櫻子「おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい」 (49)

櫻子「……」ペターン

~~~~

向日葵『ボイーン』タプン

~~~~

櫻子「…………」



櫻子「───なぜだ!!?」

櫻子「なぜ同い年である私と向日葵でこうも差が開く!!?」

櫻子「なぜ私の胸は一向に成長しないんだ!!?」

櫻子「えぇい!!なにか原因があるはずだ!!私と乳牛にはなにか決定的な違いが!!」


テレビ『───今日ご紹介するのは、こちらの巨乳になれるマッサージ機!』

櫻子「!!」

テレビ『このマッサージ機を胸に着けて動かすだけで……』

ブブブブブ

テレビ『あっ///あっ///あふっ///』

プクゥー

テレビ『み、みるみるうちに巨乳にぃぃぃぃぃぃくぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!//////』ビクビクン


櫻子「すげぇ……地平線(ホライゾン)に富士山が出来た……」

櫻子「これだぁ!!!」

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ー数日後ー

「ありがとうございましたー」

櫻子「やっほー♪ついに届いた♪」ルンルン

撫子「ん?なにか届いたの?」

櫻子「フフフハハハハハ……ねーちゃんが喉から手が出る程欲しがる物が手に入る物だよ」

撫子「なにそれ」

櫻子「へっへーん、ねーちゃんには教えてあげないよ~」

撫子「あっそう」

櫻子「まぁ、どうしてもって言うなら貸してあげないこともないけどね~」

撫子「誰も貸してなんて言ってないけど」

撫子「ていうか退いてよ、私これから出掛けるんだから」

櫻子「冷たい」

ー櫻子の部屋ー

櫻子「連れないねーちゃんなんかほっといて」

櫻子「んっふっふっ……」

櫻子「あーっはっはっはっ!!!!!」

櫻子「ついに手に入れたぞ!私の未来!」

櫻子「巨乳になれるマッサージ機ぃ~(ダミ声)」テレレテッテレー

櫻子「このマッサージ機を胸に着けてスイッチを入れるだけで、ペチャパイが巨乳になるんだぁ(ダミ声)」

櫻子「ではさっそく」スチャ

ピッ

ブブブブブブ

櫻子「あっ///おっ///んっ///」

櫻子「あぁ!!振動がすごい!!///」

櫻子「胸が膨らんじゃうよぉ!!///」

櫻子「んんっ!!巨乳に!!巨乳になる!!///」


櫻子「巨乳になっちゃううううううううぅぅぅぅぅぅ!!!!!」プッシャー


櫻子「……ふぅ、なんだこれ」

櫻子「しっこ漏らしただけでペチャパイのまんまじゃん」

櫻子「舐めてんの?」


櫻子「はぁ、なにが巨乳になれるだよ。噴水になるの間違いだろうが」

櫻子「馬鹿にしないで」

櫻子「巨乳になれるマッサージ機を使っても私は貧乳のまま」

櫻子「つまりあの通販の映像はフェイクだったと」

櫻子「これは裁きを与える必要があるな」ピッ

プルルルル


ガチャ

オペレーター『はい、こちら巨乳になれるマッサージ機販売会社───』

櫻子「おいゴラァ!!!ざっけんなよゴミがァ!!!!!」

オペレーター『ヒッ!?な、なんでしょう……?』

櫻子「てめぇんとこのよぉ、マッサージ機買って使ってやったんだけどよぉ、私の胸がペチャパイのまんまなんだけどよぉ」

櫻子「どうしてくれんだよおらぁぁぁぁぁぁあん!!??!?」バンッ!

オペレーター『も、申し訳ありません!』

櫻子「なんっだよこれはぁ、ただの震えるブラジャーだろうが」

櫻子「おかげでこちとらションベン撒き散らしちまったんだよ謝れ」

オペレーター『で、ですがその……』

櫻子「あぁ?」

オペレーター『私も私の母も、このマッサージ機を使い、ただのまな板からプリンが二つ並んだまな板へと進化できました……』

櫻子「だぁからなんだよ」アァン

オペレーター『その他にも、胸と背中の見分けが付かない方々100000000人に使用していただいたところ、全員がしっかり胸と呼べる胸に成長することができました』

櫻子「なにが言いたい」

オペレーター『つまり、その……非常に申し上げにくいのですが』

オペレーター『お客様の元に届いた物がしっかり震えていたなら不良品ではありません』

オペレーター『ですので……お客様がただのキチガイクレーマーか、それともまな板に呪われているとしか言いようが』

櫻子「死ね!!!」ブツッ

ツー、ツー……

櫻子「ハァハァ……」


櫻子「消費者庁に電話だ……あの詐欺会社を叩き潰してやる」ピッ

プルルルル(おっぱいの震える音じゃない)

