提督「孕ませなきゃ!(使命感)」 (92)


鹿島「提督さん、サンドイッチをお持ちしましたよ♪」

提督「おお、いただくよ」モグモグモグ

提督「うん、美味しい………いつも美味しいサンドイッチをありがとうな鹿島」


鹿島「いえいえ、これも秘書艦として当然の務めですから………あら?」

提督「ん? どうした?」

鹿島「ウフフッ♪ 提督さん、お口に食べかすがついてますよ?」

提督「えっ、そうなの? 悪い悪い………俺もこんな歳で子供みたいだなぁ」

鹿島「今、取りますから動かないでくださいね」スッ

提督「すまんな鹿島」


鹿島「あっ………///」

提督「ん? どうかしたか?」




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鹿島「す、すいません……/// 提督さんと顔の距離が近かったから緊張して……///」


鹿島「というかつい見惚れてしまったとかいうか……///」

提督「えっ………」


鹿島「あっ、いえ! なんでもありません!」

鹿島「も、もう……/// 私何いってるんだろ………///」


提督(かわいい)


提督(本当鹿島は可愛いなぁ~♪)

提督(人気と薄い本の数がうなぎ上りになるのも頷けるよ)

提督(おまけにどうやら俺のことを好いてくれてるみたいだし)

提督(ああ本当、この娘は俺が―――)



提督「孕ませなきゃ!(使命感)」




鹿島「え?」

提督「あっ………」


提督「あ、あれ? お、俺は何を言って………?」

鹿島「提督さん? 今何て―――」

提督「あっ、いや………な、なんでもないぞ!?」


提督(今俺は何を言った!? なぜ無意識であんなことを!?)


鹿島「腹なんとかとかって言いませんでした?」

提督「い、言ってないよ?」

鹿島「本当ですか?」

提督「ほ、本当だよ! 鹿島の聞き間違いじゃないかな~? あはははっ」

鹿島「う~ん………そうでしょうか………」


提督(なんとか誤魔化せたか? それにしても、急にあんなこと言うなんて………)

提督(仕事のしすぎで疲れちゃったのかな?)

鹿島「聞き間違いだったのかな~? う~ん………」

提督(それはそうと、口を尖らせて考えてるしぐさの鹿島もかわいいなぁ………本当―――)



