早川あおい「西武ライオンズ…?」 【パワプロ】 (239)

まったり進行、不定期更新
オリジナル設定、キャラ崩壊注意
地の文アリです。
他のパワプロキャラもゴリゴリ出すかもしれないです。

もしあおいちゃんが2015年ドラフトでロッテではなく西武に入団したらというSSです。
また支配下登録の関係で入団テスト木村選手は入団しないor育成です。

よろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453099685

「第六順選択希望選手、…」

「…早川あおい 投手 恋恋高校」

あおい「や、やった! ボクが指名されたんだ!プロになれるんだ‼ チームは…」

あおい「西武、ライオンズ…?」

実況「西武は6位で恋恋の早川を指名してきましたね。これはどういうことでしょうか?」

解説「西武は慢性的に中継ぎに悩んでいますからねぇ。今回のドラフトでは投手を中心にとって育成するつもりでしょう。武隈のように数年後の戦力に見込んでいるのでしょう。」

実況「そうですか。ではこの早川はいったいどういう投手ですか?」

解説「右のアンダーハンドですね。足腰が強く柔らかい体から最速130㎞近くのストレートを放つことができます。そして最大の武器はシンカーでしょう。アンダー特有の浮き上がる軌道からグッと沈み込むあれは一級品です。ただ女性ですから…」

あおい(そう、ボクは女だ。他のチームはそこを敬遠して指名を避けたのだろう。)

あおい「……やってやる、女とかそんなことは関係ないって証明してやるんだ‼」



北雪の150キロ投げるモブのほうがあおいよりよっぽどすごい女性選手だよね

>>7
あ、あおいちゃんはアンダースローだから(震え声)

~入寮日~

平野「やあ、君が早川あおい君だね?副寮長の平野だ。これからよろしくな。」

あおい(うわっ、噂には聞いてたけどボロボロじゃないか…)

平野「はっはっは、若獅子寮なんて名前負けしたボロの平屋ですまないな。」

あおい「い、いえそんなことは…」

平野「気をつかわなくてもいい。ここに来た奴は皆ここのボロさや辺境さを嘆く。」

平野「だからな、皆ここを抜け出すために必死に一軍レギュラーを目指すんだ。」

あおい「そんな牢獄みたいな…」

平野「さ、荷物をおいて部屋の確認に向かってくれ。…っと入寮祝いにこれをあげるよ」つパワリンDX、

平野「試合のあとや練習の時、疲れたときに飲むといい」

あおい「あ、ありがとうございますっ!」

平野将光副寮長
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E9%87%8E%E5%B0%86%E5%85%89

余計ならスマン

>>12
ありがとうございます。
ほう、デビューがマリンだったのか

~1月7日、新人合同自主トレ~
あおい「今年の新人は12人か、かなり沢山とったんだなぁ…」

奥居「おっ、あんた早川さん…だよな?」

あおい「ん?そうだけどあなたは?」

奥居「俺は奥居。外野手で12位指名されたんだ。手が空いてるならキャッチボール付き合ってくれよ。」

あおい「うんいいよ、よろしくね奥居君。ボクは早川あおい。まずは短めから始めようか」

奥居「よーし、俺の強肩見せてやるぜ! …あっ」ポーン

あおい「うわっ、っとっと。」バシッ

あおい「ちょっと、しっかり投げなって…」ビシュッ

奥居「済まねぇ済まねぇ、テレビが来てるもんだから力んじまった。」パシーン

奥居「…よしっ、そらっ」スッポーン

あおい「あっ…… いったろこれ」

???「ん?」

ピューン ガツン バタン

奥居「あっ!」

あおい「」

あおい「おっ、奥居君なにやってんのさ! すみません大丈夫ですか!?」

???「いてて、大丈夫だよ。」

あおい「あっあなたは‼」

あおい/奥居「斉藤一美さん!」

一美「やあ、奥居君、早川さん。文化放送の斉藤です。これから取材やらで一緒になったときはよろしくお願いします。」

あおい「こちらこそよろしくお願いします。今日は新人選手の取材ですか?」

一美「ああ、将来のライオンズの担い手ってテーマでね。僕は君達が凄い選手になると思ってるんだ。特に…君だ。奥居君」

あおい「はい?」

奥居「マジっすか⁉ ありがとうございます!」

あおい「え、ちょ、本気ですか⁉今の暴投見てました!?」

一美「確かにコントロールはよくなかったがキャッチボール程度の力感ですっぽ抜けたのにあの距離を投げられるのは体の使い方が上手いからに他ならない。それにスピンもしっかりしていた。もしかしたら投手の才能もあるかもしれないね。」

奥居「やっぱり分かる人には分かってもらえるもんだな」

あおい「……なんか腑に落ちない。」

一美「まあ、僕は他にも取材があるからここで失礼するよ。君達が早く一軍に来て活躍するのを心待ちにしているよ。」




~合同自主トレ後~
田邉一軍監督が西武第二球場に現れ、選手たちに声をかけるため集合をかける。

田邉監督「えー、君達はこうやってプロ野球選手としての生活が始まったというわけだが、今はまだ焦らず、じっくり体を作ることに重点を置いてくれ。」

田邉監督「そのためには柔軟や体幹トレーニングをしっかり行うこと。何をするにも怪我しない体を作ってから。あとプロであり社会人になるからには普段の行いや食事にもある程度は気を配ること。これらのことを心に留めてプロとして頑張ってくれ。以上」

一同「はいっ!」

あおい(田邉監督かぁ… 認めてもらえるように頑張らないと…)

ライオンズチャンネル見てた
今日は多分ここまで
次いつかは未定です

~2月1日 春期キャンプ~

田邉「一軍監督の田邉だ。」

潮崎「ヘッド兼投手コーチの潮崎です。」

横田「二軍監督の横田です。」

田邉「えー、これから春期キャンプが始まるわけだが、去年は首位でスタートを切ったものの、最後にマリーンズに抜かれ、4位という不甲斐ない結果に終わった。」

田邉「それを受けて今年は一軍と二軍の選手の入れ替えを積極的に行っていくつもりだ。そして双方からの刺激を得るために一軍、二軍の合同キャンプになる。是非これを良い経験にしてほしいと思う。以上。」


ウォームアップ、柔軟を終え、全員必須の守備連携

カツン
あおい「きたっ…ファースト!」ビシュ

山川「よっしゃ、ナイスゥ‼」バシッ

奈良原「よし、次無死1、3塁!」カツン

あおい「くっ…えっと、セカン!」グッ ビュッ

水口「おし、ファースト!」バシッ ビシュ

山川「よっしゃぁあ!オッケーイ!」
──────────
──────
────


あおい「ふう、疲れた…さて、ここからは各自のメニューだ。」

奥居「お、おい早川さん。あそこ見てみろよ…」

>>31
山川の捕球音忘れてました
山川「よっしゃぁあ!オッケーイ!」バシッ

です

牧田「ふっ…」ビシュン スパーン

牧田「……っしっ!」クククッ スパーン

奥居「牧田さんだ…」

あおい「フリーバッティングには…」

坂田「よっ、ほっ」カキーン カキーン カッキーン!

あおい「坂田選手だ…」

奥居「あの人達からレギュラーとるなんて俺達には絶対無理だぜ…」

潮崎「そんなことはない。誰だって最初は新人でまわりはでかく見えるもんだ」

あおい/奥居「あっ、潮崎コーチ!」

潮崎「二軍や育成から這い上がって一軍で活躍してるやつも沢山いる。特に今年は二軍で良い活躍が出来るようなら一軍にあげてもらえる機会もでてくるだろう。お前達みたいな高卒組でもな。」

潮崎「だが監督も言ってた通りまずすべきは怪我をしない体作りからだ。怪我をしてたら何も出来ないからな。しっかり作って、一軍にこれる日を待っているぞ。しっかり先輩から技を盗んでくれ」

あおい/奥居「はいっ!」

奥居「よしっ、そうと分かれば練習だ! 俺ノック受けてくる!」ズダダッ

あおい「よしっ、ボクは次はブルペンだったね!」タッタッタッ
──────────────
~ブルペン~

あおい「よろしくお願いします‼」

清川「おっ、来たか。俺は二軍投手コーチの清川だ。よろしく頼む」

あおい「はいっ!」

清川「まだ捕手が空いてないから他の投手をよく観察してみるといい。幸い今は一軍の奴らが沢山来てるから新人にはいい手本になるだろう。」

あおい「わかりました!」

あおい(まずは…岸投手だ!)ススッ

岸(ん? ああ新人の早川さんか…そうだ!)

