女「ち○こじゃなくてま○こが生えた」 (38)

女「解せぬ」

幼馴染「ツッコミどころが多すぎて私の方が理解できないわよ」

女「ま○こだけに?」

幼馴染「……よくこんな状況でそんな事言えるわね。それにそもそもなんで私を呼んだわけ?」

幼馴染「そこは一番に両親に知らせなさいよ」

女「いや、だって困った時に一番頼りになるのは幼馴染だしさ」

幼馴染「……」

女「……あ、照れた?」

幼馴染「……照れてない」プイッ

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女「そもそもここはち○こが生えるのがセオリーってもんでしょ」

幼馴染「いや、知らないわよ」

女「ち○こなら女の子とあーんな事やこーんな事が出来るし、男の気持ちってやつもちょっとは理解できる」

幼馴染「……あのねえ……」ハァ

女「でも!」ダン

女「ま○こが生えたって用途が被るだけだし精々『なんと奇遇な!』ごっこしかできないよ!」ダンダン

幼馴染「……私にも意味が分かるように話してくれないかしら」ジトッ

女「二穴責めでも嫌なのに三穴責めなんてもっと嫌だよ!」ジタバタ

幼馴染「……というか、さっきから性器の名前を連呼しているけれど恥ずかしくないの?」

女「お。幼馴染にしてはツッコミが遅かったね」

幼馴染「いつも通りに振る舞えてる女の方がおかしいのよ」

幼馴染「……それで、話を元に戻すけどあなただって一応女の子でしょう?」ジトー

女「ま○こが二つもあるのにはたして女の子と呼べるのでしょうか」

幼馴染「さっきあなたが言った男性器が生える方がよっぽど女の子と呼ぶのに躊躇うと思うのだけれど……」

幼馴染「というかこんな時によく平常心を保っていられるわね」ハァ

女「尊敬してくれてもいいんだよ?」エッヘン

幼馴染「……」

女「……酷い! ぶつなんて! キューちゃんにもぶたれた事ないのに!」グスン

幼馴染「うちの九官鳥がどうやってあなたをぶつって言うのよ」

女「翼でイケるイケる」グッ

幼馴染「返答は求めてないわ」ハァ

幼馴染「……それで、確認の為、もう一度説明してもらえる?」

女「ま○こが生えた時の事?」

幼馴染「そもそも生えるであってるのかわからな……いや、いいわ。話してちょうだい」ハァ

女「オッケー。朝起きたら体が妙な感じがしてね。鏡で見たらま○こが生えてた」

幼馴染「……本当に、女性器だったの?」

女「え、疑っちゃう?」

幼馴染「いや、女を疑うつもりはないのだけれど……」

幼馴染「……でも、女。私に何か隠し事をしてるわよね」

女「え」ピタッ

女「いや、そんな、まさかー。あたしが我が愛する幼馴染に隠し事をするわけないじゃないかー」アッハッハ

幼馴染「目が泳いでる……というか溺れかけてるわよ」

女「その、勘弁してよ。ま○こが生えた事には関係ないんだし、さ」ヒヤヒヤ

幼馴染「……白状しなさい。関係ないかどうかはこっちで判断するわ」

女「……逃げるが勝ち!」ダッ

幼馴染「足遅いのに勝てるわけないでしょ。ほら、大人しくしなさい」ガシッ

女「いーやーだー」ジタバタ

幼馴染「大人しくするのが嫌だからって子供っぽくする必要はないでしょ……」ハァ

幼馴染「で、朝起きて何してたらそうなった訳?」

女「ナニしてたんだよ」

幼馴染「? 分かる言葉で説明して」

女「この純情娘め。オナ○ーだよオ○ニー! 悪いか!」ムスッ

幼馴染「……」

女「……幻滅した?」

幼馴染「いえ、ただ、その……一般的に女の子って下ネタとかを嫌うものだと思ってたけど……」

女「どうしたの? 急に歌いだしたりなんかして」

幼馴染「……怒るわよ、流石に」ハァ

幼馴染「でも、その……自慰で女性器が生えるなんて本当に何してたのよ」

女「ナニだよ」

