モバP「ちひろさーん、ライブ見ましょー」 (99)

モバPとちっひが駄弁るだけ
再三妄想注意

一応補足ですが、蛇足は蛇足なので、
そっちじゃないほうの続きということで

前スレ
モバP「ちひろさーん、飲みましょー」
モバP「ちひろさーん、ドライブ行きましょー」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454078840

車中

凛「プロデューサー最近ちひろさんと仲いいよね」

モバP「そうか? 前から悪く無いと思ってたが」

凛「なんかちひろさん変だよ」

モバP「ちっひが変なのは元からだろ」

凛「それ。ちっひとか呼んでなかったし」

モバP「しぶりーん、一緒におふざけしようよー」

凛「うざい」ペシッ

モバP「痛い」

凛「それにプロデューサーが未央と絡んでると、ちひろさんやたらニコニコしてない?」

モバP「あの野郎....。まぁ、確かに最近はよく話すな」

凛「旅行」

モバP「ん?」

凛「加蓮」

モバP「....どうした?」

凛「炒飯」

モバP「ごめんほんとごめんマジでごめん」

凛「そういうのが好きなの?」

モバP「....ちなみにどこまで聞いた?」

凛「私と加蓮のやつだけだよ。それしか話してないんでしょ?」

モバP(....全力でごまかそうか。三人分しか話してない体にしよう)

モバP「まぁ、あとは未央のも話したかな」

凛「ふーん。ちなみに未央のは?」

モバP「いや、同級生だったらどうなるんだろうなって話だよ」

凛「そっか。まぁ私は気にしてないよ。こんなのもアリだよね? って話だったみたいだし」

モバP(気にしてないなら話題にしないんですがそれは)

