A「空き缶を蹴ったら異世界に飛んだんだが」 (13)

それは自分が厨房の頃だった
いつものように何気なく学校に行き何気なく授業を受け
何気なく部活をやってから帰ったあの日
ふとした瞬間に空き缶を蹴ってしまい それがカラン、と乾いた音を発したその時
なんと空間が裂けてこことは全然違う場所が広がっていた
少し気になって覗くと吸い込まれてしまった
……目が覚めると不思議そうに何か生物が横に立っていた
A「なんだお前ら」
???「………」
何語か聞き取れないような言葉で話していたがその内の一人が歩み寄ってきた
???「…あんた どこから来た」
その子はどうやら10代くらいの女子で、猫耳に制服?のようなものにニーソックスを装備している
日本で言う萌えの要素が詰まった可愛らしい子だ…いかんいかん こんな時に何考えてんだ俺
片言なような気もするがこの際気にする暇もない
A「日本だが?」
???「そうか あんたは我々の敵か」
A「そっちが何もしないなら俺も特に何しようとは思わないよ」
???「なら味方か ところでいきなり現れたが あれはなんなんだ」
A「俺も知らないよ…空き缶を蹴ったら空間が裂けたんだ」
???「深くは追及しない だがこの国で何かを企んだら死あるのみだ いいな」
A「お、おう。分かった」
日本のどこかにしては随分と物騒だな…

さっきの美少女…もといかなり若い女性に連れられながら見慣れない世界を歩く
とりあえず今の俺の状況を歩きつつまとめる事にしよう
・空き缶を蹴ったら何故かワープ 日本のどこかか?
・話しかけてきたのは美少女…もといかなり若い女性 片言
・建物は今までに見た事ない形
A「さて、これからどうするか…」
スマホの電波も圏外だしやる事も無いしなあ、と思っていると何やら建造物に案内された
入ってさっそく驚いた
A「マジかよ…」
何故驚いたのか、と聞かれるとそこらにある物が平然と宙に浮いているからだ
これは夢か?夢なのか?早く元の場所に帰りたい…

何の空き缶?コーラ?

>>3
簡潔に三行で話をまとめる
空き缶蹴って異世界に飛ぶ
住民となんかする
突然帰る

終わり

俺「何だって」

兵士「お前を確保する 従わないなら撃ち殺す」

俺「嫌だよ 捕まりたくもないし撃ち殺されたくもない」スタスタ

兵士「こら 待て」ズドン

俺「撃ったなお前…」ドサッ

兵士「確保」

俺「覚えてろ 必ず殺してやる」


俺「(ん なんだこれは 夢なのか…)」

?「力が欲しいか」

俺「何の話だ お前は誰なんだ」

?「力が欲しいか欲しくないか 言え」

俺「ふざけた兵士共を皆殺しに出来る力が欲しい」

?「そうか なら与えよう」

俺「…牢屋か 俺は捕まったんだっけな」

見張り「起きたか 朝食だぞ 食え」

俺「……」

見張り「どうした 食わないのか」

俺「…ここから出るか」バキッ

見張り「止まれ 止まらないと撃つぞ」

俺「撃ってみろよ 撃てるものならな」


見張り「こちら牢獄 受刑者が脱獄した 至急確保しろ」


俺「……」スタスタ

兵士達「止まれ 両手を頭に当てて組め」

俺「すると思うのか」ドン

兵士達「 」バタリ

俺「…凄いな 拳を振った衝撃波だけで兵士共が気絶した」

その後俺は警官達に辺りを囲まれた


警官「お前は包囲されている 諦めて投降しろ」

俺「嫌だね」シュッ
その瞬間警官の首から上は消し飛び 鮮血が噴水のように周りを赤く染めた

俺「あー…血で汚れたじゃねえか どうしてくれるんだよ お前ら」
数分後 街は血液と死体が転がる悲惨な光景に変わった

特にする事も無く俺は自宅へと向かった
道行く人々が赤く染まっている俺を見て驚いていて声もかけられたが 平然と返答してその場から離れた

家に帰るとまずは手を洗った それから風呂に向かい付いた返り血を洗い流していた

気が付くととっくに血は流れたのに肌が腫れるくらいこすっていた そういえば撃たれた時の傷はどうしたんだろう

そう思って撃たれたはずの自分の肩を見ると 傷口どころか傷跡すらなかった

警察に追われ兵隊にも追われる度に俺は辺りを真っ赤にしながら暫くの間暮らした

ただあまりに奴らに張り合いがない 段々と生きていてもつまらないと思い始めた

この間にも警官達は俺に容赦なく発砲しているがまるで効いてないようである

俺「…こんな世界はうんざりだ」

そう言い方残して自らの手で自らの頭を貫いて絶命した

>>8しね

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