【どらえもん×FE封印の剣】どらえもんのび太の封印の剣 (236)

VCでFE封印の剣を再プレイしてみたら面白かったので
クロスものなので、独自設定や展開があります、細かいことは気にしないでくれ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452863015

~夏休み・スネ夫宅~


スネ夫「見て見て!このゲーム!アメリカの有名会社の開発した最新のSRPG(シュミーレーションアールピージー)だよ?いいでしょ?」

ジャイアン「なんだよ、えみゅれーたんあーるなんとかって。それより早くやらせろ!」(バッ)

スネ夫「ちょ、ちょっと!やめてよ僕の従兄弟が知り合いのアメリカ人に発売日前に譲ってもらったレア物なんだから!バッチィ手で触んないでくれる?」

ジャイアン「なにおう~!?」(グッ)

のび太「ジャ、ジャイアン、そんなことしたらゲームが壊れちゃうよ!」

スネ夫「そうだいそうだい!第一SRPGってのは、僕みたいに頭のいい人しか楽しめない高貴なゲームなの!ジャイアンには無理だよ!」

ジャイアン「へえ~?言うじゃねえかあ~スネ夫く~ん?」(ボキボキ)

スネ夫「そうそう…ってうわああ!やめてええ!!許して!!ママー!!」(バキドカバキッキュウッ!)

のび太「ああ…ゲームソフトが…」

のび太「……巻き込まれないうちに帰ろうっと……」

のび太「しっかし、SRPGってなんなんだろ。帰ったら、ドラえもんに聞いてみようっと。」

のび太「ただいまー!」

ドラえもん「あ、のび太くん。スネ夫くんの新しいゲーム、どうだったの?」

のび太「それがさあ……」(カクガクシカジカ)

ドラえもん「ああ、シュミレーションアールピージーね。戦略ゲームのことだよ。」

のび太「戦略ゲーム?」

ドラえもん「そう。敵と味方に別れて、戦争するゲームだよ。いわゆる将棋やチェスに色々な世界観やキャラクターを付け足したゲームなんだ。」

のび太「へーえ。」

ドラえもん「ふふふ、確かにジャイアンには難しいかな。……まあ、のび太くんにはもっと難しいと思うけど。」

のび太「何だよバカにして!僕にぐらいできるぞ!」

ドラえもん「じゃ、やってみる?」

のび太「えっ!?ドラえもん、もしかして持ってるの!?」

ドラえもん「もちろん!未来のゲームだけどね。」

ドラえもん「"リアルシュミレーション騎士物語"~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「このゲームはね、こうやって頭に体感装置を装着して……」

ドラえもん「自分がゲームの主人公になった気分でできる、スリル満点のシュミレーションゲームなんだ。」

のび太「すごーい!ぼ、僕、馬に乗ってる!?」

ドラえもん「のび太くんは指揮官、"ロード"だからね。のび太くんが敵にやられちゃうとゲームオーバーになっちゃうから、気をつけて。」

のび太「あっ、ゲームが始まったよ!」

ナレーション『アカネイム大陸に位置する小国、アリティーナ。かつては英雄の子孫と称えられた国だったが、今やその栄光は過去になりつつあった……』

ナレーション『そしてその存亡は現在、勢力を伸ばしつつある大帝国、ドルアーン帝国に脅かされていた……』

のび太「う~ん、何言ってるのかよくわからないや……」

ドラえもん「だからのび太君には難しいって言ったのに…要は、のび太くんは国の王子様で、その国は今周りの国に攻められそうになっててピンチなの!」

のび太「ぼ、僕が王子!?」

老騎士『のび太様!大変でございます!ドルアーン帝国の兵が、東の国境を破り我が軍に責めてまいりました!!』

のび太「ええっ!?いきなり!?」

老騎士『このままでは、東の砦の兵達は全滅してしまいます!他の兵達は皆、他の国境へ出払い留守…頼れるのは王子だけです!どうかご出陣を!!』

のび太「そ、そんなあ~!」

ドラえもん「初陣だね、頑張れのび太くん!」

※ゲーム内容は未来の適当なゲームなので気にしないで下さい

~東の砦~

のび太「ええーっ兵士って、これだけしかいないの~?」

騎士A『申し訳ございません、ドルアーンの奇襲にやられ、今はもはや我らしか……』

騎士B『しかし、のび太様が来てくださったからには心強い!全力でこの砦を守ってみせます!!』

弓兵『のび太様、どうか我らにご指示を!!』

のび太「おじいちゃんの騎士を含めて5人しかいないなんて、む、無茶だよお~」

ドラえもん「一章目なんだから、敵もたいしたことないよ。ちょっと考えて頑張れば勝てるから。ほら、早く指示を出してあげて!」

のび太「え、ええーっと~」(オロオロ)

ドラえもん「ああっダメダメ!打たれ弱い弓兵を前に出しちゃ!!」

のび太「わかってるよ!うるさいなあ!……それっ!攻撃だっ!!……って、本当に弱~い!…ちょっとしか効いてないじゃない~!」

ドラえもん「はあ…これは一章でつまづきそうだなあ…」

コンピュータ『ターン終了、エネミー・ターンにウツリマス。』

のび太「えっどういうこと?」

ドラえもん「いつもやってるRPGと同じだよ。これから敵の反撃がくるんだよ。」

敵兵「おりゃあ!」(ザシュッ)

弓兵「うわあっ!!」(ザクッ)

のび太「ああっ!弓兵が!!……って、すっごい迫力~……」

ドラえもん「迫力があるのはそれだけじゃないよ。」

弓兵「うう……申し訳ありません……のび太、さま……」

のび太「ええ~っ」

弓兵「私がお供できるのは、ここまで、です……」(ガクッ)

のび太「き、消えちゃったよ~!」

ドラえもん「ゲーム内で死んだキャラクターは、二度と戻ってこないんだ。それがこのゲームの醍醐味なんだけど……」

ドラえもん「ほら、ダメだって!森に隠れないと!」

騎士A「ぐわっ!」

のび太「そんなこと言ったって~!」

騎士B「ぎゃあっ!」

ドラえもん「ダメだよのび太くん!斧相手に槍で挑んだら!」

老騎士「もはやここまで……!」

のび太「ああ~っ!おじいちゃんまで!!」

ドラえもん「やっぱりこうなるんだから……」

敵将「ぐっはっは、覚悟を決めたかのび太王子。いざ、尋常に勝負!!」(ザッ)

のび太「ドラえも~ん!!」(ザシュッ!)

コンピュータ『GAME OVER』

のび太「うわああああ~!!」(装置スポンッ)

ドラえもん「だからのび太くんには難しいって、言ったのに……」

のび太「何だよ!どうせのろまな僕に指揮官なんかは向いてないですよーだ!」

のび太「ふんだ、何がシュミレーションアールピージーだよ!こんな戦争ごっこ、ちっとも面白くないやい!」

ドラえもん「またそんなこと言って……あんまりスネると、もう未来のゲーム貸してあげないからね!」

ママ「のび太~!?お部屋で何をドタドタやってるの!?夏休みの宿題はちゃんとやってるんでしょうね!?ヒマならおつかいに行ってきて頂戴!!」

のび太「……はあ~い……」(ションボリ)


のび太「……はあ~……」(トボトボ)

のび太「でも、一度でいいからああいうところでピシビシーッと、指示を出して、かっこよく敵をやっつけてみたいなあ~」

のび太「さすがは天才軍師、のび様!な~んて、言われちゃったりして……」

のび太「……できっこないか……ん?」

(キラッ)

のび太「なんだろう、これ……赤くて綺麗な石だなあ……」

のび太「なんて石だろ、そうだ、出木杉のやつに聞いてみよう!」

~出木杉宅~

出木杉「う~ん……」

のび太「何だと思う?もし宝石だったら、落とした人が大変だと思って。」

出木杉「これは、見たことがない石だよ……図鑑にも載ってない。ルビーみたいだけど、変な模様があるし……」

のび太「出木杉でもわかんないの?」

出木杉「これは、もしかしたら新種の鉱石かも……いや、でもこの模様、中世の騎士が使うような紋章みたいにも見えるし……」

出木杉「とにかく、自然にできたものじゃないと思う。持ち主がいたらきっと困ってる、探してあげた方がいいよ。」

のび太「そっかあ。やっぱり出木杉にもわからない石なんだ……でも、誰がこんなもの落っことしたんだろう?」

しずか「のび太さーん」

のび太「しずかちゃん!」

しずか「のび太さんもお買い物の帰り?あら?その石どうしたの?綺麗ね~」

のび太「実は……」

しずか「じゃあ、その石の持ち主を探すの?」

のび太「うん、ドラえもんに頼んでみようと思って。こんな高そうなの、きっと困ってるよ。」

しずか「ウフフ、のび太さんらしいわね、私も手伝うわ!」

のび太「本当!?」

~のび太宅~

のび太「ただいまー!」

ママ「のび太、おつかいちゃんとしてきてくれたんでしょうね?」

しずか「おじゃまします。」

ママ「あら、しずかちゃん。こんにちは。」

ドラえもん「のび太くんお帰り。あれ?しずかちゃんも?」

のび太「ドラえもん!これ見て!!」

ドラえもん「?なにこれ?綺麗な石だね。」

のび太「それを落とした人を探したいんだ!」

ドラえもん「そういうことなら…」

ドラえもん「持ちぬしシール!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「これを貼ると、物でもペットでも、持ち主のところへ自動的に飛んでいくんだ。そこらへんのゴミでも効果があるよ。」

ドラえもん「さっそく貼ってみよう!」(ペチッ)

石(ヒューン…ガンガン!)

のび太「うわあ!ど、ドラえもんこれどうなってるの!?」

ドラえもん「天井にぶつかってる!ということは、持ち主は空の上にいるんだ!」

しずか「でも空に人が住んでるなんて、聞いたことないわ!」

ドラえもん「とにかくシールを剥がそう!ママに怒られちゃう!」

ドラえもん「フゥ……」

のび太「天井に穴が空かなくて、よかったね。」

しすか「でもこれってどういうことかしら?」

ドラえもん「おそらくだけど……この石の持ち主は地球のものじゃない……!」

のび太・しずか「!!」

ドラえもん「きっと宇宙の惑星のどこかに、持ち主がいる……そうとしか考えられないよ……」

しずか「じゃあどうやって探せばいいのかしら……宇宙人の落し物だなんて……」

ドラえもん「…うーん…」

のび太「……そうだ!」

のび太「宇宙救命ボート!あれって確か、その惑星のものがあればそこへ飛んで行けるんじゃなかった!?」

ドラえもん「そういえば!」

しずかちゃん「じゃあそれで探しに行けるのね、よかったわ。」

ドラえもん「それじゃあ早速探しに行こう!」

~空き地~

ドラえもん「ここの探知機ユニットに石をセットして…っと。」\ピピピピピ……/

ドラえもん「よかった、出たよ、惑星『エレビア』!」

のび太「よ~し!その惑星に向けて、しゅっぱあーつ!!」

(ドドドドドドドドドドド……)

スネ夫「あっジャイアン、あれ!」

ジャイアン「ドラえもんの宇宙救命ボートじゃねえか!」

スネ夫「何しに行くんだろ?」

ジャイアン「そりゃ、面白いことに決まってんだろ?」(ニタ~)

スネ夫「ゲームよりもね~」(ニヤ~)

~宇宙空間~

のび太「エレビアって、どんな星なんだろう?」

ドラえもん「ええと…コンピュータによると、地球とほぼ変わらない環境で、どうも人間も住んでいるらしい。」

のび太「そんな星が?」

ドラえもん「この銀河には何億、いやそれよりももっと星が存在するんだ。地球と似た星があってもあってもおかしくない。」

ドラえもん「でも念のためにテキオー灯をかけておこう」\ビカ!/

ドラえもん「さて、ワープに入るし、もうすぐ着くよ。」

~惑星エレビア~

のび太「うわあ~本当だ!まるで地球そっくり!」

しずか「海も緑もあるのね!きれ~い!」

ドラえもん「雲もあるし、大気もあるみたいだ。降りてみよう。」

~惑星エレビア・エレブ大陸・オスティア~

のび太「ここが、この石の持ち主がいる星なんだね。」

しずか「緑も森もあって、地球とちっとも変わらないわ。」

ドラえもん「テキオー灯を浴びておいたけど、確かにここならなくても大丈夫だったね。」

しずか「あっ見て!向こうに町があるわ!」

のび太「本当だ!行ってみよう!」(タタタ)

ドラえもん「あっ二人ともまって~!知らない星でうろうろするのは危ないよ~!」

~オスティア市街地~

しずか「立派な家が沢山ならんでいるわね。」

のび太「うん。まるでこの前やった、ゲームの中みたいな町だ。」

しずか「本当。おとぎ話の絵本の中みたい。……でも、こんなに大きな町なのに人が一人もいないわ。」

のび太「確かに、なんかシーンとしてて、変な感じ。」

ドラえもん「お祭りか何かの日なのかな?……シッ!二人とも、隠れて!!」

(ドカッドカッドカッ…ヒヒィィーン!)

のび太「!騎士だ!馬に乗ってる!!もう一人はすっごく分厚い鎧!!」

しずか「何か話してるわ!」

ドラえもん「よ~し、こっそり聞いてみよう。ホンニャクコンニャク~!糸なし糸電話~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「あの騎士達の後ろへ!それっ!」(ヒューッ)

オスティア騎士A「……では、リリーナ様がレイガンス殿に捕らえられたというのは、本当のことなのか!?」

オスティア騎士B「ああ、どうやら本当のことらしい。デビアス殿もかんでいるようだ。」

オスティア騎士A「なんということだ……」

オスティア騎士B「俺達も身の振り方を考えねばなるまい。確かに、ウーゼル様・ヘクトル様には恩はあるが……リリーナ様が囚われの身となり、レイガンスが実権を握ったとなると……」

オスティア騎士A「……レイガンス殿の命令を、やはり実行せねばなるまいということか……」

オスティア騎士B「ああ。ベルンの竜騎士隊と早急に合流し、市街で戦っているフェレ率いるリキア同盟軍を叩く……!」

オスティア騎士A「こうせねば、リリーナ様のお命も危ない……!おのれ、レイガンスめ!」

のび太「ど、どういうことなの?」

ドラえもん「どうも、ここで戦いをしているらしい!町の人がいないのは、戦争で遠くに避難しているか、家の中で隠れているからだったんだ!」

しずか「ここで戦争をしているっていうの?!」

のび太「そんなあ!」

ドラえもん「とにかく、はやくここから離れよう!」

オスティア騎士B「そこにいるのは誰だッ!」

ドラ・のび・しず「!!!」

オスティア騎士A「なんだこれは?怪しい筒だな!」(グサッ!!)

糸電話(ボン!)

のび太「うわあっ!!」

オスティア騎士A「そこにいたか!怪しいやつめ!」

オスティア騎士B「貴様ら何者だ!リキア同盟軍の者か!?」

ドラえもん「しまった!!」

のび太「ド、ドラえも~ん!!なんとかしてよ~!!」

ドラえもん「ええと、あれじゃない!これじゃない!」(ポイポイポイ)

オスティア騎士A「貴様らを拘束し、連行する!」(手槍ジャキンッ)

???「伏せて!」(ヒュンッ!!!)

オスティア騎士A「ぐわあああっ!」

???「すいません、僕じゃ仕留め切れませんでした!ランス様、アレン様、後はお願いします!!」

ランス「いや、敵の注意がそれた!よくやったウォルト!はあっ!」(ビュンッ!!)

オスティア騎士A「ぐふっ……!」

オスティア騎士B「よ、よくもやったな!このっ!!」

アレン「お前達こそ!市民、しかも子供に危害を加えて騎士として恥ずかしくないのかっ!!」(ヒュン!!)

オスティア騎士B「知ったことを!フン!軟弱なフェレ騎士の槍など、俺には通用せんっ!」(ビュン!)

アレン「くそっ!アーマーナイト相手は流石にきつい…!!」

ウォルト「アレン様!」

オスティア騎士B「くそ!まずはお前からやってくれる!弓兵ッ!!」(ビュンッ!!)

ウォルト「!!」

のび太「あっ危ないっ!!」

ドラえもん「よーし!ひらりマント~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「そーれ!」(ヒラリ)

オスティア騎士B「ぐわっ!」(ズシーン!)

ウォルト「た、助かったあ~……」

アレン「大丈夫か、ウォルト!」

ランス「部下を助けていただきありがとうございます。しかし、不思議な布ですね。貴方達は一体……」

のび太「僕は、のびのび太と言います。」

しずか「私は、源しずかです。」

ドラえもん「ぼく、ドラえもん。22世紀の猫型ロボットです。」

ウォルト「たぬきが歩いてるし、しゃべった!!」

ドラえもん「たぬきじゃない!!」

ランス「と、なると…貴方達はその宝玉の主を探して、このオスティアまで?」

ドラえもん「そうなんです。」

しずか「でも、さっきの人たち、戦いって言っていたわ。お姫様が悪い人に捕まったとか……どうなってるんですか?」

アレン「見ての通り、オスティアは内乱中なのさ。今もそこで戦いが繰り広げられている。」

ランス「全く、子供だけで危ないじゃないか。シャニー殿が空から市街地で怪しげな動きの兵を見た、と言ってくれたからよかったものの……」

ウォルト「それにしても、さっきの布何なんです?もしかして、ドラえもんさんって"魔道士"なんですか?」

のび太「魔道士い~?」

ドラえもん「シッ!のび太くん、ここは話をあわせた方がよさそうだ!」

ドラえもん「そ、そうなんです。22世紀の。」

ランス「22セイキ国か…聞いたこともない国だな……」(フム)

ランス「とりあえず、戦いが終わるまで我が陣に連れて行こう。異国の者なら、民家に匿ってもらうのは難しそうだ。」

アレン「そうだな、子供と不思議な魔道士のタヌキ殿だけでは危ない。」

ドラえもん「だからタヌキじゃないってば!」

~オスティア市街~

ロイ「マーカス、戦況はどうなってる?」

マーカス「……流石はオスティアといったところです。レイガンスに寝返った連中とはいえ、手強い。」

ロイ「……リリーナ……」

マーカス「しかし、反乱側にはリリーナ様を人質に取られ、仕方なく参加している者も多い様子……リリーナ様をお救いすることができれば、その者達は必ずや我らの力となってくれましょう。」

ロイ「……そう、そうだね。だからこそ……無駄な犠牲は出さずに進まなければ……!」

マーカス「イリア傭兵騎士団のゼロット殿にノア殿、トレック殿も合流して以降、最前線で戦ってくれております。ロイ様、どうかご安心を。」

ロイ「うん、もちろん皆のことは信じてる!必ずリリーナを助け出すんだ!!」

シャニー「ロイ様ー!町の人達の避難終わったよー!」(バサバサ)

ロイ「シャニー!ありがとう!!」

シャニー「ついでに、なんか町のはずれでちょっと怪しい兵士がいたからアレンさんとランスさんに知らせといた!ウォルトも行ったみたい!」

ロイ「ご苦労様、シャニー。前線はどうなってる?」

シャニー「手こずったけど、あとは門をこじあけるだけ!今チャドやワードが頑張ってる!……やっぱベルンから応援で来てたドラゴンナイトが強くってさ……でも、ドロシーさんとロットがなんとか倒したよ!」

ロイ「よし、じゃあ僕も前線へ合流しないと。マーカス、馬に乗せてくれるかい?」

マーカス「承知いたしました、ロイ様。はいどうっ!」(バカッバカッ)

(キィーン!ガキィーン!)