岸「早川さん、そんなところで見てないで。そうだな、バッターボックスに入ってみてくれないかな?」

あおい「えええっ!いいんですか⁉」

岸「かまわないよ、バッターありで確認したかったこともあるし。いいよな?銀」

炭谷「…いいとおもいますよ。でも外角だけですよ。」

あおい(岸さんのストレートは球界でも屈指、もしかしたら球質だけならNo.1かもしれない… こんな機会滅多にないや)

岸「よし、じゃあまずストレートだ」

岸はワインドアップで両手を高く掲げ、左足を1歩下げる。
すぐに右足をプレートにあわせ左足を上げ、右足に乗せた体重をスムーズに移動させながら細い身体と腕をしならせ球にのせる。この芸術のように洗練された一連の動作から放たれる糸をひく球界最高峰のストレート

あおい「──っ!」

炭谷「130㎞後半ぐらいか?春にしては出しすぎですよ。開幕投手なんだから調整しっかりしてくださいね。ただでさえ怪我がちなんですから。」

あおい(嘘でしょ?今ので140出てないの!?アウトロー低めに外れたと思ったのに浮き上がるようにぎりぎり入ってきた…)

岸「次はチェンジアップ。いくよ」

ストレートと全く同じ振り、いや、より強く振られた腕から放たれたのは回転が極めて低く抑えられたチェンジアップ。
打者の前で急激に減速し、フォークと間違うほどによく落ちる

あおい(全然ボールがこないし、来たと思ったら落ちてる…)

炭谷「やっぱり無回転チェンジは完成しませんね…」

岸「うーん、だめか。よし次、カーブ」

先ほどと同じように強く振り抜かれた腕からはそれに見合わないスピードのボール
高めに浮いたかのように見えた球は打者手前から一気に落ちていく。
一度上がった視線から消えたかと錯覚するような鋭い変化を魅せた。

あおい「うっわぁ…マジか…」

岸「あ、スライダーはまだ抜けぎみだから今日は見せられないや。」

あおい「と、とんでもないです。ありがとうございました‼」

あおい(これがプロ…これがエースか!)

今日はここまで
牧田と絡ませたりコーチの指導がはいったりオープン戦あったりまだシーズンまでちょっとかかりそうです。
相も変わらず次も不定期になります。

申し訳ないでヤンス
今日は出せないと思うでヤンス。

あおい「ありがとうございました‼」

岸「いや、こちらこそ付き合わせて悪かったね。」

あおい「とんでもないです‼ とっても良い経験になりました。」

清川「よし、ブルペン1つ空いたし次はお前の番だ、早川。キャッチャーは上本、お前頼む。」

上本「はい、分かりました。」

他ピッチャー「え?なになに、早川さん投げるの?気になるね」ゾロゾロ

上本「よし、じゃあまず。ストレートからいこう。固くならずにね。まだ球速は考えなくていいから。」

あおい「は、はい、分かりました」

あおい(ど、どうしよう、かなり注目されちゃってるよ…)

あおい(いつのまにか他のピッチャーも集まって来ちゃったし…)

あおい(暴投なんて出来ない、しっかりミットに投げないと…)

あおいはミットを顎の近くまで持ち上げ、自らにスイッチをいれる。

あおい(…いや、見せつけてやるんだ。今の自分を、ここでもやれるってことを‼)

あおい「ふぅ…」

あおいそのままは左足を小降りに上げ、地面を滑るように左足をスライドさせながら身体を沈み込ませていく。
同時に大きく弓を引き絞るようにテイクバックを取り、左足の着地でその右腕に溜め込まれたエネルギーを解放し爆発させる。

あおい「しっ!」ビュッ

地面から十数㎝の位置から放たれたボールは寸分の狂いなくキャッチャーミットに吸い込まれていく。

あおい(よし!いい感じだ!)

上本「……」パシーン

上本「よし、次カーブいけるか?」シュッ

あおい「はいっ!」

先ほどと同じような大きく深い踏み込み動作から小さくテイクバックを取る。
少し小さくなったテイクバックを左足の着地を合図に力に変えていく。

あおい「やっ!」ビシュッ

アンダースローの低い位置から放たれたボールは弧を描き、スピンの作るマグヌス力によりその弧をより小さくしてブレーキをかけていく。

上本「……」ククッ スパーン

あおい(うん、いける、ちゃんと低めに投げれてる!)

上本「次、シンカーいくぞ!」

あおい「マリンボールです!」

あおい(このボールは……ボクの、皆との集大成なんだっ!)

グローブの中でボールをセットし、投球動作に入る。流れるように沈み込み、大きく溜め込めてから放たれるそれは伝家の宝刀、ストレートとほぼ変わらない軌道、球速から打者手前で驚異のキレを魅せる。台から落ちるような、という表現のそれに違わず、バットを避けるように横変化しながら沈み込む。

上本「くっ……」バシーン


上本(凄いキレのボールだ… 今まで受けてきた変化球の中でもトップクラス…メジャーの球みてるみたいだ…)

上本(しかし…)

清川「上本、少し待ってくれ。早川、ちょっといいか。」

あおい「?なんでしょうか?」

清川「お前の今のフォーム。直したほうがいい。」

あおい「え?」

清川「コントロールを意識しすぎるあまりに上半身が先走ってるんだ。あれじゃ球威もなにもない棒球にしかならない。」

清川「ピッチングの基本は下半身、特にサイドやアンダーは体重移動と下半身の力をどれだけ伝えられるかが勝負なんだ。」

あおい「下半身、体重移動…」

清川「そうだ、下半身で得たエネルギーを上半身をしならせ、無駄無く伝えるためにはその土台が必要だ。だから左足をしっかりと振り上げて、右足の母指球に体重を乗せろ。」

他のパワプロキャラとの対戦とかもやってくれるといいなあ聖ちゃんとのバッテリーとか

>>50
いっこ下設定ではなく同学年設定なら
聖ちゃんはDeNA、みずきちゃんは楽天ですからね。
もしかしたらフレッシュオールスターで…

今夜はもう寝ます
次も不定期です

あおい「分かりました、やってみます。」

左足を半歩後ろに、そこから膝が身体につかんばかりまで左足を振り上げて右足の母指球に全体重をのせていく。
自らの右足に力が集まるを感じ、その莫大なエネルギーを前へと向けていく。
ヒップファーストのフォームは溜め込まれた位置エネルギーを余すことなく運動エネルギーへと変換し、同時に全く力みなくテイクバックが取られ、右腕が静かに引き絞られる。
左足が地に着くと彼女の柔軟な身体はしなりながら二つの力を狂いなく連動させていく。
彼女の全身から集約された力はボールにのせられ、放たれた。

重力に抗いながら駆け昇っていく速球は風を斬り、ミットに強烈に突き刺さった。

上本「っ!」ズバーン

清川「……!」

潮崎「……」

あおい「……っ!」


潮崎「!………早川、今日はブルペンはいい、ストレッチと体幹のメニューに切り替えてくれ」

あおい「そんな、まだ行けます!」

潮崎「そんなフラフラな足と痺れきった指でか?」

あおい「うっ…」

潮崎「確かにいい球だった。だがあれは今のお前が使うには負担が大きすぎる。」

あおい「くっ、分かりました……」

潮崎「……早川、」

あおい「な。なんでしょう?」

潮崎「焦らなくていい。お前はまだまだ伸びる」

あおい「あ、ありがとうございます!」

あおい(…あの最後のストレート、あれがあれば……)

あおい「…プロってやっぱり凄いや。まだまだやらなきゃならないことが山積みだ。」

──────────────
練習後室内

奥居「つ、疲れた……」ゼイゼイ

あおい「本当だよ……全身ビキビキだ……」

あおい「奥居くんはなにしてきたのさ……」

奥居「地獄のアメリカンノック…」

あおい「それはきつい…」

奥居「俺はストレッチして終わりだけど早川さんどうするの?」

あおい「ブルペンに挨拶にいってから戻るから先に戻ってて」

奥居「わかった、お疲れさま。 あー疲れたぁ…また明日も練習だ…」

あおい(色々学ばなくちゃ、ブルペンに牧田さんまだいるかな…?)

