あかり「京子ちゃん、お菓子作ったよぉ」 京子「サンキュー!!」 (25)

京子(って、おいおいおい…)

京子(これって、うんこじゃねーか!?)ガビーン

京子(あ、あかり何を考えて…)

京子(結衣とちなつちゃんも、こんなの見たら…)

結衣「うまいねこれ」モグモグ

ちなつ「あかりちゃん、おいしいよ」ゴックン

あかり「えへへ~、ありがとう!」ニコニコ

京子(く、食ってるーーー!?)ガビーン


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453632479

京子(そ、そうか、これは私を驚かせようとしてるんだな!!)

京子(ということは、結衣とちなつちゃんもグル!)

京子(ふっふっふ… この京子ちゃんを騙そうなんて100年早いぜ)

京子(このうんこも実はチョコレートって事だな!)

京子(そうと分かれば…)

京子「いやぁ~、あかりはお菓子作りがうまいなぁ!」

あかり「そ、そぉ? うれしいなぁ~」ニコニコ

結衣「お前そう言ってるけど、食べて無いじゃん」

京子「いやいや! こうやって見ていて、うまそうだって思ったんだよ!」

京子「この色といい、艶といい、匂いといい、何から何まで完璧に再現してるよね!」

京子「………匂い?」

京子「…………」クンクン

あかり「京子ちゃん? どうしたの?」

京子「く、臭っ!!!!」

あかり「ええっ!?」ガーン

食糞SSとは胸が熱くなるな

京子(まてまてまて… この匂い、本当にうんこの匂いだぞ…)

京子(チョコレートってこんな匂いをつけることなんて出来るのか…?)

京子(っていうか、部屋中臭いっ!! なんでみんな平気なの!?)

京子(さ、さすがにこの冗談はきつすぎる…)

結衣「おい、京子! お前折角あかりが作ってくれたのに何てことを言うんだよ!」

ちなつ「そうですよ! ほら、あかりちゃん、あんなに落ち込んじゃって…」

あかり「………京子ちゃんごめんね」ショボーン

京子「うっ…」

京子「も、もう、冗談はこれくらいにしようぜ? どうやって作ったのかはわからないけど、こんな本物そっくりなのは見てて気分悪いしさ…」

あかり「えっ… 気分悪いの…?」

京子「そ、そりゃそうだろ…」

京子「見た目もそうだけど、部屋中が臭くなるくらいの臭いってどうやってこんなもん作ったんだよ?」

あかり「…………」

京子「結衣もちなつちゃんも協力して私を騙そうとしたんだろうけど、ちょっと気合入り過ぎだって」

あかり「…………」

京子「私はもうちょっと普通のお菓子を食べたいなーって…」

あかり「…………くすん」ジワァ

京子「!?」

あかり「ひっく… ご、ごめんね… くすん… 京子ちゃんがそんなに嫌がるなんて思わなかったの… くすん…」ポロポロ

京子「ちょ、あかり!?」

あかり「えぐっ… お菓子の本を読んで… くすん… がんばって作ったんだけど… あかり… 下手だったよね… ごめんね…」ポロポロ

京子「ま、まって…」

結衣「おい!! 京子!! お前流石に酷すぎるぞ!!」

ちなつ「そうですよ!! あかりちゃんがあんなにがんばって作ったのに気分が悪いだの臭いだの… 最低ですよ!!」

京子「え? え? 私が悪いの?」

結衣「京子… お前見損なったぞ…」

ちなつ「最っ低っ!!」

京子「」

あかり「くすん… 結衣ちゃん、ちなつちゃん… 京子ちゃんは悪くないの… あかりがいけないの…」

結衣「あかり…」

ちなつ「あかりちゃん…」

あかり「あかりがもっと上手に作れてたら京子ちゃんも喜んでくれたはずなのに…」

結衣「違うぞあかり! あかりはこんなに上手に作ったじゃないか!」

ちなつ「そうだよ! こんなにおいしいのに!」

あかり「結衣ちゃん… ちなつちゃん… ありがとぉ…」ニコッ

京子(あれあれ? なんか私、完全に悪者?)

京子(もしかしたらこれって私が知らないだけで最近流行ってるお菓子なのかな?)

京子(うんこ型のチョコ? ケーキ? と、とりあえず何かは分からないけどお菓子なんだよね?)