のび太「す、すごい……本当に戦争が起きているんだ……」

ドラえもん「剣に魔法……ここはまるで中世の空想物語の世界みたいだ。」

しずか「私、怖いわ……」

ランス「皆、申し訳ないが私語はなるべく謹んでくれ。いつ敵が攻撃をしかけてくるかわからない。喋っていると舌を噛むかもしれない。」

ドラ・のび・しず「……」

ウォルト「どうやら、皆城門まで進軍してるみたいですね。僕達も合流しましょう!」

ディーク「ふんっ!!」(ドンッ)

ワード「そおれ!!」(ズンッ)

チャド「くそっ!ここの門の鍵、なかなか開かねえぞ!」

ゼロット「オスティアの守りは強固だと聞くが…こうなると厄介だな……」

ルゥ「皆さん、ちょっと下がってみてください。僕のファイヤーをぶつけてみます!」(トゥルルンッ)

城門\ドーン!/(……プスプス……)

ルゥ「やっぱり、ダメかあ……」

ルトガー「……俺の剣で斬るわけにもいくまい……」

チャド「すまねえ皆、もうちょっと待ってくれ。なんとか開けてみせる!」

ロイ「みんな!」

クラリーネ「まあ、ロイ様。」

ロイ「鍵、やっぱりかかりそう?」

チャド「すまねえロイ様。結構ややこしい仕掛けになってるみたいなんだ。」

ロイ「チャド、気にしないで。」

ウォルト「ロイ様ー!」

ロイ「ウォルトにアレンにランス!……あれ?その人達は?」

アレン「市外で兵士に襲われていたところを保護しました。なにやら異国より探し人を探していた最中だそうで、逃げ遅れたそうです。」

ロイ「それは気の毒に……」

のび太「さっきから、ずっと男の人たちで門を押してるね。」

しずか「鍵をいじっている人もいるわ。あの門を開けたいのかしら?」

のび太「ねえ、ドラえもん。さっき助けてもらったし……この人たちを助けてあげられないかな?」

ドラえもん「もちろん!通り抜けフ~プ~!LLサイズ!!」\ペカペカペカーン/

チャド「か、壁に穴が!!」

ワード「門が開いちまえばこっちのもんだぜ!行くぞロット!!」

ロット「全く、お前はそう急ぐな。ロイ様の指示を待て。」

マーカス「どうされますか、ロイ様。」

ロイ「……一気になだれ込むのではなく、少しずつデビアスの元へ進軍させよう。オスティアを乗っ取った連中だ、何を仕掛けてくるかわからない。」

ディーク「じゃあ、ぼちぼち行くか。後ろも警戒しながらな。」

スー「後ろの警戒は任せて。……少しだけれど、いやな"感じ"がする。」

~オスティア城~

オスティア兵「デビアス様!やつら城門を突破しました!!」

デビアス「フン、城門と言っても外壁門だろう。果たしてこの門までたどり着けるかな……?ククク……」

デビアス「クックックッ……南からの援軍を目の前にして、連中の驚く様が目に浮かぶわ……!」

のび太「やったねドラえもん!これで、中のお姫様を助けることができそうだよ!」

ドラえもん「……でも、これはあくまでお城の壁の門だから……きっと、お城の門には誰か強い兵士を置いているハズだよ……」

しずか「あの人達、大丈夫かしら……」

~オスティア城下町~

ベルン援軍「……反乱軍からの伝令はまだ来んのか!」

兵士「はっ。伝令が着次第、こちらも竜騎士隊に伝令を行う予定でしたが……いかがいたしましょう?」

ベルン援軍「ふん、わざわざやつらに手柄を渡す必要もあるまい。リキアの連中め、援軍のことは知らぬはずだ。行くぞ!!」(ニヤリ)

ワード「くそっ!こいつら!城壁のとこにも隠れてやがったのか!!」(ブンッ)

ロット「やっぱりな。上手くいきすぎると思ったぜ。」(ブオンッ)

ディーク「……こういうことがあると、決まってもっと嫌なことが起きるもんだ。おい、シャニー!」

シャニー「あっ!はいはい!たいちょー!何ですかー?」

ディーク「ったく、"隊長"はよせって言ったろ……後列に警戒を強めろと言ってこい!こういうときに後ろから敵が増えちまったら、挟み撃ちになりかねねえ!!フェレの騎士さん達に主人を守るよう伝えときな!!」

シャニー「はいはーい。……むう、あともうちょっとであたしも初大将首戦だったのにぃ~」

ディーク「聞こえてるぞ……?」

シャニー「……すみません~……」

ランス「ディーク殿の言っていることは最もですね。デビアスがこのまま何も仕掛けてこないはずがありません。」

アレン「ロイ様、ご指示を。」

ロイ「……ディークさんは僕らよりもずっと、実戦を積んできた戦士だ……彼の言葉を信じよう。もしかしたら、ドラゴンナイトも来る可能性もある。そのときは頼むよ、ウォルト。」

ウォルト「お任せ下さい!ロイ様のことは僕が必ず守ります!!」

のび太「なんだか、ピリピリしてるけど…大丈夫かなあ~?」

ドラえもん「うん…このまま敵が何もしてこないとは考えにくい。」

しずか「何とかしてあげられないかしら……」

ドラえもん「とにかく、"けはいアラーム"で様子を見よう。何か怪しい気配がしたら、知らせてくれるはずだ!」

ルトガー「……!」(ザンッ!)

クラリーネ「ここら辺は片付きましたわね、後は卑怯者のデビアスをやっつけるだけですわ!」

ドロシー「でも、クラリーネさん。ロイ様達がまだ後方にいるよ。」

クラリーネ「そ、それはそう…ですけれども……」

ディーク「大体、お嬢ちゃんは戦闘できねえだろうが。」

クラリーネ「なんですってえ!?」

ルトガー「戦場で痴話喧嘩とは、お前達大したものだな。」

クラリーネ「んまっ……!」

スー「……!」

ロイ「スー?何かあったの?」

スー「……わからない、けど。ロイ様、気をつけて。」

ロイ「う、うん。」

けはいアラーム「ピィイィィィィィィーーーーッ!!!!」

ランス「な、何だ!?」

ドラえもん「けはいアラームが鳴った!気をつけて!何か来るよ!!」

のび太「あっ!あれっ!!」

ロイ「!!!」

マーカス「ベルンの騎兵隊!!おのれ、やつらベルンに魂を売りおったか!!」

サウル「これはまずいですね……ドラゴンナイトがいないとはいえ、後方のこちらに斧を使えるのがマーカス殿だけです。」

ロイ「……ワードさんとロットさんをこちらに置いておくべきだった……!すまない、みんな僕の責任だ!!」

ランス「何をおっしゃるのです!前線にはアーマーナイトがおりました。ルゥ殿がいかに魔道士とはいえ、子供の彼だけではアーマーナイトを捌ききれませんでしたよ!」

ノア「ゼロット将軍も、前線で魔道士達からクラリーネ殿やエレン殿を守らねばなりませんでした。これは、我々が皆それぞれ行動した結果でもあるんです。」

ロイ「……みんな……」

マーカス「ロイ様、このマーカスをあなどらないで下さい。老いたとはいえ、ベルンの騎兵なんぞに遅れは取りませぬ。」

トレック「そうそう、なんとかなるんじゃないのかなあ~……多分。」

ベルン騎兵隊「ははは!リキアの虫けらども!我がベルンの槍にひれ伏せ!!」

アレン「言ったな!このアレンの槍の突撃を受けてみろ!!」(ドドッ)

ランス「先急ぐなアレン!くっ!」(ガキンッ)

マーカス「ベルンめ!好き放題言っておられるのは今のうちだけじゃぞ!」(ブオン!)

ノア「くそっ!イリアの傭兵をナメるなよ!」(ブンッ)

トレック「あぶない、あぶない」(ヒョイ)

ウォルト「うわああ!」(ヒュン)

スー「ウォルト、怖がっては駄目。貴方がロイ様を守るのでしょう?」(ビュンッ)

ロイ「前列部隊が到着するまでもってくれっ!みんなっ!」(キインッ!)

ベルン騎兵隊「くっ……たかだか田舎諸侯の寄せ集め軍隊のくせにやりおるわっ……!この、小癪な小僧めっ!!」(ヒューッ!!)

ロイ「!!!」

マーカス「ロイ様!」

のび太「どどど、どうしようドラえもん!」

しずか「お願いドラちゃん!助けてあげて!」

ドラえもん「ようし!こういうときは……スモールライト!!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「それっ!」\ビカッ!!/

手槍\チクッ/

ロイ「!?」

ベルン騎兵隊\ピーピー!キャンキャン!!/

しずか「うふふ、おもちゃの兵隊さんみたい。」

のび太「本当!」(クスクス)

マーカス「ぐ、軍勢と槍が一度に縮んで……?ワシは夢でも見ておるのだろうか……?」(ヘナヘナ)

ロイ「マ、マーカスッ!しっかりッ!!」

ウォルト「やっぱり、ドラえもんさんは不思議なタヌキ魔道士さんだなあ。」

スー「……たぬき魔道士?」

ロイ「ありがとう。助かりました。」

サウル「やれやれ、私がライブの杖を振る手間が省けてしまいましたよ。」

ドロシー「もー、神父さまったらまたそんなこと言って!」

サウル「おや、いたのですかドロシー。」

ドロシー「もう!シャニーが後方が援軍に攻められてるって知らせてくれたから助けに来たんですー。でも、そんなこと言うならもう助けに来てあげません!」

サウル「そう照れなくてもいいのですよ、ドロシー。」

ドロシー「し・ん・ぷ・さ・まっ!?」

ディーク「……やれやれ、そっちは片付いちまったようだな。」

シャニー「ロイ様!今デビアスを追い詰めたとこ!ゼロット将軍が頑張って指揮とってくれてるから前線は心配しないで!」

ロイ「ありがとう!僕らも今すぐ向かう!……そちらの方も、危険ですから僕らと一緒に来てください!」

のび太「う、うん。」

ドラえもん「今は従った方がよさそうだ。行こう!」

しすか「ええ。」

デビアス「ま、まさかベルンの騎兵隊までやられるとは……!むうっ!ボ、ボールス!!」

ボールス「デビアス!主のいぬ間に反乱を起こすとは…!!この裏切り者め!!覚悟!!」

ゼロット「デビアス殿、大変残念ですな。このようなことになろうとは。」

デビアス「ひいっ!か、金はいくらでも出す!!イ、イリアは金に困っとるのだろう?今からでも遅くない!ワシに雇われないか?」

ゼロット「……お断りいたします。」

ボールス「お前も騎士のはしくれなら、覚悟を決めろ!!」(ジャキンッ)

デビアス「ひっひぃぃぃ~ッ!!」

ドラえもん「どうやら、こっちは僕らが助けなくてもいいみたいだね。」

のび太「あのデビアスって人、殺されちゃうの?」

しずか「そんな……」

ロイ「ボールスは無駄な殺生はしないはずだよ。それに、デビアスからは聞かなければならないことがあるしね。」

マーカス「ロイ様……」

ウォルト「リリーナ様、無事だといいんですけど……」

デビアス「」(ボロッ)

ボールス「さあデビアス、話してもらおうか。我が主リリーナ様はどちらにおられるのだ!!」

デビアス「……ふ、ふん、だっ…誰が……」

ロイ「デビアス。僕はできれば殺生はしたくない。でもリリーナに手にかけたとあれば、僕もどうなるかわからない。」(チャキッ)

デビアス「……は、は……話して生長らえたところで……裏切り者のわしに未来など……ぐふっ!」(ドサッ)

マーカス「ロイ様!こやつ毒を……!!」

ロイ「くっ!皆、城門を開けてくれ!!なるべく早く頼む!!」

ワード「任せな!俺の腕でブチ破ってやるぜ!!」

チャド「ロイ様、俺、先に窓から忍び込んで先にちょっくら中の様子見てくる。」

ロイ「ああ。頼む。」

のび太「……」


のび太「……その、なんだか、大変なことになってきちゃったね。」

ドラえもん「うん……ここの事情は、思ったよりも深刻そうだ。」

しずか「……でも、捕まったお姫様も心配だわ。」

のび太「そうだよ!ここまで来て……知らんぷりはできないよ!」

ドラえもん「でも、僕らの目的はあくまで石を持ち主に返すことだよ?」

マーカス「あの、失礼ですが……」

ドラえもん「?」

マーカス「皆さんのことはランスとアレンからお聞きしました。私ロイ様の近衛騎士をやっております、マーカスと申します。」

のび太「よ、よろしく。」

マーカス「そこの、たぬき魔道士殿は、なにやら不思議な魔法をお使いになられるようで……」

ドラえもん「僕はたぬきじゃない!!猫型ロボット!!」

マーカス「ね、ねこがた…ろぼっと……?」

のび太「ド、ドラえもん!!」

ドラえもん「あっいけない!ぼ、僕のことは"ドラえもん"と呼んでください。」

マーカス「は、はあ、ではドラえもん殿、折り入って頼みがあります。旅の途中の貴方にこのようなことをお頼みするのは大変失礼だと承知しておりますが……」

マーカス「どうか、我々の力になっていただけぬでしょうか?リリーナ様をお助けするまでで、よいのです。これは、我が主ロイ様たっての願い……なにとぞ……」

ドラえもん「マ、マーカスさん!あ、頭を上げてください!」

のび太「そ、そうだよ!もちろんだよね、ねえドラえもん?」」

しずか「そうよ、せめてお姫様を助けるまでは私達も助けてあげたいわ。」


マーカス「では、引き受けていただけるので?」

ドラえもん「もちろんです!……人の命を奪うことだけは、できませんけど……」

マーカス「いえ、先ほどの働きを拝見いたしまたので、十分です!ありがとうございます!」

ロイ「……マーカス、もしかして彼ら、引き受けてくれたのかい?」

マーカス「ええ。」

ロイ「……本当にありがとう。情けないけど、僕らは兵が限られていて……少しでも助けが必要なんだ。」

のび太「……大変なんだなあ、王子様って。」


チャド「ロイ様!やっぱりリリーナ様は敵に捕まっちまってるみてえだ!」

ロイ「やっぱり…!で?どこにいるんだ?」

チャド「それが……わからねえんだ。オスティアの密偵だってオッサンと途中で会ったんだけどよ、その人にも分かんねえって!」

アストール「オイオイ、オッサンはよしてくれよ……まあ、オッサンなんだけどよ。」

マリナス「な、何者じゃ!?その身なり、オスティアの者には見えんが……?」

アストール「失礼失礼、俺はこう見えてもオスティアの密偵でね、身を潜めながら情報収集……いわゆる裏の仕事ってやつをしてるんでねえ、偉い人に仕えてますって豪華な服装はできねえのよ。」

マリナス「し、失礼いたした……」

ロイ「すまなかった、アストールさん。あなたにも、リリーナの居場所はわかりませんか?」

アストール「すまねえが、こちとらベルンを探っているときに候の死亡を知って、レイガンスの連中の反乱を止めようと急いで戻ってきたばかりなのさ。」

ロイ「そうでしたか……」

アストール「だが、連中の隠しそうなところはちょっくら心当たりがある……どうだい、俺も一緒に戦わせてくれねえか?」

ロイ「もちろんです!お願いします!……でもそのためには、まず城門をなんとかしないと……チャドやアストールさんみたいに身軽で忍び込むのが得意な人ならともかく、馬が得意な騎士達や戦士には苦しいものがあります。」

ドラえもん「では早速……スーパーマン手袋~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「この手袋をはめて、扉を叩いてみて!」

ワード「お、おうよ?」

ディーク「何だあ、そんなもんはめただけで扉がブッ壊れるってのか?」

ワード「おりゃああああ!」\ドッカーン!!/

ロット「!!」

ロイ「す、すごい……!」

チャド「ちぇっ、カギ空けの役職、これじゃ取られちまうよ。」

ルゥ「チャド、大丈夫だよ。宝箱は流石にチャドじゃないと取れないもの。」

チャド「ちぇっ。」

ロイ「ありがとうございます!よし、みんな行くぞ!リリーナ公女を救い出し、レイガンスを捕らえるんだ!!」

ウォルト「本当に、やっぱりすごく不思議な魔法だ……」

ウォルト「ところで、なんでたぬきって言われると怒るんだろ。どっからどう見ても喋るたぬきなのに。」

スー「ウォルト、人が嫌がること言うの、よくないわ。」

ウォルト「うーん」

とりあえず今日はここまで。
また続きうpします。

ごめん、
×スーパーマン手袋
○スーパー手袋

のび太達は武器を持つことになるのかな?
それともこのまま[たぬき]が道具でなんとかしてくれるのか

>>62
一応ドラえもん主体クロスなので、できるだけのび太達には人殺しや武器は持たせない方針です(秘密道具での護身除く)
リアルに書くとかなり殺伐としてしまうFEをちょっとだけ明るくしてもらう役でドラえもんに活躍してもらう予定なので

~オスティア城内~

レイガンス「何ッ!?デビアスがやられただとッ!?」

オスティア兵「はッ!デビアス将軍を破った者達はこちらに向かっているようです!」

レイガンス「……くっ!デビアスめ!難攻不落のオスティアの歴史に泥を塗りおって!……ここままではベルンにナメられつけ入れられる……!やつらに城内で好きにはさせん!兵を集めろ!なんとしても食い止めるのだ!」

オスティア兵「はっ!」

レイガンス「……それから、捕らえてあるリリーナのことだがな、この混乱にまぎれてひそかに始末してしまえ!」

オスティア兵「……で、ですが!!リリーナ様はいざというときの盾として使うと……それに兵にはリリーナ様を慕う者も多く……!!」

レイガンス「公にあの娘を盾にすると下手に反感を買うことになり、そいつらが敵にまわるやもしれん!」

オスティア兵「し、しかし!我々が始末したとなれば兵士達はおろか、諸国も黙っておらぬのでは……」

レイガンス「だからひそかにと申しておる!あのフェレの小僧率いるリキア軍の流れ矢に当たってしまったことにすればいよいのだ!貴様にも可愛い子がおるだろうに?くくく……」(フェレ製の矢スッ)

オスティア兵「……承知……いたしました……」

レイガンス「ふん、あの甘ちゃんの小娘を慕う者の多さときたら!全く、武力を要としていたオスティアも地に落ちたものよ。」

ロイ「みんな進め!レイガンスさえ倒してしまえば、皆戦意を失うはずだ!」

\オオー!!/

のび太「すごいや、僕より年上なんだろうけど、まだ大人じゃないのにあんなに頑張ってる。」

ロイ「ドラえもんさん、早速ですがあなたにやってもらいたいことがあります。」

ロイ「アストールさんと一緒に、敵の目を欺きながらリリーナを助けに行ってほしいんです。もちろん、護衛にチャドもつけます。」

アストール「あいつらが姫様を隠しそうなところ……悲しいかなあいつらとはそれなりに付き合いが長いせいか、だいたい目星はつくんでね。」

チャド「へっ。扉開けは取られちまったけど、剣の腕と宝をくすねることなら負けねえぜ!」

アストール「おうおう、城の役人の目の前でよく言ってくれるね少年盗賊さんよ。」

チャド「た、宝は冗談だって!」

ドラえもん「わかった。じゃあ、のび太くんとしずかちゃんに護身用にこれを渡しておくね。」

ドラえもん「名刀電光丸~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「ヒラリマントと空気砲~!」\ペカペカペカーン/

