カレン「Hey! テートク!」(22)

・きんモザSSです、艦これはほとんど関係ありません。
・アニメしか知らないにわかです、細かい間違いがあったらスルーしてくだし。

「九条さん、お願いがあるんだけど」

カレン「何デスカー?」

「あのさ、その」

カレン「男らしくバシッと言うデース! 私はクラスメイトが困ってたら助ける主義デース!」

「えっと、「Hey! 提督!」って言ってみて欲しいんだ」

カレン「テートク?」

「駄目かな?」

カレン「ンー? 別にお安い御用デース! コホン・・・」

カレン「Hey! テートク!!」

「おおー!!!」

カレン「こんな感じデスカー?」

「ありがとう、じゃあ次はさ・・・」

カレン「さっきクラスメイトの男子とこんな事があったデース」

綾「なにそれ」

カレン「「テートク」って何デスカ?」

忍「「提督」の事でしょうか、昔の海軍の偉い人のことじゃないですか?」

カレン「オー、コモドールの事デスカ!」

忍「コモド・・・?」

アリス「シノ、それで合ってると思うよ」

綾「えっと、どういう事?」

カレン「「コンゴウ」に似てるって言われマシター! コンゴウって何デス?」

忍「コンゴウ・・・、すみません、私もよく・・・」

アリス「コンゴウ・・・?」

陽子「そりゃ戦艦金剛の事じゃないか?」

アリス「戦艦?」

陽子「私もよく知らないけど、古い戦艦に金剛型ってーのがあった気がするー」

カレン「戦艦・・・、バトルシップ? 戦艦に似てるってどういう意味デスカ・・・?!」

陽子「んー、違うかなー」

カレン「ちょっと男子に聞いてくるデース!」タタッ

アリス「戦艦に似てる? 声が?」

綾「陽子、いくらなんでも戦艦はないんじゃない?」

陽子「じゃあアニメのキャラとかかな? 「コンゴウさん」って」

-数分後-


カレン「わかりマシター!」

アリス「何だって?」

カレン「ヨーコの言う事が合ってたデース! 戦艦金剛デース!」

綾「ええ?!」

アリス「ど、どういう事・・・?」

カレン「男子の間で「艦これ」というのが流行ってるらしいデース、艦これというのは・・・」

陽子「はー、軍艦を女の子にしちゃうって話かー」

忍「世界は広いですね・・・」

アリス「シノ、日本くらいじゃないかな、こんなこと考えるの」

綾「ゲームの話とはねー、陽子ゲームよくやるんだから知っときなさいよ」

陽子「えっ?! いやー、でも結構正解に近かったじゃんか」

カレン「ビデオゲーム私も昔よくやってマシター!」

忍「どんなのをやってたんですか?」

カレン「エート、パンツ一丁のオッサンが姫を助けに行くゲームデース」

忍「ぱんつ?」

陽子「魔界村かー、渋いなまた」

カレン「ヨーコ知ってるデース?!」

陽子「少しだけね、凄い難しいからクリアしたこと無いけど」

カレン「パパがNESを持っていたのでよくやってマシタ!」

忍「ねす?」

アリス「えっと、日本のファミコンの事だよ、イギリスだとなんでか知らないけど「ニンテンドウ」って呼んでる人も多かったよ」

綾「ファミコンって・・・、古いわね」

忍「ファミコンの事ですか! スーパーマリオとかのですね!」

カレン「YES!」

陽子「基本的には同じかな、ただマリオよりずっと難しいけど」

カレン「そういえばマリオもオッサンですネ」

陽子「言われてみればそうだな」

カレン「日本人はヒゲのオッサンが好きなんデスカ・・・?」

アリス「そうなの?! シノ!!!」

忍「私は金髪が大好きです」

アリス「あぁ、うん・・・」

カレン「久しぶりにやりたくなったデース」

陽子「じゃあ、放課後ウチに来るか? ファミコンのカセットまだ取ってあると思うから」

カレン「行くデース!」

陽子「決定だな!」

カレン「お邪魔するデース!」

忍・アリス・綾「お邪魔しまーす」

陽子「はーい、あがってあがって」

綾「空太君と美月ちゃんは?」

陽子「遊びに行ってるよ」

綾「そう、一緒に遊べたらよかったのにね」

陽子「いやー、あいつらは古いゲームとかやらないからなぁ」

陽子「あったあった、うわっ、すげえ埃!」

カレン「結構ありますネー」

陽子「何かやりたいのある?」

カレン「魔界村デース!」

陽子「えーっと、魔界村は・・・、あれ、ごめん無いや」

カレン「オゥ・・・」

忍「じゃあ、私でも出来そうなのありますか?」

陽子「そうだなー、どんなのがいい?」

忍「金髪の主人公ので!!」

アリス(やっぱり!)

陽子「金髪・・・? 金髪・・・、あっ、これ確かそうだぞ、「メトロイド」」

アリス(あるんだ?!)

