フーム「カービィ、この国を除染して!」(28)

カスタマー「陛下、今日はどういったご用件で?」

デデデ「いい加減、カービィを倒せる魔獣をよこすぞい!」

エスカルゴン「そうでゲス!いつも安物ばっかり掴ませて」

カスタマー「ホホホホ…そんな事はありません、ではこの魔獣なんかいかがでしょう?」

デデデ「ほう!こいつは強そうぞい!さっさとよこすぞい!!」

エスカルゴン「待った!どうせ今回の魔獣もすぐやられるに決まってるでゲス」

カスタマー「その事ですが陛下、今回はとっておきの秘策があります」

デデデ「なんぞい!?」

場所は変わってプププビレッジ

フーム「重大発表があるから広場に集まれって何考えてるのかしらデデデは」

ブン「どーせろくでもねーことだろ」

カワサキ「おいしいものくれるとかだといいな~」

村長「おや?陛下が来たようじゃ」

デデデ「みんなよく集まってくれたぞい!」

ブン「あんたが呼んだんだろうが…」

デデデ「今日は貴様らにプレゼントがあるぞい!感謝するぞい」

フーム「プレゼント?」

エスカルゴン「そうでゲス!東の島国『フォーチュンアイランド』への旅行でゲスよ!」

一同「旅行!?」

フーム「ちょっと待って!『美しい島 フォーチュンアイランド』のあそこよね、一体今回は何を企んでるの?」

デデデ「大王が国民の事を大事にするのは、普通ぞい」

フーム「怪しいわね…」

メタナイト「フーム、ここは陛下の動向を伺おう」

ブン「メタナイト郷!?いつの間に!!」

フーム「いつも通り見守っていろってことね…」

メタナイト「そうだ」

フーム「…わかったわ…カービィ、一応ずっと私の側にいるのよ?」

カービィ「ぽよ!」

デデデ「では早速出発ぞい!」

――――――――――――――――――

フォーチュンアイランド

ブン「ここがフォーチュンアイランドか~」

カービィssとか初めて見た期待

メタナイトさんって『世界を暗黒に』とか言っちゃう割にちゃっかり仲間になったりするからカワイイ

多分クリーンカービィなら除染位できるだろ

アニメのカービィか。懐かしいな。

ロロロ「プププビレッジも南国だけど、この島ほどでは無いね」

ラララ「温泉やプールまであるわ」

フーム「まさにスパリゾートね」

デデデ「お前ら、我輩に感謝するぞい」

一同「ワーイ、アソブゾー」

カワサキ「卵をこの温泉で茹でれば光熱費の節約になるね~」

パーム「陛下もたまには良いことをするんですな」

メーム「えぇ」

フーム「カービィ、スイカ美味しい?」

カービィ「ぽぺ!」

ブン「姉ちゃん、デデデもついに改心したって事だよ、心配する必要ないって」

フーム「…だといいんだけど」

エスカルゴン(陛下、連中も油断しきっています)

デデデ(ふっふっふっ、そろそろ魔獣を出すぞい)

…ドーン …ドーン

フーム「何、この音はっ!?」

一同「ワーナンダアレー」

ブン「魔獣か!?」

デデデ「ぶわっはっはっ、あれは魔獣『トーデーン』ぞい!」

エスカルゴン「汚染物質を撒き散らす魔獣でゲス!!」

フーム「ひどい…なんて事を!」

デデデ「さすがのカービィもアレはコピーできんぞい!我ながら良い作戦ぞい!!」

エスカルゴン「ぜーんぶカスタマーの受け売りでしょうが…」

フーム「…どうすればいいの」

メタナイト「大丈夫だ、あの位ならカービィはコピー出来る」

フーム「え!?…でもワープスターも無いし…」

メタナイト「ワープスターなら、おそらくお前が呼べば来る」

フーム「そ、そうなの?」

ブン「マジ!?」

メタナイト「あぁ自分を信じろ!フーム」

フーム「わ、解ったわ…来て!ワープスター!」

カブー「ワーープスターー」

フーム「カービィ、この国を除染して!」

カービィ「ぽよ!」

ブン「ね、姉ちゃん…除染って?」

フーム「え…あ、何かしら?勢いで言っちゃったわ」

フーム「カービィ、吸い込みよ!」

カービィ「」ヒョオオオオオ

チャーチャカチャーーチャーチャーーチャー

csカービィ「ぽよ!」

メタナイト「あれは、csカービィ!」

フーム「csカービィ?」

メタナイト「強力な熱を発することの出来る能力を持ったカービィだ」

カービィ「ぽぺぇえ」ジュウゥゥゥ

 戦いは、すぐに終わった。魔獣トーデーンはカービィが能力をコピーしたのに気がつくと、カービィを目掛けて汚染物質を集中的に飛ばしてきたが、彼は隙を見て攻撃を魔獣に食らわしたのだった。これほどあっさり勝てたのはもちろん、彼がエアライド技術に長けていたのもあるが、日ごろの大王からの『プレゼント』で鍛錬を積んだというのもあるだろう。