今日はここまで、
次いつになるかは不定です

ブルペン

あおい「お疲れさまでーす…」ソロー

牧田「……っ!」ビシュ

あおい「ま、牧田さんまだやってるんですか!?」

牧田「ああ、早川さん。キャンプは徹底的に投げ込むって決めてるからね。毎年終盤に疲れがでて成績悪化させちゃってるし…」

あおい「でも大分前からやってましたよね?どれくらいやってたんですか?」

牧田「今日何球投げたっけな、岡田、いくつ?」

岡田「全部で300球ですよ。座って捕ったぶんでね。」

あおい「300球!?」

岡田「本当おかしいよな。キャッチャーが先にバテる投げ込みなんて聞いたことないよ…」

牧田「慣れると気持ちいいもんだよ。200球ぐらいからフローみたいな状態になるし。」

あおい「えぇ… そんな投げて大丈夫なんですか?」

牧田「まあ、アンダースローならわかると思うけど上手投げより肘と肩に負担がかからないからね。その分足腰はガクガクだけどね。」

あおい「凄いなぁ…ボクには真似出来ないや」

牧田「ところで早川さんは何しにブルペンに?」

あおい「ああ、そうだった。牧田さんにアドバイスがいただきたくて。」

岡田「牧田さん羨ましいなぁ、チームの紅一点からアプローチ受けるなんて」

あおい「え? …あっ、いやそんなんじゃ」///

牧田「あまり新人いじめんなよ…一回り違うんだぞ?」

岡田「いやわかんないッスよ。牧田さん独身だし。」

牧田「もういいよ、お前は先に戻っててくれ。」

岡田「分かりましたよっと、じゃ後はお二人で」

牧田「…やっといったか。」

あおい「岡田さん、本当に疲れてたんですかね?かなり元気に見えました。」

牧田「あいつ本当にテンション高いから… っとアドバイスだったね。なにかが聞きたいのかな?俺が力になれることなら答えるよ」

あおい「えと、本当に色々効きたいんですがいいですか?」

牧田「今はそんな沢山時間ないし……ならメアド教えるから聞きたいことが出来たらメールをくれれば相談にのるよ」

あおい「え?メアド教えてもらってもいいんですか?」

牧田「いいよいいよ。俺も色々聞いてみたいことあったし。とりあえず宿舎に戻ろうか。」

あおい「はいっ!」

牧田とメル友になれました。

今日はここまで
次いつになるかは未定です

あおいはそれからの春期キャンプを新フォームの習得と基礎体力作り、体幹強化に費やしていった。
…………………………
……………
……
~2月24日~
A班は19日でキャンプを終え、オープン戦や開幕に向けて最終調整や休養にあてるがB班は25日まで練習漬けである。
が、この日と最終日の練習は午前中で終了であることが伝えられている。

あおい「ふぅ、やっぱり3週間じゃまたまだ体幹や走り込みの効果はそんなにでないか。」

新フォームは以前のフォームよりは良くなったものの、あの時投げた一球には程遠いものだった。

あおい「やっぱりじっくり身体作っていくしかないなぁ…」

奥居「お、早川さんお疲れ。」

あおい「お疲れ、奥居くん。このあと試合だから準備出来たらすぐに行かなくちゃね」

奥居「って言っても試合に出る訳じゃないんだけどね。」

そう、今日はサンマリン宮崎で行われる。楽天との練習試合であった。
B班の選手の大半はこれを見に行く。
南郷から電車で一時間ちょっと揺られて二人を含む選手らは試合の行われる球場に向かった。

~KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎~

奥居「ふぃー、着いた着いた。」

あおい「間に合ったみたいだね。」

あおいと奥居は席を探しながらスタメンを確認する。

西武 楽天
1中秋山 1中オコエ
2二水口 2遊哲朗
3捕森 3一伊東
4一山川 4DHアマダー
5DHメヒア 5三今江
6左竹原 6二後藤
7三永江 7右岡島
8右斉藤 8捕嶋
9遊金子侑 9左聖澤
投高橋光 投安楽

※楽天は超適当です。すまない
一旦離れます 夜にまた

あおい「結構入れ換えてるね。実力見ておきたい人と調子の確認、相性と見たい感じかな。」

奥居「まあ、そうだろ練習試合だし。とにかく早く座るとこ探そうぜ。」

あおい「そだね。 あ、あそこのバックネット裏二つ空いてるね。すみませーん隣いいですか?」

???「いいよいいよ~♪…って、あおい?」

あおい「え? みずき!?」

みずき「やだ、久しぶり‼元気にしてた?」

あおい「そういうみずきこそ元気そうでなによりだよ~」

奥居「あ、あのー、早川さん? そちらの方は?」

あおい「ああ、紹介するよ。この人は聖タチバナの橘みずき。ボクの友達なんだ。」

あおい「みずき、この人は同期の奥居君。」

みずき「ちょっとあおい、今はもう楽天イーグルスの橘よ」

奥居「た、橘ってあの有名な!?」

みずき「そうよ、美少女エースとして楽天に…」

奥居「社長のコネで入団したって噂の」

あおい「え?そうだったの? そういうのは良くないよ、みずき。」

みずき「そんな訳ないでしょうが!」

みずき「社長の名字は立花、私は橘よ!」

みずき「だいたいあんただってどうせ地元枠のドラフト下位野手じゃないの?」
奥居「うっ…なんだよ偉そうに!」

みずき「あんたが一番年下なんだから口答えするんじゃないの」←2/2生まれ

あおい「そうなの?奥居君誕生日いつ?」←3/3生まれ

奥居「………3月16日」

みずき「と、言うわけで飲み物買ってきなさい。」

奥居「ちっきしょー!」ズダダダ

みずき「……いったわね」

みずき「ねえあおい、あんたプロに入ってどう思った?」

あおい「どうって、やっぱりプロって凄いなとは思ったけど…」

みずき「私はね、なんか今まで積み上げて来たものがバカらしく思うぐらい衝撃的だった。」

みずき「今まで完璧だと思ってたものが簡単に崩されて、かなりショックよ。」

あおい「………」

みずき「でもさ、同時にワクワクしない?」

あおい「…うん、ボクもそれは一緒だよ。僕たちはまだ上を目指せるし、強くなれるんだ。」

みずき「…きっと聖もさ、同じようなこと思ってると思うんだ。」

あおい「確かに、聖のことだから死に物狂いでやってるだろうね。」

みずき「だからさ、今年のフレッシュオールスター、三人が一緒のチームで出来るのはここしかないから…」

みずき「…遅れんじゃないわよ。」

あおい「そっちこそ」





奥居「…………」

奥居「あー、自分の分買い忘れちまったな。」テクテクテク


一旦ここまで。
次は試合描写だけど出来る限りサックリやるつもりだけど書きすぎて長くなるかもしれません。
書き溜めはしません。
次は不定期

あおい「遅いよ、奥居君。始まっちゃう」

奥居「わりぃわりぃ。ほれ、スポドリでよかったよな」

みずき「ん、ありがとね。はいこれお金」

バッターボックスには西武秋山が入り、試合が始まる。
先発投手はどちらも高卒二年目、代表にも選ばれた経験もある世代を牽引する投手だ。

嶋がミットを構え、安楽が初球を投じる。
構えたところより少し外、外角に投げ込まれたストレートを見送る。
表示された球速は147㎞と順調な回復を見せていた。
続く2球目、真ん中低めのスライダーを投じるも秋山は鋭くバットを振り、レフト線へと弾き返し、快足を飛ばし二塁まで到達した。

奥居「やっぱ秋山さんすげぇなあ…」

あおい「なにせ日本記録保持者だからね苦手コースもなければ右、左、センターと全方向に打ってくるよ。」

みずき「あれ?次の打者えらく背が低いわね。」

奥居「ああ、水口さんは163㎝しかないからね。」

みずき「私と同じだけしかないの?」

奥居「でも水口さんはよく粘るんだ。あのいやらしい打撃見習わなくちゃ」

二番打者水口はまだ制球の定まらない安楽相手に粘りの打撃をみせるが、フルカウントからの12球目、スライダーを引っ掛けてセカンドゴロ、進塁打となった。

そして球場がざわめきたつ。無理もないだろう、次のバッターは若き怪物・森友哉だからだ。

「三番、キャッチャー、森友哉」

ウグイス嬢がコールすると球場が歓声に包まれる。

一死三塁、初回の先制チャンスで森がバッターボックスに立つ。

特徴的な深く腰を沈ませたバッティングフォームにはとても20歳とは思えない威圧感を放っている。

嶋はサイン交換を終えると内角に構え、それに答えるように安楽が投げる。
インハイに投じられた球に森はフルスイングする。
真後ろに飛んだファールボールはバックネットに鋭く突き刺さった。