ガチャ

消費者庁オペレーター『はい、こちら消費者庁相談窓口です』

櫻子「あの、すみません。私テレビの通販で巨乳になれるマッサージ機という物を買ったのですが」

消費者庁オペレーター『あー、あのマッサージ機ですね』

消費者庁オペレーター『私もお世話になりましたよ』

櫻子「あっ、ちょうどよかった!私詐欺にあって───」

たぷんたぷん

消費者庁オペレーター『ほら、聴こえます?あのマッサージ機のおかげで私もスイカの仲間入りです』

消費者庁オペレーター『胸って軽く寄せるだけでこんな音出るんですよねぇ。私巨乳になるまで知りませんでした』

櫻子「……私はまったく胸が大きくならなかったんだけど」

消費者庁オペレーター『それはあなたの身体がおかしいのでは?』

櫻子「は?」

消費者庁オペレーター『消費者庁が調べたところ、まともな身体の構造をしていれば巨乳になるように作られていましたよ』

消費者庁オペレーター『あなたがどんなに足掻いても永遠に貧乳であり続ける絶対貧乳の持ち主か、それともまな板に呪われているかのどちらかだと思います』


櫻子「…………」

ブツッ

ツー、ツー……

櫻子「私……なにかまな板に悪いことしたっけ……」

プルルルル

櫻子「誰だよ、こんなときに」ピッ

櫻子「はい」

オペレーター『先程お電話いただきました、巨乳になれるマッサージ機販売会社です』

櫻子「なんだって?」

オペレーター『先程は不良品ではないと申しましたが、一応お客様の元に新しいマッサージ機を郵送させていただきます』

櫻子「別に頼んでないけど……」

オペレーター『【お客様の胸に元気玉を】それがわが社の社訓です』

オペレーター『ですので、万が一を考えて新品の物をお送り致します』

オペレーター『是非、あなたにも歩くと揺れる胸の突起を手に入れて欲しい』

櫻子「おぉ……お姉さん……」

オペレーター『ご迷惑でしたら取り下げますが、いかがしますか?』

櫻子「お願いします!!」

オペレーター『わかりました、それでは手配致します』

櫻子「ありがとう!お姉さん!」

オペレーター『ふふっ、ぼいんぼいん』

櫻子「ぼいんぼいん!」キャッキャッ

ー数日後ー

ブブブブブブ

櫻子「…………」

櫻子「…………」

櫻子「…………」プッシャー

ブンッ

ガシャーン!


