ケイ「ダージリン、来たわよ!」【ガルパン】 (45)

ダージリン「あんまり大きな声を出さないでくださる?」

ケイ「なによー、せっかく来たんだからもっと喜んでくれてもイイんじゃない?」

ダージリン「暇さえあれば来ているでしょうに」

ケイ「まーねー。あっ、ペコちゃんペコちゃん、コーラプリーズ!」

ダージリン「ありませんわよ」

ケイ「あっそう?じゃあお茶!」

ダージリン「出して差し上げなさい、ペコ」

オレンジペコ「はい」


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オレンジペコ「お茶です。今日はアッサムの良い茶葉が手に入ったので」

ダージリン「まあ」

ケイ「紅茶なんて久しぶりー」

ダージリン「サンダースはコーヒーが多いものね」

ケイ「ダージリンは飲まないの? コーヒー」

ダージリン「あんな泥水みたいなもの、飲めませんわ」

ケイ「あっそう?それはグロリアーナのコーヒーが不味すぎるだけよ」

ダージリン「サンダースのは違うのかしら?」


ケイ「ズァッツレイッ! うちのコーヒーは他とは違うんだから。今度来なさいよ、たっぷりごちそうするから」

ダージリン「たっぷりは要りませんわ。夜も眠れなくなりそう」

ケイ「上喜撰、たった四杯で夜も眠れずって?」

ダージリン「よくご存知だこと」

ケイ「なによぅ、小馬鹿にシてくれちゃうわね」

ダージリン「何か小粋なアメリカンジョークでも飛んで来るかと思ったのよ」

ケイ「んー、コーヒー……コーヒー……コーヒー豆って、どうやって使うか知ってる?」

ダージリン「はい?」

ケイ「こー挽ーてんねん。なんちゃって」

ダージリン「っっっっ……!コーヒーとこう挽いてん……っっ……!」

ケイ「あはははは!やったダージリンのツボに入った!」

ダージリン「コーヒーてんねんって……くっ……っっ」


ダージリン「ああ、笑わせていただきましたわ」

ケイ「それは良かった…それでさ、ダーリン」

ダージリン「中途半端に略さないで頂けます?」

ケイ「じゃあ、リン」

ダージリン「却下」

ケイ「ジリン」

ダージリン「自転車のベルみたいですわね」

ケイ「もう、何なら良いのよ」

ダージリン「ダージリンで」

ケイ「もう、つれないわねぇ」

ダージリン「それで、なんですの」


ダージリン「大体アナタ、学園艦の方は放り出しておいて良いんですの?」

ケイ「んー、たまにはいいじゃない?」

ダージリン「まあ、あなたが良ければそれで良いんですけれど。私は困りませんわ」

ケイ「えーとナンダッケ、それでさ、ダージリン」

ダージリン「何ですか」

ケイ「あなた、好きな人とか居ないの?」

ダージリン「ここがどこだかご存知?」

ケイ「紅茶とブリティッシュサイドの聖グロリアーナ女学院」

ダージリン「はっ倒しますわよ」

ケイ「HAHAHA!」


ダージリン「私はペコもアッサム達のことが大好きですわ」

ケイ「LikeじゃなくてLoveな方」

ダージリン「はい?」

ケイ「女の園じゃそれも無いのかーと思って」

ダージリン「面白く無いかしら?」

ケイ「でも、最近じゃ女の同士も良いらしいって聞いたよ?」

ダージリン「っ?!」ゲホッゲホッ


ケイ「えっ、まさかダージリン、そっちの方だった?」

ダージリン「これだからサンダースは……」

ケイ「大丈夫よダージリン。人の恋路を邪魔する奴は、戦車の履帯でぶっつぶせって言うじゃない。あれっ、17ポンド砲でぶっ飛ばすんだっけ?」

ダージリン「それを言うなら、人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえですわ」