その後2外角のフォーク、高めストレートを見送り1ボール2ストライク。
4球目、渾身の力で投じられたアウトローのストレートに森が振り抜いた。

しっかりと外に踏み込んで放った打球はレフト後方へと大きく伸びる。
しかし弾道が少し高かったのかフェンスギリギリで失速、レフトの聖澤のグラブに収まった。

秋山はすかさずタッチアップ、西武が先制した。

その後2外角のフォーク
→その後、外角のフォーク
でした
すんません

続く山川はサードゴロ、メヒアがファールフライに倒れ、表の攻撃が終わる。

そして裏、扇の要に森が座り、マウンドには高橋光成が立つ。

打席にはドラフト1位ルーキーのオコエ瑠偉。

奥居「バッテリーと打者どっちも高卒ドラ1なんだな、とても俺らとそう変わらない年だとは思えねえよ。」

バッテリーがサインを交換し初球、低めにストレートを投げ込む。

オコエはこれにバットを出すが捉えきれず打球はサードの前へ、持ち前の瞬発力をみせるがヒットにはならず
永江が軽快に捌いて1アウト

二番打者西田に対してもストレートで押していくバッテリー
3球粘られるもアウトロー144㎞のストレート見逃し三振を奪う。

三番、伊東に対する初球、アウトローに投げ込まれた球に迷いなく踏み込まれる。
力強いスイングから放たれた打球はレフトポールの僅かに左を通過していった。

奥居「あっぶねぇ… 流石にストレート多用しすぎじゃないか?」

あおい「確かに… 」

アウト4つとってるんやが

>>88
すまぬ…
当初の予定だと森ホームランで書いてたからアウトカウントずれてしまった…
次の打者メヒアからに直します

と、いっても今回描写するのは一回だけです。

流石に不味いと感じたか高橋が森をマウンドに呼ぶ

高橋光「──、──」
森「──、──!」
続く山川はサードゴロ、メヒアがファールフライに倒れ、表の攻撃が終わる。
あおい「何話してるんだろう?」

みずき「大方、変化球投げたい、とか後ろに逸らさなければいいとかそんなんじゃない?」

奥居「まあ、こういうところでどうするか何が出来るかを見るのも練習試合ならではだからな」

バッテリーの会話が終わるとすぐに再開される。

森は低めに構え、高橋が始動する。
少し縮こまるようなフォームから全身のバネを使うように球を放つ

かなり力の入ったストレートにバットが空を斬る。
表示された球速は152㎞


奥居「速い…」

あおい「…っじゃなくて、ストレート!?」

みずき「コントロール度外視で球威で押しきるつもりかしら」

森が返球し、間髪いれず3球目、森はインローにグラブを持ってくる。

高橋は全力で腕を振り、投げ込むが少し高めに抜ける

奥居「やばい、高めに抜けた!」

バッターも甘い球を逃すまいとバットを振る。

が、ボールは打者出前でバットを避けるように変化し、森の構えた所にピンポイントに収まった。

「ットライク アウッ! チェンジ!」

高橋は軽くグラブを叩き森とグラブを合わせる

奥居「あー、びっくりした。まさか変化球もってくるとは。」

みずき「多分2球目のストレートもこれを狙ってたんでしょうね。」

あおい「どういうこと?」

みずき「2球目全力で投げれば多分打者としては打ち気になるはずよ、何せ一度あそこまで飛ばされたストレートを構わず使って押してくるんだから。」

奥居「そこであの球か、随分落ちたけどフォーク?」

あおい「え?抜いたようには見えなかったけど、縦のスライダーじゃないな?」

みずき「ふぅん、スライダーか… スライダーねぇ…」

そうこう話してるうちに攻守がかわりメヒアが打席に入る。

奥居「あれ? メヒアさんさっき凡退しなかった?」

あおい「なにいってるのさ、山川さんのサードゴロでチェンジだったじゃない。」

そんなこんなで試合は進んでいった。

最終スコア
123456789 R H E
西101100100 4 9 3
楽000010010 2 8 2

西武 高橋光ー誠ーCCリーー佐藤ー郭
楽天 安楽ーレイー武藤ー青山ー松井

本 西武山川(4回ソロ)、楽天アマダー(8回ソロ)

今日はこの辺まで。
アウトカウントのミスは許して下さい何でもやりますから!!

俺達が逆転を許すかと思ったのに

>>95
お得意中のお得意様にそんなことされたら不味いですよ
光成3回被安打1四死球1 無失点
誠 3回被安打3四死球2 1失点
CCリー1回被安打1四死球無し
佐藤1回被安打2四死球1 1失点
郭 1回被安打1四死球無し
こんなのだったらいいなぁ…

ワイおハム、期待の眼差し

>>99
矢部「おいらがセンターでやんす!西武矢部?そんなもの知らないでやんす。」

矢部「大谷君危ないでやんすー」キキー!

うん、これでいこう

地味にエラー三つ…

>>101
山川と森がね…

基本的に猛虎弁使うことをよしとされてないだけで結構いると思う。

このスレではあまり気にしないけど他だと巣に帰れとか結構叩かれるよね

~試合後~

奥居「いやー、やっぱり試合は緊張感が違うな。」

あおい「そうだね、ボクたちも早く試合がしたいよ。」

みずき「そうね、じゃ、私はこの辺で」

奥居「あ、ちょっと待ってくれ。サインくれないか?」

みずき「サイン? なんであんたにサインなんかやらなくちゃならないのよ。」

奥居「うちの妹がファンなんだよあんたの、なあ頼むよ、この通り!」

みずき「ふぅん、でも頼み事する2は態度が違うわよねぇ?」

奥居「お、おねがいします、橘さん。」

みずき「み・ず・き・様、でしょ?」

奥居「うっ、ぐっ… 」

奥居「御願いします、みずき様…」

みずき「よろしい、あんたの妹の名前は?」

奥居「あ、亜美だ。奥居亜美、 」

みずき「ん、わかった …はい、これ妹さんに 」キュポン キュキュキュッ

奥居「あ、ありがとう。これは、三日月…?」

みずき「そ、私のトレードマーク。あ、あとあんたのスマホ貸しなさい。」

奥居「え?なんで?」

みずき「なんでもいいから!」

奥居「は、はいっ!」 スッ

みずき「ん、…はいできた。私のメアドいれといたから。」

奥居「えっ、いいの?」

みずき「私のサインボールなんかより、あんたがプロで活躍する姿見せた方が妹さんも喜ぶでしょ?」

みずき「だから、何かあったらこのみずき様が相談ぐらいなら受けてあげる。」ニッ

みずき「…だからあんたも活躍して、来なさいよFASに。分かった?」

奥居「……分かった!」

みずき「よし。じゃ、私はここで、みずき、あんたも頑張んなさいよ。」タッタッタ

しくじった
最後のみずきはあおいです…
集中力落ちてる…

あおい「…奥居君凄いね。」

奥居「へっ?なにが?」

あおい「みずきがあそこまで言ってくれるのってなかなかないよ?」

あおい(男子だとパワプロ君と友沢君ぐらいかなぁ…)

奥居「そっか、それならなおさら気合いいれないとな。皆で約束守るためにも」

あおい「そうだね、皆でFASに……って、奥居君あれ聞いてたの!?」

奥居「あっ、ヤベッ」

あおい「聞いてたんだね!? 盗み聞きなんてサイッテー!」

奥居「い、いやー、あっ、早く戻らないと電車が‼」ドヒューン

あおい「ちょっと待てぇ! 」ズダダダ

こうして彼彼女らの約束が交わされた

~2月25日・B班キャンプ最終日~
横田「えー、今日でキャンプ最終日となる。A班はここから練習試合とオープン戦をしながら戻ってくるがB班は3月始めからある西武第二での練習に合わせて帰る。」

横田「キャンプ最後の練習も集中して、最後の最後で怪我をしないように。以上!」

一同「はいっ!」

横田「それから多和田は練習後ちょっと来るように。皆は練習を始めてくれ。」

─────────────────

あおい「何の話だろう?」

奥居「そりゃあれだろ。一軍に合流するとかそういう話。やっぱドラ1は違うなぁ」

あおい「でももう怪我は大丈夫なのかな?」

奥居「ま、それは監督たちが見て決めることだ。俺らは練習をしよう。」

あおい「そうだね。よし、ボク走ってくる!」

奥居「よっしゃ、今日は打ち込むぞ!」

─────────────────
~練習後~

横田「皆練習お疲れ! これで春期キャンプは終了だ。よく頑張ってくれた。」

奥居「ふぃー、やっと終わったぁ~」

横田「頑張った皆にご褒美がある。宿舎に戻って着替えて支度を整えて来てくれ。今日の晩飯は焼き肉行くぞ。」

一同「「よっしゃー!」」

奥居「おっしゃ、そうとわかればさっさと片付けるぜ。」

あおい「楽しみだよね!皆で焼き肉!」

こうして彼らの過酷なキャンプが終わりを告げる。

~春期キャンプ編終了~

このあと番外編でバレンタインデー、焼き肉パーティー書こうかと思うけどどっちが見たい?
それともシーズン入っちゃう?