のび太「よーし!これがあれば怖いものなんて、ないぞ!」

ドラえもん「二人とも、気をつけてね。」

マーカス「お二人のことは、このマーカスが責任をもってお守りいたします。」

ディーク「ああ、ガキに目の前で死なれちゃ、胸糞悪いしな。」

ボールス「どうか、リリーナ様のこと……お頼み申します!」

~オスティア城隠し通路~

アストール「……壁の三本目の柱から2段…4列目の…ここだっ!」(ボコッ)

ドラえもん「!」

チャド「そんなとこに隠し通路があったなんて!」

アストール「まあな。誰にも喋んなよ?」

チャド「わかってるって!」

ドラえもん「この先に、お姫様が?」

アストール「そうさ。この先に、宝物庫の側に小さい窓のついた隠し小部屋がある。きっとそこだ。あいつら、前から不正に横領してた金や宝物を溜め込んでいたからな。」

ドラえもん「なんて人たちだ!そんなところに人を押し込めるなんて!」

チャド「けっ、偉いやつってみんな悪さばっかしてんのな。」

アストール「正確には偉そうにしてるやつ、だが……まあな。俺の仕事がひと段落ついたら、戻ってきたオステイア候と二人でとっちめる計画だったんだが。こうなっちまっては仕方ねえやね。」

アストール「ここだ。さて、ここの鍵はっと……」

オスティア兵「何者だっ!……ア、アストール殿っ!!」

アストール「おやおや、久しぶりだね。元気にしてたか?って、言ってる状況じゃないか。」

チャド「知り合いなら、その弓矢を下げてもらってくれよ、オッサン。」(スッ)

アストール「その弓矢で何をしようとしてるのかね?まさかとは思うが……引かねえってんなら容赦はしねえぜ。」(チャキッ)

オスティア兵「……(ガタガタ)」(ギリッ)

ドラえもん「……この人もきっと、何かあってレイガンスに無理矢理やらされてるんだ!」

アストール「違いないね。リリーナ様を殺そうとするなんて、オスティアの兵士として正気の沙汰じゃねえ。」

ドラえもん「じゃあちょっとだけ眠っててもらおう。砂男式さいみん機~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「こんな酷いことするなんて!レイガンス、許さないぞ!」(ロボットスタスタッ)

オスティア兵「な、なんだこの変な人形は!ぶはっ!……うう……スヤスヤ……」

ドラえもん「砂男がかける砂は、死人すら眠らせるんだ。当分は起きないよ。」

アストール「ふん……こいつへの処分はレイガンスをやってから考えてやるとして……まずはリリーナ様をお助けしないとな。」

ドラえもん「よーし、通り抜けフープ~普通サイズ!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「お姫様!大丈夫~?」

リリーナ「……外が騒がしいわ……もしかして、戦いが始まったのかしら……って、きゃあっ!あなた、誰なの!?」

アストール「よっ!姫様、白馬じゃありませんがお迎えに上がりましたよ。」

リリーナ「アストール!!無事だったのね!!」

アストール「ほら、このとおりピンピンしてますよ。おっと、紹介しときます。フェレに世話になってるチャド。あとこちらドラえもんさん。不思議な魔道の使い手、たぬき魔道士様でさあ。」

リリーナ「たぬき…魔道士……?」

ドラえもん「僕はたぬきじゃないやい!!由緒正しいマシシモ工場で製造された~」

アストール「詳しくは後で。ロイ様が来てくれてるんです。そこへ合流しますよ!」

リリーナ「ロイが!?……そう、ロイが……来て、くれたのね……!!」

ロイ「リリーナ……」(キイン!)

マーカス「ロイ様、リリーナ様のことをご心配なさるのは仕方のないことですが、今は目の前の敵に集中なさいませ。」(ビュン!)

ロイ「すまない、マーカス。」

のび太「さっきまでは平気そうにしてたけど、お姫様のこと、凄く心配なんだ……仲良しだったのかな?」

しずか「そうね。ドラちゃん達が早く助けてあげてくれてるといいんだけど。」

ランス「しかし、さすがはオスティア兵です。アーマーナイトもさることながら、傭兵達も手強い……!」(キンッ!)

ディーク「まったくだぜ。シャニー!前には弓兵がいる!一旦下がって戦え!!」

シャニー「えー。だ、だいじょーぶだよ~。」

ロット「シャニー!ペガサスナイトが撃ち落されたらシャレにならんぞ!!いいから兄貴の指示に従っててくれ!!」

シャニー「はあーい……」(バサバサ)

敵弓兵(キリ……)

しずか「あっ!あぶない!!」

のび太「えいっ!」(ドカン!)

敵弓兵「ぐわっ!」(ドスン!)

のび太「大丈夫?」

シャニー「う、うん。」

ワード「ったく、あぶねえだろうがシャニー!もっと気をつけやがれ!!……俺が手斧でぶっ飛ばしてやるつもりだったけどガキんちょに取られちまったな……(ブツブツ)」

シャニー「ワード?何か言った?」

ワード「へっ!弓に弱いペガサスナイトがちょろちょろするんじゃねえ!」

シャニー「な、なにを~!」

ディーク「お前ら、痴話喧嘩なら後でやれ。」

シャニー「ち、痴話喧嘩~!?」

ロット「それにしてもお前、凄いじゃないか。よく柱の影にいる弓兵を撃ち落したもんだ。」

のび太「そ、それほどでも~」

ウォルト「そのタヌえもんさんの不思議な魔道道具のおかげなのかな?……でないと僕の立場が……」(シクシク)

スー「ウォルト、しょげてないで早く。リリーナ様が無事なら、こちらへ向かっているはずよ。」

~オスティア城隠し通路~

ウェンディ「ハア、ハア。戦いが始まっているようですね。リリーナ様は一体どちらにおられるのか……」(ガチャガチャ)

オージェ「バースさん!この先は行き止まりです!!」

バース「……いや、大丈夫だ。ここの壁が脆くなっているだろう?ふんっ!」(バラリ)

オージェ「!!」

バース「行くぞ!リリーナ様をお助けするのだ!!」

ウェンディ「はい!!」

ロイ「マーカス、今僕らは城のどのあたりに?」

マーカス「そうですな。ここの先に倉庫があり、レイガンスどものおる玉座はその先です。」

ロイ「そうか。急がないと!」

マーカス「ロイ様、焦りは禁物ですぞ……エリウッド様もロイ様ほどのお年の頃には~」

ロイ「わ、わかってるよ!もうマーカスは!!」

マーカス「……ちと、口が過ぎましたかな……」

ドロシー「あんなところにまで兵が!もう、嫌になっちゃう!」(ヒュン!)

ボールス「お前達!レイガンスなどの言いなりになって…!オスティアの騎士として情けなくはないのか!!」(グンッ!)

ルトガー「……命が惜しければ下がっていろ……」(ヒュッ!)

敵兵「ひぇぇ~!」

敵兵「お、俺達だってレイガンスに脅されてるだけなんだっ!家族やリリーナ様を人質にされてなきゃ、こんなことするもんか!」

ロイ「皆、逃げた兵は追わなくていい!それよりも先にレイガンスを叩いて玉座を制圧するんだ!!」(キンキンッ!)

ウェンディ「バースさん!あそこで戦っている兵が!!」

バース「イリアの傭兵か……おそらくはリキア同盟の生き残りか……」

ウェンディ「リキアの!?」

バース「しかし、お前の兄が生きているとは限らん。無駄な期待はするな。オスティアの騎士として、何があっても取り乱すなよ。」

ウェンディ「……は、はい……」

オージェ「ウェンディさん、元気出してください。お兄さんはきっと生きてますよ。俺達も加戦しましょう!」(シャキンッ)

(キィーン!キィーン!)

のび太「あっ!あそこで誰か戦ってる!!で、でもみんなまだ気がついていないみたい…!!」

しずか「助けましょう!」

のび太「それっ!」(ドカンドカン!)

敵兵「うわああっ!」

オージェ「助かった……!あれ?あなた達は?」

ボールス「ウェンディ!無事だったか!!そ、その格好は!?」

ウェンディ「兄上!!」

バース「久しぶりだな、ボールス。」

ボールス「バース、お前も無事だったか。と、ところでだなウェンディ、なぜお前が……」

ウェンディ「はい、私も騎士の宣誓をし、オスティア重騎士団に入団致しました。私もリリーナ様をお守りしたいと。」

ボールス「し、しかしだな……」

オージェ「今はそんなこと言ってる場合じゃないですよ!リリーナ様をお救いしないと!!」

のび太「ドラえもん、上手くやってるかなあ……」

しずか「ドラちゃんのことだもの、きっと大丈夫よ。」

ロイ「そうだね、そろそろ落ち合えるといいんだけど……」

ドラえもん「おーい!のび太くーん!」

のび太「ドラえもん!」

アストール「ロイ様、頼まれてたお届け者ですよ。」(ヒョイ)

リリーナ「ロイ!!」

ロイ「リリーナ!!よかった……無事だったんだね!!」(ギュッ)

リリーナ「ロイ……!!」

ボールス「え~、ゴホン、感動のご再会中申し訳ないのですが……」

リリーナ「///」(カァァ)(バッ)

リリーナ「ボールスもみんなも……無事でよかったわ。特にボールス。」

ボールス「はい。」

リリーナ「私の言いつけどおり、ロイのことちゃんと守ってくれたのね。……ありがとう!」

ボールス「リリーナ様……!」

しずか「うふふ、二人ともよかったわね。」

のび太「お姫様が無事でよかったあ~!もう、ドラえもんが遅いから大丈夫か心配になったじゃない!」

ドラえもん「ごめんごめん、ちょっと色々あったんだ。」

チャド「短足だからなあこいつ……」(ボソッ)

アストール「担ごうにもムチャクチャ重くて無理だったしな……」(ボソッ)

ロイ「リリーナ、これを護身用に渡しておく。何かあったら使って。」(サンダースッ)

リリーナ「ありがとう。大丈夫よ!私にはセシリアさんに教わった魔道の心得があるもの。魔道書さえあれば、足手まといにはならないわ!」

ルゥ「僕も魔道士同士なので、よろしくお願いします。何かあったらサポートしますから。」

リリーナ「ありがとう!よろしくね!」

ロイ「リリーナを取り返したんだ、これで後はレイガンスだけだね!」

リリーナ「ロイ、レイガンスはこの倉庫の奥にある玉座にいるわ!でも彼はオスティア重騎士の中でも腕が立つ人よ。気をつけて!」

ドラえもん「よし、レイガンスをみんなでやっつけよう!」

のび太・しずか「おー!」

すいません、ドラえもんの製造工場は
×マツシモ工場
○マツシバ工場

です。度々申し訳ない。

~オスティア城・倉庫~

ドラえもん「この先に玉座が?」

リリーナ「ええ、皆さんが通ってきたのは、あくまで裏の方を通る遠回りの道ですから……こっちは普段は兵士達や役人が使ってるところなんです。」

ロイ「オスティア城は広いものね。僕も最初に来たとき、迷子になっちゃったし。」

リリーナ「フフフ、懐かしいわね。」

ランス「騎兵の我らも来て正解でしたね。こうして早めに合流できましたし。」

シャニー「ペガサスには流石にちょっと窮屈だけどなー。」

リリーナ「イリア傭兵団の皆さんも、ありがとうございます。その、まだお礼は出来ませんが……」

ゼロット「お気になさらないで下さい。ヘクトル様から前金は頂いておりますし、例え頂いておらずとも契約した主を裏切るような真似をする者は、イリア騎士にはおりません。」

リリーナ「ゼロット将軍……お父様……ご無事だといいのだけれど……」

ロイ「……」

のび太「ね、ねえ、あのお姫様のお父さんって、王子様やあのおじさんの言っていることが本当ならもう死んじゃってるってことなんじゃ……」(ヒソヒソ)

ドラえもん「しっ!今、そんなこと話したらお姫様が傷つくだけじゃないか!ここは王子様やマーカスさん達の意志に任せよう!」

しずか「……助かったのはいいけれど、お姫様、かわいそうだわ……」

(ガサゴソ……)

バース「おい!そこで何をしている!!」

???「げっ!やばっ!!」

ロイ「!!君は!!」

キャス「あ、あはは~、よ、よく会うね~」

リリーナ「ロイ、知り合いなの?」

チャド「……こいつ、またこんな所でコドロやってんのか……」

ロイ「……」

ウェンディ「なんですって!?この者はオスティア城を荒らす泥棒なのですか!?」(ジャキンッ)

キャス「な、なんのことかなあ~?」

ロイ「……泥棒をするために、戦場に出てくるなんてやめた方がいい。よくないよ、そういうの。」

のび太「そうだよ!泥棒なんて、やっちゃいけないんだぞ!」

ドラえもん「しっ!……何か事情があるかもしれない!僕らは黙っていよう!」

キャス「あ、あたしはお貴族様しか狙わないの!貧乏人からは盗ったりなんかしないんだから!」

ロイ「そういう問題じゃないと思うんだけど。」

キャス「じゃ、じゃあ何よ!アンタ達が勝手に領地って決めたトコから勝手に作物やものを奪うのはいいわけ?」

ロイ「!そ、それは…その代りそこに住む人達の暮らしを守って……」

キャス「守ってないじゃない!こんな戦争起こしてるくせにさ!」

ロイ「だからそれはベルンが攻めて来たから…僕らはベルンからリキアを守るために……」

キャス「ふ~ん、守るなら何をしてもいいのね?村や畑を焼いたりしても?」

ロイ「ぼ、僕らはそんなことしない!」

リリーナ「でも…じゃあそれって……!」

キャス「あたしの村はね!領主様の命令で焼き払われたの!ベルンに対抗する作戦上必要だからってね!」

ロイ「!!」

キャス「人から物を奪ってるくせに、説教するつもり?人様から奪ったものでぬくぬく暮らしてるあんたらに、言われたくないわよ!」

マーカス「この娘…!言わせておけば!!」

ロイ「やめるんだマーカス!……その、ごめん……」

アレン「な、何故ロイ様が謝る必要があるのです!」

キャス「……」

ロイ「その……なんて言ったらいいのか……」

リリーナ「……」

のび太「……」

キャス「あ~あ、なんかしめっぽくなっちゃった。あたし、こういうのキライなのよねー、自分がかわいそう自慢みたいでさ。」

ロイ「そ、その……僕は……」

キャス「あんたが知ったような口聞くからこんなことになっちゃったんじゃない。……ケチがついてやりにくくなっちゃったな。こういうときはさっさと切り上げちゃうに限るわ。じゃあね、バァイ!」(サッ)

チャド「あっ待ちやがれ!」

ロイ「いいんだ。それよりも、この戦いを早く終わらせよう!」

リリーナ「ロイ……」

マーカス「そうですな。それが、我々にできる最良の策になりましょう。」

のび太「……」

ドラえもん「のび太くん、僕らも行こう。」

のび太「……うん。」

~オスティア城・玉座の間~

レイガンス「ええい、だらしがない!皆何をしている!!貴様らはそれでも誇り高きオスティアリキアの騎士か!残党ぐらいなんとかしてみせろ!!」

オスティア魔道士「レイガンス様!」

レイガンス「何だ!!」

オスティア魔道士「その…リリーナ様が……リキア同盟軍の手の者に渡ったようでして……」

レイガンス「何だと!?チッあの弓兵しくじりおったな!後で家族もろとも処刑してくれる!!」

オスティア魔道士「……」

オスティア騎士「お、おい、聞き間違いじゃなきゃいいが……さっきレイガンス様の言ったことって……」

オスティア魔道士「……信じたくはないが……レイガンスに従うのは、もはやこれまでのようだ……!」(ギリッ)

↑すいませんまた誤字です
×オスティアリキアの騎士
○オスティアの騎士

タイプミスほんとすいません

リリーナ「お願い、ロイ。兵士の中には家族を人質に取られている人もいるの。どうかあまり傷つけないであげて……」

ロイ「わかってる。その代わり、できるだけリリーナもこちらにつくよう説得していってほしい。君がこちらについたとわかれば、降参する兵も出てくるはずだ!」

リリーナ「わかったわ、やってみる!」

バース「皆、槍を納めよ!リリーナ様はこちらにおられる!!」

ボールス「リリーナ様をはじめ、オスティア重騎士団もリキア同盟軍につく!これ以上、無益な争いはやめよ!!」

リリーナ「皆もうやめて!レイガンスに脅されてる人がいるなら、今すぐここから逃げて!私が責任をもって守ります!!」

オスティア兵「リ、リリーナ様だ!」

オスティア騎士「リリーナ様!ご無事だったのか!!」

オスティア魔道士「リリーナ様が生きておられた!!万歳!!」」

ウェンディ「敵はレイガンス殿ただ一人!皆リリーナ様をお守りするのだ!!」

オスティア兵「オオーッ!!」

のび太「すごーい!お姫様が出てきた途端、みーんな仲間になっちゃった!!」

ドラえもん「それほど、お姫様が慕われている証拠だね。」

ロイ「レイガンス!もうお前の仲間はいない!おとなしく降参するんだ!!」

レイガンス「くっ……どこまでも腑抜けた連中め!!だがこのレイガンスは違うぞッ!!」(ジャキンッビューンッ!)

リリーナ「ロイ、危ないっ!」

ロイ「くっ!」

リリーナ「レイガンス、どうして……どうしてこんな酷いことを!」

レイガンス「今、エレブ大陸の時代が変わるのです!わしはそれに従うのみ!!愚かなヘクトル候はそれを見抜けなかっただけのこと!!」

リリーナ「!!……お黙りなさい!お父様の悪口は許さないわ!!」

ボールス「レイガンス!その玉座に座ることが許されるのはヘクトル様とリリーナ様のみ!!お前が座るのはこのボールスが許さん!!」

バース「主君を裏切りベルンへつくなど……!!オスティア騎士として恥を知れ!!」

レイガンス「フン、ボールスめ、生きておったか!取り返したくばその腕で取り返して見せろっ!!」(ガキンッ)

ボールス「ぬうん!!」(ゴンッ)

レイガンス(くそっ!ボールスのやつ、さすがはバースに勝ったことがあるだけのことはある……!!ん?ククク、あそこに妙にひ弱そうなガキがおるではないか!!)

レイガンス「あのガキを盾にとれば、あのぬるま湯に浸かりきった者どもは手出しができまい!」(ダッ!)

ドラえもん「のび太くーん!」

のび太「う、うわあっこっちに来る!!」

ウォルト「こ、このっ!止まれーっ!」(キンキィン!!)

スー「何て分厚い鎧なの!?」(キンッ!)

しずか「のび太さーん!」

ドラえもん「のび太くん!名刀電光丸を使うんだ!!」

のび太「わかった!!」(シャキンッ)

ディーク「お、おい、あのガキに剣の心得なんてあるのかよ!?」

クラリーネ「いくらなんでもムチャですわ!!」

ドラえもん「ふふ、大丈夫。あの剣は未来の特別な科学……じゃなかった、オッホン!どんなにへっぴり腰の人間でも勝てる特別な魔法がかかっているんです。」

ルトガー「……なんだそれは?」

ドラえもん「まあまあ見てて。」

レイガンス「フハハ!さあ覚悟しろ小僧っ!!」(ブンッ)

のび太「うわあああ!」(ガキンッ!!)