櫻子「……変わらないじゃん」

櫻子「これが不良品じゃなかったらなんなんだよ……」

櫻子「また私が悪いっていうのかよ……」



櫻子「……いや、私は悪くない」

櫻子「こんなの不良品に決まってる」

櫻子「そうだよ!こいつは不良品だ!」

櫻子「全部こいつが悪いんだ!!」

櫻子『私は悪くない!!』

櫻子「絶対にこいつが不良品だって証明してやる!!」

ー古谷家ー

櫻子「おいこら向日葵!!」

向日葵「なんですの」バイーン

櫻子「櫻子様がお前を巨乳にしてやる!ありがたく思え!」

向日葵「必要ありません、既に巨乳ですので」

櫻子「うっせぇ!!調子に乗んなよペチャパイがぁ!!」

向日葵「私がペチャパイだったらあなたはなんなのよ」

櫻子「黙れ!!ちょっとデカイからって巨乳気取ってんじゃねぇぞ!!」

向日葵「あなたのそれは抉れてるの?」

櫻子「いいからこれ着けろ!!」ガシッ

向日葵「きゃっ!?」

櫻子「スイッチオン!」ピッ

向日葵「な、なんですのこれ!!?」

ブブブブブブ

向日葵「あっ///やっ///胸が///」

櫻子「ははは、これでこいつが不良品だって証明できるぞ」

向日葵「んっ!///あぁ!ダメ!///」

プクゥー

向日葵「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!//////」プクククククク



櫻子「こ、これは……」

おっぱい「……」

櫻子「ぜ、全身がおっぱいに包まれやがった……」

おっぱい「~~!」たぷたぷ

櫻子「うわ動いた、気持ち悪っ」

櫻子「こいつはあれだな、化け物だ」

櫻子「参考にならん、もっとまともな人間で試そう」

おっぱい「~~!!」たっぷんたっぷん!プンスカ

ー赤座家ー

ピンポーン

櫻子「あーかーりちゃーん!!」

シーン

櫻子「あれ?留守かな?」

あかり『~♪』

櫻子「いや、でも窓からあかりちゃんが見える……」

櫻子「さては居留守だな!!!!!」

櫻子「あかりちゃぁぁぁぁぁあああああん!!!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン!!!!!!

櫻子「出てこいやおらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」ダンダンダンダンダン!!!


あかり「櫻子ちゃん?」ひょこっ

櫻子「あれ、あかりちゃん?」

あかり「あかりの家の前でどうしたの?」

櫻子「家の中に居たよね?どうして後ろから……?」

ダダダダダダダ

ガチャ!!

あかね「殺すぞクソガキ!!!!!」

櫻子「うわっ!?」ビクッ

あかり「え……お姉ちゃん……?」

あかね「あ、あかり……?」


あかり「お姉ちゃん、今クソガキって……」

あかね「違う、違うのよあかり」

あかね「黒カビって言ったの、私黒カビ大好きだから」

あかり「そ、そうなの?」

あかね「そうカビ」

櫻子「なんだ、私が怒られたわけじゃないのか。ビックリさせないでくださいよ~」

あかね「チッ、ゴメンナサイ」

あかり「……お姉ちゃん」

あかね「なぁに?あかり?♪」ルンッ


あかり「……どうしてあかりの制服を着てるの?」

あかね「!! そ、それは(しまったぁ……!!……はっ!)」

あかね(これはもしやトラップ……!)

あかね(私とあかりの仲を引き裂くために、私があかりの制服でお茶目してるのを見計らってあえてピンポンを連打したっていうの……!?)

あかね(やるじゃない、このラシルド娘がぁ……!!)

櫻子「あー、窓から見えてたのってあかりちゃんのお姉さんだったんだ」

あかね(落ち着け、焦ってはこいつの思う壷だわ。冷静に対処するのよ)

あかね「お姉ちゃんちょっと中学生の頃を思い出したくなって」

あかね「それであかりの制服を借りてたの、ごめんなさい」

あかり「そっか……」

あかね「納得してもらえた?」

あかり「うん」

あかね(ぃよっし!計画通り!)

あかね(私を罠に嵌めようなんて百年早いわ!巨乳より優れた貧乳なんていないのよ!!!)

あかり「お姉ちゃん……もう一つ聞きたいんだけど……」

あかね「もうっ、一つだなんて遠慮しちゃって」

あかね「お姉ちゃんはあかりからの質問だったら何マンコだって答えちゃうわよ♪」キャルッ

あかり「うん、一つだけ聞かせてもらうけど……」


あかり「お股からぶら下がってる棒は何……?」

ブィンブィンブィンブィン!!!!


あかね「なっ!!?」

あかね(し、しまったぁ~!!!)

あかね(バイブル(あかりの制服を着てあかりの髪形を真似ながらのバイブオナニー)中だったのをすっかり忘れてたわ!!!)

あかね(しかもスカートが短か過ぎて結合部までモロ見えじゃない!!!)

あかね(これはどうやって誤魔化せば……)

あかね(……いや、大丈夫よ。まだ勝機はあるわ)

あかね「あっ、あれ~?なにかしらこれ」ズポッ

あかり「?」

あかね「恐いわぁ、いつの間に挿さったのかしら」

あかね(あかりは天使!オナニーなんて知らない可能性が高い!!ならば、いつの間にか勝手に挿さっていたことにすればいい!!)

あかり「お姉ちゃんが自分でやったんじゃないの?」

あかね「そうよ、私がこんな馬鹿みたいなマネするわけないじゃない」ポイッ

あかね「あぁ、お股に棒が挿さってたなんて汚らわしいわー」

あかね(これで───)



櫻子「いやいや、それ使ってオナニーしてたんでしょ」

あかね「な!!?」

櫻子「それバイブって言うんですよね?自分で挿したんでしょ?」

あかね(クソガキがァ!!!!!)