あ、とりあえず今日はここまで
多分これ以上はミスがひどいことになりそうです。(元々多いが)

焼肉で

元々西武に行く予定だったの誰だっけ?
そいつがロッテに入ったのかな

>>117

パワプロキャラでは友沢君が西武なのですがここではまだ高校生三年生です。
良いスライダーを持つ帝王の投手としてスカウトが目を付けていますが…

肘じゃなかった?スライダー多用
あと友沢がどこかの育成選手になったような記憶がある。なんかのサクセスのラストで


~焼き肉屋~

横田「えー、皆春期キャンプお疲れさま。これから始まるシーズンに向けてここで鋭気を養ってくれ。乾杯!」

一同「「カンパーイ!」」

あおい「焼き肉だよ、焼き肉!」カルビヤキー

奥居「よっしゃ、ガンガン焼くぞ~♪」 ハラミヤキー

渡辺直「お前ら落ち着いて食え、肉は逃げないから。」

各々が食材を網に並べていく。

横田「あ、未成年者組は絶対にアルコール頼むなよ、ウチは前例あるからそんなことしたら俺の首飛ぶから。絶対だよ?」

未成年組「「はーい!」」

あおいの近くの網には奥居、大瀧、戸川、山田ら未成年組が固められてその隣を十亀と渡辺が座り、肉を焼きながら談笑している。

奥居「本田さん、なんでいきなりホルモン焼いてるんです!?網汚れるじゃないですか!」

本田「あえてね、僕の中のリトル本田に聞いたらそれがいいと、」

あおい「本田さんキャラ違いすぎません!? いつもの好青年はどこへ!?」

大瀧「お、焼けてんじゃーん」カルビトリー

山田「いただき~♪」ハラミモグモグ

戸川「お前ら自分で焼けて食えよ…」ハラミトリー

奥居/あおい「あっ!」

あおい「くぅ、せっかく育てたのにぃ…」

大瀧「あっはっはっ、ワリイワリイ、お前らの分も取っといたから」スッ

あおい「ありがと…ってこれ焦げてるじゃないか!」

酉つけ忘れた

あおい「今度こそとらないでよ!」タンシオヤキー

あおい(ん?メニューにケーキがあるじゃん!)ポチッ ピンポーン

あおい「すみませーん、ケーキセット二つください!」

渡辺直「皆肉を食うのもいいが野菜もしっかり食えよ」ヤサイモリー

あおい「あ、ありがとうございます。」

十亀「良いじゃないですか直人さん若いウチぐらい。」

渡辺直「お前だって充分若いだろ…」

奥居「あ、そうだ十亀さん、皆見ましたよ、あれ!」

十亀「うん?何だよあれって。」ビールゴクー

奥居「テレ玉のライオンズチャンネルの新企画、『十亀剣の健康になろう』ですよ!」

十亀「ブフゥッ!?」

渡辺直「うわ汚ねぇ」

あおい「じゃなくて! 網燃えてますよ!」

奥居「スゲー、ヨガファイヤーだ‼」ゲラゲラ

大瀧「いやヨガバーナーだろこれ」ケラケラ

あおい「そんなこと言ってないで早く火、消しますよ!」

奥居/大瀧「火消しは中継ぎの役割だろう」

渡辺直「こりゃうまい、一本取られたな」

あおい「誰が上手いこと言えと!」

~無事消火~

あおい「で、なんなのそのヨガってのは?」

奥居「ああ、それは──」

十亀「俺の持ってるテレ玉のコーナーの一つに俺が毎回ヨガのトレーニングを紹介するコーナーがあるんだよ。」

奥居「合同トレーニングの取材が放送されるってんで寮の数人で見てたんすよ。」

あおい(ボク誘われてない…)

あおい「それにしても、ヨガですか。良いですね!」

十亀「お、興味ある? 多和田にも紹介してるんだけど早川さんもどうかな?」

あおい「良いんですか?やった!」

十亀「参加するなら詳しいことはあとでメールするよ。はいこれ俺のメアド」

十亀とメル友になりました

あおい「メアドまで、ありがとうございます!」

十亀「もしかしたらそのうちテレ玉から出演依頼も来るかもね。俺だけじゃ華もないし」

あおい「その時はよろしくお願いいたします!」

「ケーキセットご注文のお客様」

あおい「あ、はいはーい。こっちです。」

あおい(やった、ケーキだ。キャンプ中全然食べれなかったから欲しかったんだよねぇ♪) ワクワク

大瀧「この肉もらいっ」ハシツカミー

奥居「あ、おいそれ俺の育てた肉!」ハシツカミー

奥居/大瀧「ぐぬぬぬぬっ」グイー

渡辺直「あ、おい箸同士で引っ張るな。危ないし行儀悪いぞ」

奥居「これは俺が育てたから俺の肉だ‼」グイー

大瀧「俺が注文したんだから俺だろ!」グイー

その時、肉の脂で滑ったのか、二人の箸から勢いよく肉が飛んだ

勢いよく飛んだ肉は湯気で放物線を描きながら────

──ケーキの上に盛大に着地した。

奥居「あ」

大瀧「あ」

渡辺直「あっちゃー、早川さん大丈夫?火傷と、か…?」



あおい「……おい(※短気発動中)」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

奥居「」

大瀧「」

大瀧「あ、あはは、いやー見事にケーキの上に乗っちゃったn ヒィッ」 ガッ グイッ

あおいが大瀧の胸元をつかみ自身の細腕一本で持ち上げる。

奥居「…なんつーパワーだ…」

あおい「…………」ニィ

あおいは女子のものとは思えない獰猛な笑顔を見せる

渡辺直「奥居っ、早川を抑えろ!」

奥居「抑えるのは投手の仕g─「早くしろ!」

奥居「は、はいっ」ガシィ

奥居はあおいを羽交い締めにし、その拍子に大瀧から手が離れる

奥居(筋肉質だけどなかなか柔らかさが…じゃなくて早く落ち着かせないと‼)

奥居「は、早川さーん、落ち着いて落ち着いてどうどう。」

あおい「フーッ、フーッ‼」

奥居「ケーキならあとで奢るから!」

あおい「……………」

その言葉に納得したのかその般若の如き顔から少しずつ怒気が消えていく。

あおい「…あれ?なんで奥居君ボクののと捕まえてるの?」

一同(自覚症状なしかよっ!)

あおい「そろそも終わりですか?ふー、結構食べたね。楽しかった。また皆で期待ですね!」

一同(早川だけは絶対怒らせてはいけない…)

そうして焼肉会は終わりを告げ、一人の選手に新たな一面が顔を覗かせた。

焼肉編おわり
一旦ここまで

>>124
wikiを見ると似たようなのは神童の野球アカデミーに入学、みたいなのがあったね

にしても今はもうないですがキレると155㎞投げるアンダースローって頭おかしいですね。

そもそも普通の能力がちゃんとしたアンダーなのに最速139km/hなのがすごいと思う

>>135
山田久志さんを基準で考えてたんでしょうね…
牧田の137でさえかなり早いはずなんですが

しまった、完全にイースタンのフューチャーズを忘れていた。
奥居と三人娘たちはフューチャーズには出ないということで話を進めることをご了承下さい。

~3月3日、市営浦和、春期教育リーグ~

横田「今日から10日までは春期教育リーグでイ・リーグの公式記録には残らないが、気合をいれてやってくれ。」

一同「「はいっ!」」

奥居、あおいはそれぞれベンチとブルペンに待機の指示がでた。それに従い二人は移動し、試合が始まる

審判「プレイポール!」

相手先発は左の濱矢、西武先発は右の玉村が入り西武の攻撃から試合は進んでいく
…………………………
………………
回は進み3点リードで迎えた5回の裏の守備、ここまで無失点に抑えてきた玉村に汗が見えてくる。

先頭をフォアボールを出した後、抜けたカーブを痛打され1、3塁にされてしまう。ここで清川投手コーチからあおいに声がかかる

清川「早川、次の回頭からいくぞ。準備してくれ。」

あおい「はいっ、分かりました。」

そういうとあおいはブルペン捕手
を座らせ、投球練習を始める。

あおい(よしっ、試合に出られるんだ!しっかり抑えてきたアピールしないと…)

