女「ドラえもんの道具が学校に現れたですって!」【R18】(6)


○×高校  二年二組教室


女「なにをバカなこと、私はそんな冗談に付き合ってあげるほど暇じゃないのよ」


男「本当なんだって、風紀委員長のお前としては見過ごせないだろ」


男「この事実は多分まだ俺とお前しか知らない、俺も今さっき知ったんだ」


女「はあ、現実と妄想をごっちゃにするのはよくないわよ」


男「実物見せたほうが早いな、これを見ろよ」ゴト



タケコプター


女「これって、あれよね、タケコプター」


男「ああ、おそらくどこでもドアとともに、最も知名度の高い道具の一つだ」


女「よくできてるわね、男が作ったの、暇なのね」


男「いきなり空中に現れてそれを拾ったんだ、断言するが本物だ」


女「馬鹿ね、タケコプターは科学的に不可能だということが解明されているのよ、飛べるわけないでしょ」


男「じゃあみてろ」カポ


男「教室だから30cmくらいだけ飛ぶぞ」


ぷるるるるる


女「うそ………」


女「……おどろいたわ、本当に飛ぶなんて、どんな仕組み?」


男「わからん、だが、これが本物だってことは確かだ」


女「ふうん」


男「こいつは女に預ける、多分、これからもいろんな道具が学園に現れるはずだ……」


男「性格がクズな奴にわたると面倒なことになるぜ?」


女「確かにね………ドラえもんについてあまり詳しくない私でも、いくらでも悪用方法が思いつくわ」


男「それと、こんなことが学園中に知れ渡ればパニックになる」


女「ええ……こんなものは誰の目にも触れることなく全部焼却するのが一番ね」


女「持ってる道具はこれだけ?」


男「ああ、道具はいつどこに現れるのか、法則があるのかは分からん」


女「ふう………面倒だけど、学園の治安を守る風紀委員長としては黙ってるわけにはいかないわね」


男「流石だな、俺は面倒だから何もしないけど、応援してるぜ」


女「アンタも手伝うのよ」グイ


男「やれやれ」


女「放課後に学校を探検してみましょう」


男「へいへい」

乗っ取りよろ

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