あかり「櫻子ちゃん、オナニーって?」

櫻子「一時の快感のために人間を捨てる、下劣で最低な行為だよ」

櫻子「私のねーちゃんが同じようにバイブを使って一人でオナニーしてたけど、とてもじゃないけど人間のすることとは思えなかったね」

あかね「違うのよ!!これは本当にたまたま挿さってただけで……!!」

櫻子「ははは、面白いこと言うなぁ」

櫻子「お姉さんは自らの意思でバイブを挿入したはずだ。オナニーをして快楽を得るためにね」

櫻子「その股間から滴り落ちる液体、それがなによりの証拠ですよ」

あかね「……!!」ポタポタ

あかり「お姉……ちゃん……」

櫻子「チェックメイト」


あかね(ここから……どうすれば……)

あかね(この二人を殺す……?いや、ぬり壁はともかくあかりを傷付けるなんてあり得ない)

あかね(…………もう無理だわ)



あかね「ふふふ……終わっちゃったわね、私の負けよ」

櫻子「潔いですね」

あかね「でも、ただで終わる私じゃない」

ガバッ

あかね「あかりを犯して私も死ぬ!!!」

あかり「いやぁぁ!!?死ぬなら一人で勝手に死んでぇ!!!!」

櫻子「あかりちゃん!! そうだ!」

櫻子「これでもくらえっ!!」スチャッ

あかね「!? これは!!?」

ブブブブブブ

あかね「いやぁぁぁぁぁぁぁあ!!!??」ぷくんっ

あかり「胸が膨らんだ!!?」

あかね「くっ……!胸が重くて立てない……!」ノソノソ

櫻子「今のうちに逃げよう!!」

あかり「うん!」

ーあかりの部屋だよぉー

櫻子「警察にも電話したし、家の外にいるプクリンもすぐに捕まるか」

あかり「それで櫻子ちゃん、なにか用事があって来たんじゃないの?」

櫻子「そうだった」

櫻子「実はさ、このマッサージ機を使えば巨乳になれるんだよ」

櫻子「あかりちゃんにはいつもお世話になってるから、使ってもらいたくて」

あかり「そうなのぉ? えへへ、嬉しいなぁ」

あかり「でも、あかりが先でいいの?櫻子ちゃんは使わないの?」

櫻子「私はあとででいいよ」

あかり「そっか、それじゃあ使わせてもらうよぉ」

櫻子「その言葉が聞きたかった」スチャッ

櫻子「スイッチオン!」ピッ

ブブブブブブ

あかり「あんっ///」プクククク

櫻子「…………」

あかり「わぁ~、本当にお胸が大きくなったよぉ」ボヨヨン

櫻子「…………」

あかり「櫻子ちゃんありがとう!」ぽよんっ

櫻子「……うん」

ー外ー

櫻子「おかしいな……これは不良品のはず……」

櫻子「なんであかりちゃんの胸が大きくなるの……?」


櫻子「そ、そっか……あかりちゃん育ち盛りだもんね……こういうこともあるある」

櫻子「───たった一度の奇跡に揺さぶられる櫻子様じゃないんだよ!!馬鹿が!!ざまぁみろ!!」

櫻子「あーっはっはっはっはっ!!!!!」

櫻子「次だ!!次のモルモットのところへ行くぞ!!」タッ

ー吉川家ー

櫻子「ちなつちゃーーん!!!!!」ピンポーン!

シーン

櫻子「うん、居留守だな」

櫻子「私が来る時いつも居留守するのやめてくれないかなぁ」


櫻子「ちぃなぁつちゃあああああぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポン!!!!

櫻子「居留守しないで出てきてよぉぉぉぉぉぉ!!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポン!!!!

櫻子「私その気になれば放火とかできるんだよ!!!!??」ピンポンピンポンピンポンピンポン!!!!

櫻子「本当出てこないなら火つけるよ!!!!燃やすよこの家!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポン!!!!