凛「今は未央のだけで我慢してあげる。じゃあ、またね」

モバP「お、おう。まだ夕方とはいえ気をつけて帰れよ」

事務所

ちひろ「お疲れ様です」

モバP「バッカ! ちっひバッカ! バカバカ!」

ちひろ「帰ってくるなり何ですか急に」

モバP「凛に何ゲロってるんですか! 冷や汗かきましたよ!」

ちひろ「何の話ですか!」

モバP「ちっひが! 凛に! 凛と加蓮の話を!」

ちひろ「してませんよ?」

モバP「でしょう!? ほら! だから....ん?」

ちひろ「だからしてませんって!」

モバP「」

モバP「じゃ、じゃあ....なんで....?」

ちひろ「知りませんよ。とにかく、ほら」

モバP「何ですか?」

ちひろ「ほら、早くしてください」

モバP「いや、手を出されても....」

ちひろ「誠意ですよ」

モバP「むしろ敵意じゃないですか」

ちひろ「おう、コンビニで法外な値段のコーヒー買ってくるか?」

モバP「ごめんなさい」

モバP「でもどこから漏れてるんですかね」

ちひろ「さぁ?」

モバP「あー、俺の仕事熱心なプロデューサー像が....」

ちひろ「ホモ不細工ハゲのプロデューサー像ですか?」

モバP「やめーや....やめーや」

ちひろ「まぁ、そんなので嫌いになるような娘達じゃないですよ」

モバP「そうだと思いたいですが....あ、そうだ」コホン

ちひろ「どうしました?」

モバP「俺、ちひろさんのこと良いなって思ってますよ」

ちひろ「何言ってるんですかwwww」

モバP「金の亡者め」

ちひろ「くだらないこと言ってないでさっさと仕事しますよ」

モバP「やだよちっひ。現実逃避に付き合ってよー」

ちひろ「駄目だこいつ。そういえばライブのBD試作品届いてましたよ」

モバP「何のですか?」

ちひろ「舞踏会ですよ。せっかくだからチェックしちゃいますか」

モバP「さっすがちっひ。話がわかるぅー」

ちひろ「はいはい。じゃあ視聴覚室に移動しましょう」

モバP「何か飲みます?」

ちひろ「じゃあ缶コーヒーで」

モバP「悪魔め」

ちひろ「さてさて」

モバP「あー、何なんですかね、このちょっと切なくなる感じ」

ちひろ「何がです?」

モバP「ほら、ライブ映像見てると楽しくなるんですけど、もうそこへは二度と行けないじゃないですか」

ちひろ「わかります」

モバP「俺らはまだスタッフとして一応毎回参加できますけど」

ちひろ「ファンの方の中にはそうでもない方もいますしね」

モバP「ありがたいことですよ」

ちひろ「本当ですね」

モバP「とはいえ、俺はリハ含めて何回も見てるしなー」

ちひろ「じゃあライブを肴にまたやっちゃいますか」

モバP「ちっひ記憶障害?」

ちひろ「妄想ですけど、プロデューサーさんの株上げちゃいましょうよ」

モバP「流石にこれ以上は不味いだろ引き際考えろよバカかよ」

ちひろ「イケメンなプロデューサーさん見せてください☆」

モバP「話聞けよ金の話しか興味ねぇのか」

ちひろ「ちゃんと聞いてて欲しかったですか?」ニッコリ

モバP「さーって、いきましょうか」

ちひろ「大掛かりなライブでしたけど、参加できなかった娘のほうが多いですよね」

モバP「全員出演となると何日かかるのやら」

ちひろ「せっかくだからライブに出た娘からいきます?」

モバP「いいですね。じゃあクローネあたりで」

ちひろ「あ、フレデリカちゃんですね」

モバP「初ライブのくせにノビノビしてやがる」

ちひろ「フレデリカちゃんにしましょうか」

モバP「フレデリカかー。フレちゃんなー」

ちひろ「どうしました?」

モバP「いや、あいつに振り回されてばっかだなって」

ちひろ「でもそんなのが?」

モバP「嫌じゃないんですよ」

モバP「よくわかんないアイドルはたくさんいますけど」

ちひろ「フレデリカちゃんは群を抜いてますね」

モバP「できればフレデリカには無視されたいですね」

ちひろ「無視ですか?」

モバP「フレデリカのテンションで無視されて、フレデリカのテンションで甘えられたいです」

ちひろ「なるほど」

モバP「俺が事務所で仕事してると、フレデリカが入ってくるんですね」

ちひろ「いつもは『おはよー』とかいいながらフンフンしてますね」

モバP「で、俺が『おう、フレデリカ』って挨拶するんですが」

ちひろ「その日は何も返ってこないと」

モバP「おかしいんですよ。その前の日とかはフレデリカにおちょくられてロクに仕事にならなかったんですから」

ちひろ「ん? って思って『フレデリカ?』とか声掛けますよね?」

モバP「でもこっちを見向きもせずに雑誌とか読んでるんですよ」

ちひろ「そんな中志希ちゃんとかが入ってくるんですよね」

モバP「『あ、おはよ~シキちゃん! ねぇねぇ、今日もフレちゃん元気かな?』とかいきなり騒ぎ出すので」

ちひろ「プロデューサーさんが『お、びっくりした』って声をかけるんですが」

モバP「当然無視ですね。志希も志希で『にゃはは~元気なんじゃない?』って答えて」

ちひろ「『フレちゃんって元気じゃない時あるのかな?』と答えると」

モバP「そこからは散々不毛な絡みしたあとに」

ちひろ「『アハハ~アタシもわかんない~』ですよね」

モバP「問題は俺ですよ」

ちひろ「テンションがいつも通りってのがまた堪えますね」

モバP「フレデリカが退室したときに志希に聞くんですが」

ちひろ「志希ちゃんも志希ちゃんで『べっつに~? 変わんないじゃん』としか答えない」

モバP「そこからしばらくは口きいてくれないですね」

ちひろ「普段向こうからくる分こちらからは仕掛けにくいと」

モバP「でも仕事に支障は出ないからなおのこと突っ込みづらいんですよ」

ちひろ「あー、なるほど」

モバP「他の面子がまだいつも通りなのが救いですね」

ちひろ「例えば?」

モバP「奏とかです」

モバP「できれば三人で現場に行きたいですね」

ちひろ「あ、もしかして帰り道パターンですか?」

モバP「まぁ、そんなとこですよ。クローネの仕事で忙しかったので」

ちひろ「奏ちゃんとの距離も縮まったり?」

モバP「ええ。今はまだキスもホントたまーにですけど」

ちひろ「そのうち爆発しそうですね」

モバP「控室とかでもお構いなしにしてもらいたいですね」

ちひろ「欲望駄々漏れじゃないですか」

モバP「漏れでもしなきゃ爆発しますよ」

ちひろ「わざわざその話をするということは?」

モバP「そうです。勿論フレデリカもその場に居ますね」

ちひろ「でも奏ちゃんは次の仕事があるから?」

モバP「ですね。フレデリカと一緒に帰るんですよ」

ちひろ「やっぱり会話は?」

モバP「ないですね。俺ももう諦め気味です」

ちひろ「諦めちゃうんですか?」

モバP「会話は、ですよ。でも俺ももう限界なんです」

ちひろ「仕掛け時ですね」

モバP「事務所よりもちょっと離れたところで車停めますね」

ちひろ「『なんだろうな?』って思いながらも話しかけないと」

