯月・・・皆と一緒に頑張ります!」

武内P「それから、私の新たな生活が始まった」

武内P「始めこそ驚かれたりマスコミのネタになったりしたが、人間の適応力とは恐ろしいもので・・・」

武内P「いつしか、大きな私が闊歩しているのが普通の日常となっていた」

武内P「アイドル達とも新たな思い出もできました」  

不良A「へへ・・・お嬢ちゃん達俺達と遊ばね?」

不良B「構わねぇ!身ぐるみはいじまえ!」

みく「い、嫌・・・」

李衣菜「ピンチかも・・・」

武内P「ウチの子達に何か御用ですか?」ゴゴゴ・・・

不良達「な、何でもありません!」

みく「Pチャーン!」

李衣菜「助かったよ~」

莉嘉「よーし・・・P君の体でかくれんぼだ!」

みりあ「負けないよ~」

きらり「Pちゃんじっとししてね☆」

武内P「はぁ・・・」

莉嘉「ねぇP君、体内探検していい?」

武内P「絶対に駄目です」

かな子「プロデューサーさーん!大きなケーキ作りましたよー!」

武内P「ありがとうございます、大変だったでしょう」

かな子「大変でしたけど・・・美穂ちゃんや法子ちゃん、菜々さん達も手伝ってくれました!」

かな子「勿論あの2人も・・・ね?」

智絵里「えへへ・・・」

杏「全く・・・もう甘い物はしばらくいいや・・・」

武内P「凄く・・・美味しいです」

蘭子「フハハハハ!出でよ!我が最強の僕よ!」シャキーン!

武内P「う、うがー!」

蘭子「よし、これより契約の儀を行う、目を閉じよ」

武内P「はぁ・・・」パチ

蘭子「では・・・」

チュッ

武内P「?」

蘭子「えへへ・・・」(幸せだよぅ・・・)

美波「わぁ・・・星が綺麗ね」

武内P「ええ」

アーニャ「Спасибо・・・ありがとうプロデューサー、こんなに近くで星を見させてくれて」

武内P「こちらこそありがとうございます、私に付き合ってくれて・・・」

美波「いいんですよ、プロデューサーさんいつも寂しく外で寝るのは寂しいでしょうからね」

武内P「はい・・・」

美波「あ、アーニャちゃん、あの赤い星はなに?」

アーニャ「いえ、あんな星は知りませんが・・・それに大きくなっていくような・・・」

武内P「ま、まさか・・・」

アナウンサー「大変です!巨大隕石が地球に向かって落下してきます!」

アナウンサー「住民の皆さんは地下シェルターに避難してください!」

住民達「わああああああ!!!」

~346プロ 地下シェルター~

ちひろ「みんな避難しましたかー?」

莉嘉「大変だ!P君がいないよ!」

杏「いや、そもそも入れないし・・・」

美波「卯月ちゃん達もいないわ!」

みく「どこ行ったのにゃ!?」

蘭子「プロデューサー・・・」

~346プロ ビル前~

未央「無茶だよプロデューサー!隕石を破壊するなんて!」

武内P「しかしこのままでは皆さんが・・・私がやるしかないんです」

凛「調子に乗らないでよ!アンタは都合のいい神様じゃないんだよ!」

武内P「渋谷さん・・・逃げるなと言ったのはあなたですよ」

凛「そういう意味じゃ・・・それに私達が隕石はかいに関与するのはアウトだよ・・・色んな意味で」

武内P「それでも行かねば・・・」

卯月「プロデューサーさん・・・」

志希「おーい!」

晶葉「出来たぞ!」

輝子「フヒ・・・あのキノコ・・・沢山だ」

武内P「そうですか・・・ありがとうございます」

バリボリ・・・

武内P「う・・・うおおおおおおおお!!!!」ムキムキ

未央「おお、プロデューサーが更に大きく・・・」

現在の身長:100m以上

輝子「ヒャッハー!いけえええええええ!!!」

志希「しっかりねー」

晶葉「よろしく頼むぞ」

凛「ハァ・・・もう止める気も失せちゃった・・・」

未央「よーし!こうなったらどうにでもなれ!」

卯月「頑張ってください!」

武内P「はい!」

武内P「私が・・・頑張ります!」

武内P「行きます!」ダッ!

ヒュオオオオオオ!!!

隕石『ゴゴゴ・・・』

武内P「これが皆さんの笑顔を・・・うおおおおおおおお!!!!」

武内P「プロデューサー・・・・ナックルウウウウウウウ!!!!」ブン!

ドカアアアアアアアアアアン!!!

卯月「プロデューサーさああああああああん!!!」

卯月「隕石は跡形もなく消え去りました」

卯月「しかし、プロデューサーさんも行方がわからなくなってしまいました」

卯月「でも、私達はプロデューサーさんが生きてるって信じてます」

卯月「だからプロジェクトも解散してないし、お葬式もしてません」

卯月「いつかプロデューサーさんが帰ってくる事を信じて・・・」

未央「あ、しまむーおはよう」

凛「おはよう」

卯月「おはようございます!」

未央「お、今日も張り切ってるねぇ」

卯月「はい!落ち込んでたらプロデューサーさんに笑われちゃいますからね」

凛「うん、そうだね」

卯月「今日も張り切っていきましょう!」

未央「ってあの正門前に立ってるのは・・・」

凛「まさか・・・」

卯月「プロデューサーさん!」

武内P「ただいま帰りました」

卯月「よかった・・・無事で・・・」ポロポロ

未央「もとの大きさにも戻れて良かった・・・」

武内P「ええ、もうキノコの毒は完全に消えました」

凛「まったく・・・・」

凛「まずは自分のキノコ隠しなって・・・」

~おわり~

これで終わりです

武内Pはどんなネタふっても面白そうなのが魅力ですよね

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