布団幼女「カビが生えました」(28)

男「お前はいつかの布団幼女じゃないか!」

幼女「いやぁーしばらく敷かれっぱなしにされていたらカビてしまいまして」

男「それでどうしろと?」

幼女「カビた部分を元に戻してもらえますか」

男「え?」

幼女「耳が聞こえないふりはやめてください!」

男「いや・・・布団ってカビ生えたら普通捨てるでしょ」

幼女「もったいない!」

男「もったいないって言うかそこまでして使い続けたくねえよ」

幼女「別にいいじゃないですかあなたが使うわけじゃないんだから」

男「ああ、あのジイさんの布団だったっけか」

幼女「あの方は非常にケチなことで有名です」

男「たとえばどんな所が?」

幼女「コカコーラを水割りで飲んで1ヶ月持たせている辺り」

男「水飲めよ」

幼女「そしてそのケチなお方は私を捨てずに蘇らせようとしてくれています!」

男「褒めてるのか貶してるのか分からん」

幼女「素直に嬉しいです!布団なんていつかは捨てられる物だと思っていただけに!」

男「普通はそうするから」

幼女「お金払うんでお願いします!」

男「ダメだ」

幼女「・・・っ!」

男「タダでなら引き受けてやってもいいぞ」

幼女「ありがとうございます!」

男「で、切ればいいんだよな」

幼女「うん」

男「どこから切り始めようか・・・」チョキチョキ

幼女「・・・」ガタガタ

男「よし!お尻から・・・血とか出ないよな?」

幼女「切るなら早く切ってよ!中材しか出ないから!」

男「なぜキレる?」

幼女「布団だって切られるときは痛いから!」

男「じゃあ切るぞ」ショキ

幼女「!!!」バタバタ

男「動くな!ホコリがっ・・・」ジョジョキィッ

幼女「ギャアアア!」

男「通報されるからあんまり騒がないでくれ」チョキン

幼女「ハアハア・・・あっ!?」

男「何だよ」

幼女「そのハサミって解剖用ですよね」

男「小学校の時自由研究で自分の腹を開いたときに買ったんだ」

幼女「布団は裁ちバサミで切ってください!」

男「細かいな、切れたんだからいいじゃん」

幼女「どーりでいつもより痛いと思った」

男「そんなに切れ味違うかな」

男「いい具合に煮立ってきたな」

幼女「ここまで本格的に"夜なべ"をする人は始めて見ました・・・つーかたかが布団ごときに何時間かかってんだよ!」

男「ああ、オペはもう終わったよ」

幼女「終わったなら言え・・・ください!」

男「家はやらんよ!」

幼女「すみません噛みました」

男「じゃあお金払って」

幼女(えっ!?)

男「払えよ」

幼女「えっと・・・」

男「払うまで帰らせねえぞ」

幼女「お金持ってません」

男「タダでクリーニングしてもらおうってか」

幼女「いえ、払うのはジイさんですから」

男「だったらそのジジイを連れて来い!」

幼女「今ジイさんは出かけて・・・」

バンッ

男「幼女!」

幼女「はい」

男「ジジイが帰るまでの間うちで働けよ!タダ働きだ!」

幼女「はい喜んで」

男「何でそんなに嬉しそうにするんだ?」

幼女「人に上に寝られるのは大好きなので」

男「いや働くってそういう意味じゃ・・・」

幼女「ぜひ私の上で寝てください!」

男「明らかに寝心地悪そうなんだけど」

幼女「確かに布団は小さいけど枕がでかいからね」

男「枕?」

幼女「枕女ー!」

女「呼んだ?」

男「いつの間に押入れに入ったんだ」

女「あんた幼女のオペに何時間かけてんのよ」

男「解剖はできるけど縫合は苦手でな」

女「そんな事どうでもいいのよ」

男「自分から聞いておいて何だよ」

女「私に生えたカビもどうにかしてくれる?」

男「断る」

女「何で幼女は良くて私は断るなのよ!あんたロリコン!?」

男「他のもっと裁縫が得意な奴に頼めばいいだろ」

女「めんどくさい!」

男「お前が言うな!」

幼女「ねえ他の布団は処分しちゃっていいのかな」

男「俺の布団に触るなってゆーかちゃっかり住み着こうとするな!」

女「早くオペをしないと全身がカビるから早く」

幼女「早く」

男「任せろ幼女ちゃん!」

翌朝...

男「終わっ・・・た・・・ぞ・・・・・・」

女「じゃあ私達は押入れで寝るから」

幼女「おやすみー」

男「ちょっと待て」

幼女「何」

男「お前ら俺の布団になったんじゃなかったのか」

幼女「昼間は寝るから」

男「だから布団が寝るなって」

幼女「うっせ」ピシャ

男「俺も今から寝るとするか」

<おい!ドアを開けろ!

