俺「今日のおかず」(43)

を目指して書いてきました。頑張ります。


その晩、いつものように電話で彼女と談笑していると、

部屋に変な人がいるとか何とか言って突然電話が切れた。

あまり彼女の家に行くことはないが幸い合鍵を持っていたので

様子を見に行ってみることにした。

急いで彼女の部屋に飛び込むと、薄暗い部屋、青い月光に照らされて

一人の女性がもう一人の女性に組み伏せられていた。

「……はぁっ……んはぁ……」

下にいるのが、服のはだけた彼女。茫然として荒い呼吸をしている。

そして覆いかぶさっているもう一人の女性は……

「……はい、これでおしまい。じきに淫液が身体にまわって

立派な淫魔になれるから楽しみにしててね。」

そう言って彼女の秘部からぐちゅりと引き抜くと

んあっ、っと彼女の声が上がる。あれは尻尾のようだ。

彼女の愛液がまとわりついて、黒い光沢を帯びている。

背中から蝙蝠の翼の生えた女の人は俺に気付くと、

「あらら、見つかっちゃった」

そう言いつつも全く動じていない様子。

「マニュアルだとあなたを手にかけて記憶を奪わなきゃならないんだけど、

私今日のノルマ20人なのよねー。時間ないし、

このコに頼んじゃおうかしら?」

そして、俺の彼女は、ゆっくりとこっちを向いた。

赤黒く濁った、虚ろな瞳。

「じゃ、お願いね」

そう言うと女の人は、開いていた窓に消えていった。

「だ、大丈夫か……?」

何と声をかけたらよいものか分からない。

そばまで駆け寄ると、彼女は身体を小さく痙攣させながら

困惑の表情で俺を見つめる。

「ん……あ、あたし……」

その時。 彼女は上体を反らして、身体をビクンと震わせると

ゴキゴキと音を立てて背中から禍々しい蝙蝠の翼を生やし、

臀部からは黒い尻尾を勢い良く伸ばす。

「んはあぁぁ……」

犬歯は牙となり、爪は鋭く伸びる。

変化が落ち着くと、彼女の身体から力が抜け、荒い呼吸が止む。

「お、おい……」

呆気にとられていた俺が適当に呼びかけると、

突然ものすごい力で俺をソファに押し倒し、その上にまたがった。

「ちょ、何す」「……」

彼女に見下ろされる形で目が合った。

月の光に浮かぶ、瑞々しい真紅の瞳。

ヒトのものではないその瞳の奥を覗き込むと、

頭がぼーっとして、力が抜ける。

彼女は俺のズボンをずらし、鋭い爪で上の服を乱暴に引き裂いた。

先の光景で情けなくも既にいきり立っていた俺のモノが外に出ると、

すぐさま自分の秘所にあてがい、そのまま腰をしずめた。

「んああっ!」

中はキツくてとろけるように熱い。

そんなことを味わう暇もなく、彼女は一心不乱に

腰を上下にバウンドさせた。

俺の肉棒から精液を搾り取らんとして何度も強く締め付ける。

その度にあっあっと上がる嬌声は、

やり場のない渇望の色を含んでいるように聞こえた。

しばらくして彼女は手を前について腰を振る。

一回一回深々と突き刺す抽送が続く接合部を見ると、

俺の肉棒には彼女の愛液がべっとり絡みついていた。

「はあっ!あっ!あっ!ああんっ!!」

彼女は乳房を揺らし、目を瞑ってひたすら秘部の摩擦を味わっている。

そのうち、膣がぎゅーっと締まり、彼女は膣の奥を

肉棒の先端に擦り付けるように腰を激しく前後に動かす。

俺の方も限界が近づく。互いに必死で膣と肉棒を擦り合わせる。

「くっ……出るっ……!」

「んああぁぁっ!!!」

そのまま精液が彼女の最奥に吐きだされると、

ぎゅーっと締め付けていた膣が力強く収縮を繰り返す。

「はあ…はあ……はあ……っ」

互いに身体の力が抜けた。

「ああ……おいしい……」

彼女がうっとりしたように言う。

二人の息と汗の熱気に身を委ねながら、俺は僅かに我に返った。

「はあ、はあ……何でこんなことに……」

付き合っている仲とはいえ、今まで性交はおろか、そういう

ムードすらなかったのに。突然本番をしてしまったという罪悪感に駆られ

だるい身体を起こしてモノを引き抜こうとする。

その時、彼女が俺の肩をガシッと押さえる。

「……何で?続けようよ……」

「なっ……」

「気にしてること、全部忘れて」   彼女の声が頭に響く。

「あたしだけ、見て。ね……」    思わず彼女の顔を見上げる。

彼女の悩ましげな視線が俺の眼を射抜く。

真紅の瞳の奥にうごめく、激しい切なさの色。

視線をそらせない。見つめ続けるほど鼓動が速くなり、

俺の胸に醜い衝動がどろどろとわきあがってくる。