ピッ

ちなつ『なに……』

櫻子「なんだ、やっぱり居るじゃん」

ピッ

櫻子「切りやがった」

櫻子「あっ、船見先輩だ」

ちなつ『結衣先輩居るの!!?』

櫻子「嘘だけど」

ちなつ『はぁ……チッ』

ちなつ『……で、なんの用なの?』

櫻子「ちなつちゃんに用事があるから出てきてよ」

ちなつ『いやだ』

櫻子「あっ、向日葵が船見先輩にレイプされてる」

ちなつ「なんですって!!??!」ガチャッ

櫻子「ちょろいなぁ」

ちなつ「早く向日葵ちゃんを殺さなきゃ!!二人はどこ!!?」

櫻子「嘘だよ」

ちなつ「え?」

櫻子「だから、向日葵が船見先輩にレイプされてるっていうのは嘘なの」

ちなつ「なぁんだ……もう、びっくりさせないでよ」

櫻子「でも、船見先輩は巨乳好きだからいつかはそうなるかもよ。いつも向日葵の胸を物凄い目で凝視してるし」

ちなつ「言われてみれば……」

櫻子「ちなつちゃんその胸で大丈夫なの?」

ちなつ「っ!! 櫻子ちゃんには勝ってるもん!!」

櫻子「ドングリの背比べに意味はあるの?」

櫻子「このままじゃ向日葵に船見先輩取られちゃうよ?それでいいの?」

ちなつ「……そんな……私は、どうすれば……」ガクッ

櫻子「そんなあなたにこの七森のイエスキリスト大室櫻子様が救いの手を差し伸べよう」

櫻子「これをそのみすぼらしいパイオツに装着したまえ」スッ

ちなつ「……着けたからってどうなるのよ」

櫻子「着ければわかるさ、危ぶむなかれ」

ちなつ「……なにも起こらなかったらその胸の窪みに風穴開けるからね」スチャ

櫻子「奇跡が起こるから。なにか起こったら土下座してね」ピッ

ブブブブブブ

ちなつ「ひゃんっ!?///」プクリンッ

櫻子「…………」

ちなつ「えっ、すごい!!巨乳になってる!!」ボインッ

櫻子「…………」

ちなつ「ありがとう!櫻子ちゃん!本当に奇跡を起こしてくれたんだね!」プルンッ

櫻子「……うん」

ちなつ「よっしゃァ!!それじゃあ早速結衣先輩レイプしてくる!!」

櫻子「そう……」

ちなつ「応援しててね、櫻子ちゃん!」

櫻子「うん……」


櫻子「クソ……なんで……」

櫻子「…………」トボトボ

結衣「あっ、大室さんだ」

京子「どうしたの?なんか元気ないみたいだけど」

櫻子「歳納先輩……」

スチャッ

京子「えっ、なにこれ」

ピッ

ブブブブブブ

京子「いやんっ///」ぷくん

京子「うぉ!?」ボイン

京子「すげぇ!!巨乳になった!!」

櫻子「…………」

ダッ

京子「さくっちゃ、いやちっぱいちゃん……?」

京子「どうしたんだろう」

結衣「さ、さぁ……それより、京子巨乳になったね……」ギラギラ

京子「結衣、すごい顔してるよ」


タッタッタッタッ

櫻子「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」

櫻子「なんでみんな馬鹿みたいに膨張できるんだよ」

ピンポーン

綾乃「はい」ガチャ

櫻子「お願いします」スチャッ

綾乃「きゃっ!?大室さん!?」

ピッ

ブブブブブブ

綾乃「いやぁんっ///」プクゥッ

櫻子「…………」

綾乃「えっ、なにこれ……胸が大きく……?」ポヨヨ

櫻子「うわぁ!!!」ダッ

綾乃「ちょ、どこ行くの大室さん!!」バイン

綾乃「理由を説明して!!貧乳の大室さーん!!」

ー池田家ー

『───先程、妹を強姦し殺害した罪で逮捕された未成年の女学生が、警察官二名を殺害して脱走した模様です』

千歳「物騒やなぁ」

パリーン!!

千歳「なんや!!?」

櫻子「池田先輩こんにちは!」スチャッ

千歳「なんやて!?」

ピッ

ブブブブブブ

千歳「あぁかんっ!///」プククク

櫻子「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」ダッ

パリーン!!

千歳「なんやこれ!!!」ボヨヨン

ー大室家ー

トボトボ

ブブブブブブ

櫻子「なんで……私だけ……」

ガチャ

櫻子「ただいま……」プッシャー

花子「おかえりだし」

花子「って櫻子おしっこ漏らしてるし!!!」

櫻子「ふふ、これはおしっこじゃないよ。潮吹きっていって、気持ちいいときに股間から噴き出す液体なのさ」

花子「そんなのどっちでもいいし!!汚いから早く拭いて!!」

櫻子「汚くなんかないよ、花子も一緒に吹こう」スチャ

花子「なんだしこれ!!?」

櫻子「すぐにわかるから」ピッ

ブブブブブブ

花子「きゃっ///」プクッ

櫻子「…………」

花子「えっ、なんだし!?花子の胸がソフトボールに!?」プルルン

ガチャ

撫子「ただいまー」

撫子「───ってどうしたの!?花子巨乳になってるじゃん!!」

花子「あっ、撫子お姉ちゃん!おかえり!」プルッ

撫子「櫻子は櫻子で股間がびしょ濡れだし、どうなってるの?」

花子「実は、このブラジャーみたいなのを胸に着けて振動させたら巨乳になったんだし」

撫子「そんな馬鹿な」

花子「実際にそうなったんだから仕方ないし」

花子「櫻子が持ってきてくれたんだよ、ねっ?」

櫻子「う、うん……」

櫻子「でも……それはただの震えるブラジャーで、花子は成長期だから……」

櫻子「これ付けて振動させても股間がびしょ濡れになるだけで……」

櫻子「ねーちゃんもやめといたほうがいいよ、股間がびしょ濡れになるよ」

撫子「言ってる意味がよくわからないんだけど」


撫子「……花子はこのブラを着けたら胸が大きくなったんだよね?」

花子「うんし!」

撫子「……私も着けてみようかな」

花子「それがいいと思うし!」

櫻子「ダ、ダメだよ!!ねーちゃんも私みたいになっちゃうよ!!」

撫子「黙りなさい」

撫子「櫻子はおしっこ漏らしたのを誤魔化したいだけでしょ」

櫻子「いや!違うんだって!本当にビショビショになるよ!?」

櫻子「いいの!?妹の前で股間が噴水になっても!?」

撫子「いいよ、櫻子がお漏らしすることはあっても花子の胸が大きくなることはあり得ないはずだから」

撫子「私は花子を信じる」

スチャ

撫子「着けてどうしたらいいの?」

花子「このスイッチを押すんだし」ピッ

ブブブブブブ

撫子「んっ///」プクンッ

櫻子「あ……あぁ……」


撫子「えっ……やった!これでめぐみたちから清盛って馬鹿にされなくなる!」

花子「花子も、『よっ!平安!w』とか言われなくて済むし!」

撫子花子「櫻子、ありがとう!!」ボッイーン

櫻子「は……はは……」ガクッ

花子「……?櫻子、どうしたし?」




???「見つけたわよ……いったんもめんん……!!」

パリーン!!!

撫子「!? 何!?」

ピュッ!!

花子「わっぷ!!?」

???「あなたのせいでぇ……!!!」ピュッピュッ

撫子「くっ……!!?」ビチャ

撫子「なに、これ、牛乳……!?」

花子「美味しいし」ゴクゴク



櫻子「! お前は……!!」

あかね「久しぶりね」



櫻子「あかりちゃんのお姉さん!!」

櫻子「なんで……捕まったはずじゃ……!」

あかね「脱走してきたのよ、警察官を殺してねぇ」

櫻子「!! どこまで堕ちるんだあんたって人は……!!」

あかね「誰のせいでこうなったと思ってるのよ」

あかね「全部!!なにもかも!!あなたのせいよ!!」

櫻子「知らないよ!私なにもお姉さんに悪いことしてないもん!!」

あかね「いーえ!!その胸のくぼみに手を入れて考えてみなさい!!」

あかね「あなたのせいで、私はもうあかりを抱き締められなくなった!!!」

あかね「あかりという光を私から奪った!!!」


あかね「だからあなたに復讐しに来たわ、そのためだけに逃げ出して来たんだから」

櫻子「そんなの自業自得じゃ───」

あかね「ハッ!」ピュルルッ

櫻子「っ!!?(これは、母乳!!?)」

櫻子(そうか、さっきの攻撃も母乳を)

櫻子(ちょっと前まで身動きが取れなくなってたのに、もうあの胸を使いこなしてる……!!)

あかね「復讐心が私を強くする……」

あかね「私はもうこのダイエットボールのような胸を完全に自分のものにした」ボヨヨ

櫻子(ねーちゃんはさっきの母乳をモロに浴びてしまったせいで動けない、花子は母乳を飲むのに夢中……)

櫻子「一体どうしたら……!!」

あかね「ふふふ……無駄よぉ」

あかね「胸の大きさは戦闘力に直結する、胸のないあなたに戦う術はない」

あかね「死になさい」

ピュッ


櫻子「っ!!」グッ



───ピュルゥ!!!

ピチャッ!

あかね「!!(私のミルクを打ち落とした……)」

あかね「誰が……!!?」

ちなつ「───櫻子ちゃん、助けに来たよ!!」

櫻子「ちなつちゃん!!?」

ちなつ「ニュースを見て駆けつけたの!あんなことする未成年の女学生なんてこの人しかいないと思って!」

櫻子「なんでここがわかったの?」

ちなつ「巨乳になったらそれくらい簡単にわかるようになるよ」

櫻子「そうなんだ」

ちなつ「ついでに櫻子ちゃんが逆恨みされてるってこともね」

ちなつ「とにかく私が来たからもう大丈夫、安心して!」

あかね「ハンッ、バレーボールが二つ増えたからなんだって言うのよ、私の胸の10分の1にも及ばないわ」

???「私たちもいるぞ!!」

櫻子「!! あなたたちは……!?」

京子「パイと性器の、胸っ娘巨乳子るん参上!!!」

結衣「大室さん、私たちも戦うよ」

櫻子「歳納先輩に船見先輩!!!」

あかね「またぞろぞろと……ソフトボールが二つに、座布団が二枚ぃ??」

あかね「ソフトボールはともかく、座布団バストのあなたに何ができるっていうの?」

結衣「さぁ……あなたを追い詰めることなら」

あかね「ふふっ、面白いじゃない……」

あかね「やれるもんならやってみなさいよぉ!!!!」ピュルゥゥッ!!!

ちなつ「結衣先輩!!!!!」


結衣「……ふっ」

結衣「変身……」スチャッ、ピッ

ブブブブブブ

結衣「んっ///」ボイーン

ピュッ!!


ピチャァッ!



結衣「誰が座布団だって?」

あかね「へぇ……少しはマシになったみたいじゃない」



あかね「雑魚にしてはね」


ブッピュルルルルルウ!!!!!!

結衣「!!?」

京子「なんだこれ!!?」

ちなつ「避けてください!!」

櫻子(ダメだ……!間に合わない……!!)


ちなつ「クッ、止まれ!!」ピュッ

結衣「いけ!!」ピュッ

京子「ハァッ!!!」ピュッ

あかね「……ハンッ」

───ルルルルルウルルルルル!!!!!!!!

京子(止まらない……!!)


ドパアアアアアァァァァァァァァァンッッッッッ!!!!!!!!!!!!

京子「うっ……クソッ」

ちなつ「……」

結衣「……っ」

櫻子「歳納先輩……!!船見先輩……!!ちなつちゃん……!!」


あかね「虫の息ね」

あかね「いいわ、一瞬で終わらせてあげる」キュイイイイン

撫子(力を溜めてる……!!)

櫻子(胸が膨張していく……!!まだ大きくなるのか……!!)

???「待ちなさい!!」

あかね「あら……まだ子ねずみが残ってたのかしら」クルッ

綾乃「酷いことをしてくれたわね……」

櫻子「杉浦先輩!」

綾乃「赤座あかねさん、なぜこんなことをしたのかはわからないけど、今ならまだ間に合うわ。警察に自主しなさい」

あかね「出てきてなにをするかと思えば、今更説教?」

綾乃「いいえ、最終警告よ」

あかね「あら面白い、自分の実力(バストサイズ)も把握できないのね」

綾乃「私にはあなたを倒す方法がある」

あかね「ふぅん」

あかね「でも、あなたがなにを企んでようが関係ないわ」

あかね「こいつらごと消し去るだけよぉ!!!!!」ピュュュンッ!!!!


ドッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァッァッ!!!!!!!!!



櫻子「うわあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!?????」

撫子(なんて威力なの……!!?)

花子「もう、ダメだし」ゴクゴク


綾乃「諦めるのはまだ早いわよ」

ブッピュッルルルルルルルルルルルルルルッッッッッゥ!!!!!!!!!