提督「孕ませなきゃ!(使命感)」




鹿島「えっ?」

提督「ヘアッ!?」


――――――――――

――――――


☆軍病院★



提督「―――ということあったのだが」

軍医「あー、これは病気ですね………」

提督「びょ、病気なのか!?」

軍医「最近提督をやられてる方で多いのですよ。艦娘が可愛いあまり、使命感を持って妊娠させたいいうキモい思考に陥る方が」

提督「知らなかった………そんな病気があるだなんて………」

軍医「特に鹿島が実装されてからは急激に増大しましてねぇ」

提督「なんという………」


軍医「最初は意図せず口にするだけで済むのですが、時が経つにつれ悪化していき、その内行動をするまでにあたってしまうのです」

提督「行動って………まさか!」

軍医「そういうことです」


軍医「とある提督の方は幼い駆逐艦を妊娠させてしまい、軍法会議で極刑に当たってしまった方もいるとかいないとか」

提督「ひいぃぃぃぃ!!??」


提督「そ、そんなに恐ろしい病気なんて………ち、治療法はないのか!?」

軍医「残念ながらありません。今だこの病気は研究段階の状態なんです」

提督「そ、そんな………」

軍医「でも、ご安心を。治療法は解明されていませんが、抑制する方法ならいくつかありますので」

提督「ほ、本当か!!」

軍医「一日三回、食後に薄い本を服用してください。それで発作は抑えられるはずです」

提督「そ、そうか………なら安心だな」


軍医「艦これジャンルの薄い本を処方しておきます。薬局で受け取って下さいね」

提督「ああ、わかった。協力に感謝する」

軍医「どうかお大事に、提督殿」

――――――――――

―――――


提督「まさか俺があんな恐ろしい病気にかかってしまうとはなぁ………」


提督「でも抑制することはできるんだし、最後まで希望は持たないとな!」

提督「それに薄い本も処方してもらったことだし………うわへへwww」


提督「さってと、早速拝見するとしますかなぁ~~どのサークルさんの本かなぁ~♪」


ガサゴソガサ


提督「ん? これは―――」




 つ 刀○乱舞 三日月○近×鶴丸○永の薄い本




提督「ブホォ!!」




提督「な、なんじゃこりゃあああああああッッッ!!??」


提督「刀○乱舞の薄い本じゃねぇかこれ!!」


提督「こんなのノンケの俺にどう使えってんだ!!?」


提督「あのヤブ軍医めぇ! 間違えやがったなぁ~………おのれぇぇぇッッ!!!」



ガチャリ


大鳳「どうされたのですか提督!?」

提督「うおっ、た、大鳳!?」


大鳳「ずいぶんと大きい声をあげていたみたいだけど、何かあったの?」

提督「あっ、いや……なんでもないよ! 騒がしくしてすまんな」

大鳳「そう………あっ、そういえば病院に行って来たのでしょう? どうだったのですか?」

提督「あっ、うん……べ、別になんともないってさ」

大鳳「本当に?」

提督「あ、ああ………本当だよ(流石にあの病気のことは言えんしなぁ)」


大鳳「ならいいけど………でも、あまり無理はしないでね。最近の提督はオーバーワーク気味ですから……」

大鳳「小さな病気でも、放っておけば重たい病気になってしまうことだってあるのよ?」

大鳳「私だって………ほんの小さな損傷が原因で沈没してしまったから………」


提督「………そうか。かつてのお前は確か、魚雷たった一本が直撃したのが原因で轟沈を………」


大鳳「だから提督もどうか慢心しないでください。大した事がない症状でも放置しておかないで」

大鳳「それで重たい病気にかかって、提督が死んだりしたら………私………」ジワァ

提督「大鳳………」


提督(そんな泣きそうな顔してまで、俺の事を想ってくれてるなんて………)

提督(なんて優しい娘なんだ!)

提督(本当、こんなの………)





提督「孕ませなきゃ!(使命感)」





大鳳「えっ、何?」

提督「!?」


大鳳「はらなんとかって言わなかった?」

提督「な、なんでもないぞ!! なんでもない!!」

大鳳「お腹が痛いの?」

提督「いや違う! な、なんでもないから!!」


提督「じゃあ俺デイリー消化してくるから! じゃあな!!」

大鳳「あっ………」

タッタタタタタタッ!!!




提督(あ、危ない………また無意識であんなことを言ってしまった………)

提督(ま、まずい! これはまずいぞ!! 症状が進んじまってるのかもしれない!)

提督(早く何とか抑制しなければ!! でも薄い本が………)


提督(―――って薄い本なら俺自信も腐るほど持ってるじゃないか! それを服用すればいいだけじゃん!)


提督(この前買ったやつは執務室に置いてある。早速取りに行こう!)

―――――――

―――

☆執務室☆


提督「よし、執務室に着いたぞ!! 早速薄い本を読まねば―――」ガサゴソ


提督「――ってあれ?」


ガサゴソガサゴソ


提督「な、ない………薄い本がない!?」


提督「ば、バカな!! この前買った新刊達がごっそりなくなってやがる!?」


提督「ど、どうなってやがるんだ………別の場所に置いたんだっけ?」


提督「おかしいなぁ~?」ガサゴソ




磯風「どうしたのだ司令? 何をしてるのだ?」スッ

提督「うおっ!? い、磯風!? いつの間に!?」


磯風「何やら大きな声が聞こえたのだが、何かあったのか?」

提督「い、いやその………な、なんでもない」

提督(薄い本のことなんて聞くことはおろか、存在自体を知られるわけにいかんしなぁ)