カワサキ「この魔獣で料理を作ればもっと安く料理が作れるかな~」

一同「ウワーモウカワサキデショクジハヤメマショウ」

カワサキ「ギャグよーギャグなのに~~~」

デデデ「どうしてこうなるぞい!トーデーンは汚染物質を撒き散らすから、コピーなんて出来ないはずじゃなかったぞい?」

エスカルゴン「へ、へんでゲスねぇ」

ブン「どうだ、自慢の魔獣は倒したぞ」

フーム「カービィが、でしょ」

エスカルゴン「…あ、そういえば…」

――――――――――――――――――

カスタマー『トーデーンは汚染物質を撒き散らすことが出来るんです』

デデデ『でも、我輩の島が汚れるのはいやぞい』

カスタマー『それでしたら陛下、別の島へカービィ達を誘い出すというのはどうでしょう』

デデデ『それはいい考えぞい』

カスタマー『今回はそちらも私たちで手配しましょう』

デデデ『ふっふっふっ、この魔獣ならカービィも手も足も出ないに違いないぞい!』

カスタマー『必ずしも陛下のご期待に添えると思いますよ』

カスタマー『しかしこの魔獣は特別性でして、お値段も少々張るのですが』

デデデ『いくらぞい?』

カスタマー『陛下はお得意さんですから、今回はサービスいたしまして5兆デデンにさせていただきます』

エスカルゴン『5、5兆デデン』

デデデ『買ったぞい!』

カスタマー『ありがとうございます』

エスカルゴン『ちょ、まったく学習しないんだからこの馬鹿は。、城のお金だって無限にあるわけじゃないんでゲスよ?』

デデデ『(なぁに、どうせ金はいちゃもん付けて払わなければいいぞい)』

エスカルゴン『(それもそうでゲスね…)』

エスカルゴン『まぁ、これでカービィの奴とおさらば出来ればどうとでもなるでゲスね』

デデデ『その通りぞい』

――――――――――――――――――

エスカルゴン「コピーできないとは言わなかったような…」

デデデ「な、何ぃ。くっそ~またカスタマーの奴にだまされたぞい」

フーム「デデデ、この汚染物質で汚れた島、どうするつもりなの!」

デデデ「(こいつら、これで終わりだと思ってるぞい)」

エスカルゴン「(まぁこれもカスタマーの作戦でゲスが)」

デデデ「(終わって油断したところにもう一度…)」

エスカルゴン「(畳み掛けるでゲス)」

あらお久しぶり

フーム「え?」

デデデ「実は魔獣はもう一体いるぞい、いでよ『アキカン』!」

魔獣アキカン「イラズルニゲヨワ~」

ブン「うわっ、なんじゃありゃ」

フーム「お世辞にも強そうとは言えないわね」

ブン「名前も『空き缶』だしな、ぷぷっ」

フーム「この距離でも解るわ、きっと中身はスッカラカンの張りぼてよ、足音も軽いし」

デデデ「5兆でトーデーンを買ったおまけに5000万デデンで売ってくれたぞい」

ブン「それ、おまけじゃねーじゃん」

ブン「ほんとに大丈夫か?ちょんっと突っついただけでやられそうだぜ」

デデデ「こんなに高い金を出したぞい、仕事をしないわけが無いぞい」

フーム「トーデーンは5兆ってさっき言ってなかったかしら?」

デデデ「ごちゃごちゃうるさいぞい、この魔獣はあらゆる魔獣のトップだとカスタマーも言ってたぞい!」

ブン「えぇ、こんなんが?」

デデデ「とにかく行くぞい!『アキカン!』」

魔獣アキカン「ソンガイトバイショウヲセイキュウスル~」

フーム「しょうがないわね、あなたが出るまでも無さそうだけど、カービィ、吸い込んであげなさい」

カービィ「ポヨヨオォォ」

ブン「今度はどんなコピー能力が出るんだ!?」

チャーチャカチャーーチャーチャーーチャー

カービィ「」スカッ

一同「…」

メタナイト「なんと!5000万も払っておきながらスカとは」

ブン「はははは、笑える。デデデ、お前騙されたんだよ。とんだクズ商品掴まされたな。」

デデデ「あー、どうしてこうなるぞい!」

フーム「(ちょっとだけデデデが気の毒だわ)」

フーム「カービィ、今日は頑張ったわね」

カービィ「ぽ、ぽよ」

フーム「カービィ?顔が青いわよ?」

カービィ「」ゴロゴロピー

フーム「ひょっとしてお腹、壊したの?」

ブン「へぇ、カービィも腹壊すんだ!」

メタナイト「ふむ、無敵の胃袋を持つカービィもあんなダメキャラはさすがに体に影響が出るのだな」

一同「あはははは…」

カービィ「ぽよ…」ゴロゴロピー

――――――――――――――――――

ワドルドゥ隊長「そっちの汚染物質の除去はもうすんだのか?。」

ワドルディ「」アクセク

ワドルディ「」アクセク

エスカルゴン「ほらぁ!そこ!さぼってないでキリキリ働くでゲスよ!」

デデデ「どうしていつもこうなるぞい!おーいおいおい」

――――――――――――――――――

end

カービィって懐かしいな乙

アニメっぽいww

懐かしい雰囲気だった


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