ケイ「あれ?私が聞いてるのと違う」

ダージリン「いろいろあるんですのよ。人の恋路を邪魔する奴は、窓の月さえ憎らしい、とか」

ケイ「へー」

ダージリン「都々逸っていうんですの。ケイも調べてみては?」

ケイ「OKOK」

ケイ「本題を忘れてたわ」

ダージリン「用事があったんなら先に言って頂けます?」

ケイ「まあまあ。今度の練習試合なんだけど」

ダージリン「ああ。そういえばそろそろそんな時期でしたわね」

ケイ「ミホも呼ばない?」

ダージリン「みほさんを?」

ケイ「イエース」


ダージリン「チームはどうしますの?」

ケイ「そりゃあ、グロリアーナVS大洗・サンダース連合軍で」

ダージリン「グロリアーナ・大洗連合軍VSサンダースでなくて?」

ケイ「む、ミホは譲れないわね」

ダージリン「私も、普段いつも対戦相手になっているのですから、たまには味方同士で戦いたいものですわ」

ケイ「この前の大学選抜との試合では副隊長してたじゃなーい。それに、ミホの戦い方なら、うちみたいに柔軟に動ける編成のとこが一番よ」

ダージリン「大洗の車両は防御力に難がある車両も多いですわ。その点グロリアーナであれば問題ありませんことよ」


ケイ「……」

ダージリン「……」

ペコ「あの、お話中に申し訳ないのですが、その日は確か大洗女子学園はマジノ女学院との練習試合のため、山梨にいる筈ですが……」

ケイ「あら」

ダージリン「それは残念」

ケイ「乗り込みましょうよ、山梨。うちのギャラクシー出すし」

ダージリン「あら、それも面白いですわね。では私達も」

オレンジペコ「んんっ!」

ダージリン「冗談よペコ」

ケイ「そうよペコちゃん」


ケイ「私達が大洗に行くのは許されると思うの」

ダージリン「何故そうなるのかしら」

ケイ「ほら、うちのギャラクシーなら戦車の3両ずつくらい行けそう」

ダージリン「試合じゃなくて観光じゃ駄目ですの?」

ケイ「……それもそうね!じゃあダージリン付き合ってよ」

ダージリン「私が? 17ポンド砲さんとか地獄耳さんがいるでしょうに」

ケイ「んーもー、付き合い悪いわよぉ」

ダージリン「……はぁ、しょうがありませんね。今度のお休みで一度行ってみますか」

ケイ「やったー!」

大洗女子学園艦

ケイ「へー、そういえばまともに来るのは久しぶりね、ここ」

ダージリン「のどかですわねえ、サンダースとはだいぶ違うでしょう」

ケイ「うちの酪農地区もこんな感じかもね」

ダージリン「あなたのところは広いものね……さすが大洗女子の学園艦。土産物店にもあんこうグッズですか」


ケイ「あっ!ねえねえこのあんこう柄のキャミソールベリークール!買っていきましょうよ」

ダージリン「ハイハイ、お土産は最後で良いでしょう」

ケイ「あーっ!ねえねえこれすごいよ!あんこうミルクだって。どんな味がするのかしら」

ダージリン「まだお茶には早いですわ」

ケイ「せっかくのデートなんだからさー、もっとエンジョイしようよー」

ダージリン「はぁ、アナタと出かけるとどっと疲れますわ」

ケイ「そんな事言っちゃってさぁー、このこの」

ダージリン「はぁ……ん、あれは」

ケイ「あー、アンツィオの!おー」

ダージリン「こっちですわ!」

ケイ「あわわわ!」

アンチョビ「いまなにか聞こえなかったか?」

ペパロニ「気のせいじゃないっすか?」

カルパッチョ「なんだかサンダース校のケイ隊長の声だった気がしましたが」

アンチョビ「まあ良い。今日我々がここに来た目的を忘れるな」

ペパロニ「なんで来たんでしたっけ?」

アンチョビ「だーかーらー!!再来月の練習試合の前の偵察だろうが!」

カルパッチョ「どう見ても観光ですけどね」


ダージリン「……」