レイガンス「何ィ!?こ、こいつ……ワシの槍を受け止めただとぉ~!?」

のび太「ひぃぃ!!」(ブンブンッ)

レイガンス「こいつ!できる!!一体こんな小僧のどこにこのような力が!?」(キンキンッ!)

ロイ(ポカーン)

マーカス「ロ、ロイ様?」

ロイ「マーカス……僕は剣の才能は本当はなかったのかな?」(シュン)

マーカス「何をおっしゃいますロイ様!あれはドラえもん殿の不思議な魔法の力ゆえ!!」

ロイ「そ、そうだよね……ごめん。」

レイガンス「だがそれもいつまで続くかな?ほうれ、もう後がないぞ?」(ニヤリ)

のび太「うわーっ!い、行き止まりだ!!」

レイガンス「ふはははは!お前を人質にリリーナを血祭りに上げてやろうとしたが、やめだ!お前もその仲間達も、皆殺しにしてくれる!!」

のび太「そ、そんなことさせないぞ!えーいっ!!」(スパーンッ!)

レイガンス「?????」(パカッ)

レイガンス\パンツ一丁/

ルトガー「」

クラリーネ「まあっ!はしたない!!」

しずか「いや~ん」

レイガンス(ボカッ!)「ギュウ」(バターンッ)

のび太「か、勝った……!」

ウォルト「凄いなあ……あの剣があれば僕も……」

マーカス「オッホン!ウォルト、お前よからぬことを考えてはおらんだろうな?」

ウォルト「も、申し訳ありません!マーカス様!!」

ドラえもん「よかった。もうちょっとで電光丸のバッテリーが切れるところだったよ。」

しずか「のび太さん、かっこよかったわよ!」

のび太「いやあ~それほどでも~」

ロイ「すまない、君を危険な目に……」

のび太「そんな、頭なんか下げないでよ!君の方がずっと大変なことを……」

ロイ「そういえば、戦闘のごたごたのせいで君に名前を聞いていなかった。今更だけど、教えてくれるかい?僕はロイ、フェレ領を治めるエリウッド候の息子だ。」

のび太「僕、のびのび太。え~っと、その、ロイ……さん?ロイ王子様って呼んだ方が、いいの?」

ロイ「王子だなんてとんでもない!ロイでいいよ!」

マーカス「ロイ様!」

ロイ「いいじゃない、まだ彼らは子供なんだし。それに、まだ身分とかもわからないだろう?(ヒソッ)」

マーカス「た、確かにそうですが……」

リリーナ「私はリリーナ。オスティアの領主・ヘクトルの娘です。助けてくれてありがとう。」

しずか「源しずかです。」

ドラえもん「ぼくドラえもん、って、マーカスさんには言ってたし知ってるよね。」

リリーナ「ええ、あなたには本当に感謝してるわ。たぬき魔道士さん。」

ドラえもん「ううっ……ぼ、僕は……僕はたぬきじゃない~!」(グスッグスッ)

リリーナ「えっ……あの、その……」(オロオロ)

しうか「そ、そう!魔道士さんのことはドラちゃんって呼んであげて!」

リリーナ「え、ええ、ごめんなさい、ドラちゃんさん!」

ドラえもん「……どうせ僕は耳なし中古ロボットだよ……」

~オスティア地下牢~

ボールス「レイガンス!いつまで寝ている!起きろ!!」(ザバアッ)

レイガンス「……!!」

リリーナ「レイガンス、お前を取り立てたお父様の名誉に免じて命だけは助けます。何故反乱など起こしたの!?」

レイガンス「……ふ、ふん!」

アストール「……ロイ様と姫様は上に上がっててくだせえ。ここから先はちっとばかし、若い人にお見せできねえことになりそうです。」(ギラリ)

レイガンス「フフ、フハハハ!お前達は知らぬだろうが……ベルンはな!竜を復活させたのだよ!!」

バース「何ッ!?」

ロイ「まさか……アラフェンで聞いた話は本当だったのか!?」

レイガンス「もうじき、三竜将ナーシェン殿が率いる竜騎士隊の大軍隊もこちらへ来る!お前らが束になってかかろうとも、太刀打ちなどできん!フハーハハハハハ!!」

アストール「こいつ!!」

レイガンス「ワ、ワシとてオスティアの騎士……生き恥を晒すなら!!」(ドシュッ)

リリーナ「!!!」

レイガンス「ハ、ハ、ハ……オスティアは選択を誤った……せいぜい、ベルンになぶり殺され絶望するがいい……」(ガクッ)

ボールス「レイガンスめ……下着の中に小太刀を隠していたとは……」

リリーナ「……アストール、レイガンスの言っていたことが本当なら……!!」

アストール「ええ、まずいことになりますね。」

ロイ「そのことについてですが……」

ボールス「何でしょう、ロイ様。」

ロイ「実は、アラフェンの戦いでよからぬことを耳にしたものですから……エトルリアに書簡を出しておいたのです。」

バース「ほう。」

リリーナ「……」

ロイ「エトルリアの魔道軍将、セシリアさんは僕がオスティアに留学していたとき、駐在官として僕に兵法や戦術を教えてくださった師です。」

ロイ「きっと、力になってくださる……そう信じています。」

アストール「悔しいが、エトルリア頼みってことですかねえ。」

ロイ「ええ、運任せに……なってしまうのでしょうけれど……もし、エトルリアから何もなかったその時は……その時は僕が……!」

リリーナ「ロイ……」

ロイ「すまないがマーカス、ギネヴィア姫にまだ警戒を怠らないよう、伝えておいてくれないか?」

マーカス「承知致しました。」

ドラえもん「なんだって~!?」

のび太「りゅ、竜に乗った兵士の大軍隊が!?」

しずか「……!!じゃあ私達と最初に会った、あの兵士達が言ってたことはそのことだったのね!!」

のび太「ごめん、早く言わなくて……」

ロイ「いや、いいんだ。君達は旅の途中なのに、僕らに今まで付き合ってくれた。ここは僕らがなんとかする。リリーナに従ってくれたオスティアの兵士達もいるんだ。なんとかなるよ。」

のび太「ロイ……」

ロイ「竜騎士隊が来るまで、少なくとも数週間はかかるはずだ。流石に疲れただろう?ねぎらいに、リリーナが城の人に頼んでごちそうを作ってくれたんだ。今日はゆっくりしていって。」

のび太「うん、ありがとう。僕、お腹ぺこぺこだよ~」

ドラえもん「そういえばお昼から何も食べてなかったね。じゃあ、お言葉に甘えて。」

しずか「あ、あの~……」

ロイ「?」

しずか(ヒソヒソヒソ)

ロイ「う、うん……リリーナに頼めば、多分使わせてもらえると思うよ……」(カアア)

のび太「しずかちゃんってば、本当にお風呂が好きだなあ~」

しずか「もう、のび太さんのエッチ!」

リリーナ「ロイ!」

ロイ「……リリーナ……」

リリーナ「ロイ……その、お父様の……ことなんだけれど……」

ロイ「……」

リリーナ「ロイは、アラフェンに行ったのよね?お父様にはお会いしたのでしょう?」

ロイ「……ああ……」

リリーナ「それで、お父様は……」

ロイ「……リリーナ……すまない……」

リリーナ「……」

ロイ「僕らがアラフェン城を開放したとき……ヘクトル様は……もう……」

ロイ「……ひどい……傷を負っていらして……拷問にかけられた……跡もあって……」

リリーナ「……ロイ、顔を上げて。ロイが悪いんじゃないわ。」

ロイ「……」

リリーナ「お父様は根っからの武人ですもの……きっと、最後まで敵に一人で向かっていって……一切何もお話にならなかったんだわ。」

ロイ「……」

リリーナ「私も、お父様の娘ですもの。こういうときは、取り乱さないよう教育されているの。……だから、みんな気を使って……隠したりなんか……しなくてもよかったのに……」

ロイ「リリーナ」

リリーナ「私、こう見えても……結構、強いん…だから……」

ロイ「リリーナ、いいんだよ。別に、悲しいときは……泣いてもいいんだ。」

リリーナ「ロイ……ごめんなさい……私……」(ウッウッ…)

ウェンディ「リリーナ様、大丈夫でしょうか……」

ボールス「そっとしておくんだ、ウェンディ。リリーナ様はお強いお方。きっと乗り越えなさる。」

バース「ああ。今はロイ様に任せておくのがいいだろう。リリーナ様が一番心を開いてなさるのは、あの方をおいて他におらん。」

オージェ「確かに。でも、ちょっと悔しいですね……」

アストール「おや?焼きもちかな?」

ウェンディ「ストール殿!!」

アストール「冗談だよ、冗談。おおこわ。」

オージェ「もう……」

~オスティア城・食堂~

のび太「うわ~美味しそう!」

リリーナ「皆さん、お疲れでしょう?沢山召し上がってくださいね。」

のび太「いただきま~す!ん~~美味しい!!」(ムシャムシャ)

しずか「ほんと、ほっぺが落ちちゃいそう!」

リリーナ「ごめんなさい、戦いで大広間は無茶苦茶になってしまっていて、こんなところで……」

ドラえもん「そんな、気にしないで下さい!ごちそうになるだけでも結構です!」

のび太「ホント美味しいよ!うちのママのより美味しい~!」

リリーナ「フフフ、よかったわ。」

ドロシー「今日も神様のお恵みに感謝いたします……って、神父さま?何してるんです?」

サウル「何ですドロシー、私は給仕係の女性にエリミーヌ教の素晴らしさをですね……」

エレン「サウル様、私にも是非エリミーヌ教の教えについてご教授いただきたいのですが……」

チャド「は~仕事の後のメシはうめえ!」

ルゥ「もう、チャド。おじさんみたいなこと言ってる。」

シャニー「ワード、フォークを使わないで手づかみで食べるのは下品なんだよ!」

ワード「へん!さっき豆を投げながら口に入れてた誰かさんには言われたかねえな!」

ロット「お前達、もう少し静かに食べないか。」

ディーク「やれやれ。うちの傭兵団はいつから託児所になったんだ?」

ルトガー「全くだ。酒が不味くなる。」

クラリーネ「まあ、皆様マナーがなっておりませんこと!いいですこと?そもそもテーブルマナーといいますのは……」

スー「……」(もぐもぐ)

ウォルト「あの~スーさん?……嫌いなものがあったら、言ってね?」

ゼロット「賑やかでいいことですな。」

アレン「まあ、今までずっと激戦続きでしたから、こういうのもいいかと。」

ランス「次はベルンの竜騎士が控えていますしね。」

マリナス「物資の方も考えておかねばなりませんな。幸い、オスティアは私の昔の知り合いの商人が多くおりますが……内乱の影響で武器と防具が不足してるやもしれません。」

マーカス「ガス抜きも必要とはいえ、少したるんでおりますな。……最近の若い騎士ときたら……」

ノア「は、はあ……そうですね。それで、ベルンの対策についてですが……」

トレック「……くかー……」

マーカス「ドラえもん殿、君主に代わってお礼を申し上げます。此度はお力になっていただき、誠にありがたく……」

ドラえもん「いえいえ、そんな!僕達こそ助けていただいた恩をお返ししただけです!」

のび太「そ、そうですよ!こんなごちそうも食べさせてもらって!」

しずか「ええ、そうよ!」

マーカス「ところで、ドラえもん殿。つかぬことをお聞きしますが、貴方様は本当に魔道士なのですね?」

ドラえもん「えっ、いや、そ、そうですけど~」

マーカス「いえ、疑うわけではありませんが、お付きのお二人もただの子供にはみえませぬ。普段は一体何をなされておられるので?」

ドラえもん「ま、まずいなあ……僕達がこの星じゃ不自然な存在だってこと、すっかり忘れてた。」

のび太「どうしよう、ドラえもん。」

ドラえもん「待って、いいものがある!」

ドラえもん「ファンタジー職業なりきりセット~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「これは、未来でごっこ遊びをするときに使うもので、見る人に着た職業の人間だと思い込ませる効果があるんだ。」

ドラえもん「服の上から着れるから、早速着てみて!ちなみにのび太くんは"見習い軍師"、しずかちゃんは"シスター見習い"になってるよ。あ、僕はもちろん"魔道士"。」

のび太「僕が軍師かあ~。(サッ)……ぼ、僕は軍師をやってます!ま、まだ見習いなんですけど~……」

マーカス「ほう、それで色々な武器を扱っておられたのですな。」

のび太「はいっ!一人前の軍師になるには、色々勉強しなければいけませんから!」

しずか「私は、シスター見習いなんです。」(フワッ)

マーカス「なるほど。それでドラえもん殿についていらしておるのですな。」

ドラえもん「まだまだ二人とも未熟で僕の魔道道具に頼りがちですが、いざというときは頼りになります!」

マーカス「ところで、ドラえもん殿は探し人の旅の途中だとか……」

のび太「そ、そうだった!忘れるとこだったけど、そうなんです!」

マーカス「……む、この宝玉は?」

のび太「僕達、その石の持ち主を探しに来たんです。」

マーカス「はて……どこかで見た気が致しますが……うむむ、年をとると記憶が曖昧になってしまっていけませぬな。」

ドラえもん「でも、どこかで見たことがあるってことは、やっぱりこの星の、この大陸のどこかに持ち主がいるってことなんだ!」

マーカス「……うーむ、もしや、最近ロイ様がギネヴィア王女とよく話しておられたのだが…偶然そこを通りかかった際に、何やら宝玉がどうと話しておられた気がするな……」

マーカス「君主の話を盗み聞くなど、臣下としてあるまじき行為ではありますが……」

ドラえもん「いえいえ、もしかしたら僕たちの助けになるかもしれません!」

のび太「早速、ロイに聞いてみよう!」

マーカス「うーむ、ロイ様の臣下としては、ロイ様をきちんと敬っていただきたいものだが……ロイ様がああ言っておられるし、どうするべきかな……」

マーカス「ところで、ドラえもん殿は探し人の旅の途中だとか……」

のび太「そ、そうだった!忘れるとこだったけど、そうなんです!」

マーカス「……む、この宝玉は?」

のび太「僕達、その石の持ち主を探しに来たんです。」

マーカス「はて……どこかで見た気が致しますが……うむむ、年をとると記憶が曖昧になってしまっていけませぬな。」

ドラえもん「でも、どこかで見たことがあるってことは、やっぱりこの星の、この大陸のどこかに持ち主がいるってことなんだ!」

マーカス「……うーむ、もしや、最近ロイ様がギネヴィア王女とよく話しておられたのだが…偶然そこを通りかかった際に、何やら宝玉がどうと話しておられた気がするな……」

マーカス「君主の話を盗み聞くなど、臣下としてあるまじき行為ではありますが……」

ドラえもん「いえいえ、もしかしたら僕たちの助けになるかもしれません!」

のび太「早速、ロイに聞いてみよう!」

マーカス「うーむ、ロイ様の臣下としては、ロイ様をきちんと敬っていただきたいものだが……ロイ様がああ言っておられるし、どうするべきかな……」

※↑投降ミスです。無視してください。

~オスティア城中庭~

リリーナ「ロイ、ここにいたのね。」

ロイ「……うん。」

リリーナ「ロイったら、ちっともご飯食べてなかったんだもの。もしかして、あの女の子に言われたこと、まだ気にしているの?」

ロイ「ちょっとは、ね。」

リリーナ「気にしないでとは言えないけど……ロイがそんなのじゃ、勝てる戦いも勝てなくなっちゃうわ。そうすれば、ずっと戦争が終わらないで、あの子みたいな子がもっと増えてしまうわ。」

ロイ「……リリーナ……」

リリーナ「だからね、ロイ。ひたすら前を向いて進みましょう。今は、ベルンと戦うことだけを考えないと。」

ロイ「リリーナ、ごめんね。君だって辛いのに、心配かけて。」

リリーナ「……だって、ロイが側にいてくれるから、私も前を向けるんだもの」(ボソッ)

ロイ「え?」

リリーナ「な、なんでもないの!ほら、ご飯ちゃんと食べて!しっかり寝て疲れを取らなきゃ!じゃあね!!……あっ、寝る前に歯を磨くの忘れちゃダメよ!」

ロイ「もう子供じゃないんだから、それぐらいわかってるよ!……行っちゃった……でもありがとう、リリーナ。」

のび太「ロイ!」

ロイ「やあ、のび太さん。」

ドラえもん「実は、ロイに話したいことがあるんだ。実は……」

ロイ「こ、これは……!」

のび太「心当たりがあるの!?」

ロイ「これは、"ファイヤーエムブレム"じゃないか!!これをどこで!?」

のび太「まさか、ロイの持ち物だったの!?」

ロイ「いや、僕の持ち物ではないのだけれど……僕の知っている人の大切な持ち物だよ。」

のび太「よかった~、持ち主が見つかって!」

ドラえもん「本当によかった!」

ロイ「……」

しずか「これで、石の持ち主については一件落着ね。」

ドラえもん「うん。あっ、そうだ、地球時間では今どれぐらいなんだろう?」

しずか「そういえば、気がついたらもう真っ暗だわ!」

のび太「うわあ、ママ、怒ってるんじゃないかなあ……」

ドラえもん「よかった。まだ19時ぐらいみたい。この星の一日はは少しだけ、地球よりも遅いみたいだ。」

のび太「ロイ、ごめんね、もう僕達家に帰らなきゃ。」

ロイ「えっ?い、家に帰るって?こんな夜に街道を越えるなんて、山賊に襲われてしまうよ!」

ドラえもん「どこでもドア~!」\ニュ~ッ/

ロイ「!!」

ドラえもん「ええと、宇宙地図と座標を読み込ませて……ダイヤルをセットして、と……」(カチカチ)

ドラえもん「これで、いつでもここに来れるよ。」

のび太「不思議だろ?これで一瞬で僕たちの家に帰れるんだ!」

ドラえもん「色々制限はあるんだけどね。」

ロイ「べ、便利な道具だね……」

しずか「じゃあ私、ママが心配してるから、先に帰ってるわね。」(ガチャ)

のび太「うん、また明日ね!」

しずか「おやすみなさい。」

ドラえもん「さ、僕達も帰ろう。」

のび太「困ったことがあったらいつでも呼んで!また力になるよ!」

ロイ「あ、あの!のび太さんにドラえもんさん!!」

のび太「?」

ロイ「ごめん、無理を承知で聞いてほしい。この"ファイヤーエムブレム"を、しばらく君達で預かっていてほしいんだ。」

のび太「えーっ!ど、どうして?」

ロイ「この先、きっと色々な困難が起きる……そのときにこのファイヤーエムブレムを敵に奪われてしまったら、きっと大変なことになる……特にベルン王国にこれを今、奪われるわけにはいかないんだ!」