磯風「そうか………なら司令に報告したいことがあるのだが聞いてくれるか?」

提督「俺に報告? なんだ?」

磯風「うむ。実は―――」






磯風「司令が隠していた薄い本は、この磯風が全て処分した」

提督「ファッ!?」



提督「なん………だと!?」

磯風「ま○だらけという店が全て引き取ってくれた。安心しろ、代金は全て資材に換金しておいた。冬イベでの足しになるだろう」

提督「い、磯風てめぇぇぇぇぇぇッッ!!!」


提督「な、なぜこんなことをするだぁ―――ッ!!??」

磯風「なぜだと?」ギロリ


磯風「そんなの当然のことだッ!!」


磯風「艦隊を預かる司令官たるものが、こんないかがわしい物を隠し持ってるなんて一体どういうことだ!」

磯風「処分されて当然! むしろ恥を知るべきだ!!」


提督「うぐっ………せ、正論だ………で、でも今回は―――」

磯風「それに!!」キッ


磯風「なんで鹿島の薄い本しかなかったんだ!?」

提督「ええっ!?」


磯風「この磯風の薄い本もそれなりに出ていたというのに、それなのになぜ鹿島ばかり………」

提督「いやそのだって………」

磯風「スタイルは少し負けているかもだが、この磯風、容姿で引けをとってるつもりはない!」

磯風「それなのに司令が持っていたのは鹿島鹿島鹿島!! 鹿島との純愛ものばかりだ!!」

提督「だ、だって、多くのサークルさん達が鹿島を描いてたから………」

磯風「司令はこの磯風の薄い本では不足だとでも言うのか!! 答えてもらおう!!」



提督「………もしかしてヤキモチ妬いてるのか?」

磯風「!!」ギクッ


磯風「ち、違うぞ!! た、ただ一般的な意見を言ってるまでだ!」

磯風「し、嫉妬など………この磯風には無用の言葉だ!」

磯風「そ、そもそもなぜ嫉妬などする必要がある! ま、まるで意味がわからないじゃないか………」

磯風「と、とにかく違うぞ………ち、違うんだからな!///」


提督(かわいい)




提督(鹿島に嫉妬して薄い本を処分したのか………な、なんて………)

提督(なんて可愛い奴なんだぁ~! こ、こんなの―――)




提督「孕ませなきゃ!!(使命感)」




磯風「えっ?」

提督「――ハッ!?」




磯風「司令? 今何と言ったのだ?」

提督「いや、なんでもない!! なんでもないぞ!!」


提督「う、薄い本の件はもういい! じゃあ俺ウィークリー任務片づけるから!」

磯風「あっ………」

タッタタタタタッ


提督(ま、まずい………確実に病気が進行してる………なんとかしないと!)

提督(でも薄い本は全部始末されちゃったし………どうすれば!?)

提督(今すぐ軍病院に行って新しい薄い本を処方してもらうか!?)

提督(それともいっそとらの○なかメ○ンブックスに行って新しいのを買うか!?)

提督(ど、どうする………!?)



嵐「あれ? 何してんだ司令? こんなとこで」

提督「うおっ、あ、嵐か!?」

嵐「こんなとこで何してんだ?」

提督「いや、べつにその………」

嵐「なんか元気なさそうに見えるぜ? あっ、さては………」


嵐「磯風にHな本を全部始末されて落ち込んでたんだろ~?」

提督「あながち間違ってはないが………」

嵐「まったく、そんなことで落ち込むなんダメな司令だなぁ~………ま、磯風は同じ陽炎型の姉貴になるしな」

嵐「しょうがねぇ、ここは妹である俺が代わりに司令を慰めてやるよ♪」


提督「いや別にそんな―――」


嵐「ほら、遠慮するなよ。おいで………」抱きッ♪

提督「ふおおぉぉ!?」



嵐「よしよし♪」ナデナデ

提督「あ、あ、あっ………」

提督(あっ、ヤバい………何だか凄く安らいでしまう………)


嵐「司令も男だもんな。ああいう本の一つや二つ持っちゃうよな」

嵐「でも、その分仕事も毎日頑張ってるのを俺は知ってるぜ………偉いぞ~♪」ナデナデ

提督「ああぁぁ~~///」


提督(い、伊東ライフなっちゃう………伊東ライフ先生のエロ本に出て来る男主人公みたいになっちゃうぅ~!!)