モバP「俺が『フレデリカ』って切り出します」

ちひろ「無視してる自覚はあるから怒られると思ってビクッとしちゃいますよね」

モバP「『俺さ、なんか悪いことしちゃったか? フレデリカにそんな態度とられると、なんていうか....その辛いんだが』と」

ちひろ「それでもやっぱりフレデリカちゃんは?」

モバP「黙ってますね」

モバP「俺が大きく溜息をついてエンジンをかけようとしたときに」

ちひろ「あ! 『あのね....』ですか?」

モバP「ご名答。『....どうした?』と神妙な顔つきで俺も聞きます」

ちひろ「何言われるか怖いなー。もういっそ殺して欲しいですよね」

モバP「『最近クローネの仕事多いでしょー?』って話してくれるんですけど」

ちひろ「浮かびました」

モバP「なんです?」

ちひろ「プロデューサーさんを見ずに、シートの上で体育座りしてますよね?」

モバP「ええ。ゆりかごっぽく揺れてますね」

モバP「俺が『確かにそうだな』って」

ちひろ「奏ちゃん関係ありますよね?」

モバP「です。『それまではね、フレちゃん、プロデューサーのことあんまり気にしてなかったんだ~』と」

ちひろ「『でもね、最近奏ちゃんとかシューコちゃんとかとも仲よかったりするじゃん?』ですよね」

モバP「そうなんですよ。『なんかさ~、そういうの見てるとフレちゃん嫌な気持ちになってきて....』って続きます」

ちひろ「身体が小さく見えちゃうんですね」

モバP「『そういうの見たくなかったから、もうプロデューサーのこと無視しちゃおうって。....ごめんね?』って口調はいつも通りなんですが」

ちひろ「あー、小さく震えてますよね」

モバP「俺は俺で『気にしてないぞ。ただもう無視はやめてくれよな?』と強がります」

ちひろ「強がるんですか?」

モバP「フレデリカの本音を聞く勇気なんてないんですよ」

モバP「『アハハ~もうしないよ~アタシも辛かったし~』って続けるんですけど」

ちひろ「なんとなくエンジンを掛ける気にならないと」

モバP「で、追撃ですね。『....プロデューサー、あのね、フレちゃんね』」

ちひろ「きゃー!」

モバP「『好きになっちゃったみたい』と」

ちひろ「いっちゃえ!」

モバP「フレデリカをもう全力で抱きしめますよね」

ちひろ「慌てるフレデリカちゃんが浮かびます」

モバP「『アハハ~、フレちゃん大勝利~♪』とかふざけるんですけど」

ちひろ「当然顔は真っ赤と」

モバP「フフーンなんか糞食らえですよ。時代はフンフンですね」

ちひろ「幸子ちゃんへの愛はどうなったんですか。怒られますよ?」

モバP「なんの不都合もないじゃないですか」


書き終わったんでペース上げてきます

モバP「Moonside、重低音が素晴らしいですね」

ちひろ「正直期待以上でした。ネットでも話題になって良かったです」

モバP「一部じゃ伝説とか言われてますよ。頑張った甲斐がありました」

ちひろ「本当にお疲れ様です。じゃあさっきの話にも出てきましたし」

モバP「奏にいきますか」

ちひろ「確認しますけど、手は出してないですよね?」

モバP「出したいですね」

ちひろ「今ので色々わかりました」

モバP「俺、奏をなんでスカウトしたか覚えてないんですよね」

ちひろ「どういうことですか? あ、ティンと来たってやつですか?」

モバP「かも知れません。何かに惹かれたのは間違いないんですが」

ちひろ「思い返してみるとよくわからないと」

モバP「ですね。多分あの雰囲気に惹かれたんだと思います」

ちひろ「それがどうしたんですか?」

モバP「変なこと言いますけど」

モバP「奏ってめちゃくちゃ美少女じゃないですか?」

ちひろ「何を今更」

モバP「いや、正直キャラがキャラなんでそっちに目がいきがちなんですが」

ちひろ「改めて見てみるとかなり整ってると」

モバP「こないだそれに気づいてから、正直ドキドキしてます」

ちひろ「重症じゃないですか」

モバP「頑張って公私は分けますよ」

ちひろ「じゃあ奏ちゃんと付き合ってる感じにします?」

モバP「ここは敢えて普通な感じでいきましょうか」

ちひろ「なるほど。舞台は事務所ですか?」

モバP「そうしましょう」

モバP「その日、俺は一人で仕事してるんですよ」

ちひろ「土曜日とかですか?」

モバP「ええ。奏はその日自主練ですね」

ちひろ「お仕事に学校にと忙しいですからね」

モバP「で、一頻り汗を流した後に停電して欲しいですね」

ちひろ「王道じゃないですか。勿論シャワー室にいますよね?」

モバP「当然。もう辺りも暗くなってきてて」

ちひろ「シャワーをしてる最中に真っ暗ですね」

モバP「シャワー室から聞こえる悲鳴に驚いて俺が全力ダッシュですよ」

ちひろ「その心境を正直にどうぞ」

モバP「奏相手にラッキースケベひゃっほう!!!!」

ちひろ「素直でよろしい」

モバP「まぁでもクールに決めて『奏! 大丈夫か!!』ですよ」

ちひろ「不細工に着替えを握りしめてるんですよね」

モバP「ガラッと扉を開けた途端、きょとんとする奏がキュートなんですよね」

ちひろ「ホモなくせに裸体には興味あるんですね」

モバP「普段とは違って『きゃーっ!』とか言われてシャワーかけられるんですが、もう心はパッションですよ」

ちひろ「頭はハゲ散らかしてると」

モバP「ちっひやめて。本当にやめて。痛いから」

ちひろ「流石に可哀想になってきました」

モバP「びっくりした拍子に着替えが濡れちゃうんですよ」

ちひろ「奏ちゃんすっぽんぽんじゃないですか」

モバP「だからとりあえず徹夜用のワイシャツを貸しますよ」

ちひろ「お、全人類の夢!」

モバP「ええ、裸ワイシャツの奏ですね」

ちひろ「私でもドキドキしちゃいます」

モバP「似合いますよね」

ちひろ「似合わないわけないじゃないですか」

ちひろ「そこからどうなるんですか?」

モバP「奏は事務所のソファーに座って乾燥機が終わるのを待ってます」

ちひろ「その間は仕事ですか?」

モバP「ええ。停電からの復旧作業中です」

ちひろ「奏ちゃん、もしかして体育座りしてます?」

モバP「一応健全にハーフパンツははかせときましょうか」

ちひろ「色っぽいだけで下品じゃないですからね」

モバP「なんだかんだいってまだ17歳なんですよ」

ちひろ「だから裸見られて声とかあげちゃうんですよね」

モバP「ちなみにちひろさんはどうなります?」

ちひろ「裸になって欲しいですか?」

モバP「なっちゃえー!」

ちひろ「うふふ」ニタリ

モバP「なっちゃえー....」

モバP「奏は二人きりでも特に何も仕掛けてこないんですよ」

ちひろ「ボーッとプロデューサーさんのこと眺めてそうですね」

モバP「それに気づいて俺が『どうした?』っていうんですよ」

ちひろ「奏ちゃんは『うふふ。こういうのも悪く無いわね』と」

モバP「絶対に視線を合わせずに『俺にとっては目に毒だ』と」