京子(そ、それだったらあかりに謝らないと… 知らなかったとはいえあかりを傷つけちゃったんだし…)

京子「あ、あかり、ごめん!」

あかり「…えっ?」

京子「私知らなかったんだ、こんな形のお菓子があるなんて… それで形とか色々全部アレに似ていたから勘違いをして酷いことを言っちゃった…」

あかり「そうだったの…?」

京子「うん… 本当にあかりを傷つけるつもりじゃなかったんだ… 私をからかっているのかなって思って…」

京子「本当にごめん!!」ドゲザァ

あかり「………京子ちゃん、頭を上げてよ」

京子「あかり…?」

あかり「泣いちゃってごめんね京子ちゃん… あかり、京子ちゃんが嫌がるものを作っちゃったんだって思ったらとっても悲しくなっちゃって…」

あかり「でも、勘違いだったんなら安心だよぉ… ごめんね… 京子ちゃんがあかりを傷つけるようなことを言うはず無いのに疑っちゃって…」パァーッ

京子(あ、あかりの後ろに後光が…)

結衣「そ、そうだったのか… 私も勘違いとは言え疑っちゃってごめんな…」

ちなつ「ごめんなさい… 最低なんて言っちゃって…」

京子「い、いやぁ、最初に誤解したのは私なんだから、みんな謝らないでよ」

あかり「うんっ! あっ、それじゃあ、これ食べてみてよ! 京子ちゃんの為にがんばって作ったんだからおいしいと思うよ!」ニコニコ

京子「お、おう」

京子(な、何かは分からないけど、とりあえず食べてみよう)

京子(あかりもがんばって作ったって言ってるんだし、形や臭いはともかく味は保障されているはずだ)

京子(し、しかし… うぇっぷ… は、吐き気が…)

あかり「?」ニコニコ

京子(うぅぅぅ… あかりの曇りなき眼が突き刺さる…)

京子(えぇい! 女は度胸! 目を瞑って一気に行くぞ!!)

京子がフォークに刺したものを口に入れようとした瞬間に結衣があかりに問いかけた。

結衣「しかしこのうんこおいしいね、どうやって作ったの?」

京子「」ポロッ

あかり「あっ! 京子ちゃん落ちちゃったよ!」

結衣「おいおい、もったいないな」

京子「ゆ、結衣? 今なんて言ったの?」

結衣「? 落としちゃってもったいないって言ったんだけど」

京子「…何を?」

結衣「?? 何って?」

京子「………だから何が落ちてもったいないって言ったの?」

結衣「??? 京子が今食べようとしていたうんこだけど…?」

京子「」

あかり「き、京子ちゃん? どうしたの?」

京子(…………)

京子(や、やっぱりうんこじゃねーか!!!!)

京子(ま、まてまてまて… また勘違いかもしれない… うんこって名前のお菓子なんだよ! うん、そうだよ、そうに違いない!)

京子「そ、そうなんだ、これってうんこって名前のお菓子なんだね」

結衣「そうだけど… なんで知らないんだよ?」

京子「い、いやぁ~、私こんなお菓子始めて見るからさぁ~」

ちなつ「はい? 見たことないって… 京子先輩うんこした事無いんですか?」

京子「へ?」

ちなつ「もう、これ以上ふざけてるとまた怒りますよ?」

京子「ち、ちなつちゃん… あの、そのさ… ちなつちゃんが言ってるうんこって排泄物のうんこの事だよね?」

ちなつ「? そうですよ」

京子「…じゃ、じゃあ、この皿にのっているものはうんこって名前のお菓子だよね?」

ちなつ「?? そうですけど、排泄物のうんこもお菓子のうんこも一緒のものじゃないですか?」

京子「………ちなつちゃん、さっき食べたよね?」

ちなつ「??? そりゃ食べましたけど?」

京子「」

あかり「き、京子ちゃん?」

京子(…………)

京子(あ、頭がおかしくなりそうだ… ちなつちゃんは一体何をいってんだよ…)

京子(うんこだよ!? 別の言い方で大便、糞!!)

京子(それを食うって、なんなんだよ!?)

京子(…うぅ、ちなつちゃんも結衣もかわいそうな人を見る目で私を見てる………)

京子(ま、まだ分からない… 直接あかりに聞こう…)

京子「あかりっ!!」

あかり「は、はい」

京子「このお菓子はいったい何なのさ!?」

あかり「えっ? うんちだよぉ」

京子「」

あかり「がんばって作ったんだよぉ、京子ちゃんに食べてもらうためにいろんなうんちを集めてきたんだから!」

京子「」

結衣「へぇ~、どこで集めてきたの?」

あかり「近所の犬さんのうんちとか猫さんのうんちとかは基本だから、それに加えてお魚さんのうんちや鳥さんのうんちも混ぜて作ったんだよぉ!」

ちなつ「うわぁ~、すごいねあかりちゃん! だからさっきのうんこもあんなに複雑な味がしてコクがあってまろやかだったんだね~」

京子「」

結衣「がんばったんだな、陸海空と3つのハーモニーか… お菓子の本だけを見て作ったんじゃないよね?」

あかり「そうだよ、色々試してこれが一番おいしかったから今日みんなに食べてもらおうってはりきっちゃったんだ!」

京子「」

結衣「すごいな、あかりはうんこ作りの才能があるよ」

あかり「えへへ~」

京子「」

京子にげて

京子(こ、こいつら何言ってんだ…)

京子(私を騙してるようにも見えないし、結衣とちなつちゃんは本当にあのうんこを食ってる…)

京子(み、みんな頭がおかしくなっちゃったの…?)