提督(くっそ! 俺っ娘のボーイシュな感じの駆逐艦のくせに! なんでこんな母性溢れるんだぁ!!)

提督(これで例の台詞なんて言われでもしたら………)


嵐「がんばれ♥がんばれ♥」ナデナデ

提督「―――って思った矢先に言ってるぅぅぅぅ!!??」


提督(こ、こんなの………こんなのもう!!)



提督「孕ませなきゃッ!!(使命感)」



嵐「うおっ、なんだ!?」

提督「ハッ!?」



嵐「今何て言った司令? はらま―――」

提督「いやなんでもないから!! 本当になんでもないから!!」

提督「お、おかげで元気になったよ。ありがとうな嵐! そ、それじゃあ俺マンスリー任務やりに行くから!」

嵐「あっ、ちょ………」


タッタタタタタッ



提督(ま、まずい………どんどん悪化していってる!)

提督(このままじゃ軍医の言った通り、行動をするにまで発展して艦娘を孕ませてしまう!!)

提督(もう悠長なこと言ってられん! 一刻も早く薄い本を入手しなければ!!)


提督「車だ車!! アキバ行って薄い本を買ってやるッ!!」


響(ヴェールヌイ)「おや、出かけるのかい? 司令官?」

提督「うおっ、ひ、響―――じゃなかったヴェールヌイ!?」


響「昔通り響でいいよ。それよりもどうしたんだい? 鎮守府から出ようとしてるみたいだけど?」

提督「あ、ああ………ちょっと任務で秋葉原にな」

響「任務で秋葉原………? ずいぶんと珍しい任務だ」

提督「ま、まぁ………菱餅集めさせたり、秋刀魚を取って来いとかいうわけのわからない任務に比べれば多少はね?」


響「それもそうだね……なら、護衛として私もついて行こう」

提督「えっ、いやそれには及ばんよ」



響「でも司令官ともあろう方が、護衛もつけないで外に出るのは軽率だと思う」

提督「そりゃそうかもだけど………」

響「こう見えて、司令官を守るぐらいは力量はあるつもりだ。信頼という名は伊達じゃない」

提督「いやぁ、本当にいいよ。深海凄艦も流石に陸まで来ないからな」

響「それでも護衛なしは格好がつかないよ。司令官は軍人として階級も高いわけだし」

提督「いやいや、それでも大丈夫だよ。護衛には及ばん」

響「そうか………了解した」


提督「色々心配してくれてありがとうな響。じゃあ、俺は行くから少しの間留守番頼むな」

響「あっ、待って司令官」

提督「ん? なんだ?」


響「………少しかがんでくれないか?」

提督「かがむ………? こうか………?」スッ

響「うん。それでいい………んーっ」


チュ♪


提督「!?」


提督「ひ、響!? 急に何を―――!?」

響「おまじないだ………/// 司令官の無事を祈っての……///」」

響「やっぱり………心配だから………///」

提督「あっ、あっ、あっ―――」


提督(ゆ、油断した………まさか響がこんな大胆なことをするなんて―――)

提督(こ、こんな………こんなことされたら―――)