ちひろ「奏ちゃんが立ち上がって『毒扱いなんて酷いわ』と言いながら近づいてくる」

モバP「俺は『ワクチンなんかできたりしてな』と笑うと」

ちひろ「気づいた時に奏ちゃんは?」

モバP「俺の隣に来てますね」

モバP「後ろで手を組みながら裸ワイシャツの奏が話しかけてくるんですよ」

ちひろ「『プロデューサーさん』と」

モバP「『何か用か?』というときは既に」

ちひろ「大接近の奏ちゃんと」

モバP「『抗体ができる前に、私を服毒してみる?』と」

ちひろ「きゃーっ!」

モバP「もう奏の艶っぽい唇しか目に入らないんですよ」

ちひろ「いっちゃえ!」

モバP「俺は黙って唇を近づけるんですけど」

ちひろ「ど?」

モバP「むにっと何かに当たると」

ちひろ「あー」

モバP「『ふふふ、なんてね』と奏が俺の唇に人差し指を立ててるんですよ」

ちひろ「もうがっかりじゃないですか」

モバP「それどころか恥ずかしくてたまりませんよ」

ちひろ「で、落ち込んでるプロデューサーさんに?」

モバP「ええ。奏が不意打ちですね」

ちひろ「『今はこれで、ね?』と」

モバP「頬にちゅっとして終わりです」

ちひろ「あー」

モバP「どうしました?」

ちひろ「小悪魔ですね」

モバP「魔王が言いますか?」

モバP「お、ありすですね」ヒリヒリ

ちひろ「ありすちゃん雰囲気出てましたね~。棒振るの忘れるくらい輝いてました」

モバP「ちひろさんも局所的に輝いてますよ」

ちひろ「ちひろって呼ばないでください。千川です」

モバP「さて、千川さん。次誰いきます?」

ちひろ「いや、ノッてくださいよ」

モバP「ありすでもいきます? それとも千川さんの希望とかあれば」

ちひろ「ちひろですよ、ち・ひ・ろ!」

モバP「サウザンドォ!」

ちひろ「は? ....あ、リバー?」

モバP「ゴルディオンッ!」

ちひろ「ハンマーッ!!!」

モバP「スターライトッッ!!!!」

ちひろ「ちひっ☆」メゴォ

モバP「悪魔め....」

モバP「ありすはですねー、キスしておきたいですね」

ちひろ「おきたいんですか?」

モバP「ええ。ぶっちゃけ、キスはどうでもいいんですよ」

ちひろ「はぁ、まぁ」

モバP「でもありすって可愛いじゃないですか」

ちひろ「確かに。将来が楽しみな娘の一人ですね」

モバP「見てくれもそうなんですけど、きっとずっっっっとそのこと覚えてるんですよ」

ちひろ「溜めましたね」

モバP「溜めないわけにはいきませんよ」

モバP「きっとありすのことだからもうウキウキですよね」

ちひろ「『もう子供じゃないですね。立派なレディです』とか思ってそうです」

モバP「だからクラスの女子とかに恋話されても」

ちひろ「あー、わかります。内心競ってそうですね」

モバP「『私はもうプロデューサーさんとその、き、キスしちゃいましたから....』って思いだして」

ちひろ「一人で顔赤くしてそうです」

モバP「で、上機嫌で事務所に来るんですが」

ちひろ「誰にします?」

モバP「大人組でいきましょうか」

ちひろ「じゃあ美優さんで」

モバP「性格悪いですね~。二人きりの事務所で美優さんと俺がイチャコラしてるんですよ」

ちひろ「想像つきますね」

モバP「美優さんも割りとまゆに近いところありません?」

ちひろ「あー、誰も居ないところで、ですか?」

モバP「美優さんには普段年少組をお願いしてるから余計そう思うだけかもしれませんが」

ちひろ「で、小学生を誑かす畜生は何してるんですか?」

モバP「言い方に問題が....」

ちひろ「あります?」

モバP「いや、否定出来ないですね」

モバP「俺は仕事の息抜きで水玉コラとか見てるんですよ」

ちひろ「誰のですか?」

モバP「それを偶然美優さんに見つかっちゃう」

ちひろ「誰のですか?」

モバP「....誰のでもいいじゃないですか」

ちひろ「刺繍入り」

モバP「無難に凛にしましょうか」

ちひろ「それを美優さんに見られちゃうと」

モバP「ええ。『ダメですよ、プロデューサーさん? そういうエッチなのは夜に、ね?』と」

ちひろ「勘違いしちゃいますね」

モバP「むしろ勘違いしたいですね」

モバP「そこからのありすは可愛いですよ」

ちひろ「もうしょぼくれちゃって見る目もないですね」

モバP「『やはり私はまだ子供なんでしょうか....』」

ちひろ「『プロデューサーさんも三船さんみたいな大人の方が良いですよね?』」

モバP「『なんかバカみたいですね。たかがキス程度であんなに浮かれて』」

ちひろ「あー、悲しいですね」

モバP「たかが、のところですか?」

ちひろ「そうですよ。あんなに嬉しかったキスなのに自分でそれを否定しちゃう」

モバP「でも美優さんの一言でひっくり返るんですよ」

ちひろ「扉の前で聞いてて、『もう....いいや....』って歩き出した瞬間ですね」

モバP「『ありすちゃんに嫌われちゃいますよ?』と」

ちひろ「ありすちゃんがピタッと止まりそうですね」

モバP「俺は慌てて『そ、それはマズイですよ! ありすに嫌われるくらいなら死にます!』って言いますね」

ちひろ「ちょっとだけ嬉しくなりますね」

モバP「『あらら、本気なんですね』と美優さんがからかうんですが」

ちひろ「『当たり前ですよ....。俺、約束したんですから』って返すんですよね」

モバP「『あいつが大人になるまで、ちゃんと待ちますよ』で、終わりです」

ちひろ「手は出してるんですけどね」

モバP「それは....まぁ、妄想なんで」

ちひろ「一部始終を聞いてたありすちゃんは?」

モバP「もうニコニコですよ。結局事務所に入らずにふふんって鼻鳴らしながらレッスンいきますね」

ちひろ「それで美波ちゃんあたりに突っ込まれたりします?」

モバP「『ありすちゃん、今日どうしたの? 何かいいことあった?』って」

ちひろ「勿論『なんでもありませんよ!』って言ってるんですが」

モバP「破壊力抜群の笑顔ですね」

ちひろ「無邪気ですね」

モバP「可愛いですよ」

モバP「お、Trancing Pulse」

ちひろ「セトリとか完全に知ってた私でも鳥肌たちました」

モバP「本格的なお披露目は初めてだったんですけどね」

ちひろ「盛り上がって良かったです」

モバP「惜しむらくは加蓮がいないってとこだったんですけど」

ちひろ「旅行にでも行ってました?」

モバP「このやろう」

モバP「お、Trancing Pulse」

ちひろ「セトリとか完全に知ってた私でも鳥肌たちました」

モバP「本格的なお披露目は初めてだったんですけどね」

ちひろ「盛り上がって良かったです」

モバP「惜しむらくは加蓮がいないってとこだったんですけど」

ちひろ「旅行にでも行ってました?」

モバP「このやろう」

連投やらかし

モバP「美波ですね。アーニャの代わりに歌ってくれてますよ」

ちひろ「じゃあ次は美波ちゃんにいきますか?」