ケイ「はぁ、はぁ……な、なんで逃げたの?」

ダージリン「べ、別に意味はありませんわ」

ケイ「ふーん、ま、いっかー」

ダージリン「……気づいたら大洗女子学園の前ですわ」

ケイ「今更だけどさー。私達、こんな小さい学校に負けたんだねー」

ダージリン「あら、私はまだ負けてませんわ」


ケイ「あ、そういえばそうだった。なんか必勝法とか無いの?」

ダージリン「それは門外不出ですもの。簡単には教えられませんわ」

ケイ「えー、ケチー」

ダージリン「ケチで結構」

ケイ「ジョンブルー!英国面!」

ダージリン「褒め言葉と受け取っておきますわ」


みほ「あのー……」

ケイ「あ」

ダージリン「……コホン……イギリスのこんな諺を知っている?茶柱がたつと、ステキな訪問者が現れる」

みほ「自分で言うんですね……」

大洗女子学園生徒会長室

ケイ「やあやあアンジー」

杏「やあやあケイ。ダージリンもようこそ」

ダージリン「土曜日も練習ですの?感心ですわね」

みほ「来週のマジノ女学院との練習試合に備えてです」

ケイ「抜かりないわねー」

ダージリン「満足しない事は、スキルを上げる一番のテクニックだ。とも言いますものね。優勝校とはいえ手は抜けないでしょうし」

みほ「はい。マジノ女学院とは何度か練習試合をしていますが、いつも初めて戦う気持ちです」

ダージリン「私も久しぶりに、マジノ女学院との練習試合を申し込んでみようかしら」

杏「うちと組もうよー」


ダージリン「それもいいですわね。中立高校もそろそろ高校戦車道連盟加入ということも聞いていますし、そちらも気になるところですが」

みほ「来年の大会には出てくるかもしれませんね」

ケイ「あー、でも、私たちは全国大会で会うこともないんだろうなぁ、ちょっと残念」

杏「そうだねぇ」

ダージリン「今度はうちのルクリリやペコ、ローズヒップが御相手しますわ」

ケイ「うちもアリサやナオミがいるからね、負けてられないわ!」

みほ「はい!よろしくお願いします!」

ケイ「またうちも練習試合申し込むからね!」


ダージリン「うちが先ですわ」

杏「まとめてきてもらってもいいよ?」

みほ「や、やめてください会長」

桃「西住、そろそろ午後の訓練の開始時間だぞ」

みほ「あ、はい。今行きます!」

ダージリン「今度はゆっくりお茶でも飲みにきますわ。こちらにもいらっしゃることがあれば、美味しいお紅茶をごちそうしますわ」

ケイ「うちも大歓迎よ!皆で来てね」

杏「ほいほーい!そんときはよろしくねー」

みほ「また来てくださいね」


ダージリン「さて……そういえばお昼を食べていませんね」

ケイ「大洗女子学園艦の美味しいご飯といえば!」

ダージリン「言えば?」

ケイ「何が美味しいの?」

ダージリン「……はぁ、調べてないんですの?」

ケイ「じゃあダージリンは調べたの?」

ダージリン「……大通りに出てみますか。発見の最大の障害は無知ではない。知っていると勘違いすることであるともいうわ」

ケイ「ガイドとかインターネットの情報だけに頼らず、自分の足で探さなくっちゃね!」


??『隊長!あそこに定食御飯大盛り無料という店が!』

??『でかしたぞ玉田!大洗に来て初の昼食だ!総員突撃!』

??『あひる殿、これは』

??『ここ、量が多いんだけど……まあ良いか!いざと為ったらダブルアタックだよ!福ちゃん!バレー部ファイトー!』


ケイ「……なんか今聞こえなかった?」

ダージリン「気のせいですわ」

ケイ「……んー、ここにしましょう!」

ダージリン「……なんですの、ここ」

ケイ「とんかつレストラン、クック・ファンですって。入ってみましょうよ」

ダージリン「とんかつ、ねぇ」