提督「孕ませなきゃあぁぁぁぁっぁッッッ!!!!」ガバッ

響「えっ………キャッ!!」



響「し、司令官………? な、なにを………?」

提督「うおおオオオオッッ!! 響ぃぃぃぃぃッッ!!!」

チュチュチュチュチュチュチュチュチュパチュパ♪


響「あっ、ダメ……そ、そこ触っちゃ………///」

チュチュチュチュチュチュチュチュチュパチュパ♪

響「ひゃうん!」

チュチュチュチュチュチュチュチュチュパチュパ♪

響「そんなとこキスされたら……さ、流石に恥ずかしい………/// だ、ダメぇ………///」

チュチュチュチュチュチュチュチュチュパチュパ♪

響「あっ……/// あっ……/// ああぁっ………!///」ビクンビクン

チュチュチチュチュ♪


提督「――ってハッ!?  お、俺は何を!?」

響「ハァ……/// ハァ……///」

提督「!?」

提督「そ、そんな………知らずの内に響を襲ってしまうなんて………」

提督「す、すまない響………お、俺は………俺は………!」


提督「うわああああああああぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!???」


響「あっ、司令官………」


タッタタタタタタタタッ!!


響「………///」ドキドキドキ

―――――――――――

―――――


提督「あの幼い響を襲ってしまうなんて………お、俺はなんてことを………!」

提督「軍医の言った通りだ…症状が悪化して実践しちまってるぅ………」

提督「だ、ダメだ………もう猶予はない!!」

提督「響は寸でのところで未遂で済んだが、このままでは取り返しのつかないことになるのは確定だ!」

提督「とにかく薄い本だ薄い本! 薄い本がなければ終わりが始まってしまうッ!!」

提督「鎮守府にいる艦娘に見つからないよう、急いで同人ショップに―――」


タッタタタタタタッ!!!


提督「ん? 待てよ?」ピタリ




提督「そ、そうだ!! 何も同人ショップに行かなくてもいいんだ!」


提督「我が鎮守府にはすでに立派な同人作家がいるではないか!!」



――――――――――

――――――――

―――


提督「秋雲―――ッ!! 秋雲はおるか―――ッ!!??」


秋雲「あれ、提督じゃん。どったの?」

提督「頼む秋雲―――いや、オータムクラウド先生!」

秋雲「な、何急に……?」

提督「俺に薄い本を………とびっきし抜ける薄い本をくれぇ―――ッ!!!」

秋雲「はぁ!? い、いきなり何言ってんのさ!?」

提督「いいから早くしろ―――ッ!! 間に合わなくなっても知らんぞ――ッッ!!!」

秋雲「わ、わかったよ………もう、本当にどうしちゃったのさ………?」


秋雲「じゃあ用意するからちょっと待てって」

スタスタッ


提督(よ、よし………これであと少ししたら薄い本が手に入る!)

提督(ひとまず安心だな………やれやれ、もっと早く気づいていれば―――)



浜風(浴衣)「あれ、提督? どうしてこちらに?」



提督「ファッ!?」



提督「は、浜風!? なんでここに!? しかも秋の浴衣で!?」

浜風「秋雲に頼まれたんです。なんでも私をモデルにした本を書きたいとかなんとかで」

浜風「イマイチよくわからなかったんですけど、まぁ同じ陽炎型の妹の頼みだったので………それで浴衣に着替えて待機していたんです」

提督「な、なんとることだ………!」

浜風「提督はどうしてこちらに?」


提督「あっ、あっぁ………」ガタガタ

浜風「………提督?」


提督(そ、そんな浜風が目の前に………しかも秋で見せたあのクッソ可愛い浴衣姿で―――)