モバP「いいですね。美波は....そうだな」

ちひろ「大学ネタじゃないんですか?」

モバP「それはそうなんですけど、まぁいいでしょう」

ちひろ「なんか気になりますね」

モバP「流石に一人二役は混乱するんで、苦渋を飲んで一役で」

ちひろ「はぁ、まぁ」

モバP「俺はですね、大学生なんですよ」

ちひろ「美波ちゃんと面識はあるんですか?」

モバP「いや、ないですね。俺が一方的に気になっている感じです」

ちひろ「どこで出会うんですか?」

モバP「大教室の授業とかで、同じ列に座っちゃう感じで」

ちひろ「隣同士ですか?」

モバP「端同士にしましょう」

ちひろ「接点ないじゃないですか」

モバP「それがいいんですよ」

モバP「できれば午後一発目の授業とかがいいですね。友達の付き合いが悪くて俺は一人で授業受けてるんですよ」

ちひろ「友達いたんですね」

モバP「コミュ力お化けに何を今更」

ちひろ「そういうことにしておきましょうか」

モバP「そういうことにしておいてください....」

ちひろ「美波ちゃんは友達と受けてたりするんですか?」

モバP「いや、美波も美波で一人授業受けてる体でお願いします」

ちひろ「それを見てプロデューサーさんは?」

モバP「毎週名前も知らないあの娘に会うためだけに授業に出るんですよ」

ちひろ「あー、大学の青春っぽいですね」

モバP「俺と美波の接点って、レジュメくらいなんですよ」

ちひろ「テス友ですか?」

モバP「いや、がら空きの教室なんで、どっちかが立ち上がらなきゃ前からくるレジュメを渡しに行けないんですよ」

ちひろ「それが唯一の接点なんですね」

モバP「その日は美波も機嫌が良くて、普段は『ありがとうございます』、なんですけど」

ちひろ「『ありがとう、ふふっ』って笑ってくれると」

モバP「笑ってもらいたいですね」

モバP「ここで注意しておきたいのは」

ちひろ「何ですか?」

モバP「美波には既に年上の彼氏が居るんですよ」

ちひろ「一人二役ってそういうこと....」

モバP「張り裂けそうな気持ちを抑えて他人に譲ります」

ちひろ「それで、何の関係があるんですか?」

モバP「いや、午後からの授業じゃないですか」

ちひろ「はぁ」

モバP「年上の彼氏がいるんですよ?」

ちひろ「だから何が」

モバP「大学来る前に一発取り乱してるに決まってるじゃないですか!」

ちひろ「知りませんよ....」

モバP「美波の機嫌が良かったのもそのせいなんですね」

ちひろ「ゲッスいこと考えますね」

モバP「でも大学生の俺はそんなこと知らないからドキッとしちゃう」

ちひろ「うわー」

モバP「授業が終わって俺は帰り道なんですが」

ちひろ「帰る方向に?」

モバP「ええ。美波が一人で歩いてるんですよ」

ちひろ「一緒に帰ろうと頑張っちゃう感じですか?」

モバP「です。とりあえず近づいて話しかけるんですよ」

ちひろ「どう切り出すんですか?」

モバP「『さっきの授業に居ましたよね?』が無難じゃないですかね」

ちひろ「美波ちゃんのことだからきっと」

モバP「『そうだね。いつもレジュメありがとう』と」

ちひろ「童貞はもう有頂天ですね」

モバP「お願いだから殺しに来るのやめて」

モバP「しばらく会話をしようと頑張るんですが」

ちひろ「美波ちゃんはどこか落ち着かない様子」

モバP「痺れを切らして俺が『どうかしたの?』と」

ちひろ「美波ちゃんは?」

モバP「『ごめんね! 少し電話しても良い?』と」

ちひろ「あー」

モバP「勿論相手は年上の彼氏ですよ」

ちひろ「まったく気づかないプロデューサーさんは?」

モバP「『あぁ、どうぞどうぞ』と」

ちひろ「それで電話してる美波ちゃんを見てちょっと不安になるんですよね」

モバP「そしてその不安が的中してしまうと」

モバP「校門を出た辺りで車が停まってるんですよ」

ちひろ「その車は勿論?」

モバP「ええ。彼氏の車です。『じゃあまた授業でね!』と小走りで車に向かっていく」

ちひろ「呆然としちゃうじゃないですか」

モバP「で、車の中でちちくり合ってるんですよ」

ちひろ「彼氏が煽ってきたりは?」

モバP「しませんね。もう完全に蚊帳の外です」

ちひろ「綺麗な失恋ですね」

モバP「がっくり肩を落として帰りますよ」

ちひろ「その後はどうなるんです?」

モバP「美波が彼氏と取り乱しているところを妄想して自家発電ですね」

ちひろ「ド下ネタじゃねぇか」

モバP「さーって、この流れでいきましょうか!」

ちひろ「流れ変えません?」

モバP「お次は芳乃ですよ!」

ちひろ「芳乃ちゃんですか?」

モバP「芳乃には管理されたいですね!」

ちひろ「なんか元気....。アイドルの管理ならむしろプロデューサーさんがしているのでは?」

モバP「『そなたーわたくしの言いつけを守っていましたかー?』」

ちひろ「はぁ?」

モバP「『もうビンビンなのでしてーわたくしが鎮めますー』

ちひろ「おい」

モバP「『そなたは悪い子でしてーわたくしの手で興奮してるのでしてー』

ちひろ「やめろ」

モバP「『もう出ましたね? しかしわたくしはまだ満足』」

ちひろ「死に晒せ」バンバン バァン

モバP「実弾は卑怯ですよ。捕まっちゃいますよ?」

ちひろ「バレなきゃ犯罪じゃないんです。ちひっ☆」

モバP「俺のことバラす気満々じゃないですか」

ちひろ「ボデーを透明にしてやろうか?」

モバP「それはマジで洒落になりませんって」

ちひろ「安心してください♪ 金は拾ってあげますよ」

モバP「骨でいいじゃないですか....そもそも骨も残らないですし....」

ちひろ「そんなに下ネタ好きですか?」

モバP「バッカちっひ! 嫌いな男なんて居るかよ!」

ちひろ「こないだの飲み会の話なんですけど」

モバP「ちっひから話振るの珍しいですね」

ちひろ「楓さんが『男の人ってなんであんなにおっぱいが好きなんでしょうね』と」

モバP「話が変わってきた。やめて」

ちひろ「川島さんが『わかるわ。吸い付かれてもそこまで気持ちよくないし』と」

モバP「ちっひごめん。本当にやめて」

ちひろ「早苗さんが『あたしってほら、大きいじゃん? 最中はいいんだけど、終わった後に唾液がベットリついてるもう最悪』と」

モバP「はいさい! やめやめ!」

ちひろ「そこで美優さんが」

モバP「きた! 美優さんきた! これで勝つる!」

ちひろ「『そのくせ早いともう目も当てられませんよね』」

モバP「」

ちひろ「プロデューサーさん?」

モバP「ちっひ嘘だよね? そんなこと話してないよね?」

ちひろ「知りたいですか?」

モバP「知りたくないです....。知る勇気が無いです....」

ちひろ「ちひひっ☆」

モバP「あったま来た」

ちひろ「なんですか。下ネタ好きじゃなかったんですか?」

モバP「もう下ネタなんてどうでもいいですよ!」