玉村は1、3塁のピンチ、スプリットを打たせてセカンドゲッツーに仕留め、1点を取られながらも、後続を打ち取り、5回1失点でマウンドを降りる。

その後6回の表の攻撃、山田が三振に倒れ、一番水口、粘ってからのレフト前ヒットで出塁、その後初球スチールを成功させるも後続が続かず、無得点で攻撃を終える

そして6回裏、あおいの名前がコールされ、マウンドへと向かう。

すると上本がマウンドに寄ってきて、ボールを手渡しながら話してくる。

上本「2点のリードがあるから落ち着いていこう。しっかり腕振ってな。」バンバン

あおい「はいっ、お願いします。」

そして左打席に三番、島内が入る

あおい(落ち着け、ボクはボクの出来ることを最大限やるだけだ。)

一呼吸置き、キャッチャーミットを見据える。

グローブを持ち上げる投球動作を始動させる。
低く沈み込まれた身体から弾き出された初球、

あおい「しっ!」ビシュン

地を這うような軽くシュートしたストレートが左バッターの膝元を射抜く。

審判「ストライーク!」

上本「オッケーオッケー!」ビシュ

あおい「……ふぅ」パシッ

上本(多分ボールを見てくる。だったらその内にカウント取らせてもらおう。ストライクにガンガンこい!)サインスッスッ

あおい「…」コクコク

あおい「ふっ!」シュッ

間髪いれず2球目、アウトローに投じられた球は少し甘かったがバットは出ない。

審判「ストライーク!」

島内「くっ…」

あおい(…よし、打ち気になってるな…)

上本がサインをだし、ミットを構える

あおい「……」スッ

あおいが3球目を投じる。

コースはインハイのボール球
バッターの予想のより浮き上がるストレートはバットの上を通過し、島内を三振に切って取った。

あおい(よしっまず一人だ。今日は調子いいぞ!)

上本からボールが返され、次のバッターである中川が右打席に入る。

サインを交換し、すぐさま投球動作に入る。
1球目、外側高めの釣り球にバッターが反応するが、バットを止めてボール。

あおい(…ストレート狙いかな?)

上本(…ならインコース、フロントドアのカーブだ。低めにこい)スッスッ

あおい「…ふぅ、っ!」ビシュン ググッ

しっかりと体重移動をし、小さくテイクバックをとり、ボールにスピンをかけていく。

低いリリースポイントから身体に向かってくるように見えるボールは緩い弧を徐々に縮めていきインコースギリギリを通過していった。

審判「ストライーク!」

続く3球目、アウトコースのストレートを投じるが少し中に入ってくる。

中川「おらっ!」カキーン

あおい「!」

が、右方向ライト線に飛ばされた打球は惜しくもファール

あおい「危なかった…」

上本がサインをだす。

あおい「!…」

上本はインコースにどっしりと構える。

あおいはグローブのなかでボールをしっかりと握り直し、体重移動を始める。
あおい(いけっ!)ビシュン
内角、ストライクコースに入ってくるような球

バッターはそう判断し、肘をたたみ内角にバットを潜り込ませる。

が、ストレートのように見えたその球はバッターを嘲笑うかのように急激に沈み、内角を掬いあげようとするバットのさらには下を通過した。

ワンバウンドしそうな球を上本がしっかりと捕球する。

上本(ストレート待ちでこれがきたらバットも出るよな…)

あおい「よっし!」

見事二人目も三振に取り、5番打者、片山が左打席に立つ

初球、外角にマリンボールを投じる。

片山「くっ…」ガキン

鋭く変化する球にスイングを修正しきれず、打ち損なう。

あおい(よしっ、打ち取った!)

そう思ったが、打球は大きく跳ね、サードの定位置より少し後ろにゆっくりと飛んでいく。サード渡辺が捕球、すぐさまファーストへ送るも結果はセーフ、内野安打となった。

あおい「くっそぉ……」

二死一塁、迎えるは6番榎本

セットポジションに変わり、まず1球牽制を入れるよう指示がはいる。

あおい(……あっ、牽制か)スッ… ヒュッ

動揺からかこの牽制球が大きく外れてしまう

あおい「あっ…」
大崎「くっ…」グッ
上本「やべっ!」ダッ

ファーストの大崎が大きく飛んでこれをとろうとしたが、届かず、一塁ランナーは上本が拾ったときには既に二塁へ

上本「タイム!」

あおい「すみません、上本さん…」

上本「落ち着いてね。ランナー二塁だけど2点リードあるし。気楽にやろう。」

あおい「…わかりました。」

二死二塁、リードがあると頭で分かっていても運の悪いヒットを自らの手でピンチにしてしまったことに動揺してしまう。

上本(まずいな…、しょうがなないか)
上本「…早川さあ…」

上本「そんな簡単に打ちのめされてて大丈夫なの?プロなんだから女だから打たれ弱い、か弱いじゃ通用しないよ?」
あおい「は?」ギロッ

上本「…って奥居が言ってる。」
上本(すまん、許せ奥居)ナムナム

あおい「……」グルリ

あおいがベンチへ視線を向ける

奥居(!こっち見てるな!何か応援しないと)

奥居「(もっとがんばれー)」パクパク

あおい(とっとと下がれ…!? …なめないでよ!)

あおい「絶対見返して、後でとっちめてやる…!」

上本(若干煽りすぎた気もするが…顔に覇気が戻ったな…)

上本「さあ、残り一人だ。行けるよな?」

あおい「はいっ!」

筆が進まずすみません、今日はここまでです。
2月に入るとちょっと忙しくなるので更新遅れるかもです。
次も不定期になります。

流石に全試合は出来ないのであおいちゃんにとってターニングポイントになる試合をできるだけ書いていきます。

もしかしたら途中、外伝というかスピンオフでみずきが出てくるかもです。

乙乙
腕一本で人間持ち上げるってやばいな
俺は20キロのダンベルが限界だわ

>>148
短気発動中は打撃でもパワーがAまで上がる設定が昔はあったことを考えると…
2014でパワーAって言うと外人パワーヒッター並、中田と山田と同じパワーで日本人だけだとおかわりしか上にいませんからね、ブストスもビックリのパワーです。

おっふ、誤字脱字がさらにひどいことになってた…

乙です
これ読んでたらパワプロやりたくなってくる…98でもやるか

後、上本 有能

>>152
パワプロ2016がでる前に予習のために2014を買うべきそうするべき

>>153
最近のパワプロやってないんやけど、なんで2014?
2015は?

>>154
ないです。

詳しくは知らないのですが2013、2014はそれ以前のように決定版商法による二期作をやめて
秋に1作品出してたんですが
それが2015の製作が後ろにずれ込んで2016年春発売になりました。

アプリがウハウハだからコンシューマーは捨てたとか、ガチャ課金要素を増やすのに別タイトルを用意する時間が必要だったとか色々推測されてはいますが


上本がマスクを被り、定位置へと戻る。

榎本が打席に立ち、再開される。

あおい「ふぅー…しっ!」ビシュン

セットポジションから素早く足を上げ、体重移動をする。踏み込みと共によくしなった右腕から勢いよくボールが飛び出す。
胸元に飛び込んで来るようなボールに榎本が大きく仰け反る。


榎本「あっぶねぇな!」

あおい「……」スッ

あおいは当ててないのだからと気にも留めず、すぐさま2球目、

あおい「やっ!」ビシュ!

榎本「うっ……」スカッ

2球目はインコースのマリンボール
1球目の残像が残っているのか、アッパーカットのように飛んでくる球に腰の引けたスイングになってしまう。

榎本(くっそ、ヒビっちまった…だが次は…)

あおい「……」スッ

少しサインを交換し、3球目

あおい「ふっ!」ビシュ

榎本(ボールが上がってくる前に叩いてやる!)