あかね「っ!!?」

京子「止めた……!!?」

結衣「なんて量……」

あかね(この桁違いの放出量……!!これは一体……!!)

おっぱい「まったく、櫻子はしょうがないですわね」ドプン

櫻子「向日葵!!!」

撫子「えっ、なに。この球体ひま子なの?」

おっぱい「そうですわ」タプン



綾乃「私がなんの策もなしに出てきたと思った?」

綾乃「千歳と古谷さんにスタンバイしてもらってたのよ」

あかね「……なるほどね」

千歳「ほんまえらい威力やな」

櫻子「池田先輩まで」

綾乃「そして……」

あかり「……お姉ちゃん」

あかね「……あかり」

あかり「どうして、こんな……」

あかね「……ごめんなさいね、あかり。お姉ちゃん少し道を間違えちゃったの」

あかり「今からでも、ちゃんと罪を償えば……」

あかね「ありがとう、でも」

あかね「もう私は引き返せない」


あかね「例え実の妹だろうと容赦しないわ」

あかね「さぁ、掛かってきなさい。全員まとめて蹴散らしてあげる」

あかり「そんな、お姉ちゃん……」

京子「あかり……」

結衣「あかり……私たちの手で終わらせてやるんだ」

ちなつ「辛いかもしれないけど、それがお姉さんのために出来る一番のことだよ」

あかり「うん……!」

おっぱい「覚悟は決まったようですわね」

綾乃「さぁ、いくわよ」

あかね「殺してやる……」

あかね「私は全人類を滅ぼす……まずはお前らからだあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

綾乃「多勢に無勢って知ってるかしら?」

綾乃「いくらあなたが強くたって、大勢の前には無力なのよ」

綾乃「私たちが終わらせる!!」ピュッ!

千歳「たぁ!!」ピュッ!

おっぱい「おらよぉっと!!!」ブピュウウウウウウ!!!!

あかり京子結衣ちなつ「はぁっ!!」ピュッ

撫子「私も!!」ピュッ!

あかね「……ぬるい」

あかね「終わるのはあなたたちのほうよ」

あかね「幸い私はミルタンク」

あかね「母乳が枯れることはない!!」

あかね「全員揃って消え失せなさい!!!!」ピュピュピュピュピュッ!!

ピュンピュンピュンピュンピュン!!!!!

撫子「くっ……!!火力が足りない……!!」

ちなつ「このままじゃ……!!」

結衣「そうだ!大室さんも巨乳になってもらえば!!」

あかり「ダメだよ!!櫻子ちゃんはなぜか胸が大きくならなかったから戦えないんだよ!!」

ちなつ「そうなんだ!!でも、私たちを巨乳にしてくれた櫻子ちゃんだもん!!私たちが守るのよ!!」

結衣「大室さん、胸が小さいからって気にすることないからね」

京子「そうだぞ、巨乳の私たちに任せなさいっ♪」

綾乃「貧乳を守るのも巨乳の務めですものね」

千歳「強い人が弱い人を守ってやるんやで」

おっぱい「その通り」たぷんたぷん

撫子「巨乳のみんな!みんなで貧乳の櫻子を守るよ!」

巨乳たち「おー!!」





櫻子「みんな……」ウルッ


もう……巨乳になれなくてもいいかな

胸なんてなくてもいい

だって、私には、掛け替えのない大切な仲間がいるんだから───

────

櫻子「な……なんじゃこりゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?!!?」

向日葵「この前櫻子が漫画を描いてきましたから、私も描いてみたんですわ」

櫻子「ふざけんな!!!」ビリィッ!

向日葵「あっ!?せっかく描いたのになにしますの!!?」

櫻子「ムカつくんだよこの発想がぁ!!!」

櫻子「これじゃあ私だけはどう足掻いてもおっぱい大きくならないみたいじゃねぇか!!!」

向日葵「櫻子だってあの漫画で散々私を馬鹿にするようなマネしてた癖に!!」

櫻子「うるせぇ!!私は巨乳にしてやった!!こっちはペチャパイのまんまだろうが!!」

向日葵「ありのままを描いたまでですわ!!」

櫻子向日葵「ぐぬぬぬぬ……!!」バチバチバチ


向日葵「貧乳!!」

櫻子「デブ!!」

ギャアギャア



少しして綾乃と千歳にたしなめられ、この不毛な争いは終戦を迎えました



おしまい

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