幼馴染「……真面目に答えてくれないかしら」ハァ

女「いや、本当に日課のオナ○ーしようとしたらいつもと違う感触に気づいて、それで鏡見たら生えてたんだよ」

幼馴染「日課って、あなた……」

女「……あ」

幼馴染「……うちのキューちゃん貸してあげるから、あなたのところのポチと一緒に岡山に桃太郎でも探しに行ったら?」

女「キューちゃん雉じゃないし、そもそも退治する鬼がいないよ!」

幼馴染「そこは猿を否定しなさいよ……」ハァ

幼馴染「それで、どうするの? 流石に女性器が生えた時の対処法なんて知らないわよ」

女「あたしも知らないよ」

幼馴染「知ってたら驚きよ。……とりあえず、ここは無難に病院かしら」

女「え」

女「嫌だよ! そんな、改造人間にされるなんて……!」ウルウル

女「今のあたしが改造人間みたいなものだけど!」ダン

幼馴染「……あなた、病院を何だと思ってるのよ」

幼馴染「とりあえず、状態を探る為にも一度見ておいた方がいいんじゃないかしら」

女「え」

幼馴染「あなたの勘違いで実は女性器じゃなかった、なんて事もあり得るもの」

幼馴染「それにどちらにしろあなたの体に何らかの異変が起こってる事は間違いないのだから」

幼馴染「病気なら、最悪の場合死の可能性も……」ブツブツ

女「」

幼馴染「とりあえず、一度見「ダメ!」

幼馴染「え」

女「……」ウルウル

幼馴染「……なんでよ」

女「ダメ、絶対!」ダン

幼馴染「……そんな、私が危ない薬に手を出すような言い方しないでちょうだい」

幼馴染「……」

女「……」

幼馴染「……でも、誰かに見せないとなんとも言えないわよ?」

女「なら親とか医者とかに見せる」

幼馴染「さっきまであんなに病院嫌がってたじゃない……」ハァ

女「……だって、幼馴染には見せたくない」

幼馴染「何よ、それ……」

女「というか幼馴染以外なら通りすがりの人でも犯罪者でも誰でもいい……っ!」ダン

幼馴染「……流石に傷つくわよ、私」

幼馴染「一緒にお風呂に入った仲じゃない」

女「それは小さい頃の話だよ」

幼馴染「いや、修学旅行の大浴場でも一緒に入ったでしょ」

女「……とにかく、死んでも幼馴染にだけは絶対に見せたくない」

幼馴染「……」

幼馴染「……ねえ、女」

女「……何」ウルウル

幼馴染「……嫌いなら、言ってくれればよかったじゃない」ポツリ

女「……え?」

幼馴染「私、女は私の事嫌いじゃないと思ってた。なんだかんだ言いつつ、いつも、頼ってくれるから……」

女「幼馴染……?」

幼馴染「そんなに、そんなに私の事が嫌いなら! 私から離れればよかったじゃない……!」ウルウル

幼馴染「私の事が嫌いだって、直接言ってくれればよかったじゃない!」ダン

女「ち、ちがっ! 嫌いとかじゃなくて!」

女「あたしは、ただ、好きな人にだけは絶対に見られたくなかっただけで……!」

幼馴染「……好きな人……?」

女「え……あ」

幼馴染「……」

女「……」

幼馴染「……今の、本当なの……?」

女「……ほんと、だよ……」カァ

幼馴染「……」

女「女の子同士なのに、とか言わないの……?」

幼馴染「……そういうの、一昔前なんじゃない? 私は別にキリスト教徒でもないし」

幼馴染「それに、私も……その、女の事、好き、だし……」カァ

女「」

女「……ありがとう! 神様仏様イエス様!」グッ

幼馴染「……あなたって、本当に怖いもの知らずなのね」ハァ

幼馴染「……でも、流石に今の告白は酷いんじゃないかしら。ムードなんて欠片どころか原子すらなかったわよ」

女「そ、それは……きゅ、九官鳥にキューちゃんってつける幼馴染よりはマシだよ!」

幼馴染「な、何よそれ……! 今はそんなこと関係ないでしょ!」

幼馴染「そもそもあなたのところだって犬にポチってつけてるじゃない!」