京子「ちょ、ちょっとみんな!! 何言ってんの!?」

結衣「どうしたんだよ?」

京子「だ、だってうんこだよ!? そんなもの食べるなんて何考えてんのさ!!」

ちなつ「…京子先輩、また何を言い出すんですか… うんこは食べるものじゃないですか」

京子「食べないよっ!! みんな頭がおかしくなっちゃったの!?」

結衣「………本当にどうしたんだ? うんこは食べるものじゃないか」

京子「だから食べないって!! 目を覚ましてよ!!」

ちなつ「………京子先輩、疲れてるんですね」

京子「私は元気だよっ!! 疲れて頭がおかしくなってるのはみんなのほうでしょ!?」

あかり「………京子ちゃん」

あかりは京子がうんこを食べられないと言い張っていることにとても悲しい顔をして俯いた。
そんなあかりの様子を結衣とちなつは見て、二人はアイコンタクトを送り一瞬で意思疎通を図った。

京子がうんこを食べられないという思い込みを正すために二人は動き出した。

結衣「京子」ガシッ

京子「ゆ、結衣? 何で私を羽交い絞めに?」

ちなつ「京子先輩」ググググ

京子「ち、ちなつちゃん… 私の顔を持って何を…」

結衣「さあ、あかり、京子にそのうんこを食わせるんだ」

京子「!?!?!?!?」

ちなつ「私が口を開かせるから、あかりちゃんは京子先輩の口いっぱいにうんこを食べさせてあげて」

京子「ちょ、ちょま!? ま、まてって!! おいっ!!」

あかり「で、でも、京子ちゃん、とっても嫌がってるよ…?」

結衣「あかり、京子は勘違いをしてるんだ」

あかり「勘違い…?」

京子「は、はなせっ! 結衣っ!! ちなつちゃんっ!!」

ちなつ「そうだよ、京子先輩はうんこを食べられないものだと勘違いをしちゃってこんなに嫌がってるんだよ?」

あかり「そ、そんなぁ… うんちは食べれるのに…」

京子「た、食べれるわけねーだろ!! はなせぇっ!!!!」

ちなつ「うるさいです」グニニニ

京子「もががががが!?」

京子(く、口を無理やり開かれて喋れない)

結衣「ほらね、だからさ、あかりがそのうんこを京子に食べさせてあげて、京子の思い込みを正してあげなきゃいけないんだ」

京子(ば、馬鹿野郎!? 何言ってんだよ!?)

ちなつ「そうだよあかりちゃん、京子先輩は今とても悲しい思い込みをしてるんだからあかりちゃんがその手で京子先輩にうんこを食べさせてその思い込みを正してあげないと」

京子(や、やめろおおおおおおお!! 二人とも完全に頭がイっちゃってるよ!?)

あかり「…………」

京子(あ、あかりはそんな事しないよね? あかりはいい子なんだし私にうんこを食べさせるようなことなんて………)

あかり「わかったよぉ。あかり、京子ちゃんにうんちを食べさせるよ!」

京子(あ、悪魔ぁぁぁぁぁぁ!!!!)

京子「もがーーーーーーーーーー!! もががががががが!!!!」

結衣「うわっ!? こいつ凄い力で暴れ始めたぞ!?」

ちなつ「あかりちゃん! はやくっ!」

あかり「う、うん」

京子(や、やめろ…)

京子(あかりの持ってるフォークがどんどん近づいて…)

京子(に、臭いが… もう口に…)

京子(あっ………)

あかりが京子の口にフォークを入れ、そのフォークについていたものが京子の口に投下されたと同時に京子の脳内にスパークが生じた。

京子の部屋


京子「うぎゃああああああああああああああああああああ!?」

京子「おぇえええええええええ!! うぇっ、うぇぇええええええ!!」

京子「げほっ、げほっ!」

京子「…………」

京子「わ、私の部屋?」

京子「ゆ、夢かよ…」

京子がえずいていると、スマホに昨夜あかりとやり取りしていたラインが映し出されていた。

あかり[お菓子作りの本買ったんだぁ、今度作ってあげるね!]

京子[マジ!!!!!!!!!!?]

京子[なに作るの??]

あかり[  ノ|
  ( ̄ ̄)
( ̄ ̄ ̄)

( ̄ ̄ ̄ ̄)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ]

京子は死んだ魚の目になってスマホを見続けた。

105 ★ DEAD FISH EYES に続く

糞スレおしまい。
AAもズれた。

こんな夢見りゃ目も死ぬわ

乙!

京子はあかりが本当にうんこを持ってきたら食わざるをえないと思ってたからこそ目が死んだという風潮

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom