曙「返事してよっ!このクソ提督!」 (87)


提督「可愛い子に意地悪をしたいという気持ちは、この世の誰も否定することはできない」

提督「違うかね?」

古鷹「えーっと・・・よく男の子は好きな女の子に意地悪しちゃうというのは聞きますが」

提督「まぁそれに似たようなものだな」

提督「俺もそれがしたいんだ」

古鷹「えぇ…」

提督「題して…」









提督「会いたい時にその人はもう傍にはいない計画だ!」



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古鷹「…」

提督「どうした古鷹?その残念そうな目は?」

古鷹「人の生死にかかわる冗談は、きっとこの世で一番いけない事だと思います」

古鷹「特に提督は馬鹿ですけど、人望だけは厚いじゃないですか」

古鷹「その人望さえも失ったとあらば、ただのお馬鹿さんになってしまいますよ?」

提督「ふむ、一部否定したいところもあるが…なればこそだ」

古鷹「と、いいますと?」

提督「俺は今回、俺自身の限界を見定める」

提督「皆の事は大分わかってきたが、いかんせん最後の一線というのがいまいち掴めん」

古鷹「それは常識の問題だと思いますけど…」

提督「このシャレにならないシャレでそれを見極めたいと思う、なぁに精々俺が死ぬだけだ。冗談抜きで」

古鷹「まぁ、提督の代わりなんていくらでもいますからね」

提督「…ふぇ!?」

古鷹「冗談です」コホン

古鷹「とにかくやり過ぎはいけませんよ?あとフォローもちゃんとしてくださいね」

提督「はい!」


古鷹「それで?最初は誰を陥れるんですか?」

古鷹「提督を信じているいたいけな女たちの誰を、泣かせるんですか?」

提督「なんだか古鷹が辛辣だな…まぁいい」

提督「最初は曙にしようと思う」

古鷹「曙ちゃんですか、憎まれ口は相変わらずですけど最近笑顔が増えましたよね?あの子」

古鷹「最初の頃は周りの人は皆親の仇のような眼で見てましたけど」

提督「うむ、最近の艦娘の中で曙の評価は大変良い」

提督「リーダーシップの素質、発言に説得力を持たせる努力、優秀であることはまず間違いない」

提督「だがあの言葉遣いは聞き捨てならん、特にあのクソ提督って奴な」

古鷹「あながち間違ってもいないような気もしますが」

提督「うぐぅ・・・」

提督「とにかくだ、奴には思い知らせねばなるまいて・・・」

提督「仲間の大切さというものを・・・な・・・」







フハハハハハハハハ






曙「」ゾクッ

潮「どうしたの?曙ちゃん?」

漣「曙の怯えた顔ごちそうさまです!」

朧「茶化さないの」ビシッ

漣「ウハ!」

曙「何かしら…今の寒気・・・」


翌日


曙(ふぁ~・・・今日は遠征も訓練も無いし、ゆっくりできそうね…)

曙「たまにはちゃんと休もうかしら…」


朝方、曙はあくびをしながら食堂に向かっていた。
季節は夏、今日も日差しはじりじりと外の地面を焼いているように見えた。


提督「おっ曙じゃないか、おはよう」


そこでこの鎮守府の司令官と差しかかる。
麦わら帽子に、暑苦しい恰好。
それは一目で農作業の恰好だという事がわかった。


曙「・・・なんだ、クソ提督か」

提督「なんだとはなんだ」アタマグリグリ

曙「うっさいわね!女の子の髪に気安く触るんじゃないわよ!」


提督はごつごつとした手で曙の頭を撫でた。
それを曙は如何にも嫌そうに頭を動かし、その手を払った。


提督「はは、まぁいいじゃないか」

提督「そう言えば…曙は今日は非番だな」


思い出したように彼はそう言うと、彼女は顔をしかめる。


曙「そうだけど…それが何よ」


その顔を見て、提督は笑いながら彼女を誘う。


提督「どうだ?これから裏の畑に行くんだが、一緒にどうだ?」


キザっぽく手を差出しながら、歯を見せて彼は笑う。

曙「このクソ暑い中よくやるわね…」

曙「でもおあいにく様、これから朝ごはんなのよ」


彼女は肩をすくめる。
提督が曙を農作業に誘うのは実は初めてではない、朝方に会えば必ず誘いの言葉をかけている。
だが曙が個の誘いに乗ったことは、ただの一度も無かった。


提督「ふむ…農業デートはお嫌いかな?」

曙「お嫌いもお嫌いよ、泥臭くてやってらんないわ」


曙は手を振って提督に背を向ける。


提督「あとから来てもいいんだからな~」


この一連のやり取りは、二人の間ではもはや日常であった。


曙(まったく…もう少し上品なお誘いは無いものかしら)


食堂のテーブルに着くなり、彼女は拗ねたように頬杖をついてため息をついた。
すると第七駆逐隊の面々が同席し、その中の漣は面白そうなものを見つけたというような顔で彼女を見た。


漣「ほっほ~ん…今日もまた袖にしたのかにゃ~ん?」

曙「語尾、ウザい」

漣「ウゴッ・・・それご主人様にも言われた・・・」


漣は泣いたふりをして隣に座る潮に抱き着いた。
次に曙に声をかけたのは朧、彼女もまた興味ありげという顔である。


朧「あんなに誘ってるなら、一度くらいは手伝ってくればいいのに」

曙「おあいにく様、あいつと一緒に汗水たらすぐらいなら厚着して外に出た方がマシよ」

漣「ウハ~・・・ご主人様のこの言われよう・・・」

潮「そろそろ空いてきたから、取りに行かない?」


苦笑いで話を変えようと潮が提案する、彼女が指を指す食事の受け取り口は確かに空いていた。


曙「そうね、行きましょうか」


第七駆逐隊の曙の指示のもと、てきぱきと食事の用意を始めた。
漣はテーブルを拭き、潮がコップに水を汲みに行き、曙と朧で食事を運ぶ。
こうしたところでも曙のリーダー気質は遺憾無く発揮された。
食事の準備を終えると、各人が食事を始める。
本日の献立はご飯に味噌汁、焼き魚、ほうれん草のお浸し、キュウリの浅漬けという一般的な和食である。


潮「あれ?キュウリの浅漬けなんてメニューに書いてあったっけ?」

曙「…無かったはずだけど、どうしたのかしら」

漣「あーなんかご主人様の畑で朝もいだ奴を使ったらしいですよ」

朧「へ~とれたてかぁ、なんだかおいしく感じるね」

曙「キュウリなんて何でも同じよ」


そう言いながらポリポリと咀嚼する、いつもの浅漬けと同じ味。
誰が作ろうとそれは変わりない、合理的な曙らしい返事であった。


漣「また曙は・・・わからないかなぁ?この風流が!」


漣は箸で突かんだキュウリを高々と掲げた。


曙「漣、行儀が悪い」

漣「あっはい」

潮「ははは・・・」


食事が終わると曙は見つからないように提督の畑を見に行った。


曙(美味しかったぐらい言うのは・・・まぁ筋よね)


そっと建物の陰から見ると、彼はベンチに座り休んでいるところであった。
傍には長門が豪快に麦茶を煽っていた。
ジョッキで。
すかさず青葉がなみなみと麦茶を注いだ。

曙「おっさん臭いわね…」


するとしばらくしてその輪に飛龍も加わった。


曙「随分楽しそうじゃない・・・」


誘っていたのは自分だけでは無かった。
そう思うとなんだか腹が立った。


曙(ふんっ!人手が足りているのなら私を誘う必要なんかないじゃない)


曙は気が付いていなかった。
自分が浅漬けのお礼を言うという建前で、手伝おうとしていることに。
自分の本音にすら気づけない彼女だ、当然提督の思惑にも気づくことはできなかった。


曙(ふんっ!馬鹿みたい)


曙は足早にその場を去る。
モヤモヤとした感情を胸に抱えたまま。



提督「ではお前等に案を提案する、俺はどう死んだらいい?」

長門「死ぬのは前提なのだな」

提督「でも病室に駆け込むボノボノみたいだろ?」

長門「見たい!」

青葉「撮りたい!」

飛龍「煽りたい!」

提督「よし!ならば作戦だ諸君!」

提督「曙の涙を共に見ようではないか!」

青葉「クリーク!クリーク!」

長門「万歳!万歳!」

飛龍「殺せ!殺せ!」









提督「ホントに殺すなよ?」

飛龍「…うす」


提督「約束だかんな?」

飛龍「…」

提督「こっち向けよ」


曙「あー・・・イライラする・・・」

潮「曙ちゃんどうしたの?」

漣「さぁ~」


曙はモヤモヤとした感情を消化できないでいた、無論それがどのような感情であるのかを理解できない彼女であるのだからそれは仕方のない事なのかもしれな
い。


朧「そこでトマトもらったよー」


そんなことはつゆ知らず、のほほんとした声で朧は入ってきた。


潮「それどうしたの?」

朧「そこで提督にもらったんだ、皆で分けなさいって」

朧「はい曙、ちゃんと洗ってあるから大丈夫だよ」


差出されたトマトは日差しに照らされ、まるで輝いているように見えた。
曙は受け取りそのままかじる。


曙「…ん」

漣「ンマー!(゜∀゜)」

潮「あっ…ほんとだ甘いね」


キュウリの味を気にしなかった曙、しかしトマトの味は確かに理解できた。
甘く、そして酸っぱい。


その日はいつもと同じ遠征の任務であった。
第七駆逐隊は今では後方支援を主な任務としている。
呼び出しがかかり第七駆逐隊は執務室に集合していた。


提督「という具合だ、いつもと変わらない遠征任務だが気を抜かないように」


一糸乱れぬ敬礼、そして提督も見事に返礼を返した。


提督「そう言えば、トマトの味はどうだった?」

漣「さすがご主人様と言わざるを得ません!」

潮「あの!すごく美味しかったです」

朧「市販のより甘かったと思うよ」

曙「…」

提督「曙はどうだった?」


優しい声で聴いた提督、曙は目を合わせようとせずそっぽを向いた。


提督「あれ?怒ってる?」

曙「別に…」

朧「ちょっと曙・・・」

提督「じゃあ・・・無事に帰ってきたら聞かせてくれないか?」

提督「今日もたくさんとれたんだ」


そう言って提督は執務室の机の上に置いてあったトマトを指差す。


曙「…まぁ・・・」

漣「素直じゃないんだからもー」

曙「うっさいわね!」

提督「はは・・・それでは行ってらっしゃい」

曙「行ってくるわ、クソ提督」

地の文やーめた


提督「行ったか…」

古鷹「やめるなら今ですよ、提督」

提督「…サイは投げられた、こちら司令部予定通り頼むぞ」






長門「こちら長門、了解した」

長門「そら!死にたくなければいけっ!」

長門「振り替えれば殺す、やり過ぎても殺す!」



イ級「イーッ!」

ヲ級「ヲッヲ・・・」



曙「…」

漣「うぅ…ごめんなさい、ご主人様」

潮「うぅぅ・・・ぇぅぇ…」ポロポロ

朧「くっ…」

提督「資材は途中で投げ捨てた・・・か…」

古鷹「全員が大破、それにもかかわらず帰って来れた」

古鷹「それだけでも良しとしましょう」

長門「そうしてくれると助かるな、皆、最善を尽くした」

飛龍「ヲ級もいたんだから、仕方がないよね」

曙「…」ギリッ

提督「怒る気はないさ…古鷹の言う通りみんな無事に帰ってきただけでも十分な戦果だ」

提督「ほら、曙・・・これ」

曙「…」

提督「帰ってきたら、感想を聞かせてくれって言ったよな?」

曙「…さいよ」

提督「えっ?」

曙「怒りなさいよ!!」バシッ

提督「と・・・」

曙「いらないわよそんなの!」ベチャ

長門「!」

飛龍「曙ちゃん!踏むことないでしょ!」

曙「うるさいうるさい!」

提督「曙・・・」

曙「なんで怒らないのよ!あんな簡単な任務もこなせないなんてって怒りなさいよ!」

曙「何よ!私達がやらなくても他がやるから大丈夫とでも思ってるわけ!?」

曙「そうよね!私の代わりなんて誰でもいるものね!怒る必要なんてないものね!」



曙「こんな簡単な任務もこなせなくて!皆に気を使わせて!みじめな思いまでして!それならいっそ・・・」

曙「解体されたほうが・・・」

提督「曙!!」パンッ

飛龍「ありゃ」

古鷹「きゃっ・・・」



曙「…」

曙「このっクソ提督!死んじゃえバカ!」タタタタタ

提督「…」

長門「提督…」

潮「ひっぐ・・・あけぼの・・・ちゃぁん・・・」

漣「うっ・・・」グシュ

朧「…」

提督「飛龍・・・三人を入渠させてやってくれ」

飛龍「はい・・・ほら、みんないこっ?」



バタン



長門「…おい、叩くのはやり過ぎじゃないか?」

提督「だって…解体とか言うんだもん・・・」

古鷹「…これでも、続けるおつもりですか?」

提督「愚問だな…」

提督「さて…」





提督「死んで来るか…」





曙「…」グスッ

曙(言い過ぎた・・・よね…)

曙(トマトも踏みつぶして・・・悲しそうな顔してた・・・)

曙(謝らなきゃ…)


コンコン


提督「曙?押入れに隠れてるって聞いたんだが…いるかな?」

曙「ほっといてよ…クソ提督」

提督「ごめんな・・・俺バカだからさ、あのあと古鷹にも怒られちゃったよ」

曙(なんであんたが謝るのよ…悪いのは私なのに…)

曙「だから何よ…」

提督「でもさ、やっぱり怒るなんてガラじゃないからさ」

提督「あとで反省会しよう、みんなでさ」

提督「俺の何が悪かったのか教えてくれないか?曙の力が必要なんだ」

曙「!」

提督「でも、曙が泣いたままじゃ・・・できないかな?」

曙「うるさいバカッ!泣いてなんかないわよ!」

曙「でも…お風呂入らなきゃあれだから…その…えっと…」

提督「…あっ!俺少し外出しなきゃいけないから、ちょっと待っててくれないかな!」

曙「…」

曙「ホントクソ提督ね、グスッ・・・しょうがないから待っててあげる・・・」

提督「おう、それじゃあ頼むわ、反省会は食堂な」

タタタ

曙(行ったかしら…)

曙「…」

曙「…」



曙「えへへ…」

曙「まったく…私がいないとダメなんだから」

曙(でも…帰ってきたら・・・)

曙「素直に謝ろう・・・」


曙「…ふぅ…さっぱりしたわ…」

曙「あっ…髪ゴム、遠征の時に・・・」

曙「今度買ってこようかな、お気に入りだったのに…」

曙「もうみんないるかな?」タタタ




カチコチカチコチ


漣「…ご主人様遅いね」

潮「…うん」

朧「そのうち来るよ…」

曙「…」

朧「…曙」

曙「わかってるわよ言わなくても」




カチコチカチコチ


長門「うん?お前等どうしてこんな夜中に?」

潮「あの、提督を待ってて」

長門「提督?あぁそう言えば鎮守府正面の道で見たな」

長門「何やら袋を持っていたが…宴会か?」


曙「…」ダッ


長門「おっと・・・どうしたんだ?」

漣「私も!」

長門「まぁ待て」

漣「え?」

長門「行かせてやれ、お前等の前で謝るのもこそばゆいのだろう」

朧「そう・・・ですね」

潮「…はい」

長門「それじゃあ…おやすみ」

一同「おやすみなさい」
















長門「こちら長門、曙が飛び出した」

提督『了解』


曙「はぁはぁ」タタタタタ


曙(謝らなくちゃ!!)


曙(まずはトマトの事に・・・)


曙(死んじゃえなんて言ったことも)


曙(生意気言ってごめんなさいっていうのも)


曙「あと・・・あと・・・!」


曙「浅漬けありがとうって」


曙「心配してくれてありがとうって!」


曙「トマト美味しかったよって!」






曙(いたっ!あれだ!)


提督「アケボノー」テヲフリフリ


曙「手なんて振るんじゃないわよ!!クソ提督!!」


曙「じゃなくて…」


曙「心配させ・・・」











ドサッ







曙「んじゃ・・・」









曙「…」








曙「え」



若葉「…」カシュ カランカラン


青葉「ハートショット、ヒット」


青葉「崩れ落ち、膝で一瞬止まる」


青葉「ヘッドショット、若葉さん」


青葉「ファイア」


青葉「ヘッドショット・・・」


青葉「ヒット」





















曙「…い・・・」


曙「いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


曙「提督!提督ぅ!!」

提督「…」

曙「ちょっと!しっかりしてよ!!」

曙「返事してよっ!このクソ提督!」

提督「ぅぅ…」

曙(頭は掠っただけ・・・)

曙(出血は胸から、手で抑えて・・・)

曙(周りに人はいなかった、なら狙撃!)

提督「ぐっ・・・曙・・・いったい・・・何が・・・」

曙「今は喋らないで、大丈夫、私が守るから」

提督「やめ・・・るんだ……」

曙「イヤッ!」ギュウ

曙「やっと・・・やっと謝れると思ったのに…」

曙「お願い、死なないで…」

提督「曙・・・」








若葉「見たか、あの曙が提督の盾になっているぞ?」

青葉「…」パシャパシャ


提督「…曙は・・・暖かいなぁ…」

提督「まるで・・・あさのおひさま・・・だ…」

曙「やめて!そんなこと・・・いわないでよ…」

提督「やっと・・・やっと・・・むきあえたのに・・・」

提督「ごめんな・・・やくそく・・・したのに…」

曙「いいの!もうしゃべらないで!」

曙「血が・・・止まってよ…とまれぇ!」

提督「あけ・・・ぼの・・・」

曙「なに、提督…私はここよ…」

提督「…う」

提督「あ・・・・っが・・・」

曙「…え?」







提督「あり・・・がと・・・」






曙「やめてやめてやめてよぉ!気をしっかり持って!」

曙「そんなこといわないでよぉお!!!」

曙「…わたし・・・わだじ・・・」

曙「まだ・・・なんにも・・・返せてないのにぃ…」

曙「トマトありがとう!」

曙「死んじゃえって言ってごめんなさい!」

曙「だいすき・・・だいすきだから・・・」

曙「生きて・・・よ・・・」

提督「…」

曙「提督?」

曙「やだっ・・・起きて・・・起きて…」




曙「あ・・・あぁ・・・」






大淀「今の悲鳴はなん・・・え?」


武蔵「きゅ…救急車だ!救急車をよべぇ!!」


ザワザワ・・・


曙「…」

潮「あ…曙ちゃん・・・」

大淀「待って、曙さんには・・・」

長門「そいつではない」

大淀「…いったい何の証拠があって」

長門「提督が買って来たものを見てみろ…」スッ

大淀「は?」

長門「痛ましくて見ちゃいられん…」

大淀「?」ガサガサ

大淀「…あ」





曙「…」

漣「曙・・・ねぇ…しっかりしろよ」

潮「うっ・・・てい・・・とく・・・」

朧「曙・・・」




大淀「あの…曙さん…」

大淀「…これ」スッ



曙「…」

朧「代わりに・・・」

大淀「ありがとう」

朧「…」ガサガサ

朧「これっ…髪飾りと・・・手紙?」

朧「…曙・・・読んで・・・」

曙「…」

朧「お願いだから…読んで・・・」

曙「…」チラッ






クソ提督から愛を込めて

いつもありがとう
 
これからもよろしく

新しい髪飾りを買ったので

良かったら付けてください


曙「あ…」


でも、曙が泣いたままじゃ・・・できないかな?



曙「あぁ…」




うるさいバカッ!泣いてなんかないわよ!




…あっ!俺少し外出しなきゃいけないから、ちょっと待っててくれないかな!




ホントクソ提督ね、・・・しょうがないから待っててあげる・・・




曙「私が・・・私が・・・強がらなければ…」

曙(最初から素直でいれば)

曙「あああぁぁぅぅああ・・・」



朧「曙?」














曙「あああああああああああああああああああああああぁぁあぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああぁぁあっっ!!!!!!!!!!!!」








青葉「ドッキリー!」

飛龍「大!」

長門「しっ」

若葉「ぱい」

提督「」シュコー

青葉「えぇ!当初の予定は完璧に達成しましたよ!」

青葉「曙ちゃんの写真もちゃんと撮れたし」

長門「これはシャレになっていないぞ…」

若葉「これを曙が知ったら…」

提督「」チョイチョイ

若葉「ん?しゃべりたいのか?」

提督「嘘も突き通したら真実!」

長門「…仕方がない…」

長門「ならば青葉の記憶を消さなければな・・・」

青葉「…へ?」

若葉「おしゃべりだからな」

若葉「これが知れたら曙は人間不信に陥る」

長門「すまん」ビシッ

青葉「ハゥ」

ドサッ


飛龍「一応提督は政敵に狙撃されて面会謝絶の状態ってことで通してるけど…これからどうするの」

長門「そうだ、上手くやらねば貴様更迭だぞ?」

提督「まぁ…まかせろ…」

若葉「嘘も突き通せば真実・・・か」

若葉「いばらの道だな」


ミーンミンミン

曙「よいしょ・・・」

曙「まったく…畑仕事も楽じゃないわね…」

曙「あいつが帰ってきてぼさぼさじゃ格好もつかないしね…」

曙「まったく…面倒ったらありゃしない・・・」

曙「暑いわねホント・・・」

曙「あ、あのキュウリでかくなり過ぎね…」

曙「ふんぬぬぬぬ…引っ張ってもとれない・・・」


















「キュウリは付け根からねじ切って採るんだよ」




曙「そんなのわかっ・・・て…る…」




「ただいま曙」





曙「…」

曙「…」



提督「曙?」




曙「待ちくたびれたわよ…」





曙「クソ提督!」


~Happy End~


たまにはいいね、こんなのも


提督「…」

長門「…」

飛龍「…」

若葉「…」

長門「…おい」

提督「さて…諸君等に集まってもらったのは他でもない」

提督「おはようからおやすみまでぼのぼのの提供でお送りしております」

飛龍「へ?」











提督「あれから曙の愛が重い…」





曙「こんなところにいたのねクソ提督!」ガラッ

曙「もう8時よ!早く寝ないとダメよ!」

提督「おい曙!まだ8時だぞ」

曙「ダメ!傷に触るんだから!何考えてるのよ!」

曙「眠くないなら眠れるまでお話してあげるし一緒に寝てあげるから!!」

曙「さぁ!行くわよ!」ズルズル


提督「うわあぁぁぁぁ・・・・」






長門「…」

飛龍「…」

若葉「…」






若葉「雷かな?」






to be continued...

ちょっとリアルで用事があるから次に書き込むのは4~5日後

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月20日 (土) 11:50:37   ID: Zkv2m7rl

期待している

2 :  SS好きの774さん   2016年03月01日 (火) 08:42:12   ID: 7gyH0lB_

ぼのちゃんカワイイよ ぼのちゃん

3 :  SS好きの774さん   2016年03月06日 (日) 21:03:39   ID: 2n7Nqpx_

ぼのたんマジ天使

4 :  SS好きの774さん   2016年03月30日 (水) 19:27:29   ID: d31lkGHD

ラブリーマイエンジェルぼのたん

5 :  SS好きの774さん   2016年09月14日 (水) 23:48:03   ID: W8biw10t

若葉ルツ化

6 :  SS好きの774さん   2017年11月29日 (水) 05:41:16   ID: 2PXebuiy

ええやん

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