提督(今の俺の状態でこんな可愛いのが目の前にいたら………うっ、意識が―――)ガクッ

浜風「て、提督!?」



浜風「大丈夫ですか!? 急に膝をついたりしてどうしたんですか!?」

提督「だ、大丈夫だ………それよりもお前はここから離れるんだ!」

浜風「えっ? 何を言って……?」

提督「い、いいから! お前は早くここから出ていくんだ! 俺のことなど放っていくんだ!!」

浜風「どういうことですか提督! 訳もわからずそんなこと―――」

提督「俺は病気なんだ浜風………」

浜風「病気?」

提督「詳しくは言えないがとにかく離れろっ!! 俺はお前を傷つけたくはない!!」


提督「これは命令だ!!」


浜風「嫌です!!」

提督「なっ………!?」

浜風「事情はわかりませんが、そんな命令受理できるはずがありません!」

浜風「提督が病気と聞いてそのまま何もしないだなんて、そんなのできるわけがないでしょう!」


浜風「私は提督の部下でもあり、共に深海凄艦と戦う仲間です!」

浜風「私は仲間を決して見捨てはしない………例え貴方が伝染病にかかっていたとしても、ずっと傍にいますから!」

提督「浜風………」


浜風「だから一人で抱え込まないでください」



浜風「私にできることがあるのなら、なんでもしますから」


提督「んっ!?」

提督「い、今なんでもするって………言ったよね!?」

浜風「えっ………あっ、はい。なんでもする所存です」

浜風「提督のためなら………///」

提督「あっ、あっ、あぁ………」ワナワナ



提督(そ、そんな一途なこと言われたら俺………)


提督(だ、だめだ………もう―――)


提督(限界―――だ―――)



プッツン!!


提督「浜風ェェェェぇッッッ!!!!」ガバッ

浜風「えっ………キャ!!」

ドサッ

浜風「て、提督………何を!?」



提督「孕ませろぉぉぉぉぉぉぉッッッッッ!!!!!!」

浜風「!?」


提督「浜風! 浜風! 浜風ェ―――ッ!!!」

チュチュチュチュチュパチュパ♪

浜風「あっ! だ、ダメです………こ、こんなの………あああっ!///」

チュチュチュチュチュパチュパ♪

浜風「い、嫌ぁ………は、離れて提督………/// ひゃあっ!!///」

チュチュチュチュチュパチュパ♪

浜風「ま、まだ心の準備が……/// あ、ああんっ!!///」

チュチュチュチュチュパチュパ♪

浜風「て、提督………提督―――!///」抱きっ

チュチュチュチュチュパチュパ♪

――――――――――――

―――――――

―――

――――――――――――


――――――――

☆数日後★



大淀「それでそのまま浜風さんとしちゃったと?」

提督「はい………」

大淀「そして止めに来た秋雲さんをも押し倒して3Pになったと?」

提督「はい………」

大淀「一通りやり終えたら、今度は廊下を歩いていたヴェールヌイちゃんを再び押し倒したと?」

提督「はい………」


大淀「更にたまたま通りかかった嵐さんと磯風さんをも連れ込んで今度は4Pが勃発と?」

提督「はい………」


大淀「それが終わったら今度は食堂で食事をしていた大鳳さんと鹿島さんをその場で襲って、ペロリといただいちゃったと?」

提督「はい………」


大淀「そして、被害にあった艦娘達は皆ちょうど危険日だったので、現在産婦人科に通っていると?」

提督「はい………」



大淀「………何やってるんですか貴方はッ!!!」

提督「すいません!!! 本当にすいませんでしたッ!!!」


大淀「お陰で8人の艦娘が戦線離脱です! どうしてくれるんですか!?」

大淀(まぁ、全員満更でもない顔はしていましたが)

提督「すまない! ほ―――っんとにすまない!!」


大淀「まったく………幸いにも被害にあった娘は駆逐艦が大半だったので戦局に影響が少なく済んだのが救いですが」

大淀「ともかく! もう二度とこんなことないようにしてくださいね!」

提督「わ、わかってるよ………ちゃんとあの後薄い本も処方してもらったし、もうこんな事は起きないようにするから……」


大淀「まったく………おかげでこれから忙しくなってしまいますよ」

提督「そ、そうだな………なにせ急に8人空きできちゃったから」

大淀「それもですけど。提督の方も準備もしなきゃダメですよ」


大淀「なにせ下手したら8人の子供ができてるのかもしれないんですから」

提督「そ、そうだった………」

大淀「ベビー用品やら赤ちゃんの服やら何やら色々揃えないと………あと、その前に責任取る形でケッコンカッコカリ用の指輪も揃えないと………」


提督「あぁ………」クラクラ


あれあと1人は?