女「それつけたのあたしじゃなくて親父だから!」ダン

幼馴染「……」

女「……」

幼馴染「……なんだか言い争ってるのが馬鹿らしく思えてきたわ」フフッ

女「……そうだね」アハハ

幼馴染「それで、とりあえず病院だけど……」

女「……あ」

幼馴染「……あなた、今本気で忘れてたわね……」

女「い、いや、ほら。今雰囲気的にこのままキスの一つや二つでもするかなーって」アハハ

幼馴染「……そうね。そのまま服を脱がせて確認しておけばよかったわね」

女「酷いよ幼馴染ー。いつもの事だけどさ。でも、ま○こが生えたなんて何科に行けばいいの?」

幼馴染「そうね……」

女「やっぱり共立美容外科?」バシッ

女「ぁんっ」

幼馴染「」

女「」

幼馴染「……」

女「……」

幼馴染「今、私、肩を叩いたわよね?」

女「……うん」

幼馴染「……」

女「……」

幼馴染「……肩、見せなさい」

女「だ、ダメ」

幼馴染「ダメって……どうせ将来的には互いにそういうものも見る関係になるのよ?」

女「だ、だからってそんな、肩からま○こが生えてる光景なんて見せられないよ!」

幼馴染「……問答無用」バッ

女「ちょっ、やめ、幼馴染さんのエッチ!」バタバタ

幼馴染「そんな風に言っても駄目だから……」ハァ

幼馴染「……まさか、本当に増えてるなんて……」

女「……もうお嫁に行けない……」ウッウッ

幼馴染「心配しなくても私が貰ってあげるから」

女「……!」パァ

幼馴染「……あなたって本当に単純ね」ハァ

女「ねえ、幼馴染。アメリカにする? フランスにする? それともカ・ナ・ダ?」

幼馴染「真剣な話をそんな軽いノリで言わないでよ。先に言ったのは私だけど……」

女「あたしとしてはイギリスとかベルギーあたりがおススメだよ」

幼馴染「恋人になった直後にする話じゃないでしょ……」ハァ

幼馴染「……それで、さっき私が叩いた時にはなかったわよね」

女「うん……」

幼馴染「……どうなの? 増える瞬間とか、分からなかった?」

女「いや、何も……」

幼馴染「……」

女「……」

幼馴染「……まさか、これ以上増えてるとかないわよね?」

女「ま、まさか、そんな……」

女「さ、流石にま○こが二つ並んでる光景は見せられないからね……!」

幼馴染「……そんな増え方してたの……」ハァ

女「調べてみたけどこれ以上は生えてないみたいだね……」

幼馴染「ええ、ひとまず安心……」

女「……どうしたの? できちゃった? あたしの子供が?」

幼馴染「あのねえ……。いや、まさか、髪に隠れて増殖したりしてないかと思って……」

女「女房だけに?」

幼馴染「……真面目な話をしているつもりなのだけど」ハァ

女「菖蒲が苦手になっても特に困ることはないけど、よもぎ餅食べられなくなるのは嫌だなあ……」

幼馴染「……こんな状況でよくふざけていられるわよね」

幼馴染「頭にもなかったみたいでよかったわ」ホッ

女「せめて頭からおにぎりを食べるのは無理でも幼馴染の指くらい食べられれば面白かったのに」

幼馴染「……なんで脳味噌は増えてくれなかったのかしら」ハァ

幼馴染「とりあえず、これ以上増えない内に病院に行くわよ」

女「共立美容外科? 流石に整形してま○こ消しちゃうとか嫌だよ。四穴責めの方が嫌だけど」

幼馴染「……あなたは精神科にも行った方がいいわね」

女「もう、相変わらずキツイよ」アハハ

女「……でも、やっぱり嫌だよ。 病院なんて!」ダン

幼馴染「行かなきゃ増えるわよ。多分」

女「うっ……」

幼馴染「ほら、どうするの? 早く決めなさい」

女「……たら……」ボソ

幼馴染「……? 何?」

女「……キス、してくれたら。……行く」カァ

幼馴染「……女……」ドキ