速急に対応しようとバットを強く振り抜こうとするが、ボールが来ない。
浮いた所を叩きに目線を上げ、上体が突っ込んだ状態で、まともにカーブに合わせることなど出来などしない。

自らの情けないスイングで大きく崩された姿勢を嘲笑うかのように気味のいい捕球音がなる。

審判「バッターアウッ! チェンジ!」

あおい「よっ…し!」グッ

あおいは小さくガッツポーズをし、、マウンドから一歩踏み出した。
その背中には大きな闘志に満ちていた。

一旦ここまで

書けるようなら夜にまた来ます

乙乙~
初球ストライクだったんか

>>158
ギリギリ入ってたんだけどビビるぐらいの球だったということで

おかしい、まるで上本が有能なキャッチャーみいだ

>>160
上本でこれなら一軍では炭谷教の投手ができるのも致し方ないね


試合はその後両リリーフ陣が0に抑え、3対1で西武が勝利、終盤に奥居が代打で出場するもファーストフライに倒れた。
楽天の橘は8回にリリーフとして登板、ランナーを出すも無失点に抑えた。

試合の反省やミーティングも終わり、各自解散となった。

~in武蔵野線~

あおい(今日は無失点に抑えたとはいえ、あまり誉められたないようじゃなかったなぁ…)ガタンゴトン ガタンゴトン

あおい(セットポジションからの投球、牽制、クイック…)

あおい(覚えなくちゃならないことが沢山ある…)

あおい/奥居「はぁ…」

あおい「あ、奥居君、上本さんから聞いたよ?」

奥居「え? 何のことだよ」

あおい「とぼけないでよ、試合中僕のことボロッカスに言ってたみたいじゃない」

奥居「え!? 俺そんなこと言った覚えないぞ!」

あおい「えー、本当に?今日もボクがピンチ作っちゃった時にとっととさがれなんて言ってたじゃないか!」

奥居「言ってない言ってない! そんなこと言って何になるのさ!」

あおい「…ならいいんだけどさ」

あおいは窓に振り返り、ため息をつく

あおい「道は険しいなぁ…」ツギハー、シンアキツ、シンアキツデス

奥居「……あっそうだ。」

あおい「どうしたのさ、いきなり。」

奥居「いや、なんでもない。それよりも乗り換えだから降りないと」

あおい「え? あっ、本当だ!ちょっと待ってよ!」スクッ タッタッタッ


~新秋津駅前~
秋津、新秋津間の乗り換えは一度駅をでて商店街を抜けたところまで歩かなければならない。

奥居「なあ、ちょっと寄り道してこうぜ!」

あおい「…まあ、いいよ。私この辺知らないんだけど。」

奥居「俺はこの辺は地元みたいなもんだから大丈夫大丈夫!…っと、こっちこっち」

駅から歩いてすぐ、商店街の少し外れたところまで奥居があおいを案内する。



あおい「ここは…ケーキ屋さん?」

奥居「そ、早川さんたしか今日誕生日だったでしょ? だから特別に何でも俺が奢って…」

あおい「嘘!? マジで!? やった~、何にしようかな? ねえ幾つまでオッケー?ホールはあり?あー♪ ザッハトルテもいいなぁ、ミルフィーユもありだし、わっ!これピスタチオムースなんだぁ」キラキラ

奥居「は、ははっ、喜んで貰えて何よりだぜ。」
奥居(財布、足りるかなぁ… まあ、前に奢るって言っちまったし。元気出たみたいだし。それでいいか)

こうして彼女の誕生日はささやかに祝われる。





~その頃、若獅子寮~

平野withクラッカー「…奥居君と早川さん遅いな。サプライズパーティー計画したのにな…」

今日はここまで
次いつになるかは不定期です。

~3月16日・西武第二 試合前~

あおい「やっぱりオープン戦とはいえ一軍の試合があると人が来るね」

奥居「それに加えてドームの隙間から歓声が嫌と言うほど聞こえてくるからねぇ… 確かにこれはやる気も上がるわ」

この日は一軍もオープン戦であり、同じ時間から試合が始まる。

試合前の練習をしている二人に誰かが寄ってきた。

聖「久しぶりだな、あおい。元気にしてたか?」

そこにはあおいの親友である六道聖が立っていた。

あおい「聖! 久しぶり!元気元気! 少しプロのレベルの高さとか自分の至らなさを思い知ってブルーになることはあるけどね。聖は?」

聖「…プロのキャッチャーは大変だ、先発、中継ぎ合わせて数十人の投手それぞれの球を捕らなくてはならないしな。」

聖「一人一人フォームも違えば変化球も違う。コミュニケーションも全員ととらなければならない。なかなか厳しいな。」

しかしその言葉とは裏腹に、聖の赤い目はプレゼントをもらった子供のように輝いていた。

奥居「早川さん、この人は?」

あおい「ああ、それは─」

聖「私は六道聖、ベイスターズで捕手をやっている。聖タチバナの時のみずきの元女房であおいの友達だ。よろしく、奥居選手」

奥居「いやー、俺のこと覚えてもらえてるなんて光栄だなぁ」

あおい「相手チームのバッターのことすぐ覚えるところ変わってないね。」

聖「うむ、どんな選手がいつ出てくるか分からないからな。スコアラーだけに任せる訳にはいかない。」

あおい「聖も頑張ってるんだね。一緒にFASで組むために私も頑張らなくちゃ。」

聖「そうだな、私もみずきやあおいと一緒に出来るのを楽しみにしているぞ。ではこれからミーティングがあるから失礼する。」

酉つけ忘れた
一旦ここまで
余裕があれば夜にまたきます。

奥居「いやー、いい人じゃないの。誠実そうだし、努力家っぽいし」

あおい「…そうだね、努力家だよ。この上ない程にね。昔から自分の限界まで高めようと無茶ばかりしてたのは知ってる。」

奥居「それなら尚更尊敬されるべきじゃないか?」

あおい「…でもね奥居君、」

奥居「ん?」

あおい「聖の言うことに耳を貸しちゃダメだよ。まともに取り合っちゃダメ。奥居君、大変なことになるよ。」

奥居「な、なんだよ脅すようなこと言って… 大丈夫だって。」

あおい「そう? それならいいんだけどさ…」

──────────────────
~試合前ミーティング~

横田「よし、今日はDeNAとの試合のオーダーを発表する。先発は本田、一番は──」

横田「───7番、ライト奥居。」

奥居「はいっ!」

あおい「奥居君スタメンじゃん!」

奥居「ああ、精一杯アピールしてくるぜ!」


西武 DeNA
1遊外崎 1二石川
2中熊代 2中桑原
3捕森 3DH宮崎
4左駒月 4左井手
5DH坂田 5一山崎
6三鬼崎 6遊飛雄馬
7右奥居 7三山下幸
8一上本 8捕六道
9二呉 9右関根
投本田 投加賀

※オーダーはは超適当&去年のファームの改変です。更新出来なくてすまない

今後はもっと不定期になるとおもう
今日はここまで

みずきちゃん誕生日おめ!

すみません今日は更新できそうにないです

清原さんのことはショックです…
あれほど眩く輝いていたスター選手が…
こんなことあまり言いたくありませんがその輝きも過去のものなんだと思ってしまいました。
本来ならば語り継がれるべき才能を持った選手が、こんな最低なことをし、その汚点が後世に伝わるのだと思うと怒りさえ覚えます。

人として間違った行為で輝かしいキャリアを汚してしまう選手がこれから出ないことを祈ります。

あ、高橋光成選手、誕生日おめでとうございます!
今年はめちゃめちゃ期待してます!

生存報告かねて
木村昇吾選手入団おめでとうございます。

このスレでの木村改めてどうしよう…
どうせ来年友沢突っ込むために枠を開けなければならないし…

支配下の70人設定のところをあやふやにして木村選手を緊急入団させたいと思います。多分作品時間の年末では作者の裁量で何人かクビにして枠あけます。ご了承下さい。
最近やることがドサッと増えてなかなか更新できそうにないです。
ご理解、ご協力お願いいたします

生存報告
生きてはいる
やる気もある
だが2月は時間と根気と体力が…
待ってくれてる人がいるというのに…
すまぬ…すまぬのだ

奥井がベンチから飛び出し、ライト定位置へと向かっていく。

他の野手もそれぞれポジションへ
本田がマウンドへ行き、森もマスクを被り腰を下ろす。打席に石川が入り、審判に一礼する

審判「プレイボール!」

審判の掛け声と共に試合が始まった。

本田はセットポジションからコンパクトなフォームでノビの良い直球を投げ込んでいく。

石川は初球を打ち上げショートフライに倒れる。

本田は続く二番桑原に変化球が入らずフォアボールで出塁させてしまうが後続、宮崎を三振、井手をセカンドゴロに仕留め無失点で初回を終える。

森「本田さんナイスピッチです。ストレート増やしていきますか?」

本田「いや、スライダーと…あとはチェンジアップはすぐに修正できそうだ。カーブはどうも抜けすぎてるからカウントに余裕があるときに出来るか?」

森「わかったッス、ストレートとスライダー軸にしましょう。」

バッテリーはベンチに戻りながら、戦略を練っていく。

そして裏の攻撃、キャッチャーに聖が座り、加賀がマウンドに立つ。

聖(一番、二番が俊足で三番が左の強打、加賀さんは左は苦手だからできるだけこの二人は出したくないな…) スッ

一番外崎に投じられた初球はインコースのスライダー、横幅いっぱいまで使ったサイドスローからのスライダーは打者からはまるで後ろから飛んできたかのように感じたのだろう。大きく仰け反ってしまう。