「じゃあ、もっと、せーえき……ちょうだい?」

彼女は俺に唇を重ねた。

舌を絡ませてきて濃厚なキスが続く。

彼女の長い髪が首をなでてくずくったい。

衝動にのまれ、なにも考えられなくなった俺は

彼女の唾液をのみこむと、何もかもどうでもよくなった。

突然俺は彼女の後ろに腕をまわしてぎゅっと引き寄せて抱きしめる。

「あっ……」

俺の胸板に彼女の柔らかい乳房が押しつけられる。

衝動に駆られるままに

抱きしめる腕に死ぬほど力を込めると、彼女の体温と素肌の感触が

俺の脳髄に焼きついていく。

そのまま、挿入したままだったモノを一心不乱にピストンさせる。

「あっ!あっ!はぁっ、なかが、こすれて!きもちいっ!!あたま、まっしろになるうぅ!」

これでもかというほど突き上げると、彼女は俺の腕の中で

ビクンと身体を震わせて、翼を張って広げながら膣を締め付ける。

射精が終わるとすぐに俺はピストンを再開した。

彼女は尻尾をうねうねさせて恍惚の笑みを浮かべる。

「あんっ、ああっ! もっと!ほしくて、たまらないの!せ、せーえき、ちょうだい!!」

それからは、肉棒の摩擦と彼女の柔らかいカラダの熱で

頭の中を真っ白にさせながら、際限なく彼女の奥に精液を流し込み続けた。

俺は起きた。窓から日が差し込んで気だるい朝だ。と思ったら俺の

部屋じゃない。どうやら彼女の部屋のようだ。泊ったんだっけ?

よく思い出せない。

「あら、おはよー」

俺の彼女だ。

彼女は髪がしっとり濡れている。

彼女はシャワーしてたようだ。

彼女は冷蔵庫から牛乳を取りだすとコップに注ぐ。

彼女はコップに口をつけて飲む。

彼女は朝は牛乳なようだ。

彼女はこちらを見ると、

「そろそろ帰った方がいいんじゃない?」 「ん?」

「一時限目始まるよ、家で支度とかしなくていいの?」 ああ、そうなのか。

彼女の家を出ようとすると、

「あのさ」 「ん?」

「今晩も来ない?」 「ああ」

彼女は嬉しそうに俺を見つめた。

彼女の家を出た時、俺はぶるっと体が震えた。


おわり

おわり?

これはいい
もっと話広げて書いてくれ

お粗末さまでした。
まだまだ新人なので、量と質共に伴いませんが
どなたかのオカズになれば幸いです。
ではおやすみなさい。

>>15 >>16
何か続きを思いつけばまたここに来ようと思います。レズとか。
即興力はゼロなのでじっくり考えてきます。

導入部だけで終わってしまった感じだ…
でも好みなのでまた次をパンツ脱いで待ってるわ

ついでに、ヘンに謙遜コメントするくらいなら黙って書くだけでいいと個人的には思う

>>19
謙遜も何も処女作なんです……以後気をつけます。

「……それでさ、昨日は……」

「うんうん」

「……朝まで寝ちゃったんだ、一緒に」

「ほほぉ、何だかんだでやることはやってるのねぇw」

私はたまにこんな感じで学校でも彼氏とのおノロケを聞かせられる。

聞かせられる、とは言ってもこっちも興味津津で聞いてるんだけど……

この友達とは長いこと気の置けない仲で、何でもかんでも包み隠さず

話が出来る。彼女は自分で言うにはシャイらしく(実際そうだと思う)

最近は今の彼氏についての恋愛相談で持ち切り。

私も立派に相談に乗れるほどの経験はないけど、その後の結果報告も

ちょっと楽しみで、大胆なこと提案したり、軽くからかったりしてみたり。

それにしても奥手な彼女がついに、かー。

私の方が背も大きめだからかもしれないけど、小さくて可愛らしい感じの

この子がそういうことするイメージなかったなぁ。

「じゃ、以後も彼氏との性活を……じゃなかったゲフンゲフンお楽しみくだs」

「あ、あんまり大っぴらに言うことじゃないって!」

あたふたしちゃって、何ともからかいがいのあるヤツ。  のはずだったんだが……

夜になってしばらく経った頃、突然彼女から電話が入る。

「どしたの?」

「あのさ、今からウチこれる?」

「?別にいいけど……っていうか、あれー?

今夜もまたお楽しみだとか何とか昼間言ってなかったっけ?w」

「そ、それはもうちょっと夜中になったらなの!とにかく、今大丈夫?」

「へいへい、行きますよー」

何の用だかは知らないが、直接でないと言えない相談でもあるのだろうか?

外出するときはいつも好みでするのだが、後ろの髪をくくってから

とりあえず彼女の家に向かうことにする。

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