忍「やったぁ!」

綾「でもこれ他のカセットとちょっと違うわね?」

陽子「ああ、これは挿す所が別なんだよ」

忍「早く始めましょう! さあ!」

アリス「シノ落ち着いて!」

-ゲーム開始-

陽子「こっちがジャンプで、こっちが攻撃で」

忍「陽子ちゃん?」

陽子「アイテム取ると・・・、って、何?」

忍「金髪じゃないじゃないですかぁ! なんですか! 凄いSFチックで宇宙服みたいなの着てますよ!!!」

陽子「それの中身が金髪のお姉さんなんだよ」

忍「どうやったらわかるんですか?!」

陽子「ゲームクリアしたら」

忍「どれくらいかかるんですか?」

陽子「えー、謎解きとか面倒くさいからなー、一週間とかかな?」

忍「アリガトウゴザイマシタ」(コントローラオキ

綾「諦め早っ!」

アリス「私、シノと一緒にやりたい!」

忍「アリス・・・」

アリス「シノ、一緒にプレイしたらきっと面白いよ!」

忍「アリスぅ・・・!」

陽子「二人プレイかー、じゃあこれなんかどうだ」(コトッ

綾「何か・・・」

カレン「ムキムキのオッサンデース、またオッサンデスカー?!」

陽子「これが確か二人で遊べた記憶が」

綾「流石にこれはちょっと・・・、男の子向けよねえ」

アリス「シノ! 任せて!!」

カレン「アリスが燃えているデース?!」

-ゲーム開始-

テッテッテー♪

忍「ジャングルが舞台みたいですね、えい! えい!」

アリス「シノ危ない!」(ダダダッ

忍「アリス! ありがとうございます!」

アリス「シノ! 後ろは任せて!」

忍「はい!」



カレン「二人は息ぴったりデース」

陽子「アリスのサポートが凄いな・・・」

綾「テレビゲームなんてやったこと無いわ」

陽子「えっ」

綾「え?」

陽子「何言ってんだ、前にゲームセンターに行ったことあるじゃないか」

綾「ええっ? そ、そうだったかしら」

-回想-

綾「陽子・・・、その、服とか買いたいからパ○コに付き合ってくれない?!」

陽子「え? 別にいーけど、私は服とかよくわかんないよ」

綾「よ、陽子に選んでほs・・・」

陽子「えっ、なに?」

綾「い、いいから! 行きましょう!」

陽子「お、おう」

陽子「本当に私が選んでよかったのか?」

綾(陽子が可愛いって言ってくれた・・・、可愛い・・・、かわいい・・・)

陽子「おーい、綾ー?」

綾「ひゃっ?! え、ええ! お、お蔭でいい買い物が出来たわ! あああありがとう!」

陽子「そう? 綾が喜んでくれるならそれでいっかー」

綾「////」

陽子「せっかくだし、他にどっか寄る?」

綾「そうね・・・、あ、銀行に寄っていいかしら?」

陽子「いいよ、近いの?」

綾「目の前よ、ほら、マク○ナルドの奥に」



綾「じゃあ、ちょっと下ろしてくるわね」

陽子「ほーい」

綾「お待たせ、ってあれ? 陽子?」

陽子「オーイ!」

綾「陽子?」

陽子「綾、ちょっとこっち来てみてー!」

綾「そっちの方は裏路地でしょ? ちょっと物騒じゃない?」

陽子「いいからー!」



綾「ここ、ゲームセンター?」

陽子「ああ、クレーンゲームとかいっぱいあるぞ、ちょっと遊んでいこう!」

綾「え、ええ」

陽子「くっそー、難しいなー、全然取れなかったよ」

綾「こんな小さなぬいぐるみでも取れないなんて・・・」

陽子「仕方ない、帰るかー」

綾「そうね、お小遣いのことも考えましょう」

陽子「あぁ、そうだ、綾は何かやりたいものない?」

綾「私? 私は別に・・・」(!!)

陽子「そう?」

綾(あれは・・・、プリントシール機! あ、あれで陽子とツーショット・・・!)

陽子「じゃあ行こうか?」

綾「よ、陽子!!」

陽子「何?」

綾「その・・・、私と・・・、一緒に・・・」

陽子「へ?」

綾「一緒に、プ、プ、プリ・・・」

陽子「ん?」

綾「~~~~」

陽子(綾の奴、何かやりたいのかな? えっと・・・、綾の視線の先は・・・)

綾「一緒にプリ!プリント!」

陽子(あっ)

陽子「わかった、綾、一緒にやろう!」

綾「えっ?」

陽子「ゴメンな、私ばっか遊んじゃって」

綾「い、いいのよ! 私も服選ぶの手伝ってもらっちゃったし、その、誘ったのは私だし」

陽子「じゃあ、早速やりに行こうか・・・」

綾「ええ!」

ドゥゥゥン
ラー ラーラー ラーラーラーラー

陽子「おお! 凄いな! 音が全身に響くぞ!」

綾(なにこれ)

陽子「へー、何かでかいゲームだと思ったら四人まで一緒にプレイできるのかー!」

綾(なにこれ)

陽子「よっ、ほっ」

綾(なにこれ)

-回想終了-


陽子「思い出したか?」

綾「あっ、あれは、違くて、その・・・」

陽子「えっ」

綾「あっ、いえ、ち、違くないわ! ええ、あのシューティングゲーム面白かったわね!」

陽子「そうだなー、最近のは凄い絵も綺麗だもんなー」

綾「ええ、そうね・・・」

カレン(アヤヤも大変デース)

忍「アリスー!」

アリス「シノ! 今行くよ! えいっ、えいっ!」



終わり。

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