ちひろ「じゃあ何に怒ってるんですか?」

モバP「美優さんですよ! 俺の期待裏切りやがって!」

ちひろ「風評被害も甚だしい....」

モバP「次は美優さんですよ! 絶対に許しませんから!」

モバP「俺は凛と付き合ってるんですよ!」

ちひろ「美優さんの話では?」

モバP「凛と付き合ってるの! しぶりんがいいの! 付き合いたいの!」

ちひろ「きっも」

モバP「二人して事務所でいちゃこらしてるんですよ」

ちひろ「しれっと続けやがった」

モバP「それで忘れ物をした美優さんが事務所にふらっとやってくると」

ちひろ「目撃パターンですか?」

モバP「ええ。できればキスしてるところを見られたいですね」

モバP「美優さんには期待していて欲しいんですよ」

ちひろ「まぁ歳も割りと近いですしね」

モバP「それなのに俺は凛と付き合ってる」

ちひろ「『プロデューサーさん....凛ちゃんなんですか? 私じゃないんですか....?』と」

モバP「そこから静かに狂っていくんですよ」

ちひろ「どうなるんですか?」

モバP「まず徐々に仕事を断り始めます」

ちひろ「プロデューサーさんが『今度の仕事なんですけど』と?」

モバP「ええ。『すみませんが、今回はお引き受け出来そうにもありません』と」

ちひろ「プロデューサーさんからしたら意味わからないですよね」

モバP「理由を聞いても絶対に教えてくれないんですよ」

ちひろ「ますますわからないですね」

モバP「でもポロッと『....そろそろ準備しなくちゃいけませんから』と」

ちひろ「何の準備なんですかね?」

モバP「さぁ? でも年少組の送り迎えはきちんとしてくれるんですよ」

ちひろ「事務所の人間に不満はないと」

モバP「そのうち完全に仕事がなくなりますね。オフの日が続きます」

ちひろ「事務所には来るんですか?」

モバP「いえ。『待ってます』とメールが来たっきり何もないですね」

ちひろ「約束でもしてたんですか?」

モバP「見に覚えはありませんね」

モバP「そのうちに楓さんと仕事があるんですよ」

ちひろ「はいはい」

モバP「楓さんが『プロデューサーさん、知ってました?』と」

ちひろ「返答は『なんですか?』ですよね」

モバP「『事務所の近くに公園があるじゃないですか? あそこで綺麗な紫陽花が咲くんですよ。今度一緒に行きましょう?』と」

ちひろ「楓さんにしては珍しく普通ですね」

モバP「全く同じ反応をしますね。『楓さん、何も掛かってないですけど大丈夫ですか?』と」

ちひろ「『私だってそういう時ぐらいありますー』とかいってむくれっ面と」

モバP「可愛いですね」

ちひろ「可愛いですよ」

モバP「誘われたのは楓さんですけど」

ちひろ「一緒にいくのは凛ちゃんなんですね」

モバP「ちょうど休日に雨が降ってるんですけど、お構いなしの相合傘と」

ちひろ「妄想爆発ですね」

モバP「まぁ凛とはしたことありますし、強ち事実無根でもないですよ」

ちひろ「何なんですかそのリア充アピール」

モバP「いいじゃんちっひ....少しぐらい強がらせてよ....」

ちひろ「それで?」

モバP「仲良く歩いてるんですけど、凛が美優さんについて聞いてきますね」

モバP「『プロデューサー、最近三船さん見ないけど、大丈夫なの?』と」

ちひろ「きっとあなたのことだから心配してますよね」

モバP「『あー、俺も気になってたんだ。仕事も落ち着いてきたし、俺から連絡取ってみる』と」

ちひろ「『そうだね。三船さんがいないと年少組も寂しいよね』と相槌」

モバP「『お前も寂しいんじゃないか?』とからかうんですけど」

ちひろ「あー、分かりました」

モバP「『まぁ否定はしない...かな....』と言葉が途切れ途切れ」

ちひろ「見ちゃうんですね?」

モバP「ご名答」

モバP「『ぷ、プロデューサー、あ、あれ!』と指差す方向に」

ちひろ「やだなー」

モバP「ずぶ濡れの美優さんが微笑みながらベンチに座ってますね」

ちひろ「狂気を感じます」

モバP「俺も異常を察知して凛を事務所に帰します」

ちひろ「刺されますか?」

モバP「頑張ります」

モバP「『美優さん! 何してるんですか!? 風邪ひきますよ!』と俺が駆け寄ると」

ちひろ「美優さんがゆらりと立ち上がると」

モバP「『プロデューサーさん、やっと来てくれましたね。私、ずっと待ってたんですよ?』と」

ちひろ「あのメールの日から....」

モバP「ずっと、ですね。『何言ってるんですか! 早く事務所に!』って言うんですが」

ちひろ「『凛ちゃんがいる事務所に、ですか?』と」

モバP「凛の名前がでてきたことで俺も言葉に詰まるんですよ」

ちひろ「『....凛ちゃんと付き合ってるんですね』と悲しそうに笑いますよね」

モバP「『べ、別に。そういうわけでは』」

ちひろ「『見ちゃいましたよ。キスしてるところ』」

モバP「もう詰んでますよね」

ちひろ「『....なんで凛ちゃんなんですか....?』と呟きだしますね」

モバP「『私の何がダメでした? 私、ずっと待ってたんですよ? 何もかも捨てて』と」

ちひろ「仕事を断ってたのも?」

モバP「ですね。『ほら、アイドルは結婚しちゃいけないじゃないですか? だからアイドル、やめちゃいました』と笑う美優さんが」

ちひろ「朗らかなのが余計辛いですね」

モバP「『プロデューサーさん、私気にしませんよ? だから私と....』と」

ちひろ「どうするんですか?」

モバP「『美優さん....何言ってるかわかりませんよ....』と」

ちひろ「辛いですね」

モバP「『風邪、引かないでください。事務所で待ってます』とだけ告げて帰ります」

ちひろ「『待ってください! 私の何がダメでした? 待って....! 嫌ッ....!』と手を伸ばすんですが」

モバP「俺は取りませんね」

モバP「その場にへたりこんだ美優さんは」

ちひろ「もう自己嫌悪が止まりませんね」

モバP「『私、何してたんだろうな....仕事やめてまでアイドルなんかになって....』と」

ちひろ「『子どもたちの面倒見て、家族ごっこでもしたかったの? ....もう、わからない』ですね」

モバP「しばらく座り込んでるんですけど、可愛らしい音が聞こえてくるんですよ」

ちひろ「お?」

モバP「傘を差し出されて雨が当たらなくなるんですね」

ちひろ「あー、なるほど....」

モバP「視線を落とした美優さんが見えるのは、オレンジ色の可愛らしい長靴」

ちひろ「そこで出してきますか?」

モバP「顔を上げるとレインコートを来た仁奈がきょとんとして立ってるんですよ」

ちひろ「『美優おねーさん、こんなところで何してやがります? 風邪引いちまうですよ』と」

モバP「『仁奈....ちゃん....?』と」

ちひろ「『よくわかりやがりましたね! 今日はキグルミ仁奈じゃなくてレインコート仁奈なんでごぜーますよ! ....美優おねーさん元気ねーです。どうしやがりました?』と」