ドラえもん「うーん……」

ロイ「君達を巻き込みたくないと言った手前、申し訳ないのは百も承知だ……でも、君達のその不思議な魔法で遠く安全な場所にこれを保管できるなら……」

ドラえもん「……わかった!僕達で預かろう!」

のび太「ドラえもん!」

ドラえもん「ロイの言ってることは正しい。確かに、僕たちの住んでいる場所なら戦争に巻きこまれるなんてことはまずないだろうし……敵に渡る心配はまずない。」

ロイ「すまない、恩に着る。ありがとうございます、ドラえもんさん、のび太さん!」

のび太「そんな、かしこまらないでよ。僕達はロイって言ってるのに、ロイが僕達に"さん"付けはおかしいじゃない。」

ロイ「!」

のび太「僕のことは"のび太"でいいよ!そんな大したもんじゃないもん!」

ドラえもん「僕のことも、"ドラえもん"でいいよ!ねっ!」

ロイ「……そうだね、ありがとう、ドラえもんにのび太。ファイヤーエムブレムを、よろしく頼む!」

のび太「まかしといてよ!」

のび太「じゃあねロイ!またね!」

ドラえもん「おやすみ、ロイ。」

ロイ「うん、二人とも、いい夢を。」

\バタンッ……テュルルルル……/

~のび太宅~

のび太「ふ~っ、なんかどっと疲れちゃった~」

ドラえもん「確かにね。この一日で、色々な事が一気に起きたんだもの。」

のび太「でも、ロイって凄いや。あのシュミレーションアールピージーの主人公みたいなこと、全部やってのけてるんだもの。」

ドラえもん「実際に本当の戦闘を経験すると、また違って見えるね……きっと、あの戦いで傷ついた人も……死んでしまった人も沢山いるだろうし……」

のび太「うん……僕達にはドラえもんの道具があるけど……ロイにはそんなものがないんだもの……」

ドラえもん「おまけに、あの年齢でどうもお父さんとお母さんも側にいないみたいだし……きっとすごく辛い思いをしているんだと思う。」

のび太「心配だなあ……また、明日も見に行ってみようかな……」

ドラえもん「そうだね。ま、とにかく今日は疲れたし、もう寝よう。ひみつ道具もいっぱい使ったから、エネルギーを入れておかなきゃ。」

のび太「……うん……ふぁ…グーグー……」

ドラえもん「もう、布団も敷かないで……!よっぽど疲れたんだなあ……無理もないか……僕も寝よう……フア~」

~オスティア城~

ロイ「ドラえもんにのび太、それにしずかさんか……本当に、不思議な人達だったなあ。あの人達がいなかったら、今頃どうなっていたか……」

マーカス「やれやれ、全くですな。」

ロイ「マーカス…それにランスにアレン、ウォルトも……みんな聞いてたんだね?」

ウォルト「そ、そのっ!盗み聞きなんてよくないと思ったんですけど!皆ロイ様のことが心配でしてっ!!」

アレン「申し訳ありません!ロイ様!!」

ランス「処罰は受ける所存です、なにとぞ。」

ロイ「いや、いいんだ。別に皆に内緒にしようと思っていたわけじゃないし……」

マーカス「ですが、彼らに預けるという判断は良策でしたな。あれならばベルンの連中の手に渡ることはまずありますまい。」

???「その通りです。」

ロイ「ギネヴィア王女!」

ギネヴィア「数日前、ファイヤーエムブレムを泉で見失ってからどうしたものかと思っておりましたが、不思議なこともあるものですね。」

ロイ「申し訳ありません。ギネヴィア王女に断りもなく、ファイヤーエムブレムをあの人達に再び渡してしまって……」

ギネヴィア「いいえ、いいのです。私もああしたでしょう。今、あの宝玉をベルンに戻してはなりません。」

ロイ「まさか、ベルンで復活したと言う……ヘクトル様の遺言や、レイガンスの言っていた"竜"と関係あるのですか?」

ギネヴィア「私には、竜については存じておりません。しかし、ベルンが……兄が何か恐ろしいことをしようとしているのはわかります。」

ロイ「……それに対抗するためには……竜に対抗する武器、"神将器"が、必要か……」

今日はここまで。
ここまで来るのになんか長々としてしまったので、以降はもうちょっとサクサクいきたいところ。
多分次の8章外伝でジャイアン&スネ夫合流・宝探しをさせたらだいぶ章を飛ばします。もし絶対やった方がいい章などがあればどうぞ。
個人的にはゴンちゃん出てくるとこはやっておきたいけど、下手したらイリアルートの19章ぐらいまで飛ばすので……
のぶ代ドラの大長編どらえもんを意識しているので、お約束は入れていきたいところ。


全部やると長すぎるからね、しょうがないね
マムクート登場あたりをやるのはどうかな。12章でもファ登場の方でも。

>>123
なるほど、ありがとう。確かにそこら編でマクムート関連やっておくといいね。
砂漠マップのとことか秘密道具活躍できて、ファも出せるし(戦闘後だけど)いいかもしれない。

~翌日空き地~

しずか「おはよう、のび太さん。昨日、よく眠れた?」

のび太「うん、だってすっごく疲れちゃったんだもの~」

しずか「私はちょっと眠れなかったの……実際の戦いや、お姫様や王子様があんなに大変だなんて、知らなかったもの。」

のび太「僕、またロイに会いに行くつもりなんだ。僕、心配で……あ、しずかちゃんは危ないから、ここに残ってて。」

しずか「うううん、私も行くわ!私も皆さんがどうしてるか気になってるの。戦いは怖いけど、皆の力になりたいわ!」

ドラえもん「そうだね。このファイヤーエムブレムが一体何なのかはまだわからないし……とりあえずまたあのオスティアのお城へ行ってみよう!」

ドラえもん「ファイヤーエムブレムはこの"絶対頑丈四次元ケース"に入れて、のび太くんの引き出しの中に隠しておこう。」

のび太「うん。」

ドラえもん「じゃあ早速……」

ジャイアン「オウ、のび太!」

のび太「ジャ、ジャイアン!!」

スネ夫「なんだか楽しそうなこと、してるじゃない?」

ジャイアン「ドラえもんたちだけで、ずるいな~?僕達も、仲間に入れてほしいな~?」

のび太「ダ、ダメだよ!ゲームの世界と違って、本当に死んじゃうかもしれないんだから!」

スネ夫「ふ~ん、ゲームの世界みたいな星に行ったんだ~?」」

のび太「あっ!」

ジャイアン「そいつは面白そうだなあ~?ますます行きたくなったぜ!」

スネ夫「ずるいぞ!ずるいぞ!のび太のくせに!!」

ジャイアン「こんにゃろ!いいから俺達もさっさと連れて行かねえとぶん殴るぞ!!」(グッ)

のび太「ド、ドラえも~~ん!」

ドラえもん「もう~仕方ないなあ~……」

~のび太宅~

ジャイアン「おっじゃまっしまーす!」

ママ「あら、今日はたけし君にスネ夫君まで。いらっしゃい。」

のび太「み、みんなで宿題やるんだ!」

ママ「あら関心ね~」

のび太「だ、だから邪魔しないでねっ!」(バタンッ)

のび太「フゥ~……」

ジャイアン「よおし!早速冒険に出発だ!!」

ドラえもん「あ!その前にみんなこれ着て!!」

スネ夫「なんだいこれ?中世のコスプレ?」

ドラえもん「二人の分の"ファンタジー職業なりきりセット"だよ。惑星エレビアは、魔法が発達した中世ファンタジーの世界みたいな星なんだ。」

ジャイアン「おおっ、俺超強そうじゃん?」(フンッ)

ドラえもん「ジャイアンのは、見習い戦士だからね。武器が斧っていうのがジャイアンらしいかも。」

しずか「たけしさん、よく似合ってるわ。」

ジャイアン「へへん!だろ?敵はみーんな、戦士ジャイアン様がやっつけてやるぜ!」

スネ夫「ねえ、僕のはこれ、なんなの?なんか僕だけセンスが悪くない?」

ドラえもん「スネ夫くんのは見習い歩兵(ソルジャー)。安いのそれぐらいしかなかったんだ。」

スネ夫「なんだよそれ~!嫌だよ僕だけザコ敵みたいじゃないか!何でのび太が軍師なんだよ!!そういうのは僕のポジションだろ!?取り替えろ!」

のび太「しょうがないじゃない!それしか残ってなかったんだから!」

ドラえもん「まあまあ、あ、昨日言い忘れたけど、その服を着ると職業の特技が使えるようになっているんだ。」

ドラえもん「例えば、しずかちゃんのシスターはその杖でちょっとした怪我を治せる。」

ドラえもん「ジャイアンの戦士は、力持ちになれる。重いものが持てるよ。」

ドラえもん「スネ夫くんの歩兵は、危険が迫るといち早く感じることが出来る。」

ドラえもん「そして、のび太くんの軍師は、戦いの最中に1分だけ敵から隠れることが出来るんだ。石ころ帽子と違って、なんと音も消せちゃうんだよ。もちろん、未来のセキュリティじゃ見つかっちゃうけどね。」

のび太「なんだよそれ~。敵から逃げれるだけで、ちっとも、戦いで役に立たないじゃない~」

スネ夫「ま、元々軍師なんてものは後ろで命令してるだけの役だもんね。」

ジャイアン「臆病なのび太にはピッタリじゃん?」

スネ夫・ジャイアン「ハハハハハハハハ!」

のび太「もう、馬鹿にして!」

ドラえもん「でも、ほんのちょっぴりの効果だから、過信はしないでね。あくまで子供のごっこ用だから。」

※軍師の能力・設定については烈火・覚醒とは関係ないです。あしからず。

~オスティア城~

ジャアン「ここがその星か?すげえ、立派な城!!」

スネ夫「ほんとだ!RPGみたいな中世の世界だ!」

ドラえもん「二人とも、気をつけてよ。ここの世界では戦争が起きているんだ。」

のび太「そうだよ、昨日やっとこのお城とお姫様を助けたんだから!」

スネ夫「ふ~ん、そうは見えないけどなあ。」

ジャイアン「むしろ、シーンと静かじゃねえか。」

ドラえもん「ロイ達はどこへ行ったんだろう?あっ、スネ夫くん!勝手にウロウロしちゃダメだよ!」

スネ夫「それにしてもよくできてるなあ~。セットか何かじゃないの?」(ペタペタ)

???「誰だっ!怪しいやつめ!!」

スネ夫「うわあああっ!で、でたー!!」

オスティア兵「あ、あなたは!昨日の!」

ドラえもん「あっ、僕が昨日眠らせた弓兵さんだ。」

オスティア兵「その件では、感謝してもしきれません!自分は、あと一歩の所で、取り返しのつかないことをしてしまうところでした……」

オスティア兵「リリーナ様が自ら、私を許して下さったのです。家族を人質に取られていたとはいえ、命を狙ったはずの私を……」

のび太「リリーナって、ものすごく優しいんだなあ。」

ドラえもん「だからこそ、お城の人にあれだけ慕われてるんだよ、きっと。」

しずか「あの、ところでロイさん達を見ませんでしたか?どこにもいないみたいですけど……」

オスティア兵「それでしたら、今はリリーナ様と共に、オスティア郊外の洞窟へ向かわれましたよ。詳しくは、留守を預かっておられるマリナス殿にお聞きすればよいかと。」

のび太「ありがとう!兵士さん!じゃあマリナスさんに会って話を聞いてみよう!」

~オスティア城倉庫~

のび太「マリナスさんってどんな人だっけ。」

ドラえもん「馬車を引いてたヒゲのおじさんがいたでしょ、あっ、あの人だよ。」

しずか「そうえいえば、輸送係の人だって、魔法使いの男の子が言ってたわ。」

ジャイアン「へ~なんか、あんまし強そうじゃねえじゃんかよ。」

スネ夫「当たり前でしょ!輸送隊っていうのはね、戦場では武器とか弾薬とか、そういうのの補給のためにいるんだから……前線で戦う人じゃないんだよ?」

マリナス「ん?誰じゃ?おお、ドラえもん殿とそのお供の方ではないですか。いやあ、昨日は助かりましたぞ!そちらの二人は新しいお供の方ですかな?」

スネ夫「ええ~僕達が、ドラえもんのお供~!?」

ドラえもん「ええ、そうなんです。……ここではこうした方が怪しまれなくてすむんだよ。(ヒソヒソ)」

マリナス「もしかすると、ロイ様にご用ですかな?」

のび太「うん。でも、どこにもいなくて……兵士の人に聞いたら、洞窟に行ったって聞いたんだけど……」

マリナス「ははあ。そうでしたか。ええ、何でも竜に対抗する"神将器"という伝説の武器を取りに行かれるとのことでしたぞ。」

しずか「神将器?」

マリナス「ああ、そういえば皆さんは遠い異国からやってきておられるのでしたな。……ウォッホン、まずエレブ大陸の歴史からですじゃと~」

~オスティア・デュランダルの洞窟~

ロイ「この洞窟に、かつて人と竜が戦った……"人竜戦役"のときに使われた剣、"デュランダル"が?」

リリーナ「ええ。私達リキアのご先祖、勇者ローランが扱ったとされる神将器……オスティアはね、ローランの故郷なの。」

リリーナ「戦いが終わった後、ローランは故郷オスティアに戻り、デュランダルを天に高く掲げ、荒れ果てた大地と歪んだ自然の理を元に戻した……とも伝えられているわ。」

ロイ「なんだか、すごい剣なんだな……」

リリーナ「あの"竜"を倒すために作られた武器なんですもの。それくらいの力はあるのかもしれないわ。」

ランス「ロイ様!」

ロイ「ランス!アレン!どうしたんだい?」

アレン「それが……この洞窟ですが、一月ほど前から盗賊団が根城にして巣くっていると、この辺りに住む猟師に聞きまして……」

ロイ「何だって!?……リリーナ、まさかデュランダルは……」

リリーナ「心配いらないわ。デュランダルの取り出し方は、ローランの直系であるオスティア家にしか伝わらないものなの。」

ロイ「なら、安心だね。よし、盗賊を倒してデュランダルを手に入れよう!」

マーカス「はっ!」

ロイ「……そういえばリリーナ、大丈夫?もう落ち着いた?」

リリーナ「……全然大丈夫って言えば嘘になるけど……今は悲しんでいるよりも、やるべきことが沢山あるもの。お父様が生きていらしたら、きっとそう言うわ。」

ロイ「リリーナ、どうか無理だけはしないで。僕がいるから。」

リリーナ「ロイ、ありがとう……」

盗賊「お、お頭!大変だ!!軍隊が攻めて来た!!大した数じゃなきゃいいんだが……」

ヘニング「妙だな。リキアの連中は今俺達に構っているどころじゃないはずだが……」

盗賊「どうしやす?」

ヘニング「……やつら、この洞窟については何も知るまい……溶岩の噴出す部屋に誘い込んで一網打尽にしちまえ!」

盗賊「へい!」

~オスティア城~

マリナス「~というわけじゃて。んんっ、ウォッホン!!」

のび・ジャイ・しず(……ウトウト……コックリコックリ……)

スネ夫「なんとなくはわかったけど、おじさん話が長すぎるよ!」

マリナス「何じゃと!これだから最近の若いもんは不勉強でいかん!!全く、ロイ様やウォルトも歴史の勉強となると~」

ドラえもん「つまり、このエレブ大陸では昔、竜と人が戦争をしていて、最後は人が神将器っていう武器を使って竜を倒しちゃって、今人間が住んでるってことなんですね?」

マリナス「さすがドラえもん殿は違いますな!勉強熱心な姿勢、このマリナス感動ですじゃ!そしてその神将器を用いた英雄こそが~」

ジャイアン「とにかく、竜をブッ倒したすんげえ武器があって、ロイ達はそいつを取りにいったんだろ?早く行こうぜ!」

マリナス「こりゃ!ロイ様を軽々しく呼び捨てにするでないわ!ロイ様は由緒あるリキアのフェレ侯爵家の嫡男にあらせられるお方で~」

のび太「わかった、わかったよ!……マリナスさんの話に付き合ってたら日が暮れちゃうよ!僕達もその洞窟へ行こう!!」

しずか「そんなすごい武器がある洞窟なら、もしかしたら仕掛けとかがあって、困ってるかもしれないわ!」

ドラえもん「そうだね。では早速……タケコプタ~!」\ペカペカペカーン/

ジャイアン「よおーし!デュランダルの洞窟へ、出発だあ~!」

マリナス「な、なんということじゃ……!人が独りでに空を飛んでおる!!」

のび太「じゃあね、マリナスさん!お話ありがとう~!!」

~デュランダルの洞窟~

ドラえもん「ここがその洞窟みたい。」

スネ夫「ねえここ、なんかちょっと空気が生暖かくない?」(ガタガタ)

ジャイアン「伝説の武器が隠してあるんだぜ?もしかしたら、英雄の怨霊とかかも~」

のび太「こ、こここ怖くなること言わないでよ~!」

しずか「なんだか、生暖かいというよりは、ちょっと熱い気がするけど……」

ドラえもん「この星では何があるかわからない。念のために……おてがる耐熱服クリーム~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「これを塗っておくと、耐熱服を着ているのと同じ効果が得られるんだ。1200度まで耐えられるんだよ。元々は、地質調査に火山なんかに行くときに使うんだ。」

のび太「へえ~」(ペタペタ)

ドラえもん「この変は、山肌がむき出しでゴツゴツしてるからね。火山がある可能性が高い。」

ドラえもん「みんな、気をつけて進もう!」

(グツグツ…)

スネ夫「この洞窟、やっぱり入るのやめた方がよかったんじゃない?見てよ、このマグマ……」

のび太「もし足を踏み外したら……ううっ……」

ジャイアン「バカ!変なこと考えんな!気合が足りねえぞ二人とも!!」

しずか「でも、ドラちゃんにもらったクリームのおかげで、ちっとも暑くないわ。」

ドラえもん「でも落ちないようには気をつけてね。流石にマグマの中に落っこちちゃったら黒こげになっちゃう。」

のび太「ええ~っ!」(ガラッ)

のび太「う、うわあああ~!」

ジャイアン「大丈夫か、のび太!!」(ガシッ!)

のび太「あ、危な~い!黒こげになるところだった~!」

スネ夫「もう!気をつけろよのび太!」

盗賊「何だ?こっちから声がしたが……まさかリキアの軍隊のやつか?」

スネ夫「!誰かいる!!」

のび・ジャイ・しず・ドラ「!!!」

盗賊「何だ?たぬきとガキどもか?ここが俺達ヘニング一家の城だって知ってて遊びに来たのかな~?ん~?」(ニヤア)

ジャイアン「てめえこんにゃろう!」(ダッ)

盗賊「……このクソガキ!なめてんのかこの野郎が!!」(斧ブンッ)

のび太「あっ!ジャイアン!!」

ドラえもん「ジャイアン!斧についてるボタンを押して!!」

ジャイアン「ん?こ、これか?」(ポチッ)

\ビビビビビビビッ!!/

盗賊「ぎゃああああ!」(ビリビリ)

ドラえもん「武器には、ちょっとした電気ショック装置がついてるんだ。護身用にはなるよ。」

のび太「へえ~って、僕には武器、何もないよ~?……あれ?ポケットに団扇みたいなのが入ってる。」

ドラえもん「だってのび太くんは"軍師"だし……のび太くんのそれは、"やる気うちわ"。それであおいだ人が、ちょっとだけ元気になれる効果があるよ。」

のび太「ええ~っ、やっぱり僕の、役に立たないじゃな~い!」

ドラえもん「もう、いざとなったら空気砲を貸してあげるから!文句言わないの!」

しずか「この人、盗賊だって言ってたわ!ロイ達はこのこと知ってるのかしら?」

スネ夫「ロイってやつは、軍隊を連れてる王子様なんでしょ?だったらそれぐらいはさすがに知ってるんじゃないの?」

ドラえもん「でも、万一ってこともあるし……」

ジャイアン「こ、こいつもう動かないかな?」(チョンチョンッ)

盗賊「」(ピクピク)

ドラえもん「しばらくは気絶してると思うよ。ジャイアン、あんまり近づくと……」

\ゴゴゴゴゴ……ドシューッ!!/

ジャイアン「うわあああ!」

のび太「ジャイアン!あぶないっ!!」(バッ!)