ケイ「とんかつ食べて敵に勝つ!自分に勝つ!なんてね」

「お、お嬢ちゃんよくわかってるねぇ。いらっしゃい」

ケイ「2名で!」

「お好きなところへどうぞ」

ダージリン「胃に来そうですわねぇ」

ケイ「おばさんくさいわよダージリン。大体グロリアーナもフィッシュ・アンド・チップスとか食べ放題なんでしょ?」

ダージリン「サンダースの食堂と一緒にしないでいただけます?」

ケイ「すいませーん!このとんかつ定食2つー!」

ダージリン「あ、勝手に」

ケイ「だってさっきからずっとそれ見てたよ?」

ダージリン「……ま、まあそうなんですけれど」


「はいおまちどーさまー」

ケイ「ワオ。ボリューム満点ね」

ダージリン「これはまた……」

ケイ「いっただっきまーす!……んー衣サックサクよダージリン!ほらほら!肉汁すごい!」

ダージリン「私にも同じものあるから分かってますわ……あら、美味しい」

ケイ「でしょー!」

ダージリン「あなた、ここに来たこと有るんですの?」

ケイ「ない!」

ダージリン「まったくもう」


ケイ「美味しかったわー!また来たいくらい」

ダージリン「……っ……流石に食べ過ぎましたわ」

ケイ「大丈夫?きつい?ちょっとそこの椅子で休む?」

ダージリン「そうですわね」

ケイ「先に座ってて!」

ダージリン「え?」

ケイ「はい、水買ってきた」

ダージリン「どうも」

ケイ「……のどかねー」

ダージリン「廃校寸前だったのがわかりますわ」

ケイ「んー、でも、こういう学園艦が有るのもいいと思うんだけどなー。自主独立って言う点で見たら、ここの学園艦は凄いよ?」

ダージリン「まあ、それもそうですわね。うちはOB会が運営に大分噛んでますし」

ケイ「そうねぇ。なんだっけ聖グロOB会の名前。チェンバレン会、ヴァレンタイン会、キャバリエ会だっけ」

ダージリン「チャーチル、マチルダ、クルセイダーですわ」

ケイ「ああ、それそれ」


ダージリン「あなたはいつもそうですわ。なんでも大雑把で」

ケイ「細かいことは他の人がやってくれるもの。私の仕事は隊長として、皆を引っ張ることだし」

ダージリン「戦車道はそれでも良いでしょうけど」

ケイ「そうだねー……しっかりしないとねー」

ダージリン「大学に上がった後はどうしますの?」

ケイ「んー。せっかくなら戦車道続けるかもねー。もしアリサやナオミが上がってきた時、またチームが組めたら面白そうだし」

ダージリン「なるほど」

ケイ「ダージリンは?やらないの、戦車道」


ダージリン「そうですわねぇ……やるんでしょうね、多分」

ケイ「あれ?乗り気じゃない?」

ダージリン「そんなことはありませんわ。ただ……」

ケイ「ただ?」

ダージリン「……不安、ですわね」

ケイ「不安?」

ダージリン「聖グロリアーナ以外で通用するのか……ってことかしら」


ケイ「心配ないわよ。だって、ダージリンだもの」

ダージリン「それはどういう意味?」

ケイ「なんていうのかしらね、ダージリンみたいな人なら、どこに行ってもマイペースでやれそう」

ダージリン「そうかしら?」

ケイ「うん!」

ダージリン「……ふふっ。アナタの顔を見ていたら、なんだかそんな気がしてきましたわ」

ケイ「でしょでしょ?」


ダージリン「自分がもし、戦車道が続けられるのなら、また続けていきたいですわ……みほさんや、カチューシャや、他の方々とも、またいつか戦ってみたいとも思ってますし」

ケイ「ひょっとしたら、チームメイトになってたりして?」

ダージリン「それも面白そうですわ」

ケイ「あ、でもダージリンが格言とか言ってる横で砲手やるのはやだなー」

ダージリン「あら、何故?」

ケイ「集中できないじゃない」

ダージリン「まあ、ひどい」