男「ん?この声はまさか」ガチャ

大家「これ洗濯しといて」ニュルニュル

男「射精パンツは自分で洗えっての」

大家「パンツだけじゃないぞ」

男「ズボンもか」

大家「女性用パンティだ」

男「パンツじゃねえか」

大家「パンツとパンティは違う!」

男「他人のしかも男の体液それも精液の付いたというか染みこんだパンツをたとえ手洗いでなくとも洗濯機で洗うのだって嫌だ!」

大家「誰の体液だったらいいんだよ」

男「そっそれはその」

大家「俺は自宅でJKを電マ攻めしてグチャドロになったプァンツィをなめ洗ったことがあるぜ」

男「俺もそれやりたいんだけど」

大家「そうだろ?実は女性用パンティのほうは女の子がマン汁をぶっかけたものなんだ」

男「嘘つくな!お前が盗んではいて興奮して射精したんだろ!」

大家「俺はそんなにエロくない」

男「全身からエロオーラが出てるぞ!」

幼女「うるさいなあ」

男「出てくるなよおい」

大家「誘拐だ!」

男「違う!こいつらが勝手に入ってきたんだ!」

大家「こいつらってことは他にもいるのか?どこだ!」

男「俺の部屋漁るな!」

大家「エロ本でも隠してるのか?どこだ!」

男「そっちには自作爆弾があって危ないからああああああ!」

ドォォン・・・

女「うるさい!」

男「俺のせいじゃないし」

女「うるさい!」

幼女「全然寝れないよ」

女「うるさい!」

男「何回も言うな」

幼女「だってうるさいもんね」

女「罰として男、私達を叩きなさい」

男「えい!」ポフッ

女「弱w」

男「えいやぁ!」ポン

幼女「弱いね」

男「キエエエエアアア!」ペーン

幼女「あははははギャハハハハハハハハハハブーッ!ヒーッヒーッ!ウヒャヒャヒャーッ!」

男「疲れた」

女「まだ3回しか叩いてない」

男「帰ってジイさんに叩いてもらえ」

幼女「あっそうだね」

女「いつになったら取りにくるのかしら」

幼女「もう一晩経ってるみたいだね」

男「どこに出かけたかも分からないのか?」

女「散歩に行くとだけ言ってたわ」

男「痴呆だ」

女「マジ?」

幼女「そんなわけないよ」

幼女「ジイさんは昔は散歩のついでに柴刈りに行ってたこともあったよ」

女「初耳なんだけど」

幼女「その時はまだ枕女はいなかったからね」

女「布団幼女は一体いつからジイさん家に住み着いてたのよ」

幼女「1943年からだったかな」

女「戦前!」

男「布団老婆!」

幼女「えへへそれほどでも」←理解してない

男「じゃあ枕女は戦後の生まれ?」

女「1946年生まれ」

男「その3年間の間に何があったんだ」

女「知る訳ないじゃない」

男「じゃあ幼女に聞いてみるか」

幼女「昔すぎて忘れたよ」

男「じゃあジイさんなら知ってるはずだ」

幼女「それはないね」

女「秘密主義者で私達の事についても語ってくれないのよ」

老人「当たり前じゃ!それを語ったら儂の恥ずかしい過去がバレてしまうからな!」

女「恥ずかしい過去?」

男「つーかどいつもこいつも勝手に俺の部屋に入るな!」

幼女「恥ずかしい過去って何?」

老人「何でもないよ♪」

男「そうか・・・分かったぞ!」

男「昔々人里離れた川のそばにお爺さんとお婆さんがひっそりと住んでいました。
   しかしある時上流から巨大な桃が流れてきて川で洗濯のバイトをしていた
   お婆さんがつぶし殺されてしまいおじいさんは収入が無くなり仕方なく柴
   刈りを始めました。それから2週間後のある夕方おじいさんは柴刈りをサ
   ボってどうせ誰もいないからと全裸で家にいました。ふと下を見ると陰毛
   が熱帯雨林のように生い茂っていました。そこでおじいさんはライターで
   陰毛を焼きましたが炎が大きくなりすぎて家が燃えました。布団幼女は無
   事でしたがかけ布団が燃えて布団幼女に継ぎ足して使っていた座布団も灰
   になりました。そこでお爺さんは枕女を継ぎ足して使い始めました」

老人「正解じゃああああ!」

幼女「陰毛ってちん毛?ケツ毛?」

男「どっちも同じようなものだな」

女「陰毛が肛門に生えたのがケツ毛らしいわね」

老人「もう恥ずかしくてここにはいられない・・・帰るぞ!」

幼女「でもーお金払ってない・・・」

男「そうだ払え」

老人「儂お金持ってない、全部燃えた」

女「この間貸した50万円は?」

老人「トイレットペーパーが無くなったから雑巾で代用していたが・・・」

女「それも無くなったと?」

老人「だからお金で拭いた・・・」

女「幼女、それでブチ抜いてやって」

幼女「うん」チャキッ

老人「ちょっと待て!いつもお前らは言っているじゃないか!」

女「何を?」

老人「そういう時は夢を見ていたと思えばいいって!」

女「現実じゃない」

幼女「殺していいの?」

女「いいわよ」

老人「待ってよぉ!」

幼女「しねー!」

老人「うわあああああん!」

                                 -完-

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