ジャイアン「な、なんだよ今の!」

ドラえもん「おそらく、ここの火山はまだ活動中なんだ。岩に隠れているマグマが、もろくなってるところから時々噴出すみたい……!」

のび太「じゃあ、ロイ達はこんなところを進んでいってるっていうの!?」

ドラえもん「盗賊のこともあるし……ロイ達を早く見つけて合流しよう!」

ロイ「……ふう……流石、神将器を隠してあるだけあって、やっかいな洞窟だな……」

マーカス「いやはや、暑い洞窟ですな。しかも、盗賊どもまで巣くっておって全く油断できません。」

オージェ「リリーナ様、俺の後ろにお隠れ下さい。またいつ盗賊が飛び出してくるかわかりません。」

リリーナ「ありがとう、オージェ。でも、無理しないでね。」

クラリーネ「……ああ、お気に入りのドレスが汗まみれになってしまって……早く帰って水浴びがしたいですわ……」(グッタリ)

トレック「……ウトウト……」

ノア「……こんなところでまどろめるお前が心底羨ましいよ……」(パタパタ)

とりあえず今日はここまでです。
8章外伝終了後は砂漠マップまで飛びます。ご了承ください。

更新ちょっと空きましたが投下します。とりあえずデユランダル入手まで。

盗賊魔道士「……エイルカリバー!!」(フオオオン)

ルゥ「皆さん!気をつけて!!魔法が来ます!!」

\シュインシュインシュイン!ヒュバンッ!/

ロイ「……!!風の刃の魔法!?」

オージェ「くうっ!」(スパッ)

リリーナ「オージェ!大丈夫!?」

オージェ「大丈夫です!掠っただけですから……この!!」(ブンッ)

\ゴボゴボ……ブシューッ!!/

ウォルト「あちちちち!!」

ノア「!!くそっ!また溶岩が!!」

盗賊「お前達!あいつらを例の場所へ追い込むんだ!!手を休めるな!!」

アレン「盗賊どもめ!こんな洞窟じゃなきゃ俺の槍で一気にねじ伏せてやるものを!!」

ランス「……溶岩が噴出す上に、この狭い通路で攻め入られては……!」

マーカス「ロイ様!あちらはこの通路よりかはまだ開けております!あちらへ!」

ロイ「悔しいけど、誘導するしかないのか……!?」(タタタッ)

盗賊「くくく、バカめ!誘導されてるのはお前達の方とも知らずに……!」

(ピピピピピ……)

のび太「ドラえもん、それなあに?」

ドラえもん「ああこれ?この辺りの溶岩の流れを表示させているんだ。」

スネ夫「その広そうな部屋、なんだろ?」

ドラえもん「僕達ももうすぐそこへ着くみたいなんだけど……って、これは大変だ!」

ジャイアン「どしたっつーんだよ?」

ドラえもん「そこに大量のマグマが集中している……!ちょっとでもショックを加えたら、マグマが一気に噴出しちゃう!!」

のび太「そ、そうしたら…どどどどうなっちゃうの?」

ドラえもん「そんなの黒こげじゃすまない!骨も残らず溶かされちゃう!!」

のび太「いい~っ!?」

しずか「だったら、早くロイに知らせてあげないと!」

ドラえもん「そうだ、"追跡シェパード"~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「この犬型ロボットがどんなかすかなニオイでも探知して、同じニオイがどこにあるかを教えてくれる。誰か、ロイ達に関係あるもの持ってない?。」

しずか「これなんて、どうかしら?」

のび太「なあに?それ。ハンカチ?」

しずか「昨日ね、お風呂を借りたときにリリーナからもらったの。お城を守ってくれたお礼にって。」

ロボット「クンクン」

ロボット(ピコーン!)「ワン!ワン!ワン!」

ドラえもん「!わかった!!どうもマグマの部屋に向かっていっているらしい!!急ごう!!」

ロイ「……やあっ!」(ドシュッ!)

盗賊「ぐえっ!」

アレン「何てしつこい連中だ!」

リリーナ「ね、ねえ、マーカスさん?」

マーカス「どうなされました?リリーナ様。」

リリーナ「ここ、なんだか他の部屋よりも暑い気がするのだけれど……」

ロイ「……そういえば……!まさか!!」

マーカス「……私としたことが!ロイ様!申し訳ございません!!」

ロイ「マーカス、それどころじゃない!皆を止めないと!!」

ルゥ「こいつめ!これでもくらえっ!」(フオオオン)

チャド「ルゥ!深追いすんな!危ないっ!!」

盗賊魔道士「くくく…バカめ!まんまと引っかかったな!!」

(ビキビキビキビキ……ッ!!)

ルゥ「!!」

ロイ「ルゥ!!」

チャド「しまった!ルゥーッ!!」

ディーク「くそっ!早まりやがって!!」(ダッ)

ワード「駄目だアニキ!間に合わねえっ!」

ロット「子供の体重ですらあれなんだ……もし大の大人が行ったら!」

ディーク「畜生ッ!!」

リリーナ「ルゥを助けることはできないの!?」

ボールス「子供のルゥ殿がいる状態で亀裂が大きく走りました!もし今誰かかがあそこへ行けば……たちまち溶岩の餌食になってしまいます!」

リリーナ「そんな……!!」

ヘニング「やれやれ……軍隊さんが揃ってご苦労なこって……でも、ここまで来ちまったからには、帰せねえよなあ?」(ニヤリ)

ロイ「!お前がここの頭目か!!」

ヘニング「まあな。全く、人が細々と稼がせてもらってるってのに、荒らしてくれちまって迷惑なこった。」

ヘイニング「もっとも、こんなところまで来るってことは、何か裏がありそうだよなあ?もしかすると、ここに相当なお宝があるとか?」(ククク)

ロイ「……」

ルゥ「……ロイ様、僕のことはいいです!早くそいつらを!!」

ロイ「駄目だ!君を見捨てるなんてできない!!」

チャド「絶対助けてやるから!諦めるな!」

ヘニング「……だが、ここまで骨折り損だったなあ?あばよ!仲良く丸焼きになっちまいな!!」(手斧ビュンッ!!)

(ビシ!ビシビシビシ!!)

ルゥ(グラグラグラッ!)「うわああっ!」

ロイ「!!」(ダッ)

リリーナ「ロイ!!」

(ドドドドドッ!!ブシュウウーッ!!)

マーカス「ロイ様ーッ!!」

しずか「あっちから声が聞こえたわ!!」

のび太「ロイ達だ!急ごう!!」

ルゥ「ロイ様!」

ロイ「ごめん、どうしても、僕には仲間が黙って死ぬところなんて見ていられないんだ!!」

ロゥ「でも!!」

ドラえもん「見つけた……!!た、大変だ!!」

のび太「マグマが!!ドラえもん、早く助けてあげて!!」

ドラえもん「ええと、あれでもない~これでもない~!ああ~どうすれば~!」(ポイポイポイ)

ジャイアン「なんでもいいから!マグマを固めるなりなんとかするのを出せよ!!」

ドラえもん「固める?……そうだ!」

ドラえもん「カチンカチンライト~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「このライトは、水や炎、煙といった形を持たない物体を数分間固形物質に変える~」

のび太「説明はいいから早く!!」

ドラえもん「えいっ!」(ビカーッ!!)

アレン「ロイ様!ルゥ殿!!」

リリーナ「キャアアーーーッ!!」

(ピキィィーン!!)

ルゥ「よ、溶岩が固まった!?」

ロイ「助かった……のか?」

ヘニング「!?」

のび太「ロイー!!」

ロイ「!!のび太!?それにドラえもんも!?」

ドラえもん「早く!みんなここから離れて!!カチンコチンライトの効果は数分しかもたないんだ!」

ヘニング「畜生が…!!ガキと青ダヌキにしてやられるなんざ、ヘニング一家の名が泣くぜ!!野郎ども!あいつらを逃がすな!!」

盗賊「ウオオーッ!!」

スネ夫「うわあああ!こ、こっちに来る!!」

ジャイアン「チクショー!こんにゃろ!こんにゃろ!」(ブンブンッ!ビビビビビビ!)

盗賊「あいつら!妙な道具持ってやがる!」

ヘニング「かまわねえ!弓で撃ち殺してやれ!」

敵弓兵(キリリリリ……)

ドラえもん「ジャイアン!早く逃げないと!!相手は本物の盗賊なんだぞ!!」

のび太「早くしないと!マグマが元に戻っちゃうよ!」

オージェ「リリーナ様も早くこちらへ!」

リリーナ「……よくも、ロイやルゥ、それに皆を……!もう許さないわ!!」

ロイ「リリーナ?」

オージェ「リ、リリーナ様?」

リリーナ「ロイ、それにオージェ、下がってて頂戴。私、本気よ!」(ヒュルルルルル……)

ロイ「……リリーナを怒らせちゃったか……あの盗賊、少し気の毒だな……」

オージェ「え?」

ボールス「そうか、お前は傭兵で最近オスティアに入ったばかりだからまだ知らんのか。」

バース「……リリーナ様はな、ああ見えて……」

リリーナ「食らいなさいっ!ファイヤー!!」(ドッガアアアン!!)

敵弓兵「ぎゃあああ!!!」

盗賊「うわあああっ!!あ、足場が!!」(ガラガラガラッ)

のび太「うわっ、すっごい火の玉!!」

オージェ「」

ルゥ「あの、リリーナ様がさっき撃ったのって……エルファイヤーじゃない……ですよね?」

ロイ「うん、あれは間違いなくファイヤーだよ……リリーナは魔道の天才なんだ……セシリアさんのお墨付きさ……」

オージェ「そ、そうなんですか……」(ガタガタ)

リリーナ「弓兵があなたを狙ってたわ。勇気があるのはいいことだけど、無茶しないで。」

ジャイアン「なんだかよくわかんねーけど、あ、ありがとうな。」

リリーナ「どういたしまして。ここは危ないから、下がってて。」

ジャイアン「お、おう。」

ヘニング「こ、小娘が……!ナメやがって!!」(ブンッ!)

リリーナ「黙りなさい!ロイを危ない目に遭わせたことは何があっても許さないわ!それに、元々ここはオスティアのゆかりの地よ!!さっさと出て行きなさい!!」

ロイ「リ、リリーナ!流石に一人で危ないよ!!」

リリーナ「サンダー!!」(バリバリバリッ!!)

ヘニング「ちいっ……!こ、この娘……!なんて魔力だっ!」

ドラえもん「……!あともう少しでカチンコチンライトの効果が切れちゃう!みんな早く!!」

ロイ「リリーナ!もう少しで溶岩が元に戻るらしい!ここは引こう!」(ガシッ)

リリーナ「え、ええ……わかったわ、ロイ。」

ヘニング「ここまでコケにしやがって!そうはさせるか!!」(手斧ビュンッ!)

のび太「あ、危なーい!!」(バッ!!)

リリーナ「きゃあっ!!」

しずか「の、のび太さーん!!」

ドラえもん「のび太くん!!」

(ドドドドドド……ゴゴゴォォォォン!!)

ヘニング「うぎゃあああああっ!!」(ジュウウウ!)

スネ夫「や、やったのか?」

ランス「危なかった……逃げ遅れていたらひとたまりもない……!」

ウォルト「それよりもランス様!ロイ様が!」

のび太「……!!」

ロイ「ぐっ……!!」

リリーナ「ロイ!!」

のび太「……ロイ!どうして!!」

ロイ「ありがとう……のび太……リリーナを……庇ってくれようとしたんだ…よね……?」

のび太「ロイ!き、君!あの盗賊の投げた斧が!!」

リリーナ「ロイ、ロイ!しっかりして!血が……!!」

しずか「そうだわ!この杖で……!」(ポワワワワ)

ロイ「うっ……」

しずか「……傷が深すぎるの!?血が、なかなか止まらないわ!」

サウル「お嬢さん、失礼します。私が治療しますので、下がっていてくださいますか?」

しずか「はい、あっ……ごめんなさい……」

サウル「いえ、咄嗟に治療していただく姿勢に感謝します。ドロシーから傷に巻く布を貰ってきてください。お願いできますね?」

しずか「わかりました!」(タタッ)

のび太「ロイ……ぐすっ…ぼ、僕のせいで……!」

リリーナ「のび太さんのせいじゃないわ!私が、盗賊の動きに気づかなかったから……」

サウル「ロイ様。じっとしててください。今、リライブをおかけしますので。」

ロイ「サウルさん……すみません……」

サウル「いえいえ。これが聖職者の務めですから。今の私は、攻撃する術など持ち合わせておりませんからね。戦場でお力になれることといえば、これぐらいしかありませんから。」(ピュワーン……ポポポポポ……)

ドロシー「神父さまー、布持ってきましたー。」

サウル「どうも。よくできました。お利口さんですね、ドロシー。」

ドロシー「もう!こんなときまでふざけないでください!!」

しずか「すごいわ!あんなに深かった傷が一瞬で治って……」

リリーナ「さすが、神父様ね。……私も、治療の杖が使えればいいのに……」

ルゥ「……」

のび太「ロイ、大丈夫なの?」

ロイ「うん、もう大丈夫。サウルさんのおかげでほら、この通り。」

のび太「よかった……!僕、ロイが死んじゃったらどうしようって思って……」

ロイ「……のび太……」

サウル「ですが、念のためしばらくは動かさないで下さいね。結構深く裂けていましたよ?あと少しずれていたらわかりませんでした。」

リリーナ「ロイ、本当にごめんなさい……のび太さんにも、危険な目に……」

ロイ「全くもう、無茶しないでっていつも言ってるのはリリーナなのに、言った本人は無茶するんだから……」

リリーナ「ごめんなさい……」

ロイ「いいんだ。僕も、無茶をしてしまったしね。」

マーカス「全くですぞ!ドラえもん殿がいなかったら、今頃ルゥ殿と共にどうなっておられたか……!!」

ルゥ「ご、ごめんなさい……」

ドラえもん「いいじゃない。みんな助かったんだし。結果的に盗賊たちもやっつけれたしね。」

ジャイアン「そうだって!いつまでも過ぎたこと言わなくても、いいじゃんか!」

マーカス「ですが、ドラえもん殿!」

ランス「まあまあ、マーカス様。とりあえず助かったんです。よしとしましょう。お説教は帰ってからでもできますし。」

ロイ「ランス!……また、マーカスのお説教か……長いんだよね……」

マーカス「何を言いますか!当たり前ですぞ!前々から思っておりましたが~」

のび太「うわっ、うちのママより怖いや……」

ドラえもん「ほんと、長話ならマリナスさんといい勝負かもね。」

一同「ハハハハハ!」

ロイ「さ、溶岩も引いたみたいだし、デュランダルを取りに行こう!」

リリーナ「ええ!」

~洞窟奥地・デュランダルの間~

リリーナ「確か、ここにオスティアの家紋を……」

(ゴゴゴゴゴ……)

ロイ「部屋を取り囲んでいた溶岩がなくなった……」

ウォルト「ロイ様!あれを見てください!溶岩の中に石棺が!」

リリーナ「きっとあれがデュランダルを納めているものよ。」

ロイ「それにしても、立派な石棺だな……」

ディーク「ほら、力仕事なら俺達に任せな。」

ロット「よっこいせっ!」

ワード「重ぇ~っ!なんつうモンに入れてくれてんだよ!」(ドスン!!)

リリーナ「この不思議な輝き……間違いない、烈火の剣・デュランダルだわ……」

ロイ「これが、デュランダル……!!重いっ!!」(ズシリ)

ルトガー「……貸してみろ……!!」

リリーナ「烈火の剣の持ち主であったローランは、小柄な人だったそうよ。その剣を使いこなせるのはきっと、使い手次第ということなのかもしれないわ。」

ロイ「ということは、まだ僕達は……」

ルトガー「この剣を振るうにまだ値しない、そういうことか。」

ロイ「いつか、僕にも使いこなせる日が来るかな?」

リリーナ「ふふふ、そうね。きっとできるわ、ロイやみんななら……」

のび太「無事に伝説の剣を取れて、よかったね。」

ドラえもん「うんうん。」

ジャイアン「でもよお~、せっかく、宝探しに来たのにこれじゃあなんだかつまんねえなあ。」

スネ夫「しょうがないよジャイアン。だってあれ、あの人たちじゃないと絶対使えなさそうな感じするもん。」

ジャイアン「だよなあ~。」

しずか「ウフフ、なんだか私達、勇者の物語を見ているみたい。」

ドラえもん「案外そうかもしれないよ?ロイからは、なんだか特別な雰囲気がすると僕は思う。」

のび太「きっとそうさ!」

ロイ「ではデユランダルも手に入れたし、オスティア城に帰ろう。残してきたマリナスや、見張りにおいてきたシャニー達も心配だし。」

リリーナ「そうね。」

ロイ「ドラえもん、ありがとう。君達の助けがなければ、今頃どうなっていたか……」

ドラえもん「いやいや、そんな。」

のび太「困ってる人を放っておけないもの!当然のことをしただけだよ!」

ロイ「どらえもん、のび太……そうだ、君達もオスティア城に来てくれ。また、お礼をしたい。」

のび太「そんな、お礼だなんて……」

ロイ「いいから。僕が君達に来て欲しいんだ。」

リリーナ「ロイもああ言ってるわ。お願い。」

マーカス「私からもお願いします。ドラえもん殿。」

ドラえもん「じゃあ、お願いします。」

ジャイアン・スネ夫「やったー!」

~オスティア城~

マリナス「ロイ様!よくぞご無事でよく戻られました!」

ロイ「マリナス。留守をありがとう。そちらこそ、何か異常はなかった?」

マリナス「……そうですな、ベルン軍について報告がありますじゃ。」

ロイ「わかった。聞かせてもらおう。ドラえもん達はゆっくりしてて。」

のび太「うん。」

ジャイアン「じゃ、この城を探検しようぜ!!」

スネ夫「それ、いいアイディア!!」

リリーナ「それじゃあ私が、案内してあげるわ。」

ジャイアン「お願いしまーす!」

~オスティア城・会議室~

ロイ「それで、報告というのは?」

マリナス「はい、実はアストール殿にお頼みして、ベルン軍の進軍具合を調べてもらったのですじゃ。」

アストール「結構俺達にとってはマズいことになっててな。ナーシェン将軍のやつ、よっぽど俺達を締め上げるのが楽しみなようだぜ。」

ロイ「と、いうと?」

アストール「あと10日はかかるとみていた連中の到着がだな、3日程度になっちまうようだ。」

マーカス「!!それは誠なのですかな!?」

アストール「連中、どうもこっちがエトルリアに書簡を送ったことを感づいたらしい。流石に大国・エトルリア軍とは衝突したくないだろうからな。」

ロイ「……セシリアさん……」

アストール「エトルリアを待っているのは得策じゃねえってことだな。今、エトルリアはミルディン王子の逝去で国王がすっかりやる気をなくしちまってる。酷ですが、希望は持たない方がいいでしょう。」