ケイ「通信手もねー。他の車輌にうるさいって言われるかも」

ダージリン「私、そんなに格言やら名言を言っているわけではなくってよ」

ケイ「そうなの?」

ダージリン「……ケイ、あなた私の事なんだと思ってますの?」

ケイ「んー、そうねー。一緒に戦車道やってきた、大好きな人?」

ダージリン「へ?!」



ケイ「だって、私皆のこと大好きなんだもん!アリサやナオミもそうだし、ミホやチハタンのキヌヨもアンツィオのチョビーも、プラウダのカチューシャ、黒森峰のマホ、それにもちろんダージリンも!」

ダージリン「そ、そんな大きな声で、よくもまあ、恥ずかしげもなく」

ケイ「だってホントのことなんだもん」

ダージリン「そ、それはそれで構いませんが、外でそんな」


カチューシャ「あら?グロリアーナとサンダースの……随分と、お熱いわねぇ」

ノンナ「シベリアの永久凍土も溶けそうです」

カチューシャ「駄目よノンナ。お二人の邪魔をしちゃあ。ここは二人だけにしておいてあげましょう。じゃあねぇ、ピロシキ~」

ノンナ「До свидания」


ケイ「あら~?皆よく来てるわねぇ、大洗」

ダージリン「な、なんだか勘違いをされているようですけれど?!」

ケイ「え?何が?」

ダージリン「んもう、良いですわ!」

ケイ「???」


ダージリン「そろそろ帰りますわよ」

ケイ「えー、もうちょっと遊んでいこうよー」

ダージリン「明日からまた学校ですわよ」

ケイ「はぁ、休みが終わるのは早いわねぇ」

ダージリン「お土産を買っていかないと」

ケイ「そうそう、何にしようかな~」



ダージリン「で、結局それですの?」

ケイ「うん!このあんこうマーク、最高にクールよ……ダージリンは何買ったの?」

ダージリン「角谷さんがね、お茶に合うと言ってたから」

ケイ「へー、ほしいも」

ダージリン「あとは、この銘菓大洗まんじゅうとあんこう焼きを」

ケイ「お菓子ばっかりね。太るわよ?」

ダージリン「サンダースに言われたくありませんわ」

ケイ「えー、大丈夫だよー、ちゃんとその分運動で消費するし。それよりダージリンみたいにお茶とお菓子ばっかりの方が心配だよ。ほら、ちょっとお腹触らせてご覧」

ダージリン「それには及びませんわ」



『サンダース大附属高校学園艦ゆきの飛行艇、現在搭乗案内をしております。お乗りの方は――』

『聖グロリアーナ女学院学園艦連絡便をご利用の方にお知らせいたします。まもなく最終便が――』

ケイ「今日は楽しかったわ。ダージリン」

ダージリン「……私も、とても楽しい一日になりましたわ。今度は私がそちらに行こうかしら」

ケイ「うん!盛大に歓迎するから!」

ダージリン「ふふっ……それじゃあ、ごきげんよう」

ケイ「グッバイ!」


数日後

ケイ「ダージリン!来たわよ!」

ダージリン「何しに来ましたの?」

ケイ「コーヒーを淹れに来たの!うちのアメリカンコーヒーをごちそうしてあげるわ!」

ダージリン「わざわざそのために?」

ケイ「YES!」


ダージリン「……まったく、しょうがありませんわね。キッチンは綺麗にお使いになって」

ケイ「はいはーい!」

ダージリン「まったく……疲れる人ですわね」

オレンジペコ「ダージリン様、ごきげんですね」

ダージリン「そんな事ないわ。ペコ、お茶菓子の用意を」

オレンジペコ「はいっ」


ダージリン「人生から友情を除かば、世界から太陽を除くにひとし……か」

ケイ「なんか言った?」

ダージリン「なんでもありませんわ」



おわり

ケイダジは無限の可能性を秘めてると思う。

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