女「……あ。ま○こにキスとかやめてよ! 本気で!」ダン

幼馴染「……あなたねえ……」ハァ

幼馴染「……本当に、行くのね?」

女「……うん」コク

幼馴染「……目、瞑って」

女「う、うん……」ギュッ

幼馴染「……」ドキドキ

幼馴染(黙ってると可愛いのよね、女は……喋ってても可愛いけど)ドキドキ

幼馴染「……」ソッ

女「……ぁっ……!」ビクッ

幼馴染「ご、ごめんなさい。つい、肩に手を……」

女「ちょっと! 幼馴染!」ダンダン

幼馴染「……こ、今度こそ……目を瞑って」

女「……今度は、ちゃんとしてよ」ギュッ

幼馴染「……」ドキドキ

女「……」ドキドキ

幼馴染「……」チュッ

女「……」パチッ

幼馴染「……これで、いいでしょ?」

女「……なんでここでほっぺなの!? 幼馴染の意気地なし! ヘタレ! 弱虫! お前の飼い鳥キューちゃん!」ダンダン

幼馴染「そんなお前のかーちゃんでべそ、みたいな感じで言われても……」

女「ファーストキスだったのに! あたしの覚悟を返してよ!」

幼馴染「いや、私だってファーストキスなんだけど……」

幼馴染「ちゃんと病院から帰ってきたらしてあげるから」

女「約束だよ!? ほっぺじゃ納得しないからね! 肩の口とか言ってま○こは論外だよ!」ダン

幼馴染「あのねえ……もうちょっと女らしくしたらどうなの? 本当に」

女「つまりもっとま○こを増やせばいいと?」

幼馴染「どう解釈したらそうなるのよ……」ハァ

女「……あ。増やすって言っても流石に顔面ま○こは嫌だよ!」

幼馴染「やっぱり先に精神科に連れて行った方がいいかしら……」

おわり

ネタもなくなったので終わり
支援してくれた人はありがとう

女「……とりあえず、病院に行くのに着替えるから。一度出て行って」

幼馴染「分かったわ」クルッ

女「……ちょっと待って」ガシッ

幼馴染「……何?」

女「……絶対、だよ? ぜったい、キス、してよ?」

幼馴染「……ええ。ちゃんと約束は守るわ」ドキドキ

女「絶対だからね!」ベシベシ

幼馴染「ぁあっ……!」ビクッ

女「」

幼馴染「」

女「……」

幼馴染「……」

女「……今、あたし、脇腹叩いたんだよね……?」

幼馴染「ええ……。デジャビュを感じるわ……」ハァ

女「……確認、するから」

幼馴染「え……! じ、自分でできるわよ!」

女「あたしのは見たくせに! よいではないかよいではないか!」バッ

幼馴染「ちょ、ちょっと待って! 心の準備が……!」

女「……生えてた……」

幼馴染「……何よ、何なのよ。なんで増えてるのよ……」ブツブツ

女「大丈夫、幼馴染が顔面ま○こになってもあたしがお嫁に貰ってあげるからね」ポンポン

幼馴染「……速度的には私がそうなる前にあなたがなってると思うのだけれど……」

幼馴染「……ちょっと待って」

女「ん? どうしたの? 増えちゃった? あたしへの愛が?」

幼馴染「それは昔から増える一方……ってその話じゃないわよ」

幼馴染「私が増殖したって事は、その、感染するって事よね……?」

女「……あ」

幼馴染「……空気感染か、それとも接触感染か……血液感染ではなさそうね」

幼馴染「出来れば何も分かっていない状態で動かない方がいいのだろうけど……」

女「え、じゃあ病院行かなくていいの!? やったー!」

幼馴染「無闇に動く訳にはいかないってだけよ。でも……」

幼馴染「電話口で女性器が増殖したなんて言って、信じてもらえるのかしら……」ブツブツ

女「このままだとみんな顔面ま○こや顔面ち○こに……!? 嫌だよ、そんなの!」ダン

幼馴染「……本当に残念な発想しかできないのね、あなたは」ハァ

おまけ終わり

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