ロイ「……」

マリナス「と、なると……軍備を性急に整え、ベルン軍に備えねばなりませんな。今、わしの知り合いの商人達に手を回しておりますが……」

ロイ「うん、引き続き頼む、マリナス。特に、ドラゴンナイト達に有効な弓の強化を頼む。できれば、ドラゴンキラーも欲しいけれど……」

マリナス「弓もドラゴンキラーも少々難しいですが、なんとかしてみせましょうぞ。特にドラゴンキラーはベルンが各地で武器屋から没収しておると聞きますからな。」

マーカス「加えて、魔道書のエイルカリバーもベルンの支配下では発禁状態だとか……武器に関しては少々辛いものがありますな。」

ロイ「……」

マーカス「ロイ様、これはあくまで私の意見なのですが……」

ロイ「なんだい?マーカス。」

マーカス「あのドラえもん殿の力をお借りする、という策も……ありえなくはないですかな?」

ロイ「!!」

マーカス「ドラえもん殿は数々の不思議な魔道道具を持っていらっしゃる……これが我々にも使えれば……」

ロイ「ダメだ、マーカス。」

マーカス「!」

ロイ「確かに、ドラえもん達にはずっと助けてもらっている。彼らの道具があれば、これから先楽に戦いも進むかもしれない。」

ロイ「でもそれは、彼らをこの先ずっと、戦いに巻き込んでいくことになる……それは彼らにとっていいことだと思うかい?」

マーカス「それは……」

ロイ「これは僕の憶測だけれど……彼らはきっと、戦争など関係のない、今まで戦争の戦いなんてしたことのない、平和なところから来た人達なんだと思う。」

ロイ「だからこそ、優しくて……僕達に良くしてくれる……今日だって、リリーナや僕を庇ってくれようとした……でも、それはいつか彼らの命を奪うことになるだろう……」

マーカス「……」

ロイ「もし、あの斧を受けたのが僕でなくてのび太だったら……そう思うと、僕は恐ろしさで血が凍りそうになる……僕は訓練を受けていたから、あくまで斧の機動を剣で少しずらすことが出来たんだ。」

ロイ「彼らの好意に甘えることはできる。だけどこれは、異国の彼らの関わることではなくて、僕らリキア同盟が自分達で何とかしなければならないことなんだ。」

申し訳ない
×機動
○軌道

アストール「確かに、言えてますね。こんなことは言いたくありませんが、あのドラえもん殿に頼るということは、彼らの国に貸しを作ることにもなります。」

マリナス「そういえば、彼らの故郷の国については……あまりまだ、よくわかっておらんのでしたな?」

アストール「ああ。俺なりに調べてみたんだが、てんでわからなくてね。未だ謎に包まれたままだ。俺としても、これ以上出生のよくわからんやつに、貸しを作るのもどうかと思いますね。」

マーカス「そう言われればそうですな。……ひとまず、我らで手を打つ方針で固めなければなりますまい。」

ロイ「ありがとう。ではマリナス、軍備の方はよろしく。マーカスは今軍の中でできるだけ、弓と魔法を使える者を集めて訓練させてくれ。」

マーカス「かしこまりました。」

~夕刻・オスティア城・食堂~

ジャイアン「いただきまーす!う、うんめえ!!」

のび太「でしょ?今まで食べたことない味だし、食べると元気が沸いてくるんだ!」

スネ夫「これ、うちの行きつけのレストランのシェフより美味しいよ!凄いじゃない!」

ドラえもん「おそらくだけど、兵士の人に配慮して、疲労が取れやすいものを使った料理なんだろうね。それにしても美味しい!後はドラ焼きがあると言うことないんだけど……」

しずか「まあ、ドラちゃんったら、いっつもそれね。」

リリーナ「ドラ焼き?」

のび太「うん、こう……お菓子の生地にね、あんこが挟まってるんだけど……」

リリーナ「……あんこ?」

のび太「ええ~っと……」

ドラえもん「えっとね、小豆っていう赤い豆を砂糖で煮て、練ったものなんだけど……」

リリーナ「赤い豆を…お砂糖で煮るの?……聞いたことないわ……」

のび太「そうだ!今度、持ってきてあげるよ!美味しいよ!」

リリーナ「ふふふ、ありがとう!楽しみにしてるわ!」

のび太「あ、そういえばロイは?」

リリーナ「まだ用事があるって、もうすぐしたら来ると思うんだけれど……」

のび太「……大変なんだね、ロイ……」

リリーナ「この軍の指揮官を務めているもの。軍議にも出ないといけないし、物資の管理とか……やることは山ほどあるわ。」

のび太「やっぱり、ゲームとは全然違うんだなあ……」

スネ夫「そりゃそうだよ。現実とゲームは違うよ。」

ジャイアン「俺も、そう思う。」

リリーナ「?」


~夜・オスティア城・中庭~

ジャイアン「じゃ、俺達先に帰ってるぜ。母ちゃんの配達あんの、すっかり忘れるとこだった。」

スネ夫「僕も、家庭教師の先生が来るんだった。じゃ、お先に!」

しずか「私もピアノのお稽古に行かなきゃ!」

のび太「じゃあね、みんな!」

ドラえもん「気をつけて帰ってね!」

ドラえもん「僕達も帰ろうか。」

のび太「うん、でもその前にロイに挨拶しておきたいな。」

ロイ「!のび太にドラえもん!」

のび太「ロイ!用事、終わったの?」

ロイ「うん。なんとか。ごめん、今日も沢山助けてもらったのに、まだちゃんとお礼も言ってなくて。」

のび太「そんなこといいんだよ!僕こそ、ロイに助けてもらったんだし!」

ロイ「その件については、本当にありがとう。リリーナを助けようとしてもらったこと、すごく感謝している。」

ロイ「でもね、あまり戦場で危ないことはしないで欲しい。君達には家族もいるんだろう?」

のび太「それは、そうだけれど……」

ロイ「友達もいる。大事にしなきゃ、ダメだよ?」

のび太「でも……」

ロイ「のび太、君は軍師見習いをやっているんだろう?だったら、自分の身を一番に大事にしないと。」

のび太「でもそれは、ロイも一緒じゃないか!」

ロイ「!!」

のび太「ロイが怪我をしたとき、リリーナもみんなも、マーカスさんもすっごく心配してたんだよ!?」

ドラえもん「そうだよ。リリーナなんか、顔が真っ青になってて……」

のび太「ロイこそ、指揮官なんだから!敵の前に飛び出しちゃったらダメだよ!ロイがいなくなったら、誰がこの軍を指揮するのさ!」

ロイ「それは……」

のび太「この後、ベルンの竜騎士の軍団も来るんだろ?僕達の力になれることなら、何でもするからさ……」

ロイ「……」

ドラえもん「のび太くん……」

ロイ「すまない、それはいい。これは、僕らの問題だから……」

のび太「でも!」

ロイ「ありがとう、のび太。君は優しい人だね。だが、君達に頼ってばかりじゃいけない。僕達の力で、ベルンと戦っていかなければ意味がないんだ。」

のび太「……」

ロイ「それが、今まで戦ってきて殺してしまった人や、戦いで命を落としてしまった仲間への償いでもあると思うから……」

のび太「ロイ……」

ロイ「きっと、この後でベルンは幾度にも渡って攻撃をしかけてくると思う。どうか、その時にファイヤーエムブレムをベルンが手にすることないよう、預かっていてくれ。」

ロイ「都合がいいことばっかり言ってごめん、でも、君達に迷惑ばかりかけていられないから……」

のび太「わかったよ。でも、本当にピンチになったら、必ず呼んで。絶対に、助けに行くから!」

ドラえもん「そうだ!これを渡しておこう。……探検セット~!」\ペカペカペカーン/

ロイ「これは?」

ドラえもん「それはね、サバイバルで生き残るためのものが一式詰まったものなんだ。寝袋と、非常食、泥水のろ過装置、発炎筒のようなものが入ってる。」

ドラえもん「さらに、この筒があるだろう?これは糸なし糸電話型トランシーバーっていって、遠く離れててもこれで会話が出来るんだ。」

ドラえもん「もし、僕達の助けが必要になったらこれで呼んでほしい。いつでもどこでも、駆けつけるから!」

ロイ「のび太、ドラえもん……」

のび太「絶対だよ!?約束だからね!!」

ロイ「ありがとう……本当に、ありがとう……」

のび太「じゃあね、ロイ!ベルンの竜騎士になんか、負けるな!」

ドラえもん「頑張って!僕らも応援してるよ!」

ロイ「わかった!必ず勝つと、約束する!」

マーカス「……やれやれ、お説教をする手間が省けましたな。」

マリナス「さて、我々も忙しくなりますな。あと3日で全てを整えねばならぬのですから。」

~三日後・オスティア城~

ロイ「いよいよか……」

リリーナ「ええ。」

マリナス「ロイ様!ベルンのナーシェンがやってきましたぞ!!」

ロイ「!!わかった、すぐに行く!!」

ディーク「チッ、わざわざベルンから田舎のリキアまで大軍隊で……連中よっぽどヒマなんだな。」

シャニー「ほんとほんと!ふーんだ!なにさ、あれだけいっぱい兵隊がいなきゃ何もできないくせしちゃってさ!」

ロット「しっかし、物凄い数だな……」

オージェ「本当に……勝てるのかな、これ……」

ワード「なんだあ、ロットに傭兵小僧。臆病風に吹かれたか?」

ウェンディ「何があっても、リリーナ様とオスティアは我らが守る!」

バース「いいぞウェンディ、その意気だ。」

ボールス「……竜騎士どもめ!かかってこい!」

ナーシェン「クックックッ、お前達、ご苦労だったね。あのレイガンスとかいう馬鹿を倒してくれてこちらの手間が省けたよ。」

ナーシェン「さあ、このオスティアを我らに渡してもらおうか?」

ロイ「……冗談はたいがいにしてほしいな、誰がお前達なんかに渡すものか!」(シャキンッ)

ナーシェン「へえ……面白いな、ではその貧相な兵隊でやってみるか?徹底的にやっつけてやろう、あのオスティア候のようにね!」

リリーナ「!!」

ロイ「リリーナ、抑えるんだ。」

ナーシェン「クックック、生意気な娘だ。あのオスティア候そっくりだな。たっぷりいたぶってから可愛がってやろう!」

ロイ「……!」

マーカス「……あの余裕……どうも、この軍勢以外にも伏兵がおるようだな。」

スー「ベルンのやりそうなこと。私の故郷をやったときも、そうだった。」

ウォルト「スーさん……」

アレン「マーカス様、もしものときは……」

マーカス「ロイ様とリリーナ様を真っ先にお連れし、戦線を離脱するのだ……お二人にいかほど恨まれようとも、よいな?」

ランス「はっ。」

ナーシェン「かかれ!お前達!オスティアを灰にしてしまえ!」

ベルン兵「はっ!!」

ロイ「……!!」

???「そこまでだ!!」

ナーシェン「な、何者だ!!それに、蹄の音!?かなりの数のようだが……」

パーシバル「私はエトルリア王国騎士軍将・パーシバル。先日、魔道軍将セシリアを通じ、オスティアからわが国に保護要請がなされた。」

ナーシェン「なっ!」

パーシバル「したがって、これよりオスティアは今よりエトルリアの保護下に入る。」

ロイ「!!セシリアさん……!動いてくださったんだ!!」

リリーナ「よかった……これでオスティアを再び戦場にしなくて、済むのね……」

ナーシェン「……こ、こんなふざけたことが……!」

セシリア「ご不満?なら一戦交えてもよろしくてよ?もっとも、この軍勢を相手にする覚悟がおありならね。」

ロイ「セシリアさん!」

ナーシェン「……き、貴様は……!?」

セシリア「私は魔道軍将セシリア。このオスティアにゆかりのある者よ。あなたの好きにはさせないわ。」

ナーシェン「ぐうっ……お、おのれ!!」

ベルン兵「ナ、ナーシェン様!短気はなりません!パーシバル将軍はエトルリアきっての名将……それに、エトルリアの魔道軍まで加わっていては!!」

ナーシェン「わかっているよ!そんなことは!!…くそっ、ここは引き上げるぞ!!……セシリアとか言ったな!生意気な女!覚えていろ!!」(バッ)

ナーシェン「全軍、撤退!予定が狂った!ベルンに戻り次第報告を行う!」

シャニー「あれ?軍隊が引き上げていっちゃうよ?」

ディーク「どうやら、ロイの旦那のやつ、上手くやったようだな。」

チャド「ちぇっ、つまんねえの。」

ルゥ「いいじゃない、とりあえず戦わずに済んだんだから。」

パーシバル「リキア同盟のロイ将軍とは、君のことか?」

ロイ「は、はい!亡き盟主、オスティア候より軍を任されています。こちらは、ヘクトル候の娘にあたられる、リリーナ公女です。」

パーシバル「そうか……リキアは試練のときだな。エトルリア王家より、候に対するくやみを伝えるよう申しつかってきた。」

ロイ「お気遣い、ありがとうございます。エトルリアのご助力がなければ、今頃オスティアはベルンの軍門に下っていたでしょう。」

パーシバル「私は国王の命令に従ったまで。礼を言うなら、難色を示していた王に食い下がった魔道軍将に言うがいい。」

ロイ「こ、国王に逆らったのですか?!」

セシリア「ロイ、元気そうね。」

ロイ「セシリアさ…魔道軍将殿!!」

セシリア「昔みたいに"セシリアさん"でいいのよ。気にしないで。オスティアの保護要請はエトルリアにとっても利のあること。私はそう考えて行動したまで。」

ロイ「……すいません、無理をしていただいたようで……」

セシリア「ベルンの勢力拡大は目に余るものがあった。しかし、エトルリアとしては直接攻め込まれたものでもなく、しかしながら今リキアを取られては勢力関係に支障をきたす。」

セシリア「だから、国益の是として私はそれを国王に進言した。だから、ロイが恩にきることはない。お礼はいらないわ。」

ロイ「はい、言いません。」

パーシバル「……ベルンも去り、エトルリアの軍将が二人も国を空けておくわけにはいかない。私は失礼させてもらう。セシリア、後は任せたぞ。」(バカッバカッ)

ロイ「パーシバル将軍……すごい迫力でした。」

リリーナ「ええ……なんだか、とても凄い人だってことはわかるわ……」

セシリア「ふふ、緊張していたみたいね。リリーナも元気そうでよかったわ。」

リリーナ「セシリアさん!」(ギュッ)

セシリア「辛かったでしょう、リリーナ。でもよく耐えたわ。」

ロイ「あの、セシリアさん。軍のみんなとも会っていってください。これから是非、助言もいただきたいですし、皆に紹介します。」(タタッ)

セシリア「見ないうちに逞しくなって……男の子ね、やっぱり。」

リリーナ「ええ。頼りになります。時々、危なっかしいですけど……」

セシリア「さあ、行きましょうかリリーナ。今までのことも聞きたいわ。」

リリーナ「はい!」


のび太「……気になってこっそり見に来たけど、大丈夫だったみたいだね。」

ドラえもん「うん、ロイならきっと上手くやれるよ。」

のび太「帰ろう。ロイが、本当に助けが必要になるときまで。」

~のび太宅~

ママ「のび太!今までどこへ行っていたの!なんですこれは!夏休みの宿題が、全然終わっていないじゃないの!!」

のび太「ひいい!!」

ママ「いいですか!きちんと終わらせるまで、外出禁止です!!」

のび太「そ、そんなあ~!」

ドラモン「仕方ないよのび太くん。ロイも頑張ってるんだから、君も頑張らなきゃ。」

のび太「ドラえも~ん!」

今日はここまで。
これにて一旦前半終了です。

予想外の組み合わせだけど面白いです。
ただ、1つ気になるのが「ファイアー」が全て「ファイヤー」になってますよ…

>>198
すいませんでした……次投稿時から直しときますね。
色々なゲームやってると魔法の名前ごっちゃになるよね……

間が空きましたが再開。今日の分投下します。

~リキア同盟軍 軍日誌~

エレブ○○○暦△月×日

エトルリア軍より西方諸島にて賊の討伐を受ける。
西方諸島はエトルリアの諸侯達が管理されてると聞くが、荒れた鉱山が多く作物に恵まれない西方ではまだ治安が安定しないようだ。
セシリア魔道軍将の案内にて、西方エブクラム地方へ向かう。霧の島・港にて、軍将と別れ、別行動となる。
島に巣くっていた海賊により攻撃を受けたため、これを一掃する。また、イリア傭兵騎士団のノア、サカ遊牧民のスーの知り合い2名を発見。
フィル、シンの2名を軍に加える。フィルは剣士、シンはスーと同じく弓に長ける遊牧民である。

△月○日

エブクラム鉱山にて、重労働を課せられ虐待を受けていたという住民を保護する。エトルリアより派遣されている諸侯達に領民虐待の疑いあり。
また、領主より攻撃を受けたことを考慮し、以後領主達と接触する際は警戒を怠らぬようにする。
我々を賊と間違えたという釈明を貰うが、エトルリアより使者が遣わされたことを考えると納得できるものではない。
海商を行っていたという男であるギースを軍に加える。西方の海域に詳しい者で、彼に船の手配を任せる。

△月□日

西方にてエトルリア支配に抵抗するレジスタンツの噂を密偵より入手。西方へ向かう。ワード、ロットの手引きにより村へ到着後、エトルリア軍より襲撃を受ける。
レジスタンツの協力者である踊り子、ララムにレジスタンツのリーダーの救助を求められたため、これを承諾。
軍の中に山賊・盗賊を発見。エトルリア諸侯に賊との密通が確認された。また、エトルリアより正式に軍討伐を任された我々を賊軍と認識されていることを確認。
民家より襲撃を受けていたレジスタンツの幹部・エキドナを保護。領主を拘束後、リーダー・エルフィンを発見。
エルフィンの報告により、エトルリア諸侯による領民虐待が事実であることを確認する。
話し合いの結果、エトルリアより援軍として派遣されたエトルリア将軍・クレイン、その部下イリア傭兵ティトの協力を得ることに成功。
斧の使い手であり山に詳しいゴンザレスという男を道の案内人として雇用する。
以降、我が軍の任は賊討伐ではなく、西方の解放に移る。

△月◎日

ジュトー総督府のアルカルドへ領民虐待の真意を問うため、ジュトーへ向かう。
ジュトーにはアルカルドの姿見えず、ベルンの竜騎士軍による襲撃を受ける。アルカルドにベルンとの共謀・謀反の疑いあり。
戦闘にて"竜"の存在を確認。火竜で、普段は人の姿をとる。並みの武器が効かず、ドラゴンスレイヤー及び魔道書による攻撃にて仕留める。
総督府にて潜伏していた盗賊・キャスを密偵及び斥候として雇用、ルゥの血縁であるシャーマンのレイを軍に加える。

△月●日

エルフィンの手引きにより、神将器アルマーズを手にする。
エトルリア本国より、クーデターの知らせ。反クーデター派のセシリア軍将の要請を受け、エトルリアへ進路をとる。
アルカルド及びロアーツによるベルンとの共謀が確定。国王が人質となっている。
首都及び国王奪還のため、セシリア軍将との合流を図るべく海路にてミスル半島へ向かう。

△月◇日

ミスル半島の古城にて、クーデター軍及びベルン軍と衝突。
ベルン王、ゼフィールの出陣によりセシリア軍将が負傷との報告を受け、救出に向かう。
城を攻略するもゼフィール王・ナーシェン将軍の姿はなく、ナーシェン将軍の部下であるフレアー隊長が篭城。
パーシバル軍将も加わっていたと見られるが、撤退した模様。城内制圧後、フレアーの自害を確認。セシリア軍将を無事救出。
同時に、城に捉えられていた少女・ソフィーヤを保護する。彼女よりナバタという砂漠の隠れ里がベルンに侵攻されたとの情報を得る。
隠れ里には竜が生息しているとのこと。ベルンはこれを狙った疑い。