モバP「頭を撫でてくる仁奈に思わず聞いちゃうんですよ。『仁奈ちゃんはどうして私に優しくしてくれるの?』と」

ちひろ「『決まってるでごぜーます! 美優おねーさんはいつも仁奈達に優しくしてくれるからでやがりますよ!』ですね」

モバP「たった今俺にこっ酷く振られた美優さんでも」

ちひろ「築き上げたものはあったんですね」

モバP「もう力強く仁奈を抱きしめますね」

ちひろ「『美優おねーさん? 苦しいですよ。どうしやがりました?』と」

モバP「『ごめんね....ごめん。ごめんね....!』って泣き崩れます」

ちひろ「あー、仁奈ちゃんも?」

モバP「『どこか痛ーんでごぜーますか?....美優おねーさんどうしちゃったんですか?』と」

ちひろ「『美優おねーさんが泣いてるとに、仁奈もか、悲しくなってきやがりますよ』ですね」

モバP「『美優おねーさん、み、みゆ、うえええええええええええええええええええええん』ですよ』

ちひろ「大好きな美優さんに泣いてて欲しくないんですね」

モバP「二人でわんわん泣いちゃいますね」

ちひろ「それにしても仁奈ちゃんはずるいですよ」

モバP「いやー、微笑ましい二人ですね」

ちひろ「いい話に持って行こうとしてません?」

モバP「バレたか」

モバP「気を取り直して次にいきましょうか」

ちひろ「次は誰ですか?」

モバP「なんかイライラするのでみくにしましょう」

ちひろ「相変わらずの扱いですね」

モバP「いじられないみくなんてただの前川さんじゃないですか」

ちひろ「何か不都合でもあります?」

モバP「....ねぇや。すげぇ! ちっひすげぇ!」

ちひろ「みくちゃんご愁傷さまです」

ちひろ「で、みくちゃんはどうするんですか?」

モバP「みくとは結婚してますね」

ちひろ「なんか久し振りですね。アイドルは?」

モバP「もうやめてますよ。俺の嫁なんで」

ちひろ「なんですかその言い方」

モバP「....いいじゃないですか。言ってみたかったんですよ」

ちひろ「じゃあお家でイチャラブですか?」

モバP「まぁそれに近いかもしれませんね」

モバP「その日、夜遅くに俺がそーっと帰宅するんですよ」

ちひろ「みくちゃんを起こさないためですか?」

モバP「間違ってません。ただいまも言わずに居間に戻るんですが」

ちひろ「あ、起きてくれてたりします?」

モバP「ええ。起きてやがるんですよ」

ちひろ「一気に嫌な予感が」

モバP「『Pチャン、どこ行ってたの』と、可愛いパジャマを着たみくですね」

ちひろ「もうにゃんにゃん言ってないんですね」

モバP「引退しましたから」

ちひろ「で、なんで少し怒ってるんですか?」

モバP「俺の浮気に怒ってるんですよ」

ちひろ「うっわ」

モバP「これで3回目の発覚ですね」

ちひろ「発覚ということは?」

モバP「バレてないのもありますよ。通算10回で、3回目の発覚です」

ちひろ「ちなみにその内訳は?」

モバP「まゆ、凛、加蓮、まゆ、早苗さん、奏、文香、まゆ、菜々さん、のあさんですね」

ちひろ「同じ名前が何人か....」

モバP「バレたのは凛、早苗さん、のあさんですね」

ちひろ「まゆちゃん強え....」

モバP「まゆがヘマ打つわけないじゃないですか」

ちひろ「相変わらず加蓮ちゃんがいるんですね」

モバP「そういう時には加蓮がぴったりですね」

ちひろ「なんか恨みでもあったりします? 私がいうのもなんですけど、もっとストレートに愛でられないんですか?」

モバP「抑えきれなくなりそうなんですよ」

ちひろ「というと?」

モバP「だってちっひ! 加蓮だよ!? 夜宴の加蓮とか見た!? やばいじゃん! 結婚したくなるじゃん!!」

ちひろ「で、みくちゃんはどうなるんですか?」

モバP「めんどくさくならないでくださいよ....。浮気とは言ってもそんなに大事じゃないです」

ちひろ「はぁ」

モバP「みくってめんどくさくありません?」

ちひろ「おまいう」

モバP「本当に少しのボディタッチでも浮気扱いですよ」

ちひろ「てっきり取り乱してるかと思ったんですけど」

モバP「あ、それもいいですね。背徳感が凄そうです」

ちひろ「ゲス野郎が」

モバP「ぷんすか怒ってるみくを俺は宥めるんですよ」

ちひろ「『お、起きてたのか。ちょっと仕事が長引いてな』ですか?」

モバP「みくは俺のプライベート携帯を握りしめて離さない」

ちひろ「そこにたくさんのメッセージが?」

モバP「そういうことです。『みく、怒ってるよ。何回目?』と不機嫌なみくです」

ちひろ「腕組みしてません?」

モバP「してますね。『みく、あのな?』と続けるんですけど」

ちひろ「『そんなの聞きたくないよ!』で突っぱねられるんですね」

モバP「めんどくさいですが可愛いですね。そこからはもう王道パターンですよ」

ちひろ「というと?」

モバP「『ねぇ、みくのこと....嫌い? ....みくじゃダメなの? みくより他の女の子の方がいいの....?』ですよ」

ちひろ「泣いてません?」

モバP「ですね。でも、可愛くないですか?」

ちひろ「泣いてるみくちゃんが?」

モバP「ええ。『みく....嫌だよ....Pチャンが他の娘と仲良くするの....嫌だよ....』ですね」

ちひろ「何なんですかこのみくちゃんの正統派ヒロイン感」

モバP「なんだかんだいってみくは可愛いですからね」

モバP「泣いてるみくにきゅんときて俺は抱きしめるんですよ」

ちひろ「『やめてよ....離して....』とかいいつつも離れようとはしないと」

モバP「俺も『ごめんな....みく、ごめん....』と思わず泣いちゃうんですよ」

ちひろ「そこからはもう、胸糞ですね」

モバP「ちっひ、嫉妬しないで」

ちひろ「ぶっ飛ばしますよ?」

モバP「あとはもう二人仲良く取り乱して終わりですね」

ちひろ「みくちゃんだけにニャンニャンしちゃうんですね」

モバP「年がバレますよ?」

ちひろ「私に年齢という概念があるとでも?」

モバP「事務所の闇を覗いた気がする....」

ちひろ「お口直しにガチャの闇でも覗きますか?」

モバP「それは本当にいらない。お腹いっぱいでむせる」

モバP「ライブ終わっちゃいましたね」

ちひろ「この後の発表も盛り上がりましたね」

モバP「美優さんたちもデレステ参戦しましたし」

ちひろ「あとはドラマCD(※ボイス追加のこと)も好評みたいで良かったです」

モバP「あ、そういえばちひろさん、デレステの収録しました?」

ちひろ「はい?」

モバP「いや、なんかそういう噂を聞いたので」

ちひろ「そんなことするわけないじゃないですか」

モバP「えー? ちっひ踊ってよー。踊るの見たいよー」

ちひろ「嫌ですよ」

モバP「金に物を言わせて踊らせてやろうか?」

ちひろ「踊らされてるのはあなた達の方じゃないですか」

モバP「ライブも終わっちゃいましたし、最後にしますか」

ちひろ「誰にします?」

モバP「ドラマCD関連で響子に行きましょう」

ちひろ「ピンクチェックはNGなのでは?」

モバP「まぁ、なるべく抑えますよ。健全にいきます」

ちひろ「舞台はどうします?」

モバP「学校にしましょう」

ちひろ「響子ちゃんはアイドルやってるんですか?」

モバP「悩ましいんですが、とりあえずはしてない体でお願いします」

ちひろ「なんか学校でもみんなから頼られてそうですね」

モバP「女子連中とは仲良くて、男子が絶対に近づけない聖域みたいな存在じゃないですか?」

ちひろ「私にはよくわからないですけど....」

モバP「とにかく居るんですよ。めちゃ可愛いのに接点がなくて全く近づけないような娘が」

ちひろ「じゃあプロデューサーさんとも接点がないじゃないですか」

モバP「そこは無理やり作りますよ」

モバP「まず、俺と響子は隣同士なんですよ」

ちひろ「いきなり責めましたね」

モバP「いや、隣とは言っても通路挟んで反対側です」

ちひろ「微妙な距離感....」

モバP「俺はよく文房具とかを忘れたり、落としたりしたいですね」

ちひろ「それを隣の響子ちゃんが?」

モバP「ええ。拾ってくれるんですよ」

ちひろ「なんか想像つきます」

モバP「男子相手にそこまで笑顔ではないんですが、でもすることはすると」

ちひろ「いい娘ですね」

モバP「可愛いですよ」

モバP「更に二人で図書室の掃除とかしたいですね」

ちひろ「童貞こそベタな青春に憧れるそうですが....」

モバP「毒を盛らずにはいられないんですか」

ちひろ「私を服毒してみます?」

モバP「は?」

ちひろ「お?」

モバP「....ごめんなさい」

ちひろ「で、なんですか?」

モバP「響子みたいな優等生って、教室と放課後で全然キャラ違ったりしません?」

ちひろ「男子に裏表がないだけなんですよ」

モバP「まぁでも、そのギャップみたいなのにグッと来るんですよ」

ちひろ「そのギャップ萌えが?」

モバP「図書室掃除の時に爆発すると」



モバP「もう俺は完全に響子にべた惚れなんですよ」

ちひろ「男子って距離が近い子にアタックかけますよね」

モバP「響子は響子でテンション高いんですよ」

ちひろ「なんか先生の古い写真とか見つけてはしゃいでそうですね」

モバP「だから『ねぇねぇ、モバPくん! ちょっと来てみて!』って呼ばれるんですよ」

ちひろ「無邪気な笑顔にドキドキしちゃうじゃないですか」

モバP「すっげぇ嬉しい気持ちを隠して俺が『どうした?』って行くんですよ」

ちひろ「『見てよ! この先生すごく若くない!?』ですね」