審判「ストライーク!」

外崎「くっ…」

聖「よし、いいボールだぞ。」ビシュ

続く二球目、聖が選択したのは外角低めのストレート

サイドスロー特有のシュートする直球だが、外崎は手がでない。

審判「ストライーク!」

外崎(遠いな…)

聖「ナイスボール!」ビシュ
聖(内外と広く使かって追い込めたな。ならば…)スッ

加賀「…」コクッ

三球目は高めの釣り球、これに外崎が反応するも、バットは出さずカウント1-2

聖(…これは低めに頼むぞ。ワンバンさせてもいい)スッ

四球目、低めにカーブが投じられ、タイミングの合わない外崎は体勢を崩し空振りしてしまう。

ホームベース上で跳ねたボールはあらぬ方向へと進路を変えたが聖は難なくこれを捕球し、外崎は三振にとられた。

奥井「うっわ、あんな簡単にバウンドボール捕球してるよ…」

森「ヤバイッスねあれ…」

あおい「私聖が後逸したとこ見たことないよ…」

熊代をシンカーでつまらせてショートゴロに打ち取りバッターボックスに森が入る

聖(一応インローの緩い変化球に弱いんだが、逆にそれをピンポイントで狙ってホームランにした打席もあっただけにここは警戒しなければ…)

深く沈みこむバッティングフォームの森に対し低めのボール球で攻めていく

初球、アウトコースのストレートをファールにさせ、二球目は低めのシンカーはボール
三球目、インローを狙ったスライダーが甘く入る。これを見逃さず森は鋭く振り抜くがライト線を惜しくも右にそれファール

聖「危なかったな…」

四球目、インハイの直球に森のバットが空を切り、加賀はこの回を三者凡退で抑える。

一旦ここまで
オープン戦が始まり球春の訪れを感じます。
長らく更新出来なくて申し訳ないです。

恐らく次も不定期になりそうです。

奥居の漢字間違ってた…


二回、本田は五番山崎に浮いた変化球を捉えられ、二塁打。続く飛雄馬はセカンド右のゴロでランナーが進塁した。
1アウト三塁、この年から導入されたコリジョンルールによりこのカウントはかなり重要になる。

外野定位置、内野は少し前進し、森が構える。

七番山下に対し初球、低めのスライダーを空振り
二球目は高めストレート外れてボール
三球目、外角高めにカーブが抜ける
しかしタイミングが合わなかったようで山下はこれを泳ぎながらも引っ張る。
打球はライトへの少し浅いフライ

奥居が素早く落下点に入りバックホームの体勢を取る。

奥居が捕球すると同時に山崎が三塁を蹴る。

奥居「このやろっ…」ググッ

奥居は助走の力と全身の捻りを共にボールへ伝えて放つ。

奥居「舐めんな!」ビシュン

奥居の送球は少し三塁側に逸れたものの、低く鋭い矢のような返球であった。
森がそれを追うように三塁側に寄り、山崎はその横を滑り抜けようとする。



絶妙なタイミングで返ってきた球を森が捕球し、スライディングとほぼ同時にタッチしにいく。

山崎「行けっ!」ズサー
森「させるか!」バッ


僅かな静寂の後、審判は大きく拳をあげ、降り下ろした。

審判「アウト!」

奥居「よっしゃあ!」グッ

聖(山崎さんの脚はかなり速い方だし判断が悪かったわけでもない…)

聖(浅かったとはいえ新ルールであれを刺してくるとは…なかなか油断ならないな)

二回裏の攻撃、好守から流れに乗りたい西武、駒月が初球を捉えるがセンターライナー
坂田が左中間へのツーベースヒットで出塁、鬼崎がバントでこれを送り今度は西武のチャンス

2アウト三塁でバッターは奥居

奥居「お願いします!」

奥居が右打席に入り、ゆったりとバットを構える。

初球、インコースのストレートを見逃す。

審判「ストライーク!」

奥居(始めてみる球筋だな…これは…)

聖(よし、インコースを見せることが出来た。ならば次はこれだ…)サインスッ

加賀「……」スッ ビシュン!

奥居「!…来たっ、ストレート」

二球目、インコースに投じられたボールに奥居がバットを出す、が…

奥居(やべぇ、変化球だこれ!くっそ、間に合うか!)ググッ

聖(よし、高速シンカーに手を出した、これなら引っかけて……!?)

聖が驚いたのも無理はない。奥居はストレートに合わせにいったスイングを体の回転軸を倒しながら腕をたたみ、さらに内側へと潜り込ませようとしたからだ

奥居「ぐっ…」カキーン

奥居の鋭い打球は三塁側へ、おしくもファールゾーンへ飛んでいった。

聖(…あそこから強引に引っ張れるとは…仕方ない…)

聖「あんな打ち方出来るなんて凄いな奥居選手。」

奥居「ああ、ありがとう。」
奥居(いかんいかん、集中しなきゃな)

聖が構える

聖「ところで奥居選手……」

奥居「ん?」

聖「あおいとはもう、ヤッたのか?」

奥居「んな"っ!」ブルン!

審判「ストライーク!バッタアウッ!チェンジ!」

奥居「な、な…」

奥居は三振したことよりも動揺が隠せない。なにを言っているんだ、といった様子である。

聖「…すまないな変なことを聞いた」

奥居を三振に仕留め悪びれることなく聖はベンチへと戻っていった。

今日はここまでです。
実際に囁き戦術してたら怒られそうな気もするけど創作なので気にしない

恐らく次も不定期になります。

野球があるって素晴らしい…

おつ
面白かった
一つだけケチつけると山崎は脚速くないよ
二遊間にしては鈍足と言ってもいい

>>207
ありがとうございます
詳しくなくて申し訳ない…
wikiには俊足強肩のハイレベルなユーティリティープレイヤーと書かれていたものですからつい…

球春到来!
あかんリアルに野球があるとSSに回す野球熱が持ってかれる

さてネタで
あおい「坂田選手だ…」
奥居「あの人達からレギュラーとるなんて俺達には絶対無理だぜ…」

なんて書いてしまったけどマジで坂田が覚醒してて驚きと期待が隠せません

西武が勝ったらウキウキ気分に浸るため書きに来ません

西武が負けたらイライラして書けません

更新頻度がさらに落ちるかもしれませんがご了承下さい。



その後の打席も…
─第二打席─
聖「お前のナニは小さいってあおいが言ってたぞ」

奥居「なぬっ!」スカッストラック!

─第三打席─
聖「ん?あれ亜美ちゃんじゃないか?」

奥居「えっ!?」スカッ ストラックアウト!

─第四打席─
聖「ぬるぽ」

奥居「ガッ」カツ-ン

聖「ファールフライだ、私がとるぞ。オーライオーライ」 ポスッ

聖のささやき戦術に翻弄され、奥居、4打席凡退内3つが三振という結果になってしまった。

奥居「く、くそぅ…」

あおい「だからあれほど耳を貸すなと言ったのに…一体聖に何言われたの?」

奥居「えっ…い、いやなんでもないよ」

奥居が無理矢理に話を切ると監督からあおいに声がかかる

横田「よし早川、最終回頼むぞ。しっかり抑えてこい」

あおい「はいっ!」
────────
──────
──
その後あおいは最終回、クリーンナップを三者凡退に抑えたが9回の裏の攻撃で逆転することは出来ず
試合は2対3で横浜DeNAの勝利で終わった。


……………
DeNA控え室

二宮(DeNA二軍監督)「どうだ六道?高校の時と比べてなにか分かったことはあったか?」

聖「…そうだ…ですね、高校の時より明らかに球威は上がっていて以前までの少しタレていたストレートに比べてノビと球持ちが良くなってより浮き上がってきてるように感じると思う…います。」

二宮「そうか、今後やっかいそうな相手だな、だ幸い一軍ではリーグが違うそこは感謝しないとな。」

聖「…そうですね、私もそう思います。」
聖(…あのフォーム、あおいの体の柔らかさが生きた良いものだったがまだ発展途上なんだろう。だけど見てて何となく違和感がある…)
(まだ、はっきりと分かった訳じゃ無いが攻略法、見つけて見せるっ!)

きつい

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