提督「本当にごめんなぁ大淀………お前にまで迷惑をかけちゃって………」

提督「本当俺は………ダメな提督だな………」

大淀「提督………」



大淀「……いいのですよ提督。これも任務のうちですから」

大淀「それに病気にかかってしまったのは、提督のせいではありませんし」

大淀「だからあまり気に病まないでください。私がしっかりと支えますから」

提督「お、大淀………」ウルッ


大淀「ほら、元気をだしてください。やる事はたくさんあるんですよ?」

大淀「私も手伝いますから。一つ一つ乗り越えていきましょう♪」


提督「あ、ああ!」

>>71 あれあと1人は?

×大淀「お陰で8人の艦娘が戦線離脱です! どうしてくれるんですか!?」

○大淀「お陰で7人の艦娘が戦線離脱です! どうしてくれるんですか!?」


すいみません。数を数え間違いました。
八人でなく七人でした。ご指摘感謝です


提督(大淀はいい奴だなぁ。こんなことをしでかした俺なのに、見捨てず励ましてくれる………)

提督(本当にいい子だよなぁ~………アニメが放映してた時は、よく大淀黒幕説とかいうネタが流行ってたけど)

提督(実際は天使なんだよなぁ~………)


提督(あぁ~~………本当―――)






提督「孕ませなきゃ!(使命感)」






大淀「えっ?」


提督「―――ハッ!?」




終わり

これで終わりです。クソSS失礼しました。

仕事中暇だったので、孕ませたい艦娘をリストアップしたら、8割が駆逐艦だったのに愕然としたので書きました。
まぁ、艦これの登場人物はみんな18歳以上だからね。孕ませたいと思っても仕方ないよね?


前作です。なんなりとお読みください。

提督「大鳳? 駆逐艦かな?」
提督「大鳳? 駆逐艦かな?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434451189/)

提督「食べりゅううううぅぅぅぅぅぅぅッッッ!!!!」
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提督「浜風と一緒に大和ホテル(意味深)に入っちゃったァァッッ!!??」
提督「浜風と一緒に大和ホテル(意味深)に入っちゃったァァッッ!!??」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442142967/)

提督「磯風が秋刀魚を焼いちゃうぅぅぅぅぅぅぅッッッッ!!!!!」
提督「磯風が秋刀魚を焼いちゃうぅぅぅぅぅぅぅッッッッ!!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445161348/)

提督「俺もそろそろケッコン(仮)するぞ―――ッッ!!!!」
提督「俺もそろそろケッコン(仮)するぞ―――ッッ!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447844218/)

提督「今日はクリスマスだ―――ッッッ!!!!!」
提督「今日はクリスマスだ―――ッッッ!!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451037116/)



個人的に艦これのいい所の一つは、登場人物全てが合法という点だと思います。
こういうゲームは意外と稀有じゃないでしょうか?


クソSS失礼しましたぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月24日 (日) 11:06:15   ID: R0P7tzwX

いいテンポだったb

2 :  SS好きの774さん   2016年01月24日 (日) 17:34:09   ID: d8ZcTqNr

この作者、本当に浜風大好きだよな。まぁ可愛いし、あれだけ健気な子を好きにならない理由がないけどね

3 :  SS好きの774さん   2016年08月12日 (金) 16:58:28   ID: v_lZaNu7

この作者のSS本当に好き

4 :  SS好きの774さん   2019年01月31日 (木) 07:50:30   ID: 7DKO8RU_

仕事中に何してるんですかねえ

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