△月◆日

ミスル古城にて保護したソフィーヤの導きにより、ナバタ砂漠へ向かう。
ナバタの隠れ里には竜と人が暮らしているとソフィーヤは証言した。これが事実であるならばベルンにこれ以上竜の情報を与えるわけにはいかない。
砂漠手前の町にて砂漠へ潜入する準備を整え、後日砂漠入りを決行する。

ロイ「……と、こんなものかな……」(カリカリ)

リリーナ「ロイ、まだ起きていたの?」

ロイ「ああ、リリーナ。君の方こそ。」

リリーナ「日誌をつけていたの?」

ロイ「ああ。随分遠くへ来たな、と思って。」

リリーナ「ええ……ねえ、ロイ。オスティアへ留学に来たときのこと、覚えている?」

ロイ「ああ。2、3年前のことかな?」

リリーナ「あの時はまだ……ロイったら、私が起こしに行かなくちゃ起きてくれなくって。」

ロイ「ああ、ヘクトル様に怒られちゃったな。"フェレの次期当主の男児たるものがたるんどる!"って。」

リリーナ「ふふふ、その後オズイン将軍に特別訓練をさせられたのよね。」

ロイ「あれはキツかったなあ……だって重装歩兵の訓練をさせれらたんだもの。うんと重い鎧をつけて山の中を行進だなんてさ……はは、今じゃ懐かしいけど。」

リリーナ「そうね……あの頃は楽しかったわ、こんな戦争なんて起こる気配もなくて……」

ロイ「……リリーナ……」


リリーナ「ごめんなさい、私ってバカよね。昔には戻れないのに。」

ロイ「いや、僕達で取り戻そう。その平和な時を。必ず。」

リリーナ「ロイ……そうね、また、ロイが鎧を着けて行進するの見たいかも。今度はバースがやってくれるんじゃないかしら?」

ロイ「もう、意地悪だなあ、リリーナは。」

リリーナ「うふふ、ロイ。一人でボタンをかけられないなら、私がかけてあげてもいいのよ?」

ロイ「もう!よしてくれよ、それは僕がまだ8歳ぐらいのときのことじゃないか!」

リリーナ「クスクス」

ロイ「それにしても、明日から砂漠へ入るし……ボタンのことじゃないけど、気を引き締めないとな。」

リリーナ「ソフィーヤさんが案内役を買ってくれたけど……大丈夫かしら?ソフィーヤさんて、ほら……こう、ふわふわしててなんだか危なっかしいところがあるっていうか……」

ロイ「大丈夫だよ。ソフィーヤには闇魔道の心得があるみたいだし。前の戦闘で力を見ただろう?あのレイが悔しがってるってルゥが言ってたよ。」

リリーナ「それはそうだけれど……なんだか、儚い感じがする人だから……」

ロイ「確かにちょっと不思議なところはあるかな。どうも、預言者めいたことを言うことがあるし。」

リリーナ「スーも不思議なことを時々言うけれど、それとはまた違うのよね。」

ロイ「とにかく、ソフィーヤには護衛としてレイをつけるから大丈夫だよ。ルゥに頼んでおいたから、きっと聞いてくれると思う。」

リリーナ「レイは闇魔道に関して凄い才能があるものね。私も羨ましくなっちゃうぐらいだもの。」

ロイ「ああ。強い仲間が増えて心強いけれど……竜のこともある。リリーナ、君も気をつけて。」

リリーナ「ロイこそ。じゃあね、今日はもう寝るわ。ロイも早く寝てね。」

ロイ「ああ、リリーナ。ありがとう。おやすみ。」

~翌日・ナバタ砂漠~

(ビュオオオオオオ……)

アレン「くっ!なんて砂嵐だ!」

ウォルト「げほげほっ、ぺっぺっ、口に砂が入っちゃった……」

ランス「これでは視界が悪すぎる……砂嵐が止むまで待った方がよいのでは?」

ロイ「いや、どうやらそうもいかないんだ。」

アストール「昨日、キャラバンの小隊がここを通っていって耳にしたんですがね、どうもベルンの軍隊がこの砂漠へ入っていったのを見たと言ってね。」

マーカス「なんと、それは誠ですか!」

ソフィーヤ「……感じ……ます……よくない影が……オアシスに……」

リリーナ「オアシスって、ソフィーヤさんの言っていたナバタの隠れ里のこと?」

ソフィーヤ「……はい……多分……ですが……」

ロイ「これ以上、ベルンにナバタの里を荒らさせるわけにはいけない。それに、更に竜がベルンに渡ってしまえば……きっと、恐ろしいことになる。」

ティト「あのマクムートという竜に変身する怪物……あれがもっと増えてしまうかもしれない……」

クレイン「それだけは阻止しなければ。あの屈強な怪物をこれ以上増やされたりしたら……我々にはとても太刀打ちできない!」

ソフィーヤ「……」

ロイ「さあ、行こう!ナバタへ……!これ以上ベルンの好きにはさせない!!」

リリーナ「ええ。これ以上、竜であれ人であれ、傷つくのを見てなんかいられないわ!」

ソフィーヤ「……みなさん……ありがとう……さあ……こちらです……流砂が……ありますから……気をつけて……」

ボールス「……しかし、こう砂が続くとキツイな……」

バース「我々アーマーナイトの鎧ではな……足が砂に沈んでしまう。」

ウェンディ「軽めの素材の鎧に変えたとはいえ、それでもこの有様ですものね。」(ズブズブ)

オージェ「軽装の俺ですら歩くのがやっとですよ……この砂嵐では……」

マーカス「この砂では、やはり馬も動きづらいですな。蹄が砂にとられてしまうようで。」

ソフィーヤ「……この……ナバタ砂漠では……特に砂が……細かいんです……だから……」

スー「私達サカの馬は、他の馬よりも蹄が大きくて悪路には耐えるけど……こればかりは仕方ないわね。」

シン「……ええ。駱駝にでも乗れば別なのでしょうが……」

アストール(……ナバタ、か。またここへ来ることになろうとはな……)

リリーナ「アストール、どうしたのさっきから?今日は静かね。」

アストール「……え、ええ。視界が悪いもんですからね。いつもより集中しねえと。これでも皆さんよりは目が利きますからねえ。」

キャス「本当~?アンタ、ぼさっとしてただけじゃないの~?」

ウェンディ「アストール殿が真面目だなんて、めずらしい。」

アストール「……酷い言われようだねえ……!!」

アストール「皆、伏せろ!!」

ロイ「!!」

(ヒュオン!!)

リリーナ「ドラゴンナイト!?」

ウォルト「……この!撃ち落としてやる!えーいっ!!」(ビュンッ)

敵兵「……ふんっ!この砂嵐で、弓矢がまともに飛ぶと思うな!」(スカッ)

ウォルト「うわっ外したっ……」

フィル「焦りは禁物です!まずはこちらに引き付けてから!」

???「エイルカリバー!!」(フォンフォンッ)

敵兵「ぐあっ!!」

セシリア「危機一髪だったわね、ロイ。」

ロイ「セシリアさん!傷は大丈夫なのですか!?」

セシリア「……これぐらい大丈夫、よ。この砂嵐ですもの。魔法は役に立つでしょう?」

リリーナ「ですが、まだお体の調子が……」

セシリア「心配してくれてありがとう、リリーナ。でも、エトルリアの魔道軍将としてベルンの行いを黙って見ているわけにはいかないの。」

リリーナ「セシリアさん……」

セシリア「私もトーチの杖で視界を確保するわ。戦力としては頼りにならないかもしれないけど、貴方達を助けることぐらいはできるはずよ。」(ボンッ)

シャニー「う~ん、この視界と砂嵐じゃ空もまともに飛べないよ~」

ティト「シャニー、ペガサスに翼を細くさせなさい。それじゃあ風に煽られるわ。」

シャニー「はあ~い、お姉…ちゃん……」

ティト「シャニー?あなたちゃんと聞いてるの?もう子供じゃないのだからいい加減に……!!」

シャニー「う~…ん……」(ガックリ)

ティト「"スリープ"の魔法ね!?シャニー!眠ってはダメ!!お願い!手綱を握って!!」

シャニー「……」(ズルッ)

ワード「シャニー!!」

ソフィーヤ「……ああ……駄目……!何か……来ます!!」

レイ「!?」

(ヒュオンヒュオンヒュオン……)

ルゥ「……この風の鳴り方!まさか!!」

セシリア「エイルカリバーだわ!危ない!!」

ティト「シャニー!返事をなさい!起きるのよ!!」(バサバサッ)

アレン「ティト!危険だ!!」

ロイ「……風の音は……向こうから聞こえた……だとすれば!」(ダダッ)

ロイ「いやーっ!!」(ブンッ!)

敵魔道士「ぐはあっ!!」(ザシュッ)

ロイ「……はあ、はあ、間に……合った!」

(ザク……ザク……ザク……)

リリーナ「ロイそこから離れて!早く!!」

ロイ「!!」

とりあえず今日はここまで。
砂漠マップって宝回収するのなかなか難しいよね。

修正
×ドラゴンスレイヤー
○ドラゴンキラー

VPになっちゃってごめんなさい

マクムート「グルルルルルル……」

ロイ「……こんな砂漠にまで竜が!?」

ゴンザレス「……ロイ、危ない。おれ、やっつける!」(ダッ)

リリーナ「ゴンザレス!戻って!あれは貴方の斧だけじゃ勝てないわ!」

レイ「チッ、全く馬鹿ばっかりだ……!」(タタッ)

ルゥ「もう、レイってば心配なら僕も援護してあげるのに。」(タタッ)

チャド「本当に面倒くさいやつだよなー。」

キャス「あんたもだけどね~。」

ロイ(キーンッ!)「くっ、やはり剣では傷一つつかない!」

ゴンザレス「こいつ、固い。斧かけた。」

レイ「役立たずは下がってろ!リザイアッ!!」(シュオオオオ~ン…フワーン!)

マクムート「ギャオオオ!!」

ルゥ「これでもくらえ!サンダー!」(ドカーン!)

ロイ「さすがは魔道士、魔法だとあの固い鱗もひとたまりもないな。」

リリーナ「ロイ!油断しないで!竜が息を吸い込んだわ!」

ロイ「!!」

マクムート(シュゴォォォォ……ブワアアア!!)

レイ「くそっ!こいつ、まだ息が!」

ロイ「レイ!危ない!!」(バッ!)

ルゥ「あっ!ロイ様!!」

(ズブリ!)

ロイ(ズズズ……)「!?……しまった!流砂に……!!」(ボスンッ!)

リリーナ「ロイ!!」

ロイ(ドンッ!)「レイ!みんな先へ行くんだ!!」

レイ「なっ!」

ロイ「早く!ベルンにこれ以上、竜を与えてはならない!!」

リリーナ「……!……わかったわ、先を急ぎましょう!」

ルゥ「リリーナ様!」

リリーナ「ロイ、ナバタへついた後、必ず助けに来るわ!必ず!だから飲み込まれないように頑張って!!私のリボンで心もとないけど…剣を刺して括りつければ少しはもつ筈!」(シュルシュルッ…ヒョイッ!)

ロイ「わかった!」(パシッ)

ゴンザレス「リリーナ、紐あるなら、俺引き上げる。」

チャド「ダメだって!今度はあんたが流砂に沈んじまう!共倒れだ!もっと長え縄持ってきて馬かなんかで引っ張らねえと!」

リリーナ「ロイ、必ず助けに来るわ!だから……だからどうかそれまでもって!!」

ロイ「ああ。みんなのためにも、持ちこたえてみせる!」

レイ「!!おい、まだ客は沢山いるみたいだぞ。」

(キンッキンッ)

リリーナ「……オージェやディークさん達ね!行きましょう!!さっきのスリープといい、魔道士が沢山いるみたいだわ!!」

ゴンザレス「ロイ、頑張れ。リリーナ悲しませるな。」

ルゥ「……わかりました、ロイ様!早く終わらせて戻ってきます!ご武運を!」(ダッ)

ロイ「……ありがとう、リリーナ。わかってくれて……」(ギュッ)

ロイ「……何とか持ちこたえてみせる、とはいったものの……」(ズルッ)

ロイ「ここの流砂……細かい砂のせいか……引きずり込まれる力が強い……!」(ズズズ……)

ロイ「ゴンザレスが思いとどまってくれてよかった……これじゃあ二人とも共倒れだった……」(ズズズ)

ロイ「……リリーナ、折角信じてくれて助けてくれる……約束したのにな……」(……ボスンッ……)

リリーナ「ッ!!」(バッ!)

オージェ「リリーナ様、どうしたんです?」

リリーナ「何でも、ないの。ただ、置いてきたロイが心配で……」

レイ「……よそ見してるヒマがあるなら、目の前の敵をさっさと片付けて先を急いだらどうなんだ?」(ダダッ)

リリーナ「……」

ルゥ「ごめんなさい、リリーナ様。レイああ見えてきっと気にしてるんです。自分のせいでロイ様が流砂に落ちたから……」

キャス「素直じゃないのよねえ~。ったく。ホラ、急がなきゃ迎えにいったらロイがミイラになっちゃうわよ!」

リリーナ「そうね、今はいち早くナバタを解放しなければ。」

ゴンザレス「だいじょぶ、リリーナ。あいつ、強い。きっと生きてる。俺、あいつ信じる。」

リリーナ「ゴンザレス、ありがとう……」

~ナバタ砂漠・地下空洞~

ロイ(……あれ?僕は確か……流砂に飲み込まれて……)

ロイ「!?ここは!?……遺跡、のようだけれど……」

ロイ「不思議だ……なんだか、懐かしいような、悲しいような雰囲気がする……」

ロイ「そういえば、昔父上が話して下さった行軍の話でミスル半島の砂漠の地下に遺跡があったとか何とか聞いたような……ここだったのか……」

ロイ「……とにかく、ここを出てなんとか皆と合流しないと……でも、どうやって?」

ロイ「……真っ暗で何も見えないし……そうだ、そういえば……!あった!!」

ロイ「ドラえもんにもらったこの"探検セット"!確か、この筒で彼らと話せるはず!!」

ロイ「ドラえもん、のび太……!すまない、君達の力を今一度借りる!!」


~のび太宅~

のび太「あれからもう一ヶ月経つのかあ~……ロイ達元気にしてるかな?」

ドラえもん「連絡がないってことは、上手くやってる証拠でしょ?大丈夫だよ。」(ムシャムシャ)

のび太「そういえば、リリーナにどら焼き持って行きそびれちゃってるなあ。」

ドラえもん「のび太くんが夏休みの宿題サボってたのが悪い。」

のび太「ええ~でも、ちゃんと全部やったじゃな~い!」

ドラえもん「まあね、君にしては珍しく。しずかちゃんに随分手伝ってもらったけど。」

のび太「んもう、仕方ないだろ!どうせ僕は一人じゃ何もできませんよーだ!……?」

のび太「ドラえもん、今なんか言った?」

ドラえもん「うううん。何も。」

(ボソ…ボソボソ……)

のび太「!!やっぱり人の声がする!!お、おばけ!?」

ドラえもん「しーっ!引き出しの中からだ!!」

のび太(ガラッ)「あっ!そういえば、ロイに糸なし糸でんわを渡してたんだ!おーい!」

ドラえもん「ロイ?どうしたの?何かあったの?」

ロイ『よかった!二人とも通じた!……はじめ何も反応がなかったから不安だったよ。』

のび太「どうしたの?一体何が?」

ロイ『実は……行軍中に砂漠の流砂に飲まれて、そのまま地下の空洞へ落ちてしまったんだ。このままでは誰とも連絡がとれないし……おまけに道がわからないんだ。』

ドラえもん「それは大変だ!すぐ助けに行こう!」

のび太「うん!!」

のび太「と、いうわけなんだけど……みんなは、どうする?」

しずか「私、もちろん行くわ。困っているなら助けてあげなきゃ。」

ジャイアン「俺は言わずもがな、賛成だ!男に冒険はつきものだもんな!」

スネ夫「えっと……行軍中ってことは……また、敵の軍隊と戦ってるってことだよね?」

ドラえもん「そうみたいだね。あくまでロイは砂漠の地下に閉じ込められちゃってて、僕らはそれを助けるだけにしておこうとは思っているんだけど。」

スネ夫「よそうよ!前にマグマで丸焼きになりかけたとこじゃないか!のび太だって斧で真っ二つになるところだったんだぞ!」

のび太「でも、だからこそ……ロイを助けに行かなくちゃいないんだ!ロイのおかげで、僕は助かったんだから!」

ジャイアン「俺は行くぜ!砂漠だろうが、盗賊だろうが軍隊だろうがかかってこいってんだ!」

しずか「私も!」

ドラえもん「確かロイの話によると、ナバタ砂漠ってところにいるらしい。……惑星エレビアの地図は買っておいたから、これをどこでもドアに読み込ませておいて……」(カチカチ)

ドラえもん「あと、砂嵐が凄いらしいから、みんなこれをつけて!"ぼうじんくっきりゴーグル"~!」\ペカペカペカーン/

ドラえもん「これがあれば、霧の深いところでも、砂埃が凄いところでも、とにかく視界が悪い場所にいても1km先まで綺麗に見える。なくさないようにね。」

のび太「よし、行こう!」

スネ夫「……お、置いてかないでよ~!僕も行く~!」

~エレブ大陸・ナバタ砂漠~

(ビュオオオオオオ……)

のび太「うわっ、すっごい砂嵐!!」

しずか「こんな中をロイ達は進んでいるの!?」

ジャイアン「お~い!ロイや~い!」

スネ夫「こんな砂嵐の中で叫んでも、聞こえないよ!」

ジャイアン「あんだとう!?」

スネ夫「というか、ロイは地下にいるんだろ!?どうやって探すのさ!」

ドラえもん「大丈夫。探検セットには簡単な発信機がついているから。それをたどればいい。」(ピコーンピコーン)

ドラえもん「……!あっちだ!」

???「さっき、砂漠の奥へ人が通っていったよね、マギー?」

???「うん、通ったよローズ。」

ローズ「この砂漠に隠れ里があるっていうのは本当だったみたいだねマギー?」

マギー「そうだねローズ。」

ローズ「でも砂嵐の中で迷子になるのはゴメンだよねマギー。」

マギー「うん、そうなったら帰れなくなるもんねローズ。」

ローズ「じゃあやっぱり隠れ里は諦めるかいマギー?」

マギー「でもそこには見たこともない宝物がいっぱいあるって話を聞いたよローズ。」

ローズ「それは絶対手に入れたいよねマギー。」

マギー「うん、砂漠で旅人の追い剥ぎをするよりずっと儲かるものね。」

ローズ「でも、迷子になるのは嫌だよねマギー。」

マギー「ここを通った人の後をつけていくのはどうだろう、ローズ。」

ローズ「それは名案だ!で、後でそいつらをやっつけちゃえばいいんだよねマギー。」

マギー「そういうことだよローズ。」

ローズ「じゃあ行こうかマギー。」(ニヤリ)

マギー「うん、ローズ。」(ニタリ)

今日はここまで。砂漠マップは自分は賢者リリーナと剣持ちファルコンナイトのティト、ドロシーとサウルの支援Aでドラゴンナイトと山賊をトンボとり&虐殺してクリアしました。
あと勇者オージェさんが大活躍した。

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