モバP「もう会話の中身はどうでもいいですね」

ちひろ「話してるだけで楽しいんですか?」

モバP「そんなところです。だから俺は響子の話を聞き流しつつ」

ちひろ「響子ちゃんの横顔を眺めてるんですか?」

モバP「そうですね」

モバP「響子が俺の視線に気づくんですよ」

ちひろ「『どうしたの? なんか付いてる?』ですね」

モバP「で、俺はキョドりながら『え? い、いや、なんでもない!』と無理やり隠します」

ちひろ「男がやっても何も感じませんね」

モバP「響子はきょとんとしてるんですが、俺はもう無理ですね」

ちひろ「ここで決めるんですか?」

モバP「成功とか失敗とか考えられないんですよ」

ちひろ「徐々に黙りこむプロデューサーさんを見て響子ちゃんも何となく察しますね」

モバP「『お、俺、前から五十嵐のこと気になってて....その、付き合って欲しい』ですよ」

ちひろ「言い慣れてない感が青春ですね」

ちひろ「響子ちゃんはどうするんですか?」

モバP「『え、え!? いや、その....ごめんなさいっ!』と顔を赤くして帰っちゃいますね」

ちひろ「振られるのは珍しいですね」

モバP「そこから先は地獄のような学園生活ですよ」

ちひろ「響子ちゃんは他に漏らしたりするような娘じゃ....?」

モバP「完全に俺の問題ですね。そこからは露骨に避けられますし」

ちひろ「とか言って卒業式に、のパターンじゃないですか?」

モバP「それもないです。完全に俺の苦い思い出になりますね」

ちひろ「なんか釈然としませんね」

モバP「まぁ、本番はここからです」

ちひろ「その手がありましたか」

モバP「俺は俺で結婚してて、子供も居るんですね」

ちひろ「誰とするんですか?」

モバP「まぁそこは想像にお任せします」

ちひろ「響子ちゃんはどうなんですか?」

モバP「学生特有の芋臭さが抜けて美人さんですよ」

ちひろ「確かに綺麗になりそうですね」

モバP「俺は俺であの頃をまだ引きずってるんですよ」

ちひろ「骨の髄まで浮気性ですね」

モバP「そこまででもないですよ? 『あれから何年も経ったけど、五十嵐、まだあの時のこと覚えてるのかな?』ぐらいです」

ちひろ「あー、なんかいいですね」

モバP「そのうち、何かの拍子で響子と話す機会があるんですよ」

ちひろ「同窓会の中で、ですよね?」

モバP「そうです。『なんか、久し振りだね』って声掛けてくれるんですよ」

ちひろ「ちょっとかっこつけたかったりします?」

モバP「単に同級生として接するか、男を見せるか迷ってますね」

ちひろ「でもあなたのことだから結局」

モバP「ええ。一同級生として接しますね」

モバP「適当になんか会話して、響子は別のところに呼ばれるんですよ」

ちひろ「中々進みませんね」

モバP「で、締めが終わって、二次会に行くかどうかのところですよ」

ちひろ「お」

モバP「響子が俺のところに寄ってきて小声で呟くんですね。『モバPくん』と」

ちひろ「ちょっと照れてません?」

モバP「ですね。『あのね、あの時は逃げちゃったけど、本当は嬉しかったんだよ?』なんですよ」

ちひろ「お! その後は?」

モバP「俺もその気になるんですけど、見ちゃうんですよ」

ちひろ「あー....」

モバP「ちゃんと薬指に指輪がはめられてるんですね」

ちひろ「切ないですね」

モバP「まぁでも、そこで俺の淡い恋はようやく一区切りです」

ちひろ「ようやく決着するんですね」

モバP「響子は手の届かない存在であって欲しいです」

ちひろ「家庭が想像できるからこそ、ですか?」

モバP「ですね。響子の旦那さんって本当に羨ましいですよね」

ちひろ「言っておきますけど、まだ15歳ですよ?」

モバP「よっし、頑張ろ」

ちひろ「待てや。凛ちゃんと付き合いたいとか言ってたじゃないですか」

モバP「それはそれ、これはこれ、ですよ」

ちひろ「もしかして、クズって呼ばれるの待ってません?」

モバP「正直すげぇ興奮します」

ちひろ「特に不具合もありませんでしたね」

モバP「ですね。毎回ちゃんと仕事してくれてます」

ちひろ「じゃあ私は帰りますよ。プロデューサーさんはどうします?」

モバP「俺もそろそろ帰りますけど、ちひろさん先に上がっててもいいですよ」

ちひろ「お言葉に甘えて。お疲れ様でした」

モバP「お疲れ様でーす。....っと」

モバP「もう一回見なおすか」

モバP「やっぱりトライアドいいなぁ」

モバP「加蓮さえいれば完璧だったんだが、まぁいいか」

モバP「うーん、凛綺麗だな。こういう曲は映える」

???「具体的にどういうところがいいの?」

モバP「なんだろうな、単純に美人ってところが強いかもな」

???「ふーん。付き合いたかったりする?」

モバP「まーなー。俺がプロデューサーじゃなかったら....ってところか」

???「そっか」

モバP「で、どうしたんだ、凛」

凛「ちょっと忘れ物。ちひろさんに聞いたらここにいるって」

モバP「そっか。来週の打ち合せか?」

凛「何の用かはプロデューサーが一番わかってるんじゃない?」

モバP「ですよねー」

モバP「あの話、誰から聞いたんだ?」

凛「教えてもいいけど、交換条件だよ」

モバP「何と何をだ?」

凛「私の前で一つ話をしたらお願いを聞いてあげる」

モバP「出どころか?」

凛「うん。それか口止め」

モバP「えぇー....凛ちゃん今日エグくない?」

凛「エグいのはどっちさ」

モバP「返す言葉もございません」

凛「どっちにするの?」

モバP「とりあえず口止めで....。一応聞くが、誰にも話してないよな?」

凛「私は話してないよ。その点は安心して」

モバP「わかった。で、誰の話をすればいいんだ?」

凛「私」

モバP「誰の話だ?」

凛「私」

モバP「凛ちゃん? 目がマジだよ?」

凛「同じこと何度も言わせないでよ」

モバP「えぇー? 凛ちゃん助けて....」

凛「プロデューサーが話さないってなら別にそれでも私は困らないけど」

凛「ほら、ほら。早くしないと私帰っちゃうよ?」

モバP「分かった、分かったよ! 本人の前で話すのは恥ずかしいんだが」

凛「私は気にしないけど」

モバP「俺が気にするんだよ」

凛「で、どうなるの?」

モバP「うーん、凛とはやっぱり結婚したいなぁ」

凛「加蓮?」

モバP「そこから離れてくださいお願いします。いや、単純に一緒に暮らしたい」

凛「ふーん?」

モバP「娘が一人欲しいな。凛に似て無愛想なんだけど可愛いんだよ」

凛「バカにしてる?」

モバP「めっちゃ褒めてるぞ」

凛「じゃあ私が御飯作って待ってるよ」

モバP「そこに俺が疲れて帰ってくるんだな」

凛「私達の子供は?」

モバP「とててててって駆けてくるな」

凛「可愛いね」

モバP「可愛いさ」

凛「その後は?」

モバP「三人でご飯食べて、順番にお風呂入って、川の字で寝る」

凛「悪くないね」

モバP「娘が寝た後に、凛と色々話したいな」

凛「『もうぐっすり眠ってるね』」

モバP「『あぁ。なぁ、凛』」

凛「『どうしたの?』」

モバP「『やっぱりさ、凛と結婚して....』ってうわああああああああああああああああ」

凛「急にどうしたのさ」

モバP「無理! やっぱり無理! 本人前にしてとか何この公開処刑! はいさい! やめやめ!」

凛「もう! ....まぁ、別にいいけど」

モバP「夜遅いし送ってく。帰るぞー」

凛「あ、待ってよプロデューサー!」



凛「....ちょっと消化不良だけど」




凛「悪くなかったかな。ふふっ」


終わり

お疲れちゃんです
今回は蛇足無しで
思ったよりも胸糞にならんかった

なるべく全員の期待に応えるしようと思ったんですが、ライラさんはごめんなさい
のあさんと乙倉ちゃんも思い浮かばんかった....

ゆかりは次回必ず入れるので、待っててください

あんまダラダラ続けてもアレなんで、次回で一旦最後です

じゃあまた何かあればどうぞ
希望とかあれば是非是非

やらかし
一個飛ばしちゃいました

>>77の続きから

モバP「20代後半くらいで同窓会に呼ばれるんですよ」

ちひろ「その手がありましたか」

モバP「俺は俺で結婚してて、子供も居るんですね」

ちひろ「誰とするんですか?」

モバP「まぁそこは想像にお任せします」

ちひろ「響子ちゃんはどうなんですか?」

モバP「学生特有の芋臭さが抜けて美人さんですよ」

ちひろ「確かに綺麗になりそうですね」

モバP「俺は俺であの頃をまだ引きずってるんですよ」

ちひろ「骨の髄まで浮気性ですね」

モバP「そこまででもないですよ? 『あれから何年も経ったけど、五十嵐、まだあの時のこと覚えてるのかな?』ぐらいです」

ちひろ「あー、なんかいいですね」

モバP「そのうち、何かの拍子で響子と話す機会があるんですよ」

ちひろ「同窓会の中で、ですよね?」

モバP「そうです。『なんか、久し振りだね』って声掛けてくれるんですよ」

ちひろ「ちょっとかっこつけたかったりします?」

モバP「おじさんとして接するか、男を見せるか迷ってますね」

ちひろ「でもあなたのことだから結局」

モバP「ええ。一同級生として接しますね」

>大人組、さえはん
了解です

エンドは三つ考えとくので、ちっひアフターはその時にでも

あらかた書き終えたんで、早ければ今日の夕方くらいに投下します
次スレでお会いしましょう

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